JPH0543412Y2 - - Google Patents

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JPH0543412Y2
JPH0543412Y2 JP2388086U JP2388086U JPH0543412Y2 JP H0543412 Y2 JPH0543412 Y2 JP H0543412Y2 JP 2388086 U JP2388086 U JP 2388086U JP 2388086 U JP2388086 U JP 2388086U JP H0543412 Y2 JPH0543412 Y2 JP H0543412Y2
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water
residual chlorine
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tube
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  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はポケツト、鞄等に入れても嵩張らず液
漏れせず、必要に際し簡単な操作で残留塩素を定
量することができる携帯用残留塩素計に関する。
〔従来の技術〕
現在の水道水は無菌状態に保つために塩素滅菌
が行われている。飲料水の供給にあたつては、末
端の蛇口においても残留塩素が存在することが重
要であり、残留塩素が存在しない場合には給水途
中で雑菌により汚染される可能性もある。
供給元において充分な残留塩素があれば、末端
においても必ず存在するとの想定の下に比較的高
残留塩素濃度の水を供給している。しかしなが
ら、近時高層ビルが林立するようになると、これ
らのビルは一旦水道水を貯水槽に貯え、次いで各
蛇口に給水している。そのため、貯水槽における
滞留時間が延長し、往々にして末端の蛇口におい
て残留塩素が存在しないこともある。したがつ
て、安全を確保するために各蛇口においても残留
塩素のおおよその濃度を測定する必要がある。
最も簡単な残留塩素の測定法はオルトトリジン
による発色を利用するものである。すなわち、順
次色が濃くなる一連の黄色の比色板を設け、2本
の同一形状のシリンダーに検水を採取し、一方の
シリンダーにはオルトトリジン試薬を滴下し、そ
の呈色程度を、上記比色板を他方のシリンダーを
介して比較し、両者の色調が同一となる目盛によ
り残留塩素濃度を求めている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような比色計は比色板、シリンダー、呈色
試薬溶液ビン等をセツトにして持歩くもので、ビ
ル管理などに利用するには嵩張り、また、転倒さ
せて持歩くこともできない不便があつた。そこ
で、ポケツトや鞄等に入れて持歩くことができ、
より簡単な方法で残留塩素の濃度のおおよその数
値を把握できる残留塩素計が必要になつた。
〔問題解決の手段〕
本考案は、上記問題を解決するものであり、そ
の構成は、一端が開口部であり、他端が細径の試
料入口を残して閉塞されている外筒と、該外筒の
開口部から外筒内に摺動可能に密着嵌合できる中
空の内筒を設け、該内筒先端を毛細管を残して閉
塞し、毛細管先端を吸水性素材で囲繞し、内筒の
他端に密封容易な試薬入口を設け、該内筒内に残
留塩素に呈色する試薬を充填したことを特徴とす
る。
本考案の呈色試薬としては、オルトトリジン溶
液が最も優れている。
残留塩素計本体の素材はガラス、アクリル樹脂
等のプラスチツクであり、少なくとも外筒の一部
は透明であることを要する。外筒の円周の半分以
下の部分を乳白色とし、この部分に、0.01〜
0.3ppm程度の残留塩素量と対応する濃度の黄色
見本を貼着或いは着色しておけば一層好ましい。
毛細管としてはガラス繊維束、合成繊維束等オ
ルトトリジンと反応しない繊維を用いることが好
ましい。吸水性素材としては、スポンジ、連続気
泡性プラスチツク発泡体、合成繊維束等残留塩素
と反応しない多孔性素材が使用できる。
〔作用〕
本考案は、注射器のような互いに水密に嵌合す
る透明な二重筒の内筒に呈色試薬を充填し、この
内筒の先端を毛細管を残して閉塞し、毛細管の先
端を吸水性の素材で囲繞するものである。このよ
うにすると、内筒の呈色試薬は毛管現象により吸
出され、先端の吸水性素材が試薬溶液で常に湿潤
している状態にある。ここで、外筒先端の開口部
を検査すべき試料中に浸け、内筒を引上げると試
料は外筒内に吸入され、内筒先端の吸水性素材が
含浸している呈色試薬と接触し、試料の残留塩素
量に対応する濃度に呈色する。この呈色から残留
塩素の存在を確認することができるものである。
測定後は内筒を外筒内に押込むことにより試料を
排出でき、同時に吸水性素材に含浸された試料も
絞り取ることができる。試料排出後、内筒をやや
引上げて放置すれば、吸水性素材は再び毛管現象
により内筒内の試薬を含浸し、何回でも繰返し測
定することができる。
〔実施例〕
第1図は断面図であり、第2図は内筒の先端部
の拡大断面図である。1はガラス製の外筒であ
り、一端がフランジ3を有する開口部で、他端は
細い試料入口2を突出させて閉塞した。この開口
部からガラス製の内筒4を摺動可能、水密に嵌合
挿入する。内筒4は中空で内部にオルトトリジン
溶液5を充填した。内筒4の先端は毛細管6の束
を囲繞するわずかな空間を残して閉塞した。した
がつて、毛細管6の束の基部は内筒4内のオルト
トリジン溶液に浸漬し、先端は内筒4から突出し
ている。毛細管6の先端を耐薬品性の吸水性素材
7で囲繞した。本実施例では吸水性素材として連
続気泡性プラスチツク発泡体、ポリウレタン発泡
体を使用した。内筒4の他端には試料入口8を開
口し、試料入口8を蓋9を用いて脱着自在に密封
した。10は外筒1と内筒4との摺動操作を容易
にするフランジである。
内筒4を外筒1内に深く挿入した状態で試料入
口2を検水中に浸漬し、内筒を引き上げると検水
が外筒1内の内筒4先端との間に生じた空間11
内に浸入する。同時に毛管現象により内筒内のオ
ルトトリジン溶液を含浸している吸水性素材7に
検水が接触し、直ちに黄色に変色し、検水が充分
な残留塩素を有することが確認できた。次いで、
内筒4を押下げて検水を試料入口2から排出し、
同時に吸水性素材7が含浸する水も押し出し、内
筒をわずかに引き上げた状態にして次の使用に備
えた。本実施例によれば、一回の検水使用量が10
c.c.前後であり、呈色試薬を補給せずに約1000回の
使用に耐えた。オルトトリジン溶液が減少したと
きは、蓋9を開いて試薬入口8からオルトトリジ
ン溶液を補給する。
第3図は他の実施例の外筒の断面図である。本
実施例では外筒1の外周の縦半分を透明にし、他
の半分を乳白色とした。この乳白色部分に0.05,
0.1,0.3ppmに相当する色調の着色部分12を施
し、残留塩素の定量的測定を可能にした。更に外
筒の開口部端部に設けたフランジ3の一個所から
クリツプ13を延出し、ポケツト等に挿入して持
ち歩けるようにした。又持ち歩き手段としては、
このように残留塩素計自体にクリツプを設ける
他、この残留塩素計を容器に収納し、容器にクリ
ツプを設けたり、或いはそのまま持歩くことも可
能である。
〔効果〕
本考案携帯用残留塩素計は、ポケツト、鞄等に
入れて持歩くことができ、測定すべき水を外筒内
に吸入するだけで簡単に残留塩素を何回でも測定
することができ、末端水道蛇口での残留塩素の測
定が容易になつた。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は断面
図、第2図は内筒先端部分の拡大断面図、第3図
は外筒の断面図である。 図面中、符号、1は外筒、2は試料入口、3,
10はフランジ、4は内筒、5はオルトトリジン
溶液、6は毛細管、7は吸水性素材、8は試薬入
口、9は蓋、11は空間、12は着色部分、13
はクリツプである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端が開口部であり、他端が細径の試料入口を
    残して閉塞されている外筒と、該外筒の開口部か
    ら外筒内に摺動可能に密着嵌合できる中空の内筒
    を設け、該内筒先端を毛細管を残して閉塞し、毛
    細管先端を吸水性素材で囲繞し、内筒の他端に密
    封容易な試薬入口を設け、該内筒内に残留塩素に
    より呈色する試薬を充填したことを特徴とする携
    帯用残留塩素計。
JP2388086U 1986-02-22 1986-02-22 Expired - Lifetime JPH0543412Y2 (ja)

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JP2388086U JPH0543412Y2 (ja) 1986-02-22 1986-02-22

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JP2388086U JPH0543412Y2 (ja) 1986-02-22 1986-02-22

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Publication Number Publication Date
JPS62135947U JPS62135947U (ja) 1987-08-27
JPH0543412Y2 true JPH0543412Y2 (ja) 1993-11-01

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