JPH0542483A - 研磨ベルトおよびその製造方法 - Google Patents

研磨ベルトおよびその製造方法

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JPH0542483A
JPH0542483A JP1401992A JP1401992A JPH0542483A JP H0542483 A JPH0542483 A JP H0542483A JP 1401992 A JP1401992 A JP 1401992A JP 1401992 A JP1401992 A JP 1401992A JP H0542483 A JPH0542483 A JP H0542483A
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アイアン・ゴーサツチ
Mark R Ennis
マーク・ロバート・エニス
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    • B24DTOOLS FOR GRINDING, BUFFING OR SHARPENING
    • B24D11/00Constructional features of flexible abrasive materials; Special features in the manufacture of such materials
    • B24D11/06Connecting the ends of materials, e.g. for making abrasive belts

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 改良されたスプライスを有する被覆研磨ベル
トを得ることを目的とする。 【構成】 少なくとも1つ以上の柔軟な支持体とホット
メルト接着剤層とからなる柔軟な基材であって、突合せ
端部全体に連続するホットメルト接着剤層と共にスプラ
イスを形成する突合せ相補端部を有する細長いストリッ
プの形状の基材に付着された研磨剤層を有し、その長さ
通して実質的に同じ厚さであることを特徴とする被覆研
磨ベルト。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホットメルト接着剤を含
有する基材を有する被覆研磨ベルトおよびその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術および課題】被覆研磨ベルトの典型的な製
造方法としては、細長い被覆研磨ストリップの2つの自
由端を互いに接合〔例えば、スプライシング(splicin
g)〕してエンドレスベルトにする方法が挙げられる。細
長いストリップの端部を互いにスプライシングするの
に、通常、2種類の継目が用いられる。細長い被覆研磨
ストリップの端部を接合するのに用いられる最も一般的
な2種類のスプライスは「重ね継ぎ」および「突合せ継
ぎ」として知られる。
【0003】重ね継ぎは被覆研磨ストリップの片端から
研磨層を除去する〔すなわち、スカイビング(skivin
g)〕か、場合によっては、被覆研磨ストリップの両端
から除去し〔すなわち、ダブルスカイビング(double s
kiving)」、ストリップの片端または両端を適当な接着
剤で被覆し、端部を重ね合せてスプライスを形成する。
重ね継ぎの作成は、例えば、米国特許第1,009,70
9号、同第2,445,807号、同第3,037,852
号および同第3,643,387号に開示されている。
【0004】重ね継ぎの欠点は、形成される継目が一般
にベルトの残部より幾分堅いことであり、ベルト使用中
の離層による破損の原因となる。また、重ね継ぎは、通
常、ベルトの残部よりも僅かに厚いため、使用中にベル
トの「バンピング(bumping)」および「チャタリング
(chattering)」を引き起こし、これらの現象は機械の
オペレーターにとって特に悩みのたねである。また、ベ
ルトの最上層のかぎ裂きの可能性を最小にするため、重
ね継ぎを有するベルトは一方向で作動することが望まし
い。
【0005】「突合せ継ぎ」は、ベルトの自由端を重ね
合わせることなしに突き合わせ、例えば、研磨剤層の反
対側のベルトの端部上に材料(例えば、テープ)のパッ
チまたはストリップを用いて、あるいは端部を橋わたし
する基材の一部分に材料のストリップを組み込んで端部
を固定することにより形成される継目である。突合せ継
ぎの作成は、例えば、米国特許第766,930号、同
第1,588,255号、同第1,728,673号、同第
2,391,731号、同第2,733,181号、同第
2,794,726号、同第3,154,897号、同第
3,402,514号および同第3,427,765号に開
示されている。
【0006】突合せ継ぎを有する被覆研磨ベルトはどち
らの方向でも作動させることができるが、かかるベルト
でも重ね継ぎを組み込んだベルト固有の多くの欠点に苦
しんでいる。例えば、被覆研磨ストリップの端部に付着
させるのに使用される材料は、しばしば、ある部分で研
磨材の早期損失を引き起こし、かつ、ワークピースに溝
を形成する継目上の突起部分を形成する。また、突合せ
継ぎは、その端部で摩耗し、使用中にベルトが受ける応
力および歪み下、互いに分離しかつ引き離される傾向に
ある。このベルトの端部が摩耗する傾向は、ガラス、大
理石、花崗岩等の硬い物質をサンダー仕上するまたは磨
く場合に特に問題となる。また、突起部分を有する突合
せ継ぎは、バックサポート、定盤またはホイールからな
る摩耗試験機上でベルトを使用する間にバンピングまた
はチャタリングを生じさせる。
【0007】米国特許第3,333,372号は、内面お
よび外面を有する柔軟なベースシートであって、互いに
突き合わせて閉じた連続ループを形成する端部を有する
ベースシートと;外面に接着された細分散研磨粒子の層
と;該柔軟なベースシートの内面上の柔軟な接着材のフ
ィルムと;ベースシートの内面上の接着フィルムに結合
された強靭で柔軟な補強材料の補強フィルムであって、
ポリ(エチレンテレフタレート)およびバルカンファイ
バーからなるフィルム形成材料の群から選択される材料
から構成される補強フィルムとからなり、柔軟なシート
ベースがその側端に対して約45°の角度でカットされ
た突合せ端部を持つ継目を有し、該補強フィルムが、第
1の継目から縦方向に間隔を設けた融着継目およびその
側端に対して鋭角でカットされた突合せ端部を有する研
磨ベルトを開示している。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも1
つ以上の柔軟な支持体とホットメルト接着剤層とからな
る柔軟な基材であって、突合せ端部全体に連続するホッ
トメルト接着剤層と共にスプライスを形成する突合せ相
補端部(abutted complementary ends)を有する細長い
ストリップの形状の基材に付着された研磨剤層を有し、
その長さを通して全体が実質的に同じ厚さであることを
特徴とする被覆研磨ベルトを提供するものである。好ま
しくは、柔軟な基材は2つの柔軟な支持体からなり、ホ
ットメルト接着剤は2つの柔軟な支持体の間に挟まれて
いる。好ましくは、被覆研磨ベルトはエンドレスであ
る。
【0009】他の実施態様において、本発明は、被覆研
磨ベルトの単純で有効な製造方法を提供するものであ
り、該方法は、 (a)相補端部、少なくとも1つ以上の主表面および該
主表面に付着された研磨剤層を有する、少なくとも1つ
以上の柔軟な支持体とホットメルト接着剤層とからなる
柔軟な基材の細長いストリップを供給し; (b)相補端部を突き合せてベルトとし; (c)ホットメルト接着剤を突合せ相補端部中に流動さ
せるのに十分な圧力および熱を突合せ端部全体に加え; (d)加熱部分を冷却し、それにより、ホットメルト接
着剤が突合せ相補端部全体に連続してスプライスを形成
する工程(方法I)、あるいは (a)相補端部および少なくとも1つ以上の主表面を有
する、少なくとも1つ以上の柔軟な支持体とホットメル
ト接着層とからなる柔軟な基材の細長いストリップを供
給し; (b)相補端部を突き合せてベルトとし; (c)ホットメルト接着剤を突合せ相補端部中に流動さ
せるのに十分な圧力および熱を突合せ端部全体に加え; (d)加熱部分を冷却し、それにより、ホットメルト接
着剤が突合せ相補端部全体に連続してスプライスを形成
し; (e)主表面に研磨剤層を設ける工程(方法II)からな
る。 方法(II)の工程(e)は工程(a)〜(d)の間、そ
の前後等、いずれの有利な時に行うこともできる。
【0010】被覆研磨ベルトは、メーク層、研磨粒体ま
たは粒子、サイズ層等から構成される研磨剤層並びに他
の機能層(例えば、スーパーサイズ層)を有するもの、
結合系および砥粒から構成されるスラリー層からなる研
磨剤層としての単一層並びに他の機能層を有する等、い
ずれの通常の形態であってもよい。好ましくは、研磨剤
層は、その上に金属の層が電気メッキされ、その中に研
磨粒体または粒子が埋め込まれたメッシュ材料からな
る。
【0011】本発明の被覆研磨ベルトは、補強パッチ等
を使用しなくても実質的に均一な厚さを有する。被覆研
磨ベルト中のスプライスは、使用中にベルトの一体性を
維持するのに十分な強度を有する。本発明の被覆研磨ベ
ルトはどちらの方向でも作動できる。また、このような
ベルトは通常のスプライス(例えば、突合せ継ぎ、重ね
継ぎ等)を有する被覆研磨ベルトに比べて有効寿命が大
きい傾向にある。また、本発明の被覆研磨ベルトの継目
はベルトの残部と実質的に同じ厚さ、密度および柔軟性
を有するため、ベルトは継目部分で早期摩耗を生じにく
く、それにより、ワークピース・マーキング、バンピン
グまたはチャタリングの問題が回避される。
【0012】図1は本発明により作製した被覆研磨ベル
トのスプライス部分の拡大断面図である。図2はスプラ
イシング前の被覆研磨基材の拡大断面図である。図3は
本発明により作製した被覆研磨ベルトのスプライスの平
面図である。
【0013】本発明の被覆研磨ベルトは、後述のよう
に、種々の実施態様をとることができる。
【0014】図1を参照すると、被覆研磨ベルト2は柔
軟な細長い基材8を有し、また、主表面9と該主表面9
に付着された研磨層16を有する。柔軟な細長い基材8
は、各々、端部11A、11B、端部13A、13Bを
有する柔軟な支持体10、12と、柔軟な支持体10、
12の間に挟まれたホットメルト接着剤14とを有す
る。
【0015】他の実施態様(図示せず)において、柔軟
な基材は、柔軟な支持体と、研磨層と、それらの間で挟
まれるホットメルト接着剤層からなる。
【0016】図2は端部5A、5Bをスプライシングす
る前の柔軟な細長い基材を示す。端部5A、5Bのスプ
ライシング前後に、柔軟な細長い基材8の主表面9に研
磨剤層16を設けることができる。
【0017】基材の柔軟な支持体は、例えば、織布、不
織布、紙、織物、布、ポリマーフィルム等、当業者に公
知のいずれの好適な材料であってもよい。好ましくは、
柔軟な支持体は織布から構成される。
【0018】ホットメルト接着剤は、その溶融温度が研
磨ベルトの作動温度以上となるように選択される。高温
用では、ホットメルト接着剤の融点は少なくとも200
℃であり、低温用では、融点は120℃程度である。好
ましくは、ホットメルト接着剤はポリエステルベースの
接着剤である。
【0019】好ましくは、基材は、それらの間にホット
メルト接着剤の層を挟む2つの柔軟な支持体から構成さ
れる。典型的には、基材は約0.5〜2.5mmの範囲の厚
さを有する。好ましくは、基材の厚さは約1.0〜1.5
mm、最も好ましくは約1.3mmである。基材の秤量は、
典型的には、約0.5〜2.5kg/mm2の範囲である。好
ましくは、基材の秤量は約0.75〜1.5kg/mm2、最
も好ましくは約1.15kg/mm2である。
【0020】好適な基材は市販のものであり、例えば、
英国ウェストヨークシャー州(WestYorkshire)、ビン
グレー(Bingley)のチャールズ・ウォーカー(Charles
Walker)社から「ベタロン(BETALON)TC13/N
M」なる商標名の下に入手可能な、それらの間にポリエ
ステルホットメルト接着剤の層を有する2つのポリエス
テルコットン織物シートからなる基材が挙げられる。
【0021】さらに、基材はプレサイズ(すなわち、そ
の上に研磨剤層が塗布される基材の主表面を覆うバリア
ー被覆)、バックサイズ(すなわち、その上に研磨剤層
が設けられる主表面と反対側の基材の主表面を覆うバリ
アー被覆)およびサチュラント(すなわち、基材の全露
出面上に被覆されるバリアー被覆)のうちの少なくとも
1つ以上を有してもよい。好ましくは、基材はプレサイ
ズを有する。好適なプレサイズ、バックサイズまたはサ
チュラント材料は当業者に公知である。このような材料
として、例えば、樹脂またはポリマーラチス、ネオプレ
ンゴム、ブチルアクリレート、スチロール、スターチ、
ニカワおよびそれらの組合せが挙げられる。
【0022】本発明の被覆研磨ベルトの好ましいスプラ
イシング方法としては、細長い基材の2つの相補端部を
突合せ嵌合させ、該端部を一定箇所で固定し、突合せの
境界に隣接した領域内でホットメルト接着剤を溶融する
のに十分な温度まで2つの端部を加熱し、溶融接着剤を
継目中に流動させるのに十分な圧力を加え、それに加え
る圧力を維持しながら加熱領域を冷却して、接着剤によ
ってスプライス中に連続フィルムまたは層が形成される
方法が挙げられる。
【0023】基材料の相補端部は、好ましくは、突合せ
端部の長さがベルトの幅より大きくなるようにカットさ
れる。これは、材料の細長いストリップの縦軸に対して
一定角度で単純切断するか、さらに好ましくは複数の相
補的で相互嵌合するテーパー付きフィンガー(例えば、
図3に示す鋸歯状パターン22により示されるような)
を有する端部にするか、米国特許第766,930号お
よび同第1,588,255号に開示されるようなかみ合
う突起またはトングにすることにより達成される。
【0024】好ましくは、各相補端部は、細長いストリ
ップの幅の少なくとも3倍以上の突合せ長さを有し、突
合せ長さは各突合せ端部の全露出長さである(例えば、
鋸歯状パターン22の各相補端部の突合せ長さはABC
DEFGHIにより規定される)。さらに詳しくは、該
突合せ長さは細長いストリップの幅の少なくとも5倍以
上である。
【0025】基材およびそのスプライシング方法を除い
て、本発明の被覆研磨ベルトは、被覆研磨剤を作成する
ための当業者に公知の材料および技術を用いて製造でき
る。
【0026】好ましい結合系(例えば、スラリー被覆ま
たはメーク被覆およびサイズ被覆)は樹脂状またはニカ
ワ質接着剤である。典型的な樹脂状接着剤としては、例
えば、フェノール樹脂、ユリア−ホルムアルデヒド樹
脂、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、エポキシ樹脂、
アクリル酸樹脂、ユリア樹脂およびそれらの組合せが挙
げられる。結合系は、例えば、研磨助剤、可塑剤、充填
剤、カップリング剤、湿潤剤、染料、色素等の当業者に
公知の他の添加剤を含有してもよい。
【0027】好ましくは、砥粒は、融解酸化アルミニウ
ム、熱処理酸化アルミニウム、セラミック酸化アルミニ
ウム、共融解アルミナ−ジルコニア、ガーネット、シリ
コンカーバイド、ダイアモンド、等軸晶系窒化ボロンお
よびそれらの組合せ等、公知の粒子から選択される。
【0028】スーパーサイズ被覆に用いるのに有用な材
料として、例えば、脂肪酸の金属塩、ユリア−ホルムア
ルデヒド、ノボラックフェノール樹脂、ワックス、鉱油
およびフルオロケミカルが挙げられる。好ましいスーパ
ーサイズは脂肪酸の金属塩、例えば、ステアリン酸亜鉛
である。
【0029】第1の好ましい通常の被覆研磨剤の製造方
法において、メーク被覆を基材の主表面に塗布し、つい
で、該メーク被覆中に多数の研磨粒子を投入する。研磨
粒体を静電被覆することは、被覆研磨剤を調製する上で
好ましい。サイズ被覆を研磨粒体の上に塗布できるよう
に少なくとも部分的に固化させるのに十分な方法でメー
ク被覆を硬化する。次に、サイズ被覆を研磨粒体および
メーク被覆の上に塗布する。最後に、メーク被覆および
サイズ被覆を十分に硬化する。所望により、スーパーサ
イズ被覆をサイズ被覆の上に塗布して硬化させることが
できる。
【0030】第2の好ましい通常の被覆研磨剤の製造方
法において、結合剤中に分散された研磨粒体を含有する
スラリーを基材の主表面に塗布する。次に結合剤を硬化
させる。所望により、スーパーサイズ被覆をスラリー被
覆の上に塗布し、硬化させることができる。
【0031】前記方法において、メーク被覆およびサイ
ズ被覆またはスラリー被覆を、例えば、熱または照射エ
ネルギー等の公知の手段により固化または硬化させるこ
とができる。
【0032】その上に金属(例えば、ニッケル)の層が
電着し、その中に研磨粒体が埋め込まれたメッシュ材料
の層からなる研磨剤層において、被覆メッシュ材料は、
典型的には、基材の表面上に積層され、単一層の基材の
場合は、接着剤層上に積層される。
【0033】好適な電着研磨層の調製は当業者に公知で
あり、例えば、米国特許第4,256,467号、英国特
許第2200920号および欧州特許第13486号に
開示されている。一般に、研磨剤層は、一定長さのメッ
シュ材料を導電性面上に配置し、研磨粒体が金属中に埋
まるように、研磨粒体の存在下でメッシュ材料上に金属
を電着することにより形成される。研磨粒体のパターン
が望まれる場合、金属層の付着前にメッシュ金属に対し
て絶縁材を選択的に塗布するため、金属は絶縁剤で被覆
されていない部分のメッシュ上のみに付着でき、それに
より、研磨面のパターンを規定する。
【0034】電着研磨層の1つの作成方法において、ナ
イロン、綿またはテリレン等の電気絶縁材料の織布の形
態のメッシュ材料は、絶縁材料からなる、研磨層に塗布
して基材に固定するいずれのホットメルト接着剤とも相
溶性であるインキを用いてスクリーン印刷される。典型
的には、絶縁材料は耐水性でかつ耐酸性である。好まし
くは、該絶縁材料は研磨剤の高い加工温度(例えば、約
220℃まで)で色彩堅牢性を有する。
【0035】インキをメッシュ上にプリントするため、
通常のスクリーン印刷技術を用いてもよい。研磨粒体の
パターンを所望する場合は、用いるスクリーン印刷技術
は、インキがメッシュ材料の規定部分に浸透して吸収さ
れ、インキのついたまたはインキのつかない離散部分が
得られることを可能にするものでなければならない。こ
のような離散部分は、例えば、円、ダイアモンド、四
角、三角等のいずれの有利な形状および寸法であっても
よい。
【0036】接着剤層または基材に接着剤層を与えるこ
とにより、メッシュ材料からなる研磨層を基材に接着で
きる。次に、接着剤を硬化させる、あるいは、ホットメ
ルト接着剤の場合は加熱し、冷却する。好ましくは、接
着剤は耐酸性および發水性である。好適な接着剤とし
て、例えば、英国レスター州(Leicester)のボスティ
ック(Bostic)社から「ボスティック3206」なる商
標名の下に市販されているものが挙げられる。
【0037】他の方法において、インキを接着剤と合し
てメッシュ材料上にスクリーン印刷する。前述のよう
に、金属および研磨剤を付着し、得られた研磨剤層を基
材に塗布し、接着剤を硬化させ、あるいは、ホットメル
ト接着剤の場合は、加熱し、冷却する。好ましくは、接
着剤は耐酸性および發水性である。
【0038】他の方法において、インキまたはインキお
よび接着剤である絶縁材の代わりにホットメルト接着剤
のみを絶縁材として用いる。好ましくは、ホットメルト
接着剤は耐酸性および發水性である。該ホットメルト接
着剤は、例えば、電着前にメッシュ材料に適用されたシ
ートであってもよい。典型的には、接着シートは所望の
形状および寸法の複数の開口を有する。該ホットメルト
接着シートはメッシュ材料と接触して配置し、接着剤が
吸収されてメッシュ材料の隙間に入るのに十分な圧力を
加えながら加熱する。メッシュ材料が十分に浸透する
と、得られた複合材料を冷却する。
【0039】ついで、前述のように、該メッシュ材料を
金属および研磨剤で電着する。得られた研磨層はメッシ
ュ材料の両面上に接着剤を有し、金属部分を包囲する。
その上に接着剤を付着させるのと反対側の基材の表面を
通して、接着剤がメッシュ材料を基材に接着させるのに
十分な熱を加えることにより研磨剤層を基材に容易に接
着できる。
【0040】以上、本発明の好ましい具体例について説
明したが、本発明の精神を逸脱することなく、種々の変
形および修飾を加えることができることは当業者に明ら
かであり、それらも本発明の範囲のものである。
【0041】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明により作製した被覆研磨ベルトのスプ
ライス部分の拡大断面図である。
【図2】 スプライシング前の被覆研磨基材の拡大断面
図である。
【図3】 本発明により作製した被覆研磨ベルトのスプ
ライスの平面図である。
【符号の説明】
2:被覆研磨ベルト、8:基材、10・12:支持体、
14:接着剤、16:研磨剤層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーク・ロバート・エニス イギリス、イングランド、テイエヌ18・4 キユーテイ、ケント、ホークハースト、ホ ーンズ・ロード(番地の表示なし) スリ ーエム/インターフエイス・デイベロツプ メント・リミテツド内 (72)発明者 ロバート・マーテイン・バーゲス イギリス、イングランド、テイエヌ18・4 キユーテイ、ケント、ホークハースト、ホ ーンズ・ロード(番地の表示なし) スリ ーエム/インターフエイス・デイベロツプ メント・リミテツド内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つ以上の柔軟な支持体とホ
    ットメルト接着剤層とからなる柔軟な基材であって、突
    合せ端部全体に連続するホットメルト接着剤層と共にス
    プライスを形成する突合せ相補端部を有する細長いスト
    リップの形状の基材に付着された研磨剤層を有し、その
    長さを通して実質的に同じ厚さであることを特徴とする
    被覆研磨ベルト。
  2. 【請求項2】 (a)相補端部、少なくとも1つ以上の
    主表面および該主表面に付着された研磨剤層を有する、
    少なくとも1つ以上の柔軟な支持体とホットメルト接着
    剤層とからなる柔軟な基材の細長いストリップを供給
    し; (b)相補端部を突き合せてベルトとし; (c)ホットメルト接着剤を突合せ相補端部中に流動さ
    せるのに十分な圧力および熱を突合せ端部全体に加え; (d)加熱部分を冷却し、それにより、ホットメルト接
    着剤が突合せ相補端部全体に連続してスプライスを形成
    する工程からなることを特徴とする被覆研磨ベルトの製
    造方法。
  3. 【請求項3】 (a)相補端部および少なくとも1つ以
    上の主表面を有する、少なくとも1つ以上の柔軟な支持
    体とホットメルト接着層とからなる柔軟な基材の細長い
    ストリップを供給し; (b)相補端部を突き合せてベルトとし; (c)ホットメルト接着剤を突合せ相補端部中に流動さ
    せるのに十分な圧力および熱を突合せ端部全体に加え; (d)加熱部分を冷却し、それにより、ホットメルト接
    着剤が突合せ相補端部全体に連続してスプライスを形成
    し; (e)主表面に研磨剤層を設ける工程からなることを特
    徴とする被覆研磨ベルトの製造方法。
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