JPH0542399B2 - - Google Patents

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JPH0542399B2
JPH0542399B2 JP6389386A JP6389386A JPH0542399B2 JP H0542399 B2 JPH0542399 B2 JP H0542399B2 JP 6389386 A JP6389386 A JP 6389386A JP 6389386 A JP6389386 A JP 6389386A JP H0542399 B2 JPH0542399 B2 JP H0542399B2
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JP
Japan
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diamond
ppm
nitrogen content
electrons
less
Prior art date
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Application number
JP6389386A
Other languages
English (en)
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JPS61270298A (ja
Inventor
Reongu Namu Tomu
Chaarusu Baanzu Robaato
Jeemusu Kedei Retsukusu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
De Beers Industrial Diamond Division Pty Ltd
Original Assignee
De Beers Industrial Diamond Division Pty Ltd
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Publication date
Application filed by De Beers Industrial Diamond Division Pty Ltd filed Critical De Beers Industrial Diamond Division Pty Ltd
Publication of JPS61270298A publication Critical patent/JPS61270298A/ja
Publication of JPH0542399B2 publication Critical patent/JPH0542399B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K11/00Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials
    • C09K11/08Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials containing inorganic luminescent materials
    • C09K11/65Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials containing inorganic luminescent materials containing carbon

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱ルミネセンス物質としてのダイヤモ
ンド、ダイヤモンドを用いたルミネセンスを起こ
させる方法およびダイヤモンドを用いた核放射線
の線量測定装置に関するものである。
熱ルミネセンス燐光物質は十分低い温度で核放
射線に曝露されると多くの自由電子またはホール
が格子欠陥に捕そくされるようになる。これ等の
自由電子またはホールは、曝露温度またはこれよ
り低い温度で貯蔵される場合長時間捕そくされた
ままであり得る。温度が上昇するにつれ、はき出
される確率が増し、電子(またはホール)はトラ
ツプからはなれ、次いでしばしば光を発しながら
安定なエネルギー状態に戻る。この性質を示す物
質は熱ルミネツセント線量測定(TLD)物質と
して知られており、かかる物質の一例は弗化リチ
ウムである。
タイプの工業ダイヤモンドも或る程度の熱ル
ミネセンスを示すことが示されている(「インダ
ストリアル・ダイヤモンド・レビユー」1977年7
月号第239〜241頁のエイ・シー・カーターによる
「ポシブル・ユース・オブ・インダストリアル・
ダイヤモンズ・イン・ラジエーシヨン・ドウシメ
トリー」)。然し市場で入手し得るダイヤモンド
は、合成または天然産のものでも、これに関して
更に研究すべきことを裏付けるに十分な感度を有
することは示されていない。
欧州特許出願公告第0052397号明細書には、2
×10-3原子%またはこれより少い低窒素含量およ
び10-3またはこれより低い低複屈折を有し、電離
線により生ずる自由キヤリアの寿命が10-6Sまた
はこれより長いダイヤモンドを電離線の検出装置
の放射線敏感性エレメントとして使用する電離線
の検出方法および装置が記載されている。ダイヤ
モンドの照射下の電流/電圧特性は、低バイアス
電圧において直線状であり、線量率をダイヤモン
ドの固有抵抗に対し決定することができる。合成
ダイヤモンド結晶を放射線敏感性エレメントとし
て使用するのが有利であることは記載されてい
る。この明細書にはダイヤモンドが熱ルミネセン
ス特性を有することは開示されておらずまた示唆
されていない。
100ppm以下の窒素含量およびダイヤモンドの
結晶性構造内の格子欠陥に捕そくされた電子また
はホールを有するダイヤモンドが熱ルミネセンス
を起し得ることを見出し、このことにより本発明
は達成されたのである。
従つて本発明はかかるダイヤモンドから成る熱
ルミネセンスを起し得る物質を提供する。
他の観点から本発明は、周囲温度以上で500℃
以下の温度で処理する工程を含む、上記の如き物
質にルミネセンスを起させる方法を提供する。
更に本発明は100ppm以下の窒素含量を有する
ダイヤモンド粒子を備える、核放射線の線量を測
定し得る装置を提供する。
驚くべきことには、100ppm以下の窒素含量お
よびダイヤモンドの結晶構造内の格子欠陥に捕そ
くされた電子またはホールを有するダイヤモンド
は敏感な熱ルミネセンス物質であることを見出し
た。更に窒素含量が低いほどダイヤモンドの熱ル
ミネセンス特性が良好であることを見出した。こ
の特性は、種々のダイヤモンドの窒素含量に対す
る熱ルミネセンス(TL)応答を示す第1図によ
り示される。第1図より窒素含量が低いほどTL
が良好であることがわかる。各ダイヤモンドに対
する窒素含量を、標準ESR(電子スピン共鳴)技
術を用いて測定した。このようにしてダイヤモン
ドは20ppmより少い窒素含量を有するのが好まし
い。ダイヤモンドが好ましい合成ダイヤモンドで
ある場合には、ダイヤモンドは業界で既知の方法
によりつくることができる。上記ダイヤモンドは
優れた熱ルミネセンス物質として知られている弗
化リチウムの感度の50%以上を有することを見出
した。
ダイヤモンドは、100ppm以下の窒素含量を有
するダイヤモンドを用意し、これを核放射線で処
理することにより製造することができる。核放射
線は原子の核内にその起原を有する電離線であ
る。かかる放射線の例を挙げるとX線、α粒子、
中性子、陽子、電子およびγ線による放射線であ
る。ダイヤモンドをかかる放射線で処理すること
により電子またはホールがダイヤモンド結晶構造
内の格子欠陥に捕そくされる。次いでダイヤモン
ドを加熱すると少くとも若干の電子またはホール
がそれらのトラツプからはき出され、安定なエネ
ルギー状態に戻り、光を発する。ダイヤモンドを
発光させるために処理する温度は周囲温度以上
500℃以下である。ダイヤモンドを処理する好適
温度は200〜500℃、好ましくは250〜400℃であ
る。
更に、ダイヤモンドが少量のホウ素を含有する
場合には、熱ルミネセンスの直線性は一層広い範
囲の放射線量に亘り改善されることを確かめた。
換言すると、照射する放射線量と発生する熱ルミ
ネセンスとの間の直線の関係は、ホウ素が存在す
る場合、広範囲の放射線量に亘り直線的である。
従つてダイヤモンドは0.1〜10ppmの範囲のホウ
素含量を有するのが好ましい。例えば第2図を参
照すると、第2図は、約1ppmの窒素含量と約
0.2ppmのホウ素含量を有するダイヤモンド粒子
に照射したγ線の線量と、0.01〜100グレイ
(Gy)の範囲に亘り測定した熱ルミネセンス
(TL)応答との間の直線関係を示す。この点は
10Gyまでの線量が監視される放射線療法用に特
に重要である。
本発明は核放射線量の測定に特に適用される。
100ppm以下の窒素含量を有するダイヤモンド粒
子を一定の線量の核放射線で処理する。このこと
により電子またはホールがダイヤモンドの結晶構
造内の格子欠陥に捕そくされる。このダイヤモン
ドを上記温度に加熱する場合、ダイヤモンドはル
ミネンスを起し、このルミネセンスを用いてダイ
モンドに照射する放射線量を計算することができ
る。実際にはダイヤモンドの温度を約200℃まで
上げて背景輝度をアニールする(anneal out)。
然る後、粒子を例えば400℃の温度まで直線的に
加熱し、ルミネセンスデータを集め統合する。こ
の統合した値はダイヤモンドを処理する放射線量
に正比例する。従つて適当な検量基準を設けるこ
とにより、所定の環境で、一定の温度範囲に亘り
ルミネセンス値を測定し、これ等の値を統合し、
このようにして得られた値を検量基準と比較する
ことにより放射線量を決定することが容易にでき
る。
本発明は放射線療法に用いることができる。ダ
イヤモンド粒子は小さく、核放射線で処理する組
織に埋め込むことができる。更に重要なことに
は、ダイヤモンドは組織の平均原子番号に近い平
均原子番号を有するので、広範囲の入射エネルギ
ー範囲に亘つてダイヤモンドと組織の両方に単位
質量に当り蓄積されるエネルギーはほぼ同じであ
る。この等価は低乃至中γ−およびX−線エネル
ギーで特に重要である。照射後ダイヤモンドを取
出し、その熱ルミネセンスを評価することによ
り、組織に適用した放射線量を決定することが容
易にできる。またダイヤモンドは適当な板に保持
するかまたはマトリツクスに埋込み一定の線量の
核放射線で処置する人の衣服にとりつけることが
できる。この物質の熱ルミネセンスを時々測定す
ることにより、処置する人に照射した線量が直ち
に正確に示される。
【図面の簡単な説明】
第1図は種々のダイヤモンドの窒素含量に対す
る熱ルミネセンス(TL)応答の関係を示すグラ
フ、第2図は約1ppmの窒素と約0.2ppmのホウ素
を含有するダイヤモンドに適用するγ線線量に対
するTL応答の関係を示す線図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 100ppm以下の窒素含量およびダイヤモンド
    の結晶構造内の格子欠陥に捕そくされた電子また
    はホールを有する熱ルミネセンス物質としてのダ
    イヤモンド。 2 20ppmより少い窒素含量を有する特許請求の
    範囲第1項記載のダイヤモンド。 3 0.1〜10ppmのホウ素を含有した特許請求の
    範囲第1項または第2項記載のダイヤモンド。 4 ダイヤモンドが合成ダイヤモンドである特許
    請求の範囲第1項、第2項または第3項記載のダ
    イヤモンド。 5 100ppm以下の窒素含量およびダイヤモンド
    の結晶構造内の格子欠陥に捕そくされた電子また
    はホールを有する熱ルミネセンス物質としてのダ
    イヤモンドを周囲温度以上で500℃以下の温度で
    処理する工程を含むダイヤモンドを用いたルミネ
    センスを起こさせる方法。 6 上記ダイヤモンドを200〜500℃の範囲の温度
    で処理する特許請求の範囲第5項記載の方法。 7 上記ダイヤモンドを250〜400℃の範囲の温度
    で処理する特許請求の範囲第5項記載の方法。 8 100ppm以下の窒素含量を有するダイヤモン
    ドを核放射線で処理することによりダイヤモンド
    結晶構造内の格子欠陥に捕そくされた電子または
    ホールを得る特許請求の範囲第5項、第6項また
    は第7項記載の方法。 9 核放射線がX線、アルフアー粒子、陽子、中
    性子、電子またはγ線である特許請求の範囲第8
    項記載の方法。 10 100ppm以下の窒素含量およびダイヤモン
    ドの結晶構造内の格子欠陥に捕そくされた電子ま
    たはホールを有するダイヤモンド粒子を備えたこ
    とを特徴とするダイヤモンドを用いた核放射線の
    線量測定装置。 11 ダイヤモンドが20ppmより少い窒素含量を
    有する特許請求の範囲第10項記載の装置。 12 ダイヤモンド粒子が0.1〜10ppmのホウ素
    含量を有する特許請求の範囲第10項または第1
    1項記載の装置。
JP61063893A 1985-03-21 1986-03-20 熱ルミネセンス物質としてのダイヤモンド,ダイヤモンドを用いたルミネセンスを起こさせる方法および核放射線の線量測定装置 Granted JPS61270298A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
ZA852121 1985-03-21
ZA85/2121 1985-03-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61270298A JPS61270298A (ja) 1986-11-29
JPH0542399B2 true JPH0542399B2 (ja) 1993-06-28

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ID=25577812

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JP61063893A Granted JPS61270298A (ja) 1985-03-21 1986-03-20 熱ルミネセンス物質としてのダイヤモンド,ダイヤモンドを用いたルミネセンスを起こさせる方法および核放射線の線量測定装置

Country Status (4)

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US (1) US4754140A (ja)
EP (1) EP0195678B1 (ja)
JP (1) JPS61270298A (ja)
DE (1) DE3675234D1 (ja)

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Also Published As

Publication number Publication date
EP0195678B1 (en) 1990-10-31
EP0195678A3 (en) 1987-03-04
US4754140A (en) 1988-06-28
JPS61270298A (ja) 1986-11-29
EP0195678A2 (en) 1986-09-24
DE3675234D1 (en) 1990-12-06

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