JPH0542055Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0542055Y2
JPH0542055Y2 JP1988028146U JP2814688U JPH0542055Y2 JP H0542055 Y2 JPH0542055 Y2 JP H0542055Y2 JP 1988028146 U JP1988028146 U JP 1988028146U JP 2814688 U JP2814688 U JP 2814688U JP H0542055 Y2 JPH0542055 Y2 JP H0542055Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container body
container
rotating member
stationary
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988028146U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01134086U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1988028146U priority Critical patent/JPH0542055Y2/ja
Publication of JPH01134086U publication Critical patent/JPH01134086U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0542055Y2 publication Critical patent/JPH0542055Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)
  • Pens And Brushes (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 本考案は、粉チーズの如き粉体のための振出容
器に関する。
〈従来技術〉 粉チーズの如き粉体のための振出容器として、
上端面が開口された容器本体とこの容器本体の上
端面に装着された蓋部材とを具備し、蓋部材には
開閉片が配設されている形態のものが広く実用に
供されている。
〈従来技術の問題点〉 而して、粉チーズの如き粉体は湿気を帯びると
容易に固化され、固化されてしまうと容器から振
出すことが困難になる。従来の振出容器において
は、固化された粉体を粉砕する手段が存在せず、
著しく不便であつた。
〈考案の課題〉 本考案は上記事実に鑑みてなされたものであ
り、その技術的課題は、粉チーズの如き粉体のた
めの振出容器に、固化した粉体を効果的に粉砕す
ることができる手段を付設することである。
〈考案の解決手段〉 上記技術的課題を解決するために、本考案によ
れば、上端面および下端面が開口された略円筒形
状の容器本体と、該容器本体の上端に装着された
蓋部材と、該容器本体の下端に回転自在に装着さ
れて該容器本体の下端面を閉じる回転部材と、該
回転部材に配設され該容器本体内に延出する少な
くとも1本の攪拌棒と、該容器本体内に突出して
設けられ収納物の回転を規制する回転規制手段
と、を具備することを特徴とする振出容器が提供
される。
〈作用〉 本考案の振出容器においては、収容されている
粉体が固化した時には、回転部材を回転せしめ
る。かくすると、回転部材の回転に附随して移動
せしめられる攪拌棒が固化した粉体に作用してこ
れを粉砕する。このとき、回転規制手段によつて
固化した粉体は、攪拌棒の回動に付随して回転す
ることが規制されるため、攪拌棒の回動により確
実に粉砕される。
〈好適具体例〉 以下、添付図面を参照して、本考案に従つて構
成された振出容器の好適具体例について詳細に説
明する。
本考案に従つて構成された振出容器の第1の具
体例を図示している第1図及び第2図を参照して
説明すると、全体を番号2で示す図示の振出容器
は、容器本体4、蓋部材6及び回転部材8を具備
している。
アルミニウム基合金、クロム酸処理鋼又はブリ
キの如き適宜の金属薄板から形成することができ
る容器本体4は、略円筒形状であり、その上端面
と共にその下端面も開口されている。容器本体4
の上端部10は上方に向つて漸次外径が減少する
円錐台形状にせしめられており、上端には外巻き
カール12が形成されている。容器本体4の下端
にも外巻きカール14が形成されている。更に、
容器本体4の下端部外面には、上記外巻きカール
14よりも幾分上方に位置する環状凹部16が形
成されている。容器本体4の主部下半部外面に
は、周方向に等間隔を置いて軸線方向に延びる複
数個の没入部18が形成されており、これに対応
して容器本体4の主部下半部内面には、周方向に
等間隔を置いて軸線方向に延びる回転規制手段と
しての複数個の突起20が形成されている。所望
ならば、金属薄板から容器本体4を形成すること
に代えて、適宜の合成樹脂等の他の材料から容器
本体4を形成することもできる。
上記蓋部材6は容器本体4の上端に装着されて
上端面を閉じる。適宜の合成樹脂から形成されて
いるのが好都合である蓋部材6は、周知の形態の
ものでよく、円形天面壁22と円筒形側壁24と
を有する。天面壁22の半部、即ち第2図におい
て右半部は、側壁24の上端に一体的に接続され
ている。しかしながら、天面壁22の残りの半
部、即ち第2図において左半部は、側壁24から
分離されていると共に、薄肉ヒンジ連結域26を
介して上記右半部に接続されている。かかる左半
部は、第1図に図示する開位置と第2図に図示す
る閉位置との間を上記ヒンジ連結域26を中心と
して旋回動せしめられる開閉片28を構成する。
第2図に明確に図示する如く、側壁24の内面に
は環状突条30が形成されている。かような蓋部
材6は、第2図に図示する如く、その側壁24に
形成されている上記環状突起30を容器本体4の
上端に形成されている上記外巻きカール12に弾
性的に係合せしめることによつて、容器本体4の
上端に装着される。
上記回転部材8は容器本体4の下端に装着され
て下端面を閉じる。適宜の合成樹脂から形成され
ているのが好ましい回転部材8は、円形底壁32
とこの底壁32の周縁から上方に延びる円筒形側
壁34とを有する。側壁34の内面には環状突条
36が形成されている。側壁34の外面には、周
方向に適宜の間隔を置いて軸線方向に延びる複数
個の滑り止め突条38が形成されている。側壁3
4の外面には、更に、第1図に図示する如く、回
転部材8の回転方向を例示する矢印状の隆起部4
0も形成されている。底壁32の内面外周部に
は、環状突条42が形成されている。更に、底壁
32の内面には、実質上鉛直に上方に延びる複数
本の攪拌棒44が形成されている。かかる複数本
の攪拌棒44は、底壁32の中心からの半径方向
離隔寸法(換言すれば、攪拌棒44の各々と底壁
32の中心との半径方向寸法)が相互に異なるよ
うに分散配列されているのが好ましい。攪拌棒4
4の各々自体は、円形又は矩形等の断面形状を有
する柱形状でよい。かような回転部材8は、第2
図に図示する如く、その側壁34に形成されてい
る上記環状突条36を容器本体4の下端部に形成
されている上記環状凹部16に弾性的に係合せし
めることによつて、容器本体4の下端に回転自在
に装着される。容器本体4の下端に形成されてい
る上記外巻きカール14は、回転部材8の底壁3
2に形成されている上記環状突条42と側壁34
の内面下端部との間に収納される。容器本体4の
下端に回転部材8を所要通りに装着すると、回転
部材8の底壁32に形成されている上記攪拌棒4
4は、容器本体4内に延出する。
上述した通りの振出容器2内には、粉チーズの
如き粉体が収容される。かかる粉体を消費する際
には、蓋部材6の開閉片28を第1図に図示する
開位置にせしめて振出容器2の上端面を部分的に
開放し、そして容器本体4を把持して開放されて
いる上端面から粉体を適宜に振出せばよい。而し
て、粉チーズの如き粉体は湿気を帯びると容易に
固化され、かくすると開放された上端面から振出
すことが困難になる。この場合には、容器本体4
に対して回転部材8を、例えば矢印状の隆起部4
0が示している方向に回転せしめる。かくする
と、容器本体4内に延出している上記攪拌棒44
が固化された粉体に対して回転運動する。容器本
体4の内面に形成されている上記突起20は、固
化された粉体が攪拌棒44の回転に付随して回転
されるのを阻止する。かくして、回転運動する攪
拌棒44が固化された粉体に効果的に作用してこ
れを粉砕する。
固化された粉体が攪拌棒44の回転には付随し
て回転されるのを阻止するために、所望ならば、
容器本体4の内面に突起20を形成することに加
えて或いはこれに代えて、第2図に二点鎖線で図
示する如く、蓋部材6の天面壁22における静止
部、即ち第2図において右半部から下方に容器本
体4内に垂下する回転規制手段としての1本乃至
複数本の静止棒46を形成することもできる。
第3図及び第4図は、本考案に従つて構成され
た振出容器の第2の具体例を図示している。全体
を番号102で示す振出容器は、略円筒形状の容
器本体104を具備し、かかる容器本体104の
上端面と下端面とは共に開口されている。かかる
容器本体104は、その主部下半部外面に没入部
が形成されていないこと(従つて、主部下半部内
面に突起が形成されていないこと)、及び下端部
が下方に向つて漸次外径が減少する円錐台形状に
せしめられていることを除いて、第1図及び第2
図に図示する第1の具体例における容器本体4と
実質上同一である。容器本体104の上端には蓋
部材106が装着されている。この蓋部材106
は、上記第1の具体例における蓋部材6と実質上
同一である。
他方、第2の具体例においては、容器本体10
4の下端には、回転部材108のみならず静止部
材148も装着されている。適宜の合成樹脂から
形成することができる静止部材148は、円環形
状の主部150を有する。この主部150の上面
には環状凹部152が形成され、下面には環状凹
部154が形成され、内面には環状突条156が
形成されている。更に、主部150の上面には、
その内周縁部から実質上鉛直に上方に延びる回転
規制手段としての複数本の静止棒158が周方向
に適宜の間隔を置いて形成されている。かような
静止部材148は、容器本体104の下端部を上
記環状凹部152に弾性的に受入れることによつ
て、容器本体104の下端に装着される。容器本
体104の下端に静止部材148を所要通りに装
着すると、上記静止棒158は容器本体104内
に延出する。適宜の合成樹脂から形成することが
できる回転部材108は、肉厚外周部134と肉
薄中央部132とを有する。肉厚外周部134に
は、その内側半分上面から上方に突出した環状隆
起部160が形成されている。回転部材108の
外周面には、周方向に適宜の間隔を置いて軸線方
向に延びる複数個の滑り止め突条138が形成さ
れている。肉厚外周部134の外側半分上面には
環状突条162が形成されており、上記環状隆起
部160の外周面には環状凹部164が形成され
ている。回転部材108には、更に、上記肉薄中
央部132の上面乃至上記環状隆起部160の上
面から実質上鉛直に上方に延びる複数本の攪拌棒
144が形成されている。上記第1の具体例にお
ける回転部材8の攪拌棒44と同様に、複数本の
攪拌棒144は、回転部材108の中心からの半
径方向離隔寸法が相互に異なるように分散配列さ
れているのが好ましい。回転部材108は、上記
環状凹部164内に上記静止部材148の環状突
条156を弾性的に受入れ、上記環状突条162
を上記静止部材148の環状凹部154内に弾性
的に係合せしめることによつて、上記静止部材1
48に回転自在に装着される。かように静止部材
148を介して容器本体104の下端に回転部材
108を装着すると、容器本体104の下端が回
転部材108によつて閉じられ、回転部材108
の攪拌棒144は容器本体104内に延出する。
上述した通りの振出容器102において、内部
に収容されている粉チーズの如き粉体が固化した
場合には、容器本体104及び静止部材148に
対して回転部材108を適宜の方向に回転せしめ
る。かくすると、容器本体104内に延出してい
る上記攪拌棒144が固化された粉体に対して回
転運動する。静止部材148の上記静止棒158
は、固化された粉体が攪拌棒144の回転に附随
して回転されるのを阻止する。かくして、回転運
動する攪拌棒144が固化された粉体に効果的に
作用してこれを粉砕する。
〈効果〉 以上のように、本考案に従つて、構成された振
出容器においては、収容されている粉体が固化し
た場合には、攪拌棒を設けた回転部材を回転せし
めると、固化した粉体は回転規制手段によつて攪
拌棒の回動に付随して回転することが規制される
ため、攪拌棒の回動により固化した粉体を確実に
且つ効果的に粉砕することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に従つて構成された振出容器
の第1の具体例を示す斜面図。第2図は、第1図
の振出容器を、その一部を断面で示す正面図。第
3図は、本考案に従つて構成された振出容器の第
2の具体例を示す斜面図。第4図は、第3図の振
出容器を、その一部を断面で示す正面図。 2及び102……振出容器、4及び104……
容器本体、6及び106……蓋部材、8及び10
8……回転部材、20……突起、28……開閉
片、44及び144……攪拌棒、46……静止
棒、148……静止部材、158……静止棒。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 上端面および下端面が開口された略円筒形状
    の容器本体と、該容器本体の上端に装着された
    蓋部材と、該容器本体の下端に回転自在に装着
    されて該容器本体の下端面を閉じる回転部材
    と、該回転部材に配設され該容器本体内に延出
    する少なくとも1本の攪拌棒と、該容器本体内
    に突出して設けられ収容物の回転を規制する回
    転規制手段と、を具備することを特徴とする振
    出容器。 2 該回転規制手段は、該容器本体の内面に形成
    された少なくとも1個の突起によつて構成され
    ている、請求項1記載の振出容器。 3 該容器本体の下端には静止部材も装着されて
    おり、該回転規制手段は、該静止部材に設けら
    れ該容器本体内に延出する少なくとも一本の静
    止棒によつて構成されている、請求項1記載の
    振出容器。 4 該回転規制手段は、該蓋部材に設けられ該容
    器本体内に垂下する少なくとも一本の静止棒に
    よつて構成されている、請求項1記載の振出容
    器。
JP1988028146U 1988-03-04 1988-03-04 Expired - Lifetime JPH0542055Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988028146U JPH0542055Y2 (ja) 1988-03-04 1988-03-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988028146U JPH0542055Y2 (ja) 1988-03-04 1988-03-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01134086U JPH01134086U (ja) 1989-09-12
JPH0542055Y2 true JPH0542055Y2 (ja) 1993-10-22

Family

ID=31251261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988028146U Expired - Lifetime JPH0542055Y2 (ja) 1988-03-04 1988-03-04

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0542055Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4848485B2 (ja) * 2005-03-15 2011-12-28 修司 植田 粉末容器
JP2018144870A (ja) * 2017-03-08 2018-09-20 雪印メグミルク株式会社 食品容器
JP2020185521A (ja) * 2019-05-13 2020-11-19 プラスワン株式会社 混合器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5242137B2 (ja) * 1972-12-01 1977-10-22

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5242137U (ja) * 1975-09-17 1977-03-25
JPS5464079U (ja) * 1977-10-12 1979-05-07
JPS58177385U (ja) * 1982-05-21 1983-11-28 西田 輝男 洗剤容器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5242137B2 (ja) * 1972-12-01 1977-10-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01134086U (ja) 1989-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5975368A (en) Bi-modal dispensing system for particulate material
US5509582A (en) Dispensing cap with internal measuring chamber
US6283339B1 (en) Twist bottom dispenser
US5167338A (en) Shake and pour end closure with stay open lid
US6382476B1 (en) Single axis dual dispensing closure
AU756075B2 (en) Loose powder sifter
US20100243684A1 (en) Condiment dispensing container and carousel
US5346099A (en) Pour-through stopper with hinged lid
US5071663A (en) Cheese grater and package
US4177932A (en) Thermoplastic container for storing and dispensing solid particulate material
JPH0542055Y2 (ja)
US4022464A (en) Dispensing container and closure
US5361908A (en) Dispensing container
US5145097A (en) Salt shaker device with a resilient cover retaining device
US5706981A (en) Dispensing closure for container
GB2212777A (en) Dispensing container
JPH0439754Y2 (ja)
JP2004512234A (ja) 蓋部および容器のための確実位置決めシステム
JP3488204B2 (ja) ごみ箱カバー
CA2192808C (en) Dispenser cap for containers
JP3359163B2 (ja) 振り出し容器
JPH0215797Y2 (ja)
JPH0219393Y2 (ja)
JPH0536828Y2 (ja)
JPH0131129Y2 (ja)