JPH0542015A - ステイツク型化粧料の製法及び製造装置 - Google Patents

ステイツク型化粧料の製法及び製造装置

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JPH0542015A
JPH0542015A JP3200861A JP20086191A JPH0542015A JP H0542015 A JPH0542015 A JP H0542015A JP 3200861 A JP3200861 A JP 3200861A JP 20086191 A JP20086191 A JP 20086191A JP H0542015 A JPH0542015 A JP H0542015A
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cosmetic
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cosmetics
stick
holding
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JP3200861A
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Takeshi Murakoshi
武志 村越
Osamu Hoshino
修 星野
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Pola Chemical Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】製造工程が簡略化でき、また人手が不要で生産
性を大幅に向上させることができる。 【構成】有底筒状で、底部2がスライド自在になってい
るとともに、上縁3に傾斜部を有する容器1内に化粧料
4を充填するスティック型化粧料の製造装置において、
容器1を傾斜させて保持する保持孔5を形成した保持基
台6と、この保持基台6に保持された容器1に化粧料4
を充填する充填部7と、充填された化粧料4を冷却する
冷却部10と、充填された化粧料4の表面を加熱する加
熱部8と前記保持基台6を移送する移送部9とを備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は口紅等、スティック型化
粧料の製法及び製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、口紅のようなスティック型化
粧料は図8ないし図13のようにして製造されている。
【0003】まずスティック型化粧料は図8に示すよう
に、有底筒状の外筒30内に内筒31を回動自在に内嵌
し、この内筒31内に中皿32が設けられている。この
中皿32は外筒30内に内筒31をねじるように相対回
転させると、上下動するようになっている。
【0004】そして前記中皿32に化粧料を固定して略
45度の傾斜部とした内筒31の上縁から出没自在とす
るようになっている。そして、このスティック型化粧料
に化粧料を充填する場合、図8に示す正立状態で充填す
ると前記傾斜部から化粧料が流出してしまうこととな
る。
【0005】そこで、図9に示すように、内筒31の上
部にビニル製のチューブ33を外嵌し、図10、図11
に示すように、チューブ33の上縁まで化粧料34を充
填することによって、内筒31の上部まで隙間なく充填
する。
【0006】この後、図12に示すように、余剰の化粧
料34を除去し、内筒31の上部の汚れを取って充填を
完了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記した従
来のものにおいては、製造工程が複雑であり、また余剰
の化粧料34を除去する等、人手に依存する工程もある
ため生産性に限界がある。
【0008】本発明は前記事項に鑑みてなされたもの
で、製造工程が簡単で、また完全自動化を図ることがで
きて生産性に優れたスティック型化粧料の製法及び製造
装置を提供することを技術的課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記技術的課題
を解決するために、有底筒状で、底部がスライド自在に
なっているとともに、上縁に傾斜部を有する容器内に化
粧料を充填するスティック型化粧料の製法において、以
下のような方法とした。
【0010】即ち、スティック型化粧料の容器を前記傾
斜部が水平となるよう傾斜させて保持し、容器の開口部
から液化した化粧料を充填する。そして、化粧料を冷却
した後、化粧料表面を加熱及び冷却する工程を複数回繰
り返して平滑化する。
【0011】さらに、本発明は前記技術的課題を解決す
るために、有底筒状で、底部がスライド自在になってい
るとともに、上縁に傾斜部を有する容器内に化粧料を充
填するスティック型化粧料の製造装置において、以下の
ような構成とした。
【0012】即ち、容器を傾斜させて保持する保持孔を
形成した保持基台と、この保持基台に保持された容器に
化粧料を充填する充填部と、充填された化粧料を冷却す
る冷却部と、充填された化粧料の表面を加熱する加熱部
と前記保持基台を移送する移送部とを具備してスティッ
ク型化粧料の製造装置とした。
【0013】
【作用】保持基台に傾斜させて形成した保持孔にスティ
ック型化粧料の容器を挿入して保持させる。
【0014】このとき容器の傾斜部が水平となるよう保
持させる。そして、容器の開口部から液化した化粧料を
開口部面に盛り上がるよう充填する。この後冷却し、必
要に応じて化粧料表面を加熱して平滑化する。これによ
り、化粧料の液面は容器の傾斜部と同一線上に位置する
こととなる。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図1ないし図7に基づいて
説明する。容器1は管状をなしており、その上縁3には
約45度の切り欠き部が形成されている。一方、容器1
の下縁には回転つまみ1aが設けられている。そしてこ
の回転つまみ1aを回転させることによって、容器1内
に内装された中皿2が上下動するようになっている。な
お、化粧料の充填に際して中皿2は下死点に位置するよ
うにしておく。
【0016】前記容器1は治具6aを介して保持基台6
で支持される。この治具6aは筒状をなしており、その
内面と外面とに夫々Oリング6b、6cが設けられてい
る。一方、前記保持基台6は円柱状をなしており、その
中心に貫通孔6dが穿設されているとともにその上面に
約45度の角度で保持孔5が形成されている。
【0017】この保持孔5は前記治具6aの外径よりも
少許大きく設定されており、前記外面に設けられたOリ
ング6cの弾発力によって保持孔5中に治具6aが内嵌
するようになっている。
【0018】また、Oリング6bによって治具6a中で
容器1が回転しないよう固定されるようになっている。
これにより、容器1は保持基台6中で約45度の角度で
保持される。保持基台6は移送部9たる回転基盤に設け
られた孔部9aに内嵌して支持されるようになってお
り、回転しながら以下に示す処理がなされるように構成
されている。
【0019】前記保持基台6の回転軌道上には、容器1
に化粧料4を充填する充填部7と、充填された化粧料4
の表面を加熱する加熱部8とが順次設置されている。ま
た、加熱部8の側面に冷却ユニット10が設置されてい
る。
【0020】以下、製法を図4ないし図7により説明す
る。保持基台6の保持孔5にスティック型化粧料の容器
1を挿入して保持させる。このとき容器1を適当に回転
させて容器上縁3の傾斜部が水平となるよう調整する。
【0021】そして、容器1が充填部7の直下に至ると
加熱等によって液化された化粧料4が容器1内に注入さ
れる。化粧料4が容器上縁3の傾斜部と同一線上を少許
越えると注入が停止し、ここで放冷ないし強制空冷で固
化される(図5)。
【0022】これは、化粧料4が冷却によって体積収縮
する量を、化粧料の表面張力で維持される程度まで過充
填し、冷却工程での体積減に対応するためのものであ
る。続いて、移送部9が回転すると、図6に示すように
容器1が加熱部8に至り、加熱部8からの熱風で化粧料
4の表面を軟化させ平滑化する。この平滑化工程は化粧
料4の物性等に応じて加熱冷却を複数回繰り返し行えば
良い。
【0023】これにより、化粧料4の液面は盛り上がっ
た部分が徐々に中央部の体積収縮による穴を埋め容器1
の傾斜部と同一線上に位置することとなる。また、従来
は化粧料を余分に充填して削り取っていたが、このよう
な無駄もなくなり経済的となった。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、スティック型化粧料の
容器を前記傾斜部が水平となるよう傾斜させて保持し、
容器の開口部から液化した化粧料を充填するようにした
ので、製造工程が簡略化でき、また従来のように余剰の
化粧料を除去する手間が不要なため生産性と経済性を大
幅に向上させることができる。さらに余剰の化粧料が無
駄にならず経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部の斜視図
【図2】本発明の一実施例を示す要部の断面図
【図3】本発明の一実施例を示す要部の平面図
【図4】本発明の一実施例を示す製造工程の一部切欠し
た側面図
【図5】本発明の一実施例を示す製造工程の一部切欠し
た側面図
【図6】本発明の一実施例を示す製造工程の一部切欠し
た側面図
【図7】本発明の一実施例を示す製造工程の一部切欠し
た側面図
【図8】従来の製法を示す側面図
【図9】従来の製法を示す側面図
【図10】従来の製法を示す側面図
【図11】従来の製法を示す側面図
【図12】従来の製法を示す側面図
【図13】従来の製法を示す側面図
【符号の説明】
1 容器、 2 底部、 3 上縁、 4 化粧料、 5 保持孔、 6 保持基台、 7 充填部、 8 加熱部、 9 移送部。 10 冷却部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒状で、底部がスライド自在になっ
    ているとともに、上縁に傾斜部を有する容器内に化粧料
    を充填するスティック型化粧料の製法において、 スティック型化粧料の容器を前記傾斜部が水平となるよ
    う傾斜させて保持し、容器の開口部から液化した化粧料
    を充填し、この後、化粧料表面に加熱・冷却を複数回施
    して平滑化することを特徴とするスティック型化粧料の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 有底筒状で、底部がスライド自在になっ
    ているとともに、上縁に傾斜部を有する容器内に化粧料
    を充填するスティック型化粧料の製造装置において、 容器を傾斜させて保持する保持孔を形成した保持基台
    と、この保持基台に保持された容器に化粧料を充填する
    充填部と、充填された化粧料を冷却する冷却部と、充填
    された化粧料の表面を加熱する加熱部と前記保持基台を
    移送する移送部とを備えていることを特徴とするスティ
    ック型化粧料の製造装置。
JP3200861A 1991-08-09 1991-08-09 スティック型化粧料の製法及び製造装置 Expired - Lifetime JP3072569B2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5514012A (en) * 1978-07-13 1980-01-31 Kobayashi Kose Co Preparation of core for makeup material and molding mold
FR2451320A1 (fr) * 1979-03-14 1980-10-10 Segaud Ets Support destine a etre utilise pour garnir des etuis avec un produit, par moulage
JPH02172904A (ja) * 1988-12-26 1990-07-04 Kobayashi Kose Co Ltd 二重棒状化粧料の製造方法

Patent Citations (3)

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JPH02172904A (ja) * 1988-12-26 1990-07-04 Kobayashi Kose Co Ltd 二重棒状化粧料の製造方法

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