JPH0541706Y2 - - Google Patents

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JPH0541706Y2
JPH0541706Y2 JP1986108530U JP10853086U JPH0541706Y2 JP H0541706 Y2 JPH0541706 Y2 JP H0541706Y2 JP 1986108530 U JP1986108530 U JP 1986108530U JP 10853086 U JP10853086 U JP 10853086U JP H0541706 Y2 JPH0541706 Y2 JP H0541706Y2
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【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は医療器械のうちで麻酔器における笑気
と酸素の混合や、人工呼吸器における空気と酸素
の場合の如く2種類のガスの混合濃度を調節する
ガスミキサーに関するものである。 〔従来の技術〕 従来から医療用の人工呼吸器、酸素吸入器また
は笑気麻酔器に用いられる2種のガスのミキサー
は殆んどのものが差圧調整弁と混合比弁で構成さ
れている。通常これらのミキサーに供給される一
次圧は空気、酸度、笑気等は約3〜5Kg/cm2でコ
ンプレツサーによつて圧縮されるか、高圧ボンベ
から減圧されたものである。作動の原理は供給さ
れるガスの一次圧に差があつても差圧調整弁で低
い方の圧力でそろえた二次圧のガスを混合比弁に
送り、混合比弁を構成するニードルとオリフイス
で構成される2つの流量調整弁のオリフイス面積
を変えて混合の割合を制御する。 第3図に従来のミキサーの構造の大略の断面図
を示しこの図を用いて説明する。 差圧調整弁30のインレツト31A,31Bか
ら供給されるガスA、ガスBはそれぞれのフイル
ター32A,32B、逆止弁33A,33Bを通
り一次圧室34A,34Bに入る。二次圧室37
A,37Bのガス圧が等しくない時はダイアフラ
ム38に連結しているバルブ35A,35Bとバ
ルブシート36A,36Bとの隙間のバランスが
変化し、圧力の低い方の二次圧室へ、両方の圧力
が等しくなるまでガスが流れ込んで二次圧のバラ
ンスを回復する。二次圧のバランスが取れた時の
圧力値は一次圧の低い方よりもさらに少し低い値
となる。調整された二次圧は混合比弁40のオリ
フイス41A,41Bとニードル42A,42B
によりその流量が規正され、全流しアウトレツト
46より流出する。ニードル42A,42Bはバ
ネ45によつて図の右方に押されており混合比調
整ノブ43の回動によりそのネジ部44の働きで
オリフイス41A,41Bとの隙間を変化させる
事が出来る。 〔考案が解決しようとする問題点〕 通常この種のミキサーの混合比弁は2コの流量
調整弁を連結し、一方の弁のオリフイス面積が増
加する時は他方は減少する様に作動する。流量調
整弁等のオリフイスを通るガスの流量はオリフイ
ス面積、オリフイス入口とオリフイス出口の圧
力、ガスの密度、温度等で決まり次の如き式で表
せる。Sはオリフイス面積(mm2)、P2はオリフイ
ス入口の圧力(Kg/cm2)、P3はオリフイス出口の
圧力(Kg/cm2)、Gはそのガスの空気に対する比
重、Qはオリフイスを通過する流量(/min)
とすれば温度の影響を省略すると、 従来ミキサーの混合比弁に用いられているニー
ドルの形状は設計及び工作の容易さから単純な直
線テーパーである。直線テーパーのニードルと円
形オリフイスによるドーナツ状のオリフイス面積
はニードルの移動量に対し直線的な関係(直線的
な面積変化)にならず二次曲線的面積変化をす
る。これは濃度設定目盛が等間隔に出来ないので
操作上でも、電気的制御の上でも不便である。さ
らにこの混合比弁ではニードルは同サイズのもの
が一対使用されているので前記の計算式でも判る
ように比重の異なる2種のガスでは混合比を変え
たときは混合ガス流量は変化する。また従来の混
合比弁では混合濃度調整範囲の上限値と下限値の
混合濃度の精度に問題があつた。それは調整範囲
の上限または下限においては一方のオリフイスは
閉栓する。そこで僅かでも漏れがあると濃度の誤
差となる。従来の構造では組立当初はともかく長
期間の使用ではオリフイスの変形による漏れが起
き易い。これらが本考案が解決しようとする問題
である。 本考案の目的は、ガス流量がニードルの移動量
に対してほぼ直線的に変化し、混合比を変えても
混合ガス流量が変化せず、さらに上下限の混合濃
度での高精度と耐久性を持つた流量調整弁を提供
するものである。 〔問題点を解決するための手段〕 上記目的のため本考案においては、2つの流量
調整弁を回転軸に中心に動くレバーの両端に配置
し、混合比調整ノブの回転によりレバーの一端を
動かし、流量調整弁の一方が開くときは他方が閉
じるような構成とした。 さらにニードルの断面形状をほぼ二次曲線にし
て、ニードルの移動量に対してガス流量がほぼ直
線的に変化させ、さらに混合比を変えても混合ガ
ス流量が変化しないようにした。 また上下限の混合濃度での高精度と耐久性向上
のために、ニードルがオリフイスを閉栓するとき
は、プランジヤー内のバネを介して当接しさらに
強圧する構造とした。 また、2種のガスの比重による流量の違いを考
慮して、レバーの回転軸から各流量調整弁までの
長さを、ガスの比重に応じて定めることにした。 〔実施例〕 以下本考案の実施例を図面を用いて説明する。 第2図に本考案が提供する医療用ガスミキサー
のブロツク構成を示す。本ミキサーは2系統のガ
ス回路を有しガスA、ガスBはそれぞれのインフ
レツト2A,2Bより入るフイルター3A,3
B、逆止弁4A,4Bを経てパイロツト式減圧弁
6A,6BにおいてガスA、ガスBは所定の等し
い圧力に減圧され、混合比弁1のそれぞれの流量
調整弁10A,10Bで設定された混合濃度に対
応する流量に規正され、合流しアウトレツト7か
ら流出する。29は本ミキサーの外部に接続され
た混合ガスの総流量調整弁である。5はパイロツ
ト圧発生用減圧弁でガスAの回路で逆止弁4Aの
後につながり、パイロツト圧をパイロツト式減圧
弁6A,6Bに供給しそれから等しい二次圧を出
力させる働きをする。パイロツト圧回路はパイロ
ツトブリードオリフイス8を経て大気に放出され
る。28は低圧警報機構で供給ガス圧が設定値よ
り低下した時(一方のガスが接続されていない時
も)ガスを噴出させる警報を発する。9は混合ガ
スブリードオリフイスでガスA、ガスBの合流点
とアウトレツト7の中間より混合ガスの一部をこ
のオリフイスを通して放出し少流量時の特性劣化
を補う働きをする。 次に第1図a,bにしたがつて本考案の実施例
の混合比弁の構造を第1図aの断面図と第1図b
の正面図を用いて説明する。 流量調整弁10A,10Bはその取入口11
A,11BからガスA、ガスBを受け入れる。1
4A,14Bはオリフイスで、13A,13Bは
プランジヤー15A,15Bの先端にあつてオリ
フイス14A,14Bに出入して流量を規正する
ニードルである。ニードル13A,13Bとオリ
フイス14A,14Bとの隙間を通つたガスは出
口12より混合ガスとなつて放出する。 プランジヤー15A,15Bは円筒状をしてお
り外側にOリング18A,18Bを備え、流量調
整弁10A,10Bの内壁との気密を保ち、その
内部にバネ16A,16Bを備えそのバネはバネ
座17A,17Bを押す。レバー23は回転軸2
1を中心に回動可能に支持されその一端に連結ピ
ン22があつてカム24のネジ状の溝に係合して
いる。レバー23にはプランジヤー15A,15
Bと係合する連結ピン20A,20Bがありこの
連結ピン20A,20Bはプランジヤー15A,
15Bにネジ込まれた調節ネジ19A,19Bと
バネ座17A,17Bに挟まれている。混合比調
整ノブ25の回動はレバー23を介してプランジ
ヤー15A,15Bを動かし、その動きは一方が
オリフイスを閉じる時は他方は開く様になる。一
方のニードルがオリフイスに当接した後、第1図
bに示す混合比調整ノブ25とパネル26の目盛
27位置からさらに混合比調整ノブ25を回すと
第1図aの流量調整弁10Bの如く連結ピン20
Bが調節ネジ19Bから離れバネ座17Bを押し
バネ16Bを圧縮してニードル13Bをオリフイ
ス14Bに押し付けるようにパネル26の目盛2
7に示すオーバーランを設けた。上記の説明から
も明らかなようにニードルがオリフイスに当接し
た後にさらに弾圧して閉栓する構造のために、摩
耗等によるオリフイス、ニードルの変形があつて
も閉栓は確実に再現される。反対方向に混合比調
整ノブ25を回した時は流量調整弁10Aの側で
同様になる。一般のニードル弁ではニードルを閉
じて行きオリフイスに密着した後さらに強く締め
るとニードルがオリフイスを変形させてしまう。
これはニードルを押す力が過度になりオリフイス
を圧し、繰返しの使用で変形して目盛上の閉栓位
置でガスが漏れる事になり易い。即ち濃度設定の
最高及び最低目盛において閉栓不完全となり混合
濃度誤差となる。本考案では混合比調整ノブ25
の回転を、ニードル閉栓の位置から若干のオーバ
ーランをさせたところにストツパーを設け、オー
バーランの範囲はバネを介してニードルがオリフ
イスを弾圧する構造としたので一定のバネ力のた
めオリフイスの損傷がなく長期間安定した閉栓が
出来る。 また本考案で使用するニードルの形状は直線テ
ーパーではなく移動量に比例したオリフイス面積
が得られる様に寸法を設定したもので二次曲線と
なる。その計算方法は前に記した流量とオリフイ
ス面積、圧力等の関係式から得られる。即ち最大
流量に対応する最大オリフイス面積値を決め、そ
の全開点と閉栓点の間をニードルの移動量に対応
して直線的にオリフイス面積が変化する様なニー
ドルの形状を求めれば良い。2種のガスの混合流
量で150/min程度の時に通常のミキサーにお
いては混合比弁にガスを供給する減圧弁の二次圧
は流量の増加につれて低下するので、実際に使用
する減圧弁で実測した二次圧の値をオリフイス入
口の圧力として計算に使う必要がある。さらに2
つの流量調整弁について、使用する流量の範囲で
ニードルの移動量が最大の時、即ち使用時の最大
オリフイス面積の時に等しい流量となる様にすれ
ばガスの混合比を変えても混合ガス流量は常に一
定とする事が出来る。 しかるに従来の混合比弁ではニードルは単純な
直線テーパーでかつ同サイズのものが一対使用さ
れているので前記の流量の計算式でも判る様に密
度の異なる2種のガスでは流量は等しく出来ない
し、またニードルの移動量に対して流量が直線関
係にもならない。その結果ニードルの作動を単純
なネジ機構等で行つた時は濃度設定目盛が不等間
隔になり操作性も劣るし、総流量調整弁を全開に
した最大流量時などは濃度設定目盛の位置によつ
て、混合ガスの流量が変化し一定値を保つ事が出
来ない。 本考案で2つの流量調整弁でニードルとオリフ
イスを同一寸法のものを用いた時は一方のニード
ルの移動量に対して他方の移動量がガスの比重の
比の平方根の値を乗じた量になる如くレバーの腕
の長さを変えている。第1図aにおいてガスAの
比重をGA、ガスBの比重をGBとするとレバー2
3の連結ピン20Aと回転軸21の距離を連結ピ
ン20Bと回転軸21の距離の
〔考案の効果〕
以上説明した様に混合比弁のニードルとオリフ
イスの寸法を最大流量が等しく、ニードルの移動
量に対してほぼ直線的に変化する流量を出す流量
調整弁一対を一方が開く時は他方が閉じる様にレ
バーに連結して、混合濃度設定の上下限では目盛
値よりも混合比調整ノブをオーバーランをさせ、
その区間ではバネを介してニードルがオリフイス
を当接後に弾圧する構造の混合比弁によつて混合
濃度設定目盛が等間隔で使い易く、上下限の混合
濃度で精度と耐久性が良く、最大混合流量時でも
濃度によつて流量が変化しない混合比弁を持つた
医療用ガスミキサーが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本考案の実施例の混合比弁を示
し第1図aは断面図、第1図bは正面図、第2図
は本考案の実施例の医療用のガスミキサーのブロ
ツク構成図、第3図は従来技術による差圧調整弁
方式の医療用ガスミキサーの構造略図を示した断
面図である。 10A,10B……流量調整弁、13A,13
B……ニードル、14A,14B……オリフイ
ス、15A,15B……プランジヤー、16A,
16B……バネ、23……レバー、25……混合
比調整ノブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 2種のガスを混合するために、気密保持したプ
    ランジヤーに取り付けたニードルとオリフイスよ
    りなる二つの流量調整弁を、回転軸で支持したレ
    バーの両端に配置し、混合比調整ノブの操作によ
    りこのレバーを回転させ、流量調整弁の一方が開
    くときは他方が閉じるように構成し、ニードルの
    移動量に対してオリフイスの開口面積がほぼ直線
    的に変化するよう、ニードルの断面を二次曲線に
    形成した医療用ガスミキサーにおいて、 前記混合比調整ノブの操作に伴う2種のガスの
    流量変化を等しくし、かつ両ガスの最大流量を等
    しくするために、前記レバーの回動に伴う両流量
    調整弁の開口面積の変化が各ガスの比重の平方根
    に比例するごとく、前記回転軸から各流量調整弁
    までのレバー比を定め、さらに前記プランジヤー
    にバネを設け、前記ニードルが前記オリフイスに
    当接した後の前記レバーの動きを該バネの変形に
    よつて吸収し、該ニードルがバネ力を伴つて該オ
    リフイスを閉栓する構造を特徴とする医療用ガス
    ミキサー。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5740787A (en) * 1980-08-26 1982-03-06 Victor Co Of Japan Ltd Clamping device for discoid information recording medium
JPS5811376U (ja) * 1981-11-24 1983-01-25 パイオニア株式会社 ヘッドホン用アダプタ

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