JPH0541354U - 超電導エネルギ貯蔵装置 - Google Patents

超電導エネルギ貯蔵装置

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JPH0541354U
JPH0541354U JP8769691U JP8769691U JPH0541354U JP H0541354 U JPH0541354 U JP H0541354U JP 8769691 U JP8769691 U JP 8769691U JP 8769691 U JP8769691 U JP 8769691U JP H0541354 U JPH0541354 U JP H0541354U
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JP
Japan
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energy storage
converters
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gto
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Application number
JP8769691U
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Inventor
省二 森
紀子 川上
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Toshiba Corp
Toshiba System Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba System Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、交流側がそれぞれ交流系統に接続
され、直流側が並列接続される複数台の自励式変換器
と、該自励式変換器の直流側に接続される超電導コイル
から成る超電導エネルギ貯蔵装置において、前記いずれ
かの自励式変換器に故障が発生してもシステムの停止時
間を短時間に抑えることを目的としたものである。 【構成】 交流側がそれぞれ交流系統に接続され、直流
側が並列接続される複数台の自励式変換器と、該自励式
変換器の直流側に接続される超電導コイルから成る超電
導エネルギ貯蔵装置において、前記各自励式変換器の直
流側にそれぞれ直流遮断器を設けたことを特徴とする超
電導エネルギ貯蔵装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、超電導エネルギ貯蔵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
超電導コイルの抵抗分はほとんど零に近いため、コイルの時定数が非常に大き い。そのため超電導コイルに直流電流を環流させてエネルギを貯蔵し、核融合な どのパルス負荷や、電力のピ―ク負荷対策に用いる超電導エネルギ貯蔵システム (以下、SMESと記す)の研究が進められている。SMESは長時間にわたる 電力調整の他に、電力系統と連系する変換装置を自己消弧可能な素子(例えば、 ゲ―トタ―ンオフサイリスタ、以下、GTOと記す)で構成すれば、系統安定化 及び系統無効電力補償等の機能を持たせることができる。
【0003】 図3に従来のSMESを示す。図3において、1a,1bは変圧器、2a,2 bは交流コンデンサ、3a,3bはGTOから成る変換器である。4は超電導コ イル、5はサイリスタスッチ、6a,6bは直流しゃ断器、7は異常検出回路、 8はサイリスタオン回路、9は制御指令に応じてGTOのオンオフを決めるゲ― トタイミング制御回路、10は直流しゃ断器入切回路である。変換器に異常が発 生した場合、異常検出回路7によって変換器の異常を検出する。異常検出回路7 より異常信号71が、サイリスタオン回路8に出力される。サイリスタオン回路 8は異常信号71によって超電導コイル電流を環流させるためのサイリスタスイ ッチ5をオンさせる。サイリスタスイッチ5がオンした後、ゲ―トタイミング制 御回路9は変換器3a,3bにゲ―トオンオフ信号91,92を出力し、変換器 3a,3bを停止する。するとサイリスタスイッチ5へ直流電流は転流する。変 換器3a,3bが停止後、直流しゃ断器入切回路10は直流しゃ断器入切信号1 01によって直流しゃ断器6a,6bを遮断させて、変換器3a,3bと超電導 コイル4を分離する。超電導コイル4とサイリスタスイッチ5は直流電流を環流 させた状態で変換器の復帰を待つ。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、図3に示す従来のSMESにおいては、変換器に異常が発生すると変 換器が復帰するまで長時間系統安定化及び系統無効電力補償のSMES本来の機 能を停止せざるを得ない。又、例えば、超電導コイル4の蓄積エネルギ20MJ 直流電流10KA、サイリスタスイッチ5の電圧降下3VのSMESにおいて、 変換器の異常により超電導コイルとサイリスタスイッチ間で直流電流を環流させ る場合、サイリスタスイッチ5の電圧降下により超電導コイル4のエネルギは、 20分程度でサイリスタスイッチ5により消費され、超電導コイル4の20MJ ものエネルギが無駄に消費される。又、更に大規模なSMESも検討されており 、その場合より多くのエネルギが無駄に消費されることになる。変換器故障時の エネルギ処理は、SMESが大規模になるにつれて、大きな課題となる。
【0005】 本考案の目的は、並列接続された複数台の変換器の異常時、変換器の停止時間 を短時間又は、瞬時に抑えることにより、直流電流環流時のサイリスタスイッチ 5による蓄積エネルギの消費を抑えるともに、SMES本来の機能を損なうこと なく経済的な運用を行える超電導エネルギ貯蔵装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記目的を達成するために交流側がそれぞれ交流系統に接続され、 直流側が並列接続される複数台の自励式変換器と、該自励式変換器の直流側に接 続される超電導コイルから成る超電導エネルギ貯蔵装置において、前記各自励式 変換器の直流側にそれぞれ直流遮断器を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
本考案によれば、並列接続された複数台の変換器のうち、変換器の異常により SMESが停止しても、SMESより異常検出器を直流しゃ断にて切離すことに より健全な変換器で短時間又は瞬時に際運転が可能になり、経済的な運用がお行 える超電導エネルギ貯蔵装置を提供できる。
【0008】
【実施例】
以下本考案の一実施例を図3と同一分に同一符号を付して示す図1を参照して 説明する。
【0009】 各変換器3a,3bの直流出力側に直流しゃ断器6a,6b及び6c,6dを 設けている。通常直流しゃ断器6a〜6dは閉じており、変換器異常時、異常変 換器の直流側しゃ断器を開き異常変換器を切離す。
【0010】 通常運転時GTOから成る変換器3a,3bは超電導コイル4にエネルギを蓄 積又は放出を行っている。異常検出回路7によって、変換器の異常を検出した場 合以下の動作を行なう。
【0011】 例えば、GTO変換器3aが素子故障等により異常が発生した場合、異常検出 回路7によってGTO変換器3aの異常を検出すると同時に、サイリスタオン回 路8は、異常信号71によってサイリスタスイッチ5をオンさせる。
【0012】 ゲ―トタイミング制御回路9は、各変換器3a,3bのGTOにゲ―トオンオ フ信号91,92を出力し、GTO変換器を停止すことでサイリスタスイッチ5 へ直流電流を転流させる。直流しゃ断器入切回路10は異常信号71により異常 変換器3a側の直流しゃ断器6a,6bを遮断し、GTO変換器3aはSMES と分離される。分離後健全な変換器3bへゲ―トタイミング制御回路9よりゲ― トオンオフ信号92が入力されGTO変換器3bによってサイリスタスイッチ5 に逆電圧が印加され、サイリスタスイッチ5をオフさせることで直流電流をGT O変換器3bに転流させ、転流後通常運転状態に戻す。
【0013】 尚、GTO変換器3aに異常が発生した場合を説明したがGTO変換器3bに 異常が発生した場合も同様な方法で対応できる。又、ここではGTO変換器2台 並列について説明したがGTO変換器多数台並列の場合も同様な方法で対応でき より経済的な運用が行なえる。
【0014】 以上説明したように、本実施例によればGTO変換器の異常発生時に、SME S本来の機能を損なうことなく、又、直流電流環流時のサイリスタスイッチによ る蓄積エネルギの消費を抑えると共に、短時間に再起動可能な経済的な超電導エ ネルギ貯蔵装置を提供することができる。 図1と同一分に同一符号を付して示す図2は本考案の他の実施例を示す構成図 である。
【0015】 各変換器3a,3bの直流出力側に直流しゃ断器6a,6b及び6c,6dを 設けている。通常直流しゃ断器6a〜6dは閉じており、変換器異常時、異常変 換器の直流側しゃ断器を開き、異常変換器を切離す。 通常運転時はGTOから成るGTO変換器3a,3bは超電導コイルエネルギ を蓄積又は放出を行っている。
【0016】 直流電流Iは変流器12Cで検出される。各GTO変換器3a,3bに流れる 電流i1,i2 は、変流器12a,12bで検出し、定電流制御回路13に入力後 、ゲ―トタイミング制御回路9に制御指令値を与え、各GTO変換器3,3bを 制御することて定電流制御を行っている。 直流電流Iは以下の関係になっている。 I=i1 +i2 ……(1) I/2=i1 =i2 ……(2
【0017】 異常検出回路7によって、変換器の異常を検出した場合、以下の動作を行う。 例えば、GTO変換器3aが素子故障等により、異常が発生した場合異常検出 回路7によって、GTO変換器3aの異常を検出する。異常検出と同時に異常信 号71が、定電流制御回路13、直流しゃ断器入切回路10に入力される。定電 流制御回路13では、GTO変換器3bの電流i2 がi2 =Iとなるように、
定 電流制御回路13よりゲ―トタイミング制御回路9に制御指令を与えると共に、 直流しゃ断器入切回路10からの直流しゃ断器開指令により、直流しゃ断器6a ,6bが遮断され、GTO変換器3aは、SMESと分離され、GTO変換器3 aは停止する。健全なGTO変換器3bにて運転が継続される。 尚、GTO変換器3aに異常が発生した場合を説明したが、GTO変換器3b に異常が発生した場合も同様な方法で対応できる。 又、個々出はGTO変換器2並列について説明したが、GTO変換器多数並列 の場合も同様の方法で対応でき、より経済的な運用が行える。
【0018】 異常説明したように、本実施例によれば、GTO変換器の異常発生時にSME S本来の機能を損なうことなく、又、1台の変換器の異常によるSMESの停止 に至らない経済的な超電導エネルギ貯蔵装置を提供できる。
【0019】
【考案の効果】
以上説明のように、本考案によれば、多数並列接続された変換器で構成される 超電導エネギ貯蔵装置において、各変換器の直流側個別に直流しゃ断器を設ける ことにより、変換器の異常によるSMESの停止時間を短時間又は瞬時に抑える ことができ、SMES本来の機能を損なうことなく、経済的な運用を行える超電 導エネルギ貯蔵装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す超電導エネルギ貯蔵装
置のブロック図。
【図2】本考案の他の実施例を示す超電導エネルギ貯蔵
装置のブロック図。
【図3】従来の超電導エネルギ貯蔵装置のブロック図。
【符号の説明】
1a,1b …変圧器 2a,2b …交流コンデンサ 3a,3b …GTO変換器 4 …超電導コイル 5 …サイリスタスイッチ 6a〜6d …直流しゃ断器 7 …異常検出回路 71 …異常信号 8 …サイリスタオン回路 9 …ゲ―トタイミング制御回路 91 ,92 …ゲ―トオンオフ信号 10 …直流しゃ断器入切回路 11a,11b …系統 12a,12b,12c…変流器 13 …定電流制御回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流側がそれぞれ交流系統に接続され、
    直流側が並列接続される複数台の自励式変換器と、該自
    励式変換器の直流側に接続される超電導コイルから成る
    超電導エネルギ貯蔵装置において、前記各自励式変換器
    の直流側にそれぞれ直流遮断器を設けたことを特徴とす
    る超電導エネルギ貯蔵装置。
JP8769691U 1991-10-25 1991-10-25 超電導エネルギ貯蔵装置 Pending JPH0541354U (ja)

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JP8769691U JPH0541354U (ja) 1991-10-25 1991-10-25 超電導エネルギ貯蔵装置

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