JPH0541295U - スピーカ - Google Patents

スピーカ

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JPH0541295U
JPH0541295U JP9802791U JP9802791U JPH0541295U JP H0541295 U JPH0541295 U JP H0541295U JP 9802791 U JP9802791 U JP 9802791U JP 9802791 U JP9802791 U JP 9802791U JP H0541295 U JPH0541295 U JP H0541295U
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JP
Japan
Prior art keywords
speaker
cone paper
sound
voice coil
television receiver
Prior art date
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Pending
Application number
JP9802791U
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English (en)
Inventor
雄一 古関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 音導管を用いることなくローコストで高音質
のテレビジョン受像機に適するスピーカを提供する。 【構成】 永久磁石よりなるスピーカ磁石部34とコー
ン紙部48を有するスピーカ32において、例えば外枠
フレーム44を長く伸ばすことにより、スピーカ磁石部
34とコーン紙部48との間の距離H1をコーン紙部4
8の直径R1よりも大きく設定し、コーン紙部48のみ
をテレビジョン受像機24のフロントキャビネット26
に直接取り付け得るようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スピーカに係り、特にダイナミックスピーカの構造の改良に関する 。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電気振動を音響振動に変換して音波を空間に放出する装置として、ス ピーカが知られている。このスピーカとしては、振動板からの音波を直接空間に 放出する直接放射形と、振動板にホーンを接続し、それを介して空間に音波を放 射するホーン形とが主に知られている。 ここで、従来のスピーカを説明すると、例えば図4は直接放射形のダイナミッ クスピーカを示す断面図である。図示するようにこのスピーカは略円錐形状に成 形された外枠フレーム2を有し、このフレーム2の前面に同様に略円錐形状に成 形されたコーン紙部4を張設し、このコーン紙部4の周辺部を上記外枠フレーム 2に取り付けると共に、このコーン紙部4の中心部に円筒体状の音声コイルボビ ン8を取り付け固定する。そして、この音声コイルボビン8の基端部は、自由端 になされると共に、この自由端には音声コイル10が巻回されて設けられており 、このコイル10へは音声コイル端子12から音声信号を流すようになっている 。
【0003】 そして、上記外枠フレーム2の中心部には磁気回路ヨーク14に固定させて永 久磁石よりなるスピーカ磁石部16が前記音声コイルボビン8の端部に対向させ て設けられている。 このような構造において、上記音声コイル10に音声信号を流すことにより、 このコイル10は音声信号の強弱に応じてスピーカ磁石部16側へ吸引され、こ れによりコーン紙部を振動させて音波を発するものである。 ところで、この種のスピーカをテレビジョン受像機の前面に取り付ける場合に は、かなり大きなスペースを必要としてCRT(陰極線管)の表示面積に対して かなり大きな余分なサイドスペースを設けなければならず、不必要に横幅を大き くしなければならない。例えば、この種のスピーカをテレビジョン受像機の前面 に取り付ける場合、例えば定格入力5W程度の出力を実現しようとするとその幅 は5cm以上も必要であった。これは、コーン紙部4の幅のみならず、スピーカ 磁石部16の外形も更に大きくなってしまうということを、意味している。
【0004】 特に、テレビジョン受像機にあっては製品のCRT表示面以外の横幅を少しで も狭くして、製品のデザイン上優れたものにすると共に、設置スペースを少なく することが強く望まれている。 そこで、この問題点を解決するために特開平1−276997号公報に開示さ れているように、スピーカの振動板の前面に音導管を配置した構造のものが提案 されている。このスピーカ構造は、図5及び図6に示すようにスピーカユニット 18をスピーカボックス20へ収容し、このスピーカユニット18から前方に向 けてその断面積が順次縮小された音導管22を設けて全体が構成されている。こ のように音導管22が必要とされる理由は、テレビジョン受像機24のフロント キャビネット26のCRT28の表示面サイドに取り付けられることになる音導 管開口部30の開口幅Wがスピーカユニット18の直径Rよりも狭いことによる 。
【0005】 このようにして、スピーカユニット18をCRT機器内の後方に位置させてこ れより発する音を音導管22により前面に導くようにしている。この場合、音導 管22の長さが十分にとれないことから、再生周波数特性はピークディップのあ る山谷の多い特性となり、これを防止するために内部には図示しない仕切り板や 吸音材等が設けられている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記したような音導管を用いた構成にあっては、テレビジョン受像 機のサイズにより物理的制約上から音導管22の長さを十分にとることができず 、従って、上述のように仕切り板や吸音材等を設けたといえども再生周波数特性 を十分に改善することができない。 また、上記したように再生周波数特性を改善するために共振と共鳴と吸音で音 を作りこむようにしたので、位相特性も良好でなく、コーン紙面が機器の前面に 近くなるダイナミックスピーカのような品質の高い音質を望むことができない。 また、音導管を用いた場合には、この中で音圧ロスが発生して、能率が低下す る問題もあった。
【0007】 更には、音導管22自体が複雑な構造になされていることから、製造コストの 上昇も余儀なくされという不都合もあった。 本考案は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案された ものである。本考案の目的は、音導管を用いることなく低コストで高音質のスピ ーカを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上のような問題点を解決するために、スピーカ磁石部とこの前面 に設けられるコーン紙部とを有するスピーカにおいて、前記スピーカ磁石部と、 前記コーン紙部との間の距離を、前記コーン紙部の直径よりも大きく設定するよ うに構成したものである。
【0009】
【作用】
本考案は、以上のように構成されたので、従来のダイナミックスピーカを改造 した形状となり、すなわちスピーカ磁石部とコーン紙部との間の距離は、遥かに 大きく設定され、これらの間には、例えば音声コイルボビン等を物理的に伸ばす ことにより振動可能に連結されている。これにより、コーン紙部をCRTの表示 面側に設けると共に、スピーカ磁石部をCRT後方のスペースが比較的自由な空 間に設置することが可能となる。
【0010】
【実施例】
以下に、本考案に係るスピーカの一実施例を添付図面に基づいて詳述する。 図1は本考案に係るスピーカの一実施例を示す断面図、図2は本考案に係るス ピーカをテレビジョン受像機へ設置した状況を示す取付図である。 図示するようにこのスピーカ32は、所定の厚さの比較的大きな直径のリング 上の永久磁石よりなるスピーカ磁石部34を有しており、このスピーカ磁石部3 4は、例えば一側が開放された容器状の磁気回路ヨーク36の底部にその一側を 面接触させて取り付けられている。この磁気回路ヨーク36の中心部からは、上 記スピーカ磁石部34の中心孔34A内に突出されて円柱状のセンタポール38 が形成されると共に、上記スピーカ磁石部34の他側には、中心部に孔40Aを 有するガイドリング40設けられている。そして、この孔40Aの直径は、この 中心に位置するセンタポール38の直径よりも僅かに大きく設定されており、こ の孔40Aの内壁と上記センタポール38の外周壁との間にその周方向に沿って 後述するごとく音声コイルボビン42の端部を挿通し得るだけの僅かな間隙が形 成されている。
【0011】 そして、上記磁気回路ヨーク36の開口端には、比較的長く形成された、例え ば略円筒体状の外枠フレーム44が取り付けられており、この先端開口部には、 例えば矢紙のような取付部材46を介して、中心部に向けて若干円錐状に傾斜を 持たせた略円形のコーン紙部48が取り付けられている。尚、外枠フレーム44 は、コーン紙部48を支持し得るのであれば円筒体形状に限定されず、どのよう な形状乃至構造でもよい。 ここで、コーン紙部48と上記スピーカ磁石部34との間の距離H1は、この コーン紙部48の直径R1よりも大きくなるように設定されており、スピーカ磁 石部34の配置の自由度を大きくしている。そして、このコーン紙部48の中心 部と前記スピーカ磁石部34側とを連結するごとく略円筒体状の前記音声コイル ボビン42が設けられている。具体的には、上記音声コイルボビン42の先端部 は径方向外方へ拡大されたコーン頂部42Aを有し、上記コーン紙部48から脱 落しないように構成されると共に、その基端部側は、例えば伸縮自在の蛇腹状の ダンパ部材よりなる中心保持器50を介して磁気回路ヨーク38の開口端部に連 結されており、従って、この音声コイルボビン42はその長手方向に対して振動 自在に構成されている。
【0012】 そして、この音声コイルボビン42の円筒状基端部42Bは上記センタポール 38の外周に、これと接触しないように嵌装されている。そして、この基端部4 2Bには、音声信号を流すための音声コイル52が巻回して設けられている。 このようにして構成されたスピーカ32は、図2に示すようにコーン紙部48 をテレビジョン受像機24のCRT28が取り付け固定されるフロントキャビネ ット26側に取り付け、スピーカ磁石部34側をCRT28の後方、すなわちテ レビジョン受像機24内の後方部の比較的スペースが自由な空間に設置する。
【0013】 尚、上記実施例にあっては、音声コイルボビン42を伸ばすことによりスピー カ32の全体を長くしたが、これに限定されず、例えば図2中の右側のスピーカ 32Aに示すように、音声コイルボビンを伸ばすのではなく従来のように短い音 声コイルボビン8を用いてこれとコーン紙部48の中心部とをジョイント60で 連結するようにしてもよい。これによれば、外枠フレーム44を屈曲させること ができるので、スピーカ磁石部34をCRT28の後方に一層近付けて配置する ことができ、空間の有効利用を図ることができる。
【0014】 次に、以上のように構成された本実施例の動作について説明する。 まず、音声コイルボビン42の基端部に設けた音声コイル52に図示しない音 声コイル端子より音声信号を流すと、この音声コイル52は音声信号の強弱に応 じ、電磁作用によりスピーカ磁石部34側へ吸引され、これにより音声コイルボ ビン42はその長手方向へ振動してこの振動がコーン紙部48に伝わり、音波が 発せられることになる。 このように、本実施例においては、音声コイルボビン42を伸ばしてスピーカ 磁石部34とコーン紙部48との間の距離を長く設定したので、或いはスピーカ 磁石部34側とコーン紙部48とをジョイント60により連結してこれらの間を 比較的長く設定したので、コーン紙部48のみをテレビジョン受像機24のフロ ントキャビネット26に、この前面の面積を大きくする事無く、取り付け固定す ることができ、従来形のスピーカユニットを前面付けできるタイプのスピーカと 同様の使用方法を採用することができる。
【0015】 また、上述のようにコーン紙部48を前面付けすることができるので、従来の 音導管を使用したスピーカと比較して、フロントキャビネットの前面の面積を大 きくすることなく音質を向上させることができるのみならず、音圧のロスも減少 させることが可能となる。 また、スピーカ磁石部34も大型化させることができるので、スピーカの効率 も稼ぐこともでき、この点よりも音質の向上を図ることが可能となる。
【0016】 また、図3に示すグラフに示すように、本実施例によれば、構造複雑な音導管 を用いなくて済むので、音導管を備えたスピーカと比較してその製造コストを大 幅に削減させることが可能となる。 尚、上記実施例あっては、本考案に係るスピーカをテレビジョン受像機に用い た場合について説明したが、これに限定されず、他の電気機器等にも適用し得る のは勿論である。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば次のような優れた作用効果を発揮するこ とができる。 音導管を用いることもなく、しかも取り付け面積を拡大することなくコーン紙 部のみをフロントキャビネットに取り付け得るようにしたので、再生周波数特性 を大幅に向上させることができ、音質を大幅に改善することができる。 また、音導管を用いないことから音圧ロスがなくなり、音導管タイプのスピー カと比較してスピーカ能率を向上させることができるのみならず、製造コストも 大幅に削減することができる。 更に、音質の改善を狙っての設計自由度も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るスピーカの一実施例を示す断面図
である。
【図2】本考案に係るスピーカをテレビジョン受像機へ
設置した状況を示す取付図である。
【図3】本考案のスピーカと従来のスピーカとの製造コ
ストの比較を示すグラフである。
【図4】一般的なダイナミック型のスピーカを示す断面
図である。
【図5】従来の音導管付きのスピーカを搭載したテレビ
ジョン受像機の内部を示す概略構成図である。
【図6】従来の音導管付きスピーカを示す外観図であ
る。
【符号の説明】
2,44…外枠フレーム、4,48…コーン紙部、8,
42…音声コイルボビン、10,52…音声コイル、1
4,36…磁気回路ヨーク、16,34…スピーカ磁石
部、22…音導管、24…テレビジョン受像機、28…
CRT、32,32A…スピーカ、60…ジョイント、
H1…スピーカ磁石部とコーン紙部との間の距離、R1
…コーン紙部の直径。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカ磁石部とこの前面に設けられる
    コーン紙部とを有するスピーカにおいて、前記スピーカ
    磁石部と、前記コーン紙部との間の距離を、前記コーン
    紙部の直径よりも大きく設定するように構成したことを
    特徴とするスピーカ。
JP9802791U 1991-10-31 1991-10-31 スピーカ Pending JPH0541295U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9802791U JPH0541295U (ja) 1991-10-31 1991-10-31 スピーカ

Applications Claiming Priority (1)

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JP9802791U JPH0541295U (ja) 1991-10-31 1991-10-31 スピーカ

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Publication Number Publication Date
JPH0541295U true JPH0541295U (ja) 1993-06-01

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ID=14208467

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JP9802791U Pending JPH0541295U (ja) 1991-10-31 1991-10-31 スピーカ

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