JPH0540305Y2 - - Google Patents

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JPH0540305Y2
JPH0540305Y2 JP1988146995U JP14699588U JPH0540305Y2 JP H0540305 Y2 JPH0540305 Y2 JP H0540305Y2 JP 1988146995 U JP1988146995 U JP 1988146995U JP 14699588 U JP14699588 U JP 14699588U JP H0540305 Y2 JPH0540305 Y2 JP H0540305Y2
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piston
coil
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、流体圧縮機に関するものであり、特
に、電気的エネルギを効率的に機械的エネルギに
変換して、流体圧縮機ピストンを往復動させるの
に好適な流体圧縮機に関するものである。
(従来の技術) 従来の流体圧縮機として、実開昭54−14412号
公報に開示されているような装置がある。第3図
は、該装置の断面図である。
同図において、ハウジング1の中央部には鉄心
6が固定され、該ハウジング1の両側には圧縮室
7a,7bが設けられている。圧縮室7a,7b
の壁面の1つはダイヤフラム1a,1bによつて
構成される。該ダイヤフラム1a,1bと対向す
る圧縮室7a,7bの壁面8a,8bには、吐出
弁9a,9bと吸入弁10a,10bとがそれぞ
れ設けられている。
前記鉄心6には界磁コイル3が巻かれ、磁極が
形成されている。前記鉄心6の中心部にはロツド
4が挿通されている。ロツド4の両端は前記ダイ
ヤフラム1a,1bに結合され、該ロツド4の中
間部には、可動コイル2aが巻かれたカツプ状の
コイル保持部材2が固定されている。
以上の構成を有する流体圧縮機において、界磁
コイル3と可動コイル2aとに交流電源を接続し
て通電すると、界磁コイル3によつて形成される
磁界と、可動コイル2aとの間に電磁力が作用
し、可動コイル2aが巻装されたコイル保持部材
2はギヤツプ5内で往復動する。
コイル保持部材2の往復動に伴つて、該保持部
材2が固定されたロツド4と、該ロツド4の両端
に結合されたダイヤフラム1a,1bも往復動す
る。ダイヤフラム1aおよび1bがA方向に動く
と、流体は吸入弁10aから圧縮室7aへ吸入さ
れ、一方、圧縮室7bの流体は吐出弁9bから排
出される。
また、ダイヤフラム1aおよび1bが矢印Bの
方向に動くと、流体は吸入弁10bから圧縮室7
bへ吸入され、圧縮室7aの流体は吐出弁9aか
ら排出される。
上述のような装置で、界磁コイルおよび可動コ
イルに供給された電力を効率良く電磁力に変換す
るため、可動コイルを挿入するために設けられる
鉄心のギヤツプ5は極力小さくすることが望まし
い。
(考案が解決しようとする課題) 上記した従来の技術は、次のような問題点を有
していた。
上記従来の装置では、可動部分の往復動に際し
て、ロツド4と該ロツド4に固定されたコイル保
持部材2等の可動部分と鉄心6等の固定部分とが
接触しないようにする必要がある。
ところで、ロツド4およびコイル保持部材2の
加工精度と、可動コイル2aの巻上がり寸法の精
度、ならびにロツド4を保持しているダイヤフラ
ム1a,1bが可撓性を有しているために生じる
可動部分の振れ等を考慮すると、コイル保持部材
2が鉄心6に接触しないようにするためには、前
記コイル保持部材2と鉄心6とのギヤツプ5を比
較的大きくとる必要がある。
前記コイル保持部材2と鉄心6とのギヤツプ5
が大きいと、界磁コイル3および可動コイル2a
に供給された電力を効率良く電磁力に変換するこ
とができない。
また、前記ギヤツプ5を小さくするという目的
のために、該ギヤツプ5に挿入される可動コイル
2aの巻数が制限されるようになり、そのために
可動コイル2aの巻数を増加させて電磁力の増大
を図るということができないことになり、ダイヤ
フラム1a,1bの振幅の設定等、圧縮機の設計
上の制約が大きくなるという問題点もあつた。
本考案は、前述の問題点を解決し、可動部分と
固定部分とのギヤツプの縮小が図れ、かつ、可動
コイルの巻数を増加できる流体圧縮機を提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段および作用) 前記の問題点を解決するために本考案は、揺動
自在に軸支された可動部材、ならびに該可動部材
の内周および外周のいずれか一方に配置された固
定部材を有する流体圧縮用ピストンの駆動手段
と、前記可動部材の揺動を前記ピストンの直線往
復動に変換するため、前記可動部材の揺動中心軸
と直交する方向に該可動部材から突出して設けら
れ、前記ピストンに連結される連結板とを具備す
ると共に、前記可動部材および固定部材の一方が
永久磁石で、他方が該永久磁石の磁束を横切る方
向に設けられた溝、および該溝に巻装されるコイ
ルを有する鉄心で構成された点に第1の特徴があ
る。
さらに、本考案は、前記第1の特徴に加えて、
前記ピストンを一方向に付勢するためのねじりば
ねを具備した点に第2の特徴がある。
上記構成を有する本考案では、永久磁石の磁束
を横切るようにコイルに電流が流されると、コイ
ルおよび磁束の相互関係により、前記永久磁石お
よびコイルのうちの可動部材を構成する方が力を
受け、コイルに流される電流の方向に応じて所定
の方向に回転される。
そして、前記第1の特徴を有する本考案におい
て前記コイルに交流電流が流されると、該電流の
方向の変化に従つて可動部材は揺動し、該可動部
材の揺動は、前記可動部材とピストンとを連結す
る手段によつてピストンに伝達され、ピストンは
シリンダ内を往復動する。
一方、前記第2の特徴を有する本考案において
前記コイルに半波交流またはパルス電流が流され
ると、電流が流されている間は電流の方向に従つ
て可動部材が所定の方向に回動し、電流の間欠部
分では前記ねじりばねの反発力によつて、可動部
材は前記回動方向とは反対の方向に押戻される。
その結果、可動部材が揺動してピストンがシリン
ダ内で往復動される。
(実施例) 以下に図面を参照して、本考案を詳細に説明す
る。
第1図および第2図には、本考案に係る流体圧
縮機の一実施例を示す。第1図は圧縮機を側面か
ら見た断面図、第2図は正面の蓋13を外した状
態で該圧縮機を正面から見た部分断面図である。
第1図および第2図において、該圧縮機は空気
の圧縮部11と、該圧縮部11を駆動する駆動部
12とから構成される。
圧縮部11は、シリンダ15と、該シリンダ1
5内に往復動自在に収容されたピストン16と、
前記シリンダ15の外周に形成され、空気の流れ
を平滑にして吐出するための緩衝室18とを有し
ている。さらに、シリンダ15には、該シリンダ
15の内面と、ピストン16と、蓋13とで閉塞
された圧縮室20が形成されている。
ピストン16の往復動によつて、ピストン16
に設けられた吸入口19から圧縮室20に吸入さ
れる空気は、シリンダ15の壁面に設けられた吐
出口14から緩衝室18に送出され、吐出管21
から吐出される。
なお、空気が一方向にのみ通過できるように、
前記吸入口19には吸入弁19aが、また吐出口
14には吐出弁14aがそれぞれ設けられてい
る。
一方、上記圧縮部11のピストン16を駆動さ
せるための駆動部12は、円柱状に形成された可
動部材としての成層鉄心22と、該鉄心22の外
周にあつて、互いに対向位置に配置された固定部
分としての永久磁石23a,23bとを有してい
る。
該永久磁石23a,23bは互いに異なる極性
同士が対向するように配置され、ヨーク27を介
してハウジング25に固定される。
鉄心22には、第1図における左側および右側
に、それぞれ4条の溝28が設けられている。該
溝28は鉄心22の軸24に平行に形成される。
そして、該溝28に巻かれるコイル29は、該コ
イル29に電流が流された場合、その電流方向
が、鉄心22の左側に配設された溝28に巻かれ
たコイルと、右側に配設された溝28に巻かれた
コイルとでは逆になるように巻かれる。
前記軸24は鉄心22の中心に挿通され、該軸
24の両端はハウジング25に設けられた軸受2
6で支承されている。該軸24はその長手方向に
中空であつて、該中空部分を通して前記コイル2
9の始端および終端が外部に引出される。
また、連結板30は、その一端が鉄心22に固
定され、他端はピストン16に回動自在に連結さ
れている。すなわち、連結板30は、鉄心22の
揺動中心軸と直交する方向に、該鉄心22から突
出して設けられ、その一端がピストン16に連結
されている。
なお、軸24を中心に揺動される鉄心22の動
きが、連結板30を介して円滑にピストン16に
伝達されるように、連結板30に設けられた孔3
2と、ピストン16に固定されたピン31とは、
連結板30の長手方向に適当な遊びを有して係合
される。
ねじりばね33は、その一端がケーシング25
に引掛けられ、他端が鉄心22に引掛けられてい
て、鉄心22を一方向に付勢させるように作用す
る。
上記構成の空気圧縮装置において、鉄心22に
巻装されたコイル29に半波整流された電流また
はパルス電流を流すと、該電流は永久磁石23
a,23bの磁束を横切る。その結果、コイル2
9は回転力を受け、鉄心22はコイル29を流れ
る電流の方向に応じて決定される方向に回転す
る。
例えば、鉄心22が矢印aの方向に回転するよ
うに、コイル29に通電される場合には、前記ね
じりばね33は、鉄心22を矢印bの方向に回転
させる方向に力が作用するように配置する。その
結果、コイル29に電流が流されると、鉄心22
は矢印aの方向に回動され、電流の間欠部分で
は、ねじりばね33の作用によつて矢印b方向に
反転される。
このように、コイル29に半波整流された電
流、またはパルス電流のような間欠電流を流すこ
とによつて、鉄心22は矢印a方向およびb方向
に揺動する。
鉄心22が矢印a,b方向に揺動すると、鉄心
22の揺動は、連結板30を介してピストン16
に伝達され、ピストン16は矢印d,c方向に往
復動する。
ピストン16がc方向に動くと、吸入弁19a
が開き、空気が吸入口19から圧縮室20に吸入
される。圧縮室20に吸入された空気は、ピスト
ン16がd方向に動くことによつて圧縮されて吐
出弁14aを開かせ、圧縮空気は吐出口14を通
つて緩衝室18に送出され、吐出管21から吐出
される。
以上の説明のように、本実施例では、鉄心22
の揺動をピストン16の直線往復動に変換して、
空気の吸入圧縮を行うようにしている。そのため
に、駆動部12は、溝28内にコイル29が巻装
された鉄心22を、軸24を中心に揺動できるよ
うに構成した。
本実施例では、駆動部12において、永久磁石
23a,23bを固定部材とし、コイル29を巻
回した成層鉄心22を可動部材としたが、これと
は逆に、永久磁石23a,23bを可動部材とし
てこれに前記連結板30を設け、コイルを巻回し
た成層鉄心22を固定部材としても本実施例と同
様の効果が達成できる。なお、固定部材および回
転部材のいずれを外周側に配置するかは任意に決
定できる。
また、本実施例ではねじりばね3によつて鉄心
22を反転させるように構成したが、ばねの反発
力を直接ピストン16に作用させて、ピストン1
6を一方向に付勢するように構成することもでき
る。
さらに、コイル29に流す電流として交流を使
用することにより、ピストン16を一方向に付勢
するためのねじりばね33を省略することもでき
る。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案では、
鉄心に設けられた溝内にコイルを巻装できるの
で、コイルと該コイルに対して相対運動する永久
磁石とが接触するおそれがなくなつた。
また、軸受によつて可動部分を堅固に支承でき
ると共に、可動部分と固定部分とを同心円上に配
置したので、可動部分の揺動によつても可動部分
および固定部分のギヤツプは一定に保持できる。
すなわち、可動部分が軸と直角の方向に振れて固
定部分に接触するというおそれがなくなつた。
その結果、可動部分と固定部分とのギヤツプを
従来より小さくして、磁気損失を減少させること
ができるので、コイルに流される電流を効率良く
駆動部の揺動に変換できる。
さらに、鉄心に設けられた溝内にコイルを巻装
できるので、コイルの巻数を多くできる。その結
果、低電流に大きい電磁力が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を側面から見た断面
図、第2図は正面の蓋をはずした状態で本考案の
一実施例を正面から見た断面図、第3図は従来の
流体圧縮機の断面図である。 11……圧縮部、12……駆動部、13……
蓋、14……吐出口、15……シリンダ、16…
…ピストン、19……吸入口、20……圧縮室、
21……吐出管、22……鉄心、23a,23b
……永久磁石、24……軸、25……ハウジン
グ、28……溝、29……コイル、30……連結
板、33……ねじりばね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シリンダ内でピストンを往復動させることに
    よつて、流体を吸入圧縮して吐出すように構成
    された流体圧縮機において、 揺動自在に軸支された可動部材、ならびに該
    可動部材の内周および外周のいずれか一方に、
    該可動部材と同心円上に配置された固定部材を
    有する前記ピストンの駆動手段と、 前記可動部材の揺動を前記ピストンの直線往
    復動に変換するため、前記可動部材の揺動中心
    軸と直交する方向に該可動部材から突出して設
    けられ、前記ピストンに連結される連結板とを
    具備すると共に、 前記可動部材および固定部材の一方が永久磁
    石で、他方が該永久磁石の磁束を横切る方向に
    設けられた溝および該溝内に巻回されるコイル
    を有する鉄心で構成されたことを特徴とする流
    体圧縮機。 (2) 前記ピストンを一方向に付勢するためのねじ
    りばねを具備したことを特徴とする請求項1記
    載の流体圧縮機。
JP1988146995U 1988-11-10 1988-11-10 Expired - Lifetime JPH0540305Y2 (ja)

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JPH0267089U JPH0267089U (ja) 1990-05-21
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5140804A (en) * 1974-10-04 1976-04-06 Tohoku Electric Power Co Idomusenkyokuno jidosentakuhoshiki

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5140804A (en) * 1974-10-04 1976-04-06 Tohoku Electric Power Co Idomusenkyokuno jidosentakuhoshiki

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JPH0267089U (ja) 1990-05-21

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