JPH0540176A - レーザドツプラ速度計 - Google Patents

レーザドツプラ速度計

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JPH0540176A
JPH0540176A JP19812791A JP19812791A JPH0540176A JP H0540176 A JPH0540176 A JP H0540176A JP 19812791 A JP19812791 A JP 19812791A JP 19812791 A JP19812791 A JP 19812791A JP H0540176 A JPH0540176 A JP H0540176A
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Katsushi Fujioka
克志 藤岡
Hideo Tashiro
秀夫 田代
Atsumi Koike
敦美 小池
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動物体と光学系間の測定距離変動による精
度低下、欠測を除去したレーザドップラ速度計を得る。 【構成】 レーザB2bから発信されたレーザA2aの
波長と異なるレーザ光を、コールドミラー12aで完全
透過し、レーザA2aから発信されたレーザ光の一方を
コールドミラー12aで完全反射して両者のレーザを重
畳し、重畳されたレーザビームをミラー11c、11d
を経由し移動物体1上に照射する。移動物体1で散乱さ
れたレーザ光には、レーザA2aとレーザB2bの各々
の波長の光が含まれており、レンズ13a,13bで集
光された散乱光はコールドミラー12bでレーザB2b
ののレーザ光波長のみ分離透過され位置検出器14の受
光面に結像され、またレーザA2aのレーザ光波長はコ
ールドミラー12bで反射され光検出器7に導びかれる
ようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光のドップラ効果を
利用して鉄鋼、非鉄金属等製造ラインの移動物体の速度
を非接触で測定するレーザドップラ速度計に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、移動物体の速度を光のドップラ
効果を利用して測定するには、図5に示すような構成の
レーザドップラ速度計が用いられていた。。図5は例え
ば三菱電機技報Vol.58・No.7・1984,第
34頁〜第38頁に記載の光ファイバセンサーレーザ干
渉計−に示された従来のレーザドップラ速度計の構成図
であり、図において1は移動物体、2はレーザ発生手
段、3はレーザ光を2分割するビームスプリッタ、4
a、4bはビームスプリッタ3で2分割されたレーザ光
を送信光学系5a、5bに導びくための光ファイバケー
ブル、4cは後述する受信光学系の受信光を伝送する光
ファイバケーブル、6は移動物体1から散乱された光を
受信するための受信光学系、7は受信光を電気信号に変
換する光検出器、8は増幅器、9は周波数追跡器、10
は速度演算器である。
【0003】図5に示すごとく、移動物体1にレーザ発
生手段2から発信したレーザ光をビームスプリッタ3で
2分割し、各々の光を光ファイバケーブル4a、4bと
送信光学系5a、5bで、互いに反対方向から移動物体
1上に交差させて照射すると、各々の送光ビームに対応
した移動物体1の散乱光の波長は、移動物体1の速度v
に応じて、いわゆる正負のドップラシフトを起こす。こ
の2つの正負のドップラシフトを受けた散乱光を受信光
学系6で受信し、光ファイバケーブル4cで光検出器7
に導びき電気信号に変換すると、この電気信号の中には
受信光の強さに比例する直流信号と式(1)に示すドッ
プラ周波数fd の交流信号(以下ドップラ信号という)
が存在する。
【0004】
【数1】
【0005】ここに v:移動物体の速度 λ:レーザ光の波長 φ:2つの送光ビームの交差角
【0006】光検出器7で電気信号に変換されたドップ
ラ信号は微弱なため増幅器8で増幅された後、周波数追
跡器9でドップラ周波数fd を計測し、式(1)により
速度演算器10で速度演算することにより移動物体1の
速度vを求めることができる。このことは公知の事実で
ある。
【0007】図6は、送信光学系5a、5bからの2条
のビームの交差部を示す図であり、図中Dはビーム径、
Δθはビーム拡がり、A、B、Cは2条のビームの交差
点を示すもので、それぞれ、ビームの下限、中央、上限
の交差点を示す。L は、送信光学系5a、5bから移動
物体1までの測定距離、2・ΔLは、2条のビームの交
差点A、C間の距離、φはB点でのビーム交差角、φ1
はA点でのビーム交差角、φ2 はC点でのビーム交差角
である。
【0008】レーザドップラ速度計では、2条のビーム
各々のドップラシフトを受けた散乱光を受信してドップ
ラ信号を得るため、移動物体1は図6のビーム交差部
(A〜C点間)になければならない。通常、移動物体1
の走行ラインP(以下パスラインという)が2条のビー
ムの交差点Bを通り2条ビームの交差する中心線に垂直
になるように送信光学系5a、5bを配置し、この時の
測定距離 L0 を基準距離とし、速度演算器10の速度計
測値v´を移動物体1の速度vに等しくなるように校正
する。この場合、移動物体1のパスラインPが平行移動
しても、A点、C点を越えなければドップラ信号が得ら
れ移動物体1の速度vの計測が可能となる。すなわち、
ビーム交差部の長さ2・ΔL が、移動物体1の速度計測
可能な許容パスラインP変動範囲を示す。
【0009】移動物体1のパスラインPが、B点を通る
場合は、ビーム交差角はφであるためドップラ周波数f
d は速度vに対して、式(1)で与えられる。しかしな
がら、パスラインPが変動してA点を通る場合、ビーム
拡がりΔθによりビーム交差角φ1 はφ1 =φ+2・Δ
θとなるため、ドップラ周波数fd1は式(2)で与えら
れる。
【0010】
【数2】
【0011】同様にパスラインPが変動してC点を通る
場合、ビーム交差角φ2 はφ2 =φ−2Δθとなるため
ドップラ周波数fd2は式(3)で与えられる。
【0012】
【数3】
【0013】式(1)〜式(3)で明らかなように、移
動物体1がパスラインP変動を起こすと、移動物体1の
速度vに対して得られるドップラ周波数は異った値とな
り、ドップラ周波数から移動物体1の速度vを算出する
速度演算器10の速度計測値v´は誤差を含むこととな
る。今、パスラインPが、A点からC点まで変動したと
きの測定誤差率εは、式(1)〜式(3)からパスライ
ンがB点を通ったときのドップラ周波数fd を基準とし
て式(4)与えられる。
【0014】
【数4】
【0015】ビーム交差部の長さ2・ΔL は、ビーム径
Dとビーム交差角φからほぼ次式で近似できる。
【0016】
【数5】
【0017】従って、パスラインPの単位距離変動当り
の測定誤差δは式(4)、式(5)から式(6)で与え
られる。
【0018】
【数6】
【0019】通常、ビーム拡がりΔθは数mrad以下
の、ビーム交差角φは、10゜以下に設計されるので、
sinΔθ≒Δθ、cos(φ/2)≒1となり、式
(6)は式(7)で近似される。
【0020】
【数7】
【0021】例えば、ビーム拡がりΔθを3mrad、ビー
ム径Dを4mmとしたときの測定誤差δは、式(8)と
なる。
【0022】
【数8】
【0023】従って、パスラインP変動1mm当り約−
0.15(%)の測定誤差となる。ここで式(8)の符
号の(−)は、パスラインPが測定距離L として長くな
る方向に変動した時に負の測定誤差を与えることを示す
ものであり、測定距離変動にほぼ比例した測定誤差を与
える。図6のB点を通るパスラインPを基準としてこの
ときの測定距離L O からのパスライン変動量をΔL P
すると、速度演算器10の速度計測値v´は、式(9)
で与えられる。
【0024】
【数9】
【0025】パスライン変動量をΔL P は、測定距離L
が基準距離L O より長くなる方向を(+)とし、反対に
短くなる方向を(−)とする。
【0026】一般的に、鉄鋼ライン等の移動物体1のパ
スラインPは、通板時の板のバタツキにより数mm〜数
10mm変動する。従って、送信光学系5a、5bと移
動物体1間の測定距離が変化することとなり、速度計測
値に誤差を生ずる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のレーザドッ
プラ速度系は、移動物体1のパスライン変動に伴なう測
定不能状態や測定距離の基準距離L o からの変動量Δl
p にほぼ比例した速度計測誤差を生ずるという課題を有
していた。
【0028】この発明は、かかる課題を解決するために
なされたもので、、測定距離変動に伴う欠測、速度計測
誤差を低減したレーザドップラ速度計を得ることを目的
としたものである。
【0029】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるレーザ
ドップラ速度計は、送信光学系5a、5bと移動物体1
間の測定距離の基準距離lo からの変動量Δlp を検出
する変位検出光学系をレーザドップラ速度計の送受信光
学系を共用し上記変位検出光学系から得られる変位検出
信号でもって、測定距離lを基準距離l0 に等しく保つ
倣いサーボ機構を設けたものである。
【0030】
【作用】この発明においては、送信光学系5a、5bと
移動物体1間の測定距離の基準距離lo からの変動量Δ
p を検出する変位検出光学系と、従来のレーザドップ
ラ速度計の送受信光学系とを共用化し上記変位検出光学
系から得られる変位検出信号でもって、上記光学系の位
置を制御するサーボ機構を設けて、移動物体1のパスラ
イン変動に応じて、常に測定距離lが基準距離l0 に等
しくなるように倣い制御することにより測定距離変動に
伴なう欠測、速度測定誤差を低減する。
【0031】
【実施例】
実施例1.図1は、この発明による一実施例を示すレー
ザドップラ速度計の構成図であり、以下図面に従い説明
する。図中、1、3、7〜10は上記従来と同じもので
ある。2aは移動物体1の速度測定に使用する第1のレ
ーザ(以下レーザAという。)、2bは移動物体1の距
離測定に使用するレーザ2aと波長の異なる第2のレー
ザ(以下レーザBという。)、11a、11b、11
c、11dはレーザA2aから発信されたレーザ光をビ
ームスプリッタ3で2分割された各々のレーザ光の方向
を変えるミラー、12a、12bはレーザA2aのレー
ザ光を完全反射させレーザB2bのレーザ光を完全透過
させるコールドミラー(熱線透過ミラー)であり、この
ミラーは可視光線を反射させ、赤外線を透過させるもの
である。13a、13bは移動物体1からの散乱光を集
光する第1、第2のレンズであり、第1のレンズ13a
は散乱光を平行光にし、第2のレンズ13bは第1のレ
ンズ13aの平行光を集光するものである。14はレン
ズ13a、13bで集光された受信光のうちコールドミ
ラー12bでレーザB2bの波長のレーザ光を受けてそ
のスポット位置に対応した2つの光電流I1 、I2 を出
力する位置検出器、15はレーザA2a、レーザB2
b、ビームスプリッタ3、光検出器7、ミラー11a、
11b、11c、11d、コールドミラー12a、12
b、レンズ13a、13b、位置検出器14を固定する
光学ベース、16は位置検出器14の2つの光電流出力
I1 、I2を加算する加算器、17は位置検出器14の2
つの光電流I1 ,I2 を引算する引算器、18は引算器
17の出力を加算器16の出力で割算する割算器、19
はサーボ増幅器、20はサーボモータ、21はサーボモ
ータ20のロータに結合されて回転するボールネジのス
クリュウ、22は光学ベース15に固定されたボールネ
ジのナット、23はサーボモータ20のステータを固定
しているケース、24はケース23に両端固定され、そ
の上を光学ベース15が自由に直線運動するよう光学ベ
ース15を支持するガイドである。
【0032】以上の構成のレーザドップラ速度計におい
て、レーザA2aはHe−Neレーザ等可視光レーザ、
レーザB2bは赤外半導体レーザを使用している。ビー
ムスプリッタ3で2分割されたレーザA2aのレーザ光
の一方は、ミラー11a、11bを経由し、又、他方の
レーザ光は、コールドミラー12aで完全反射された後
ミラー11c、11dを経由し移動物体1上に互いに反
対方向から交差させて照射されている。移動物体1で散
乱されたレーザ光はレンズ13a、13bで集光されコ
ールドミラー12bで完全反射し光検出器7で電気変換
される。光検出器7で電気変換された信号には、式
(1)で示したドップラ周波数fd を含んでいるため、
従来のレーザドップラ速度計同様増幅器8、周波数追跡
器9を経由し速度演算器10で速度演算することにより
移動物体1の速度vを求めることができる。
【0033】レーザB2bから発信されたレーザ光はコ
ールドミラー12を完全透過し、レーザA2aから発信
されたレーザ光のうちコールドミラー12aで完全反射
されたビームと重畳されミラー11c、11dを経由し
移動物体1上に照射される。移動物体1で散乱されたレ
ーザ光には、レーザA2aとレーザB2bの各々の波長
の光が含まれており、レンズ13a、13bで集光され
コールドミラー12bでレーザB2bのレーザ光波長の
み分離透過され位置検出器14の受光面に結像される。
【0034】図2は、三角測量方式による距離測定の原
理図であり、図中、1、11d、13a、13b、14
は図1と同じものである。位置検出器14は、シリコン
フォトダイオードを応用した光スポットの入射位置検出
器であり、光スポットの入射位置に対応した2つの光源
流I1 、I2 を取り出す電極を有している。今、電極間
の距離を2L、入射光に比例した光電流をI0 =I1
2 、光スポットの入射位置と電極間中心から距離をx
とすると式(10)の関係がある。
【0035】
【数10】
【0036】図2において、ミラー11dでの移動物体
1の表面に斜めにレーザ光を照射した場合、測定距離l
が基準距離lo の位置すなわち移動物体1のP点の散乱
光はレンズ13a、13bで集光され位置検出器14の
電極間中心位置P´に結像される。移動物体1の反射面
が+Xだけ遠ざかると移動物体1のQ点の散乱光は位置
検出器14のQ´点に、又、移動物体1の反射面が−X
だけ近づくと移動物体1のR点の散乱光は位置検出器1
4のR´点に結像される。すなわち、移動物体1の基準
距離lo に対する測定距離変動±Xは、位置検出器14
の受光面上の位置変動±xとして検出でき、位置検出器
14の2電極の光電流出力I1 、I2 を加算器16、引
算器17、割算器18で式(10)の演算をすることに
より基準距離lo を0点とした移動物体1の距離変動±
Xに比例した変位検出信号が得られる。
【0037】移動物体1のパスライン変動により測定距
離lが基準距離lo から変動すると上記変位検出信号は
測定距離lと基準距離lo の差に比例した正負の電圧を
発生しサーボ増幅器19に入力されたのちサーボモータ
20を駆動する。サーボモータ20のロータはサーボ増
幅器19の出力の正負に応じて正逆回転し、サーボモー
タ20のロータに直結されたボールネジのスクリュウ2
1を回転させ、光学ベース15に固定されたボールネジ
のナット22を経由して光学ベース15を移動物体1の
方向に直線運動させる。光学ベース15はガイド24を
介して回転方向は拘束されて移動物体1の方向のみ自由
に摺動するようになっている。
【0038】今、測定距離lが基準距離lo より大きく
なった場合、光学ベース15が移動物体1に近づく方向
に、反対にl<lo の場合、光学ベース15が移動物体
1から遠ざかる方向に摺動するようにサーボモータ19
の回転方向を定めることにより、移動物体1がパスライ
ンを変動しても常に測定距離lが基準距離lo に等しく
倣い制御でき、測定距離変動に伴なう欠測、速度測定誤
差を低減したレーザドップラ速度計となる。
【0039】実施例2.図3は、移動物体1の距離変動
に追従して可動する光学ベース15を可動部と固定部に
分離した場合の他の実施態様を示すもので、15aは可
動光学ベースでミラー11a、11b、11c、11
d、レンズ13aを固定している。15bはレーザA2
a、レーザB2b、ビームスプリッタ3、光検出器7、
コールドミラー12a、12b、位置検出器14を固定
する固定光学ベースである。この図3によれば、図1に
示した光学ベース15全体を可動することがないため、
可動部の小型、軽量化が実現できるとともに信頼性も高
くなる。
【0040】実施例3.図4は、速度測定用のレーザA
2aを外部に分離配置した場合の他の実施態様を示すも
ので、レーザA2aを外部に設け発信したレーザ光を光
ファイバケーブル4で光学系に導き、光ファイバケーブ
ル4の出側にファイバコリメータ25を付加し平行ビー
ムを出射しビームスプリッタ3に入射している。この図
4によれば図1に示したレーザA2aを光学ベース15
から外したため、光学系の小型、軽量化が実現できると
ともに保守調整が容易となっている。
【0041】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、レー
ザドップラ速度計の光学系と移動物体1までの測定距離
lの基準距離lo からの変動量Δlp を検出する変位検
出光学系を光学ベース上に共用一体化し、上記変位検出
光学系から得られる変位検出信号でもって上記光学ベー
スの位置を制御するサーボ機構を設けて、移動物体1の
パスライン変動に応じて、常に測定距離lが基準距離l
o に等しくなるように制御することで測定距離変動に伴
なう欠測、速度測定誤差を低減したレーザドップラ速度
計が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すレーザドップラ速度
計の構成図である。
【図2】光学系の距離測定の原理図である。
【図3】この発明の実施例2を示すレーザドップラ速度
計の構成図である。
【図4】この発明の実施例3を示すレーザドップラ速度
計の構成図である。
【図5】従来のレーザドップラ速度計の構成図である。
【図6】送信光学系のビーム交差部を示す図である。
【符号の説明】
2a レーザA 2b レーザB 4 光ファイバケーブル 11a ミラー 11b ミラー 11c ミラー 11d ミラー 12a コールドミラー 12b コールドミラー 13a レンズ 13b レンズ 14 位置検出器 15 光学ベース 15a 可動光学ベース 15b 固定光学ベース 16 加算器 17 引算器 18 割算器 19 サーボ増幅器 20 サーボモータ 21 ボールネジのスクリュウ 22 ボールネジのナット 23 ケース 24 ガイド 25 ファイバコリメータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田代 秀夫 鎌倉市上町屋325番地 三菱電機株式会社 鎌倉製作所内 (72)発明者 小池 敦美 鎌倉市上町屋325番地 三菱電機株式会社 鎌倉製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の波長の光を出力する第1のレーザ
    と、上記レーザの出力ビームを2分割するビームスプリ
    ッタと、上記2分割したレーザビームの方向を移動物体
    上に交差させて照射し得るための複数のミラーと、上記
    二つの照射ビームの各々について移動物体の速度に応じ
    たドップラシフトを起した散乱光を集光し、平行光とす
    る第1のレンズ、この第1のレンズからの平行光を集光
    する第2のレンズとを有するレンズ系と、上記レンズ系
    で受信したドップラ信号を含む散乱光を電気変換する光
    検出器と、上記全ての構成品を収納する光学ベースと、
    上記光検出器の出力を増幅する増幅器と、上記増幅器で
    増幅された信号からドップラ周波数を検出する手段と、
    上記ドップラ周波数検出手段の出力信号であるドップラ
    周波数から移動物体の速度を演算する速度演算器とを備
    えたレーザドップラ速度計において、上記第1のレーザ
    の波長と異なる波長の光を出力する第2のレーザと、上
    記第1のレーザから出力された光を2分割して移動物体
    上に交差させて照射するレーザビームの片側ビームに上
    記第2のレーザの出力ビームを重畳させる手段と、移動
    物体から散乱光を集光する上記レンズ系の結像点に設け
    られ、上記第2のレーザの移動物体からの散乱光を受光
    し上記移動物体と上記光学ベースまでの距離変動を検出
    する位置検出器と、上記位置検出器の距離変動検出信号
    から上記移動物体と上記光学ベース間の距離が常に一定
    になるよう制御する倣い制御手段とを具備したことを特
    徴とするレーザドップラ速度計。
  2. 【請求項2】 上記第1のレーザ光を2分割した一方の
    ビームを完全反射させ、上記第1のレーザの波長と異な
    る光を出力する上記第2のレーザの出力ビームを完全透
    過させて上記第1のレーザビームと上記第2のレーザビ
    ームを重畳させるコールドミラーを備えたことを特徴と
    する請求項第1項記載のレーザドップラ速度計。
  3. 【請求項3】 上記レンズ系で集光された移動物体から
    の上記第1のレーザ散乱光と上記第2のレーザの散乱光
    のうち上記第1のレーザの散乱光を反射させて上記光検
    出器へ導入し、かつ上記第2のレーザ光の散乱光を透過
    させて上記位置検出器へ導入させるコールドミラーを上
    記レンズ系と位置検出器との間に備えたことを特徴とす
    る請求項第1項記載のレーザドップラ速度計。
  4. 【請求項4】 上記光学ベースを可動光学ベースと固定
    光学ベースに分離し、可動光学ベース上に上記複数のミ
    ラーおよび第1のレンズのみを配置しこの可動光学ベー
    スのみを摺動させ、上記移動物体と可動光学ベース間の
    距離を常に一定に倣い制御し得ることを特徴する請求項
    第1項記載のレーザドップラ速度計。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0821849A (ja) * 1994-07-08 1996-01-23 Act Denshi Kk レーザドップラ方式による高熱体の測定方法
JP2016148561A (ja) * 2015-02-10 2016-08-18 株式会社小野測器 レーザドップラ速度計
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EP3575740A1 (en) * 2018-05-31 2019-12-04 Canon Kabushiki Kaisha Measuring device and processing device

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