JPH0540161Y2 - - Google Patents

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JPH0540161Y2
JPH0540161Y2 JP1987050048U JP5004887U JPH0540161Y2 JP H0540161 Y2 JPH0540161 Y2 JP H0540161Y2 JP 1987050048 U JP1987050048 U JP 1987050048U JP 5004887 U JP5004887 U JP 5004887U JP H0540161 Y2 JPH0540161 Y2 JP H0540161Y2
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JP
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ceiling material
decorative ceiling
decorative
oxide
nonwoven fabric
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Description

【考案の詳細な説明】
考案の目的
【産業上の利用分野】
本考案は、不燃性の化粧天井材に関する。
【従来の技術】
化粧天井材の基材としてはガラスウール板が、
軽くて不燃性であり、断熱性、吸音性もあるとい
う利点を評価され、しばしば使用されている。化
粧の手段として最も簡単なのは、エンボス加工を
施したポリ塩化ビニルフイルムをガラスウール板
に貼り合わせることであつて、この化粧天井材は
価格は安いが、不燃性とはいえず、火災時に有毒
ガスが発生する。また、エンボス加工を施しただ
けなので、意匠性は低い。 ポリ塩化ビニルのエンボスフイルムに代えてガ
ラスクロスを基材に重ねた化粧天井板は、不燃性
ではあるが、ガラスクロスが高価なため製品も高
価になるし、クロスでは立体感がなく、意匠性に
乏しい。 ガラスクロスより廉価な化粧材として着色ガラ
ス不燃布を使用した化粧天井材もあり、これは、
不燃性であつて低価格にできるが、表面がフラツ
トで単調なことは同じであり、所望の意匠をあら
わせない。
【考案が解決しようとする問題点】
本考案の目的は、上記した技術の現状にかんが
みて、不燃性を維持し、立体感を有していて意匠
性が高い化粧天井材を、低廉なコストで提供する
ことにある。 考案の構成
【問題点を解決するための手段】
本考案の化粧天井材は、図面に示すように、化
粧シート1を難燃性の接着剤2を介して基材であ
るガラスウール板3に接着してなる化粧天井材に
おいて、化粧シート1が、ガラス不織布11上に
難燃剤および体質顔料を多量に含有するインキの
盛り上げ印刷12を施して用意したものであるこ
とを特徴とする化粧天井材である。 ガラス不織布としては、径5〜20μ、好ましく
は9〜13μの無アルカリガラスなどのガラス繊維
を、エポキシ樹脂、ユリア樹脂、ポリエステル樹
脂などをバインダーとして用い、若干の難燃剤を
配合して形成した不織布を使用する。不燃性を保
持するために、ガラス繊維とバインダーの配合比
率は、ガラス繊維8〜9に対し、バインダー1,
2が好ましい。半透明なガラス不織布をえらべば
意匠性を高めることができる。不燃性を保持する
範囲において、若干のパルプ等の繊維を混合する
ことも可能である。 盛り上げ印刷のインキは、インキ樹脂、難燃
剤、体質顔料および溶剤からなる構成のものでよ
いが、固形分とくに無機質の固型分が多く、揮発
分の少ないものが最適である。 インキ樹脂としては、セルロース誘導体、スチ
レン樹脂、(メタ)アクリル樹脂、ロジンエステ
ル樹脂、ポリ酢酸ビニル、クマロン樹脂、ポリ塩
化ビニル、塩ビ−酢ビ共重合樹脂、ポリエステ
ル、ポリウレタン、ブチラール樹脂、ポリアミド
などが挙げられる。 難燃剤としては、入手しやすく、低価格であつ
て、火にあつても有毒ガスを発生せずかつ発煙抑
制作用を有する水酸化アルミニウムが最適であ
る。そのほか、水酸化スズ、水酸化ジルコニウ
ム、水酸化マグネシウム、酸化スズ、酸化アンチ
モン、酸化モリブデン、酸化ジルコニウム、モリ
ブデン酸アンモニウム、メタほう酸バリウム、ほ
う酸亜鉛、ドーソナイトおよびアルミン酸カルシ
ウムからえらんだものを単独で、またはそれらの
混合物として使用できる。難燃剤の樹脂に対する
割合を、少なくとも5%とすることが好ましい。 体質顔料としては、炭酸カルシウム、クレー、
カオリン、シリカ、酸化チタン、アルミナなどを
加える。 溶剤は、必要に応じてミネラルスピリツトなど
を用いればよい。 また、インキに発泡剤を含有させ、印刷乾燥時
などの加熱により発泡させると、一層立体感が増
し、意匠性が高くなるので好ましい。 盛り上げ印刷には、シルクスクリーン印刷が最
適である。そのほか、グラビア印刷、グラビアオ
フセツト印刷、凹版印刷などが利用できる。 基材とするガラスウール板は、ガラスウール短
繊維をフエノール樹脂のようなバインダーで平板
状に成形したものであつて、厚さ15〜100mm、密
度32〜120Kg/m3程度のものが天井材に適当であ
る。
【作用】
従来のこの種の化粧においては、ガラス不織布
およびガラスウール板のもつ不燃性が、樹脂を含
むインキの印刷や接着剤の使用によりそこなわれ
ていたが、本考案に従つてインキに多量の難燃剤
および体質顔料を加えるとともに、接着剤に難燃
性のものを用いることによつて、化粧天井材全体
としての不燃性が維持されることがわかつた。 ガラス不織布上に施した盛り上げ印刷は製品に
立体感を与え、盛り上げ印刷の柄を任意にえらぶ
ことにより、意匠にバラエテイをもたせることが
できる。このようにして、意匠性が向上した化粧
天井材が得られる。 ガラス不織布として、半透明なものを使用した
態様においては、盛り上げ印刷の柄が浮き上つて
見え、立体感が増す。
【実施例】
下記の配合の印刷インキを調製した(「部」は、
いずれも重量部)。 ポリ塩化ビニル「R−772」(東洋曹達) 45部 可塑剤DOP 23部 水酸化アルミニウム 33部 酸化チタン「R−820」(石原産業) 4.5部 顔 料 3部 発泡剤「AZS」(大塚化学) 3部安定剤 1.5部 合計 113部 厚さ0.2mmのガラス不織布「VA−8730DE」(日
本バイリーン)上に、上記のインキを用いたシル
クスクリーン印刷をし(インキ塗布量約40g/
m2)、温度220℃、時間45秒間の条件で加熱乾燥
し、印刷部を発泡させた化粧シートを形成した。 厚さ25mm、重量64Kg/m3のガラスウール保温板
「64K」(パラマウント硝子)上に、難燃処理合成
ゴム系接着剤をスプレツダーで約30g/m2の厚さ
に塗布し、ウエイト状態で上記の化粧シートをラ
ミネートして化粧天井材とした。 得られた化粧天井材は、立体感を有し、意匠性
が高いものであり、かつ防火試験(昭和45年建設
省告示第1828号に規定)で不燃の防火性能を示し
た。 考案の効果 本発明の化粧天井材は、材料のもつ不燃性を保
持した上で立体感を有し、意匠性が高く、かつ製
造コストが低廉である。 ガラス不織布として、半透明なものを使用した
製品は、立体感が増して一層意匠性が向上する。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の化粧天井材の構成を示す、模
式的な断面図である。 1……化粧シート、11……ガラス不織布、1
2……盛り上げ印刷、2……接着剤、3……ガラ
スウール板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 化粧シート1を難燃性の接着剤2を介して基
    材であるガラスウール板3に接着してなる化粧
    天井材において、化粧シート1が、ガラス不織
    布11上に難燃剤および体質顔料を多量に含有
    するインキの盛り上げ印刷12を施して用意し
    たものであることを特徴とする化粧天井材。 2 ガラス不織布として半透明なガラス不織布を
    使用した実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    の化粧天井材。 3 難燃剤として、水酸化アルミニウム、水酸化
    スズ、水酸化ジルコニウム、水酸化マグネシウ
    ム、酸化スズ、酸化アンチモン、酸化モリブデ
    ン、酸化ジルコニウム、モリブデン酸アンモニ
    ウム、メタほう酸バリウム、ほう酸亜鉛、ドー
    ソナイトおよびアルミン酸カルシウムからえら
    んだものを使用し、その含有量をインキ樹脂の
    5重量%以上とした実用新案登録請求の範囲第
    1項に記載の化粧天井材。 4 体質顔料として、炭酸カルシウム、クレー、
    カオリン、シリカ、酸化チタンおよびアルミナ
    からえらんだものを使用した実用新案登録請求
    の範囲第1項の化粧天井材。
JP1987050048U 1987-04-02 1987-04-02 Expired - Lifetime JPH0540161Y2 (ja)

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JPS63156326U JPS63156326U (ja) 1988-10-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4998212U (ja) * 1972-12-16 1974-08-23
JPS5372713U (ja) * 1976-11-19 1978-06-17
JPS59124222U (ja) * 1983-02-10 1984-08-21 旭フアイバ−グラス株式会社 内装板

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JPS63156326U (ja) 1988-10-13

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