JPH0540087Y2 - - Google Patents

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JPH0540087Y2
JPH0540087Y2 JP7068587U JP7068587U JPH0540087Y2 JP H0540087 Y2 JPH0540087 Y2 JP H0540087Y2 JP 7068587 U JP7068587 U JP 7068587U JP 7068587 U JP7068587 U JP 7068587U JP H0540087 Y2 JPH0540087 Y2 JP H0540087Y2
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fiber
reinforced plastic
plastic materials
board material
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  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、軟弱地盤、水面等に付設して、車輌
や人等が乗ることができる人工地盤を形成するた
めの板材に関する。
〔従来の技術〕
工事現場等で、常時地面が水で濡れているよう
なところを車輌が通過するとき、車輌の重みで地
面がえぐられ、水が溜り、いよいよ地面が軟弱化
し、車輌の通行が困難となる。そこで、このよう
な地面に対しては、ロードマツトを敷設し、車輌
の通行を容易にしている。また、干潟の干拓作業
等で、クレーン、リフト等の重機械を持ち込むた
めの地盤を形成するために、同様なロードマツト
を敷設している。ところが、従来のロードマツト
は、必要な剛体強度を与えることから、かなりの
重量をもつものとなつている。そのため、このロ
ードマツトの敷設が、重労働となり、作業者に敬
遠されがちなものであつた。
ところで、本考案者等は、第4図に示す構造を
もつ軽量板材を開発し、これを実願昭62−37296
号として先に出願している。この軽量板材は、枠
A内に複数の繊維強化プラスチツクス材Bを林立
させ、これら繊維強化プラスチツクス材Bの間に
充填材を埋め込み、繊維強化プラスチツク材Bを
枠Aと一体化したものである。繊維強化プラスチ
ツクス材Bとしては、第4図aに示すような中空
円筒状のものの外に、ハニカム構造をもつものが
使用される。また、第4図bに示すように、枠A
の内部を中板Cで仕切り、その中板Cの上下に繊
維強化プラスチツクス材Bを配置し、これらを充
填材Dで一体化する場合もある。
この軽量板材は、繊維強化プラスチツクス材B
が厚み方向に延びているので、その主面Eに対し
て直角に加わる圧力に対しては充分な強度を発揮
する。しかも、繊維強化プラスチツクス材Bの林
立によつて枠Aの内部が空洞になつているので、
全体として軽いものとなる。たとえば、同程度の
強度をもつ鋼板に比較すると、この軽量板材の重
さは約1/3以下である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第4図に示した軽量板材は、建築用資材、推進
工法用反力壁等として開発されたものである。そ
のために、主として平板状で使用されることが多
い。しかし、この軽量板材が持つ優れた強度及び
軽量性はこのような用途に限られることなく、他
の分野においても活用することが可能である。
そこで、本考案は、この軽量板材に改良を加え
ることによつて、その強度及び軽量性を活かして
軟弱地盤や水面等に人工地盤を簡単に敷設するこ
とができる板材を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の人工地盤用板材は、その目的を達成す
るため、中空円筒状又はハニカム構造をもつ複数
の繊維強化プラスチツクス材を枠内に林立させ、
個々の繊維強化プラスチツクス材の間隙に充填剤
を埋め込み、前記複数の繊維強化プラスチツクス
材を一体化した軽量板材の側面を丸く成形し、且
つ四隅を切り欠いて連結具を取り付けたことを特
徴とする。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら、実施例により本発
明の特徴を具体的に説明する。
第1図は、本実施例の人工地盤用板材を角部を
示す斜視図である。
人工地盤用板材1は、第4図に示した先願の軽
量板材と同様に、内部に繊維強化プラスチツクス
材を林立させた構造となつている。そして、人工
地盤用板材1の四方にある側面2に丸みをつけ、
四隅の角部3を切り欠いている。この切り欠いた
角部3に、連結具4を取り付けている。連結具4
は、径の大きな頭部5と小径の脚部6からなつて
いる。
この連結具4は、人工地盤用板材1の長手方向
に対して直角な方向をもつて、人工地盤用板材1
の四隅に設けることが好ましい。第1図の例では
連結具4の頭部5を、半球上にしている。しかし
これに拘束されることなく、後述する連結紐7
a,7b,7c,7dをそれぞれの連結具4の脚
部6に掛けわたしたときに、連結紐7a,7b,
7c,7dの抜け落ちを防ぐ形状であれば、たと
えば傘状、平板状等種々の形態とすることができ
る。
第2図は、この構造をもつ複数の人工地盤用板
材を互いに接続したときの連接部を示す。人工地
盤用板材の四隅には、長手方向に対して直角に突
出した連結具4が設けられている。したがつて、
4枚の人工地盤用板材1a,1b,1c,1dを
突き合わせると、連結具4a,4b,4c,4d
のうち連結具4aと4b及び連結具4cと4dが
対向する。そこで、連結具4aと4b及び連結部
4cと4dの間に、伸縮性の連結紐7a及び難b
をかける。また、人工地盤用板材1a,1b,1
c,1dの長手方向にある連結具4aと4c及び
連結具4bと4dの間にも、伸縮性の連結紐7c
及び7dをかける。これにより、4枚の人工地盤
用板材1a,1b,1c,1dが連接される。
このとき、連結紐7a,7b,7c,7dは、
小径の脚部6に嵌められ、大径の頭部5によつて
連結具4からの離脱が防止される。連結紐7a,
7b,7c,7dとしては、ゴム、シリコーン、
ウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン等の伸
縮性材料が使用される。
第3図は、軟弱地盤上に連接した人工地盤用板
材の使用状態を示す。人や車輌等が乗ることによ
つて重量が加わつたところにある人工地盤用板材
1は降下する。しかし、その降下は連結紐7の伸
びによつて吸収されるので、それに隣接した人工
地盤用板材1は、若干の降下を除き平常状態に維
持される。また、人工地盤用板材1の側面2が丸
く成形されているので、個々の人工地盤用板材1
の降下は円滑に行われ、急激な降下又は上昇を生
じることがない。
そして、人工地盤用板材1は、内部に繊維強化
プラスチツクス材を林立させた空洞状態となつて
いるために、軽く、持ち運びが容易に行われる。
たとえば、第3図に示した後端側の人工地盤用板
材1を、隣接する人工地盤用板材1との連結を解
除し、先端側に持ち運ぶ作業を一人で行うことが
できる。また、軽量にも拘らず充分な強度をもつ
ているため、第3図のように敷設された人工地盤
用板材1の上を、かなりの重量をもつ重機械を走
行させることができる。
更に、人工地盤用板材1の軽量性を活かし、こ
れを水上に浮かべて、遊園地等の人工島を作るこ
とも可能である。この場合にも、側面2が丸くな
つているので構築された人工地盤の荷重に対する
適応性は優れたものとなり、繊維強化プラスチツ
クス材を内蔵していることから充分な強度をもつ
ものとなる。或いは、凹凸の大きな地面や、軟弱
な地面に付設して、ヘリコプター等の発着場とし
て使用することもできる。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案においては、繊
維強化プラスチツクス材を内部に林立させた軽量
板材の側面に丸みをつけ、四隅に取り付けた連結
具によつて相互に連接することができるようにし
たので、作業者一人によつて簡単に持ち運ぶこと
ができる人工地盤用板材が得られ、しかも人工地
盤を形成する作業が極めて容易なものとなる。そ
して、構築された人工地盤は、優れた耐圧強度を
もつているので、その上で重機械等が走行するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の人工地盤用板材の1角
を示す斜視図であり、第2図は隣接する人工地盤
用板材を接続したときの連接部を示し、第3図は
連接した人工地盤用板材の使用状態を示す。また
第4図は、本考案者等が先に開発した軽量板材を
示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中空円筒状又はハニカム構造をもつ複数の繊維
    強化プラスチツクス材を枠内に林立させ、個々の
    繊維強化プラスチツクス材の間隙に充填剤を埋め
    込み、前記複数の繊維強化プラスチツクス材を一
    体化した軽量板材の側面を丸く成形し、且つ四隅
    を切り欠いて連結具を取り付けたことを特徴とす
    る人工地盤用板材。
JP7068587U 1987-05-11 1987-05-11 Expired - Lifetime JPH0540087Y2 (ja)

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JP7068587U JPH0540087Y2 (ja) 1987-05-11 1987-05-11

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JPS63181625U JPS63181625U (ja) 1988-11-24
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JP2008088742A (ja) * 2006-10-03 2008-04-17 Matsuo Kyoryo Kk 複合構築板
JP2018178610A (ja) * 2017-04-18 2018-11-15 クリアーシステム株式会社 水和硬化マット及びその製造方法

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