JPH0539606Y2 - - Google Patents

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JPH0539606Y2
JPH0539606Y2 JP8988990U JP8988990U JPH0539606Y2 JP H0539606 Y2 JPH0539606 Y2 JP H0539606Y2 JP 8988990 U JP8988990 U JP 8988990U JP 8988990 U JP8988990 U JP 8988990U JP H0539606 Y2 JPH0539606 Y2 JP H0539606Y2
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rod
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、鋼材・鉄製部材の部品・製品等の磁
性体の物品を吸着するための電磁吸着器であつ
て、細長い又は小型の部品・部材・製品を吸着す
るのに有効な電磁吸着器に関する。
(従来の技術) 従来の電磁吸着器は、第8図a,bに示す様に
E型又はC型コアの中央に巻線を巻いて電磁ソレ
ノイドとし、吸着面はコアの中央、両端の突出部
分の端面にあり、磁力線は一方の端面から面的に
出て他の端面に沈んで、離れた一対の端部の端面
がN極・S極となり、その端面全体で吸着するも
のである。
(考案が解決しようとする課題) 従来の電磁吸着器では、電磁石のコア端面間距
離より長い大きな物品・広い面積の被吸着面積を
有する物品の吸着では問題はなかつた。しかしな
がら、細長い物品をその頭部で吸着する場合で
は、頭部がコア端面距離より短くなり、頭部は一
方の極性のコア端面にしか吸着されず、この細長
い物品の下部は他の異なつた極性のコア端面の磁
力により吸着されようとして不安定となつてい
た。
本考案の課題は、細長い物品・小さな物品を不
安定さなく確実に吸着できる電磁吸着器を提供す
ることにある。
(課題を解決するための手段) かかる課題を解決した本考案の要旨は、 1) 電磁石の磁性体コアの両端部を多数の小径
の棒状体より構成し、極性を異にする両端部の
棒状体を極性を異にする棒状体が略均等に混在
する状態に交差させ、その交差した棒状体の端
面群が形成する面を吸着面とすることを特徴と
する電磁吸着器 2) コアが磁性体の小径の棒を多数結束し且つ
先端で交差する状態に曲げて形成された請求項
1記載の電磁吸着器 3) 棒状体のあるコアの端部と残りのコア本体
とに分離され、端部はコア本体に脱着自在に連
結される請求項1記載の電磁吸着器 4) 端部の棒状体間に非磁性体を介在させた請
求項1,2,3いずれ記載の電磁吸着器 5) コアの両端部の磁性体の棒状体を交差させ
た状態で非磁性体でモールドして一体化した請
求項3記載の電磁吸着器にある。
(作用) この考案では、電磁石の巻線に電流を流すと、
磁力線が磁石体コアに沿つて発生し、その端部の
棒状体の端面から流れ出る。一方の端部の棒状体
の端面が磁力線のソースとなり、他方極性の端部
の棒状体の端面がシンクとなる。そして、各端部
の棒状体は交差するので異なる極性棒状体の小面
積の端面が混在することとなり、N極・S極とな
る端面が短い距離を離して多数混在し、微小磁石
を多数配置したのと同じ状態を生起する。これに
よつて細長い物体の頭部の吸着、小型物品の吸着
を確実にする。しかも、コアの他の個所から磁力
線が洩れることが少ないので、その影響で吸着し
た細長い物体・小型物品が不安定となることがな
い。
(実施例) 以下、実施例を図面に基づいて説明する。
第1実施例(第1,2図参照) 第1、2図で示す第1実施例は、断面小径の透
磁率の高い鉄製棒状体を多数束ねて一回ループさ
せた後曲げて極性を異にする棒状体の端部をラン
ダムに配列させ、その後直線的に伸ばしてその先
端端面を揃えて吸着面とする例である。
図中1は鉄製棒状体、2は電磁石の巻線、3,
4は結束プレート、5は吸着面、6は棒状体1の
N極の端面、7は棒状体1のS極の端面、8は端
部である。
尚、本実施例の端部は非磁性体のプラスチツク
で被覆してもよい。
第2実施例(第3〜7図参照) 第3〜7図に示す第2実施例は、コア20が端
部21,22と残りのコア本体23とに分かれ、
コア本体23は通常の電磁石のコアで、端部2
1,22は透磁率の良い鉄製棒状体24を吸着面
25近くで交差するように多数配置し、それを磁
力線を通過させない非磁性体のプラスチツク26
でモールドして一体化した例である。
図中27は電磁石の巻線、28は端部21,2
2を納めたプラスチツク26をコア本体23に脱
着自在に取付けるボルトナツト、29は棒状体2
4の極性のある端面である。
本実施例では、端部21,22はプラスチツク
26で一体化され一つのブロツクとなり、しかも
ボルトナツト28によつてコア本体23に脱着自
在であるので、被吸着物に応じたものと交換で
き、使い易いものとしている。
(考案の効果) 以上の様に、本考案によればコアの端部が棒状
体から構成され、しかも極性が異なるものがラン
ダムに配設されることで、その端面が小磁石とな
つて、吸着面には小磁石が多数配置された状態と
なつて、細長い物体の頭部吸着・小型物品の吸着
が確実に出来るとともに、他のコア部分から磁力
線が洩れることがないので、洩れ磁力・他極磁力
によつて吸着した物体が不安定となることがな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例を示す正面図、第2図は吸
着状態を示す説明図、第3図は第2実施例を示す
正面図、第4図は第3図A−A線における断面
図、第5図は第3図B−B線における断面図、第
6図はブロツク化された端部を示す正面図、第7
図は同底面図、第8図a,bは従来の電磁吸着器
を示す説明図である。 1……棒状体、2……巻線、5……吸着面、
6,7……端面、8……端部、20……コア、2
1,22……端部、23……コア本体、24……
棒状体、25……吸着面、26……プラスチツ
ク、27……巻線、28……ボルトナツト、29
……端面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1) 電磁石の磁性体コアの両端部を多数の小径
    の棒状体より構成し、極性を異にする両端部の
    棒状体を極性を異にする棒状体が略均等に混在
    する状態に交差させ、その交差した棒状体の端
    面群が形成する面を吸着面とすることを特徴と
    する電磁吸着器。 2) コアが磁性体の小径の棒を多数結束し且つ
    先端で交差する状態に曲げて形成された請求項
    1記載の電磁吸着器。 3) 棒状体のあるコアの端部と残りのコア本体
    とに分離され、端部はコア本体に脱着自在に連
    結される請求項1記載の電磁吸着器。 4) 端部の棒状体間に非磁性体を介在させた請
    求項1,2,3いずれ記載の電磁吸着器。 5) コアの両端部の磁性体の棒状体を交差させ
    た状態で非磁性体でモールドして一体化した請
    求項3記載の電磁吸着器。
JP8988990U 1990-08-27 1990-08-27 Expired - Lifetime JPH0539606Y2 (ja)

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JPH0446509U JPH0446509U (ja) 1992-04-21
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011145299A1 (ja) * 2010-05-18 2011-11-24 株式会社神戸製鋼所 リアクトル

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011145299A1 (ja) * 2010-05-18 2011-11-24 株式会社神戸製鋼所 リアクトル
US9330834B2 (en) 2010-05-18 2016-05-03 Kobe Steel Ltd. Reactor

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