JPH0539408Y2 - - Google Patents

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JPH0539408Y2
JPH0539408Y2 JP1988137988U JP13798888U JPH0539408Y2 JP H0539408 Y2 JPH0539408 Y2 JP H0539408Y2 JP 1988137988 U JP1988137988 U JP 1988137988U JP 13798888 U JP13798888 U JP 13798888U JP H0539408 Y2 JPH0539408 Y2 JP H0539408Y2
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receiver
refrigerant
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synthetic resin
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は冷房用、冷凍用あるいは空調用として
使用される冷却装置に使用される冷媒のレシーバ
に関する。特に、自動車積載のカークーラーに適
した冷媒用レシーバに関する。
[従来の技術] 技術の進展、生活の向上と共に、冷房、冷凍、
空調等の需要が装置の小型化、価格の低下と共に
飛躍的に増大し、家庭も含め現状は殆どの自動車
にもカークーラーが載置されている。
これらのクーラーは、冷媒として主にフレオン
が使用されており、これらの冷却装置は一般に第
2図に示すような機器によつて構成されている。
すなわち、冷媒用レシーバA内の液状の冷媒は膨
張弁Bを経由して蒸発器C内に噴出される。冷媒
はこれによつて、外部から熱を奪いながら気化蒸
発し、コンプレツサDに導かれる。ここで断熱圧
縮され、ついでコンデンサEで冷却液化され、レ
シーバAに戻る。
レシーバは、液化した冷媒が一時的に滞留する
容器であり、冷却系内に必要とされる冷媒を供給
する機能を有する。系内の冷媒の必要量は、外部
の条件及び運転状態により絶えず変動するので、
この負荷変動に耐える容器を最低限必要とし、ま
た冷媒循環系内に存在する水分やゴミを除去する
ための乾燥剤やストレーナを内蔵している。
従来は、この冷媒用レシーバは鋼製のものが用
いられていたが、加工も面倒で重量が重く、また
錆も発生し易い等の欠点があるため、最近ではア
ルミニウム製のレシーバに変わりつつある。しか
し、アルミニウムはコストが高いこと、接合が鋼
よりも難しいなどの問題がある。
そのため、本考案者は合成樹脂製の冷媒レシー
バを提案してこの問題を一応解決した(特開昭61
−62771号)。
この合成樹脂製レシーバは、第3図に示す様に
レシーバ本体21がそれぞれ別個に形成されたヘ
ツド部12と下部ボトム部13とからなり、これ
らを一体に接合して形成されたものである。上記
ヘツド部は、冷媒入口管15およびレシーバ本体
21の底部近傍に開口する冷媒吸込管19を有す
る冷媒出口管16と一体成形されている。サイト
グラス14は合成樹脂同士の接着、あるいはサイ
トグラスの周囲の樹脂を超音波等によつてかしめ
るなどして取り付けられている。又、内部には冷
媒中の水分を除去する乾燥剤20がフエルト状の
袋18等に入れられて配置されており、上記冷媒
吸込管の先端開口部には、ゴミなどの異物を除去
するストレーナが取り付けられた構成となつてい
る。
[考案が解決しようとする課題] 前述の合成樹脂製レシーバにおいて、ヘツド部
とボトム部の接合強度に高い信頼性と品質安定性
が要求されるが、現状では主に製造設備の性能、
成形品寸法の安定性等の制約により実用上必ずし
も充分な結果が常に得られるとは言えない。
例えば、超音波による溶着接合可能な本体の直
径の大きさには限界があり、成形品の寸法精度、
特に真円度が悪い場合には接合強度の低下を招く
恐れがある。
従来の金属製レシーバにおいては、製造コスト
は切削加工を要するヘツド部の構造の複雑さと共
に高く、ボトム部が鍛造またはプレス等の比較的
安価な加工コストであるのにもかかわらず、レシ
ーバ全体の価格を高くしていた。
一方、合成樹脂製レシーバにおいては、複雑な
ヘツド部をインジエクション等により一体成形又
は別に成形した部品を融着すること等により安価
に製造できるが、ヘツド部とボトム部の接合等に
極めて高度の成形精度が必要とされる。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記の成形品の寸法精度、接合強度、
製造コスト等いくつかの問題点を解決するために
成されたもので、冷却装置の冷媒用レシーバであ
つて、レシーバ本体が合成樹脂製ヘツド部と金属
製ボトム部の2部より成り、ヘツド部は該ヘツド
部に組み込まれ、または一体成形された冷媒入口
管、レシーバの一部として組み込まれ又はレシー
バ外部に別部品として備え付けたサイトグラス、
乾燥剤、ストレーナを具備した冷媒出口管を備え
ており、該ヘツド部及びボトム部の相互に接合さ
れる嵌合部は歯状であつて、ヘツド部およびボト
ム部の気密部にO−リングを介して、両者を密接
に気密の保つ構造を有する冷媒用レシーバであ
る。
すなわち、複雑な形状であつて、加工工程が多
く、コストアツプの原因となつていたレシーバの
ヘツド部を合成樹脂で成形し、強度、加工の寸法
精度を必要とされるボトム部を金属製とすること
により、これらの問題点を合理的に解決したもの
である。
[考案の具体的構成及び作用] 以下、本考案を図面を参照して具体的に説明す
る。
第1図は本考案に係る冷媒レシーバの実施例を
示す断面図である。この冷媒レシーバは冷媒入
口管5、吸上部9を有する冷媒出口管6を有し、
又ボトム部3との接合のための歯状部7と共に樹
脂により一体に成形され、サイトグラス4を組み
込まれたヘツド部2に、ヘツド部との接合のため
に形成された歯状部を上端に有する金属製ボトム
部3が、該歯状部に内側に向かつて力を加えられ
て塑性絞り加工され、ヘツド部2に密着して接合
される。又、O−リング8が双方の間に取り付け
られて気密を保つている。
なお、接合前に本体内部には必要に応じて乾燥
剤10及びストレーナ11が組み付けられてい
る。
これにより接合強度は歯状部7の寸法形状と材
料自身の強度で決まり、接合工程に起因する不安
定性がなく、一定の強度が得られる。また同様
に、樹脂により成形されるヘツド部の寸法精度が
多少悪くてもボトム部は密着して塑性変形するこ
とができるため強度が安定する。
以上により、高コストの主原因になつているヘ
ツド部の機械加工が省略可能でかつ安定な品質を
持つ冷媒レシーバを得ることができる。
ヘツド部の材料としては、フロンや油類に耐
え、かつ強度の高い樹脂、例えばポリアミド、ポ
リメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート等の高融点、高剛性の樹脂であれば特に
制限はないが、価格、成形性等の点から、ガラス
繊維及び/または無機質フイラーを5〜65重量%
含有するポリアミド、特にポリアミド6・6は最
適である。充填剤がこの程度入ると、強度の面、
成形性の面で問題がないが、この範囲外になると
レシーバの厚みを増したり、成形が困難となつた
りするのでコストアツプの原因となる。
又ボトム部の材料は、比重、耐食性、塑性加工
性、樹脂との熱膨張率の近似性などからアルミニ
ウムまたはその合金が最適である。
[効果] 本考案により、全金属製レシーバに比べ、ヘツ
ド部の機械加工が省略でき、製造コストが低減さ
れ、溶接等の接合工程で生ずる強度、気密不良等
の不安定要因が大幅に軽減され、常に一定した品
質のレシーバが得られる。
又、全樹脂製のレシーバに比して、超音波融着
等による接合工程で生じる寸法上の制約、寸法精
度不足による接合不良や接合装置の能力に起因す
る収率の低下がほとんどなく、常に安定した品質
でかつ安価な冷媒レシーバが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る冷媒レシーバの一実施例
を示す断面図、第2図は冷却システムの一例を示
す構成図、第3図は従来の冷媒レシーバの断面図
を示す。 第1図において、……冷媒レシーバ、2……
ヘツド部、3……ボトム部、4……サイトグラ
ス、5……冷媒入口管、6……冷媒出口管、7…
…歯状部、8……O−リング、9……吸上部、1
0……乾燥剤,11……ストレーナ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 冷却装置の冷媒用レシーバであつて、レシー
    バ本体が合成樹脂製ヘツド部と金属製ボトム部
    の2部より成り、ヘツド部は、該ヘツド部に組
    み込まれ又は一体成形された冷媒入口管、レシ
    ーバの一部として組み込まれ又はレシーバ外部
    に別部品として備え付けたサイトグラス、乾燥
    剤、ストレーナを具備した冷媒出口管を備えて
    おり、該ヘツド部及びボトム部の相互に接合さ
    れる嵌合部は歯状であつて、ヘツド部及びボト
    ム部の気密部にO−リングを介して、両者を密
    接に気密に保つ構造を有することを特徴とする
    冷媒用レシーバ。 (2) 合成樹脂が、ガラス繊維及び/又は無機質フ
    イラーを5〜65重量%含有するポリアミド6・
    6樹脂である実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の冷媒用レシーバ。
JP1988137988U 1988-10-22 1988-10-22 Expired - Lifetime JPH0539408Y2 (ja)

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JP1988137988U JPH0539408Y2 (ja) 1988-10-22 1988-10-22

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JP1988137988U JPH0539408Y2 (ja) 1988-10-22 1988-10-22

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JPH0258667U JPH0258667U (ja) 1990-04-26
JPH0539408Y2 true JPH0539408Y2 (ja) 1993-10-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3801348B2 (ja) * 1997-07-28 2006-07-26 株式会社ヴァレオサーマルシステムズ レシーバタンク

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01260270A (ja) * 1988-04-08 1989-10-17 Nippon Baruji Kogyo Kk 密封容器

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JPH01260270A (ja) * 1988-04-08 1989-10-17 Nippon Baruji Kogyo Kk 密封容器

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JPH0258667U (ja) 1990-04-26

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