JPH0539359Y2 - - Google Patents

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JPH0539359Y2
JPH0539359Y2 JP13042388U JP13042388U JPH0539359Y2 JP H0539359 Y2 JPH0539359 Y2 JP H0539359Y2 JP 13042388 U JP13042388 U JP 13042388U JP 13042388 U JP13042388 U JP 13042388U JP H0539359 Y2 JPH0539359 Y2 JP H0539359Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は連発式(例えば二連発式或いは三連
発式)のクラツカーに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、クラツカー筒体の内部中央に仕切板を設
け、この仕切板で区画された筒体内部の2つの空
室に、引紐の引張操作で爆発される2つの紙巻火
薬体を装填した実公昭58−26716号公報に開示の
二連発式クラツカーが知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記従来の二連発式クラツカーは、2つの紙巻
火薬体を爆発させる2本の引紐が筒体後端の紐出
孔から延出し、この2本の引紐を1本ずつ引張つ
て、2つの火薬体を1発ずつ鳴らす(爆発させ
る)ようになつているので、筒体後端から接近し
た状態に延出する2本の引紐を1本ずつに分けて
別々に引張操作しなければならず、その操作が面
倒で使い難いという問題がある。また、前記従来
の二連発式クラツカーは接近状態に延出する2本
の引紐が同時に引張操作されることがあり、この
場合には2つの火薬体が同時に爆発し、その爆炎
が手元に逆噴射したり、同時爆発による強い衝撃
が持つている手に伝播されたりする等の危険性が
あるので、このような危険性をなくすために筒体
仕切板の両側に孔あき突条を設け、この突条端に
前記火薬体を支持させて筒体中心部に位置させ、
その引紐を突条の孔を通して筒体外方へ延出させ
るというクラツカー構造を採用しており、このた
め構造が複雑になつて製品コストが高くなる問題
があつた。
この考案は前記従来の問題点を解消するために
案出されたもので、その目的は複数個の紙巻火薬
体を1本引紐の引張操作によつて1発ずつ順次に
爆発させることができる、従来のものに比べ構造
が簡単で安全性の高い連発式クラツカーを提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記の目的を達成するために、この考案の連発
式クラツカーは、1本の引紐に該引紐の引抜き摩
擦力で爆発する複数個の紙巻火薬体を所定の間隔
で設けた連発引玉を備え、この連発引玉を装填す
るクラツカー筒体の内部に、連発引玉の引紐引張
側に位置する1発目の紙巻火薬体を引紐引張方向
に移動しないように保持する間座を設け、この間
座の座孔及びクラツカー筒体の後端紐出孔を通し
て前記引紐の引張操作部を筒体外方に延出させる
と共に、前記間座で仕切られた筒体内部空室に2
発目又はそれ以降の紙巻火薬体を位置させ、前記
引紐の引張操作部を筒体後方に引張つた時に複数
個の紙巻火薬体が間座の扱き作用で間欠的に次々
と連発されるようにしたものである。
前記連発引玉の紙巻火薬体は引紐の引抜き摩擦
力により爆発する爆薬を巻紙で包んだ紙管状のも
のであつて、洋紙巻紙のように紙巻部分の強さが
均一で且つ爆薬の偏在がない場合には、紙巻部分
が爆発力によつて粉々に破壊されるので、1発目
の紙巻火薬体を従来の連発式クラツカーに用いら
れているような平板間座、漏斗状間座、円錐筒台
間座などで保持しても問題はないが、爆薬が偏在
し且つ和紙巻紙のように紙巻部分に弱い部分があ
る場合には、紙巻部分の一部だけが爆発力によつ
て破壊され、全体は連なつて残ることがあり、こ
のような場合に引紐の引張力によつて爆発後の残
存紙巻部分が第4図の如く折れ曲り、その屈折抵
抗によつて引紐をそれ以上引抜くことができなく
なるので、2発目又はそれ以降の火薬体を間座で
扱いて爆発させることができなくなる問題が生じ
る。
このような問題を解消するためには前記間座
を、連発引玉の1発目の紙巻火薬体を収納保持す
る嵌装孔を有し、該嵌装孔の孔径を前記火薬体が
僅かの隙間をもつて遊挿される内径にし且つ前記
嵌装孔の長さを2発目又はそれ以降の紙巻火薬体
が引込み爆発できる単一火薬体長さの数倍長さと
し、該嵌装孔の底座中心部に引紐挿通用の座孔を
設けた細長い有底筒状部と、この有底筒状部の開
口端に設けられ前記クラツカー筒体内に嵌着され
て筒体内部空室を仕切形成する拡開ヘツド部とか
らなる合成樹脂の一体成形品で構成するとよく、
爆発時における紙巻部分の折れ曲りを間座筒壁部
による火薬保持作用及び爆風放出方向の整流作用
で防止し、1本引紐の引張操作によつて複数個の
紙巻火薬体を次々と確実に連発させることができ
る。
〔作用〕
前記構成の連発式クラツカーは、クラツカー筒
体の後端紐出孔から延出する1本引紐の引張操作
部を手で持つて後方に引張ると、間座に保持され
ている1発目の紙巻火薬体が最初に爆発し、次い
で2発目又はそれ以降の紙巻火薬体が継続した引
紐引張操作による間座の扱き作用で順次に連発さ
れるようになり、前記筒体内に小巻テープ等の噴
出物を収納しておけば、1発目の紙巻火薬体が爆
発した時に前記噴出物を爆発力によつて空中高く
発射させることができる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を図面に従い具体的に
説明する。第1図乃至第3図は爆発力で切れない
1本の強い引紐10に該引紐10の引抜き摩擦力
で爆発する2個の紙巻火薬体11,12を所定の
間隔で設けた連発引玉9を装填する二連発式クラ
ツカーの実施例を示すもので、このクラツカー筒
体1は後端部に紐出孔1aを有し前端開口部が爆
発離脱蓋2によつて閉塞される円錐形状をなし、
このクラツカー筒体1の内部に連発引玉9の引紐
引張方向に位置する1発目の紙巻火薬体11を引
紐引張方向に移動しないように保持する間座3を
設け、この間座3の座孔3a及びクラツカー筒体
1の後端紐出孔1aを通して前記引紐10の引張
操作部10aを筒体1外方に延出させると共に、
前記間座3で仕切られた間座3及び受圧板4との
間の筒体内部空室5に2発目の紙巻火薬体12を
位置させ、前記引紐10の引張操作部10aを筒
体1後方に引張つた時に複数個の紙巻火薬体1
1,12が間座3の扱き作用で間欠的に次々と連
発されるように構成している。なお、前記受圧板
4と爆発離脱蓋2との間に形成される噴出物収容
室6には、1発目の紙巻火薬体11が爆発された
時に受圧板4及び爆発離脱蓋2と共に空中発射さ
れる小巻テープ等の噴出物7が収納されている。
前記連発引玉9の紙巻火薬体11,12は引紐
10の引抜き摩擦力により爆発する爆薬(図示せ
ず)を巻紙で包んだ紙管状のものであつて、洋紙
巻紙のように紙巻部分の強さが均一で且つ爆薬の
偏在がない場合には、紙巻部分が爆発力によつて
粉々に破壊されるので、1発目の紙巻火薬体12
を従来の単発式クラツカーに用いられているよう
な平板形状、漏斗状形状、円錐筒台形状等をなす
間座3′で第4図の如く保持することができるが、
爆薬が偏在し且つ和紙巻紙のように紙巻部分に弱
い部分がある場合には、紙巻部分の一部だけが爆
発力によつて第4図の如く破壊され、全体は連な
つて残ることがあり、この場合には引紐10の引
張力によつて爆発後の残存紙巻部分11′が第4
図の如く折れ曲り、その屈折抵抗によつて引紐1
0をそれ以上引抜くことができなくなるので、2
発目の火薬体12を間座3′で扱いて爆発させる
ことができなくなるという問題が生じる。
そこで、本考案の実施例では前記間座3を、連
発引玉9の1発目の紙巻火薬体11を収納保持す
る嵌装孔13を有し、該嵌装孔13の孔径を前記
火薬体11が僅かの隙間をもつて遊挿される内径
にし且つ前記嵌装孔13の長さを2発目の紙巻火
薬体12が第3図の如く引込み爆発できる単一火
薬体長さの約2倍位の長さとし、この嵌装孔13
の開口端に前記火薬体12の引込み誘導作用をな
すテーパー状の拡径孔部13aを、前記嵌装孔1
3の底座中心部に引紐挿通用の座孔3aを設けた
細長い有底筒状部14と、この有底筒状部14の
開口端に一体的に設けられ前記クラツカー筒体1
内に第1図の如く嵌着されて筒体内部空室5を仕
切形成する拡開ヘツド部15とからなる合成樹脂
の一体成形品で構成している。
このような構成の筒形間座3を用いると、前記
連発引玉9の紙巻火薬体11が第3図の如く一部
破裂されても、その折れ曲がりは間座筒壁部によ
る火薬保持作用及び爆風放出方向の整流作用(火
薬体嵌装孔13の開口部方向に向かつて爆風が整
流放出される)によつて防止することができ、1
本引紐10の引張操作によつて複数個の紙巻火薬
体11,12を次々と確実に連発させることがで
きる。
第5図及び第6図は1本の引紐10に該引紐1
0の引抜き摩擦力で爆発する3個の紙巻火薬体1
1,12,12aを所定の間隔で設けた連発引玉
9を装填する三連発式クラツカーの実施例を示す
もので、間座3で仕切られる筒体内部空室5に2
発目及び3発目の紙巻火薬体12,12aを収納
したこと、2発目及び3発目の紙巻火薬体12
a,12bが間座筒状部14内に順次に引込み爆
発できるように火薬嵌装孔13の長さを単一火薬
体長さの約3倍位の長さとし、その開口端に前記
火薬体12a,12bの引込み誘導作用をなすラ
ツパ状に拡開した広角拡径孔部13bを設けたこ
とが相違し、その他の構成と作用は第1図乃至第
3図に示す第1実施例と同様であるから、同一部
分に同符号を付して詳細な説明は省略する。な
お、前記実施例において爆発離脱蓋2の代わりに
爆発で破れる密封紙を使用し、また受圧板4及び
噴射物7をなくして、発音だけを目的とした3発
以上の多連発クラツカーとすることも可能であ
る。
〔考案の効果〕
この考案の連発式クラツカーは、前記のような
1本引紐形の連発引玉を間座で支持してクラツカ
ー筒体内に装填するものであるから、複数個の紙
巻火薬体を1本引紐の引張操作によつて1発ずつ
順次に爆発させることができる効果があり、この
ため従来のような複雑なクラツカー構造を採用し
なくても、1発目の紙巻火薬体を間座で保持する
簡易な構造でありながら使用上の安全性を確保す
ることができ、従来のものに比べ構造が簡単で安
全性の高い連発式クラツカーを提供することが可
能となる。
また、前記間座が請求項2で特定するような筒
形状の合成樹脂成形品で構成される場合には、紙
巻火薬体の一部破裂による折れ曲りを防止して、
複数個の紙巻火薬体を1本引紐の引張操作で確実
に連発させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例による二連発式
クラツカーを示した中央縦断面図、第2図は同ク
ラツカーに組込まれる間座の中央縦断面図、第3
図は1発目の紙巻火薬体を爆発させた使用状態の
説明図、第4図は従来形の間座を用いた場合の実
施例とその問題点を示す斜視図、第5図は本考案
の第2の実施例による三連発式クラツカーを示し
た中央縦断面図、第6図は同クラツカーの1発目
及び2発目の紙巻火薬体を爆発させた使用状態の
説明図である。 1……クラツカー筒体、1a……筒体後端の紐
出孔、2……爆発離脱蓋、3……間座、3a……
座孔、4……受圧板、5……筒体内部空室、7…
…小巻テープ等の噴出物、9……連発引玉、10
……1本の引紐、11……1発目の紙巻火薬体、
12……2発目の紙巻火薬体、12a……3発目
の紙巻火薬体、13……嵌装孔、13a,13b
……嵌装孔開口端の拡径孔部、14……間座筒状
部、15……間座拡開ヘツド部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 1本の引紐に該引紐の引抜き摩擦力で爆発す
    る複数個の紙巻火薬体を所定の間隔で設けた連
    発引玉を備え、この連発引玉を装填するクラツ
    カー筒体の内部に、連発引玉の引紐引張側に位
    置する1発目の紙巻火薬体を引紐引張方向に移
    動しないように保持する間座を設け、この間座
    の座孔及びクラツカー筒体の後端紐出孔を通し
    て前記引紐の引張操作部を筒体外方に延出させ
    ると共に、前記間座で仕切られた筒体内部空室
    に2発目又はそれ以降の紙巻火薬体を位置さ
    せ、前記引紐の引張操作部を筒体後方に引張つ
    た時に複数個の紙巻火薬体が間座の扱き作用で
    間欠的に次々と連発されるようにしたことを特
    徴とする連発式クラツカー。 (2) 前記間座は連発引玉の1発目の紙巻火薬体を
    収納保持する嵌装孔を有し、該嵌装孔の孔径を
    前記火薬体が僅かの隙間をもつて遊挿される内
    径にし且つ前記嵌装孔の長さを2発目又はそれ
    以降の紙巻火薬体が引込み爆発できる単一火薬
    体長さの数倍長さとし、該嵌装孔の底座中心部
    に引紐挿通用の座孔を設けた細長い有底筒状部
    と、この有底筒状部の開口端に設けられ前記ク
    ラツカー筒体内に嵌着されて筒体内部空室を仕
    切形成する拡開ヘツド部とからなる合成樹脂の
    一体成形品で構成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の連発式クラツカー。
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