JPH0539288U - 容器兼用食品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の容器兼用食品は、該食品容器内に各
種の食品を詰め込み、一括して食することを目的とした
ものである。 【構成】 本考案は食品容器、特にパン又はクラッカー
を材料として形成された容器内に、その他の食品を詰め
込み、一括食することのできるように構成された容器兼
用食品に関するものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は食品容器、特にパン又はクラッカーを材料として形成された容器内に、 その他の食品を詰め込み、一括食することのできるように構成された容器兼用食 品に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、遊園地、行楽地及び駅などの売店、スーパーマーケットなどの人の集ま る所で販売されるサンドイッチ、ハンバーガー、焼きそば、焼きうどんなどの食 品は、その場で手軽に食べることができ、又、比較的安価なため人気を集めてい る。又、パーティーなどでのオードブルについてはプラスッチク製、紙製、アル ミニウム箔製、瀬戸物、ガラス製の皿などの容器に盛られて食べられている。 しかし、プラスッチク製、瀬戸物、ガラス製の皿などの容器に盛られた食品は、 容器を回収する必要上、持ち帰りできず不便であり、また、容器の回収や洗浄に 手間を要し、衛生面でも問題があった。紙製、アルミニウム箔製の使い捨て容器 に盛られた食品は、持ち帰りでき便利であるが内部の熱が外部に伝わり易く、熱 くて手に持つことができず、食べたあとも容器が捨てられて環境汚染の原因とも なっている。

【０００３】 また、サンドイッチ、ハンバーガー、カナッペなどにおいては、材料及び調理 法から魚類、肉類、ハム類、野菜類などの汁がたれてしまう危険性がある。いず れにしても注意しながら持ち運び、そして食べないと、手は勿論のこと、衣服な どを汚すおそれのあることは誰でも経験するところである。この理由は、平板状 のパン、クラッカーの分割部分に他の食品をはさみ、手で挟持しつつ食べること に原因がある。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の容器兼用食品は、上記の欠点を解消し、持ち運び及び食べるのに便利 で、そのまま容器ごと食べることを可能にした容器兼用食品の提供を目的とした ものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案の容器兼用食品は、該食品容器内に各種の食品を詰め込み、一括して食 することを目的としたものである。 本考案の食品容器は椀状を有する容器であって、材料はパン又はクラッカーで つくられる。その椀状容器の周縁は、ほぼ円形、四角形、三角形などに形成され る。また、椀状容器は凹部を有し、該凹部内には食品、例えば魚類、肉類、ハム 類、野菜類、キャビアなどの食品が詰め込まれる。かくして、従来のサンドイッ チでは、たとえば野菜サンドでトマトなどが介在した場合にトマトの汁がたれる 危険性もあったが、本考案品は衣服などを汚すおそれもなく、安心して食するこ とができる。 また、オードブル用のカナッペにおいても本考案の食品容器が椀状であり凹部を 形成しているために汁がたれるといったこともなく食することができる。

【０００６】 次に、本考案の食品容器の周縁の厚さは、凹部内に詰め込まれる食品がハンバ ーグなどの肉類の場合にあっては、前記ハンバーグなどと一緒に食べた場合の味 と肉類の食べ残しを確保する意味からも或る程度以上の厚みを要する。 また、容器凹部内に詰め込む食品の種類及び性質により、凹部の深さ及び厚さを 自由に調整すれば良いことは勿論のこと、その形状も椀状及び偏平状にとらわれ ることなく、任意の形状のものが採用される。 ついで、詰め込む食品は魚類、肉類、ハム類、野菜類、キャビア、その他の食品 が用いられる。

【０００７】

【実施例】

本考案の食品兼用容器の実施例を図面に基づいて説明する。 図１は本考案の食品容器にハンバーグ、レタスなどの食品を詰め込んだ状態を示 す斜視図であり、椀状を有する容器であって、材料はクラッカーでつくられる。 ２は椀状容器の周縁であって、ほぼ円形に形成される。３は椀状容器の凹部であ って、該凹部内にはハンバーグ、レタスなどの食品が詰め込まれる。

【０００８】 図２及び図３に示す６は容器を形成するクラッカーの厚みでるが、容器凹部３ 内に詰め込まれる食品がハンバーグなどの肉類の場合にあっては、前記ハンバー グなどと一緒に食べた場合の味とともに肉類の食べ残しを確保する意味からも或 る程度以上の厚みを要する。

【０００９】 なお、容器凹部３内に詰め込む食品の種類及び性質により凹部の深さ及び厚さ を自由に調整すれば良いことは勿論のこと、その形状も椀状及び偏平椀状にとら われることなく、任意な形状のものが採用される。

【００１０】

【考案の効果】

本考案の食品兼用容器はパン又はクラッカーなどを材料として食品容器を形成 し、該容器の凹部内に他の食品を詰め込むことができるように構成されているた め、手の汚れ及び衣服の汚れなどに注意をはらうことなく安心して、しかも容易 に食することが可能であり、又、持ち運びの便利な食品兼用容器に関するもので ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】食品容器のクラッカーにハンバーグ、レタスを
詰め込んだ状態を示す斜視図。

【図２】図１に示す椀状食品容器のクラッカーの平面
図。

【図３】図１に示す椀状食品容器のクラッカーの断面
図。

【符号の説明】

１ クラッカーを材料とした椀状食品容器 ２ 周縁 ３ 凹部 ４ ハンバーグ ５ レタス ６ 椀状食品容器の厚み

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁵ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ａ２３Ｌ 1/48 8214−4Ｂ

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 パン又はクラッカーでつくられた食品容
   器内に食品を詰め込み、一括して食することを特徴とす
   る容器兼用食品。
2. 【請求項２】 食品容器がパン又はクラッカーなどを材
   料として椀状を有するように形成されることを特徴とす
   る請求項１記載の容器兼用食品。
3. 【請求項３】 詰め込む食品が魚類、肉類、ハム類、野
   菜類、キャビア、その他の食品であることを特徴とする
   請求項１記載の容器兼用食品。