JPH0539054A - 車輌用油圧駆動装置 - Google Patents

車輌用油圧駆動装置

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JPH0539054A
JPH0539054A JP3216287A JP21628791A JPH0539054A JP H0539054 A JPH0539054 A JP H0539054A JP 3216287 A JP3216287 A JP 3216287A JP 21628791 A JP21628791 A JP 21628791A JP H0539054 A JPH0539054 A JP H0539054A
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JP
Japan
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hydraulic oil
flow rate
oil supply
hydraulic
differential pressure
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JP3216287A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Ikemoto
浩之 池本
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P7/00Controlling of coolant flow
    • F01P7/02Controlling of coolant flow the coolant being cooling-air
    • F01P7/04Controlling of coolant flow the coolant being cooling-air by varying pump speed, e.g. by changing pump-drive gear ratio
    • F01P7/044Controlling of coolant flow the coolant being cooling-air by varying pump speed, e.g. by changing pump-drive gear ratio using hydraulic drives

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 操舵が頻繁に行われる場合にもポンプに過剰
の負担を強いることなくエンジンを有効に冷却し、エン
ジンのオーバヒートを防止する。 【構成】 冷却ファン装置24及びパワーステアリング
装置20が作動油供給源34に直列に接続され、冷却フ
ァン装置は前後の差圧ΔPに応じた回転数にてファンを
回転させる油圧モータ38と、差圧ΔPを制御する通路
40及び差圧制御弁42とを含む。パワーステアリング
装置の使用圧力Psを検出し、作動油供給源の供給圧力
PpよりPsを減算してΔPを演算し、作動油供給源の
供給流量Qp をΔPに対応する流量Qfan 又はパワース
テアリング装置の必要流量Qs の何れか高い方の流量と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車輌用油圧駆動装置に
係り、更に詳細にはエンジン用油圧駆動式冷却ファン装
置及びパワーステアリング装置を駆動する油圧駆動装置
に係る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車輌の油圧駆動装置の一つと
して、例えば特開昭61−215417号公報に記載さ
れている如く、油圧ポンプ、リザーバ等を含む作動油供
給源と、作動油供給源よりの高圧の作動油を供給する作
動油供給通路と、作動油供給通路の途中に設けられ前後
の差圧ΔPに応じた回転数にてエンジン用冷却ファンを
回転駆動する油圧モータと、油圧モータを迂回するバイ
パス通路と、バイパス通路の途中に設けられ差圧ΔPを
制御する差圧制御手段と、作動油を作動油供給源へ戻す
作動油戻し通路と、作動油供給通路と作動油戻し通路と
の間に設けられたパワーステアリング装置とを有し、一
つの作動油供給源よりの高圧の作動油にて冷却ファン用
の油圧モータ及びパワーステアリング装置を駆動するよ
う構成された車輌用油圧駆動装置が従来より知られてい
る。
【0003】かかる油圧駆動装置によれば、冷却ファン
用の油圧モータ及びパワーステアリング装置の作動油供
給源が統合されるので、油圧モータ及びパワーステアリ
ング装置の各々に作動油供給源が設けられる場合に比し
てポンプ等の部品の数を低減することができ、また燃費
を向上させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述の公報に記
載された従来の油圧駆動装置に於ては、パワーステアリ
ング装置の作動を優先させるべく操舵時に油圧モータと
パワーステアリング装置との間の作動油供給通路内の圧
力が増大するとそのことに応答して作動油供給源よりの
作動油を油圧モータに通すことなく直接パワーステアリ
ング装置へ導くバイパス装置が設けられている。従って
車輌がワインディングロードを走行する場合の如く操舵
が頻繁に行われパワーステアリング装置が頻繁に作動さ
れると、冷却ファンの作動時間及び作動頻度が低下する
ので、エンジンに対する冷却が不十分になり、そのため
エンジンがオーバヒートし易くなる。
【0005】本発明は、冷却ファン用の油圧モータ及び
パワーステアリング装置の作動油供給源が統合された従
来の油圧駆動装置に於ける上述の如き問題に鑑み、操舵
が頻繁に行われる場合にもポンプに過剰の負担を強いる
ことなくエンジンを有効に冷却し、これによりエンジン
のオーバヒートを防止することができるよう改良された
油圧駆動装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、可変流量ポンプを含む作動油供給源と、前
記作動油供給源よりの高圧の作動油を供給する作動油供
給通路と、前記作動油供給通路の途中に設けられ前後の
差圧ΔPに応じた回転数にてエンジン用冷却ファンを回
転駆動する油圧モータと、前記油圧モータを迂回するバ
イパス通路と、前記バイパス通路の途中に設けられ前記
差圧ΔPを制御する差圧制御手段と、作動油を前記作動
油供給源へ戻す作動油戻し通路と、前記作動油供給通路
と前記作動油戻し通路との間に設けられたパワーステア
リング装置と、前記油圧モータと前記パワーステアリン
グ装置との間の前記作動油供給通路内の圧力Ps を検出
する圧力検出手段と、前記ポンプ及び前記差圧制御手段
を制御する制御装置とを有し、前記制御装置は前記作動
油供給源の最大許容供給圧力Pp 及び前記パワーステア
リング装置に必要な作動油の流量Qs を記憶しており、
ΔPがPp −Ps となるよう前記差圧制御手段を制御す
ると共に、前記作動油供給源の作動油供給流量Qp がΔ
Pにより定まる前記油圧モータを通過する作動油の流量
Qfan 及び前記流量Qs の何れか大きい方の流量となる
よう前記ポンプを制御するよう構成された車輌用油圧駆
動装置によって達成される。
【0007】
【作用】上述の如き構成によれば、油圧モータを通過す
る作動油の流量Qfan 及びパワーステアリング装置に必
要な作動油の流量Qs の何れが大きい場合にも、作動油
供給源の作動油供給流量Qp が流量Qfan 及び流量Qs
の何れか大きい方の流量となるよう可変流量ポンプが制
御される。従って操舵が頻繁に行われパワーステアリン
グ装置が頻繁に作動されても、冷却ファンも確実に作動
されるので、エンジンに対する冷却が不十分になってエ
ンジンがオーバヒートすることが確実に防止される。
【0008】また上述の如き構成によれば、油圧モータ
前後の差圧ΔPが作動油供給源の最大許容供給圧力Pp
とパワーステアリング装置の使用圧力Ps との差となる
よう差圧制御手段が制御されるので、油圧モータがPp
−Ps 以上の差圧にて作動されることはなく、従ってポ
ンプに過剰の負担が課せられることが回避される。
【0009】
【実施例】以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実施
例について詳細に説明する。
【0010】図1は本発明による油圧駆動装置の一つの
実施例を示す概略構成図である。図1に於て、10は作
動油を貯容するリザーバを示している。リザーバ10に
は吸入通路12の一端及び作動油戻し通路14の一端が
接続されている。吸入通路12の他端は図には示されて
いないエンジンにより駆動されるポンプ16の吸入側に
接続されている。ポンプ16は可変流量ポンプであり、
その吐出側には高圧の作動油を供給する作動油供給通路
18の一端が接続されており、該作動油供給通路及び作
動油戻し通路14の他端はそれ自身周知の構造のパワー
ステアリング(PS)装置20に接続されている。
【0011】作動油供給通路18の途中にはその上流側
より見て冷却ファン装置24、流量制御(FC)弁26
が順次直列に設けられている。またポンプ16と冷却フ
ァン装置24との間の作動油供給通路と通路12との間
には途中にリリーフ弁30を有するリリーフ通路32が
接続されており、これによりポンプ16より冷却ファン
装置24へ供給される作動油の圧力が所定の最大値以下
に維持されるようになっている。
【0012】かくしてリザーバ10、ポンプ16、リリ
ーフ弁30は所定の最大値以下の高圧の作動油を可変の
流量Qp にて冷却ファン装置24等へ供給する作動油供
給源34を構成しており、流量Qp は図2に示されてい
る如くポンプ16へ供給される制御電流Ip に比例して
制御されるようになっている。尚リリーフ弁30はポン
プ16と一体に構成されていてよい。
【0013】冷却ファン装置24はファン36と、作動
油供給通路18の途中に設けられ前後の差圧ΔPに応じ
た回転数にてファン36を回転駆動する油圧モータ38
と、該油圧モータの上流側及び下流側の作動油供給通路
を相互に連通接続するバイパス通路40と、該バイパス
通路の途中に設けられた電磁式の差圧制御弁42とを含
んでいる。差圧制御弁42はソレノイド44を有してお
り、電子制御装置70よりソレノイドへ供給される制御
電流をIf とし、油圧モータ38を通過する作動油の流
量をQfan とすると、流量Qbp(=Qp −Qfan )の作
動油をバイパス通路40を経て油圧モータ38の下流側
へ導き、これにより油圧モータの前後の差圧△Pを制御
電流If に比例して制御するようになっている。
【0014】油圧モータ38の回転数をNfan とする
と、Kq 、Kp を比例定数として Nfan =Kq ・Qfan =Kp ・(△P)1/2 の関係があるので、差圧制御弁42は制御電流If に応
じて流量Qfan を図3に示されている如く制御すること
により回転数Nfan を制御電流If の2分の1乗に比例
した値に制御する。尚図3に於て、Qfmは冷却ファン装
置24に必要な最大流量である。
【0015】流量制御弁26はフロープライオリティバ
ルブであり、それに供給される流量Qp の作動油のうち
流量Qs の作動油を図4に示されたパターンに従ってパ
ワーステアリング装置20へ供給し、残りの流量Qr
(=Qp −Qs )の作動油を通路46へ導くようになっ
ている。通路46の他端は作動油戻し通路14に接続さ
れている。尚図4に於て、Qsmはパワーステアリング装
置20に必要な最大流量であり、Qsm<Qfmである。
【0016】冷却ファン装置24と流量制御弁26との
間の作動油供給通路18には、該通路内の作動油の圧力
Ps を検出する圧力センサ54が設けられている。また
図には示されていないエンジンには該エンジンの回転数
を検出することにより間接的にポンプ16の回転数Nを
検出する回転数センサ56が設けられている。
【0017】ポンプ16及び差圧制御弁42は電子制御
装置70により制御されるようになっている。電子制御
装置70は図5に示されている如くマイクロコンピュー
タ72を含んでいる。マイクロコンピュータ72は図5
に示されている如き一般的な構成のものであってよく、
中央処理ユニット(CPU)74と、リードオンリメモ
リ(ROM)76と、ランダムアクセスメモリ(RA
M)78と、入力ポート装置80と、出力ポート装置8
2とを有し、これらは双方向性のコモンバス84により
互いに接続されている。
【0018】図示の実施例に於ては、入力ポート装置8
0には圧力センサ54より圧力Psを示す信号、回転数
センサ56よりポンプ16の回転数Nを示す信号、エア
コン58よりエアコンが作動されているか否かを示す信
号、スロットル開度センサ60よりスロットル開度を示
す信号、水温センサ62よりエンジンの冷却水温Tを示
す信号が各々入力されるようになっている。
【0019】入力ポート装置80はそれに入力された信
号を適宜に処理し、ROM76に記憶されているプログ
ラムに基くCPU74の指示に従い、CPU及びRAM
78へ処理された信号を出力するようになっている。R
OM76は図6に示された制御プログラム及び図2、図
3、図7乃至図12に示されたグラフに対応するマッ
プ、パワーステアリング装置20を通過する作動油の流
量Qs を記憶している。CPU74は図6に示された制
御プログラムに基き後述の如く種々の演算及び信号の処
理を行うようになっている。出力ポート装置82はCP
U74の指示に従い、駆動回路86を経て差圧制御弁4
2のソレノイド44へ制御信号を出力し、駆動回路88
を経てポンプ16へ制御信号を出力するようになってい
る。
【0020】次に図6に示されたフローチャートを参照
して図示の実施例の作動について説明する。
【0021】先ず最初のステップ10に於ては、圧力セ
ンサ54より圧力Psを示す信号、回転数センサ56よ
りポンプ16の回転数Nを示す信号、エアコン58より
エアコンが作動されているか否かを示す信号、スロット
ル開度センサ60よりスロットル開度を示す信号、水温
センサ62よりエンジンの冷却水温Tを示す信号の読込
みが行われ、しかる後ステップ20へ進む。
【0022】ステップ20に於ては、エアコン58が作
動されているか否かの判別が行われ、エアコンが作動さ
れている旨の判別が行われたときにはステップ60へ進
み、エアコンが作動されてはいない旨の判別が行われた
ときにはステップ30へ進む。
【0023】ステップ30に於ては、スロットル開度セ
ンサ60よりの信号に基きエンジンがアイドル状態にあ
るか否かの判別が行われ、エンジンがアイドル状態にあ
る旨の判別が行われたときにはステップ50へ進み、ア
イドル状態にはない旨の判別が行われたときにはステッ
プ40へ進む。
【0024】ステップ40に於ては図7に示されたグラ
フに対応するマップより制御量K1が演算され、同様に
ステップ50に於ては図8に示されたグラフに対応する
マップより制御量K1 が演算される。
【0025】ステップ60に於ては、エンジンがアイド
ル状態にあるか否かの判別が行われ、エンジンがアイド
ル状態にある旨の判別が行われたときにはステップ80
へ進み、アイドル状態にはない旨の判別が行われたとき
にはステップ70へ進む。
【0026】ステップ70に於ては図9に示されたグラ
フに対応するマップより制御量K1が演算され、同様に
ステップ80に於ては図10に示されたグラフに対応す
るマップより制御量K1 が演算される。
【0027】かくしてステップ40、50、70、80
に於ては、エアコンが作動されているか否か、エンジン
がアイドル状態にあるか否か、及びエンジンの冷却水温
に基き制御量K1 が演算される。
【0028】ステップ90に於ては図11に示されたグ
ラフに対応するマップに基きポンプ16の回転数Nに基
く制御量K2 が演算され、ステップ100に於ては図1
2に示されたグラフに対応するマップに基き圧力Ps に
基く制御量K3 が演算され、しかる後ステップ110に
於てこれらの制御量の差K4 (=K2 −K3 )が演算さ
れる。
【0029】尚図11のグラフのパターンはポンプ16
に過剰の負荷を与えないために設定されたパターンであ
る。
【0030】次のステップ120に於ては、制御量K4
が負であるか否かの判別が行われ、K4 <0である旨の
判別が行われたときにはステップ130に於てK4 が0
に設定された後ステップ140へ進み、K4 <0ではな
い旨の判別が行われたときにはそのままステップ140
へ進む。
【0031】ステップ140に於ては、制御量K1 がK
4 以下であるか否かの判別が行われ、K1 ≦K4 ではな
い旨の判別が行われたときにはステップ160へ進み、
K1≦K4 である旨の判別が行われたときにはステップ
150へ進む。
【0032】ステップ150に於ては冷却ファン装置2
4の差圧制御弁42のソレノイド44へ供給される制御
電流If がK1 に設定され、ステップ160に於ては制
御電流If が制御量K4 に設定され、次のステップ17
0に於ては制御電流If がソレノイド44へ出力され、
しかる後ステップ180へ進む。
【0033】ステップ180に於ては図3に示されたグ
ラフに対応するマップに基き制御電流If に対応する作
動油の流量Qfan が演算され、しかる後ステップ190
へ進む。
【0034】ステップ190に於ては、ステップ180
に於て演算された流量Qfan がパワーステアリング装置
20を通過する作動油の流量Qs 以下であるか否かの判
別が行われ、Qfan ≦Qs ではない旨の判別が行われた
ときにはステップ210へ進み、Qfan ≦Qs である旨
の判別が行われたときにはステップ200へ進む。
【0035】ステップ200に於ては作動油供給流量Q
p がQs に設定され、ステップ210に於ては流量Qp
がQfan に設定され、ステップ220に於ては図2に示
されたグラフに対応するマップに基き可変流量ポンプ1
6へ供給される制御電流Ipが演算され、次のステップ
230に於ては制御電流Ip がポンプ16へ出力され、
しかる後ステップ10へ戻る。
【0036】かくしてこの実施例によれば、ステップ9
0に於てポンプが過剰の負荷を受けることなく作動油供
給源34が供給し得る作動油の最大圧力Pp に対応する
制御量K2 が演算され、ステップ100に於てパワース
テアリング装置20により消費される圧力Ps に対応す
る制御量K3 が演算され、ステップ110に於てこれら
二つの制御量K2 及びK3 の差が演算されることによ
り、冷却ファン装置24を作動させる差圧△Pに対応す
る制御量K4 が演算される。
【0037】またステップ20〜80に於ては、エアコ
ンが作動されているか否か、エンジンがアイドル状態に
あるか否か、及びエンジンの冷却水温Tの情報に基き、
エンジンの運転状態に応じてエンジンを最適に冷却する
ための差圧△Pに対応する制御量K1 が演算される。
【0038】そしてステップ140〜170に於て、K
1 ≦K4 のときにはK5 に対応する制御電流If が差圧
制御弁42へ出力されることによりエンジンがその運転
状態に応じて最適に冷却され、K1 >K4 のときにはK
4 に対応する制御電流If が差圧制御弁へ出力されるこ
とによりパワーステアリング装置の確実な作動が確保さ
れると共にポンプ等に過剰の負担を強いることなくエン
ジンができるだけ効果的に冷却される。
【0039】またステップ180に於て差圧△Pに対応
する油圧モータ通過流量Qfan が演算され、ステップ1
90〜220に於て作動油供給源34の供給流量Qp が
油圧モータ通過流量Qfan 及びパワーステアリング装置
20を通過する流量Qs の何れか大きい方の流量になる
よう可変流量ポンプ16が制御され、これにより冷却フ
ァン装置24及びパワーステアリング装置の何れも確実
に作動される。
【0040】以上に於ては本発明を特定の実施例につい
て詳細に説明したが、本発明はかかる実施例に限定され
るものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例
が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
【0041】
【発明の効果】以上の説明より明らかである如く、本発
明によれば、油圧モータを通過する作動油の流量Qfan
及びパワーステアリング装置に必要な作動油の流量Qs
の何れが大きい場合にも、作動油供給源の作動油供給流
量Qp が流量Qfan 及び流量Qs の何れか大きい方の流
量となるよう可変流量ポンプが制御される。従って操舵
が頻繁に行われパワーステアリング装置が頻繁に作動さ
れても、冷却ファンも確実に作動するので、エンジンに
対する冷却が不十分になってエンジンがオーバヒートす
ることを確実に防止することができる。
【0042】また本発明によれば、油圧モータ前後の差
圧ΔPが作動油供給源の最大許容供給圧力Pp とパワー
ステアリング装置の使用圧力Ps との差となるよう差圧
制御手段が制御されるので、油圧モータがPp −Ps 以
上の差圧にて作動されることはなく、従ってポンプに過
剰の負担が課せられることを確実に回避することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による油圧駆動装置の一つの実施例を示
す概略構成図である。
【図2】ポンプへ供給される制御電流Ip と作動油供給
源の供給流量Qp との関係を示すグラフである。
【図3】冷却ファン装置の差圧制御弁へ供給される制御
電流If と油圧ポンプへ供給される流量Qfan との関係
を示すグラフである。
【図4】作動油供給源の供給流量Qp とパワーステアリ
ング装置への流量Qs との関係を示すグラフである。
【図5】図1に示された可変流量ポンプ及び冷却ファン
装置の差圧制御弁を制御する電子制御装置を示すブロッ
ク線図である。
【図6】図5に示された電子制御装置により達成される
制御を示すフローチャートである。
【図7】エアコンが作動されておらずエンジンがアイド
ル状態にない場合に於けるエンジンの冷却水温Tと制御
量K1 との関係を示すグラフである。
【図8】エアコンが作動されておらずエンジンがアイド
ル状態にある場合に於けるエンジンの冷却水温Tと制御
量K1 との関係を示すグラフである。
【図9】エアコンが作動されておりエンジンがアイドル
状態にない場合に於けるエンジンの冷却水温Tと制御量
K1 との関係を示すグラフである。
【図10】エアコンが作動されておりエンジンがアイド
ル状態にある場合に於けるエンジンの冷却水温Tと制御
量K1 との関係を示すグラフである。
【図11】ポンプの回転数Nと制御量K2 との関係を示
すグラフである。
【図12】冷却ファン装置とパワーステアリング装置と
の間の作動油供給通路内の圧力Ps と制御量K3 との関
係を示すグラフである。
【符号の説明】
10…リザーバ 14…作動油戻し通路 16…ポンプ 18…作動油供給通路 20…パワーステアリング装置 24…冷却ファン装置 34…作動油供給源 42…差圧制御弁 54…圧力センサ 70…電子制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62D 109:00 123:00 137:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可変流量ポンプを含む作動油供給源と、前
    記作動油供給源よりの高圧の作動油を供給する作動油供
    給通路と、前記作動油供給通路の途中に設けられ前後の
    差圧ΔPに応じた回転数にてエンジン用冷却ファンを回
    転駆動する油圧モータと、前記油圧モータを迂回するバ
    イパス通路と、前記バイパス通路の途中に設けられ前記
    差圧ΔPを制御する差圧制御手段と、作動油を前記作動
    油供給源へ戻す作動油戻し通路と、前記作動油供給通路
    と前記作動油戻し通路との間に設けられたパワーステア
    リング装置と、前記油圧モータと前記パワーステアリン
    グ装置との間の前記作動油供給通路内の圧力Ps を検出
    する圧力検出手段と、前記ポンプ及び前記差圧制御手段
    を制御する制御装置とを有し、前記制御装置は前記作動
    油供給源の最大許容供給圧力Pp 及び前記パワーステア
    リング装置に必要な作動油の流量Qs を記憶しており、
    ΔPがPp −Psとなるよう前記差圧制御手段を制御す
    ると共に、前記作動油供給源の作動油供給流量Qp がΔ
    Pにより定まる前記油圧モータを通過する作動油の流量
    Qfan 及び前記流量Qs の何れか大きい方の流量となる
    よう前記ポンプを制御するよう構成された車輌用油圧駆
    動装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996018809A1 (de) * 1993-12-01 1996-06-20 Mannesmann Rexroth Gmbh Hydraulikanlage fur ein kraftfahrzeug
US5975233A (en) * 1994-12-14 1999-11-02 Mannesmann Rexroth Ag Hydraulic system for a motor vehicle
KR20030075013A (ko) * 2002-03-15 2003-09-22 현대자동차주식회사 연료 전지 차량의 연료 전지 어셈블리 냉각장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1996018809A1 (de) * 1993-12-01 1996-06-20 Mannesmann Rexroth Gmbh Hydraulikanlage fur ein kraftfahrzeug
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KR20030075013A (ko) * 2002-03-15 2003-09-22 현대자동차주식회사 연료 전지 차량의 연료 전지 어셈블리 냉각장치

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