JPH0538745A - 押出機における樹脂温度コントロールシステム - Google Patents

押出機における樹脂温度コントロールシステム

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JPH0538745A
JPH0538745A JP3196461A JP19646191A JPH0538745A JP H0538745 A JPH0538745 A JP H0538745A JP 3196461 A JP3196461 A JP 3196461A JP 19646191 A JP19646191 A JP 19646191A JP H0538745 A JPH0538745 A JP H0538745A
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resin
cylinder
resin temperature
change
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JP3196461A
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Tetsuya Yoda
哲也 余田
Ryosuke Ashizuka
良介 芦塚
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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    • B29C48/92Measuring, controlling or regulating
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Abstract

(57)【要約】 【目的】樹脂温度を速やかに自動で目的値に一致させる
樹脂温度コントロールシステムを提供する。 【構成】メモリ19に記憶されたシリンダ内の樹脂温度
の変化に対する成形樹脂温度の変化の割合を示す変更デ
ータと、温度センサ11により検出された樹脂温度と目
標樹脂温度との差異を示す値とに基づき、設定温度演算
部15において変更値を算出させる。そして算出された
値に従ってシリンダの設定温度を段階的に変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パイプ等の成形を行う
押出機に係り、より詳細には、押し出される樹脂の温度
を制御する樹脂温度コントロールシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】押出機を用いてパイプ等の成形品を製造
する場合、スクリュを用いて溶融した樹脂を金型に押し
出すのであるが、製品の品質を一定に維持するために
は、溶融した樹脂の温度を目標温度に維持することが重
要である。しかし樹脂の溶融温度は、押出機の環境温度
の変化や原料の製造ロット毎のばらつき等によって変化
するので、それらの変化に対応するための調整が必要と
なる。
【0003】その調整方法として、従来においては、押
出機のスクリュの回転数の調整を行うことによって樹脂
温度を目的とする温度に調整する方法、押出機のシリン
ダの温度設定値を変更して樹脂温度を目的値とする方
法、またはスクリュの回転数の調整とシリンダの温度設
定値の変更との双方を併用することにより、樹脂温度を
目的とする温度に調整する方法の3つの方法が用いられ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した3つの温度調
整の方法のうち、スクリュの回転数を調整することによ
り樹脂温度を調整する方法は、スクリュの回転数の変化
に伴って樹脂の押し出し速度が変化するため、製品の肉
厚が変化し、製造された製品の肉厚が規格外れとなる可
能性がある。そのため肉厚を一定に維持するために、ス
クリュの回転数の変化に対応してパイプの引き取り速度
を厳密に再調整しなければならないという問題があっ
た。
【0005】またシリンダの設定温度を変化させる方法
は、シリンダ内の樹脂温度の変化に対し、金型の直前位
置における樹脂温度が変化するまでには時間遅れがある
ため、シリンダの温度設定の変化のさせ方によっては、
金型の直前位置における樹脂温度が高くなり過ぎたり、
あるいは目的値に達するまでに長い時間を必要としたり
する。そのため金型の直前位置における樹脂温度を速や
かに目的値に調整するには、シリンダの温度設定に経験
豊富な操作員が必要になるという問題が生じていた。
【0006】またスクリュの回転速度とシリンダの設定
温度との双方を変化させる方法は、パイプの引き取り速
度の厳密な再調整と経験に基づくシリンダの温度設定と
が必要になるという問題があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するため創案され
たものであり、その目的は、樹脂温度を速やかに自動で
目的値に設定させることのできる押出機における樹脂温
度コントロールシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の押出機における樹脂温度コントロールシス
テムは、シリンダの温度設定値を段階的に変化させるこ
とにより、金型の直前位置近傍における樹脂の温度を目
標とする温度に一致させる制御を行う押出機におけるシ
ステムにおいて、金型の直前位置近傍における樹脂の温
度を成形樹脂温度とし、目標とする成形樹脂温度を目標
樹脂温度とするとき、前記シリンダの加熱冷却部に位置
する樹脂の温度変化に対する前記成形樹脂温度の変化の
割合を示す変更データを記憶する記憶部と、前記成形樹
脂温度を検出する温度センサと、前記目標樹脂温度と前
記温度センサにより検出された樹脂温度との差異値およ
び前記記憶部から読み出した変更データに基づいて前記
シリンダの温度設定値を算出する設定温度演算部とを備
えた構成を用いる。
【0009】
【作用】シリンダの設定温度は、段階的に変化するよう
に設定されるのであるが、変化させる温度幅について
は、シリンダの加熱冷却部に位置する樹脂の温度変化に
対する成形樹脂温度の変化の割合を示す変更データと、
温度センサにより検出された樹脂温度と目標樹脂温度と
の差異を示す値とに基づき、設定温度演算部により算出
された値を用いる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0011】図2は、本発明の一実施例の押出機の断面
を示す概略図である。
【0012】図において、樹脂の混練と押し出しとを行
うスクリュ22がその内部に設けられた円筒状のシリン
ダ21の外周部には、その長手方向に沿って3組のリン
グ状の加熱冷却部122a〜122cが取り付けられて
おり、各加熱冷却部122a〜122cの取り付け位置
に対抗するシリンダ21の周壁部211内には、各々の
加熱冷却部122a〜122cにより溶融された樹脂温
度を検出するための温度センサ121a〜121cがそ
れぞれ取り付けられている。そしてこのシリンダ21の
押し出し口側に金型24を接続するための部材である接
続部23が取り付けられ、この接続部23には、金型2
4直前位置における樹脂温度(成形樹脂温度)の検出を
行う温度センサ11が設けられている。
【0013】接続部23を介してシリンダ21に接合さ
れた金型24の外周部241には、2組のリング状の加
熱部132a、132bが設けられると共に、2つの温
度センサ131a、131bが、各加熱部132a、1
32bのそれぞれに対応して取り付けられている。そし
てこの金型24の中心軸の延長線上であって、シリンダ
21と対向する側の延長位置には、成形されたパイプの
引き取りを行う上下2対の引取ローラ171を有する引
取機17が設けられている。
【0014】図1は、本発明の一実施例の電気的構成を
示すブロック図である。
【0015】シリンダ21に取り付けられた3つの温度
センサ121a〜121cの各出力はシリンダ温度調節
部12に導かれており、3つの加熱冷却部122a〜1
22cのそれぞれにはシリンダ温度調節部12からの出
力が与えられている。また金型24に取り付けられた2
つの温度センサ131a、131bの出力は金型温度調
節部13に接続されていて、加熱部132a、132b
には金型温度調節部13の出力が導かれている。
【0016】接続部23内部の樹脂温度であり、金型2
4の直前位置近傍の樹脂温度である成形樹脂温度を検出
する温度センサ11の出力は、設定温度演算部15およ
び主制御部16に与えられている。またシリンダ温度調
節部12と金型温度調節部13とは、主制御部16に双
方向性に接続されており、設定温度演算部15には主制
御部16からの出力が導入されている。シリンダ温度調
節部12には、設定温度演算部15の出力が与えられて
おり、メモリ19は、主制御部16に双方向性に接続さ
れている。そしてメモリ19の出力は設定温度演算部1
5に送出されている。
【0017】数値の設定等の入力を行うスイッチ群から
なり、数値等の各種のデータの表示を行う表示装置本体
のパネルに設けられた操作部18は、主制御部16に対
して双方向性の接続となっており、パイプの引き取りを
行う引取機17には主制御部16からの出力が与えられ
ている。
【0018】図3および図4は、本発明の一実施例の主
要部の動作を示すフローチャートであり、図5は、樹脂
温度の変化を示す説明図である。必要に応じて同図を参
照しつつ、以下に本発明の一実施例の動作について説明
する。
【0019】図示されていない投入部からシリンダ21
の内部に投入された原料樹脂は、加熱冷却部122a〜
122cによって加熱されると共にスクリュ22によっ
て混練され、シリンダ21の内部を接続部23側に向か
って移動する。このときシリンダ温度調節部12は、温
度センサ121a〜121cの出力に従って加熱冷却部
122a〜122cの調節を行うことにより、各温度セ
ンサ121a〜121cの出力が、設定温度演算部15
の出力により指示された温度となるように制御を行う。
【0020】またシリンダ21より押し出された樹脂
は、溶融状態において接続部23から金型24に向かっ
て押し出されていく。そして金型24においてパイプに
成形された後、引取機17によって引き取られる。この
とき金型温度調節部13は、加熱部132a、132b
の調節を行うことにより、温度センサ131a、131
bの出力が、主制御部16の出力によって指示された温
度となるように制御を行う。
【0021】上記動作を行う本実施例において、接続部
23に設けられた温度センサ11により検出される温度
の目標値(すなわち、金型24の直前位置における樹脂
温度である成形樹脂温度の目標値)である目標樹脂温度
が、操作部18から数値として入力される。その温度
は、図5に示す温度D1であるとする。
【0022】このとき、目標樹脂温度D1に対応するシ
リンダ21の設定温度については、過去の実例に基づ
き、設定温度演算部15により図5に示す温度D2が初
期値として設定され、その値を示す出力がシリンダ温度
調節部12に与えられる。このとき、整形樹脂温度と目
標樹脂温度とから制御される加熱冷却部は、複数の加熱
冷却部122a〜122cのうちからいずれか一つ(例
えば、122a)を予め設定しておく。また金型24に
おける樹脂温度の設定のため、主制御部16からは、各
加熱部132a、132bに対応する樹脂温度の設定値
が金型温度調節部13に送出される。
【0023】以上の設定に従って動作が開始され、シリ
ンダ21内の樹脂温度の上昇に伴って成形樹脂温度(温
度センサ11により検出される温度)が上昇する。この
立ち上げ時における動作モードは、操作部18から入力
された指示に従い、シリンダ21内の樹脂温度の制御モ
ードとなることから、設定温度演算部15は、ステップ
S11からステップS12へと動作を進め、フラグの状
態を調べる(このフラグについては後に詳述する)。
【0024】フラグは初期状態では未完了を示すリセッ
ト状態にあるため、動作はステップS12からステップ
S13へと進められ、温度センサ11により検出された
成形樹脂温度が、目標樹脂温度D1に対して設定された
偏差温度幅(温度D11〜D12)内に入っているかど
うかが判定される。
【0025】このステップS13の動作が時刻T1以前
に実行されるときには、成形樹脂温度(51により示
す)は偏差温度幅の下限温度D11より低い温度である
ため、動作はステップS14において終了することとな
る。そのため時刻T1以前では、ステップS11〜S1
4のループが実行される。
【0026】時刻T1となったときには、成形樹脂温度
が温度D11を越え、偏差温度幅内の温度となることか
ら、ステップS13の動作において期間t1をカウント
する内部タイマが起動され、この内部タイマが動作終了
となるまでの期間t1において、成形樹脂温度が常に偏
差温度幅内にあるかどうかの判定が複数回に渡って行わ
れる。そして期間t1内において成形樹脂温度が偏差温
度幅を一度も外れることが無かった場合には、期間t1
が終了した時刻T2において動作がステップS14から
ステップS15に移り、上記したフラグがセット状態に
設定される。つまりステップS12において調べられて
いたフラグは、成形樹脂温度が偏差温度幅内にあるかど
うかを示すフラグとなっている。
【0027】以上で成形樹脂温度に関する動作を終了
し、設定温度演算部15は、次にシリンダ21の樹脂温
度に関する動作を開始する。
【0028】この動作はステップS16におけるフラグ
の判定によって開始されるが、このフラグは上記の成形
樹脂温度におけるフラグと同様の指示を行うものであっ
て、シリンダ21の加熱冷却部122aにおける樹脂温
度が設定温度範囲にあるかどうかを示すフラグとなって
いて、初期状態ではリセット状態に設定されている。そ
のため設定温度演算部15は、その動作をステップS1
6からステップS17に移す。
【0029】一方、シリンダ21の樹脂温度に関する設
定は、設定温度がD2、偏差温度範囲の下限が温度D2
1、上限が温度D22となっていて、時刻T2における
シリンダ21の温度は偏差温度範囲内の温度となってい
るため、内部タイマが起動され、期間t2においてシリ
ンダ21内の樹脂温度が常に範囲内にあるかどうかが判
定される。そして期間t2が経過した時刻T3となった
ときには、設定温度演算部15はその動作をステップS
18からステップS23へと移行する。そしてシリンダ
21内の樹脂温度が期間t2において偏差範囲内にある
ことを示すため、フラグをセット状態に設定する。
【0030】次に続くステップS30の動作において、
設定温度演算部15は、目標樹脂温度D1と温度センサ
11により検出される成形樹脂温度との差異d11を算
出する。また設定温度演算部15は、予めメモリ19に
記憶されている変更係数(後に詳述する)を読み出し、
差異d11にこの変更係数を乗ずることによって変更値
を求め、この変更値を設定温度D2に加算し、加算結果
を新たなる設定温度とする指示をシリンダ温度調節部1
2に送出する(図5においては、演算の結果得られた変
更値はd12によって示され、加算結果は温度D3とし
て示されている)。そして後ステップS31において、
期間t3をカウントするための制御周期タイマを起動さ
せる。
【0031】設定温度をD2からD3に変更する旨の指
示が与えられたシリンダ温度調節部12は、予め設定さ
れた一つの加熱冷却部122aの加熱の程度を増加させ
ることから、時刻T3以後においてはシリンダ21内の
樹脂温度は再び上昇を開始する。
【0032】一方、設定温度演算部15は、再度ステッ
プS11からの動作を開始するが、このときの動作は、
ステップS11、ステップS12、ステップS16と動
作が移り、次にその動作はステップS25となる。
【0033】そして時刻がT4以前の期間t3において
は、制御周期タイマはその動作を継続しており、かつタ
イマの未完了状態であることから、動作はステップS2
5、S26、S27と移って終了となり、再びステップ
S11の動作が開始されるループ動作となる。そして期
間t3が経過した時刻T4となったときには、制御周期
タイマは、ループの1回り毎のステップS27における
カウントアップ動作の結果として、タイマ動作の完了と
なる。そのため、動作はステップS26からステップS
28に移ることになる。
【0034】時刻T4に始まる期間t4において、設定
温度D3に対応して設けられた偏差温度範囲内に常にシ
リンダ21の樹脂温度が入っているかどうかが判定さ
れ、ステップS29に続くステップS30の動作におい
て、時刻T5における目標樹脂温度と成形樹脂温度との
差異(d14により示す)の算出と、メモリ19に記憶
されている変更係数の読み出しと、差異d14に変更係
数を乗ずることによって得られる変更値を示す温度差d
13の算出とが行われた後、温度D3に温度差d13を
加算した温度D4を新たな設定温度として、シリンダ温
度調節部12に指示が与えられる。そして後ステップS
31において再び制御周期タイマの起動を行う。
【0035】以下同様の動作が繰り返され、制御周期タ
イマがタイマ動作を完了した時刻T6から時刻T7に到
る期間t5におけるシリンダ21の樹脂温度の判定と、
新たな設定温度の指示が繰り返される(設定温度の差異
d16は、温度差d15に基づいて算出される)。
【0036】以上の動作の結果として、温度センサ11
により検出される成形樹脂温度は、目標樹脂温度に一致
する。
【0037】また目標樹脂温度が成形の動作中に変更さ
れ、そのときの成形樹脂温度より低く設定された場合に
も同様の動作が行われることとなり、成形樹脂温度は目
標樹脂温度に一致することとなる。
【0038】以上でシリンダ21の樹脂温度の段階的な
温度設定の動作の説明を終了し、以下に変更係数につい
ての説明を行う。
【0039】図6に示すグラフは、横軸が温度センサ1
1により検出される成形樹脂温度の実測値と目標樹脂温
度との差異である温度差異値を示し、縦軸がシリンダ2
1の樹脂温度の設定温度の変更すべき値を求めるための
変更係数を示すグラフとなっている。そしてこのグラフ
における折線61は、予め使用者によって設定された温
度差異値と変更係数との関係の一例を示している。
【0040】図6に示す温度差異値と変更係数との関係
は、折線61によって示すように、目標樹脂温度と成形
樹脂温度との温度差異値が、範囲d21にあるとき、範
囲d22にあるとき、および範囲d23にあるときで、
シリンダ21の設定温度の変更係数の増減率を異ならせ
ている。すなわち温度範囲がd22の場合は、d21の
場合より変更係数の増減率を少なくし、温度範囲がd2
3の場合はさらに少なくする。この方が、成形樹脂温度
を目標樹脂温度に速やかに一致させることができるもの
と考えられる。つまり成形樹脂温度が目標樹脂温度に近
い場合には、変更係数の増減率を大きく設定する一方、
成形樹脂温度が目標樹脂温度に離れるに従い、変更係数
の増減率を減じていくのである。
【0041】ただし、このような温度差異値と変更係数
との関係は、この図6に示す折線61に限定されるもの
ではなく、使用者によって任意に設定可能なものであ
る。また演算結果である変更値には上限が設けられてい
て、計算された変更値が上限を越える場合には、この上
限値が変更値として採用されるようになっている。
【0042】また図7は、本発明の他の実施例を示して
おり、上記構成に加えて変更値を自動で測定する手段を
備えたものである。
【0043】すなわち、変更値を自動で測定するチュー
ニング部14には、温度センサ11の出力が導かれてお
り、チューニング部14の出力は、シリンダ温度調整部
12とメモリ19とに導かれた構成となっている。その
他の構成は上記実施例と同様であるので、ここでは同符
号を付することとし、詳細な説明は省略する。
【0044】図8および図9は、本発明の他の実施例の
主要部の動作を示すフローチャートであり、チューニン
グ部14の動作は、図9のステップS19〜ステップS
22の動作により示されている。この動作は操作部18
からの指示があった場合に行われる動作となっていて、
製品の製造を行う工程とは異なる工程として設定されて
いる。なお、ステップS30を除く他のステップの動作
は、図3および図4に示す上記した一実施例のものと同
様である。
【0045】この指示があったときチューニング部14
は、ステップS19に続く動作としてステップS20を
選択する。このステップS20においては、図10の樹
脂温度の時間的変化を示す説明図の時刻T11において
成形樹脂温度の検出を行う。このときの温度が目標樹脂
温度になっているとすると、変更値と温度差異値とはそ
れぞれの値が0となる(図11の71により示す)。
【0046】またチューニング部14は、シリンダ温度
調節部12に対して設定温度をΔ1だけ上昇させる旨の
指示を与える。そして時刻T12となったとき、温度セ
ンサ11により検出される温度を読み取る。この温度と
目標樹脂温度との差異値が図11のd71により示され
る温度であるとすると、変更値がΔ1、温度差異値がd
71に対応する位置72と位置71とを直線73で結ぶ
演算を行う。以下、チューニング部14は、時刻T2に
おいて設定温度をΔ2だけ上昇させる旨の指示をシリン
ダ温度調節部12に与え、時刻T13において温度セン
サ11により検出される温度の読み取りを行う。そのと
きの温度と目標樹脂温度との差異値がd72であるとす
ると、位置74と位置72とを直線75で結ぶ演算を行
う。
【0047】以下同様の方法を繰り返すことにより(シ
リンダ21の温度を目標樹脂温度から下げる方向に変更
する場合も同様となっている)、図11に示す折線76
を得る。そしてこの折線76を示すデータを温度差異値
に対応した温度変更値を示すデータとしてメモリ19に
送出し、記憶させる。そしてステップS21、S22へ
と動作を進める。
【0048】以上の動作によってメモリ19には、チュ
ーニング動作により実測された変更値が格納されるの
で、以後においては、実測された変更値が既に得られて
いる成形の場合には、この実測値に基づく演算が設定温
度演算部15により行われる。
【0049】なお本発明は上記実施例に限定されず、本
実施例ではパイプの成形に適用した場合について説明し
たが、その他の製品の成形の場合にも同様に適用するこ
とが可能である。
【0050】
【発明の効果】本発明に係る押出機における樹脂温度コ
ントロールシステムは、シリンダ内の樹脂温度の変化に
対する成形樹脂温度の変化の割合を示す変更データと、
温度センサにより検出された樹脂温度と目標樹脂温度と
の差異を示す値とに基づき、設定温度演算部において算
出された値に従ってシリンダの設定温度を段階的に変化
させる構成としているため、時間遅れが原因となって生
じる金型直前位置における樹脂温度の暴れがなくなるた
め、速やかに自動で樹脂温度を目的値に設定することが
可能になるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電気的構成を示すブロック
図である。
【図2】本発明の一実施例の押出機の断面を示す概略図
である。
【図3】本発明の一実施例の主要部の動作を示すフロー
チャートである。
【図4】本発明の一実施例の主要部の動作を示すフロー
チャートである。
【図5】樹脂温度の変化を示す説明図である。
【図6】手動で入力された変更係数と温度差異値との関
係を示す説明図である。
【図7】本発明の他の実施例の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】本発明の他の実施例の主要部の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図9】本発明の他の実施例の主要部の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図10】チューニング動作における樹脂温度の変化を
示す説明図である。
【図11】チューニング動作時の温度差異値と変更値と
の関係を示す説明図である。
【符号の説明】
11 温度センサ 15 設定温度演算部 21 シリンダ 122a〜122c 加熱冷却部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダの温度設定値を段階的に変化さ
    せることにより、金型の直前位置近傍における樹脂の温
    度を目標とする温度に一致させる制御を行う押出機にお
    ける樹脂温度コントロールシステムにおいて、 金型の直前位置近傍における樹脂の温度を成形樹脂温度
    とし、目標とする成形樹脂温度を目標樹脂温度とすると
    き、 前記シリンダの加熱冷却部に位置する樹脂の温度変化に
    対する前記成形樹脂温度の変化の割合を示す変更データ
    を記憶する記憶部と、 前記成形樹脂温度を検出する温度センサと、 前記目標樹脂温度と前記温度センサにより検出された樹
    脂温度との差異値および前記記憶部から読み出した変更
    データに基づいて前記シリンダの温度設定値を算出する
    設定温度演算部とを備えたことを特徴とする押出機にお
    ける樹脂温度コントロールシステム。
JP3196461A 1991-08-06 1991-08-06 押出機における樹脂温度コントロールシステム Pending JPH0538745A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007105646A1 (ja) * 2006-03-13 2007-09-20 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. 射出成形機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007105646A1 (ja) * 2006-03-13 2007-09-20 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. 射出成形機
JP4824081B2 (ja) * 2006-03-13 2011-11-24 住友重機械工業株式会社 射出成形機

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