JPH0537020Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0537020Y2
JPH0537020Y2 JP1988138295U JP13829588U JPH0537020Y2 JP H0537020 Y2 JPH0537020 Y2 JP H0537020Y2 JP 1988138295 U JP1988138295 U JP 1988138295U JP 13829588 U JP13829588 U JP 13829588U JP H0537020 Y2 JPH0537020 Y2 JP H0537020Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
governor
command signal
racing
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988138295U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0259270U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1988138295U priority Critical patent/JPH0537020Y2/ja
Publication of JPH0259270U publication Critical patent/JPH0259270U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0537020Y2 publication Critical patent/JPH0537020Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

Landscapes

  • Control Of Water Turbines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、水力発電所における水車の回転速度
を制御する調速装置に係り、特に調速装置に生じ
るレーシング現象を検出する装置に関する。
〔従来の技術〕
水力発電所の負荷は常に一定ではなく、種々の
原因によつて変化する。負荷の変動は系統周波数
の変動に結びつくため、水車の回転速度を負荷の
変化に応じて調整しなければならない。調速装置
は負荷の変化に応じて自動的に水口開度を調整
し、水車の回転速度を一定に保つものである。
従来の電気式調速装置の例を第5図に示す。こ
の調速装置は、水車の回転速度を規定する調速指
令信号Vvを出力する電気ガバナ1と、調速指令
信号Vvを受けて配圧弁3を駆動するコンバータ
2と、を備えて構成される。油圧サーボモータ4
は配圧弁3による圧油の切換えによつて水口開閉
機構(図示せず。)を操作するためのものである。
次に動作を説明する。
負荷の変化に応じた調速指令信号Vvがコンバ
ータ2のコイル5に与えられると、コンバータコ
イル5により電磁力に変換され、コンバータコイ
ル5の電磁力と磁石6の電磁力との相互作用によ
り、配圧弁3の駆動ロツド7が軸方向に動く。こ
の駆動ロツド7の軸方向移動により配圧弁3の圧
油供給方向が切換えられ、圧油が油圧サーボモー
タ4に供給される。油圧サーボモータ4はそのロ
ツド8をスライドさせ、水口開閉機構を操作し、
水量調整により水車の回転速度を調整する。
ところが、配圧弁3は精密機械部品であり、ピ
ストン9とケーシング10との間へのゴミ等の混
入などが原因となつて静止摩擦が増大し、ピスト
ン9が調速指令信号Vvに十分に応動しきれず、
極めて鈍い動きとなつて制御応答性が悪化すると
いう問題がある。このような配圧弁3の動作が不
良になる現象はステイツク現象と呼ばれている。
かかるステイツク現象は調速制御に重大な影響を
与えるものであるため、防止対策を講じる必要が
ある。
その防止対策の1つとして、配圧弁3を常時微
少振動させてピストン9の動きを円滑に保持する
方法がある。すなわち、第6図に示すように、電
気ガバナ1から出力される電気ガバナ出力信号V
を基本波とし、その高周波ともいうべき商用周波
数程度の微少振動信号vを発信器11から発振さ
せ、その微少振動信号vを重畳回路(増幅回路を
含む。)12において電気ガバナ出力信号Vに重
畳し、第7図aに示すような合成信号を作る。こ
のような合成信号を電気ガバナ出力信号Vvとし
てコンバータコイル5に与える。コンバータコイ
ル5は調速指令信号Vvに対応する電磁力を発生
し、磁石6の電磁力の相互作用により常時微少振
動を繰返すことになる。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述したように、配圧弁3のピストン9を常時
微少振動させることによりステイツク現象の発生
防止を図つているのであるが、ステイツク現象の
発生原因についてはその再現性がほとんど無いこ
とから未だ不明な点が多く、上述の防止策ではな
お不充分な場合がある。
例えば、配圧弁3をオーバホールした後など
は、沈澱していたごみが制御油中に浮遊して目づ
まりを起こし、制御不可能となる。特に最近では
無人水力発電所が増えており、そのような無人水
力発電所において上述のような制御不可能な事故
が発生した場合、対策が大幅に遅れることにな
る。
さらに、上述したステイツク現象が発生する
と、調速装置にレーシング現象が生じるという不
具合がある。レーシング現象とは、第7図bに示
すように、調速指令信号Vvが交互に比較的短い
周期で発生し、水口開閉機構に対して“開”と
“閉”の指令を繰り返す、いわば発振現象に似た
状態を引き起こす現象である。このレーシング現
象の発生原因は種々あり、上述のステイツク現象
もその一因である。従来ではこのレーシング現象
を早期に検出する装置はなかつた。
かかるレーシング現象は負荷の変化とは無関係
に水力調節を行ない、結局においてその波及効果
が拡大して系統周波数を乱す無秩序な制御を実行
することになるため、その影響が大きい。したが
つてレーシング現象は事前に検出しなければなら
ない。
本考案は、レーシング現象を早期に、かつ、確
実に検出しうる調速装置のレーシング現象検出装
置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、本考案は調速指令
信号を出力する電気ガバナと、水口開閉用サーボ
モータへの圧油の切換えを行う配圧弁の駆動ロツ
ドに連結され前記調速指令信号に追従して前記配
圧弁を駆動するコンバータと、を備えた調速装置
において、前記調速信号の周期を予め定められた
設定値と比較することによりレーシング現象を検
出するよう構成したものである。
すなわち、このレーシング現象検出装置は、前
記電気ガバナから出力される調速指令信号と予め
定められた基準設定値とを比較して前記調速指令
信号の振動周期信号を出力する比較手段と、前記
比較手段からの振動周期信号に基づいてレーシン
グ現象を判別し、警報信号を出力する判別手段
と、を備えて構成される。
〔作用〕
本考案によれば、比較手段において調速指令信
号の振動周期が求められ、その振動周期信号は判
別手段に送られる。判別手段は、入力された振動
周期信号に基づいてレーシング現象の発生の有無
を判別する。すなわち、通常調速動作においては
調速指令信号は頻繁に振幅が繰返されないが、レ
ーシング現象が発生した場合、比較的短い周期で
開閉指令が繰返される。よつて、その振動周期を
上述のように検出することにより、レーシング現
象が発生しているか否かを判別することが可能と
なる。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1実施例 第1図に本考案の第1実施例を示す。この第1
図において、第6図と重複する部分には同一の符
号を附し、その詳細な説明は省略する。
第1図において、第6図と異なる部分は、電気
ガバナ1の出力端に調速指令信号Vvを入力とす
るレーシング検出装置13が接続されている点で
ある。
レーシング検出装置13は、調速指令信号Vv
を2値化パルス信号Vpに変換するコンパレータ
14と、2値化パルス信号Vpをカウントするプ
リセツトカウンタ15と、プリセツトカウンタ1
5に所定長さの判定時間tをセツトするタイマ1
6とを備えて構成されている。
コンパレータ14は調速指令信号Vvを所定の
基準信号Vrefをスライスレベルとして2値化し、
2値化パルス信号Vpを生成する。基準信号Vref
は、例えば調速指令信号Vvの約10%程度の電圧
レベルとする。
次に、動作を説明する。
電気ガバナ1から出力される調速指令信号Vv
は重畳回路12に与えられると共に、コンパレー
タ14に入力される。コンパレータ14では基準
信号Vrefと調速指令信号Vvとを比較し、2値化し
て2値化パルス信号Vpを出力する。
いま、レーシング現象が発生していない時点を
想定すると、調速指令信号Vvの周期は長く、連
続的な繰返し波形とはならない。したがつて、判
定時間t内にいくつものパルスは出現することは
なく、プリセツトカウンタ15において判定時間
t内にプリセツト値までカウントアツプされるこ
とがないので異常判別信号Veは出力されない。
レーシング現象が発生した場合、調速指令信号
Vvは連続的な交番信号となる(第2図a)。この
調速指令信号Vvはコンパレータ14において2
値化され、対応するパルス波形の信号、2値化パ
ルス信号Vpとなる(第2図b)。2値化パルス信
号Vpはプリセツトカウンタ15に入力され、カ
ウント動作に供される。2値化パルス信号Vp
数が判定時間t内においてプリセツト値に達した
とすると(第2図c)、プリセツトカウンタ15
は異常判別信号Veの出力し(第2図e)、しかる
後にリセツトして次のカウント開始のために待機
する(第2図d)。
このように判定時間t内にプリセツト値の数の
2値化パルス信号Vpがカウントされるというこ
とは、調速指令信号Vvの交番周期が短いことを
意味し、レーシング現象の特性と一致し、異常判
別信号Veが発せられる。
この警報信号は、例えば無人水力発電所の場合
テレメータコントロールシステム等の通信制御手
段により中央制御所に伝送され、オペレータに対
して知らせる。また、警報信号をフイードバツク
信号として用い、現象が発生した場合にコンバー
タコイル5に大駆動力の信号を意図的に与えて、
大きなストロークで駆動ロツド7を摺動させるよ
うフイードバツクループを形成してもよい。大ス
トロークで駆動することにより回復することがあ
るからである。このように自動修正フイードバツ
クループを形成することにより、水車発電機を停
止させてメンテナンス作業する必要がなくなり、
継続運転が可能となる。
第2実施例 以上の第1実施例は、調速指令信号Vvの振幅
周期を判定時間t内での2値化パルス信号Vp
数をカウントするという手段により計測したもの
である。これに対して第2実施例は、第3図に示
すように、2値化パルス信号Vp相互間のインタ
ーバルタイムtiをインターバルタイマ17により
計測し、インターバルタイムtiがタイマ18によ
つて規定される時間、すなわち判定時間t以上継
続するか否かを計測することにより、レーシング
現象の発生を検出しようとするものである。
次に動作を説明する。
2値化パルス信号Vp(第4図b)はインターバ
ルタイマ17に入力される。インターバルタイマ
17は2値化パルス信号Vpの振幅周期がインタ
ーバルタイムtiより短い場合に“1”レベルの信
号を出力する(第4図c)。この“1”レベルの
信号が判定時間t以上継続すると異常判別信号
Veが“1”レベルで出力される(第4図d)。
異常判別信号Veの利用方法は第1実施例と同
様であり、説明は省略する。
〔考案の効果〕
以上に述べた通り、本考案によれば、電気ガバ
ナから出力される調速指令信号Vvから直接レー
シング現象を検出するため、早期に、かつ、確実
にレーシング現象の発生を検出できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示すブロツク
図、第2図は第1実施例の各部信号のタイムチヤ
ート、第3図は本考案の第2実施例を示すブロツ
ク図、第4図は第2実施例の各部信号のタイムチ
ヤート、第5図は従来の調速装置の例を示すブロ
ツク図、第6図は従来の電気ガバナの詳細を示す
ブロツク図、第7図はレーシング現象の説明図で
ある。 1……電気ガバナ、2……コンバータ、3……
配圧弁、4……油圧サーボモータ、5……コンバ
ータコイル、6……磁石、7……駆動ロツド、8
……ロツド、9……ピストン、10……ケーシン
グ、11……発信器、12……重畳回路、13…
…レーシング検出装置、14……コンパレータ、
15……プリセツトカウンタ、16……タイマ、
17……インターバルタイマ、18……タイマ、
Vv……調速指令信号、Vp……2値化パルス信号、
Ve……異常判別信号、t……判定時間、ti……イ
ンターバルタイム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 調速指令信号を出力する電気ガバナと、水口開
    閉用サーボモータへの圧油の切換えを行う配圧弁
    の駆動ロツドに連結され前記調速指令信号に追従
    して前記配圧弁を駆動するコンバータと、を備え
    た調速装置において、 前記電気ガバナから出力される調速指令信号と
    予め定められた基準設定値とを比較して前記調速
    指令信号の振動周期信号を出力する比較手段と、 前記比較手段からの振動周期信号に基づいてレ
    ーシング現象を判別し、警報信号を出力する判別
    手段と、 を備えたことを特徴とする調速装置のレーシング
    現象検出装置。
JP1988138295U 1988-10-24 1988-10-24 Expired - Lifetime JPH0537020Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988138295U JPH0537020Y2 (ja) 1988-10-24 1988-10-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988138295U JPH0537020Y2 (ja) 1988-10-24 1988-10-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0259270U JPH0259270U (ja) 1990-04-27
JPH0537020Y2 true JPH0537020Y2 (ja) 1993-09-20

Family

ID=31400503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988138295U Expired - Lifetime JPH0537020Y2 (ja) 1988-10-24 1988-10-24

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0537020Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2589337Y2 (ja) * 1992-11-04 1999-01-27 東芝エンジニアリング株式会社 調整池式水力発電所の水車運転制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0259270U (ja) 1990-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4468597A (en) Method for regulating the power supply to a direct-current motor and a device for the application of said method
US4851755A (en) Low power stepper motor drive system and method
US5384526A (en) PI or PID control loop with self-limiting integrator
US4097786A (en) Limit control apparatus
KR960036273A (ko) 고주파수 클럭을 이용한 스위치된 자기저항 드라이브용 각도 제어기
US6017017A (en) Process and apparatus for the recognition of the state of a solenoid valve
US6181090B1 (en) Drive control method for linear oscillating motors and a linear oscillating motor
CA1209199A (en) Device for controlling a reluctance motor
EP0290618A1 (en) Digital servo system
JPH0537020Y2 (ja)
US5001406A (en) Brushless DC motor speed control via power supply voltage level control
EP0287684B1 (en) Negative feedback control system
US4028604A (en) Servo-motor control system
US3904943A (en) Capstan servo system
US4542327A (en) Speed control apparatus
JPH0515584Y2 (ja)
US4663574A (en) Reactive position detector for electromagnetic vibrators
US4578625A (en) Spindle drive control system
US5949208A (en) Circuit and method for controlling a DC motor
US4151448A (en) Pulse motor driving system
RU1794865C (ru) Способ управлени механизмом передвижени подвешенного на канате груза
US4350939A (en) Spindle orient device
CA2165059A1 (en) Method and apparatus for integral-pulse control of servodrive
SU1346710A1 (ru) Устройство дл обнаружени металлических частиц в движущемс волокнистом материале
SU989716A1 (ru) Способ торможени электродвигател посто нного тока