JPH0536663U - フレキシブルデイスク用保護クリツプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】中心孔および駆動孔を有するハブを中心部に備
えたデイスクをケースに収容して成るフレキシブルディ
スク用保護クリップであって、コの字型に屈曲されて表
面側（１）と裏面側（２）とを形成し、コの字型の間隙
は、フレキシブルディスクに密着嵌合し得る大きさであ
り、フレキシブルディスクの０面側に位置する表面側の
縦横の長さは、少なくともハブ操作孔を遮蔽し得る長さ
であり、そして、表面側の内面には、ハブの中心孔に嵌
合する突起（３）が形成されているフレキシブルディス
ク用保護クリップ。 【効果】フレキシブルディスクそれ自体に装着してこれ
を保護し得る保護クリップが提供される。そして、斯か
る保護クリップは、フレキシブルディスクの収容にプラ
スチックケースを利用する場合に比し、嵩張ることがな
く、しかも、安価に製作することができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、フロッピーディスク保護クリップに関するものであり、詳しくは、 プラスチック容器を必要とせず、フレキシブルディスクそれ自体に装着してこれ を保護し得るフレキシブルディスク用保護クリップに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

フレキシブルディスク（フレキシブルディスクカートリッジ）は、ケースにデ ィスクを内蔵した可撓形記録媒体である。ディスクは、中心孔および駆動孔を有 するハブを中心部に備え、当該ハブは、フレキシブルディスクの一方の面に設け られたハブ操作孔から露出している。 フレキシブルディスクは、通常、一枚毎にラベル及びインデックスカードと共 に透明なプラスチックケースに収容されて市販されている。透明なプラスチック ケースは、埃なとがハブ操作孔から進入するのを防止してフレキシブルディスク を保護するために使用される。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、プラスチックケースに収容されたフレキシブルディスクは、保 管の際に嵩張って不便であり、また、プラスチックケースは高価である。 本考案は、上記実情に鑑みなされたものでありも、その目的は、フレキシブル ディスクそれ自体に装着してこれを保護し得るフレキシブルディスク用保護クリ ップを提供することにある。

【０００４】 すなわち、本考案の要旨は、中心孔および駆動孔を有するハブを中心部に備え たデイスクをケースに収容して成るフレキシブルディスク用保護クリップであっ て、コの字型に屈曲されて表面側と裏面側とを形成し、コの字型の間隙は、フレ キシブルディスクに密着嵌合し得る大きさであり、フレキシブルディスクの０面 側に位置する表面側の縦横の長さは、少なくともハブ操作孔を遮蔽し得る長さで あり、そして、表面側の内面には、ハブの中心孔に嵌合する突起が形成されてい ることを特徴とするフレキシブルディスク用保護クリップに存する。

【０００５】

【実施例】

以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。 図１は、本考案に係る保護クリップの説明図であり、（ａ）は斜視図、（ｂ） は断面図である。 図２は、本考案に係る他の保護クリップの説明図であり、（ａ）は斜視図、（ ｂ）は断面図である。 図３は、図１に示す保護クリップを重ねた状態の断面図、図４は、図１に示す 保護クリップをフレキシブルディスクに装着した状態の平面図である。

【０００６】 本考案に係る保護クリップ（２０）は、フレキシブルディスク（３０）に装着 して使用される。 フレキシブルディスク（３０）は、通常、図４に示すように、中心孔（４）お よび駆動孔（５）を有するハブ（６）を中心部に備えたデイスクをケース（７） に収容して構成される。 なお、図４中、（８）はハブ操作孔、（９）はシャッター、（１０）はシャッ ター取り付け領域、（１１）はラベル領域である。

【０００７】 先ず、図１に示す保護クリップについて説明する。 本考案の保護クリップ（２０）には、通常、非磁性の金属またはプラスチック シートが使用され、コの字型に屈曲されて表面側（１）と裏面側（２）とを形成 している。そして、コの字型の間隙（表面側（１）と裏面側（２）との間隙）（ ｄ1 ）は、フレキシブルディスク（３０）（ケース（７））に密着嵌合し得る大 きさである。

【０００８】 フレキシブルディスク（３０）の０面側（ハブ操作孔側）に位置する表面側（ １）の縦方向の長さ（ｄ2 ）は、ハブ操作孔（８）を遮蔽し得る長さであること が必要があるが、必要以上の長さは経済的ではなく、従って、通常は、フレキシ ブルディスク（３０）の０面側のシャッター（９）又はその取り付け領域（１０ ）の手前程度の長さとするのがよい。図４に示した例では、シャッター取り付け 領域（１０）の手前程度の長さとされている。また、表面側（１）の横方向の長 さ（ｄ3 ）も、ハブ操作孔（８）を遮蔽し得る長さであることが必要があるが、 経済性を考慮し、ハブ操作孔（８）よりやや広い程度とするのがよい。

【０００９】 表面側（１）の内面にはハブの中心孔（４）に嵌合する突起（３）が形成され ている。突起（３）の長さは、これにより、フレキシブルディスク（３０）に装 着された保護クリップ（２０）が容易に脱着しない適宜の長さとされるが、通常 、その最大長さは、中心孔（４）の下部に位置するディスクに当接する長さとさ れる。

【００１０】 表面側（１）は、平坦形状であっても構わないが、図示したように、フレキシ ブルディスク（３０）の０面側に設けられたラベル領域（１１）の形状に一致し た段違い形状にするのが好ましい。斯かる段違い形状の表面側（１）によれば、 図３に示すように、複数枚重ねても嵩張らず、従って、本考案の保護クリップ（ ２０）を装着してフレキシブルディスク（３０）を保管する際に都合がよい。

【００１１】 裏面側（２）の縦方向の長さ（ｄ4 ）は、コの字型の間隙（ｄ1 ）内にフレキ シブルディスク（３０）を嵌合させた場合に容易に外れない長さであることが必 要であるが、必要以上の長さは経済的ではなく、従って、通常は、フレキシブル ディスク（３０）の０面側のラベル領域（１１）相当長さとするのがよい。また 、裏面側（２）の横方向の長さは、通常、表面側（１）の横方向の長さ（ｄ3 ） と同一とされる。

【００１２】 次に、図２に示す保護クリップについて説明する。 上記の保護クリップ（２０）は、コの字型を形成する縦線の右手方向に表面側 （１）を長くし、保護クリップ（２０）をフレキシブルディスク（３０）に装着 した場合に、表面側（１）がフレキシブルディスク（３０）の頭部（保護クリッ プ（２０）の装着側）よりを突出し得る構造にしたものである。斯かる構造の保 護クリップ（２０）によれば、フレキシブルディスク（３０）の頭部より突出す る表面側（１）を見出し領域として活用することができ、また、当該突出部によ り、保護クリップ（２０）のフレキシブルディスク（３０）への装着が一層容易 となる。

【００１３】

【考案の効果】

以上説明した本考案によれば、フレキシブルディスクそれ自体に装着してこれ を保護し得る保護クリップが提供される。そして、斯かる保護クリップは、フレ キシブルディスクの収容にプラスチックケースを利用する場合に比し、嵩張るこ とがなく、しかも、安価に製作することができる。 よって、本考案の実用的価値は大きい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るフレキシブルディスク用保護クリ
ップの説明図であり、（ａ）は斜視図、（ｂ）は断面図
である。

【図２】本考案に係る他のフレキシブルディスク用保護
クリップの説明図であり、（ａ）は斜視図、（ｂ）は断
面図である。

【図３】図１に示す保護クリップを重ねた状態の断面図
である。

【図４】図１に示す保護クリップをフレキシブルディス
クに装着した状態の平面図である。

【符号の説明】

（１） 表面側 （２） 裏面側 （３） 突起 （４） 中心孔 （５） 駆動孔 （６） ハブ （７） ケース （８） ハブ操作孔 （９） シャッター （１０）シャッター取り付け領域 （１１）ラベル領域 （２０）保護クリップ （３０）フレキシブルデイスク

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 中心孔および駆動孔を有するハブを中心
   部に備えたデイスクをケースに収容して成るフレキシブ
   ルディスク用保護クリップであって、コの字型に屈曲さ
   れて表面側と裏面側とを形成し、コの字型の間隙は、フ
   レキシブルディスクに密着嵌合し得る大きさであり、フ
   レキシブルディスクの０面側に位置する表面側の縦横の
   長さは、少なくともハブ操作孔を遮蔽し得る長さであ
   り、そして、表面側の内面には、ハブの中心孔に嵌合す
   る突起が形成されていることを特徴とするフレキシブル
   ディスク用保護クリップ。