JPH0536197U - 自動給油装置 - Google Patents

自動給油装置

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JPH0536197U
JPH0536197U JP8514991U JP8514991U JPH0536197U JP H0536197 U JPH0536197 U JP H0536197U JP 8514991 U JP8514991 U JP 8514991U JP 8514991 U JP8514991 U JP 8514991U JP H0536197 U JPH0536197 U JP H0536197U
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JP
Japan
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oil
check valve
receiving device
movable part
automatic
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JP8514991U
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English (en)
Inventor
清立 鈴木
靖明 薗部
敏巳 小野
Original Assignee
株式会社シイエヌケイ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、ローダー装置等の各可動部分に潤滑
油を自動供給して、給油作業の省力化、更に装置運転者
の安全性を高揚する自動給油装置を提供することを目的
とする。 【構成】本考案の自動給油装置は、固定部に設けられた
潤滑油の渡油装置13と、可動部に設けられた受油装置
14とからなり、該可動部の移動により該受油装置14
と該渡油装置13とを当接させ該受油装置14と該渡油
装置13の一方に設けられた作用棒25が該受油装置1
4と該渡油装置13の他方に設けられたチェック弁20
を押し開いて油路を作り、該渡油装置13より該受油装
置14に給油を行うことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ローダー装置等の各可動部分に潤滑油を自動供給して、給油作業の 省力化、更に装置運転者の安全性を高揚するものである。
【0002】
【従来の技術】
ローダー装置の給油装置として図4、図5に示す装置が知られている。図4に 示す給油装置は、ローダー装置の支柱等の固定部分に設置された、潤滑油タンク (図示せず)をもちレバ−の操作で潤滑油を吐出させるポンプ装置15と、ポン プ装置15に連結され、ローダー装置の各可動部52に潤滑油を供給するパイピ ング16およびパイピング16と可動部52とを連結し、ケーブルチェーン51 によって運ばれるホース(図示せず)とからなる。図5に示す給油装置は、ポン プ装置15を直接、可動部52に設置したものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
図4に示す給油装置は、給油経路が長くなるため給油に伴う抵抗が増え、給油 に困難をきたす。また図5に示す給油装置は、ポンプ装置15がローダー装置内 の可動部52に設置されているため、給油の時は運転を停止させる必要がある。 また、給油のために、作業者がローダー装置の可動範囲内に入り込む必要がある ため、危険を伴う問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上述した問題点を解決するためになされたもので、本考案の自動給油 装置は、固定部に設けられた潤滑油の渡油装置と、可動部に設けられた受油装置 とからなり、該可動部の移動により該受油装置と該渡油装置とを当接させ該受油 装置と該渡油装置の一方に設けられた作用棒が該受油装置と該渡油装置の他方に 設けられたチェック弁を押し開いて油路を作り、該渡油装置より該受油装置に給 油を行うことを特徴とする。
【0005】 自動給油装置は、ローダー装置の固定部に潤滑油の渡油装置を設け、可動部に 受油装置を設けて、給油時には両者をドッキングさせて受油装置内の作用棒が渡 油装置内のチェック弁を押し開いて油路を作り自動給油を行う構成としたもので ある。
【0006】
【作用】
ローダー装置の固定部に設置された潤滑ポンプから圧送される潤滑油は、可動 部が移動端で関係できる位置に設置した渡油装置に達している。一方、可動部に 設置した受油装置は、可動部が左右何れかの移動端で渡油装置にドッキングでき る位置に設置されている。
【0007】 従って、可動部が移動端に達してドッキングした場合、受油装置内の作用棒が 渡油装置内のチェック弁を押し開いて潤滑油回路を作り可動部の注油箇所へ自動 供給する。なお、受油装置に渡油装置内と同様のチェック弁がありドッキング開 放後、該両装置からの油洩れおよび圧力低下を防止している。
【0008】
【実施例】
本考案の自動給油装置をローダー装置に適用した場合の実施例を図1、図2お よび図3に基づいて説明する。 実施例の自動給油装置は、図2に示されるように渡油装置13と受油装置14 とからなる。
【0009】 渡油装置13は、筒状部材13aと、ボールよりなるチェック弁20およびス プリング21とからなる。 筒状部材13aは、一端部に形成されたドッキング穴17と、ドッキング穴1 7の内周壁面に形成された環状溝に装着されたパッキング34と、前記一端部と 反対側の他端部に形成されポート23を介して前記ドッキング穴17に同一軸線 上で連通し、弁シ−ト22をもつチェック弁室19と、チェック弁室19に垂直 方向より連通するパス32と、パス32に連通して装着され潤滑油の入口を形成 する入口部材18とをもつ。なお、入口部材18には、一端が潤滑ポンプ15に 連結された配管16の他端が連結されている。
【0010】 チェック弁20およびスプリング21は、前記チェック弁室19に収容されて いる。このチェック弁20は、スプリング21の所定の付勢力により弁シ−ト2 2に押し付けられて着座し、ポート23とチェック弁室19とを遮断している。 受油装置14は、略円筒状のスプ−ル24と、ボールよりなるチェック弁29 およびスプリング30とからなる。
【0011】 スプ−ル24は、前記渡油装置13のドッキング穴17に対抗する一端部側に 前記ドッキング穴17と着脱自在な外周径および前記ポート23を介してチェッ ク弁20を押し開く作用棒25と、前記ドッキング穴17に連通可能なポート2 6と、前記一端部と反対側の他端部に形成されパス27を介して前記ポート26 に連通し、弁シ−ト31をもつチェック弁室28と、チェック弁室28に垂直方 向より連通するようにして装着され潤滑油の出口を形成する出口部材35とをも つ。なお、出口部材35には、一端が潤滑油の供給箇所に配置された配管36の 他端が連結されている。
【0012】 チェック弁29およびスプリング30は、前記チェック弁室28に収容されて いる。このチェック弁29は、スプリング30の所定の付勢力により弁シ−ト3 1に押し付けられて着座し、ポート26およびパス27とチェック弁室28とを 遮断している。 次いで、前記自動給油装置を装着するローダー装置を説明する。
【0013】 ローダー装置は、図1に示されるように枠型を形成する左右走行(X軸方向) 用前側ビーム1、同後側ビ−ム2および左右両端の2本のビ−ムサポート3と、 前記枠型を所定の高さに支持する4本の支柱4とからなる。 前側ビーム1と後側ビ−ム2には、各々左右走行用キャリア5と、この左右走 行用キャリア5を案内して走行させるためのスライドレ−ル6およびラック棒7 が併設されている。そして2つの左右走行用キャリア5には、前後ビ−ム8の両 端が載置、連結され、この前後ビ−ム8は、前記左右走行用キャリア5とともに 、前側ビーム1と後側ビ−ム2に対し左右方向(X軸方向)に走行できるように 構成されている。なお、前後ビ−ム8には、前記場合と同様にスライドレ−ルお よびラック棒が併設され、前後走行(Y軸方向)用キャリア9を介してア−ムユ ニット10が装着されている。このア−ムユニット10には、ワークチャック1 2をもつア−ム11の上下動(Z軸方向)、前後方向スイングおよびワークチャ ック12の水平方向回転、垂直方向回転ができる構成になっている。
【0014】 また、前記左右走行用キャリア5の左右何れかの走行端(図示は右走行端)に は、後側ビ−ム2に渡油装置13が設けられている。この渡油装置13は、左右 走行用キャリア5の走行端で、この左右走行用キャリア5に設置した受油装置1 4にドッキングできる構成になっている。なお、この渡油装置13には前記した ように潤滑ポンプ15から配管16がなされている。
【0015】 上述した自動給油装置およびローダー装置の構成に基づき、その作用を説明す る。 ローダー装置の所定サイクル数または所定時間毎に給油サイクルを設定し、左 右走行用キャリア5を右端(X軸方向)に走行させ、受油装置14を渡油装置1 3にドッキングさせる(図3参照)。そして潤滑ポンプ15を手動で作動させる 。すると、潤滑油は、潤滑ポンプ15より配管16を介して渡油装置13へ圧送 され、その入口部材18、パス32を介してチェック弁室19に導入する。チェ ック弁室19に導入した潤滑油は、受油装置14の作用棒25でボール20が押 し開かれているのでポ−ト23を通り前記ドッキングで形成された室33に導入 する。このときドッキング穴17とスプール24は隙間の少ない精密な嵌合状態 であり、更にパッキング34のオイルシール作用で室33から外部への油洩れを 完全に止めている。
【0016】 従って、室33内の潤滑油は、ポート26からパス27を経由し、潤滑油自体 の圧力でチェック弁29を押し開き、チェック弁室28に流入し、出口部材35 から配管36を介して圧送され、左右走行用キャリア5内の回転部、スライド部 の注油箇所および前後ビ−ム8の渡油装置13Aへパイピングで分配し各々定量 注油弁を介して、全注油箇所に完全に給油される。
【0017】 また、前後進方向(Y軸方向)でも、前記場合と同様に受油装置14Aを渡油 装置13Aに前進端でドッキングさせて、前後ビ−ム8側からア−ムユニット1 0側に自動給油させる。 更にア−ムユニット10内でも(図示せず)前記場合と同様にア−ム11の上 下動(Z軸方向)に対して所定の位置に各々受油・渡油装置を設置して自動給油 させているのでローダー装置内のすべてに自動給油が行われる。
【0018】 なお、図3に示される渡油装置13と受油装置14とのドッキングが解除され た場合には、図2に示されるように受油装置14の作用棒25によるボール20 の押し開き作用が解除され、かつチェック弁20がスプリング21の付勢力で弁 シート22に押し付けられて着座し、ポート23とチェック弁室19とを遮断す る。このため潤滑ポンプ15より圧送され配管16、入口部材18、パス32を 介してチェック弁室19に導入した潤滑油は、チェック弁室19に留まっている 。一方、受油装置14は、ドッキングが解除されると図2に示されるように、渡 油装置13側よりの潤滑油の圧送が絶たれ、チェック弁29がスプリング30の 付勢力で弁シート31に押し付けられて着座し、ポート26とチェック弁室28 とを遮断する。
【0019】 また前記実施例では、潤滑ポンプを手動により作動する場合を示したが、これ に限定されるものではなく、潤滑ポンプを電動式としてもよい。この場合には、 可動部(キャリア)が給油装置に到達寸前に電動式潤滑ポンプに対し、その起動 を指令する電気信号を出力するとともに、これにより作動する電動式潤滑ポンプ の作動時間をタイマー等で制御することによって、所定の給油時間を設定するこ とが可能となる。従って給油作業を全自動式に行うこともできる。また、可動部 分内に油圧用アキュムレータ等を設置すれば、受給油を所定量蓄積することがで き、給油の時期を延長させることもできる。
【0020】
【考案の効果】
本考案の自動給油装置によれば、その使用時にローダー装置の固定部から可動 部へ直接、給油できる。このため作業者は、安全な場所に設置された潤滑ポンプ を操作するのみ、または自動給油用の押釦を操作するのみで給油の目的を達する ことができる。
【0021】 従って本考案の給油装置によれば、前記した如く、枠型ビ−ムのローダー装置 の給油に関する全自動運転が可能となるため、心配なく給油作業ができるととも に、枠型ビ−ム内でのワークローデングが自在となり、かつ機械の配置も容易と なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の自動給油装置をローダー装置
に適用した状態を示す全体の斜視図
【図2】図1における渡油装置および受油装置のドッキ
ング前の状態を示す断面図
【図3】渡油装置および受油装置のドッキング中の状態
を示す断面図
【図4】従来例のローダー装置の給油装置(潤滑ポンプ
を固定部に取付けた場合)を示す斜視図
【図5】従来例のローダー装置の給油装置(潤滑ポンプ
を直接、可動部に取付けた場合)を示す斜視図
【符号の説明】
1…前側ビ−ム 2…後側ビ−ム 5…左右走行用キャリア 8…前後ビ−ム 9…前後走行用キャリア 10…ア−ムユニット 13…渡油装置 14…受油装置 15…潤滑ポンプ 17…ドッキング穴 24…スプール 25…作用棒 51…ケーブルチェーン 52…可動部(キャリ
ア)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定部に設けられた潤滑油の渡油装置と、
    可動部に設けられた受油装置とからなり、該可動部の移
    動により該受油装置と該渡油装置とを当接させ該受油装
    置と該渡油装置の一方に設けられた作用棒が該受油装置
    と該渡油装置の他方に設けられたチェック弁を押し開い
    て油路を作り、該渡油装置より該受油装置に給油を行う
    ことを特徴とする自動給油装置。
JP8514991U 1991-10-18 1991-10-18 自動給油装置 Pending JPH0536197U (ja)

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JP8514991U JPH0536197U (ja) 1991-10-18 1991-10-18 自動給油装置

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JP8514991U JPH0536197U (ja) 1991-10-18 1991-10-18 自動給油装置

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JPH0536197U true JPH0536197U (ja) 1993-05-18

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ID=13850613

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JP8514991U Pending JPH0536197U (ja) 1991-10-18 1991-10-18 自動給油装置

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JP (1) JPH0536197U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017150648A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 日本精工株式会社 直動装置用給脂装置
CN108240549A (zh) * 2016-12-26 2018-07-03 中国石油天然气股份有限公司 带有注脂阀的设备和密封注脂阀的方法

Cited By (3)

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JP2017150648A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 日本精工株式会社 直動装置用給脂装置
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