JPH0535517Y2 - - Google Patents

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JPH0535517Y2
JPH0535517Y2 JP1986078881U JP7888186U JPH0535517Y2 JP H0535517 Y2 JPH0535517 Y2 JP H0535517Y2 JP 1986078881 U JP1986078881 U JP 1986078881U JP 7888186 U JP7888186 U JP 7888186U JP H0535517 Y2 JPH0535517 Y2 JP H0535517Y2
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JP
Japan
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microphone
tape recorder
switch
unidirectional
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JP1986078881U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は内蔵マイクロホンを単一指向性マイク
ロホンと超指向性マイクロホンの両方に使用でき
るようにしたテープレコーダのマイクロホン装置
に関するものである。
(従来の技術とその問題点) 従来より一般に録音機能を有するテープレコー
ダには、内蔵マイクロホンが備えられており、マ
イクロホンを別に接続しなくてもテープレコーダ
を録音モードに設定すれば内蔵マイクロホンより
自動的に録音を行なうことができる。
ところで、通常テープレコーダに内蔵されてい
るマイクロホンは、単一指向性のものが多く、テ
ープレコーダキヤビネツトのマイクロホン取付部
分の開口部より入つた音を比較的広い範囲におい
て録音し得るようになつている。
しかしながら、テープレコーダで録音を行なう
場合、その環境、目的に応じて条件は様々であ
り、たとえば会議等で周囲の音を全体的に録音す
る場合は、通常内蔵されている単一指向性マイク
ロホンでよいが、周囲に騒音の多いなかで特定の
音を中心に録音する必要のある場合は、通常の内
蔵マイクロホンの単一指向性では不十分であり、
2次音圧傾度形単一指向性を有する所謂超指向性
マイクロホンが必要となる。
したがつて、録音の環境、目的に応じてマイク
ロホンを使い分けることが、良好な録音を行なう
ためにはきわめて重要な要件となるが、各録音の
環境、目的によつて指向性の異なるいくつものマ
イクロホンを常時テープレコーダとともに備える
のでは、コスト的に高くなるとともに各マイクロ
ホンの接続作業がめんどうになり、さらに小型携
帯用のテープレコーダにおいては付属品の増加に
よつて小型化のメリツトが損なわれるなど、多く
の問題点を有しているものであつた。
(考案の目的) 上述の欠点を除去することを目的とするもの
で、テープレコーダに内蔵されているマイクロホ
ンの指向性を録音の環境、目的に応じて可変し得
るようにしたテープレコーダのマイクロホン装置
を提供することにある。
(考案の概要) テープレコーダ本体に収納された第1の位置
と、前記テープレコーダ本体より突出せる第2の
位置とを移動可能に配されたマイクロホン支持体
に、2つの単一指向性マイクロホンユニツトを配
置し、前記テープレコーダ本体側に前記マイクロ
ホン支持体の移動位置に応じて切り換わるスイツ
チを設け、前記マイクロホン支持体の前記第1ま
たは第2の位置に対応し、前記スイツチを介し
て、前記各マイクロホンユニツトは、その出力信
号を位相差を持たせて混合することによつて2次
音圧傾度形単一指向性マイクロホンを構成する接
続状態と、単一指向性マイクロホンを構成する接
続状態とに選択的に切り換えられるようにしたこ
とを特徴とするテープレコーダのマイクロホン装
置。
(実施例) 第1図は本考案のマイクロホン装置を適用した
テープレコーダの斜視図で、テープレコーダ本体
1には、カセツト蓋2、録音釦3a、再生釦3
b、早送り釦3c、巻戻し釦3d、停止釦3e等
からなる各動作モードに対応する操作釦、各種ス
イツチ4、ジヤツク5等が配されている。
またテープレコーダ本体1の図で見て上面に
は、後述するマイクロホンユニツトM1,M2を配
してなるマイクロホン支持体6がテープレコーダ
本体1上面に形成された凹部1a内に取り付けら
れ、後述するように本体1内に収納された状態
と、同図に示すように本体1より突出した状態と
を移動自在に配されている。
マイクロホン支持体6は、第2図に示すよう
に、テープレコーダ本体1に形成された凹部1a
内に収納可能なマイクロホンユニツトケース61
と支持板62とからなり、支持板62に形成され
た長孔62a,62bとテープレコーダ本体側に
形成されたピン11a,11bによつて上下移動
自在に配されるとともにバネ7によつて常には図
で見て上方すなわち凹部1aよりマイクロホンユ
ニツトケース61を突出せしめる方向へと付勢さ
れている。
また支持板62側面には係合突起62cが形成
され、テープレコーダ本体側には、マイクロホン
ユニツトケース61が凹部1a内に収納されるべ
く下方へと移動した位置において、上記係合突起
62cと係合してこれをロツクするロツク片8が
軸11cによつて回動自在に取り付けられてい
る。ロツク片8は一端に前記係合突起62cと係
合可能なロツク爪8aが、他端にテープレコーダ
本体1側面に形成された孔1bより突出するロツ
ク解除釦8bが形成されており、バネ9によつて
係合突起62cと係合可能な位置へと回動付勢さ
れ、ストツパー11dによつてその位置が規制さ
れている。
一方支持板62の側面には、テープレコーダ本
体1側に取り付けられた指向性切換用スイツチS
の操作子とバネ10を介して結合された操作片6
2dが形成されており、マイクロホン支持体6の
移動位置に応じてスイツチSを切り換えるように
構成されている。
マイクロホン支持体6のマイクロホンユニツト
ケース61内には、単一指向性のマイクロホンユ
ニツトM1,M2がそれぞれ同一軸(図中一点鎖線
A)上に且つ同一方向を向く状態で配されてお
り、マイクロホンユニツトケース61の周囲はネ
ツト状に形成されている。
第3図はマイクロホンユニツトM1,M2の接続
図を示すもので、各マイクロホンユニツトに向か
つて前方となるマイクロホンユニツトM1は位相
をシフトして逆相となす移相回路PSを介して、
後方となるマイクロホンユニツトM2はそのまま
混合回路MIXへとそれぞれ接続され、混合回路
MIXの出力はイコライザEQ、スイツチSを介し
てテープレコーダの録音アンプ(必要ならばマイ
クアンプを含む)RAへと接続されている。
スイツチSはイコライザEQの出力側に接続さ
れた接点xと、マイクロホンユニツトM2に直接
接続された接点yとからなり、可動子が接点xに
切り換わつているときには、マイクロホンユニツ
トM2の出力信号はそのまま、マイクロホンユニ
ツトM1の出力信号は移相回路PSによつて逆相に
シフトされてから混合回路MIXへとそれぞれ供
給される。これによつてマイクロホンユニツト
M1,M2は、周知の2次音圧傾度形単一指向性マ
イクロホンの回路構成となる。第4図aにその指
向性パターンを示す。
2次音圧傾度形単一指向性マイクロホン自体に
ついては、従来より周知であるが、その特性につ
いて簡単に説明する。
マイクロホンユニツトM2の出力信号はそのま
まの位相で取出され、マイクロホンユニツトM1
の出力信号は移送回路PSによつて逆相となつて
取出されてそれぞれ混合回路MIXへと供給され
るので、両マイクロホンユニツトの並ぶ軸Aに対
して90°方向の音は互いに逆相でミキシングされ
て0になり、マイクロホンユニツトのそれぞれ後
方からの音は、もともと単一指向性マイクロホン
なので0である。
そして軸A方向におけるマイクロホンユニツト
の前方からの音については、後方のマイクロホン
ユニツトM2が前方のマイクロホンユニツトM1
対して両ユニツト間の距離による位相遅れを生
じ、両マイクロホンユニツトM1,M2の出力信号
を互いに逆相となる関係で加えてもその出力は0
になることはなく、出力信号を取り出すことがで
きる。
尚上述の構成によると、信号波長に対して位相
差の小さい低域において、周波数特性が低下する
性質があるため、イコライザEQによつて低域の
低下を補償するようになつている。
したがつてマイクロホンの指向性パターンは第
4図aに示すようにマイクロホンユニツトの並び
軸A方向前方のみに強い指向性を呈することとな
る。
またスイツチSの可動子が接点yに切り換わつ
ているときには、録音アンプRAからイコライザ
EQの出力が切り離され、代わりにマイクロホン
ユニツトM2が直接接続され、第4図bに示す指
向性パターンの単一指向性マイクロホンとなる。
一方、スイツチSは第2図においてマイクロホ
ン支持体6がテープレコーダ本体1より突出した
状態すなわち同図で見て上方に移動しているとき
接点xに、マイクロホン支持体6がテープレコー
ダ本体1内に収納された状態すなわち同図で見て
下方に移動しているとき接点yに切り換わるよう
に設定されている。
したがつて会議などで、その場全体の音を広範
囲に録音するときは、マイクロホン支持体6をテ
ープレコーダ本体1の凹部1a内に収納すること
により、マイクロホン支持体6がロツク片8によ
つてその収納状態がロツクされるとともに、スイ
ツチSが第3図で見て接点yに切り換えられ、マ
イクロホンは第4図bに示す指向性パターンを有
する通常の単一指向性マイクロホンとなる。これ
によつてマイクロホンユニツトケース61の上面
側より入る音を比較的広い範囲にわたつて録音す
ることができる。
またロツク片8のロツク解除釦8bを押圧して
ロツク片8を反時計回りに回動し、マイクロホン
支持体6のロツクを解除することにより、マイク
ロホン支持体6はバネ7によつてテープレコーダ
本体1より突出せる状態へと移動され、スイツチ
Sが接点xに切り換えられ、マイクロホンは第4
図aの指向性パターンを有する2次音圧傾度形単
一指向性マイクロホンとなる。これによつて、マ
イクロホンユニツトM1,M2の並ぶ軸A上の前方
(矢印B方向)より入る音のみに強い指向性を呈
し、周囲に騒音があつても、マイクロホンユニツ
ト前方の音のみを明瞭に録音することができる。
また、マイクロホン支持体6またはテープレコ
ーダ本体1側に、マイクロホンの向きを表わす矢
印等のマーク12をつけておけば、使用者がテー
プレコーダの向きを間違えることがなく、誤操作
の防止に効果がある。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案におけるテープレコ
ーダのマイクロホン装置によればテープレコーダ
本体に収納された第1の位置と、前記テープレコ
ーダ本体より突出せる第2の位置とを移動可能に
配されたマイクロホン支持体に、2つの単一指向
性マイクロホンユニツトを配置し、前記テープレ
コーダ本体側に前記マイクロホン支持体の移動位
置に応じて切り換わるスイツチを設け、前記マイ
クロホン支持体の前記第1または第2の位置に対
応し、前記スイツチを介して、前記各マイクロホ
ンユニツトは、その出力信号を位相差を持たせて
混合することによつて2次音圧傾度形単一指向性
マイクロホンを構成する接続状態と、単一指向性
マイクロホンを構成する接続状態とに選択的に切
り換えられるようにしたので、その場全体の音を
録音したい場合には、通常の単一指向性マイクロ
ホンでそれぞれ録音すればよく、録音の環境、目
的に応じて、内蔵マイクロホンの指向性を切り換
えて使用することができる。
したがつて指向性の異なるいくつものマイクロ
ホンを用意して外部より切り換え接続する必要が
なく、操作性が格段に向上するとともにコスト的
にも安価に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
各図はいずれも本考案の実施例を示すもので、
第1図は本考案のマイクロホン装置を適用したテ
ープレコーダの斜視図、第2図はマイクロホン支
持体の機構部分を説明するための断面図、第3図
はマイクロホンユニツトの接続関係を示すブロツ
クダイヤグラム、第4図a,bはマイクロホン装
置の指向性パターンである。 符号の説明、1……テープレコーダ本体、6…
…マイクロホン支持体、8……ロツク片、M1
M2……単一指向性マイクロホンユニツト、PS…
…移送回路、MIX……混合回路、EQ……イコラ
イザ、S……スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 同一軸線上に所定距離を隔てて設定された同一
    特性の第1と第2のマイクロホンと、この第1と
    第2のマイクロホンを同一軸線上に相対位置が不
    動なように保持するマイクロホン支持体を備えた
    テープレコーダのマイクロホン装置において、前
    記マイクロホン支持体はテープレコーダ本体に収
    納された第1の位置と前記テープレコーダ本体よ
    りマイクロホンの上記軸線に対して垂直方向に突
    出する第2の位置とを移動可能に配されるととも
    に、前記マイクロホン支持体の前記第1または第
    2の位置に対応して切り換わるスイツチを前記テ
    ープレコーダ本体側に設け、このスイツチを介し
    て前記各マイクロホンの出力信号を位相差を持た
    せて混合することによつて2次音圧傾度形単一指
    向性マイクロホンを構成する接続状態と、単一指
    向性マイクロホンを構成する接続状態とを選択的
    に切り換えられるようにしたことを特徴とするテ
    ープレコーダのマイクロホン装置。
JP1986078881U 1986-05-27 1986-05-27 Expired - Lifetime JPH0535517Y2 (ja)

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JP1986078881U JPH0535517Y2 (ja) 1986-05-27 1986-05-27

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JPS62190997U JPS62190997U (ja) 1987-12-04
JPH0535517Y2 true JPH0535517Y2 (ja) 1993-09-08

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5850709U (ja) * 1981-09-21 1983-04-06 株式会社東芝 アンテナ装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5850709U (ja) * 1981-09-21 1983-04-06 株式会社東芝 アンテナ装置

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JPS62190997U (ja) 1987-12-04

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