JPH053518Y2 - - Google Patents

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JPH053518Y2
JPH053518Y2 JP9567486U JP9567486U JPH053518Y2 JP H053518 Y2 JPH053518 Y2 JP H053518Y2 JP 9567486 U JP9567486 U JP 9567486U JP 9567486 U JP9567486 U JP 9567486U JP H053518 Y2 JPH053518 Y2 JP H053518Y2
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brake
case
shaft
coil
gear
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Description

【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案はホイストに係り、特に減速機が収納さ
れるケースに特徴を有するホイストに関する。
B 考案の概要 本考案は減速機を介してモータの動力がドラム
に伝えられ、減速機と接して電磁ブレーキ装置が
設けられ、減速機はギヤケース内に収納されると
共に、電磁ブレーキ装置のコイルが設けられてな
るホイストにおいて、 減速機ケースをケース側壁部とケース周壁部と
を一体に有するカツプ状断面に形成すると共に、
ケース側壁部にコイル収納溝及び冷却用フインを
設けたことにより、 ホイスト組立精度が向上すると共に製作が容易
で且つ減速機の冷却効果がすぐれたホイストを提
供することができるものである。
C 従来の技術 ホイストの従来例を第3図に示し、以下これに
ついて説明する。
同図に示すホイストにおいて、1はドラム、2
はドラム1の一側に配置されたモータ、3はドラ
ム1の他側に配設された減速機、4は減速機3の
外側に設けられた電磁ブレーキ装置である。モー
タ2の回転は動力伝達軸5を介して電磁ブレーキ
装置4のブレーキデイスク20に伝えられると共
に、減速機3を介してドラム1に伝えられる。
さらに説明すると、モータ2の軸2aに中間軸
7を介してブレーキ軸8が連結されている。中間
軸7に前記ドラム1が回転自在に取付けられ、ド
ラム1には図示しないフツクを介して荷物を吊り
上げるためのワイヤ9が巻かれている。このドラ
ム1は減速機3の第2歯車10と一体に設けられ
ている。減速機3の第1歯車11は中間軸7に形
成されたスプライン部12と噛合つている。第1
歯車11の支軸13は、ギヤケース14の側板1
4aと該ギヤケース14に着脱自在な端板15に
支持されている。支軸13に固定せられた第3歯
車16は前記第2歯車10と噛合している。上記
の構成により中間軸7の回転は減速されてドラム
1に伝えられる。
ギヤケース14の側板14aには開口部17が
形成されていて、該開口部17を閉じるようにブ
レーキ端板18が固着されている。ブレーキ軸8
はブレーキ側板18の中心部を回転自在に貫いて
おり、ブレーキ軸8に形成されたスプライン部1
9にブレーキホイル20が係合している。ブレー
キ端板18には等角間隔に複数のガイド軸21が
取付けられ、ガイド軸21に沿つてスライド自在
にブレーキデイスク22と23が設けられてい
る。ブレーキ端板18の外側面には円柱状の固定
鉄心24が同一円周上の配置で複数個等間隔に設
けられており、該固定鉄心24にコイル25が巻
かれている。固定鉄心24の中心部には凹み部2
6が形成されていて、これにブレーキばね27が
収納されている。ブレーキばね27の先端は可動
鉄心を兼ねるブレーキデイスク22を押してい
る。28はコイル25に接続するケーブルであ
る。ケーブル28はブレーキ端板18の外周縁に
当てがつた筒状のケーブルガイド29内に挿入さ
れている。30は押え板、31はブレーキカバー
である。
したがつて、コイル25が励磁されてないとき
は、ブレーキばね27の弾発力でブレーキデイス
ク22がブレーキホイル20に押付けられ制動が
なされる。一方、コイル25が励磁されるとブレ
ーキばね27に抗してブレーキデイスク22が固
定鉄心24に吸着され制動が解除される。なお、
32はドラムケースで、ドラムケース32の一端
は端板15に固着され、他端はモータブラケツト
33に固着されている。
第3図のホイストにおいてモータ2を駆動させ
ると、中間軸7へ伝わり、スプライン部12から
第1歯車11、第3歯車16、第2歯車10を介
して、ドラム1へ伝わる。したがつて、ワイヤ9
に吊り下げた荷物を昇降させることができる。こ
のときブレーキ軸8が制動されないようにコイル
25を励磁し、ブレーキばね27の付勢力に抗し
てブレーキデイスク22を第3図中右方へ吸付
け、ブレーキデイスク22とブレーキホイル20
とを引離しておく。
D 考案が解決しようとする問題点 第3図に示す従来のホイストは、ブレーキ端
板18と一体にポール状の固定鉄心24を円周
上に複数本突出して設けられていて、これにコ
イル25を巻いてマグネツト部を形成してい
る。そのため発生するマグネツト吸引力の大き
さと比較してブレーキ装置の体積、重量が大き
くなるという問題があつた。
ケーブル28の口出しが難しかつた。すなわ
ち、複数本の固定鉄心24はブレーキ端板18
の周縁に近接して設けられていあるためコイル
25に接続するケーブル28の先端部をずれ動
かないように(つまり、接続部に引張りの力が
働かないように)ブレーキ端板18に固定し、
且つ外周縁から外方に引出す作業が困難であつ
た。一方、ケーブル28をブレーキ端板18の
後側(図において右側)に引出すことが考えら
れるが、該後側に引出すとしてもギヤケース1
4内であり、さらにギヤケース14外に引出す
のが難しい。また固定鉄心24の位置がブレー
キ端板18の外周縁近くであるためギヤケース
14の端縁部等が障害となつて円滑な引出し作
業が難しい。
ギヤケース14とブレーキ端板18は別部材
として成形されたものをボルトを用いて固定す
るから組立て製作に手間どりコストアツプにつ
ながり、かつ寸法精度を出すことが難しい。
電磁ブレーキ装置4で発生した熱がギヤケー
ス14側に伝わりその内部が高温となる問題が
ある。すなわち、第3図に示すホイストにおい
て、ギヤケース14は外方に膨んでいるから、
このギヤケース14の外周部には、外径寸法の
制約上冷却フインを取付けるとができず、その
ためギヤケース14内が高温となる。
本考案のホイストは上述の問題点を解決したも
のである。
E 問題点を解決するための手段 本考案はモータの回転軸に中間軸を介して回転
自在なブレーキ軸を連結すると共に、回転自在に
設けられているドラムを、中間軸に設けた減速機
に連動連結し、ブレーキ軸の端部にブレーキホイ
ルを設け、ブレーキホイルを吸引するコイルを設
けるとともに、前記吸引方向と反対方向にブレー
キホイルを押圧するスプリングを設け、前記減速
機がギヤケース内に収納されてなるホイストにお
いて、ギヤケースをケース側壁部とケース周壁部
とを一体に有する断面カツプ状に形成し、ケース
側壁部に収納溝を形成して該収納溝にコイルを収
納すると共に、コイルに接続したケーブルをケー
ス周壁部に形成されたガイド凹部を介して外方に
引出し、且つケース側壁部の外側面に冷却フイン
部が形成されてなることを特徴とする。
F 作用 コイルがギヤケースのケース側壁部の収納溝に
埋設されているので、円周状の固定鉄心が不要と
なり、電磁ブレーキ装置の体積重量が小さくな
る。またコイルに接続されるケーブルはケース周
壁部を挿通してケース外に引出される。また、ケ
ース側壁部には冷却フインが設けられていてギヤ
ケースの外径寸法を増大することなく減速機を冷
却できる。
G 実施例 以下本考案を第1図と第2図に示す実施例にも
とづいて説明する。なお、従来と同一部分には同
一符号を付して説明を省略する。
各図において、34はギヤケースで、その内部
に減速機3の第1歯車11、第2歯車10が収納
されている。ギヤケース34はほぼカツプ状断面
に成形され、ケース周壁部34aとケース側壁部
34bを一体に有している。ギヤケース34のケ
ース側壁部34aの外側に環状のコイル収納溝3
5が形成されていて、該収納溝35にコイル25
が埋設され絶縁性の充填材36により固定されて
いる。コイル収納溝35に接続してガイド凹部3
5aが第1図で上方位置に形成されている。ガイ
ド凹部35aはケース側壁部34bの一部34
b′を後方(第2図Bにおいて右側)に傾斜させる
ことにより成形される。このガイド凹部35aを
介してコイル25と接続したケーブル28をギヤ
ケース34内に導入することなくケース周壁部3
4aから外方に引出している。
ギヤケース34のケース側壁部34bを軸受3
7を介してブレーキ軸8が回転自在に挿通してお
り、ブレーキ軸8の先端部にスプライン結合によ
りブレーキデイスク30が嵌合されている。ブレ
ーキホイル22はコイル25に対向して配置さ
れ、且つケース側壁部34bに形成された孔38
に埋込み固定されたガイドピン21に摺動自在に
支持されている。前記孔38の隣にはブレーキば
ねを収納する凹部43が設けられている。したが
つてブレーキばねにより、第1図においてブレー
キデイスク22の右側面を押圧する(但し図示せ
ず)。
ギヤケース34のケース側壁部34bの外側
で、かつ第1図、第2図における下方部には複数
の凹凸部によつて冷却フイン39を形成してい
る。この冷却フイン39は、デザインを兼用して
おり、したがつてその凹凸部形状も美観的見地を
考慮して形成される。ギヤケース34のケース周
壁部34aの他端側の開口部41は端板15で閉
じられ、該端板15とケース側壁部34aとの間
に軸受42を介して支軸13を支持し、この支軸
14に第1歯車11と第3歯車16が軸着され、
第3歯車16が軸着され、第3歯車16と第2歯
車10とが噛合している。またブレーキデイスク
30の外方はブレーキカバー31で被覆されてお
り、ブレーキカバー31の開口縁はケース側壁部
14bの環状段部40に嵌着されている。冷却フ
イン39は冷却カバー39よりも外径側に位置し
ている。
上記実施例によると、ギヤケース34の内側に
減速機3を収納すると共に、ケース側壁部34b
の外側にブレーキホイル22,23、ブレーキデ
イスク20、ケース側壁部34bに埋設したコイ
ル25からなる電磁ブレーキ装置4を配設してホ
イストが組立てられる。また、電磁ブレーキ装置
4の部分で発生した熱はケース側壁部34bを伝
わり冷却フイン39によつて大気中に放熱され
る。
H 考案の効果 本考案のホイストによると減速機が収納される
ギヤケースがケース側壁部とケース周壁部が一体
に成形された断面カツプ状であり、ケース側壁部
に電磁ブレーキ装置のコイルが埋設されるもので
あるから、従来のように円柱状の固定鉄心が不要
となつてブレーキ部の体積、重量を小さくできる
と共に、コイルに接続したケーブルの引出しも容
易である。さらに、従来のようにギヤケースとブ
レーキ端板の2部材の組立てが必要でなく、した
がつて分割部の合せ面加工が不要となり、且つ組
立精度が向上し、製作コストも低減できる。ま
た、ギヤケースの外径寸法を拡大することなくケ
ース側壁部の冷却フインからブレーキ部で発する
熱を放熱でき、従来に比べてギヤケース内の冷却
効果を高めることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るホイストの要部の断面
図、第2図Aはギヤケースの内面図、第2図Bは
同図Aの−線断面図、第3図は従来のホイス
トの断面図である。 1……ドラム、2……モータ、3……減速機、
4……電磁ブレーキ装置、7……中間軸、8……
ブレーキ軸、22……ブレーキデイスク、20…
…ブレーキホイル、25……コイル、28……ケ
ーブル、34……ギヤケース、34a……ケース
周壁部、34b……ケース側壁部、35……コイ
ル収納溝、35a……ガイド凹部、39……冷却
フイン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 モータの回転軸に動力伝達軸および中間軸を介
    してブレーキ軸を連結し、動力伝達軸の外周に該
    動力伝達軸と同心円で且つ回転自在なドラムを配
    設するとともに、該ドラムを前記中間軸に形成し
    た減速機を介して連動し、前記ブレーキ軸の端部
    にブレーキホイルを設け、ブレーキホイルを吸引
    するコイルを設けるとともに、前記吸引方向と反
    対方向にブレーキ方向にブレーキホイルを押圧す
    るスプリングを設け、前記減速機がギヤケース内
    に収納されてなるホイストにおいて、 ギヤケースをケース側壁部とケース周壁部とを
    一体に有する断面カツプ状に形成し、ケース側壁
    部に収納溝を形成して該収納溝にコイルを収納す
    ると共に、コイルに接続したケーブルをケース側
    壁部に形成されたガイド凹部を介してケース周壁
    部から外方に引出し、且つケース側壁部の外側面
    に冷却フイン部が形成されてなることを特徴とす
    るホイスト。
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