JPH05347182A - 直流アーク炉用電源装置 - Google Patents
直流アーク炉用電源装置Info
- Publication number
- JPH05347182A JPH05347182A JP4154597A JP15459792A JPH05347182A JP H05347182 A JPH05347182 A JP H05347182A JP 4154597 A JP4154597 A JP 4154597A JP 15459792 A JP15459792 A JP 15459792A JP H05347182 A JPH05347182 A JP H05347182A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arc furnace
- rectifier
- thyristor rectifier
- thyristor
- direct current
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- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
Landscapes
- Discharge Heating (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、直流アーク炉に直流電力を供給す
るために、商用交流電源から供給される交流電力を直流
電力に変換する少くとも２台のサイリスタ整流器を備え
た直流アーク用電源装置において、各サイリスタ整流器
の容量を低減することを目的とする。 【構成】 溶解期にはサイリスタ整流器７Ａ，７Ｂを直
列接続してアーク炉１０に直流電力を供給し、精練期に
はサイリスタ整流器７Ａ，７Ｂを並列接続してアーク炉
１０に直流電力を供給するように切換えるための開閉装
置９Ａ，９Ｂ，９Ｃを設けた直流アーク炉用電源装置。
るために、商用交流電源から供給される交流電力を直流
電力に変換する少くとも２台のサイリスタ整流器を備え
た直流アーク用電源装置において、各サイリスタ整流器
の容量を低減することを目的とする。 【構成】 溶解期にはサイリスタ整流器７Ａ，７Ｂを直
列接続してアーク炉１０に直流電力を供給し、精練期に
はサイリスタ整流器７Ａ，７Ｂを並列接続してアーク炉
１０に直流電力を供給するように切換えるための開閉装
置９Ａ，９Ｂ，９Ｃを設けた直流アーク炉用電源装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、製鋼用直流アーク炉に
電力を供給する直流アーク炉用電源装置に関する。
電力を供給する直流アーク炉用電源装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】スクラップの溶解に用いられる製鋼用直
流アーク炉は、一般に低電圧大電流の電気エネルギを必
要とするが、操業の溶解期と精練期には下式のように必
要とする電気エネルギ（アーク電圧及び電流）が異る。
流アーク炉は、一般に低電圧大電流の電気エネルギを必
要とするが、操業の溶解期と精練期には下式のように必
要とする電気エネルギ（アーク電圧及び電流）が異る。
【０００３】溶解期に必要とするアーク電流＜精練期に
必要とするアーク電流 …（１） 溶解期に必要とするアーク電圧＞精練期に必要とするア
ーク電圧 …（２） ところで、従来の直流アーク炉用電源装置の概略構成図
を図３に、その電源装置の出力特性を図４に示す。
必要とするアーク電流 …（１） 溶解期に必要とするアーク電圧＞精練期に必要とするア
ーク電圧 …（２） ところで、従来の直流アーク炉用電源装置の概略構成図
を図３に、その電源装置の出力特性を図４に示す。
【０００４】図３において、断路器２と炉用真空遮断器
５Ａ，５Ｂの投入により、三相交流電源１より供給され
る交流電力は、整流器用変圧器６Ａ，６Ｂとサイリスタ
整流器７Ａ，７Ｂと直流リアクトル８Ａ，８Ｂにより直
流電力に変換され、直流アーク炉１０に上記（１）、
（２）のような電気エネルギを供給する。（尚、図３で
は炉用真空遮断器、整流器用変圧器、サイリスタ整流
器、直流リアクトルの数量は各２台となっているが直流
アーク炉の必要容量により各３台、４台となる。）ここ
で、サイリスタ整流器７Ａ，７Ｂは直流アーク炉１０に
対して並列接続されるため、アーク炉操業の溶解期と精
練期の両方に必要なアーク電圧は、サイリスタ整流器１
台で負担し、アーク電流は、２台（３台、４台）で分担
する。
５Ａ，５Ｂの投入により、三相交流電源１より供給され
る交流電力は、整流器用変圧器６Ａ，６Ｂとサイリスタ
整流器７Ａ，７Ｂと直流リアクトル８Ａ，８Ｂにより直
流電力に変換され、直流アーク炉１０に上記（１）、
（２）のような電気エネルギを供給する。（尚、図３で
は炉用真空遮断器、整流器用変圧器、サイリスタ整流
器、直流リアクトルの数量は各２台となっているが直流
アーク炉の必要容量により各３台、４台となる。）ここ
で、サイリスタ整流器７Ａ，７Ｂは直流アーク炉１０に
対して並列接続されるため、アーク炉操業の溶解期と精
練期の両方に必要なアーク電圧は、サイリスタ整流器１
台で負担し、アーク電流は、２台（３台、４台）で分担
する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】この従来の装置は、直
流アーク炉が溶解期にＶd ＝２PU、Ｉd ＝１PU、精練期
にＶd ＝１PU、Ｉd ＝２PU、の電気エネルギを必要とす
る。サイリスタ整流器１台の負担は、溶解期にはＶd ＝
２PU、Ｉd ＝０．５PU、精練期にＶd ＝１PU、Ｉd ＝１
PUとなり、２台のサイリスタ整流器はトータルで図４の
ような出力特性が必要となってくるため、サイリスタ整
流器１台当りの容量はＶd ＝２PU、Ｉd ＝１PUとなり、
大きなものとなってしまう。それに伴ない、整流器用変
圧器、直流リアクトルも大容量としなければならない。
そこで本発明は、前述の点に鑑みなされたものであっ
て、各構成機器の小容量化を図ることを目的とするもの
である。
流アーク炉が溶解期にＶd ＝２PU、Ｉd ＝１PU、精練期
にＶd ＝１PU、Ｉd ＝２PU、の電気エネルギを必要とす
る。サイリスタ整流器１台の負担は、溶解期にはＶd ＝
２PU、Ｉd ＝０．５PU、精練期にＶd ＝１PU、Ｉd ＝１
PUとなり、２台のサイリスタ整流器はトータルで図４の
ような出力特性が必要となってくるため、サイリスタ整
流器１台当りの容量はＶd ＝２PU、Ｉd ＝１PUとなり、
大きなものとなってしまう。それに伴ない、整流器用変
圧器、直流リアクトルも大容量としなければならない。
そこで本発明は、前述の点に鑑みなされたものであっ
て、各構成機器の小容量化を図ることを目的とするもの
である。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、直流アーク炉に直流電力を供給するため
に、商用交流電源から供給される交流電力を直流電力に
変換する少くとも２台のサイリスタ整流器を備えた直流
アーク用電源装置において、前記サイリスタ整流器の出
力を溶解期には直列接続して前記直流アーク炉に供給
し、精練期には並列接続して前記アーク炉に供給するす
るための開閉装置を具備したことを特徴とするものであ
る。
するために、直流アーク炉に直流電力を供給するため
に、商用交流電源から供給される交流電力を直流電力に
変換する少くとも２台のサイリスタ整流器を備えた直流
アーク用電源装置において、前記サイリスタ整流器の出
力を溶解期には直列接続して前記直流アーク炉に供給
し、精練期には並列接続して前記アーク炉に供給するす
るための開閉装置を具備したことを特徴とするものであ
る。
【０００７】
【作用】前述のように構成することにより、１台当りが
小容量のサイリスタ整流器でも開閉装置の開閉により直
列接続されたときには、アーク炉操業の溶解期に必要な
アーク電圧、電流が得られ、並列接続されたときには精
練期に必要なアーク電圧と電流が得られる。
小容量のサイリスタ整流器でも開閉装置の開閉により直
列接続されたときには、アーク炉操業の溶解期に必要な
アーク電圧、電流が得られ、並列接続されたときには精
練期に必要なアーク電圧と電流が得られる。
【０００８】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図１は本発明の一実施例を示す構成図であり、
図１において、断路器２と炉用真空遮断器５Ａ，５Ｂの
投入により、三相交流電源１より供給される交流電力
を、整流器用変圧器６Ａ，６Ｂとサイリスタ整流器７
Ａ，７Ｂと直流リアクトル８Ａ，８Ｂにより直流電力に
変換して、直流アーク炉１０に電気エネルギを供給する
ことは、図３の従来のものと同じである。
明する。図１は本発明の一実施例を示す構成図であり、
図１において、断路器２と炉用真空遮断器５Ａ，５Ｂの
投入により、三相交流電源１より供給される交流電力
を、整流器用変圧器６Ａ，６Ｂとサイリスタ整流器７
Ａ，７Ｂと直流リアクトル８Ａ，８Ｂにより直流電力に
変換して、直流アーク炉１０に電気エネルギを供給する
ことは、図３の従来のものと同じである。
【０００９】本発明は、この従来のものに、サイリスタ
整流器７Ａの負極側に設けられる直流リアクトル８Ａと
サイリスタ整流器７Ｂの正極側との間に開閉装置９Ａ
を、サイリスタ整流器７Ａの負極側に設けられる直流リ
アクトル８Ａと直流アーク炉の電極との間に開閉装置９
Ｂを、更に、サイリスタ整流器７Ｂの正極側と直流アー
ク炉本体の間に開閉装置９Ｃを設けたものである。ここ
で、溶解期には開閉装置９Ａは閉、開閉器９Ｂ，９Ｃは
開され、精練期には開閉装置９Ａは開、開閉器９Ｂ，９
Ｃは閉される。
整流器７Ａの負極側に設けられる直流リアクトル８Ａと
サイリスタ整流器７Ｂの正極側との間に開閉装置９Ａ
を、サイリスタ整流器７Ａの負極側に設けられる直流リ
アクトル８Ａと直流アーク炉の電極との間に開閉装置９
Ｂを、更に、サイリスタ整流器７Ｂの正極側と直流アー
ク炉本体の間に開閉装置９Ｃを設けたものである。ここ
で、溶解期には開閉装置９Ａは閉、開閉器９Ｂ，９Ｃは
開され、精練期には開閉装置９Ａは開、開閉器９Ｂ，９
Ｃは閉される。
【００１０】開閉装置９Ａが閉、開閉器９Ｂ，９Ｃが開
されることによって、サイリスタ整流器７Ａ（Ｐ）→直
流アーク炉１０の本体→直流アーク炉１０の電極→直流
リアクトル８Ｂ→サイリスタ整流器７Ｂ（Ｎ）→サイリ
スタ整流器７Ｂ（Ｐ）→開閉装置９Ａ→直流リアクトル
８Ａ→サイリスタ整流器７Ａ（Ｎ）の経路で電流が流れ
るため溶解期には、２台のサイリスタ整流器７Ａ，７Ｂ
が直列接続され必要な電力を直流アーク炉１０に供給す
ることになる。
されることによって、サイリスタ整流器７Ａ（Ｐ）→直
流アーク炉１０の本体→直流アーク炉１０の電極→直流
リアクトル８Ｂ→サイリスタ整流器７Ｂ（Ｎ）→サイリ
スタ整流器７Ｂ（Ｐ）→開閉装置９Ａ→直流リアクトル
８Ａ→サイリスタ整流器７Ａ（Ｎ）の経路で電流が流れ
るため溶解期には、２台のサイリスタ整流器７Ａ，７Ｂ
が直列接続され必要な電力を直流アーク炉１０に供給す
ることになる。
【００１１】一方、開閉装置９Ａを開、開閉器９Ｂ，９
Ｃを閉することによって、サイリスタ整流器７Ａ（Ｐ）
→直流アーク炉１０の本体→直流アーク炉１０の電極→
開閉装置９Ｂ→直流リアクトル８Ａ→サイリスタ整流器
７Ａ（Ｎ）の経路及び、サイリスタ整流器７Ｂ（Ｐ）→
開閉装置９Ｃ→直流アーク炉１０の本体→直流アーク炉
１０の電極→直流リアクトル８Ｂ→サイリスタ整流器７
Ｂ（Ｎ）の経路で電流が流れるため精練期には、２台の
サイリスタ整流器７Ａ，７Ｂが並列接続され必要な電力
を直流アーク炉１０に供給することになる。
Ｃを閉することによって、サイリスタ整流器７Ａ（Ｐ）
→直流アーク炉１０の本体→直流アーク炉１０の電極→
開閉装置９Ｂ→直流リアクトル８Ａ→サイリスタ整流器
７Ａ（Ｎ）の経路及び、サイリスタ整流器７Ｂ（Ｐ）→
開閉装置９Ｃ→直流アーク炉１０の本体→直流アーク炉
１０の電極→直流リアクトル８Ｂ→サイリスタ整流器７
Ｂ（Ｎ）の経路で電流が流れるため精練期には、２台の
サイリスタ整流器７Ａ，７Ｂが並列接続され必要な電力
を直流アーク炉１０に供給することになる。
【００１２】ここで、前述のような条件の場合（直流ア
ーク炉が溶解期にＶd ＝２PU、Ｉd＝１PU、精練期にＶd
＝１PU、ＩD ＝２PUの電気エネルギを必要とする。）
サイリスタ整流器１台の負担は、溶解期にＶd ＝１PU、
Ｉd ＝１PU、精練期にＶd ＝１PU、ＩD ＝１PUとなり、
２台のサイリスタ整流器はトータルで図２のような出力
特性であれば良い。この図２と図４を比較すると、斜線
部の分だけ出力不要となる。そのため、サイリスタ整流
器１台当りの容量はにＶd ＝１PU、Ｉd ＝１PUとなり、
従来より小さくなる。尚、前述の説明において、開閉装
置を機械的開閉器を使用した例を示しているが、開閉装
置は半導体開閉装置を使用しても良い。
ーク炉が溶解期にＶd ＝２PU、Ｉd＝１PU、精練期にＶd
＝１PU、ＩD ＝２PUの電気エネルギを必要とする。）
サイリスタ整流器１台の負担は、溶解期にＶd ＝１PU、
Ｉd ＝１PU、精練期にＶd ＝１PU、ＩD ＝１PUとなり、
２台のサイリスタ整流器はトータルで図２のような出力
特性であれば良い。この図２と図４を比較すると、斜線
部の分だけ出力不要となる。そのため、サイリスタ整流
器１台当りの容量はにＶd ＝１PU、Ｉd ＝１PUとなり、
従来より小さくなる。尚、前述の説明において、開閉装
置を機械的開閉器を使用した例を示しているが、開閉装
置は半導体開閉装置を使用しても良い。
【００１３】
【発明の効果】以上説明のように、本発明によれば、ア
ーク炉操業の溶解期と精練期のそれぞれに、直流アーク
炉に対するサイリスタ整流器の接続を直列接続と並列接
続に切換える開閉装置を具備することにより、サイリス
タ整流器、整流器用変圧器、直流リアクトルを小容量化
でき、それに伴ない各機器の電力損失やサイリスタ整流
器が発生する高調波も小さくすることができる。
ーク炉操業の溶解期と精練期のそれぞれに、直流アーク
炉に対するサイリスタ整流器の接続を直列接続と並列接
続に切換える開閉装置を具備することにより、サイリス
タ整流器、整流器用変圧器、直流リアクトルを小容量化
でき、それに伴ない各機器の電力損失やサイリスタ整流
器が発生する高調波も小さくすることができる。
【図１】本発明の一実施例を示す構成図。
【図２】［図１］に示した直流アーク炉用電源装置の出
力特性図。
力特性図。
【図３】従来の直流アーク炉用電源装置の構成図。
【図４】［図３］に示した直流アーク炉用電源装置の出
力特性図。
力特性図。
１ …三相交流電源、 ２ …断路器、 ５Ａ，５Ｂ …炉用真空遮断器、 ６Ａ，６Ｂ …整流器用変圧器、 ７Ａ，７Ｂ …サイリスタ整流器、 ８Ａ，８Ｂ …直流リアクトル、 ９Ａ，９Ｂ，９Ｃ…開閉装置、 １０ …直流アーク炉。
Claims (1)
- 【請求項１】 直流アーク炉に直流電力を供給する
ために、商用交流電源から供給される交流電力を直流電
力に変換する少くとも２台のサイリスタ整流器を備えた
直流アーク用電源装置において、前記サイリスタ整流器
の出力を溶解期には直列接続して前記直流アーク炉に供
給し、精練期には並列接続して前記アーク炉に供給する
開閉装置を具備した直流アーク炉用電源装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4154597A JPH05347182A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 直流アーク炉用電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4154597A JPH05347182A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 直流アーク炉用電源装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05347182A true JPH05347182A (ja) | 1993-12-27 |
Family
ID=15587668
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4154597A Pending JPH05347182A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 直流アーク炉用電源装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05347182A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000234875A (ja) * | 1995-10-26 | 2000-08-29 | Inverpower Controls Ltd | アーク電気炉用の予測式ラインコントローラおよびアーク電気炉 |
-
1992
- 1992-06-15 JP JP4154597A patent/JPH05347182A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000234875A (ja) * | 1995-10-26 | 2000-08-29 | Inverpower Controls Ltd | アーク電気炉用の予測式ラインコントローラおよびアーク電気炉 |
| JP4562216B2 (ja) * | 1995-10-26 | 2010-10-13 | ハッチ リミテッド | アーク電気炉用の予測式ラインコントローラ |
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