JPH05346773A - マルチ動画ウインドウの重ね合わせ表示制御方法およびその装置 - Google Patents

マルチ動画ウインドウの重ね合わせ表示制御方法およびその装置

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JPH05346773A
JPH05346773A JP4154735A JP15473592A JPH05346773A JP H05346773 A JPH05346773 A JP H05346773A JP 4154735 A JP4154735 A JP 4154735A JP 15473592 A JP15473592 A JP 15473592A JP H05346773 A JPH05346773 A JP H05346773A
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JP4154735A
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Masaharu Yabushita
正治 薮下
Yasuhiro Takahashi
泰弘 高橋
Toru Hoshi
徹 星
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の動画ウインドウの重なりがあっても、表
示の優先度に基づき、複数の動画ウインドウを画像品質
を劣化させることなく表示させることができるマルチ動
画ウインドウの表示制御方法および装置を提供すること
を目的とする。 【構成】表示画素単位に表示領域を指定できる表示領域
指定メモリと表示優先度管理テーブルとを設け、優先表
示判定論理により表示画素対応の表示タイミングでフレ
ームメモリ出力を切り替えるようにする。 【効果】任意位置に、任意の大きさかつ任意の形状の動
画ウインドウを重ね合わせて表示できる。したがって、
多入力のビデオ動画を取り込むワークステーションある
いはパーソナルコンピュータで会議をするときのビデオ
動画等の操作性が向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の動画ウインドウ
を表示する方法および装置に関し、特に重なりを持った
動画ウインドウを表示するのに好適なマルチ動画ウイン
ドウ表示方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の動画ウインドウ表示に関しては、
例えば特開平1−109393 号「ワークステーションのビデ
オ動画表示領域指定方式」に記載された技術がある。図
7に、その従来方式を用いた表示装置の構成例を示す。
【0003】同図において、ビデオ入力信号VD1は一
方の入力として、アナログ切り替えスイッチ部1000
に入力している。また、表示用のフレームメモリFM0
からDA(ディジタル・アナログ)変換器6によりDA
変換したワークステーションのビデオ信号VD0が、も
う一方の入力としてアナログ切り替えスイッチ部1000に
入力している。同期回路900は、水平同期信号17お
よび垂直同期信号18を生成する。水平同期信号17お
よび垂直同期信号18は、ディスプレイ1100に入力する
とともに、CRTコントローラ500に入力する。CR
Tコントローラ500は、フレームメモリへの入出力の
制御信号,DA変換器6におけるDA変換タイミング信
号、および表示領域指定メモリRM1の読出しタイミン
グ信号などを生成出力する。
【0004】表示領域指定メモリRM1は、画面上のど
の領域を動画ウインドウとして用いるかを指定する画素
単位の情報を保持する。レベル検出器700はワークス
テーション側のフレームメモリFM0に描画した画面の
アナログレベルを検出するためのものである。切り替え
信号発生器800は、モード制御レジスタ600により
指定される表示モードにしたがって、レベル検出器70
0からのアナログ信号のレベルと表示領域指定メモリR
M1からのレベルを比較し、アナログ切り替えスイッチ
1000の切り替え信号を生成出力する。これにより、
アナログ切り替えスイッチ1000は、表示領域指定メ
モリRM1で指定された画素においてはビデオ入力信号
VD1を選択してディスプレイ1100に出力し、それ
以外の領域ではビデオ信号VD0を選択してディスプレ
イ1100に出力する。
【0005】以上のようにして、ワークステーションの
ウインドウにビデオ動画を任意の形で表示することがで
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図7の方式
では、外部ビデオ信号入力が1個であること、表示領域
指定がワークステーションの表示画面のビデオ信号レベ
ルまたは1個の領域指定メモリによるため、ウインドウ
の重なり制御が困難であり複数の動画を表示することが
できない。したがって、動画表示は1画面に限られると
いう欠点があった。
【0007】また図7の方式にしたがって、複数のビデ
オ信号を入力しアナログレベルを検出して重ならせるよ
うにしたとしても、結局、ビデオ信号をレベル検出器7
00によって基準レベル信号と比較し、レベルの高い方
(または低い方)を表示することになる。そのため、重
なりがあると、画像の表示色の変動により選択画像が一
方に定まらず、両者の信号が混じり、重なり部の画像品
質が劣化する。すなわち、上記従来の動画表示方式によ
れば、レベル信号に基づいて表示画面の切り替えを行う
ため、動画のように画面の全域にわたってダイナミック
にレベルが変動するような画面を重ねあわせた場合、ど
の画面が選択されるかは、表示画面のレベル変動によっ
てダイナミックに変化してしまう。そのため、重なり部
が見苦しくなり画像品質を保証できないので、複数の動
画を表示する場合は重なりが許されないという欠点があ
った。
【0008】本発明の目的は、上述の従来例における問
題点に鑑み、複数の動画ウインドウの重なりがあって
も、表示の優先度に基づき、複数の動画ウインドウを画
像品質を劣化させることなく表示させることができるマ
ルチ動画ウインドウの表示制御方法および装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る第一の方法または装置は、外部からn
個の映像情報を通信アダプタを経由して入力し、各映像
情報をn個の動画ウインドウとして表示手段に表示する
マルチ動画ウインドウシステムにおける表示制御方法ま
たは装置であって、上記各動画ウインドウの表示領域を
指定する表示領域指定情報をそれぞれ記憶し、各画素の
位置において優先して表示されるべき動画ウインドウを
特定する画素ごとの優先度情報を記憶し、上記表示領域
指定情報と上記優先度情報に基づいて、画素ごとに上記
n個の動画ウインドウのうちのいずれを優先させるかを
判定し、判定結果に基づいて、画素ごとに優先させるべ
き動画ウインドウを特定するウインドウ特定情報を出力
し、該ウインドウ特定情報に基づいて、画素ごとに上記
n個の映像情報から優先すべき1つの映像情報を選択し
て上記表示手段に送出するようにしている。
【0010】外部から通信アダプタを経由して入力する
n個の映像情報は、ディジタル信号でもよいし、アナロ
グのビデオ信号でもよい。これらの映像情報は、一旦、
ディジタル情報の形式で各々フレームメモリに格納する
とよい。これら複数の映像情報を選択するために、各動
画ウインドウ対応に表示領域を示す表示領域指定情報を
記憶する記憶手段を設ける。さらに、各動画ウインドウ
に対応して優先度情報を記憶する記憶手段を設ける。こ
れらの表示領域指定情報や優先度情報は、種々の変更操
作に応じて動的に変更されるようにする。
【0011】上記目的を達成するための第二の方法また
は装置は、外部からn個の映像情報を通信アダプタを経
由して入力し、各映像情報をn個の動画ウインドウとし
て表示手段に表示するマルチ動画ウインドウシステムに
おける表示制御方法または装置であって、上記各動画ウ
インドウの表示領域を指定する表示領域指定情報をそれ
ぞれ記憶し、各画素の位置において優先して表示される
べき動画ウインドウを特定する画素ごとの優先度情報を
記憶し、カスケード接続されたn段の2入力切り替え手
段に前記n個の映像情報をそれぞれ入力し、前記表示領
域指定情報と前記優先度情報に基づいて、該n段の2入
力切り替え手段に対する画素ごとの切り替え信号を生成
出力することにより、各画素ごとの重ね合わせを制御す
るようにしている。
【0012】例えば、ワークステーションの表示メモリ
と各ビデオ入力信号より生成したフレームメモリを逐次
切り替える選択スイッチをカスケードに接続し、多段構
造で合成フレームメモリを生成する。この場合は、第一
の方法と同様に、各フレームメモリ対応に表示領域指定
情報を記憶する記憶手段と優先度情報を記憶する記憶手
段を設けるとよい。各段の入力ビデオに対応する表示エ
リアを示す表示エリア信号を各段の選択スイッチに出力
することにより、動画ウインドウをダイナミックに切り
替えることを特徴とする。
【0013】さらに、上記n段の2入力切り替え手段は
n個のスキャンコンバータをカスケードに接続したもの
とし、各スキャンコンバータ内の2つのビデオ入力信号
のどちらを表示するかを表示領域指定情報と優先度情報
とに基づいて決定するようにしてもよい。
【0014】上記いずれの方法および装置においても、
さらに動画ウインドウの表示領域を示す表示領域指定情
報とは別に、各動画ウインドウの外側に任意形状,任意
サイズ,任意色の枠(以後、動画表示ウインドウ枠と呼
ぶ)を表示させるための情報を備えるようにしてもよ
い。これにより、重なりのある動画ウインドウ間の色の
にじみが発生しない見易い動画ウインドウを表示するこ
とができる。
【0015】
【作用】本発明による動画ウインドウの重ね合わせ表示
制御方法および装置によれば、複数の映像情報に対応す
る各動画ウインドウの表示領域を指定する表示領域指定
情報と各動画ウインドウの優先度情報とから、各画素ご
とに、どの動画ウインドウを表示すべきかを決定してい
るので、ウインドウの重なりを調停でき、ウインドウ操
作と同期して動画ウインドウの重ね合わせ制御が容易に
できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図6を用いて
説明する。
【0017】図1は、本発明による第1の実施例の全体
構成図である。FM0からFMnはフレームメモリで、
FM0はワークステーションあるいはパーソナルコンピ
ュータの表示用フレームメモリである。外部からのビデ
オ信号入力VD1〜VDnに基づき、同期信号検出生成
装置900により水平同期信号17,垂直同期信号18
が生成される。上記同期信号17,18は、CRTコン
トローラ500およびディスプレイ1100に入力さ
れ、フレームメモリFM0〜FMnへの入出力およびデ
ィスプレイ1100への表示の基本同期信号として使用
される。
【0018】フレームメモリFM1〜FMnは、ビデオ
信号入力VD1〜VDnに基づきA/D変換器AD1〜
ADnを経由してCRTコントローラ500から出力さ
れるA/D変換タイミング信号1300によりサンプリ
ングされた動画ウインドウ表示用のフレームメモリであ
る。CRTコントローラ500から出力されるフレーム
メモリ読み出しタイミング信号1400に基づいて、フ
レームメモリFM0〜FMnから画素単位にデータが読
出され、セレクタ1に入力される。
【0019】優先度管理テーブル2は、画素単位に優先
度24を優先表示判定論理3に出力する。優先度24
は、その画素の位置ではビデオ信号入力VD1〜VDn
の内のどのビデオ信号を優先させるのかを示す情報であ
る。表示領域指定メモリRM0〜RMnの出力130〜
13nは、例えば、「1」のときその画素が表示したい
領域であることを示し、「0」のとき表示しない領域で
あることを示す。すなわち、表示領域指定メモリRM0
〜RMnは、各フレームメモリFM0〜FMnに対応し
てディスプレイに表示する領域を画素単位に指定する情
報を保持する。ある画素において、複数の表示領域指定
メモリの出力が「1」のときは、表示したい領域がその
画素において重なっていることを示す。重なっている場
合にこれを調停するため、優先度管理テーブル2には、
各フレームメモリの優先度(画素単位)が表示制御プロ
セッサの共通バス1200を介して、ダイナミックに登
録される。上記優先度を登録するのは、例えば、各フレ
ームメモリをディスプレイのウインドウに表示する制御
を実行する表示制御プロセッサである。
【0020】優先表示判定論理3は、優先度管理テーブ
ル2から読出した優先度24と表示領域指定メモリRM
0〜RMnからの出力130〜13nを入力する。そし
て優先表示判定論理3は、表示すべきフレームメモリを
調停し優先表示するフレームメモリの番号を優先表示フ
レームメモリ切り替え信号25としてセレクタ1に出力
する。すなわち、優先表示判定論理3は、表示領域指定
メモリRM0〜RMnの出力130〜13nが「1」の
ものの中で最大の優先度を持つフレームメモリの番号を
優先表示フレームメモリ切り替え信号25としてセレク
タ1に出力する。この優先表示フレームメモリ切り替え
信号25は、フレームメモリ読み出しタイミング信号1
400と同期して画素単位でダイナミックに出力され
る。
【0021】セレクタ1により、ダイナミックな表示タ
イミングで選択されたフレームメモリ出力21は合成フ
レームメモリ5に出力される。これにより、ワークステ
ーションあるいはパーソナルコンピュータのフレームメ
モリに動画ウインドウを埋めこんだ画面が合成される。
合成フレームメモリ5に生成された合成画面は、D/A
変換器6によりCRTコントローラ500から出力され
るA/D変換タイミング信号に基づき、出力ビデオ信号
23に変換されてディスプレイ1100に表示される。
【0022】以上により、複数の動画ウインドウの重な
りがあってもその中で最大優先度の動画が優先されて表
示され、画像の品質の劣化なしに複数の動画を表示する
ことができる。
【0023】なお、ワークステーション自体の生成フレ
ームメモリであるFM0は、常に全画面が表示対象領域
であるならば、すべて「1」であるのでハードウエアを
工夫することによってメモリの量をシステムの許容する
最小単位(例えば、1ビット)まで少なくすることができ
る。また、ワークステーション等自体のフレームメモリ
の一部を表示領域とする場合は、ビデオ入力信号と同様
に表示領域指定メモリRM0で表示領域を制限すること
ができる。
【0024】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
その全体構成図を図2に示す。図2において、図1と同
一の付番はそれぞれ対応する部分を示す。
【0025】第2の実施例において、第1の実施例と異
なるのは、図1のセレクタ1が多段構造の切替スイッチ
SW1〜SWnであること、フレームメモリFM0〜F
Mnの優先表示判定論理3の出力が各フレームメモリの
番号でなく各切替スイッチに対する表示切替信号251
〜25nであることである。フレームメモリFM0〜F
Mn,優先度管理テーブル2、および領域指定メモリR
M1〜RMnは、第1の実施例と同様である。
【0026】図2に示すように、外部からのビデオ信号
VD1〜VDnは、A/D変換器を介してフレームメモ
リFM1〜FMnに取り込まれる。まず、ワークステー
ションまたはパーソナルコンピュータの生成するフレー
ムメモリFM0からの出力120とビデオ信号VD1に
対応するフレームメモリFM1からの出力120とが、
1段目の切替スイッチSW1に入力する。切替スイッチ
SW1は、優先表示判定論理3から出力される優先表示
切替信号251に基づき、どちらのフレームメモリを優
先して選択し出力するかを表示タイミングに同期して画
素ごとにダイナミックに切り替える。次に、切替スイッ
チSW1の出力211とフレームメモリFM2の出力1
22とが、2段目の切替スイッチSW2に入力する。切
替スイッチSW2は、優先表示判定論理3から出力され
る切替信号252に基づき、どちらを優先して選択し出
力するかを表示タイミングに同期して画素ごとにダイナ
ミックに切り替える。
【0027】以下同様にして、最終段の切替スイッチS
Wnまで順次各フレームメモリの優先表示を優先表示判
定論理3から出力される優先表示フレーム切替信号に基
づいて切り替えることにより、任意形状かつ任意サイズ
の動画ウインドウを任意位置に表示優先度に基づいて重
ね合わせ表示することができる。
【0028】次に本発明の第3の実施例を説明する。図
3は、第3の実施例の構成を示す。図3において、図1
および図2と同一の付番はそれぞれ対応する部分を示
す。
【0029】図3の第3の実施例は、第2の実施例のビ
デオ入力からフレームメモリを生成するフレームメモリ
生成部分と切替スイッチSW1〜SWnの各段をスキャ
ンコンバータS1〜Snのカスケード接続に置き換えて
いる。また、優先表示判定論理3と各スキャンコンバー
タS1〜Snの間に各フレームメモリ対応に表示優先度
に基づく重ね合わせを調整したディスプレイ上に実際に
見える表示領域を示す優先表示領域指定メモリ301か
ら30nを設けている。そして、ワークステーションの
フレームメモリFM0については、D/A変換器7によ
りアナログビデオ信号VD0に変換して第1段目のスキ
ャンコンバータS1への入力としている。
【0030】これにより、アナログ信号によって各画素
ごとに優先して出力する信号を選択していき、最終的に
合成した画面(動画ウインドウが重ね合わされた画面)
をディスプレイ1100に表示している。
【0031】次に、本発明の第4の実施例を説明する。
図4は、第4の実施例の構成を示す。図3において、図
1と同一の付番はそれぞれ対応する部分を示す。
【0032】動画ウインドウを表示するときには、ウイ
ンドウ間の重なりによりウインドウの境界において隣接
ウインドウの色が互いに滲み出し、ウインドウの境界付
近が見苦しくなることがある。これを避けるために、こ
の第4の実施例においては、色指定可能で任意形状,任
意サイズの動画ウインドウ表示枠を設けた。すなわち図
4では、図1の表示領域指定メモリRM0〜RMnに加
えて動画ウインドウ枠領域指定メモリRW0〜RWnと
動画ウインドウ枠色指定メモリCW0〜CWnとを設け
た。動画ウインドウ枠領域指定メモリ140〜14n
は、動画ウインドウの枠自体の部分の領域を指定する情
報(その形式は表示領域指定メモリRM0〜RMnのも
のと同様でよい)を保持する。動画ウインドウ枠色指定
メモリCW0〜CWnは、ウインドウ枠の色を指定する情
報を保持する。
【0033】表示動作は、図1で説明した動画ウインド
ウの場合とほとんど同じである。つまり、動画ウインド
ウの数がn個から2n個になったと考えればよい。図4
においては、ワークステーション用のフレームメモリF
M0の表示枠も領域指定できるようにしたので、表示ウ
インドウ数が2n+2個になったと考えてセレクタは、
2n+2個のフレームメモリからダイナミックに表示タ
イミングにあわせて画素対応にフレームメモリFM0〜
FMn、動画ウインドウ枠色指定メモリCW0〜CWn
を選択する。
【0034】上記第4の実施例による重ね合わせ動画ウ
インドウの表示画面の出力例を図5に示す。これは動画
ウインドウが3個の場合である。
【0035】図5の例では、動画ウインドウW1〜W3
がW1,W2,W3の優先順で表示され、ワークステー
ションの表示ウインドウW0は、最下層に表示されてい
る。各ウインドウの周辺に任意形状,任意サイズの表示
枠FW0〜FW3が設けられ、各ウインドウ間の色の滲
みによる見苦しさを解消している。ウインドウ枠の外側
の形状は、ウインドウの形状と異なってもよい。このウ
インドウ表示枠は、動画ウインドウW1〜W3およびワ
ークステーションウインドウW0の表示優先度が変化す
ると、各動画ウインドウの優先度に合わせて変化する。
例えば、図5において、動画ウインドウW2が最優先の
ウインドウになったとすると、動画ウインドウW2の隠
れていた部分(図5の破線部)が動画ウインドウW1の
前面に見え、逆に、動画ウインドウW1と表示枠FW1
の一部が動画ウインドウW2と表示枠FW2の下に隠さ
れることになる。従って、各ウインドウの表示枠は、各
ウインドウと一体になっているかのように、表示制御プ
ロセッサによって優先度管理テーブル2に優先度が登録
される。
【0036】次に、優先表示順位判定論理において、表
示領域指定メモリと表示優先度管理テーブルの内容に基
づきディスプレイ上で実際に見える表示領域を決定する
ための表示領域の選択手順を説明する。図6は、その選
択手順を示すフローチャートである。図6の一連の手順
は、所定のタイミング信号にしたがって、画素ごとに繰
り返し実行される。
【0037】まず、第1のステップ2000において、
いま対象としている画素の表示領域指定メモリのデータ
を読み出す。第2のステップ2100においては、その
画素についての優先度を表示優先度管理テーブルから読
出す。第3のステップ2200においては、上記ステップ2
100および2200において読み出した表示領域指定
メモリのデータと表示優先度データに基づき動的な優先
度を生成する。例えば、ウインドウiの表示領域指定メ
モリのデータをRMi、表示優先度をPiとすると動的
優先度PDiは、次のようになる。
【0038】RMi=1または0:「1」は表示する領
域を示し、「0」は表示しない領域を示す。
【0039】Pi =L:0〜8の優先度レベル(仮に
レベル8が最大優先度とする) PDi=RMi*Pi(i=1〜n) =Lまたは0:Lは表示する領域における優先度(L=
1〜8)を示し、「0」は表示しない領域の優先度を示
す。
【0040】RMiおよびPDiは、表示タイミングに
よってダイナミックに上記の値をもって表示画素単位に
変化する。次に、第4のステップで各ウインドウのPD
iの最大値MAX(PD0,PD1,…,PDn)を判
定する。
【0041】そして、第5のステップ2400におい
て、上記最大レベルのPDiに対応するフレームメモリ
のフレームメモリ番号を発生する。これにより、対象と
している画素で優先されるフレームのフレームメモリ番
号が出力される。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による複数
の動画ウインドウの重ね合わせ表示方法または装置によ
れば、任意位置に、任意の大きさ,任意の形状の動画ウ
インドウを重ね合わせて表示することができる。したが
って、多入力のビデオ動画を取り込むワークステーショ
ンあるいはパーソナルコンピュータで会議をするときの
ビデオ動画等の操作性が向上できる。また、各ウインド
ウの表示領域指定メモリに基づいて表示ウインドウ画面
をセレクトあるいは切り替えているので、ウインドウ画
面の重なり部分で表示画素の色レベルの変化に従属しな
いでウインドウ画面が選択されることになり、表示画面
が見苦しくならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施例の全体構成図であ
る。
【図2】本発明による第2の実施例の構成図である。
【図3】本発明による第3の実施例の構成図である。
【図4】本発明による第4の実施例の構成図である。
【図5】本発明による重ね合わせ動画ウインドウの表示
画面例である。
【図6】本発明による優先表示ウインドウの選択手順を
示すフローチャートである。
【図7】従来例を示す構成図である。
【符号の説明】
1…セレクタ、2…優先度管理テーブル、3…優先表示
判定論理、4…優先表示フレームメモリ番号、5…合成
フレームメモリ、6,7…D/A変換器、VD0〜VDn
…ビデオ入力信号、AD1〜ADn…AD変換器、FM
0…ワークステーション用フレームメモリ、FM1〜F
Mn…ビデオ動画表示用フレームメモリ、RM0〜RM
n…表示領域指定メモリ、17…水平同期信号、18…
垂直同期信号、21…選択フレームメモリ出力、22…
合成フレームメモリ出力、23…出力ビデオ信号、24
…優先度、25…優先表示フレームメモリ切替信号、SW
1〜SWn…切替スイッチ、S1〜Sn…スキャンコン
バータ、111〜11n…A/D変換器出力、120〜
12n…フレームメモリ出力、130〜13n…表示領
域指定メモリ出力、140〜14n…動画ウインドウ枠
領域指定メモリ、CW0〜CWn…動画ウインドウ枠色
指定メモリ、150〜15n…ウインドウ枠色指定メモ
リ出力、201〜20n…表示切替信号、211〜21
n…切替スイッチ出力、251〜25n…表示切替信
号、191〜19n…優先表示領域指定信号、301〜
30n…優先表示領域指定メモリ、2000…各ウイン
ドウ対応の動画表示領域を読み出すステップ、2100
…各ウインドウの表示優先度を読み出すステップ、22
00…ダイナミックな優先度を生成するステップ、2300
…各ウインドウ対応の動的優先度のうちから最大値を取
り出すステップ、2400…最大優先度のフレームメモリ番
号を出力するステップ、400…表示制御プロセッサ、
500…CRTコントローラ、600…表示モード設定
レジスタ、700…レベル検出器、800…切り替え信
号発生器、900…同期信号検出生成回路、1100…
ディスプレイ、1200…共通バス、1300…A/D
変換タイミング信号、1400…フレームメモリ読み出
しタイミング信号、1500…D/A変換タイミング信
号、W1〜W3…動画ウインドウ、W0…ワークステー
ション自身の表示ウインドウ、FW0…ワークステーシ
ョンのウインドウ枠、FW1〜FW3…動画ウインドウ
の表示枠。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部からn個の映像情報を通信アダプタを
    経由して入力し、各映像情報をn個の動画ウインドウと
    して表示手段に表示するマルチ動画ウインドウシステム
    における表示制御方法であって、 上記各動画ウインドウの表示領域を指定する表示領域指
    定情報をそれぞれ記憶するとともに、動画ウインドウの
    表示順序変更操作に対応して該表示領域指定情報を動的
    に変更し、 各画素の位置において優先して表示されるべき動画ウイ
    ンドウを特定する画素ごとの優先度情報を記憶するとと
    もに、動画ウインドウの表示順序変更操作に対応して該
    優先度情報を動的に変更し、 上記表示領域指定情報と上記優先度情報に基づいて、画
    素ごとに上記n個の動画ウインドウのうちのいずれを優
    先させるかを判定し、 判定結果に基づいて、画素ごとに優先させるべき動画ウ
    インドウを特定するウインドウ特定情報を出力し、 該ウインドウ特定情報に基づいて、画素ごとに上記n個
    の映像情報から優先すべき1つの映像情報を選択して上
    記表示手段に送出することを特徴とするマルチ動画ウイ
    ンドウの重ね合わせ表示制御方法。
  2. 【請求項2】さらに前記n個の映像情報はそれぞれディ
    ジタル画像情報の形式でn個のフレームメモリに格納さ
    れ、前記表示領域指定情報と優先度情報に基づいて生成
    される前記ウインドウ特定情報が該フレームメモリのナ
    ンバである請求項1に記載のマルチ動画ウインドウの重
    ね合わせ表示制御方法。
  3. 【請求項3】外部からn個の映像情報を通信アダプタを
    経由して入力し、各映像情報をn個の動画ウインドウと
    して表示手段に表示するマルチ動画ウインドウシステム
    における表示制御方法であって、 上記各動画ウインドウの表示領域を指定する表示領域指
    定情報をそれぞれ記憶するとともに、動画ウインドウの
    表示順序変更操作に対応して該表示領域指定情報を動的
    に変更し、 各画素の位置において優先して表示されるべき動画ウイ
    ンドウを特定する画素ごとの優先度情報を記憶するとと
    もに、動画ウインドウの表示順序変更操作に対応して該
    優先度情報を動的に変更し、 カスケード接続されたn段の2入力切り替え手段に前記
    n個の映像情報をそれぞれ入力し、 前記表示領域指定情報と前記優先度情報に基づいて、該
    n段の2入力切り替え手段に対する画素ごとの切り替え
    信号を生成出力することにより、各画素ごとの重ね合わ
    せを制御することを特徴とするマルチ動画ウインドウの
    重ね合わせ表示制御方法。
  4. 【請求項4】前記2入力切り替え手段が、ディジタル信
    号の切り替えスイッチである請求項3に記載のマルチ動
    画ウインドウの重ね合わせ表示制御方法。
  5. 【請求項5】前記2入力切り替え手段が、2つのビデオ
    信号を重ね合わせできるスキャンコンバータである請求
    項3に記載のマルチ動画ウインドウの重ね合わせ表示制
    御方法。
  6. 【請求項6】さらに、前記各動画ウインドウの周囲の表
    示枠の表示領域を指定する枠領域指定情報をそれぞれ記
    憶し、該表示枠のそれぞれの表示色を指定する枠色指定
    情報を記憶し、動画ウインドウの周囲に表示枠を設け
    て、動画ウインドウの境界において境界周辺の色が重な
    りを生じないようにする請求項1ないし5に記載のマル
    チ動画ウインドウの重ね合わせ表示制御方法。
  7. 【請求項7】外部からn個の映像情報を通信アダプタを
    経由して入力し、各映像情報をn個の動画ウインドウと
    して表示手段に表示するマルチ動画ウインドウシステム
    における表示制御装置であって、 上記各動画ウインドウの表示領域を指定する表示領域指
    定情報をそれぞれ記憶したn個の表示領域指定情報記憶
    手段と、 各画素の位置において優先して表示されるべき動画ウイ
    ンドウを特定する画素ごとの優先度情報を記憶した優先
    度情報記憶手段と、 上記表示領域指定情報と上記優先度情報に基づいて、画
    素ごとに上記n個の動画ウインドウのうちのいずれを優
    先させるかを判定し、判定結果に基づいて、画素ごとに
    優先させるべき動画ウインドウを特定するウインドウ特
    定情報を出力する判定手段と、 該判定手段からのウインドウ特定情報に基づいて、画素
    ごとに上記n個の映像情報から優先すべき1つの映像情
    報を選択して上記表示手段に送出する選択手段とを備え
    たことを特徴とするマルチ動画ウインドウの重ね合わせ
    表示制御装置。
  8. 【請求項8】前記優先度情報は、動画ウインドウの表示
    順序変更操作に対応して動的に変更される請求項7に記
    載のマルチ動画ウインドウの重ね合わせ表示制御装置。
  9. 【請求項9】前記表示領域指定情報は、動画ウインドウ
    の表示位置,サイズ、および形状指定の変更操作に対応
    して動的に変更される請求項7または8に記載のマルチ
    動画ウインドウの重ね合わせ表示制御装置。
  10. 【請求項10】さらに前記n個の映像情報に基づくディ
    ジタル画像情報を格納するn個のフレームメモリを備
    え、前記表示領域指定情報と優先度情報に基づいて生成
    される前記ウインドウ特定情報が該フレームメモリのナ
    ンバである請求項7ないし9に記載のマルチ動画ウイン
    ドウの重ね合わせ表示制御装置。
  11. 【請求項11】外部からn個の映像情報を通信アダプタ
    を経由して入力し、各映像情報をn個の動画ウインドウ
    として表示手段に表示するマルチ動画ウインドウシステ
    ムにおける表示制御装置であって、 上記各動画ウインドウの表示領域を指定する表示領域指
    定情報をそれぞれ記憶したn個の表示領域指定情報記憶
    手段と、 各画素の位置において優先して表示されるべき動画ウイ
    ンドウを特定する画素ごとの優先度情報を記憶した優先
    度情報記憶手段と、 前記n個の映像情報をそれぞれ入力しカスケード接続さ
    れたn段の2入力切り替え手段と、 前記表示領域指定情報と前記優先度情報に基づいて、該
    n段の2入力切り替え手段に対する画素ごとの切り替え
    信号を生成する判定手段とを備えたことを特徴とするマ
    ルチ動画ウインドウの重ね合わせ表示制御装置。
  12. 【請求項12】前記2入力切り替え手段が、ディジタル
    信号の切り替えスイッチである請求項11に記載のマル
    チ動画ウインドウの重ね合わせ表示制御装置。
  13. 【請求項13】前記2入力切り替え手段が、2つのビデ
    オ信号を重ね合わせできるスキャンコンバータである請
    求項11に記載のマルチ動画ウインドウの重ね合わせ表
    示制御装置。
  14. 【請求項14】前記各動画ウインドウの周囲の表示枠の
    表示領域を指定する枠領域指定情報をそれぞれ記憶した
    枠領域指定情報記憶手段と、該表示枠のそれぞれの表示
    色を指定する枠色指定情報記憶手段とを、さらに備えた
    請求項7ないし13に記載のマルチ動画ウインドウの重
    ね合わせ表示制御装置。
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