JPH05346508A - ホログラムレンズ及びそれを用いた表示装置 - Google Patents

ホログラムレンズ及びそれを用いた表示装置

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JPH05346508A
JPH05346508A JP17940792A JP17940792A JPH05346508A JP H05346508 A JPH05346508 A JP H05346508A JP 17940792 A JP17940792 A JP 17940792A JP 17940792 A JP17940792 A JP 17940792A JP H05346508 A JPH05346508 A JP H05346508A
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hologram
lens
hologram lens
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JP17940792A
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English (en)
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Takasato Taniguchi
尚郷 谷口
Hideki Morishima
英樹 森島
Toshiyuki Sudo
敏行 須藤
Yoko Yoshinaga
曜子 吉永
Tatsu Kobayashi
辰 小林
Susumu Matsumura
進 松村
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 観察視野が広く均一の明るさで観察すること
ができる0ff−axis型のホログラムレンズ及びそ
れを用いた表示装置を得ること。 【構成】 画像表示器からの画像情報に基づく光束を所
定方向に回折させて、該画像情報と他の画像情報とを空
間的に重畳させて同一視野で観察する為のホログラムレ
ンズであって、該ホログラムレンズはN.Aが等しい複
数の要素ホログラムからなるoff−axis型である
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホログラムレンズ及びそ
れを用いた表示装置に関し、例えばホログラムレンズを
光束結合素子として用い、画像表示器からの画像情報と
前方視野(ホログラムレンズ背後)の自然風景等の他の
画像情報とを空間的に重畳させて、双方の画像情報を同
一視野で観察するような場合に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】多層膜反射面やホログラム光学素子等の
光学的に透明な光束結合素子を用いて、表示素子からの
表示情報(画像情報)と外界の光景等の画像情報とを同
一視野内で空間的に重畳して観察するようにした表示装
置は、一般にヘッドアップディスプレイ装置と呼ばれ、
各分野で多用されている。
【0003】又、該ヘッドアップディスプレイ装置の光
学装置の部品を小型にする為に、前記光束結合素子を観
察者の眼に比較的近い場所に設け、光学装置をヘルメッ
トに装着した表示装置はヘルメットマウントディスプレ
イ装置(HMD装置)と呼ばれ、航空機の操縦時の表示
装置、ゲーム等の娯楽用、又は人工現実感(Artificial
Reality)用の表示装置等の様々な応用が提案されてい
る。
【0004】図10は米国特許第3,940,204号
広報に記載されている表示装置としてのHMD装置の光
路図である。
【0005】CRT(不図示)の画像表示面101から
射出した表示光は、プリズムシステム102を透過し
て、リレーレンズ103へ入射する。該リレーレンズ1
03は、適当な曲率を有するバイザー(不図示)上に形
成されたホログラムコンバイナ105の近傍の中間結像
面104に表示光を結像する。該中間結像点から発散光
となった表示光は、レンズ作用を有するホログラムコン
バイナ105によって略平行光束にされ観察者の瞳10
6に入射する。従って、観察者は無限遠に結像したCR
Tの画像(虚像)を前方の風景107に重畳して観察す
ることができる。
【0006】この表示装置において、ホログラムコンバ
イナが大きなoff−axis配置になっているため
に、該ホログラムコンバイナ105は複雑な収差を生じ
る。その為、本従来例ではプリズムシステム102やC
RTの画像表示面101を傾けて配置し、ホログラムコ
ンバイナ105で発生する収差を補正するように構成さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の表示装置はホロ
グラムコンバイナで発生する諸収差をプリズムシステム
を傾けたり、リレーレンズを構成する一部のレンズを偏
心させたりして補正していた。この為装置全体が複雑化
し、又高い組立精度が要求されていた。
【0008】この他、従来の表示装置において観察視野
を広くする為にはホログラムコンバイナを大きくしなけ
ればならず、それに伴いホログラムコンバイナから発生
する収差が増大するという問題点があった。
【0009】これに対してホログラムコンバイナの増大
を防止しつつ観察視野の拡大を図ったヘッドアップディ
スプレイ装置(表示装置)が例えば米国特許第3807
829号や米国特許第3915548号等で提案されて
いる。
【0010】そこではコンバイナとして同一寸法の複数
の要素ホログラムより成るホログラムアレイをoff−
axis(軸外し)配置して用いている。
【0011】しかしながらこの表示装置では観察者の眼
に入射する各光束間でN.A(開口数)が異なってきて
明るさが不均一となるという問題点があった。
【0012】即ち、軸上光束のホログラムへの入射角を
θin、軸外光束の画角をw、観察者の瞳径をaとする
と入射光束のホログラム面上での寸法Hは、 H=a/cos(θin+w) で表される。
【0013】このうち、+方向の軸外光束が入射するホ
ログラム寸法は画角の増大と共に大きくなってくる。こ
の結果、一般のヘッドアップディスプレイ装置やヘルメ
ットマウントディスプレイ装置(HMD装置)にこのよ
うな分割したホログラムレンズアレイ(コンバイナ)を
用いるとCRT等の画像表示器上の各点から発する各光
束の立体角が異なってくる為にコンバイナ(ホログラム
レンズアレイの別機能)を介して重畳された画像は各要
素ホログラムの寸法に対応して明るさが不均一になると
いう問題点があった。
【0014】この他、従来のHMD装置ではプリズムシ
ステムを傾けてホログラムコンバイナの軸上コマ収差を
補正している。しかしながらホログラムコンバイナから
はコマ収差のほかに非点収差も多く発生してくる。
【0015】例えば観察者の瞳位置(入射瞳)近傍にホ
ログラム記録光束の発散光源点を置き、射出瞳近傍に収
束するあと1つの記録光束とを干渉させたホログラムコ
ンバイナでは結像面上で軸上の非点隔差は約13mm、
画角±20°では約5〜15mm程度ある。この為、画
像情報を良好に観察するのが大変難しいという問題点が
あった。
【0016】本発明はホログラムレンズアレイの構成を
適切に設定することにより、画像表示器からの画像情報
と他の画像情報とを空間的に重畳させて広い観察視野で
均一の明るさで観察することができるoff−axis
型のホログラムレンズ及びそれを用いた表示装置の提供
を目的とする。
【0017】この他本発明はホログラムコンバイナを介
して画像表示器からの画像情報と他の画像情報とを空間
的に重畳して同一視野で観察する際、画像表示器とホロ
グラムコンバイナとの間の光路中にプリズムを設けるこ
とにより、コマ収差や非点収差を良好に補正し、良好な
る画像情報の観察が可能なホログラムレンズ及びそれを
用いた表示装置の提供を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のホログラムレン
ズはoff−axis型のホログラムレンズにおいて、
該ホログラムレンズが複数の要素ホログラムに分割され
ており、かつ、各要素ホログラムのN.Aが等しくなる
ように各要素ホログラムサイズが分割されていることを
特徴としている。
【0019】特に前記ホログラムレンズが体積位相型ホ
ログラムであることを特徴としている。
【0020】本発明のホログラムレンズを用いた表示装
置としては、 (1−イ)画像表示器からの画像情報に基づく光束を
N.Aが等しい複数の要素ホログラムから成るoff−
axis型のホログラムレンズを介し、所定方向に回折
させて、該画像情報と該ホログラムレンズの背後の画像
情報とを空間的に重畳させて同一視野で観察するように
したことを特徴としている。
【0021】(1−ロ)画像表示器からの画像情報に基
づく光束をホログラムレンズを介して回折させて、該画
像情報と該ホログラムレンズの背後の画像情報とを空間
的に重畳させて同一視野で観察する際、該画像表示器と
該ホログラムレンズとの間の光路中にプリズムを設けた
ことを特徴としている。
【0022】特に前記画像表示器と前記ホログラムレン
ズとの間の光路中にリレーレンズを設けたこと、前記画
像表示器と前記プリズムとの間の光路中にリレーレンズ
を設けたこと、前記プリズムは前記ホログラムから生じ
る非点収差を補正するように配置していること、前記ホ
ログラムレンズはコマ収差を補正する波面を用いて作製
されていること、前記リレーレンズは前記ホログラムレ
ンズのコマ収差を補正していること、そして前記リレー
レンズは偏心レンズを有していること等を特徴としてい
る。
【0023】この他本発明のホログラムレンズは画像表
示器からの画像情報に基づく光束を所定方向に回折させ
て、該画像情報と他の画像情報とを空間的に重畳させて
同一視野で観察する為のホログラムレンズであって、該
ホログラムレンズはN.Aが等しい複数の要素ホログラ
ムを有するoff−axis型より成っていることを特
徴としている。
【0024】
【実施例】図1は本発明のホログラムレンズの実施例1
の要部概略図である。
【0025】同図において3はoff−axis型のホ
ログラムレンズである。本実施例ではホログラムレンズ
3は3つの要素ホログラム31,32,33を有するホ
ログラムレンズアレイより成る場合を示している。2は
基板であり、その面上にホログラムレンズ3を形成して
いる。1は絞り面であり、表示装置に適用したときの観
察者の瞳に担当している。5は像面であり、表示装置に
適用したときの画像表示器の画像情報の位置に相当して
いる。107は自然風景等の他の画像情報であり、像面
5に画像情報を配置したときホログラムレンズ3を介し
て双方の画像情報を空間的に重畳して同一視野で観察し
ている。
【0026】次にホログラムレンズアレイ3を垂直方向
に3つの要素ホログラムより構成した場合の光学特性に
ついて説明する。
【0027】まず軸上光束についての説明を行う。同図
では光束は絞り面1から基板2上のホログラムレンズア
レイ3へ入射角θ1 で入射する。このうち要素ホログラ
ム31は軸上光束を角度θ2 で光束4として反射回折す
る。このとき要素ホログラム31は入射角度θ1 で入射
してきた光束に対してのみブラッグ条件を満足するよう
に構成しており、収束性の光束4へと波面変換して像面
5上の結像点F1に集光している。
【0028】絞り面1からの光束は同じ入射角度θ1
ホログラムレンズアレイ3のうちの他の要素ホログラム
32,33へも入射する。しかしながらこれら要素ホロ
グラム32,33は入射角度θ1 ではブラッグ条件を満
足せず所定の回折効率を有していない。本実施例ではこ
のようにして軸上光束のみが要素ホログラム31で回折
し結像点F1に集光するようにしている。
【0029】一方、画角+wでホログラムレンズアレイ
3に入射する光束に対しては、要素ホログラム32での
みブラッグ条件を満足し、結像点F2ヘ集光するように
している。同様に、画角−wで入射する光束に対しては
結像点F3へ集光するようにしている。
【0030】本実施例ではホログラムレンズアレイ3に
よって結像させる光束の中心波長を530mmとし、ホ
ログラムレンズアレイ3の中心C1へ入射する入射角度
θ1=60°、回折角をθ2 =20°とし、該要素ホロ
グラム31の焦点距離をf31=50mmとしている。該
要素ホログラム31の中点C1での格子定数は面内格子
ピッチPc1=1.011μmである。
【0031】更に、該要素ホログラム31がブラッグ条
件を満足する光軸上の光束径をφ10mmとしている。
該要素ホログラム31の最も下の端の点C2では、面内
格子ピッチPc2=1.4466μmであり、回折角は2
9.98°である。又、最も上の端の点C3では、面内
格子ピッチPc3=0.7396μmであり、回折角は
8.59°に設定している。該要素ホログラム31の開
口数(N.A)はN.A=0.36となる様に分割し、
その寸法は20mmに設定している。
【0032】次に、結像面5上の結像点F3へ集光する
要素ホログラム32について説明を行う。説明を簡単に
する為に、該要素ホログラム32は画角+w=10°に
対応するものとして説明を行う。尚、この画角wはof
f−axis型のホログラムレンズアレイ3の仕様によ
って、適宜変更して設計されている。
【0033】本実施例においては、該要素ホログラム3
2の焦点距離をf32=45mmとし、N.A=0.36
と設定している。このとき、要素ホログラム31の最上
端の点C3は、該要素ホログラム32の最下端の点にも
対応している。この点C3での面内格子ピッチはPc3
0.7396μmであるから、この点C3へ画角+w=
10°、つまり入射角70°で入射する光線は回折角1
2.89°で回折される。
【0034】従って、該要素ホログラム32のN.Aは
0.36に設定されているので、該要素ホログラム32
の最上端の点C4では、面内格子ピッチPc4=0.48
74μm、回折角−8.49°(−符号は面法線から入
射光線が存在する象現に回折光が含まれていることを示
す。)となっている。
【0035】そこで本実施例では該要素ホログラム32
の寸法を約17mmに分割している。同様にして、画角
−w=−10°で使用される要素ホログラム33は、焦
点距離f33=60mmに設定しており、N.A=0.3
6で約30mmの寸法に分割している。
【0036】以上、本発明のホログラムレンズアレイの
垂直方向の分割方法について説明を行ったが、本実施例
では水平方向についても、同様にN.Aを一定にする様
に分割している。
【0037】図2は図1のホログラムレンズ3を光束結
合素子としてヘルメットマウントディスプレイ装置(H
MD装置)に適用したときの実施例1の要部概略図であ
る。図2において図1で示した要素と同一要素には同符
番を付している。
【0038】本実施例ではハロゲンランプ等の光源8か
ら発せられた光束は適宜な形状を有するランプハウス7
で略平行光とし、画像表示器の画像情報としての液晶表
示素子6を照明している。液晶表示素子6の表示面5上
の点F1の画像情報から発せられる光束4は、ガラスや
プラスチック等の透明な基板2上に形成されたホログラ
ムレンズアレイ3へ入射する。
【0039】該ホログラムレンズアレイ3は光束4に対
してのみブラッグ条件を満足する要素ホログラム31を
有しており、光束4は該要素ホログラム31でのみ反射
回折され観察者の瞳1へ入射する。このとき、要素ホロ
グラム31は光束4をわずかな発散光束へ変換するレン
ズ作用を有している。観察者は表示面5の点F1の画像
情報をホログラムレンズアレイ3の前方の点F1aから
発散してきた光束4aに基づく虚像として観察してい
る。
【0040】同様の理由により、液晶表示素子6の表示
面5上の点F2,F3の画像情報から発光した光束は、
それぞれ要素ホログラム32,33によってのみ観察者
の瞳1方向へ反射回折される。これにより、点F2,F
3の画像情報をホログラムレンズアレイ3の前方の点F
2a,F3aから発散してきた光束に基づく虚像として
観察している。
【0041】以上の如く、液晶表示素子6の表示面5上
の各点は各要素ホログラム31,32,33で反射回折
され、虚像面9を形成する。
【0042】尚、本発明では白色光源を使用しても、要
素ホログラムは波長選択性(回折効率の波長依存性)を
有している為に、ブラッグ条件を満足する中心波長λ0
の光束で回折効率のピークを有している。このとき半値
全幅を2Δλとすると、該要素ホログラムは入射してき
た白色光のうち、λ0 −Δλからλ0 +Δλの光束に対
してのみ反射回折作用を生じる。この為、本実施例では
光源としてハロゲンランプを使用している。
【0043】又、当然のことながら、ハロゲンランプか
らの光束と必要な波長の光束のみも透過する干渉フィル
ターを用いても良い。又、本実施例では各要素ホログラ
ム31,32,33はそれぞれ良好に収差補正された領
域61,62,63を有しており、各領域61a,62
a,63aからなる虚像面9上の点はほとんど無収差に
近い点像となって観察できる。
【0044】以上本実施例では、反射off−axis
型のホログラムレンズアレイを用いてヘルメットマウン
トディスプレイ装置を構成したが、透過off−axi
s型のホログラムレンズアレイを用いても同様に構成す
ることができる。
【0045】更に、本実施例では前記ホログラムレンズ
アレイ3の像面と液晶表示素子6の表示面5を一致させ
て構成した場合についてのみ説明したが、リレーレンズ
を用いて、CRTや液晶表示素子の表示面をリレーレン
ズの中間結像面へ変換し、該中間結像面が本実施例の表
示面5(ホログラムレンズアレイの物面)に一致する様
に構成しても良い。
【0046】又、光源の不必要な波長光をカットする為
のコールドミラーや赤外カットフィルター等を適宜使用
して表示装置を構成しても良い。
【0047】本実施例においては、一つの波長光に対し
てのみ回折効率を有するホログラムレンズアレイを用い
て表示装置を構成したが、回折中心波長が赤、青、緑で
ある様なホログラムレンズアレイを組み合わせて、同様
の表示装置を構成することも可能であり、これによれば
多色表示やフルカラー表示も行うことができる。
【0048】図3は本発明のホログラムレンズの実施例
2の模式図である。
【0049】本実施例ではホログラムレンズアレイを5
×5の要素ホログラムより構成した場合を示している。
【0050】図中(i,j)(i,j=−2〜2)で示
される要素ホログラムは、光軸となる点C1を含む軸上
光束用の要素ホログラム(0,0)に対して、それぞれ
垂直方向、水平方向の各画角の番号を示している。例え
ば要素ホログラム(i,j)=(2,2)では垂直方向
に画角+w=+20°、水平方向に画角+w=+20°
であり、要素ホログラム(i,j)=(−1,+1)は
垂直方向に画角−10°、水平方向に画角+10°の入
射光束に対して作用する要素ホログラムを示している。
【0051】前述した様に、垂直方向については画角w
が+符号で大きいほど、要素ホログラムの分割寸法は小
さい。
【0052】しかしながら、水平方向については(0,
0)番目の要素ホログラムの点C1を通る線AA´に対
して対称となる為に、±wの画角の要素ホログラムの分
割寸法は等しくなる。つまりi=0となる各要素ホログ
ラムが最小の分割寸法となる。
【0053】本実施例ではこの様に各要素ホログラムの
寸法及び光学作用を特定することにより、各要素ホログ
ラムのN.Aを一定にして均一な明るさの画像情報の観
察を可能としている。
【0054】尚、本発明においてホログラムレンズアレ
イを構成する要素ホログラムの数は要素ホログラム間の
境界で面内格子ピッチが等しく、かつ入射角と回折角が
格子方程式を満足する様に接続し、更に各要素ホログラ
ムがその要素ホログラムを利用する画角の光束に対して
のみブラッグ条件を満足する様に設定すればいくつあっ
ても良い。
【0055】尚、以上の各実施例では反射型のoff−
axis型ホログラムレンズアレイについて説明した
が、透過型のoff−axis型ホログラムレンズアレ
イについても同様に適用可能である。
【0056】次に本発明のoff−axis型のホログ
ラムレンズアレイの作成方法について図1の要素ホログ
ラム31を例にとり説明する。尚、他の要素ホログラム
についても作成方法は基本的に同じである。
【0057】まず、図1に示すように要素ホログラム3
1は、該ホログラムの面上の点C1で面内格子ピッチP
c1=1.011μm、格子傾き角φC1=11.04°、
格子間隔dc1=0.1937μmとなる格子定数を有す
る。
【0058】点C2ではPc2=1.2375μm、φC2
=9.15°、dc2=0.1968μm、点C3ではP
c3=0.8390μm、φC3=13.14°、dc3
0.1907μmである。
【0059】そこで図4を用いてこれらの格子定数を有
する要素ホログラムを記録波長514.5nmのアルゴ
ンイオンレーザを用いて屈折率1.5の感光材料に記録
する方法について説明する。
【0060】図4においてアルゴンイオンレーザ11か
ら射出した波長514.5nmのレーザ光は、ハーフミ
ラー12で2つの光束に分け、各々コリメータレンズシ
ステム13a,13bで平行光束にしている。
【0061】このうち一方の平行光束Laは光軸に対し
てβ1を傾けて配置したレンズシステム15へ入射し、
ミラー16で反射させている。ミラー16からの反射光
束19は透明な基盤17上に塗布または貼付された感光
材料18へ入射する。該入射光束19は前記レンズシス
テム15の画角β1の軸外光束となっており、本発明に
よるoff−axis型のホログラムレンズのoff−
axis配置によって生じる収差や、使用(再生)時の
波長(本実施例では530nmである)と記録光波長
(514.5nm)との波長差によって生じる収差等を
補正する為の逆収差を発生させている。
【0062】他方の平行光束Lbはミラー20で反射さ
せ、光軸に対してβ2傾けて配置したレンズシステム2
1で、収差を含む収束光束22として感光材料18へ入
射させている。
【0063】これらの各光束19,22はそれぞれ入射
角θr1,θr2で感光材料18に互いに対向する側から入
射させて干渉させている。これより反射型のホログラム
を記録している。
【0064】尚、本実施例に用いる記録材料18として
は、重クロム酸ゼラチン、フォトポリマー、銀塩感材等
種々のものが使用できるが、図4に示す実施例ではフォ
トポリマーを使用している。
【0065】図5は記録光学系の感光材料18へ入射す
る2光束19,22を誇張して示した光線の説明図であ
る。
【0066】図6は本要素ホログラム31の面上の各点
C1,C2,C3における記録レーザ光の入射角を示す
説明図である。
【0067】 図中点C1でθri(C1)=69.88°,θr2(C
1)=25.49° 点C2でθri(C2)=70.95°,θr2(C2)=
19.39° 点C3でθri(C3)=69.02°,θr2(C3)=
31.20° であり、点C1から光束19の1次結像点P1迄の距離
は約600mm、点C1から光束19の結像点P2迄の
距離は約88mmになっている。
【0068】前述した様に要素ホログラム31の寸法
(点C2から点C3までの長さ)は20mmである。レ
ンズシステム21と感光材料18との間の距離を50m
mにしたので、レンズシステム21のレンズ径は約30
mmである。
【0069】本発明では以上説明した方法を用いて、各
要素ホログラムをステップ&リピート法の様な手段によ
って記録することによってホログラムレンズアレイを作
製している。このとき他の要素ホログラムを記録する際
に、該要素ホログラムの中心への光束入射角はミラー1
6,20を回転させて行っている。又、要素ホログラム
の寸法に応じて各入射光束19,22をマスク(不図
示)や、液晶等の空間光変調器(不図示)を用いたりす
ることによって制限している。
【0070】本実施例では回転対称なレンズシステムの
軸外光束による収差光束を用いて要素ホログラムを記録
する方法を用いたが、シリンドリカルレンズや偏心させ
たレンズを含むレンズシステム等の様な記録光学系を用
いることも可能である。
【0071】又、収差発生の為のレンズシステム15,
21へは平行光束を入射させているが、本実施例のコリ
メーションシステム13の代わりに凹レンズや凸レン
ズ、顕微鏡対物レンズ等を用いて発散光にしてレンズシ
ステム15,21を有限結像系にして構成しても良い。
【0072】以上の様に実施例1ではoff−axis
型のホログラムレンズアレイを各要素ホログラムのN.
Aが等しくなる様に各要素ホログラムの寸法を設定し、
これによりホログラム全面に渡って明るさが均一な広画
角のoff−axis型のホログラムレンズアレイを構
成している。
【0073】又、該off−axis型のホログラムレ
ンズアレイを用いて、CRTや液晶表示素子からの画像
情報光を観察者の瞳へ反射回折させ、前記画像情報を観
察する際、輝度ムラのない大画面の表示装置を構成して
いる。
【0074】図7は本発明のホログラムレンズを用いた
表示装置の実施例2の要部概略図である。
【0075】本実施例ではハロゲンランプ等の光源71
から発せられた光束は適宜な形状を有するランプハウス
72で略平行光束になり、画像情報としての液晶表示素
子73を照明する。該液晶表示素子73上の各点から発
せられる光束はプリズム74で該入射光束に後述するホ
ログラムレンズ76と逆符号の非点収差を与え、ガラス
やプラスチック等の透明な基板75上に形成されたホロ
グラムレンズ76へ入射する。
【0076】該ホログラムレンズ76はプリズム74で
与えられた非点収差と逆符号の非点収差を生じている。
この為に、該ホログラムレンズ76に入射した光束はバ
ランス良く収差補正された略平行な光束となって観察者
の瞳77へ入射する。
【0077】これにより観察者はホログラムレンズ76
の前方に液晶表示素子3で形成された画像情報を虚像と
して他の画像情報80と空間的に重畳して同一視野で観
察している。
【0078】前記ホログラムレンズ76は入射光束に対
し、特定の波長域の光束に対してのみ反射回折光率を有
している(ブラッグ回折)。この為、入射光束が白色光
であっても前記波長域の色光で画像情報の観察ができる
ようにしている。
【0079】本実施例では特定の波長域の光束のみを透
過するフィルターを設けていないが、不要な波長光をカ
ットしたり、ホログラムレンズによる色収差を防ぐため
に干渉フィルター等のフィルターを設けても良い。
【0080】同様に、光源71で生じる熱や赤外線の対
策としてコールドミラーや赤外カットフィルター等を用
いても良い。
【0081】次に本実施例の構成上の各要素の具体的な
数値例について説明する。
【0082】本実施例に用いたホログラムレンズ6の製
造方法としては、例えば波長514.5nmのアルゴン
レーザからのコヒーレント光をハーフミラー等で2つの
光束に分割し、このうち一方の光束を乾板から50mm
の位置から発散する発散光束(記録光束)として、入射
角0°(垂直入射)で入射させている。
【0083】又、他方の光束を看板から100mmの位
置に集光する収束光束として、入射角34°で前記記録
光束に対して対向する方向から乾板に入射させている。
そして該2つの光束による干渉縞を記録、現像したもの
を使用している。
【0084】感光材料としては重クロム酸ゼラチン、銀
塩感材、フォトポリマー等種々のものが使用できるが、
本実施例ではフォトポリマーを用いている。
【0085】又、本実施例に用いるプリズム74は屈折
率1.91の光学ガラスからなるプリズム頂角が約16
°、中心厚が約5mmでホログラムレンズ76から約2
1mmの位置に光軸と約5度をなす角度で配置してい
る。又、前記プリズム74と液晶表示素子73との間の
距離は約8mmである。更に、前記液晶表示素子73は
光軸に対して約4°の角度で傾けて配置している。
【0086】図8は本発明のホログラムレンズを用いた
表示装置の実施例3の要部概略図である。
【0087】本実施例では図7の実施例2に比べて液晶
表示素子73とプリズム74との間にリレーレンズ78
を設けたことと、該プリズム74を前記リレーレンズ7
8の中間結像面79近傍に配置したことが異なってお
り、その他の構成は略同じである。
【0088】次に実施例2と異なる点を中心に説明す
る。
【0089】リレーレンズ78は材質の屈折率が1.7
55、焦点距離が約14mmの両凸面の単レンズより成
っている。ホログラムレンズ76とプリズム74とで生
じる収差を補正するために、該リレーレンズ78の軸外
収差を用いている。このため該リレーレンズ78の少な
くとも一部のレンズは光軸に対して適当な偏心、傾きを
与えて構成している。
【0090】液晶表示素子73と該リレーレンズ78と
の間の距離は約26mmで、該リレーレンズ78とプリ
ズム74との間の距離は約23mm、該プリズム74と
ホログラムレンズ76との間の距離は約37mmであ
る。該プリズム74は材質の屈折率が1.487、プリ
ズム頂角が約10°、中心厚が約4mmであって、第1
面(リレーレンズ側の面)は光軸に対して略垂直に配置
している。
【0091】本実施例においてはリレーレンズ78によ
ってもホログラムレンズ76によって生じる収差を補正
するようにして、これによりより良好なる収差補正を行
っている。
【0092】図9は本発明のホログラムレンズを用いた
表示装置の実施例4の要部概略図である。
【0093】本実施例では図7の実施例2に比べて液晶
表示素子73とプリズム74との間にリレーレンズ78
を設けたことと、該プリズム74を前記リレーレンズ7
8の中間結像面79よりも前記リレーレンズ78に近い
位置に配置したことが異なっており、その他の構成は略
同じである。
【0094】次に実施例2と異なる点を中心に説明す
る。
【0095】リレーレンズ78は材質の屈折率が1.7
55、焦点距離が約15mmの両凸面の単レンズより成
っている。ホログラムレンズ76とプリズム74とで生
じる収差を補正するために、該リレーレンズ78の軸外
収差を用いている。このため該リレーレンズ78は光軸
に対して適当な偏心、傾きを与えて構成している。
【0096】液晶表示素子73と該リレーレンズ78と
の間の距離は約27mmで、該リレーレンズ78とプリ
ズム74との間の距離は約16mm、該プリズム74と
ホログラムレンズ76との間の距離は約50mmであ
る。該プリズム74は材質の屈折率が1.487、プリ
ズム頂角が約5°、中心厚が約1.5mmであって、第
1面(リレーレンズ側の面)は光軸に対して約30°傾
けて配置している。
【0097】本実施例においてはリレーレンズ78によ
ってもホログラムレンズ76によって生じる収差を補正
するようにして、これによりより良好なる収差補正を行
っている。
【0098】本実施例では実施例3に比べてプリズム7
4を小さくすることができるという特徴がある。
【0099】以上の実施例2,3,4において使用した
ホログラムレンズ76は、前述した如く発散光束と収束
光束の2光束の干渉により作製しているが、これら記録
光束に収差を与えて、ホログラムを記録し、該ホログラ
ムの再生時(使用時)に生じる収差を補正するようにし
て作製しても良い。
【0100】又、これまでの実施例2,3,4において
プリズム76により非点収差を発生させていたが、本発
明の表示装置において生じるコマ収差の補正は記録光束
にコマ収差を与えてホログラムレンズを作製し、このと
き得られるホログラムレンズを用いて構成しても良い。
【0101】以上のように実施例2,3,4によれば画
像表示器からの画像情報光をホログラムレンズによって
観察者の瞳方向へ回折して画像情報を虚像として観察す
る際、画像表示器とホログラムレンズとの間にプリズム
を設けることにより、ホログラムレンズによって生じる
非点収差を良好に補正し、解像度の高い鮮明な画像情報
を観察することができる表示装置を構成している。
【0102】
【発明の効果】本発明によれば以上のようにホログラム
レンズアレイの要素ホログラムサイズを適切に設定する
ことにより、画像表示器からの画像情報と他の画像情報
とを空間的に重畳させて広い観察視野で均一の明るさで
観察することができるoff−axis型のホログラム
レンズ及びそれを用いた表示装置を達成することができ
る。
【0103】この他、本発明によればホログラムコンバ
イナを介して画像表示器からの画像情報と他の画像情報
とを空間的に重畳して同一視野で観察する際、画像表示
器とホログラムコンバイナとの間の光路中にプリズムを
設けることによりコマ収差や非点収差を良好に補正し、
良好なる画像情報の観察が可能な表示装置を達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のホログラムレンズアレイの実施例1
の要部概略図
【図2】 本発明のホログラムレンズを用いた表示装置
の実施例1の概略図
【図3】 本発明のホログラムレンズの実施例2の説明
【図4】 本発明のホログラムレンズの作製方法の要部
概略図
【図5】 本発明のホログラムレンズの記録光束の説明
【図6】 本発明のホログラムレンズの記録光束の説明
【図7】 本発明のホログラムレンズを用いた表示装置
の実施例2の要部概略図
【図8】 本発明のホログラムレンズを用いた表示装置
の実施例3の要部概略図
【図9】 本発明のホログラムレンズを用いた表示装置
の実施例4の要部概略図
【図10】 従来のホログラムレンズを用いた表示装置
の要部概略図
【符号の説明】
1,77 絞り面(瞳) 2,75 基板 3,76 ホログラムレンズ 4 光束 5 像面(画像情報) 6,73 画像表示器 7,72 ランプハウス 8,71 光源 74 プリズム 78 リレーレンズ 80 画像情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉永 曜子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小林 辰 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 松村 進 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 off−axis型のホログラムレンズ
    において、該ホログラムレンズが複数の要素ホログラム
    に分割されており、かつ、各要素ホログラムのN.Aが
    等しくなるように各要素ホログラムサイズが分割されて
    いることを特徴とするoff−axis型のホログラム
    レンズ。
  2. 【請求項2】 画像表示器からの画像情報に基づく光束
    をN.Aが等しい複数の要素ホログラムから成るoff
    −axis型のホログラムレンズを介し、所定方向に回
    折させて、該画像情報と該ホログラムレンズの背後の画
    像情報とを空間的に重畳させて同一視野で観察するよう
    にしたことを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】 前記ホログラムレンズが体積位相型ホロ
    グラムであることを特徴とする請求項1のホログラムレ
    ンズ。
  4. 【請求項4】 前記ホログラムレンズが体積位相型ホロ
    グラムであることを特徴とする請求項2の表示装置。
  5. 【請求項5】 画像表示器からの画像情報に基づく光束
    をホログラムレンズを介して回折させて、該画像情報と
    該ホログラムレンズの背後の画像情報とを空間的に重畳
    させて同一視野で観察する際、該画像表示器と該ホログ
    ラムレンズとの間の光路中にプリズムを設けたことを特
    徴とする表示装置。
  6. 【請求項6】 前記画像表示器と前記ホログラムレンズ
    との間の光路中にリレーレンズを設けたことを特徴とす
    る請求項5の表示装置。
  7. 【請求項7】 前記画像表示器と前記プリズムとの間の
    光路中にリレーレンズを設けたことを特徴とする請求項
    5の表示装置。
  8. 【請求項8】 前記画像表示器の中間結像面を前記プリ
    ズムと前記ホログラムレンズとの間、又は前記プリズム
    近傍に設けることを特徴とする請求項7の表示装置。
  9. 【請求項9】 前記プリズムは前記ホログラムから生じ
    る非点収差を補正するように配置していることを特徴と
    する請求項5の表示装置。
  10. 【請求項10】 前記ホログラムレンズはコマ収差を補
    正する波面を用いて作製されていることを特徴とする請
    求項5の表示装置。
  11. 【請求項11】 前記リレーレンズは前記ホログラムレ
    ンズのコマ収差を補正していることを特徴とする請求項
    6又は7の表示装置。
  12. 【請求項12】 前記リレーレンズは偏心レンズを有し
    ていることを特徴とする請求項11の表示装置。
  13. 【請求項13】 画像表示器からの画像情報に基づく光
    束を所定方向に回折させて、該画像情報と他の画像情報
    とを空間的に重畳させて同一視野で観察する為のホログ
    ラムレンズであって、該ホログラムレンズはN.Aが等
    しい複数の要素ホログラムを有するoff−axis型
    より成っていることを特徴とするホログラムレンズ。
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