JPH05345408A - インキ転移機構の湿度・温度調整装置 - Google Patents

インキ転移機構の湿度・温度調整装置

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JPH05345408A
JPH05345408A JP32114992A JP32114992A JPH05345408A JP H05345408 A JPH05345408 A JP H05345408A JP 32114992 A JP32114992 A JP 32114992A JP 32114992 A JP32114992 A JP 32114992A JP H05345408 A JPH05345408 A JP H05345408A
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JP
Japan
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ink
humidity
temperature
ink transfer
transfer roll
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JP32114992A
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Inventor
Eiji Ota
英二 太田
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Isowa Corp
Original Assignee
Isowa Industry Co Ltd
Isowa Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インキ転移機構の周囲温度や湿度が変化して
も、段ボールシートへの刷上がり状態を良好に保つ。 【構成】 版胴44の上方に、インキ転移ロール50と
絞りロール52とを備えるインキ転移機構48が配設さ
れる。両ロール50,52に近接する外周に、所要の間
隔を保持して長手方向の略全長に亘って囲繞するように
金属性の支持板64が設けられる。支持板64の内面
に、保液性物質を材質とするカバー体62が内貼りされ
る。インキ転移機構48の上方に、インキ貯留部Aにイ
ンキを供給するインキ供給装置54が配設される。前記
カバー体62に所要量の水を含浸させることにより、該
カバー体62と両ロール50,52との間に画成される
空間S内の温度および湿度の安定化を図り得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、インキ転移機構の湿
度・温度調整装置に関し、更に詳細には、低粘度で高度
の速乾性を有するグリコール系インキを使用するに際
し、周囲の温度や湿度が変化しても段ボールシートへの
刷上がり状態を良好に保ち得る湿度・温度調整装置に関
するものである。
【0002】
【従来技術】段ボールシートに印刷を行なう方法として
は、所謂プリスロ印刷とフレキソ印刷とが一般に知られ
ている。前者のプリスロ印刷は、粘度の高いグリコール
系インキを使用し、該インキを多くのゴムロールにより
練って均一にしてから、版胴に装着した印版に転移させ
ることを内容としている。このプリスロ印刷は、印刷の
仕上りに光沢があると共に、インキは循環させないので
インキ消費量が少なくて済む利点がある。しかしその反
面として、印刷後の乾燥にかなりの時間を要し、またイ
ンキ転移のためのロールが多段化して機構が複雑化する
欠点を内在している。
【0003】後者のフレキソ印刷は、流動性に富む低粘
度の水性インキを使用するものであって、インキ乾燥が
速いため印刷後にダイカッタ等の次工程へ直ちに送るこ
とができ、インキ転移機構を極めて簡単になし得る等の
利点を有している。その反面、プリスロ印刷に比べると
光沢がなく、またインキを常に循環させるシステムを採
用しているので、色替えの際は多量の水でロールおよび
循環系を洗浄する必要がある。このためインキの損失を
生ずると共に、洗浄廃液の処理設備が必要となってコス
ト高となる欠点を有している。このようにプリスロ印刷
とフレキソ印刷とは、その使用するインキの性状に応じ
て、殆ど相反し合う長所と短所とを夫々有している。そ
して段ボールシートの印刷に関しては、フレキソ印刷の
長所が着目され、プリスロ印刷からフレキソ印刷への転
換が広く行なわれるに至っている。
【0004】ところで最近の業界は、多品種かつ少量の
段ボールシートを加工する小ロット対応に迫られてお
り、その傾向は年を追って顕著なものとなっている。こ
れを印刷機に関して考察すると、多種・少量の段ボール
シートの印刷に対応するために、限られた時間内で色替
えを行なう必要があることを意味する。しかるに前記小
ロットの印刷に伴う頻繁なオーダ変更の要請に対して
は、先にフレキソ印刷の短所で述べた如く、色替えに時
間を要する対応が不充分である。また、洗浄廃液を処理
する問題も内在している。このような小ロットの印刷に
対しては、色替え時間が短いことから、本来はプリスロ
印刷がこれに適している。しかしプリスロ印刷は、それ
自体として前述した諸欠点を有しているものであり、小
ロットの印刷に対応し得るという利点とても、これらの
欠点を補填し得るものではなかった。
【0005】しかるに近年の傾向としてインキの改良が
進み、フレキソインキに近い低粘度と極めて高い速乾性
とを有するグリコール系のインキが開発されるに至って
いる。例えば、特開平2−99382号公報には、ビヒ
クルの溶媒としてグリコールに、インキ総量に対し5%
〜50%の水を加えた凸版印刷用インキ組成物が、第1
411434号として特許されている旨が記載されてい
る。また同公報には、このグリコール型インキは先のプ
リスロ印刷およびフレキソ印刷の何れの印刷機にも使用
可能である旨が記載されている。そして先に述べたフレ
キソ印刷の利点に鑑み、該グリコール型インキはフレキ
ソ印刷機に使用されて、小ロットの印刷に伴う頻繁なオ
ーダ変更の要請に好適に対応しているのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したグリコール型
インキは、極めて高い速乾性を有しているが、該インキ
中のグリコール対水の含有比はかなり厳密なものであ
る。このために、その含有比が変ると段ボールシートに
施した印刷の色目も変化してしまう。従って同一ロット
での印刷中は、色目変化を抑えて一定の刷上がり状態を
保持することが、品質管理の点から重要である。しかし
ながら、このグリコール型インキを使用して段ボールシ
ートにフレキソ印刷を行なう場合、往々にして色目変化
を来してしまうことがある。例えばグリコール型インキ
は、始めからメーカーサイドがグリコール対水の含有比
を設定したものが、ユーザーに供給されるようになって
おり、この含有比をユーザーが適宜変更し得るものでは
ない。但し、夏場と冬場との湿度差を考慮して、夏季用
と冬季用とで含有比を変えたグリコール型インキがメー
カーから市販されている。
【0007】しかるに同じ夏場での使用であっても、乾
燥した日と雨が降っている日とでは大気中の含有湿度が
大幅に相違するため、これが段ボールシートの刷上がり
状態に大きな影響を与えることとなっている。すなわ
ち、周囲温度が高くかつ空気が乾燥している場合は、イ
ンキ転移機構におけるアニロックスロール等の表面に付
着したグリコール型インキから水分が蒸発し、このため
初期に設定されたグリコール対水の含有比が変動し、従
って刷上がり時の段ボールシートの色目に変化を来すこ
ととなるものである。このような不都合に対する一つの
解決策として、先に触れた特開平2−99382号公報
に係る「グリコール型インキの印刷方法」が提案されてい
る。これは、ビヒクルの溶媒としてグリコールに、イン
キ総量に対し5%〜50%の水を加えた凸版印刷用イン
キを用いるに際し、印刷ロールに接触する空気の湿度
を、インキ中のグリコール対水の含有比に合わせて調整
しつつ印刷することを内容としている。すなわちこの方
法では、インキ転移機構を覆ったカバーの内部に、使用
するインキのグリコール対水の含有比を変化させない最
適な湿度に設定した空気を供給するものである。
【0008】しかるに、前記インキ転移機構はカバーに
より完全に密閉されているわけではないので、該カバー
内を一定湿度に保持するためには常に一定湿度の空気を
供給し続けなければならず、ランニングコストが嵩む難
点が指摘される。また前記方法では、湿度のみを調節し
ているが、カバー内の湿度が一定であったとしても、周
囲温度が変化することによって、刷上がり時の段ボール
シートの色目に影響を与えることがあり、この点に関し
ての対策が不充分であった。
【0009】
【発明の目的】この発明は、グリコール型インキを使用
してフレキソ印刷を行なうに際し内在している前記の課
題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたもので
あって、インキ転移機構の周囲温度および湿度が変化し
た場合であっても、該インキ中のビヒクル溶媒としての
グリコールに対する水分割合を一定に保持して段ボール
シートへの色目変化を抑え、刷上がり状態を良好に保ち
得るインキ転移機構の湿度・温度調整装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を達成するため本発明は、印版を装着した版
胴と、この版胴に対向配置した圧胴と、前記版胴に接離
自在に接触回転するインキ転移ロールと、このインキ転
移ロールに隣接配置したインキ量調節部材と、これらイ
ンキ転移ロールとインキ量調節部材との間に、低粘度で
かつ高い速乾性を有するインキを供給する供給手段とを
備え、前記版胴と圧胴との間を通過する段ボールシート
に前記印版を接触させて所要の印刷を行なうようにした
段ボールシート用印刷機において、保液性物質からなる
カバー体を、前記インキ転移ロールとインキ量調節部材
とを近接的に囲繞するよう配置し、該カバー体に水等の
液体を含浸させるようにしたことを特徴とする。
【0011】また前述の課題を克服し、所期の目的を達
成するため本願の別の発明は、印版を装着した版胴と、
この版胴に対向配置した圧胴と、前記版胴に接離自在に
接触回転するインキ転移ロールと、このインキ転移ロー
ルに隣接配置したインキ量調節部材と、これらインキ転
移ロールとインキ量調節部材との間に、低粘度でかつ高
い速乾性を有するインキを供給する供給手段とを備え、
前記版胴と圧胴との間を通過する段ボールシートに前記
印版を接触させて所要の印刷を行なうようにした段ボー
ルシート用印刷機において、前記インキ転移ロールとイ
ンキ量調節部材とを近接的に囲繞するよう配置され、水
等の液体が含浸される保液性物質からなるカバー体と、
前記カバー体とインキ転移ロールおよびインキ量調節部
材との間に画成される空間内の湿度および温度を可変調
節可能な湿度・温度調節手段と、前記空間内に配設され
る湿度・温度検知手段と、前記湿度・温度検知手段の検
出値に基づいて前記湿度・温度調節手段を作動制御する
制御手段とから構成したことを特徴とする。
【0012】更に前述の課題を克服し、所期の目的を達
成するため本願の更に別の発明は、印版を装着した版胴
と、この版胴に対向配置した圧胴と、前記版胴に接離自
在に接触回転するインキ転移ロールと、このインキ転移
ロールに隣接配置したインキ量調節部材と、これらイン
キ転移ロールとインキ量調節部材との間に、低粘度でか
つ高い速乾性を有するインキを供給する供給手段とを備
え、前記版胴と圧胴との間を通過する段ボールシートに
前記印版を接触させて所要の印刷を行なうようにした段
ボールシート用印刷機において、前記インキ転移ロール
とインキ量調節部材とを近接的に囲繞するよう配置さ
れ、水等の液体が含浸される保液性物質からなるカバー
体と、前記カバー体とインキ転移ロールおよびインキ量
調節部材との間に画成される空間内の湿度および温度を
可変調節可能な湿度・温度調節手段と、前記インキ転移
ロールおよびインキ量調節部材との間に供給されるイン
キに浸漬するよう配設され、インキ中のグリコール対水
の含有比および温度を検出する含有比・温度検知手段
と、前記含有比・温度検知手段の検出値に基づいて前記
湿度・温度調節手段を作動制御する制御手段とから構成
したことを特徴とする。
【0013】
【実施例】次に、本発明に係るインキ転移機構の湿度・
温度調整装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面
を参照しながら以下説明する。
【0014】(第1実施例について)図1は、第1実施例
に係る段ボールシートの印刷機の概略側面図、図2は、
図1に示す印刷機のインキ転移機構を斜視状態で略示し
たものである。すなわち図示の印刷機40は、印版42
が着脱自在に装着される版胴44と、段ボールシート4
3のパスラインを挟む下方に対向配置した圧胴46とを
備え、これら版胴44および圧胴46は相互に反対方向
への回転がなされる。前記版胴44の上方には、印版4
2にインキを転移させるためのインキ転移機構48が配
設されている。このインキ転移機構48は、基本的に印
版42に直接インキを転移させるインキ転移ロール50
と、インキ量の調整を行なう絞りロール52とから基本
的に構成されている。インキ転移ロール50の表面に
は、微細な窪みを所要のパターンで凹設したアニロック
スが形成され、これら微細窪みは、一定量のインキを溜
めると共にロール回転時のインキ飛散を防止するべく機
能している。
【0015】前記インキ転移ロール50に隣接して配設
される絞りロール52は、インキ転移ロール50と運転
中は常に接触して、両ロール50,52の長手方向の接
触領域にインキ貯留部Aを画成し得るようになってい
る。また絞りロール52は、インキ転移ロール50に対
して同速若しくは低速で回転して、インキ転移ロール5
0の表面における余剰インキの絞り調整を行なうべく機
能する。なお、インキ転移ロール50と絞りロール52
の軸方向両端部には、インキ貯留部Aを閉成および開放
可能な堰部材(図示せず)が配設され、その閉成時にイン
キや洗浄液(後述)を該貯留部Aに貯留し得るようになっ
ている。
【0016】前記インキ転移ロール50と絞りロール5
2との上方には、両ロール50,52の間に画成された
インキ貯留部Aにインキを供給するインキ供給装置54
が配設されている。ここで、段ボールシート43の印刷
機40に使用される印版42はゴム凸版であるから、印
刷時のインキ供給量の管理により印刷仕上りが左右され
る。供給量が多ければ、マージナルゾーンを生じて仕上
りが不良になると共に、シート上での乾燥が遅れて裏写
りしたり、後工程までの時間が長くなる。また供給量が
少な過ぎると、印刷面にカスレや抜けを生ずる。そこで
該インキ供給装置54は、インキ供給量を印刷物の図柄
に合わせて、必要個所に重点的にインキを供給し得るよ
うになっている。すなわち、図2に示す如く前記両ロー
ル50,52と水平に設けたレール56に、ヘッド58
が左右走行可能に載架され、このヘッド58から延出さ
せたノズル60は、その開口部を前記インキ貯留部Aの
上方に臨ませている。従ってこのノズル60からのイン
キは、インキ転移ロール50と絞りロール52との間の
インキ貯留部Aに供給され、その長手方向(ロール軸方
向)に貯留される。但しこの印刷機40に使用されるイ
ンキは、先に述べた如きグリコール型インキであって、
フレキソ印刷機のように循環させる必要はない。
【0017】また前記インキ供給装置54には、適宜の
固定位置に配置した洗浄液タンクに接続された洗浄液供
給管(何れも図示せず)が配設され、該洗浄液供給管の開
口部をインキ貯留部Aに臨ませるようになっている。そ
して段ボールシート43における印刷オーダの変更等に
伴う色替えに際して、前記インキ貯留部Aに洗浄液供給
管を介して、洗浄液を供給し得るよう構成されている。
【0018】なおインキ転移機構48は、絞りロール5
2の回転軸を中心として、前記インキ転移ロール50を
所要角度範囲で変位させ得るよう構成されている。更
に、図示しないが絞りロール52に近接して、該ロール
52に接離自在にスクレーパが配設され、インキ洗浄時
にスクレーパをロール52に接触させることにより絞り
ロール52に転移しているインキを除去し得るようにな
っている。すなわち前記インキ転移機構48を、絞りロ
ール52の回転軸を中心として変位させることにより、
インキ転移ロール50を前記版胴44の印版42に接
触させて、インキを該印版42に転移させるインキ転移
位置と、インキ転移ロール50を印版42から離間す
ると共に、絞りロール52にスクレーパを接触すること
により、インキを除去可能なインキ洗浄位置とを選択し
得る。
【0019】次に、前記インキ転移機構48に関連し
て、周囲温度および空気中の湿度の高低によっても、グ
リコール型インキ中のグリコールに対する水分割合を一
定に保持する目的で、保液性物質を材質とするカバー体
62が配設されている。すなわちインキ転移ロール50
と絞りロール52とに近接する外周に、図1に示す如
く、所要の間隔を保持して両ロール50,52を、その
長手方向の略全長に亘って囲繞するように金属性の支持
板64が設けられ、この支持板64の内面に所要厚みで
カバー体62が内貼りされている。そしてこのカバー体
62に所要量の水を含浸させることにより、該カバー体
62と両ロール50,52との間に画成される空間Sを
所要湿度に保つことができ、周囲温度および湿度の安定
化を図ることができる。なお、カバー体62および支持
板64は、前記版胴44と干渉しないようになっている
ことは勿論である。
【0020】前記カバー体62としては、所要量の水等
の液体を含浸可能なものであればよく、例えばフェルト
やスポンジ、あるいは外部との通気性を有する袋体等に
高吸液性樹脂を充填したもの等が好適に使用可能であ
る。なおカバー体62は、支持板64により外部(ロー
ル50,52から離間する側)に対して露出しないよう構
成してあるので、該カバー体62に含浸させた水が短時
間で蒸発するのを防止することができる。更にカバー体
62に含浸させる液体としては、水に限定されるもので
なく、インキの質等に影響を与えることのない液体であ
ればよい。前記インキ洗浄時に使用されるスクレーパ
は、前記空間S内に配設したり、カバー体62および支
持板64の適宜位置にスリット(図示せず)を形成し、該
スリットを介してスクレーパを絞りロール52に接離さ
せるようにしてもよい。
【0021】前記支持板64およびカバー体62の前記
インキ貯留部Aと対応する位置に、図2に示す如く、そ
の長手方向に沿ってスリット64a,62aが形成さ
れ、前記インキ供給装置54のノズル60は、該スリッ
ト64a,62aに挿通されて貯留部Aの上方に開口部
が臨むよう構成してある。またインキ供給装置54をレ
ール56に沿って移動する場合は、ノズル60はスリッ
ト64a,62a内を移動して、インキ貯留部Aの必要
個所へのインキ供給に支障を来たすことがないようにな
っている。
【0022】前記カバー体62に水を供給する手段とし
ては、例えば図3に示す如く、カバー体62の適宜位置
(実施例では各ロール50,52の上方)に、所要間隔で
多数の通孔66aを穿設した散水管66を長手方向に沿
って埋設する。そして、図示しない水供給源から散水管
66に水を供給することにより、該水は各通孔66aを
介してカバー体62に湿潤する。なお、前記インキ転移
ロール50または絞りロール52とカバー体62の間
に、温度または湿度を検出するセンサを配設し、該セン
サの検出値に応じて水の供給を制御するようにしてもよ
い。
【0023】このように図1および図2に示す印刷機で
は、前記インキ転移ロール50と絞りロール52との配
設領域を、水を含浸させたカバー体62で囲繞してい
る。これら両ロール50,52の間に画成されるインキ
貯留部Aには、前記インキ供給装置54のノズル60か
ら供給したグリコール型インキが貯留されている。従っ
て、周囲温度が高くて乾燥している場合であっても、前
記空間Sは所要の湿度に保たれているので、インキ中の
含有水分の逃出が防止され、このためグリコール対水の
含有比が略一定に保たれる。また、降雨時の如く空気中
の含有湿分が高い場合においても、前記カバー体62に
より空間Sの湿度は一定に保たれているので、大気中の
湿分がグリコール型インキに吸収されるのを防止するこ
とができ、従って該インキ中でのグリコール対水の含有
比を一定に保持し得る。更に両ロール50,52を支持
板64およびカバー体62で囲繞しているので、外気温
の変動によって空間S内の温度が大きく変動するのを防
止することができ、常に一定の条件で印刷を行ない得
る。
【0024】なお従来のフレキソインキにおいても、グ
リコールを含むものがあり、このグリコールを含む水性
インキを使用する場合においても、第1実施例に係るカ
バー体62を使用することにより、グリコール対水の含
有比を一定に保持して、常に一定の条件での印刷を行な
うことができる。
【0025】(第2実施例について)図4は、第2実施例
に係る印刷機の要部を概略側面で示すものであって、イ
ンキ転移ロール50に近接して、長尺板体からなるスク
レーパ状の調節板68が転移ロール50の回転方向に対
して順方向に、その先端を接線方向に沿って指向させて
いる。この調節板68はモータ70に接続され、該モー
タ70の正逆付勢により、その先端とロール表面との間
隔を調節自在に構成されて、インキ転移ロール50の表
面におけるインキ量を調節するべく機能する。またイン
キ転移ロール50と調節板68との間に、その長手方向
に沿ってインキ貯留部Aが画成され、前記インキ供給装
置54のノズル60を介してグリコール型インキが供給
されるようになっている。
【0026】このような構成を有する印刷機において、
インキ転移ロール50と調節板68に近接する周囲に、
両部材50,68を囲繞するよう支持板64が配設さ
れ、該支持板64の内面に保液性物質を材質とするカバ
ー体62が内貼りされている。このように構成した第2
実施例に係る印刷機においても、水を含浸させたカバー
体62により、インキ転移ロール50と調節板68との
周囲空間Sにおける温度および湿度の安定化を図ること
ができる。従って、周囲が乾燥している場合に、インキ
貯留部Aに貯留されているインキおよびインキ転移ロー
ル50の表面に付着するインキ中の含有水分の逃出が防
止され、このためグリコール対水の含有比が略一定に保
たれる。また、降雨時の如く空気中の含有湿分が高い場
合においても、大気中の湿分がグリコール型インキに吸
収されるのを防止することができ、従って該インキ中で
のグリコール対水の含有比を一定に保持し得る。
【0027】(第3実施例について)図5は、第3実施例
に係る印刷機の要部を概略側面で示すものであって、そ
の基本構成は第1実施例と同一である。但し前記カバー
体62の内部には、その長手方向に沿って延在する複数
の散水管66とヒータ72とが所定間隔離間して交互に
埋設されている。各散水管66には、前述した如く、多
数の通孔66aが穿設されており、図示しない水供給源
から供給された水を該通孔66aを介してカバー体62
に供給するよう構成されている。この散水管66と水供
給源との間には給水弁74が配設され、該給水弁74は
制御手段76により開閉制御されるようになっている。
またヒータ72は、切換えスイッチ78を介して電源に
接続され、該スイッチ78は制御手段76によりON−
OFF制御されてカバー体62の温度調節を行ない得る
よう構成されている。更に、前記カバー体62における
前記インキ貯留部Aの上方に臨む位置に、前記空間S内
の湿度および温度を検出可能な湿度・温度検知手段80
が配設され、該検知手段80による検出値は、図6に示
すように制御手段76に入力されるよう構成されてい
る。
【0028】すなわち第3実施例では、試験や試運転等
により得られたデータにより設定した最適な湿度および
温度を前記制御手段76に予め設定記憶させ、印刷機の
運転に際して前記湿度・温度検知手段80で検出された
実際の検出値と設定値とを比較した結果を基に、前記給
水弁74および切換えスイッチ78を制御して空間S内
の湿度および温度を一定に保持するよう構成される。例
えば湿度に関する調節に際しては、設定値に対して検出
値が高いときには、前記切換えスイッチ78をON作動
してヒータ72によりカバー体62を加温する。これに
より、カバー体62および前記空間S内の水分が蒸発し
て湿度が低下する。また逆に設定値に対して検出値が低
いときには、給水弁74を開放して散水管66を介して
カバー体62に水を供給することにより、空間Sの湿度
を高める。次に、温度に関する調節に際しては、設定値
に対して検出値が高いときにはカバー体62に水を供給
してカバー体62および空間Sの温度を低下させる。そ
して設定値に対して検出値が低い場合には、ヒータ72
によりカバー体62を加温して空間S内の温度を高め
る。
【0029】このようにして、湿度・温度検知手段80
による検出値と予め設定した設定値とを比較しながら、
給水弁74および切換えスイッチ78を作動制御するこ
とにより、空間Sは常に一定の湿度および温度に保持さ
れる。従ってインキ中でのグリコール対水の含有比を一
定に保持し得ると共に、常に一定の条件で印刷を行なう
ことができる。
【0030】(第4実施例について)図7は、第4実施例
に係る印刷機の要部を概略側面で示すものであって、そ
の基本構成は第3実施例と同一である。但しこの実施例
では、前記インキ貯留部Aに貯留されるインキ中に検知
手段82が浸漬されるようになっている。すなわち、前
記カバー体62における前記インキ貯留部Aの上方に臨
む位置にブラケット84が垂設され、該ブラケット84
の下端部に検知手段82が配設されている。この検知手
段82は、インキ中のグリコール対水の含有比を検出す
ると共に、インキ温度を検出する機能を備えている。
【0031】そして、第4実施例では、前記制御手段7
6にインキ中のグリコール対水の含有比およびインキ温
度の最適値を予め設定記憶させておき、該設定値と前記
含有比・温度検知手段82による実際の検出値とを比較
した結果を基に、前記給水弁74および切換えスイッチ
78を作動制御することにより、前記空間S内の湿度お
よび温度を一定に保持するよう設定される。すなわち、
インキ中のグリコール対水の含有比およびインキ温度
は、該インキに接触する空間S内の空気の湿度および温
度に影響されるものであるため、該空間S内の湿度およ
び温度を一定に保つことにより、インキ中のグリコール
対水の含有比およびインキ温度も一定に保持され、段ボ
ールシートへの色目変化を抑え、刷上がり状態を常に良
好に保ち得る一定条件で印刷を行なうことができる。
【0032】(第5実施例について)図8は、第5実施例
に係る印刷機の要部を概略側面で示すものであって、そ
の基本構成は第3実施例と同一である。但しこの実施例
では、前記空間S内の温度を可変調節する手段として温
風を使用するよう構成されている。すなわち、前記カバ
ー体62に、前記散水管66の配設位置と干渉しない位
置に複数の管体86が配設され、各管体86の空間S内
に臨む部位に、その長手方向に所定間隔で複数の通孔
(図示せず)が穿設されている。またこの管体86は、制
御手段76により作動制御される切換え弁等を介して温
風供給源に接続され、前記湿度・温度検知手段80の検
出値と制御手段76で予め設定された設定値に基づいて
温風を空間S内に供給するよう構成される。なお、第4
実施例の如く、インキ貯留部Aに浸漬させた含有比・温
度検知手段82の検出値と設定値とを比較して、温風の
供給を制御するようにしてもよい。また温風は、インキ
転移ロール50に転移したインキに悪影響を与えない程
度に設定されていることは勿論である。
【0033】なお実施例では、可動式のインキ供給装置
を使用する場合につき説明したが、本願はこれに限定さ
れるものでなく、固定式のインキ供給装置を使用するも
のであってもよい。例えば適宜の固定位置に配置したイ
ンキ供給装置から導出したノズルを、絞りロールおよび
インキ転移ロールとカバー体との間、または調節板およ
びインキ転移ロールとカバー体との間に画成される空間
内に長手方向一端部から挿通し、該ノズルを介してイン
キ貯留部にインキを供給するようにする。この場合は、
カバー体および支持板にスリットを形成する必要はなく
なる。また固定位置に配設したインキ供給装置から導出
したパイプを、適宜の移動手段によりインキ貯留部の長
手方向に沿って移動させるようにしてもよい。
【0034】更に、第3実施例〜第5実施例では、前記
空間内の温度を可変調節する手段としてヒータまたは管
体を介して供給される温風を利用した場合につき説明し
たが、本願はこれに限定されるものでなく、例えばヒー
タや管体を配設することなく、散水管に供給される水の
温度を調節することにより、空間内の温度を調節するよ
うにしてもよい。また第2実施例の構成において、第3
実施例〜第5実施例の構成を適宜採用し得ること勿論で
ある。
【0035】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るインキ
転移機構の湿度・温度調整装置によれば、低粘度でかつ
高い速乾性を有するグリコール型インキを使用して、段
ボールシートへの印刷を行なうに際し、周囲温度が高く
て乾燥している場合であっても、降雨時の如く空気中の
湿度が高い場合であっても、水等の液体を含浸したカバ
ー体により転移機構のインキ転移ロールとインキ量調節
部材とを囲繞することにより、転移機構の周囲温度およ
び湿度を一定に保ち、インキ中のビヒクル溶媒としての
グリコールに対する水分割合を一定に保持することがで
きる。このために、段ボールシートへの色目変化を抑
え、刷上がり状態を常に良好に保ち得るものである。
【0036】また、空間内の湿度および温度を湿度・温
度検知手段により検出した値に基づいて積極的に調節す
るようにしたので、湿度および温度を常に一定に保つこ
とができ、段ボールシートへの色目変化を抑え、刷上が
り状態を常に良好に保ち得る状態で印刷を行ない得る。
更に、インキに浸漬した含有比・温度検知手段によりイ
ンキ中のグリコール対水の含有比およびインキ温度を検
出し、この検出値に基づいて空間内の湿度および温度を
積極的に調節することにより、常に一定条件で印刷を行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る湿度・温度調整装置
が採用される印刷機の概略側面図である。
【図2】図1に示す印刷機において、インキ転移機構の
概略構成を示す要部斜視図である。
【図3】湿度・温度調整装置の縦断側面図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る湿度・温度調整装置
が採用される印刷機の要部を示す概略側面図である。
【図5】本発明の第3実施例に係る湿度・温度調整装置
が採用される印刷機の要部を示す概略側面図である。
【図6】図5に示す印刷機の湿度・温度調節を行なう制
御部のブロック図である。
【図7】本発明の第4実施例に係る湿度・温度調整装置
が採用される印刷機の要部を示す概略側面図である。
【図8】本発明の第5実施例に係る湿度・温度調整装置
が採用される印刷機の要部を示す概略側面図である。
【符号の説明】
42 印版 43 段ボールシート 44 版胴 46 圧胴 50 インキ転移ロール 52 絞りロール 60 ノズル 62 カバー体 64 支持板 66 散水管 68 調節板 72 ヒータ 76 制御手段 80 湿度・温度検知手段 82 含有比・温度検知手段 86 管体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印版(42)を装着した版胴(44)と、この版
    胴(44)に対向配置した圧胴(46)と、前記版胴(44)に接離
    自在に接触回転するインキ転移ロール(50)と、このイン
    キ転移ロール(50)に隣接配置したインキ量調節部材(52,
    68)と、これらインキ転移ロール(50)とインキ量調節部
    材(52,68)との間に、低粘度でかつ高い速乾性を有する
    インキを供給する供給手段(60)とを備え、前記版胴(44)
    と圧胴(46)との間を通過する段ボールシート(43)に前記
    印版(42)を接触させて所要の印刷を行なうようにした段
    ボールシート用印刷機において、 保液性物質からなるカバー体(62)を、前記インキ転移ロ
    ール(50)とインキ量調節部材(52,68)とを近接的に囲繞
    するよう配置し、 該カバー体(62)に水等の液体を含浸させるようにしたこ
    とを特徴とするインキ転移機構の湿度・温度調整装置。
  2. 【請求項2】 印版(42)を装着した版胴(44)と、この版
    胴(44)に対向配置した圧胴(46)と、前記版胴(44)に接離
    自在に接触回転するインキ転移ロール(50)と、このイン
    キ転移ロール(50)に隣接配置したインキ量調節部材(52,
    68)と、これらインキ転移ロール(50)とインキ量調節部
    材(52,68)との間に、低粘度でかつ高い速乾性を有する
    インキを供給する供給手段(60)とを備え、前記版胴(44)
    と圧胴(46)との間を通過する段ボールシート(43)に前記
    印版(42)を接触させて所要の印刷を行なうようにした段
    ボールシート用印刷機において、 前記インキ転移ロール(50)とインキ量調節部材(52,68)
    とを近接的に囲繞するよう配置され、水等の液体が含浸
    される保液性物質からなるカバー体(62)と、 前記カバー体(62)とインキ転移ロール(50)およびインキ
    量調節部材(52,68)との間に画成される空間(S)内の湿度
    および温度を可変調節可能な湿度・温度調節手段(66,7
    6,86)と、 前記空間(S)内に配設される湿度・温度検知手段(80)
    と、 前記湿度・温度検知手段(80)の検出値に基づいて前記湿
    度・温度調節手段(66,76,86)を作動制御する制御手段(7
    6)とから構成したことを特徴とするインキ転移機構の湿
    度・温度調整装置。
  3. 【請求項3】 印版(42)を装着した版胴(44)と、この版
    胴(44)に対向配置した圧胴(46)と、前記版胴(44)に接離
    自在に接触回転するインキ転移ロール(50)と、このイン
    キ転移ロール(50)に隣接配置したインキ量調節部材(52,
    68)と、これらインキ転移ロール(50)とインキ量調節部
    材(52,68)との間に、低粘度でかつ高い速乾性を有する
    インキを供給する供給手段(60)とを備え、前記版胴(44)
    と圧胴(46)との間を通過する段ボールシート(43)に前記
    印版(42)を接触させて所要の印刷を行なうようにした段
    ボールシート用印刷機において、 前記インキ転移ロール(50)とインキ量調節部材(52,68)
    とを近接的に囲繞するよう配置され、水等の液体が含浸
    される保液性物質からなるカバー体(62)と、 前記カバー体(62)とインキ転移ロール(50)およびインキ
    量調節部材(52,68)との間に画成される空間(S)内の湿度
    および温度を可変調節可能な湿度・温度調節手段(66,7
    2,86)と、 前記インキ転移ロール(50)およびインキ量調節部材(52,
    68)との間に供給されるインキに浸漬するよう配設さ
    れ、インキ中のグリコール対水の含有比および温度を検
    出する含有比・温度検知手段(82)と、 前記含有比・温度検知手段(82)の検出値に基づいて前記
    湿度・温度調節手段(66,72,86)を作動制御する制御手段
    (76)とから構成したことを特徴とするインキ転移機構の
    湿度・温度調整装置。
  4. 【請求項4】 前記インキ転移ロール(50)とインキ量調
    節部材(52,68)とを近接的に囲繞するよう所要の支持部
    材(64)を配置し、この支持部材(64)の内面に前記保液性
    物質からなるカバー体(62)を内貼りしてなる請求項1,
    2または3記載のインキ転移機構の湿度・温度調整装
    置。
  5. 【請求項5】 前記インキ量調節部材(52)は、絞りロー
    ルである請求項1〜4の何れかに記載のインキ転移機構
    の湿度・温度調整装置。
  6. 【請求項6】 前記インキ量調節部材(68)は、スクレー
    パ状の調節板である請求項1〜4の何れかに記載のイン
    キ転移機構の湿度・温度調整装置。
JP32114992A 1992-04-17 1992-11-04 インキ転移機構の湿度・温度調整装置 Pending JPH05345408A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32114992A JPH05345408A (ja) 1992-04-17 1992-11-04 インキ転移機構の湿度・温度調整装置

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JP12561192 1992-04-17
JP4-125611 1992-04-17
JP32114992A JPH05345408A (ja) 1992-04-17 1992-11-04 インキ転移機構の湿度・温度調整装置

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ID=26461997

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JP (1) JPH05345408A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015147371A (ja) * 2014-02-07 2015-08-20 三菱重工印刷紙工機械株式会社 印刷設備の電力管理システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015147371A (ja) * 2014-02-07 2015-08-20 三菱重工印刷紙工機械株式会社 印刷設備の電力管理システム

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