JPH05344527A - ディジタル閉ループ回路 - Google Patents

ディジタル閉ループ回路

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JPH05344527A
JPH05344527A JP4152129A JP15212992A JPH05344527A JP H05344527 A JPH05344527 A JP H05344527A JP 4152129 A JP4152129 A JP 4152129A JP 15212992 A JP15212992 A JP 15212992A JP H05344527 A JPH05344527 A JP H05344527A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 コアレベルCI でコアリングを行う内側コア
リング回路62と、コアレベルCI より広いコアレベル
O でコアリングを行う外側コアリング回路64とを有
してなる二重コアリングブロック29を設け、内側コア
リング回路62を介して閉ループを収束させた後、外側
コアリング回路64を介する経路に切り換える。 【効果】 閉ループ系において過渡応答が収束した後
に、外部ノイズや量子化ノイズの影響を受けることなく
安定した状態を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ACC(Auto
matic Color Control :自動色飽和度調整)やAGC
(Automatic Gain Control:自動利得制御)回路等のよ
うに、フィードバック経路を設けて閉ループを構成した
ディジタル閉ループ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のフィードバック経路を設けて閉ル
ープを構成したディジタル閉ループ回路としては、例え
ば、テレビジョン受像機やビデオテープレコーダ等に設
けられるいわゆるACC(Automatic Color Control :
自動色飽和度調整)回路やAGC(Automatic Gain Con
trol:自動利得制御)回路等がある。
【0003】例えば、上記ACC回路は、上記テレビジ
ョン受像機において受信電波の変動やアンテナ系の不整
合によって輝度信号と搬送色信号のレベル差が変動する
ことによって画面の飽和度が不規則に変化したり、チャ
ンネルの切り換えで飽和度だけが変化することがあるの
で、上記テレビジョン受像機の復調回路に加える搬送色
信号のレベルを一定に保つように動作する帯域増幅回路
の利得を自動調整するために設けられるものである。こ
のACC回路は、バースト振幅値を基準値と比較して色
飽和度が常に一定のレベルに保たれるよう利得制御を行
うものであり、具体的には、図8に示すように構成され
るものである。
【0004】この図8において、先ず、当該ACC回路
の入力端子21には搬送色信号が供給され、この搬送色
信号が乗算器23を介してレベル検出回路25に送られ
る。当該レベル検出回路25は、上記搬送色信号のレベ
ルを検出するものである。ここで、クロマレベルはバー
スト信号のレベルにより決まるので、上記レベル検出回
路25では、端子22を介して供給されるテレビジョン
受像機の同期偏向系ブロックからのバーストゲートパル
スが例えば“H”(ハイレベル)のときに、上記搬送色
信号のレベルすなわちバースト振幅値を検出する。
【0005】次に、当該ACC回路では、上記レベル検
出回路25からのレベル検出出力とリファレンスとの差
を積分することでループのゲインを決める。すなわち、
このACC回路において、上記レベル検出回路25から
出力されるレベル検出出力は、レベル基準値発生回路2
8からの所定のレベル基準値(リファレンス)が減算信
号として供給されている加算器26に加算信号として送
られる。当該加算器26からは上記レベル基準値と上記
レベル検出出力との差分が得られ、この差分出力が積分
器27に送られる。この積分器27で積分された積分出
力は上記乗算器23に乗算係数として送られる。当該乗
算器23では、上記入力端子21からの搬送色信号に上
記積分器27からの乗算係数が乗算される。この乗算器
23からの乗算信号がACC出力として出力端子24か
ら出力され、後段のデコーダに送られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上述したよう
なACC回路においては、過渡応答が収束した時点で、
上記レベル検出回路25からのレベル検出値と上記レベ
ル基準値発生回路28からのレベル基準値との差分がゼ
ロ(レベル検出−レベル基準値=0)となる。
【0007】ところが、上記ACC回路を例えばディジ
タル化した場合には、量子化に伴う有限語長の影響によ
り、上記レベル基準値付近でレベルが振動したり(ルー
プが振動したり)、外部ノイズや量子化ノイズ等により
レベルが揺すられたり(ループが揺すられたり)する。
すなわち、外部ノイズや量子化ノイズ等の影響で閉ルー
プ系の過渡応答が収束した後でも、上記バースト信号の
レベル検出値が変動して不安定になる場合がある。
【0008】そこで、本発明は、上述のような実情に鑑
みて提案されたものであり、閉ループ系において過渡応
答が収束した後に、外部ノイズや量子化ノイズの影響を
受けることなく安定した状態を得ることができるディジ
タル閉ループ回路を提供することを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のディジタル閉ル
ープ回路は、上述の目的を達成するために提案されたも
のであり、フィードバック経路を設けて閉ループを構成
したディジタル閉ループ回路において、第一のレベル範
囲の入力信号に対して一定レベルの出力信号を発生し、
かつ当該第一のレベル範囲以外の入力信号に対して当該
入力信号のレベルに略比例したレベルの出力信号を発生
する第一のコアリング手段と、上記第一のレベル範囲を
含むと共に当該第一のレベル範囲より広い第二のレベル
範囲の入力信号に対して一定レベルの出力信号を発生
し、かつ当該第二のレベル範囲以外の入力信号に対して
当該入力信号のレベルに略比例したレベルの出力信号を
発生する第二のコアリング手段とを有し、上記第一のコ
アリング手段を介して上記閉ループを収束させた後、上
記第二のコアリング手段を介するようにしたものであ
る。
【0010】
【作用】本発明のディジタル閉ループ回路によれば、先
ず、第一のコアリング手段を介するフィードバック経路
を構成して、この第一のコアリング手段で過渡応答を収
束させた後、この第一のコアリング手段よりもコアレベ
ルの大きい第二のコアリング手段を介するフィードバッ
ク経路に切り換えることで、外部ノイズや量子化ノイズ
等の閉ループ系の不安定要素に対して、より安定な状態
を得るようにしている。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0012】本発明実施例のディジタル閉ループ回路
は、例えば図1に示すACC回路のようにフィードバッ
ク経路を設けて閉ループを構成したディジタル閉ループ
回路であって、第一のレベル範囲(コアレベルCI )の
入力信号(前記加算器26の出力信号)に対して一定レ
ベルの出力信号を発生しかつ当該コアレベルCI 以外の
入力信号に対して当該入力信号のレベルに略比例したレ
ベルの出力信号を発生する第一のコアリング手段である
内側コアリング回路62と、上記コアレベルCIを含む
と共に当該コアレベルCI より広い第二のレベル範囲
(コアレベルCO )の入力信号に対して一定レベルの出
力信号を発生しかつ当該コアレベルCO 以外の入力信号
に対して当該入力信号のレベルに略比例したレベルの出
力信号を発生する第二のコアリング手段である外側コア
リング回路64とからなる二重コアリングブロック29
を有し、上記内側コアリング回路62を介して上記フィ
ードバック経路の閉ループを収束させた後、上記外側コ
アリング回路64を介するフィードバック経路に切り換
えるようにしたものである。
【0013】なお、この図1において、前述した図8と
同様の構成要素には、同一の指示符号を付してその説明
については省略する。
【0014】ここで、本実施例のディジタル閉ループ回
路(ACC回路)においては、前述したようなACC回
路のディジタル化によって発生する上記バースト信号の
レベル検出値の変動(ループの振動等)を防止するため
に、上記フィードバック経路にコアリングをかけるよう
にしている。すなわち、この図1の構成においては、上
記加算器26の後段(上記積分器27の前段)にコアリ
ング処理を行う構成(上記内側コアリング回路62及び
外側コアリング回路64を有する二重コアリングブロッ
ク29)を設けるようにしている。
【0015】なお、上記コアリングとは、例えば図2の
(a) に示すように、コアレベルをC(C>0)とし、コ
アリング手段への入力(コア入力)をx、コアリング手
段からの出力(コア出力)をyとした場合において、上
記コア入力(x)がコアレベル(−C)以下の場合には
コア出力(y)をy=x+Cとし、コア入力(x)がコ
アレベル(+C)以上の場合にはコア出力(y)をy=
x−Cとし、コア入力(x)がコアレベル(−C)及び
(+C)に対して(−C<x<C)の場合にはコア出力
(y)をy=0とするものである。すなわち、x≦−C
のときy=x+Cで、x≦Cのときy=x−Cで、−C
<x<Cのときy=0となる。また、コア無しの場合
(コアレベルを0とした場合)には図2の(a) に示すよ
うに、y=xとなる。
【0016】ところで、本実施例のディジタル閉ループ
回路における前述した量子化に伴う有限語長の影響によ
る上記レベル基準値付近でのループの振動に対しては、
例えば図3の(a) に示すようなコアレベルCI の入力信
号に対して一定レベルの出力信号を発生しかつ当該コア
レベルCI 以外の入力信号に対して当該入力信号のレベ
ルに略比例したレベルの出力信号を発生する上記内側コ
アリング回路62をフィードバック経路に挿入すること
で対応することができる。
【0017】ところが、この場合、前記入力端子21へ
のクロマレベルが例えば小さくなるような場合には、当
該内側コアリング回路62における上記コアレベルCI
を大きくする必要がある。ここで、上記ACC回路にお
いて上記積分器27の前段にてコアリング処理を施すと
いうことは、式(1) に示すように、 a−レベル基準値=±CI ・・・・・(1) で過渡応答が収束することを意味する。ただし、この式
(1) 中のCI は内側コアリング回路62のコアレベル
で、aはバーストレベルである。また、この式(1)は、
式(2) に示すように、 a=レベル基準値±CI ・・・・・(2) と変形できるが、これは、ACC回路がオフセットを持
った状態で過渡応答が終了することを意味する。したが
って、上記内側コアリング回路62における上記コアレ
ベルCI を大きくするということは、オフセットを大き
くすることに等しく好ましくない。
【0018】また、上記内側コアリング回路62によっ
て上記ループの振動が止まったとしても、前述したよう
に、外部ノイズや量子化ノイズ等の影響によって、上記
コアレベルCI 近辺でループが揺すられる。
【0019】このようなことからは、本実施例のディジ
タル閉ループ回路(ACC回路)においては、上記二重
コアリングブロック29内に、上述したようなループの
振動を止めるための図3の(a) に示すような上記コアレ
ベルCI の内側コアリング回路62と共に、上記外部ノ
イズや量子化ノイズ等の影響によってループが揺すられ
る場合の対策として、上記コアレベルCI を含むと共に
当該コアレベルCI より広い図3の(a) に示すような上
記コアレベルCO の入力信号に対して一定レベルの出力
信号を発生しかつ当該コアレベルCO 以外の入力信号に
対して当該入力信号レベルに略比例したレベルの出力信
号を発生する上記外側コアリング回路64をも設けてい
る。
【0020】すなわち、本実施例においては、上記内側
コアリング回路62によって過渡応答が収束した後、コ
アレベルの大きい上記外側コアリング回路64に切り換
えるようにすることで、例えば上記コアレベルCI 近辺
でバーストのレベル検出値が変動したとしてもコア出力
(y)は一定(y=0)となり、ACC回路のループゲ
インを一定にすることを可能としている。また、本実施
例のディジタル閉ループ回路では、このようにコアリン
グ処理を二重に施すようにすることで、上記内側コアリ
ング回路62でのコアレベルCI を小さくすることもで
きるようになっている。
【0021】なお、上記外側コアリング回路64におけ
る上記コアレベルCO については、例えばチャンネル切
り換え時,VTRノイズバー等によりクロマレベルが変
化した場合に、コアが外れるようなレベルに設定してい
る。
【0022】再び図1に戻って、本実施例のディジタル
閉ループ回路の上記二重コアリングブロック29の構成
及び動作について説明する。
【0023】この図1において、前記加算器26の出力
信号(前記差分出力)は、上記二重コアリングブロック
29の入力端子61を介して上記内側コアリング回路6
2及び外側コアリング回路64に送られる。上記内側コ
アリング回路62の出力端子はセレクタ66の被切換端
子aと接続され、上記外側コアリング回路64の出力端
子はセレクタ66の被切換端子bと接続されている。ま
た、このセレクタ66の共通端子は、当該二重コアリン
グブロック29の出力端子67を介して前記積分器27
の入力端子と接続されており、これによりフィードバッ
ク経路が構成されている。したがって、上記セレクタ6
6の何れかの被切換端子を選ぶかによって、上記フィー
ドバック経路に上記コアリング回路62,64の何れが
接続されるかが決定されることになる。
【0024】このようなことから、上述したように上記
内側コアリング回路62で過渡応答を収束させた後上記
外側コアリング回路64側にフィードバック経路を切り
換える制御(セレクタ66の被切換端子の切換制御)を
行うためには、先ず、上記セレクタ66の被切換端子a
側を選ぶと共に上記内側コアリング回路62側のフィー
ドバック経路によるループが収束状態にあるかどうかを
判断し、この内側コアリング回路62側のフィードバッ
ク経路によるループが収束状態になったと判断したなら
ば、上記セレクタ66の被切換端子b側を選ぶような判
断及び切換制御を行わなければならない。
【0025】すなわち、本実施例では、図3の(a) 及び
(b) に示すように、前記コア入力(x)が領域E3 と領
域E4 内にある場合すなわちコアレベルCI 内にある場
合には上記外側コアリング回路64側を選び、前記コア
入力(x)が領域E1 と領域E6 内にある場合すなわち
コアレベルCI 内でもまたコアレベルCO 内でもない場
合には上記内側コアリング回路62側を選ぶようにして
いる。また、前記コア入力(x)が領域E2 と領域E5
内にある場合すなわちコアレベルCO 内でかつコアレベ
ルCI の外となっている場合において、過渡応答が収束
する過程にある場合には上記内側コアリング回路62側
を選び、過渡応答が収束した後で外部ノイズ等により前
記レベル検出回路25のレベル検出値が変化している場
合には上記外側コアリング回路64側を選ぶようにして
いる。
【0026】本実施例においては、上述したような内側
コアリング回路62と外側コアリング回路64の切り換
え選択の判断及び、当該内側コアリング回路62と外側
コアリング回路64を切り換えるためのセレクタ66の
切換制御信号(コア切換信号SEL)の発生を、孤立点
除去回路63及び判定回路65によって行うようにして
いる。
【0027】これら孤立点除去回路63及び判定回路6
5では、以下のようにして上記切り換え選択の判断及び
コア切換信号SELの発生を行うようにしている。
【0028】先ず、上記内側コアリング回路62から
は、図3の(c) に示すような内側コア制御信号CNTI
も出力され、この内側コア制御信号CNTI が上記孤立
点除去回路63に送られる。なお、上記内側コア制御信
号CNTI は、例えば“L”(ローレベル或いは
“0”)のときには上記コア入力(x)が上記内側コア
リング回路62でコアのかからないレベル(コアレベル
I より大)であることを示し、“H”(ハイレベル或
いは“1”)のときには内側コアリング回路62でコア
のかかるレベル(コアレベルCI 内)であることを示し
ている。
【0029】上記孤立点除去回路63は、上記内側コア
制御信号CNTI が例えば連続して“H”となっている
ときに“H”レベルとなると共にそれ以外のときに
“L”レベルとなる孤立点除去信号ISを出力するもの
であり、この孤立点除去信号ISが上記判定回路65に
送られる。なお、上記内側コア制御信号CNTI が連続
して“H”となるときに、上記内側コアリング回路62
のフィードバック経路が収束することになる。
【0030】一方、上記外側コアリング回路64からも
上記内側コアリング回路62と同様で上記コアレベルC
O に対応する信号(図3の(d) に示すような外側コア制
御信号CNTO )が出力されるようになっており、この
外側コア制御信号CNTO も上記判定回路65に送られ
るようになっている。
【0031】当該判定回路65は、上記外側コア制御信
号CNTO と上記孤立点除去信号IS(内側コア制御信
号CNTI )の“H”又は“L”に基づいて、表1に示
すような上記セレクタ66へのコア切換信号SELを出
力するものである。なお、上記セレクタ66は、上記コ
ア切換信号SELが例えば“L”のときに被切換端子a
側が選ばれ、コア切換信号SELが例えば“H”のとき
に被切換端子b側が選ばれるものである。
【0032】
【表1】
【0033】なお、この表1に示すように、前記コア入
力(x)が領域E2 と領域E5 内にある場合の上記内側
コアリング回路62側と外側コアリング回路64側との
切り換えは、具体的には1H前(1水平期間前)の上記
コア切換信号SELが“L”の時は内側コアリング回路
62側に、また1H前(1水平期間前)の上記コア切換
信号SELが“H”のときは外側コアリング回路64側
になるような切り換えを行うようにする。
【0034】すなわち、この表1において、上記判定回
路65は、コア入力(x)が領域E 1 と領域E6 で内側
コア制御信号CNTI と外側コア制御信号CNTO 及び
1H前のコア切換信号SELが全て“L”のときにコア
切換信号SELを“L”とし、コア入力(x)が領域E
2 と領域E5 で内側コア制御信号CNTI と1H前のコ
ア切換信号SELが“L”となり外側コア制御信号CN
O が“H”のときにコア切換信号SELを“L”と
し、コア入力(x)が領域E3 と領域E4 で内側コア制
御信号CNTI と外側コア制御信号CNTO が“H”と
なり1H前のコア切換信号SELが“L”のときにコア
切換信号SELを“H”とし、コア入力(x)が領域E
1 と領域E6 で内側コア制御信号CNTI と外側コア制
御信号CNTO が“L”となり1H前のコア切換信号S
ELが“H”のときにコア切換信号SELを“L”と
し、コア入力(x)が領域E2 と領域E5 で外側コア制
御信号CNTO と1H前のコア切換信号SELが“H”
となり内側コア制御信号CNT I が“L”のときにコア
切換信号SELを“H”とし、コア入力(x)が領域E
3 と領域E4 で内側コア制御信号CNTI と外側コア制
御信号CNTO 及び1H前のコア切換信号SELが全て
“H”のときにコア切換信号SELを“H”としてい
る。
【0035】次に、上記内側コアリング回路62,外側
コアリング回路64の具体的構成を図4に示す。なお、
通常のコアリング回路は、コア入力(x)とコアレベル
Cの大小関係を求めるコンパレータを用いるが、本実施
例では、回路規模を小さくするために当該図4に示す構
成としている。
【0036】この図4において、入力端子31を介して
供給されたコア入力(x)は加算器32に送られると共
に、当該コア入力(x)のサインビット(S0 )はレジ
スタ34に送られる。当該レジスタ34は、上記コア入
力(x)のサインビット(S 0 )が“0”の時(コア入
力(x)が正の時)には保持しているコアレベル(C)
のデータのビット反転を行ってコアレベル(−C)のデ
ータを作って上記加算器32に送り、上記コア入力
(x)のサインビット(S0 )が“1”の時(コア入力
(x)が負の時)には保持しているコアレベルCのデー
タをそのまま上記加算器32に送る。すなわち、上記レ
ジスタ34の出力Rは、S0 =1のときR=Cとなり、
0 =0のときR=−Cとなる。上記加算器32では、
上記コア入力(x)のデータと上記レジスタ34の出力
Rのデータとの加算を行い、その加算出力(A)がセレ
クタ36の一方の被選択端子に送られる。
【0037】また、上記入力端子31を介したコア入力
(x)のサインビット(S0 )は、排他的論理和ゲート
(EX−OR)33の一方の入力端子にも送られるよう
になっている。この排他的論理和ゲート33の他方の入
力端子には、上記加算器32の加算出力のサインビット
(S1 )が供給されるようになっている。すなわち、当
該排他的論理和ゲート33では、上記コア入力(x)と
上記加算出力(A)の符号が比較される。ここで、前述
した図2の(a) のy=0となる境界では、上記コア入力
(x)のサインビット(S0 )と上記加算出力(A)の
サインビット(S1 )とが異なるので、これを上記排他
的論理和ゲート33での排他的論理和演算により検出し
ている。当該ゲート33の出力が上記セレクタ36の選
択制御信号入力端子SWに送られるようになっている。
なお、この排他的論理和ゲート33の出力は、端子37
からコア切換信号(内側コア切換信号或いは外側コア切
換信号)として出力されるようにもなっている。
【0038】さらに上記セレクタ36の他方の被選択端
子には、“0”のデータを格納するレジスタ35からの
出力(B)が供給されている。すなわち、当該セレクタ
36は、上記選択制御信号入力端子SWに供給される上
記排他的論理和ゲート33の出力に応じて、上記加算出
力(A)とレジスタ出力(B)のデータを切り換えて出
力するようになっている。ここで、当該セレクタ36
は、例えば上記選択制御信号入力端子SWへのデータ
(ゲート33の出力)が“1”のときに上記レジスタ出
力(B)のデータを出力し、上記選択制御信号入力端子
SWへのデータが“0”のときに上記加算出力(A)の
データを出力するものである。このセレクタ36の出力
がコア出力(y)として端子38に出力される。
【0039】すなわち、この図4に示すコアリング回路
においては、上記排他的論理和ゲート33の出力(コア
切換信号)が“1”のときコア出力(y)はy=B=0
となり、上記排他的論理和ゲート33の出力が“0”の
ときコア出力(y)はy=Aとなる。
【0040】なお、この図4において、内側コアリング
回路62と外側コアリング回路64の構成は略同じであ
り、上記レジスタ34に格納されているデータが異なる
のみである。すなわち、上記内側コアリング回路62の
場合は上記レジスタ34のデータが前記コアレベルCI
のデータとなされ、上記外側コアリング回路64の場合
は上記レジスタ34のデータが前記コアレベルCO のデ
ータとなされる。
【0041】図5には、上記孤立点除去回路63の具体
的構成を示す。この図5において、当該孤立点除去回路
63の入力端子41には、上記内側コアリング回路62
からの上記内側コア制御信号CNTI が供給される。こ
の内側コア制御信号CNTI は、縦続接続されたn個の
遅延素子421 〜42n に順次送られる。また、上記入
力端子41を介した上記内側コア制御信号CNTI 及び
各遅延素子421 〜42n の各出力は、(n+1)入力
の論理積ゲート(ANDゲート)43の各入力端子に送
られる。この論理積ゲート43の出力が孤立点除去信号
ISとして出力端子44から出力される。
【0042】すなわち、この図5の孤立点除去回路63
は、本実施例のACC回路が収束したがどうかの判断を
簡単な構成で行うためのものであって、当該孤立点除去
回路63によれば、上記内側コアリング回路62でのコ
アがかかっていることを示す連続する“H”の上記内側
コア制御信号CNTI が供給された場合には、本実施例
のACC回路が収束したことを示す“H”の孤立点除去
信号ISを出力し、その他の場合には、“L”の孤立点
除去信号ISを出力するようになっている。
【0043】図6には上記判定回路65の具体的構成を
示す。この図6において、当該判定回路65の入力端子
51には内側コア制御信号CNTI が供給され、入力端
子52には外側コア制御信号CNTO が供給される。上
記入力端子51は排他的論理和ゲート53の一方の入力
端子と接続され、上記入力端子52は当該排他的論理和
ゲート53の他方の入力端子と接続されている。また、
上記入力端子51は2入力の論理和ゲート(ORゲー
ト)54の一方の入力端子とも接続され、上記入力端子
52は2入力の論理和ゲート55一方の入力端子とも接
続されている。
【0044】さらに、上記排他的論理和ゲート53の出
力端子は、上記論理和ゲート55の他方の入力端子と接
続されると共に、上記論理和ゲート54からの出力Aが
一方の被選択端子に供給され論理和ゲート55からの出
力Bが他方の被選択端子に供給されるセレクタ56の選
択制御信号入力端子SWとも接続されている。
【0045】上記セレクタ56は、上記排他的論理和ゲ
ート53の出力が選択制御信号Sとして供給され、した
がって、この選択制御信号Sに応じて上記出力Aと出力
Bとが切り換えられる。このセレクタ56の出力は遅延
素子57を介して上記論理和ゲート54の他方の入力端
子に送られると共に、前記コア切換信号SELとして出
力端子58から出力される。
【0046】すなわち、この図6に示す判定回路65に
おいては、上記構成により前述した表1の動作が行われ
る。言い換えれば、当該判定回路65での動作は、先ず
第一に、内側コアリング回路62よりも先に外側コアリ
ング回路64でのコアがかからない(すなわち外側コア
制御信号CNTO が“H”であっても内側コア制御信号
CNTI が“H”になるまではコアリング回路の切り換
えを行わないこと)と、第二に、内側コアリング回路6
2でのコアがかかった後に外側コアリング回路63に切
り換え、外側コアリング回路64でのコアが外れるま
で、この状態を維持する(すなわち外側コア制御信号C
NTO が“L”になるまでその状態を維持する)ように
し、第三に、外側コアリング回路64でのコアが外れた
ら上記第一の状態に戻るようなものとなされている。
【0047】図7には、本発明の実施例の二重コアリン
グブロック29の他の具体的構成を示す。すなわち、前
述した図1の二重コアリングブロック29が2つのコア
リング回路を有していたのに対し、この図7に示す二重
コアリングブロック29においては、内側コアリング処
理用のコアレベルCI のデータと、外側コアリング処理
用のコアレベルCO のデータとを、それぞれ内側コアリ
ファレンス保持手段74と外側コアリファレンス保持手
段75とに有していて、これら保持手段74,75から
のコアレベルCI とコアレベルCO のデータを、切換ス
イッチ76で切り換え、入力端子71を介してコア入力
(x)が供給されるコアリング回路72に送るようにし
たものである。また、上記切換スイッチ76での切換制
御は、上記コアリング回路72からの前述同様のコア切
換信号SELによりなされる。上記コアリング回路72
からの出力がコア出力(y)として出力端子73から出
力される。
【0048】なお、図示は省略しているが、この図7の
構成には、過渡応答が収束する過程にあるときに外側コ
アリング処理で収束しないようにする回路をも設けてい
る。
【0049】上述したように、本実施例のディジタル閉
ループ回路においては、外部ノイズや量子化ノイズ等の
閉ループ系の不安定要素に対し、一旦、過渡応答が収束
して内側コアリング回路62でのコアがかかった後、そ
れよりコアレベルの大きい外側コアリング回路64に切
り換えることにより、より安定な状態を得ることが可能
となっている。
【0050】すなわち、ディジタル閉ループ回路として
の例えばテレビジョンのACC回路やAGC回路等の負
帰還ループのフィードバック系に、上述したような二重
コアリングブロック29を設けることにより、過渡応答
が収束した後の外部ノイズや量子化エラーに対しても安
定な状態を得ることができるようになる。
【0051】また、本実施例によれば、単体のコアリン
グ回路を用いた場合よりも、コアレベルを小さくできる
ので、オフセットが小さくなる。
【0052】なお、本実施例のような二重コアリングブ
ロック29は、当該ブロック29の出力が“0”である
ときに、前記積分器27の出力が不変であるような完全
積分器に対してのみ有効であり、したがって、ディジタ
ルシステムに適用可能なものである。
【0053】
【発明の効果】上述のように、本発明のディジタル閉ル
ープ回路においては、第一のレベル範囲の入力信号に対
して一定レベルの出力信号を発生しかつこの第一のレベ
ル範囲以外の入力信号に対して入力信号のレベルに略比
例したレベルの出力信号を発生する第一のコアリング手
段と、第一のレベル範囲より広い第二のレベル範囲の入
力信号に対して一定レベルの出力信号を発生しかつこの
第二のレベル範囲以外の入力信号に対して入力信号のレ
ベルに略比例したレベルの出力信号を発生する第二のコ
アリング手段とを有し、第一のコアリング手段を介して
閉ループを収束させた後、第二のコアリング手段に切り
換えてフィードバックを行うようにしたことにより、閉
ループ系において過渡応答が収束した後に、外部ノイズ
や量子化ノイズの影響を受けることなく安定した状態を
得ることを可能としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のディジタル閉ループ回路として
のACC回路の概略構成を示すブロック回路図である。
【図2】コアリング処理を説明するための図である。
【図3】本実施例のディジタル閉ループ回路の二重コア
リングブロックを説明するための図である。
【図4】コアリング回路の具体的構成を示すブロック回
路図である。
【図5】孤立点除去回路の具体的構成を示すブロック回
路図である。
【図6】判定回路の具体的構成を示すブロック回路図で
ある。
【図7】二重コアリングブロックの他の例を示すブロッ
ク回路図である。
【図8】従来のディジタル閉ループ回路の一例としての
ACC回路の概略構成を示すブロック回路図である。
【符号の説明】
23・・・・・乗算器 25・・・・・レベル検出回路 26・・・・・加算器 28・・・・・レベル基準値発生回路 27・・・・・積分器 29・・・・・二重コアリングブロック 62・・・・・内側コアリング回路 63・・・・・孤立点除去回路 64・・・・・外側コアリング回路 65・・・・・判定回路 66・・・・・セレクタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィードバック経路を設けて閉ループを
    構成したディジタル閉ループ回路において、 第一のレベル範囲の入力信号に対して一定レベルの出力
    信号を発生し、かつ当該第一のレベル範囲以外の入力信
    号に対して当該入力信号のレベルに略比例したレベルの
    出力信号を発生する第一のコアリング手段と、 上記第一のレベル範囲を含むと共に当該第一のレベル範
    囲より広い第二のレベル範囲の入力信号に対して一定レ
    ベルの出力信号を発生し、かつ当該第二のレベル範囲以
    外の入力信号に対して当該入力信号のレベルに略比例し
    たレベルの出力信号を発生する第二のコアリング手段と
    を有し、 上記第一のコアリング手段を介して上記閉ループを収束
    させた後、上記第二のコアリング手段を介することを特
    徴とするディジタル閉ループ回路。
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