JPH05344134A - 同調型光受信回路およびその光受信方法 - Google Patents

同調型光受信回路およびその光受信方法

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JPH05344134A
JPH05344134A JP4147825A JP14782592A JPH05344134A JP H05344134 A JPH05344134 A JP H05344134A JP 4147825 A JP4147825 A JP 4147825A JP 14782592 A JP14782592 A JP 14782592A JP H05344134 A JPH05344134 A JP H05344134A
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amplifier
circuit
photodetector
tuning
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Makoto Shibuya
真 渋谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受光レベルが大きい場合にも低歪みである同
調型光受信回路を実現する。 【構成】 光検出器4の負荷抵抗として用いられている
可変抵抗素子80の抵抗値を、増幅器出力信号10の強
度に応じて変化させる。これによって受光レベルにかか
わらず増幅器入力レベルが一定値以下に抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信システムにおけ
る同調型光受信回路およびその光受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】同調型光受信回路では、光検出器と増幅
器の間に同調回路が設けられており、同調回路の共振周
波数において光検出器の負荷インピーダンスが高くな
り、光受信回路の回路雑音が抑圧される。従って、無線
信号のように所要帯域と中心周波数の比(比帯域)が小
さい高周波信号を伝送する場合、この同調型光受信回路
を用いることによって高い受信感度を実現することがで
きる。この同調型光受信回路の回路形式としては、例え
ば並列同調型、トランスフォーム同調型、混合同調型、
あるいは3次帯域通過同調型等が知られている。これら
の同調型光受信回路に関して、例えば、G.Jacob
senらによる“Tuned Front−End D
esign for Heterodyne Opti
cal Receivers”,Journal of
Lightwave Technology vo
l.7,No.1,p.105(1989)等の文献に
詳細が記されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の同調型光受信回
路で高い受信感度を実現するには、光検出器の負荷イン
ピーダンスを高くする必要がある。しかし、光検出器の
負荷インピーダンスが高い場合、高レベルの光信号が入
力したときに光受信回路内の増幅器の入力レベルが過大
となり、光受信回路の出力信号に歪みが生じる恐れがあ
る。このような高レベル入力時の歪みは、多数の搬送波
が多重された高周波信号を光伝送する場合、特に大きな
問題となる。
【0004】さらに、同調型光受信回路では、同調周波
数を受信信号の周波数と正確に一致させる必要がある。
しかし、使用部品の特性のばらつき、あるいは経時変化
等によって、同調周波数が受信信号の周波数からずれて
しまうことがある。これは実際に同調型光受信回路を製
造する場合、あるいはこれを使用する場合に問題とな
る。
【0005】本発明の目的は、受光レベルが大きい場合
でも低歪みであり、さらに同調周波数のドリフトを補償
することのできる同調型光受信回路およびその光受信方
法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
光検出器の出力と増幅器との間に同調回路を有する同調
型光受信回路において、光検出器の負荷抵抗としての可
変抵抗素子と、増幅器の出力電圧と基準電圧の差の電圧
を発生する制御回路とを備え、制御回路の出力電圧に応
じた電流を可変抵抗素子に流し、可変抵抗素子の抵抗値
を変えることによって増幅器の入力レベルを一定値以下
に抑えることを特徴としている。
【0007】請求項2記載の発明は、光検出器の出力と
増幅器との間に同調回路を有する同調型光受信回路にお
いて、光検出器の負荷抵抗としてPINダイオードを備
え、光検出器の受光電流をPINダイオードにバイアス
電流として流すことによって増幅器の入力レベルを一定
値以下に抑えることを特徴としている。
【0008】請求項3記載の発明は、光検出器の出力と
増幅器との間に同調回路を有する同調型光受信回路の光
受信方法において、受光レベルに応じて同調周波数を変
化させることによって増幅器の入力レベルを一定値以下
に抑えることを特徴としている。
【0009】請求項4記載の発明は、光検出器の出力と
増幅器との間に同調回路を有する同調型光受信回路の光
受信方法において、増幅器から出力される信号強度に応
じて同調周波数を変化させることによって増幅器の入力
レベルを一定値以下に抑えることを特徴としている。
【0010】請求項5記載の発明は、光検出器の出力と
増幅器との間に同調回路を有する同調型光受信回路にお
いて、光検出器の受光電流が流れる抵抗と、前記抵抗に
おける電圧降下電圧と基準電圧の差の電圧を発生する制
御回路とを備え、制御回路の出力電圧を光検出器のバイ
アス電圧とし、バイアス電圧を変え、同調周波数を変化
させることによって、増幅器の入力レベルを一定値以下
に抑えることを特徴としている。
【0011】請求項6記載の発明は、光検出器の出力と
増幅器との間に同調回路を有する同調型光受信回路にお
いて、同調回路内に設けられた可変容量素子と、増幅器
の出力電圧と基準電圧との差の電圧を発生する制御回路
とを備え、制御回路の出力電圧を可変容量素子に加えて
可変容量素子の容量を変え、同調周波数を変化させるこ
とによって、増幅器の入力レベルを一定値以下に抑える
ことを特徴としている。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明では、光検出器の負荷イン
ピーダンスを光受信回路内の増幅器の出力強度あるいは
受光レベルに応じて変化させる。すなわち高レベルの光
信号が光受信回路に入力した場合、光検出器の負荷に用
いられている可変抵抗素子の抵抗値を下げ、増幅器の入
力レベルを適正値に保つ。
【0013】請求項2記載の発明では、光検出器の受光
電流をこの光検出器の負荷に用いられているPINダイ
オードにバイアス電流として流す。これによって受光レ
ベルが高いほど光検出器の負荷抵抗が低くなるため、高
レベルの光信号が入力した場合でも光受信回路内の増幅
器の入力レベルは、ある一定値以下に抑えられる。
【0014】請求項3,4記載の発明では、受光レベル
あるいは光受信器内の増幅器の出力強度に応じて同調周
波数を変化させる。すなわち高レベルの光信号が光受信
回路に入力した場合、同調回路の同調周波数を受信信号
の周波数からずらし、光受信回路内の増幅器の入力レベ
ルを適正値に保つ。
【0015】請求項5,6記載の発明では、光検出器の
バイアス電圧を変えて光検出器の容量を変化させ、ある
いは同調回路内の可変容量素子の容量を変化させること
によって、光受信回路の同調周波数を制御する。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例について回路図を参照
して説明する。
【0017】図1は、本発明の第1の実施例を示す回路
図である。本実施例では、周波数816.0MHzおよ
び816.3MHzの2波の無線キャリアを同時に受信
する。光受信回路に入力される光信号2は、この2つの
無線キャリアによって、1キャリア当り光変調度10%
で強度変調されている。
【0018】本実施例では、同調回路6としてコンデン
サ40とインダクタ60からなる並列共振回路が用いら
れている。インダクタ60は大容量のコンデンサ42に
よって高周波的に接地されている。光検出器4にはPI
Nフォトダイオードが用いられており、インダクタ60
およびチョークコイル64を介してバイアス電圧Vbが
印加されている。この同調回路6と並列に可変抵抗素子
80が接続されている。この可変抵抗素子80として
は、順方向電流値によって高周波信号に対する抵抗値が
大きく変化するPINダイオードが用いられている。増
幅器8にはソース接地されたFETが用いられている。
この増幅器8にはチョークコイル62を介してゲート電
圧Vgが印加されており、負荷抵抗82を介してドレイ
ン電圧Vdが供給されている。コンデンサ44は高周波
信号バイパス用のコンデンサであり、コンデンサ46,
48,50,52は直流成分遮断用のコンデンサであ
る。
【0019】本実施例では、いわゆるフィードバック制
御によって、増幅器出力信号10の強度を一定値に制御
している。すなわち、レベル検出器12によって増幅器
出力信号10の強度が検出され、制御回路14に誤差信
号として入力される。制御回路14では、引算器16に
よってレベル検出器12の出力電圧と基準電圧源18か
らの基準電圧V0との差がとられ、直流増幅器22に入
力される。直流増幅器22はチョークコイル66を通し
て、引算器16の出力に応じた順方向電流を可変抵抗素
子80に流す。ただし、引算器16の出力電圧がマイナ
スとなった場合、ダイオード20によって引算器16の
出力が遮断されるため、直流増幅器22からの出力は0
となる。
【0020】本実施例では、増幅器出力信号10の強度
が−6dBm/キャリア以下の場合、引算器16の出力
はマイナスとなり、可変抵抗素子80の順方向電流は0
となる。この時の可変抵抗素子80の抵抗値は5kΩで
あった。これに対して増幅器出力信号10の強度が−6
dBm/キャリア以上である場合、可変抵抗素子80の
順方向電流が増大され、増幅器出力信号10の強度が−
6dBm/キャリアになるまで可変抵抗素子80の抵抗
値が下げられる。以上のようなフィードバック制御によ
り、受光レベルにかかわらず、増幅器出力信号10の強
度は−6dBm/キャリア以下に保たれた。従って、本
実施例では、増幅器8で発生する3次歪比は、受光レベ
ルにかかわらず−80dBc以下に抑えられた。
【0021】図2は、本発明の第2の実施例を示す回路
図である。本実施例では、光検出器4に流れる光電流を
PINダイオード84,86のバイアス電流とすること
によって、光検出器4の負荷抵抗値を制御している。図
2に示されるように、インダクタ60とコンデンサ40
からなる同調回路6と並列に、抵抗値が4kΩの抵抗8
8、抵抗値が20Ωの抵抗90、PINダイオード8
4,86が設置されている。2つのPINダイオード8
4,86が互いに向きを逆にして並列に接続されている
のは、PINダイオードの非直線性を互いに打ち消し合
うことにより歪を低減するためである。バイアス電圧V
bは、チョークコイル66、PINダイオード84,8
6、チョークコイル64を通して光検出器4に供給され
る。また、増幅器8のゲート電圧Vgは、抵抗88およ
びチョークコイル62を介して供給されている。コンデ
ンサ44,54,56,58は高周波信号バイパス用の
コンデンサであり、コンデンサ46,48,50,52
は直流成分遮断用のコンデンサである。
【0022】本実施例では、光検出器4として光電変換
効率が0.8mA/mWであるPINフォトダイオード
が用いられている。従って、例えば受光レベルが0.0
5mWの場合、光検出器4およびPINダイオード8
4,86に流れる光電流は0.04mAであった。この
ときのPINダイオード84,86の抵抗値はそれぞれ
2kΩであり、同調周波数における光検出器4の負荷抵
抗値は800Ωとなった。このときの増幅器出力信号1
0の強度は−14dBm/キャリアであった。これに対
して受光レベルを100倍の5mWとした場合、光検出
器4の負荷抵抗値が800Ωのままでは、増幅器出力信
号10の強度は26dBm/キャリアとなり、非常に大
きな歪が発生してしまう。しかし本実施例の場合、PI
Nダイオード84,86に4mAの光電流が流れ、この
PINダイオード84,86の各抵抗値は20Ωに低下
する。従って、同調周波数における光検出器4の負荷抵
抗値は20Ωに低下し、増幅器出力信号10の強度は−
6dBm/キャリアに抑えられた。このように本実施例
では、受光レベルが増大するにつれ光検出器4の負荷抵
抗値が低下するため、受光レベルが5mWとなった場合
でも増幅器8で発生する3次歪比は−80dBc以下に
抑えられた。
【0023】図3は、本発明の第3の実施例を示す回路
図である。本実施例では、同調回路6としてコンデンサ
40とインダクタ60からなる並列共振回路が用いられ
ており、インダクタ60は大容量のコンデンサ42によ
って高周波的に接地されている。光検出器4にはPIN
フォトダイオードが用いられており、インダクタ60を
介してバイアス電圧Vbが印加されている。増幅器8と
してはソース接地されたFETが用いられており、チョ
ークコイル62、抵抗88を介してゲート電圧Vgが印
加されている。この抵抗88は大容量のコンデンサ58
によって高周波的に接地されており、光検出器4の負荷
抵抗となっている。またFETには負荷抵抗82を介し
てドレイン電圧Vdが供給されている。なおコンデンサ
50,52は直流遮断用のコンデンサである。
【0024】本実施例では、光検出器4に流れる光電流
を抵抗84によって検出し、これを誤差信号として光検
出器4のバイアス電圧Vbを変化させ、同調周波数を制
御している。制御回路100では、差動増幅器102に
よって抵抗84における電圧降下を検出し、引算器10
4によってこの差動増幅器102の出力電圧と基準電圧
V1の差がとられる。差動増幅器102の出力が基準電
圧V1より大きければ、引算器104の出力が電圧加算
器108に入力される。このときの光検出器4のバイア
ス電圧Vbは、引算器104の出力電圧と基準電圧V2
の和となる。逆に差動増幅器102の出力が基準電圧V
1より小さく引算器104の出力電圧が負である場合
は、引算器104の出力はダイオード106によって遮
断される。この場合、光検出器4のバイアス電圧Vbは
基準電圧V2となる。本実施例では、受光レベルが0d
Bm以下の場合、バイアス電圧Vbは一定値(10V)
であった。また、受光レベルが0dBm以上の場合は、
これに応じてバイアス電圧Vbが増大され、例えば受光
レベルが3dBmの場合、バイアス電圧Vbは12Vで
あった。
【0025】同調回路6の共振周波数fは、コンデンサ
40および光検出器4の並列合成容量をC、インダクタ
60のインダクタンスをLとすると、 f=1/(2π√LC) となる。本実施例では、受光レベルが0dBm以下の場
合の光検出器4のバイアス電圧Vbは10Vであり、こ
のときの並列合成容量Cは1.9pFであった。また、
インダクタ60のインダクタンスLは20nHであっ
た。従ってこの光受信回路の同調周波数は、受信信号周
波数とおなじ816MHzであり、その3dB帯域幅は
10MHzであった。このように同調周波数が受信信号
周波数と一致している場合の増幅器8の出力強度は、受
光レベルが0dBmのとき−6dBm/キャリアであっ
た。また、このときの増幅器出力信号10の3次歪比は
−80dBcであった。これに対して、受光レベルが3
dBmになった場合、バイアス電圧Vbは12V、並列
合成容量Cは1.85pFとなり、同調周波数は827
MHzとなった。この場合、受信信号周波数(816M
Hz)における光検出器4の負荷インピーダンスが低下
し、受光レベルが3dBmになったにもかかわらず増幅
器出力信号10の強度は、受光レベル0dBmの場合と
同じ−6dBmに保たれた。従って、増幅器8で発生す
る3次歪比は、受光レベルにかかわらず−80dBc以
下に抑えられた。
【0026】図4は、本発明の第4の実施例を示す回路
図である。本実施例では、増幅器出力信号10の強度を
検出し、これを制御信号として、同調回路6の可変容量
素子12の容量を変化させ、同調周波数を制御してい
る。図4に示されるように、増幅器出力信号10の強度
はレベル検出器12によって検出され、制御回路100
に入力される。この制御回路100は第3の実施例と同
様の回路構成をとっており、増幅器出力信号10の強度
が−6dBm/キャリア以下である場合、制御回路10
0から出力される制御電圧Vcは一定(3V)である。
また、増幅器出力信号10の強度が−6dBm/キャリ
ア以上である場合は、これに応じて制御電圧Vcが増大
され、例えば、増幅器出力信号10の強度が−3dBm
/キャリアである場合、Vcは4Vとなる。
【0027】本実施例では、可変容量素子12としてバ
ラクタダイオード26,28を用いている。ただし、こ
のバラクタダイオード26,28はダイオード特性によ
る歪みを防ぐため、図4に示すように、方向を逆にして
並列に接続されている。増幅器出力信号10の強度が−
6dBm/キャリア以下の場合、制御電圧Vcは3Vと
なり、バラクタダイオード26,28とコンデンサ40
の合成容量C′は1.9pAとなった。このとき同調回
路6の同調周波数は受信信号周波数と同じ816MHz
になった。これに対して増幅器出力信号10の強度が−
6dBm/キャリア以上の場合、制御電圧Vcは3V以
上となり、合成容量C′は1.9pA以下となる。この
場合、同調回路6の同調周波数は受信信号周波数よりも
高周波側にずれ、増幅器出力信号10の強度が減少す
る。以上のような負帰還により、受光レベルにかかわら
ず増幅器出力信号10の強度は−6dBm/キャリア以
下に保たれた。従って、本実施例では、増幅器で発生す
る3次歪比は、受光レベルにかかわらず−80dBc以
下に抑えられた。
【0028】図5は、本発明の第5の実施例を示す回路
図である。本実施例ではチョークコイル64を介して光
検出器4にバイアス電圧Vbを印加している。コンデン
サ46は直流遮断用のコンデンサである。このバイアス
電圧Vbは、定電圧源114の出力設定を変えることに
よって10Vから15Vの間の任意の値に設定すること
ができる。これによって光検出器4の容量は0.95p
Fから0.85pAまで変えることができ、同調周波数
を受信信号周波数816MHzを中心として約±10M
Hz可変することができた。したがって、光検出器4の
バイアス電圧Vbを変えることによって、使用部品の特
性のばらつき等によって光受信回路の同調周波数が設計
値より±10MHzずれた場合でもこれを補償すること
ができた。
【0029】本発明には以上の実施例の他にもさまざま
な変形例が考えられる。例えば第1の実施例で、制御回
路14は引算器16、基準電圧源18、ダイオード2
0、直流増幅器22等から構成され、第3の実施例で制
御回路100は差動増幅器102、引算器104、電圧
加算器108等から構成されていたが、これはあくまで
1つの回路例であり、これ以外の回路構成、たとえばマ
イクロプロセッサを用いたデジタル回路等によって同様
の制御回路を実現することも無論可能である。また、以
上の実施例では、増幅器8としてソース接地型のFET
を用いたが、他の増幅器、例えばトランジスタ、ゲート
接地型のFET、あるいは集積型の増幅器等を用いるこ
とも可能である。また、以上の実施例では、同調回路6
として並列型同調回路を用いたが、他の同調回路、例え
ばトランスフォーム型同調回路、混合型同調回路あるい
は3次帯域通過型同調回路等を用いることも可能であ
る。
【0030】また、第4の実施例では、光検出器4とし
てPINフォトダイオード以外にもフォトダイオード、
アバランシェフォトダイオード、フォトトランジスタ等
を用いることができる。また、第4の実施例では、可変
容量素子12を同調回路6と並行に接続したが、これを
同調回路6と直列に接続しても同調周波数を変えること
ができる。また、可変容量素子12として2つのバラク
タダイオードを並列に接続して用いたが、これをバラク
タダイオード1つでも可変容量素子として用いることが
できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、光検出器
の負荷抵抗値を変化させることにより、受光レベルが大
きい場合にも低歪みであり、かつ構成が簡単な同調型光
受信回路を実現することができる。
【0032】また、光検出器のバイアス電圧を変えて同
調周波数を変化させることにより、受光レベルが大きい
場合にも低歪みの同調型光受信回路を実現することがで
き、さらに、製造時の同調周波数のばらつきあるいは経
時変化による同調周波数のドリフトを補償することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す回路図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示す回路図である。
【図4】本発明の第4の実施例を示す回路図である。
【図5】本発明の第5の実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
2 光信号 4 光検出器 6 同調回路 8 増幅器 10 増幅器出力信号 12 レベル検出器 14,100 制御回路 16,104 引算器 18 基準電圧源 20,108 ダイオード 22 直流増幅器 24 可変容量素子 26,28 バラクタダイオード 40,42,44,46,48,50,52,54,5
6,58 コンデンサ 60 インダクタ 62,64,66 チョークコイル 80 可変抵抗素子 82,84,88,90 抵抗 84,86 PINダイオード 102 差動増幅器 106 電圧加算器 110,112,114 定電圧源

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光検出器の出力と増幅器との間に同調回路
    を有する同調型光受信回路において、 光検出器の負荷抵抗としての可変抵抗素子と、 増幅器の出力電圧と基準電圧の差の電圧を発生する制御
    回路とを備え、 制御回路の出力電圧に応じた電流を可変抵抗素子に流
    し、可変抵抗素子の抵抗値を変えることによって増幅器
    の入力レベルを一定値以下に抑えることを特徴とする同
    調型光受信回路。
  2. 【請求項2】光検出器の出力と増幅器との間に同調回路
    を有する同調型光受信回路において、 光検出器の負荷抵抗としてPINダイオードを備え、光
    検出器の受光電流をPINダイオードにバイアス電流と
    して流すことによって増幅器の入力レベルを一定値以下
    に抑えることを特徴とする同調型光受信回路。
  3. 【請求項3】光検出器の出力と増幅器との間に同調回路
    を有する同調型光受信回路の光受信方法において、受光
    レベルに応じて同調周波数を変化させることによって増
    幅器の入力レベルを一定値以下に抑えることを特徴とす
    る同調型光受信回路の光受信方法。
  4. 【請求項4】光検出器の出力と増幅器との間に同調回路
    を有する同調型光受信回路の光受信方法において、増幅
    器から出力される信号強度に応じて同調周波数を変化さ
    せることによって増幅器の入力レベルを一定値以下に抑
    えることを特徴とする同調型光受信回路の光受信方法。
  5. 【請求項5】光検出器の出力と増幅器との間に同調回路
    を有する同調型光受信回路において、 光検出器の受光電流が流れる抵抗と、 前記抵抗における電圧降下電圧と基準電圧の差の電圧を
    発生する制御回路とを備え、 制御回路の出力電圧を光検出器のバイアス電圧とし、バ
    イアス電圧を変え、同調周波数を変化させることによっ
    て、増幅器の入力レベルを一定値以下に抑えることを特
    徴とする同調型光受信回路。
  6. 【請求項6】光検出器の出力と増幅器との間に同調回路
    を有する同調型光受信回路において、 同調回路内に設けられた可変容量素子と、 増幅器の出力電圧と基準電圧との差の電圧を発生する制
    御回路とを備え、 制御回路の出力電圧を可変容量素子に加えて可変容量素
    子の容量を変え、同調周波数を変化させることによっ
    て、増幅器の入力レベルを一定値以下に抑えることを特
    徴とする同調型光受信回路。
JP4147825A 1992-01-31 1992-06-09 同調型光受信回路およびその光受信方法 Pending JPH05344134A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7546035B2 (en) 2003-05-28 2009-06-09 Transmode Systems Ab Method for conveying management information
JP2011004133A (ja) * 2009-06-18 2011-01-06 Mitsubishi Electric Corp 高周波用光受信モジュール
JP2017126949A (ja) * 2016-01-15 2017-07-20 国立研究開発法人情報通信研究機構 光電変換器

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