JPH0534371Y2 - - Google Patents

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JPH0534371Y2
JPH0534371Y2 JP15370387U JP15370387U JPH0534371Y2 JP H0534371 Y2 JPH0534371 Y2 JP H0534371Y2 JP 15370387 U JP15370387 U JP 15370387U JP 15370387 U JP15370387 U JP 15370387U JP H0534371 Y2 JPH0534371 Y2 JP H0534371Y2
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JP
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hatch
packing
reinforcing frame
frame member
detonation
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JP15370387U
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JPS6457458U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、爆発性のガスを貯蔵するタンク等の
密閉容器の安全装置として用いられる放爆ハツチ
用パツキン装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、爆発性のガスを貯蔵する密閉容器では安
全装置として放爆ハツチが用いられ、そのパツキ
ン装置は、ゴムを単に鋼製のハツチカバーとハツ
チコーミングとの間に締めつけるものや、ゴム板
の上下方向の中間部にノツチを造り、ハツチカバ
ーとハツチコーミングとにそれぞれ固定するだけ
のものや、ハツチカバーとハツチコーミングとの
間にゴムをシールバーと称する鋼板の側部で押し
つけるものが考えられている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述のような従来の放爆ハツチ
用パツキン装置では、次のような問題点がある。
(1) パツキンとしてのゴムは長時間の圧縮あるい
は引張り力を受けると、その反力が時間の経過
と共に変化するという性質があり、この性質
は、ある設定外力を受けて放爆するという放爆
装置の基本的な機能に大きく影響する。
(2) ゴムは引張りを受けて切断する際に大きく伸
びる性質があり、この性質は瞬時に圧力を解放
する必要のある放爆装置の機能を損なうことに
なる。
(3) ゴムの経年によるいくらかの劣化は、避け難
いことであり、洋上備蓄船等に適用される大型
放爆ハツチ等では、その定期的な交換が大工事
となる。
(4) 石油備蓄タンクに適用されるパツキンでは、
タンク内に面する部分は耐油性を要求され、暴
露部に面する部分は、耐候性を要求されるが、
ゴムによる構造では、いずれかを犠牲にせざる
を得ない。
本考案はこれらの問題点の解決をはかろうとす
るもので、 (1) 内側パツキンに初期の引張りや圧縮を与えな
いことで、同パツキンに初期の反発力が発生し
ないようにし、 (2) 放爆時の応力を内側パツキンの薄肉部に集中
させ、同パツキンの切断する範囲を小さくする
ことにより、同パツキンの伸びによる影響を最
小にし、 (3) 内側パツキンの外部に面する部分を最小限と
することにより、外部条件への対策を容易に
し、 (4) ハツチカバーとハツチコーミングの上下方向
間隔の取付寸法誤差を内側パツキンで吸収する
ようにした 放爆ハツチ用パツキン装置を提供することを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案の放爆ハツ
チ用パツキン装置は、ハツチコーミングの水平な
上面に沿い下部パツキンを介してボルト締めされ
る断面L字形の下部補強用枠材と、同下部補強用
枠材の上縁と隙間をあけて対向する下縁をそなえ
るようにしてハツチカバー周縁部の水平な下面に
沿い上部パツキンを介しボルト締めされる断面L
字形の上部補強用枠材と、上記の下部補強用枠材
の内周面と上部補強用枠材の内周面とにわたり加
硫接着された内側パツキンとをそなえ、同内側パ
ツキンが上記隙間に沿う部分でその隣接部分より
も薄肉に形成されていることを特徴としている。
〔作用〕
上述の本考案の放爆ハツチ用パツキン装置で
は、上部パツキン、下部パツキンおよび内側パツ
キンがハツチカバーとハツチコーミングとの間を
密封するように作用し、上部補強用枠材と下部補
強用枠材とが内側パツキンの薄肉部以外の部分を
補強し、内側パツキンの薄肉部が放爆時に切断さ
れて、圧力の解放が行なわれる。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例について説明すると、第
1図は本考案の一実施例としての放爆ハツチ用パ
ツキン装置を装着した放爆ハツチを示す斜視図、
第2〜6図は本考案の一実施例としての放爆ハツ
チ用パツキン装置を示すもので、第2図はその斜
視図、第3図は第2図の部拡大図、第4図は第
3図の矢視図、第5図はその平面図、第6図は
その側断面図である。
第1図に示すように、ハツチコーミング2がタ
ンク本体1に取付けられており、ハツチカバー3
は胴部にノツチを設けられた放爆ボルト4により
ハツチコーミング2上へ引きつけられて係止され
ている。
ハツチコーミング2とハツチカバー3との間に
は、第2図に示すように枠型状の放爆ハツチ用パ
ツキン装置が取付けられており、ハツチカバー3
とハツチコーミング2の上下間隔に合わせた高さ
に作成された放爆ハツチ用パツキン装置は、第6
に示すように断面L字形の下部補強用枠材7と同
じく断面L字形の上部補強用枠材7′とこれらの
内周面に加硫接着された内側パツキン8とからな
つている。
下部補強用枠材7の上縁と上部補強用枠材7′
の下縁とは隙間をあけて対向しており、内側パツ
キン8は、この隙間に沿う部分でその隣接部分よ
りも薄肉に形成されている。
そして、放爆ハツチ用パツキン装置は下部補強
用枠材7がハツチコーミング2に下部パツキン9
を介して抑え金具6とともにボルト5締めされ、
上部補強用枠材7′がハツチカバー3に上部パツ
キン9′を介して抑え金具6′とともにボルト5締
めされている。
なお、上・下部パツキン9′,9は上・下部補
強用枠材7′,7に接着されてもよいし、単に挟
まれるだけでもよい。
第2〜5図に示すように、放爆ハツチ用パツキ
ン装置は4部材に分解可能にされてもよく、その
場合、第3,5図に示すように折曲げられた端部
を相互にボルト・ナツト等により結合することに
より組立てられる。また、その際に、内側パツキ
ン8の薄肉部には、同薄肉部を密封するための詰
め物11が詰められる。
本考案の一実施例としての放爆ハツチ用パツキ
ン装置は、このように構成されているので、ハツ
チの内圧が一定値に達し、放爆ボルト4が切断す
ると、内側パツキン8はその薄肉部で破断して、
ハツチ内の過剰圧力を放出する。
また、4部材に分解可能にされる場合は、保
守、交換が容易に行なえるようになる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の放爆ハツチ用パ
ツキン装置によれば、次のような効果ないし利点
が得られる。
(1) 内側パツキンは上下方向に僅かに隙間をあけ
て設けられた上・下補強用枠材と接着されてお
り且つ上・下補強用枠材の隙間のところでは、
内側パツキンも薄肉になつているため、開放時
の応力はこの部分に集中し且つ伸びも少ないう
ちに確実に破断するようになる。
(2) 取付状態ではパツキンに反力が発生しないの
で、放爆ボルトの調整が不要となる。
(3) 上・下部パツキンはもちろん内側パツキンも
ほとんど外気との接触がないので、タンク内の
条件に合わせてパツキンの仕様を決めることが
でき、したがつて経年劣化も最小限におさえる
ことができるようになる。
(4) ハツチカバーとハツチコーミングとの上下方
向間隔の取付寸法誤差が、内側パツキンで吸収
されるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例としての放爆ハツチ
用パツキン装置を装着した放爆ハツチを示す斜視
図、第2〜6図は本考案の一実施例としての放爆
ハツチ用パツキン装置を示すもので、第2図はそ
の斜視図、第3図は第2図の部拡大図、第4図
は第3図の矢視図、第5図はその平面図、第6
図はその側断面図である。 1……タンク本体、2……ハツチコーミング、
3……ハツチカバー、4……放爆ボルト、5,
5′……ボルト、6,6′……抑え金具、7,7′
……補強用枠材、8……内側パツキン、9,9′
……パツキン、10……ボルト穴、11……詰め
物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハツチコーミングの水平な上面に沿い下部パツ
    キンを介してボルト締めされる断面L字形の下部
    補強用枠材と、同下部補強用枠材の上縁と隙間を
    あけて対向する下縁をそなえるようにしてハツチ
    カバー周縁部の水平な下面に沿い上部パツキンを
    介しボルト締めされる断面L字形の上部補強用枠
    材と、上記の下部補強用枠材の内周面と上部補強
    用枠材の内周面とにわたり加硫接着された内側パ
    ツキンとをそなえ、同内側パツキンが上記隙間に
    沿う部分でその隣接部分よりも薄肉に形成されて
    いることを特徴とする、放爆ハツチ用パツキン装
    置。
JP15370387U 1987-10-07 1987-10-07 Expired - Lifetime JPH0534371Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15370387U JPH0534371Y2 (ja) 1987-10-07 1987-10-07

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JP15370387U JPH0534371Y2 (ja) 1987-10-07 1987-10-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6457458U JPS6457458U (ja) 1989-04-10
JPH0534371Y2 true JPH0534371Y2 (ja) 1993-08-31

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ID=31429781

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JPS6457458U (ja) 1989-04-10

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