JPH05343174A - インバータ制御回路 - Google Patents

インバータ制御回路

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Publication number
JPH05343174A
JPH05343174A JP14466792A JP14466792A JPH05343174A JP H05343174 A JPH05343174 A JP H05343174A JP 14466792 A JP14466792 A JP 14466792A JP 14466792 A JP14466792 A JP 14466792A JP H05343174 A JPH05343174 A JP H05343174A
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JP
Japan
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circuit
voltage
switching element
output signal
signal
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Application number
JP14466792A
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English (en)
Inventor
Setsuzou Konno
説三 紺ノ
Shinichi Sato
慎一 佐藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を少なくし、プリント配線板の小型
化を実現することで、信頼性の向上および低コストを可
能にし、さらにインバータ回路のスイッチング素子に印
加される電圧および発振周波数を数段階に設定でき、か
つ容易に変更可能なインバータ制御回路を提供すること
を目的としている。 【構成】 電圧比較回路20の出力信号を入力し、この
信号に応じて、D/A変換回路16に出力するディジタ
ル信号のデータを+1LSBするときは、一定時間保持
した後に、−1LSBするときは即時に零点同期信号回
路12の出力信号に同期させて制御し、インバータ回路
14のスイッチング素子に印加されるピーク電圧が、検
出電圧設定回路19で設定した一定の値になるように制
御する制御回路を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁調理器等のインバ
ータ制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電磁調理器等におけるインバータ
の制御を、マイコンで直接行う方式が主流になってきて
いる。
【0003】ところで従来のインバータ制御回路は図6
に示すような構成をしている。以下その構成と動作につ
いて図6を参照しながら説明する。図6において1は交
流電源、2は交流電源1の零点に同期する信号を発生す
る零点同期信号回路である。3は交流電源1を整流し、
その出力をインバータ回路4に入力する整流回路であ
り、インバータ回路4は整流回路3の出力を入力し、ス
イッチング素子を駆動して所定の周波数の交流電源に変
換する。5は電圧制御発振回路であり、入力される電圧
の大きさに応じて出力信号の発振周波数を変化させ、イ
ンバータ回路4のスイッチング素子を駆動する。6はD
/A変換回路であり、入力されるディジタル信号のデー
タに応じて電圧制御発振回路5にアナログ電圧を出力す
る。7は基準電圧設定回路であり、インバータ回路4の
スイッチング素子に印加されるピーク電圧の一定値に対
応する基準電圧を数段階設定する。8はスイッチング素
子印加電圧検出回路であり、インバータ回路4のスイッ
チング素子に印加される電圧を検出し、この検出電圧の
ピーク値を保持し、この値が基準電圧設定回路7で設定
されている基準電圧に調整可能である。9はA/D変換
回路であり、スイッチング素子印加電圧検出回路8の出
力電圧をディジタルのデータに変換する。10は制御回
路であり、零点同期信号回路2の出力信号と、基準電圧
設定回路7の出力信号と、A/D変換回路9の出力信号
とを入力し、基準電圧設定回路7の出力信号と、A/D
変換回路9の出力信号とを比較して、その結果により零
点同期信号回路2の出力信号のタイミングで、D/A変
換回路6に出力するディジタル信号のデータを1LSB
の単位で制御し、インバータ回路4のスイッチング素子
に印加されるピーク電圧が一定になるように制御する。
さらに基準電圧設定回路7の基準電圧を変えることによ
り、インバータ回路4のスイッチング素子に印加される
ピーク電圧を変えることができる。ここで制御回路10
の主回路は一般にワンチップのマイクロコンピュータで
あり、A/D変換回路9は、マイクロコンピュータに内
蔵されている場合と外付け回路の場合がある。A/D変
換回路9がマイクロコンピュータに内蔵されている場合
は、基準電圧設定回路7もマイクロコンピュータに内蔵
され、プログラムで数段階に設定することが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のイン
バータ制御回路では、使用するマイクロコンピュータに
A/D変換回路9が内蔵されていないときは、外付けの
A/D変換回路が必要となり非常に部品点数が多くな
る。部品点数が多くなると、プリント配線板も大きい物
が必要になり、コスト高になるとともに信頼性も低下す
るという課題があった。さらに使用するマイクロコンピ
ュータにA/D変換回路9が内蔵されているときは、同
時に基準電圧設定回路7もマイクロコンピュータに内蔵
され、プログラムで基準電圧を設定することになるので
途中で基準電圧を変更できないという課題があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、マイ
クロコンピュータにA/D変換回路が内蔵されていなく
ても、部品点数が少なくてプリント配線板の小型化を実
現し、信頼性の向上および低コストのインバータ制御回
路を提供することを目的としている。さらには、インバ
ータ回路のスイッチング素子に印加される電圧および発
振周波数を数段階に設定できるインバータ制御回路を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、交流電源と、前記交流電源の零点に同期す
る信号を発生する零点同期信号回路と、前記交流電源を
整流する整流回路と、前記整流回路の出力を入力し、ス
イッチング素子を駆動して、所定の周波数の交流電源に
変換するインバータ回路と、入力される電圧の大きさに
応じて出力信号の発振周波数を変化させ、前記インバー
タ回路のスイッチング素子を駆動する電圧制御発振回路
と、入力されるディジタル信号のデータに応じて前記電
圧制御発振回路にアナログ電圧を出力するD/A変換回
路と、前記インバータ回路のスイッチング素子に印加さ
れるピーク電圧の一定値に対応する基準電圧を設定する
基準電圧設定回路と、前記インバータ回路のスイッチン
グ素子に印加される電圧を検出し、この検出電圧のピー
ク値を保持し、この値が前記基準電圧設定回路で設定さ
れている基準電圧に調整可能なスイッチング素子印加電
圧検出回路と、前記スイッチング素子印加電圧検出回路
において、前記インバータ回路のスイッチング素子に印
加される電圧を検出した検出電圧を数段階の大きさに設
定する検出電圧設定回路とを備え、前記スイッチング素
子印加電圧検出回路の出力信号と、前記基準電圧設定回
路の出力信号とを比較し、比較した結果を割り込み信号
として出力する電圧比較回路と、前記検出電圧設定回路
に出力信号を出し、前記零点同期信号回路の出力信号
と、前記電圧比較回路の出力信号を入力し、前記電圧比
較回路の出力信号に応じて、前記D/A変換回路に出力
するディジタル信号のデータをプラス1LSBするとき
は、一定時間の間、前記D/A変換回路に出力するディ
ジタル信号のデータを保持した後に、前記零点同期信号
回路の出力信号のタイミングで制御を行い、前記D/A
変換回路に出力するディジタル信号のデータをマイナス
1LSBするときは、即時に前記零点同期信号回路の出
力信号のタイミングで制御を行うことにより、前記イン
バータ回路のスイッチング素子に印加されるピーク電圧
を、前記検出電圧設定回路で設定された一定の値にする
制御回路とを備えている。
【0007】
【作用】上記構成において、制御回路は検出電圧設定回
路に信号を出力して、スイッチング素子印加電圧検出回
路において、インバータ回路のスイッチング素子に印加
される電圧を検出した検出電圧の大きさを数段階の中か
ら一つに設定し、さらに零点同期信号回路の出力信号
と、電圧比較回路の出力信号を入力し、電圧比較回路の
出力信号により、インバータ回路のスイッチング素子に
印加されるピーク電圧が、基準電圧設定回路とスイッチ
ング素子印加電圧検出回路の調整で決定される電圧より
高い場合は、D/A変換回路に出力するディジタル信号
のデータを、零点同期信号回路の出力信号のタイミング
で−1LSBして、電圧制御発振回路の入力電圧を−1
LSB分変化させ、電圧制御発振回路の出力信号の発振
周波数を−1LSB分変化させることにより、インバー
タ回路のスイッチング素子に印加されるピーク電圧を低
くできる。逆にインバータ回路のスイッチング素子に印
加されるピーク電圧が、基準電圧設定回路とスイッチン
グ素子印加電圧検出回路の調整で決定される電圧より低
い場合は、一定時間の間、前記D/A変換回路に出力す
るディジタル信号のデータを保持した後に、前記零点同
期信号回路の出力信号のタイミングで+1LSBして、
電圧制御発振回路の入力電圧を+1LSB分変化させ、
電圧制御発振回路の出力信号の初新周波数を+1LSB
分変化させることにより、インバータ回路のスイッチン
グ素子に印加されるピーク電圧を高くできる。これによ
って、インバータ回路のスイッチング素子に印加される
ピーク電圧を、基準電圧設定回路とスイッチング素子印
加電圧検出回路の調整で決定される電圧に一定に保つこ
とがてきる。さらに、インバータ回路のスイッチング素
子に印加されるピーク電圧の一定値を数段階に設定でき
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1、図
2、図3、図4および図5を参照しながら説明する。
【0009】図1は本発明の一実施例のインバータ制御
回路のブロック図である。図1において、11は交流電
源、12は交流電源11の零点に同期する信号を発生す
る零点同期信号回路である。3は交流電源11を整流し
出力をインバータ回路14に入力する整流回路である。
インバータ回路14は整流回路13の出力を入力し、ス
イッチング素子を駆動して、所定の周波数の交流電源に
変換する。15は電圧制御発振回路であり、入力される
電圧の大きさに応じて、出力信号の発振周波数を変化さ
せ、インバータ回路14のスイッチング素子を駆動す
る。16はD/A変換回路であり、入力されるディジタ
ル信号のデータに応じて電圧制御発振回路15にアナロ
グ電圧を出力する。17は基準電圧設定回路であり、イ
ンバータ回路14のスイッチング素子に印加されるピー
ク電圧の一定値に対応する基準電圧を設定する。18は
スイッチング素子印加電圧検出回路であり、インバータ
回路14のスイッチング素子に印加される電圧を検出
し、この検出電圧のピーク値を保持し、この値が基準電
圧設定回路17で設定されている基準電圧に調整可能で
ある。
【0010】これらの構成は前述の従来例と変るところ
がない。本実施例の特徴的構成は以下のとおりである。
19は検出電圧設定回路であり、スイッチング素子印加
電圧検出回路18において、インバータ回路14のスイ
ッチング素子に印加される電圧を検出した検出電圧を、
数段階の大きさに設定する。20は電圧比較回路であ
り、スイッチング素子印加電圧検出回路18の出力信号
と、基準電圧設定回路17の出力信号とを比較し、比較
した結果を割り込み信号として出力する。21は制御回
路であり、検出電圧設定回路19に出力信号を出し、零
点同期信号回路12の出力信号と、電圧比較回路20の
出力信号とを入力し、電圧比較回路20の出力信号に応
じて、D/A変換回路16に出力するディジタル信号の
データをプラス1LSBするときは、一定時間の間、D
/A変換回路16に出力するディジタル信号のデータを
保持した後に、零点同期信号回路12の出力信号のタイ
ミングで制御を行い、D/A変換回路16に出力するデ
ィジタル信号のデータをマイナス1LSBするときは、
即時に零点同期信号回路12の出力信号のタイミングで
制御を行うことにより、インバータ回路14のスイッチ
ング素子に印加されるピーク電圧を、検出電圧設定回路
19で設定された一定の値になるように制御する。
【0011】図2は本発明の一実施例の具体的な回路図
である。図2において、11は交流電源、12は交流電
源11を入力とし、交流電源11の零点に同期する信号
を発生する零点同期信号回路である。13は整流回路で
あり、交流電源11を整流する。整流回路13の出力に
コンデンサ22、コイル23が接続され、インバータ回
路14に入力される。コンデンサ22、コイル23は、
インバータ回路14で発生したノイズが、交流電源11
に影響を与えるのを防止している。インバータ回路14
は、雑音防止用コンデンサ14a、共振用コンデンサ1
4b、共振用コイル14c、スイッチング素子であるI
GBT14d、逆電圧時の保護用ダイオード14eから
構成されている。15は電圧制御発振回路であり、入力
される電圧の大きさに応じて、出力する信号の発振周波
数を変化させ、インバータ回路14のスイッチング素子
であるIGBT14dを駆動する。16はD/A変換回
路であり、入力されるディジタル信号のデータに応じて
電圧制御発振回路15にアナログ電圧を出力する。17
は基準電圧設定回路であり、インバータ回路14のスイ
ッチング素子であるIGBT14dに印加されるピーク
電圧の一定値に対応する基準電圧を設定する。基準電圧
設定回路17は、抵抗17a、ダイオード17b、抵抗
17c、抵抗17dから構成されており、抵抗17aと
ダイオード17bを直列にしたものと、抵抗17cで分
圧した基準電圧VCを、電圧比較回路20の+端子に入
力する。ダイオード17bは温度補償用のダイオードで
ある。抵抗17dは、基準電圧にヒステリシス特性を持
たせるために、電圧比較回路20の+端子と電圧比較回
路20の出力端子間に接続される。18はスイッチング
素子印加電圧検出回路であり、インバータ回路14のス
イッチング素子であるIGBT14dに印加される電圧
を抵抗18a、抵抗18bで分圧し、さらに分圧した電
圧を、可変抵抗18cと、抵抗18dの直接抵抗と、抵
抗18eで分圧し、この電圧を抵抗18f、トランジス
タ18g、抵抗18h、コンデンサ18iで構成される
ピークホールド回路に入力している。このピークホール
ド回路の出力電圧VBは電圧比較回路20の一端子に入
力される。抵抗19は検出電圧設定回路であり、片側は
トランジスタ18gのベース端子、もう片側はマイクロ
コンピュータ21の出力端子に接続される。このマイク
ロコンピュータ21の出力端子の状態により、スイッチ
ング素子印加電圧検出回路18においてインバータ回路
14のスイッチング素子に印加される電圧を、検出した
検出電圧の大きさの2段階に設定する。21はマイクロ
コンピュータであり、直流電源回路25を電源とし、検
出電圧設定回路19に出力信号を出し、零点同期信号回
路12の出力信号と、電圧比較回路20の出力信号とを
入力し、電圧比較回路20の出力信号に応じて、D/A
変換回路16に出力するディジタル信号のデータをプラ
ス1LSBするときは、一定時間の間、D/A変換回路
16に出力するディジタル信号のデータを保持した後
に、零点同期信号回路12の出力信号のタイミングで制
御を行い、D/A変換回路16に出力するディジタル信
号のデータをマイナス1LSBするときは、即時に零点
同期信号回路12の出力信号のタイミングで制御を行う
ことにより、インバータ回路14のスイッチング素子に
印加されるピーク電圧を、検出電圧設定回路19で設定
された一定の値になるように制御する。コンデンサ24
は交流電源からの雑音を防止するために接続されてい
る。直流電源25は、交流電源11を入力し、安定した
直流電源を発生させる。
【0012】上記構成において動作を図3のフローチャ
ートにより説明する。ステップ30で、インバータ回路
14の共振用コイル14cの上に置かれる負荷として調
理用の鍋を考える。この鍋に入力される電力をPin、
この鍋に入力したい設定電力をPwHとする。ここで、
マイクロコンピュータ21は、抵抗19が接続されてい
る出力端子をロウレベルに設定し、設定電力PwHに対
応した、インバータ回路のスイッチング素子に印加され
るピーク電圧を設定する。次にステップ31に進む。ス
テップ31で、鍋に入力される電力Pinが設定電力P
wHと違う場合は、調整することからスタートしステッ
プ32に進む。ステップ32では、鍋に入力される電力
Pinが、設定電力PwHより大きいときは、ステップ
33に進む。ステップ33では、可変抵抗18cを調整
して、抵抗値を小さくして、コンデンサ18iの両端電
圧VBを大きくし、電圧比較回路の出力をロウレベルに
なるようにし、ステップ35に進む。ステップ35は、
サブルーチンAで処理される。逆にステップ32で、鍋
に入力される電力Pinが、設定電力PwHより小さい
ときはステップ34に進む。ステップ34では可変抵抗
18cを調整して、抵抗値を大きくして、コンデンサ1
8iの両側電圧VBを小さくし、電圧比較回路の出力を
ハイレベルになるようにし、ステップ35に進む。ステ
ップ35は、サブルーチンAで処理される。ステップ3
5の次は、ステップ31に戻る。ステップ31で、鍋に
入力される電力Pinと、設定電力PwHと同じ場合
は、ステップ36に進み、可変抵抗18cの調整は完了
する。ステップ36から、ステップ37に進む。ステッ
プ36は、サブルーチンAで処理され、これを継続す
る。
【0013】次に、サブルーチンAの動作を図4のフロ
ーチャートにより説明する。ステップ40で、マイクロ
コンピュータ21は、電圧VBが電圧VCより大きいか
を判断する。すなわち電圧比較回路20の出力がロウレ
ベルであれば、VBが大きく、電圧比較回路20の出力
がハイレベルであれば、VBが小さいと判断する。ステ
ップ40で電圧VBの方が電圧VCより大きいときは、
ステップ41に進む。ステップ41では、零点同期信号
回路12の出力信号により、交流電源11の零点以外の
ところでは、今までの状態を維持し、零点を示す信号が
きたら、ステップ42に進む。ステップ42では、マイ
クロコンピュータ21は、D/A変換回路16に出力す
るディジタル信号のデータを−1LSB変えて、ステッ
プ43に進む。ステップ43では、入力されたディジタ
ル信号のデータが−1LSB小さくなったので、D/A
変換回路16の出力電圧は小さくなる。次にステップ4
4に進む。ステップ44では、電圧制御発振回路15に
入力される電圧が小さくなるので、電圧制御発振回路1
5は出力信号のオフ時間を一定にし、オン時間を短くす
ることにより発振周波数を高くする。すなわちIGBT
14dのオン時間が短くなり、鍋に入力される電力は小
さくなる。次にステップ45に進む。ステップ45で
は、ステップ44でIGBT14dのオン時間が短くな
ったことにより、IGBT14dに印加されるピーク電
圧が小さくなり、コンデンサ18iの両端電圧VBも小
さくなる。
【0014】逆にステップ40で電圧VBの方が電圧V
Cより小さいときは、ステップ46に進む。ステップ4
6では、マイクロコンピュータ21はD/A変換回路1
6に出力するディジタル信号のデータをT秒間保持す
る。次にステップ47に進む。ステップ47では零点同
期信号回路12の出力信号により、交流電源11の零点
以外のところでは今までの状態を維持し、零点を示す信
号がきたらステップ48に進む。ステップ48では、マ
イクロコンピュータ21はD/A変換回路16に出力す
るディジタル信号のデータを+1LSB変えて、ステッ
プ49に進む。ステップ49では、入力されたディジタ
ル信号のデータが+1LSB大きくなったので、D/A
変換回路16の出力電圧は大きくなる。次にステップ5
0へ進む。ステップ50では、電圧制御発振回路15に
入力される電圧が大きくなるので、電圧制御発振回路1
5は出力信号のオフ時間を一定にし、オン時間を長くす
ることにより発振周波数を低くする。すなわちIGBT
14dのオン時間が長くなり、鍋に入力される電力は大
きくなる。次にステップ51に進む。ステップ51で
は、ステップ50でIGBT14dのオン時間が長くな
ったことにより、IGBT14dに印加されるピーク電
圧が大きくなり、コンデンサ18iの両端電圧VBも大
きくなる。ステップ45、ステップ51から、ステップ
52に進みサブルーチンAを終了する。
【0015】次に、検出電圧設定回路の動作を図5のフ
ローチャートにより説明する。ステップ60で、入力電
力Pinを設定電力PwHにするかを決定する。ここで
インバータ制御回路の状態は、図3のフローチャートの
ステップ36の状態で、入力電力Pinは設定電力Pw
Hに調整されたものである。ステップ60で入力電力P
inを設定電力PwHにする場合は、ステップ61に進
み、マイクロコンピュータ21は、抵抗19が接続され
ている出力端子をロウレベルにする。次にステップ63
のサブルーチンAに進む。ここで、入力電力Pinは設
定電力PwHとなる。そしてステップ63からステップ
60に戻る。ステップ60で、入力電力Pinを設定電
力PwLにする場合はステップ62に進み、マイクロコ
ンピュータ21は、抵抗19が接続されている出力端子
をオープンにする。オープンにすると、スイッチング素
子印加電圧検出回路18における、インバータ回路14
のスイッチング素子であるIGBT14dに印加される
電圧の検出電圧が大きくなり、スイッチング素子印加電
圧検出回路の出力電圧のVBが大きくなる。ステップ6
2からステップ63のサブルーチンAに進む。ステップ
63のサブルーチンAでは、スイッチング素子印加電圧
検出回路の出力電圧のVBが大きくなるので、ステップ
40からステップ45のルーチンを通る。これにより、
インバータ回路14のスイッチング素子であるIGBT
14dに印加される電圧を小さくし、入力電力PwHよ
り小さい設定電力PwLに設定できる。ここで、検出電
圧設定回路19の設定段階を2段階にしているが、トラ
ンジスタ18gのベース端子とマイクロコンピュータ2
1の別の出力端子に追加して検出電圧設定回路19の設
定段階を多くすることも可能である。
【0016】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、インバータ回路のスイッチング素子に印加さ
れるピーク電圧を、簡単な回路構成で一定に保つことが
でき、マイクロコンピュータにA/D変換回路が内蔵さ
れていない場合でも部品点数を少なくできるので、プリ
ント配線板の小型化、信頼性の向上、および低コストの
インバータ制御回路を実現できるものである。
【0017】さらにインバータ回路のスイッチング素子
に印加されるピーク電圧の検出電圧を数段階に設定で
き、またその変更も容易にできるので、インバータ回路
のスイッチング素子に印加される電圧、負荷への入力電
圧及び発振周波数を数段階に設定でき、その変更も容易
にできるインバータ制御回路を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のインバータ制御回路のブロ
ック図
【図2】本発明の一実施例のインバータ制御回路の回路
【図3】本発明の一実施例のインバータ制御回路の動作
を示すフローチャート
【図4】本発明の一実施例のインバータ制御回路の動作
を示すフローチャート
【図5】本発明の一実施例のインバータ制御回路の動作
を示すフローチャート
【図6】従来のインバータ制御回路のブロック図
【符号の説明】
11 交流電源 12 零点同期信号回路 13 整流回路 14 インバータ回路 15 電圧制御発振回路 16 D/A変換回路 17 基準電圧設定回路 18 スイッチング素子印加電圧検出回路 19 検出電圧設定回路 20 電圧比較回路 21 マイクコンピュータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源と、前記交流電源の零点に同期
    する信号を発生する零点同期信号回路と、前記交流電源
    を整流する整流回路と、前記整流回路の出力を入力し、
    スイッチング素子を駆動して、所定の周波数の交流電源
    に変換するインバータ回路と、入力される電圧の大きさ
    に応じて、出力信号の発振周波数を変化させ、前記イン
    バータ回路のスイッチング素子を駆動する電圧制御発振
    回路と、入力されるディジタル信号のデータに応じて、
    前記電圧制御発振回路にアナログ電圧を出力するD/A
    変換回路と、前記インバータ回路のスイッチング素子に
    印加されるピーク電圧の値に対応する基準電圧を設定す
    る基準電圧設定回路と、前記インバータ回路のスイッチ
    ング素子に印加される電圧を検出し、この検出電圧のピ
    ーク値を保持し、この値が前記基準電圧設定回路で設定
    されている基準電圧に調整可能なスイッチング素子印加
    電圧検出回路を備え、前記スイッチング素子印加電圧検
    出回路において、前記インバータ回路のスイッチング素
    子に印加される電圧を検出した検出電圧を数段階の大き
    さに設定する検出電圧設定回路と、前記スイッチング素
    子印加電圧検出回路の出力信号と、前記基準電圧設定回
    路の出力信号とを比較し、比較した結果を割り込み信号
    として出力する電圧比較回路と、前記検出電圧設定回路
    に出力信号を出し、前記零点同期信号回路の出力信号
    と、前記電圧比較回路の出力信号を入力し、前記電圧比
    較回路の出力信号に応じて、前記D/A変換回路に出力
    するディジタル信号のデータをプラス1LSBするとき
    は一定時間の間、前記D/A変換回路に出力するディジ
    タル信号のデータを保持した後に、前記零点同期信号回
    路の出力信号のタイミングで制御を行い、前記D/A変
    換回路に出力するディジタル信号のデータをマイナス1
    LSBするときは、即時に前記零点同期信号回路の出力
    信号のタイミングで制御を行うことにより、前記インバ
    ータ回路のスイッチング素子に印加されるピーク電圧
    を、前記検出電圧設定回路で設定された一定の値にする
    制御回路とを備えたインバータ制御回路。
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