JPH05342868A - バックバイアス電圧発生装置 - Google Patents

バックバイアス電圧発生装置

Info

Publication number
JPH05342868A
JPH05342868A JP4145809A JP14580992A JPH05342868A JP H05342868 A JPH05342868 A JP H05342868A JP 4145809 A JP4145809 A JP 4145809A JP 14580992 A JP14580992 A JP 14580992A JP H05342868 A JPH05342868 A JP H05342868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
potential
semiconductor substrate
ring oscillator
circuit
inverter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4145809A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Kishimoto
悟 岸本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP4145809A priority Critical patent/JPH05342868A/ja
Publication of JPH05342868A publication Critical patent/JPH05342868A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 リングオシレータ1の出力信号を用いてチャ
ージポンプ回路2を動作させる構成のバックバイアス電
圧発生回路において、リングオシレータ1の発振周波数
が半導体基板の電位VSBに応じて、予め定められた2つ
の値間で切換えるために、基板電位検知回路3の出力信
号BBEによって制御されるトランジスタQ3がリング
オシレータ1に接続される。 【効果】 半導体基板の電位VSBが従来よりも高精度で
所望の電位に制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バックバイアス電圧発
生装置に関し、特に、リングオシレータの出力を用いて
チャージポンプ回路を動作させる構成のバックバイアス
電圧発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAM(ダイナミックランダムアクセ
スメモリ)等の半導体装置は、1つの半導体基板上に形
成される多くのMOSトランジスタを構成要素とする半
導体集積回路装置である。通常、このような半導体集積
回路装置において、半導体基板の電位は常時所定の電位
に保持されていることが望ましい。
【0003】図9は、このような半導体集積回路装置の
部分的な断面構造の一例を示す図である。図9には、1
個のMOSトランジスタと、配線領域とを形成する不純
物領域が代表的に示される。
【0004】図8を参照して、MOSトランジスタは、
P型半導体基板130の表面の領域に形成され、ソース
およびドレイン領域となるN型不純物領域131および
132と、ゲート電極133とを含む。ゲート電極13
3とP型基板130との間にはゲート絶縁膜134が形
成される。このゲート電極133への印加電圧に応じ
て、ソース領域131およびドレイン領域132間にチ
ャネルが形成される。配線領域となるN型不純物領域1
35は、たとえば、不純物領域131と間隔を隔ててP
型基板130表面に設けられる。不純物領域131およ
び135間のP型領域130表面上には、膜厚の厚いフ
ィルタ絶縁膜137を介して信号線136が設けられ
る。
【0005】図9において、MOSトランジスタの導通
時には、ドレイン132の近傍でホットエレクトロンお
よびこれと対をなすホールが発生する。発生したホット
エレクトロンの大半はドレイン132に流れる。一方、
発生したホールの大半はP型基板130に流れる。これ
によって、P型基板130の電位が上昇する。P型基板
130の電位が上昇すると次のような問題が生じる。
【0006】すなわち、ソース領域131およびドレイ
ン領域132の各々とP型基板130とによって形成さ
れるPN接合および、配線領域135とP型基板130
とによって形成されるPN接合がいずれも順バイアス状
態となる。この結果、ソース領域131,ドレイン領域
132,および配線領域135の各々とP型基板130
との間にリーク電流が流れるので、ゲート電極133へ
の電圧印加に応答してソース領域131およびドレイン
領域132間にチャネルが形成されなくなったり、配線
領域135を介しての信号伝達が迅速に行なわれなくな
ったりする。
【0007】また、配線136が動作電源電圧レベルの
信号を伝達するような場合、P型基板130の電位が高
いと、信号線136の電位によって不純物領域131お
よび135間のP型基板130表面にチャネルが形成さ
れやすい。すなわち、信号線136,絶縁膜137,N
型領域131および135によって形成される寄性MO
Sトランジスタが動作しやすい。このような、本来半導
体基板130上に設けられた回路素子ではない寄性素子
が動作すると、本来の回路素子の動作に悪影響が及ぼさ
れる。
【0008】さらにMOSトランジスタのしきい値電圧
Vthは、このMOSトランジスタが形成された半導体
基板130の電位に依存する。
【0009】図10は、P型半導体基板上に形成された
NチャネルMOSトランジスタのしきい値電圧Vth
と、P型半導体基板の電位VSBとの関係を示すグラフで
ある。図10の横軸上において、電位VSBの絶対値は原
点から離れるほど大きい。
【0010】図10から分かるように、MOSトランジ
スタのしきい値電圧Vthは、半導体基板の電位VSB
高い領域(図における−V1以上の領域)においては半
導体基板の電位VSBの変化に応じて大きく変化する。し
かし、半導体基板の電位VSBが比較的低い領域(図にお
ける、−V1〜−V2の領域)においては、MOSトラ
ンジスタのしきい値電圧Vthは半導体基板の電位VSB
の電位にかかわらずほぼ一定に保たれる。
【0011】したがって、図9において、P型基板13
0の電位が図10における負の電位領域、−V1〜−V
2程度であれば、ゲート電極133,絶縁膜134,N
型領域131および132によって形成されるMOSト
ランジスタのしきい値電圧はP型基板130の電位のわ
ずかな変動に影響されずに、かつ、パンチスルー等を生
じずに安定した動作を行なう。しかしながら、P型基板
130の電位が高いと、MOSトランジスタのしきい値
電圧はP型基板130の電位のわずかな変動の応答して
大きく変化するため、このMOSトランジスタは安定し
た動作を行なわない。
【0012】P型基板130の電位の上昇による上記の
ような問題を回避するために、P型基板130には、た
とえば図10における電位領域、−V1〜−V2程度の
負の所定電位が与えられる。従来、半導体基板に供給さ
れるべきこのような負の所定電位(以下、バックバイア
ス電圧と呼ぶ)を発生するための回路は、この半導体基
板の外部に設けられた。しかし、最近では、このような
回路はこの半導体基板上に他の回路部とともに形成され
る。このような回路を、バックバイアス電圧発生回路と
呼ぶ。
【0013】図8は、バックバイアス電圧発生回路を有
する半導体集積回路装置の全体構成を示す図である。
【0014】図8を参照して、MOSトランジスタを構
成素子とする半導体集積回路装置100は、半導体基板
130上に形成される機能回路110およびバックバイ
アス電圧発生回路120を含む。
【0015】機能回路110は、この半導体集積回路装
置100の本来の機能を実現する。一方、バックバイア
ス電圧発生回路120は、負の電圧を発生する。発生さ
れた負の電圧は、バックバイアス電圧VBBとして、半導
体基板130に印加される。これによって、機能回路1
10に半導体基板130の電位に起因する誤動作が生じ
るという問題が回避される。
【0016】図5は、図8におけるバックバイアス電圧
発生回路120として用いられる回路の一例を示す図で
ある。図6は、図5に示されるバックバイアス電圧発生
回路の動作を説明するためのタイミングチャート図であ
る。図7は、リングオシレータ1の動作を示すタイミン
グチャート図である。
【0017】以下、図5ないし図7を参照しながら、従
来のバックバイアス電圧発生回路の構成および動作につ
いて説明する。
【0018】図5を参照して、従来のバックバイアス電
圧発生回路は、リングオシレータ1と、チャージポンプ
回路2と、基板電位検知回路3と、インバータ4とを含
む。
【0019】リングオシレータ1は、複数のインバータ
11〜14と、2入力NANDゲート15とを含む。こ
れら複数のインバータ11〜14は互いに直列に接続さ
れ、最終段のインバータ11の出力信号はNANDゲー
ト15の一方の入力端に供給される。NANDゲート1
5の他方の入力端には、基板電位検知回路3の出力信号
BBEが与えられる。NANDゲート15の出力信号は
初段のインバータ14の入力端に供給される。
【0020】インバータ11の出力信号がこのリングオ
シレータ1の出力信号としてインバータ4に与えられ
る。インバータ4は、リングオシレータ1の出力信号を
反転および増幅してチャージポンプ回路2に与える。
【0021】チャージポンプ回路2は、インバータ4の
出力端と基板130との間に直列に接続されるキャパシ
タC1およびNチャネルMOSトランジスタQ1と、キ
ャパシタC1およびトランジスタQ1の接続点N12と
接地との間に設けられるNチャネルMOSトランジスタ
Q2とを含む。
【0022】トランジスタQ1およびQ2の各々はダイ
オード接続される。トランジスタQ1の出力電位がこの
バックバイアス電圧発生回路の出力VBBとして半導体基
板130に供給される。
【0023】基板電位検知回路3は、トランジスタQ1
と基板130との接続点N13の電位、すなわち、基板
130の電位VSBを検知する。
【0024】具体的には、基板電位検知回路3は、基板
130の電位VSBが所定の電位v1よりも低ければ、ロ
ーレベルの検知信号BBEを出力し、半導体基板130
の電位VSBが所定の電位v2(>v1)よりも高けれ
ば、ハイレベルの検知信号BBEを出力する。
【0025】次に、図5および図7を参照しながらリン
グオシレータ1の動作について説明する。
【0026】基板電位検知回路3の出力信号BBE(図
7(a))がローレベルであれば、NANDゲート15
の出力電位はインバータ11の出力電位にかかわらずハ
イレベルとなる。したがって、検知信号BBEがローレ
ベルに固定されている期間T1において、NANDゲー
ト15の出力電位,インバータ14の出力電位,インバ
ータ13の出力電位,インバータ12の出力電位,およ
びインバータ11の出力電位はそれぞれ、図7(b),
(c),(d),(e),および(f)に示されるよう
に、ハイレベル,ローレベル,ハイレベル,ローレベ
ル,およびハイレベルに固定される。つまり、このリン
グオシレータは発振しない。
【0027】一方、検知信号BBEがハイレベルであれ
ば、NANDゲート15がインバータとして動作するの
で、NANDゲート15の出力端には、インバータ11
の出力電位と逆の論理レベルの電位が現れる したがって、検知信号BBEがローレベルからハイレベ
ルに切換わると、まず、NANDゲート15の出力電位
が検知信号BBEの立上りよりも、NANDゲート15
の信号遅延時間だけ遅れてローレベルに立下る(図7
(b)参照)。
【0028】インバータ14の出力端の電位(ノードN
4の電位)は、インバータ14の反転動作によって、N
ANDゲート15の出力端の電位(ノードN5の電位)
の立下りよりもインバータ14の信号遅延時間だけ遅れ
てハイレベルに立上がる(図7(c)参照)。
【0029】インバータ13の出力端の電位(ノードN
3の電位)は、インバータ13の反転動作によって、ノ
ードN4の電位の立上りよりも、さらに、インバータ1
3における信号遅延時間だけ遅れてローレベルに立下る
(図7(d)参照)。
【0030】インバータ12の出力端の電位(ノードN
2の電位)は、インバータ12の反転動作によって、ノ
ードN3の電位の立下りよりも、さらに、インバータ1
2における信号遅延時間だけ遅れてハイレベルに立上が
る(図7(e)参照)。
【0031】インバータ11の出力端の電位(ノードN
1の電位)は、インバータ11の反転動作によって、ノ
ードN2の電位の立上りよりも、さらに、インバータ1
1における信号遅延時間だけ遅れてローレベルに立下る
(図7(f)参照)。ノードN1の電位がローレベルに
切換わると、NANDゲート15の反転動作によってノ
ードN5の電位がハイレベルに切換わる。つまり、ノー
ドN5の電位が、ノードN1の電位の立下りよりもNA
NDゲート15における信号遅延時間だけ遅れてハイレ
ベルとなる。
【0032】このノードN5の電位変化は、再び、イン
バータ11ないし14によってノードN1ないしN4の
電位を変化させる。
【0033】このようにして、各ノードN1〜N5の電
位変化が、この電位を入力として受ける反転器11〜1
5における信号遅延時間だけ遅れて次段のノードに伝達
されるという回路動作が繰返される。この結果、各ノー
ドN1〜N5の電位の論理レベルは、検知信号BBEが
ハイレベルである期間T2において、NANDゲート1
5における信号遅延時間と、インバータ11における信
号遅延時間と、インバータ12における信号遅延時間
と、インバータ13における信号遅延時間との総和に相
当する時間ごとに反転する。つまり、このリングオシレ
ータ1は、これを構成する反転器11〜15の信号遅延
時間に応じた周期で発振する。
【0034】各反転器11〜15の信号遅延時間が長い
ほど、各ノードN1〜N5の電位の論理レベルが切換わ
るまでの時間が長くなる。つまり、リングオシレータの
発振周期は、反転器として信号遅延時間の長い回路を用
いるほど、長くなる。
【0035】検知信号BBEが再度ローレベルに固定さ
れると(図7において実線で示された検知信号BBEの
立下り)、NANDゲート15はノードN1の電位変化
にかかわらずハイレベルの電位を出力する。したがっ
て、検知信号BBEが再びローレベルに固定された期間
T3において、ノードN5の電位はもはや、ノードN1
の電位の立上りRISEに応答してローレベルとなら
ず、ハイレベルに固定される。したがって、期間T3に
おいて、ノードN1,N2,N3,N4,およびN5の
電位はそれぞれ、ハイレベル,ローレベル,ハイレベ
ル,ローレベル,およびハイレベルに固定される。つま
り、リングオシレータ1の発振が停止される。なお、検
知信号BBEの立下り時にノードN5の電位がローレベ
ルである場合(図7において破線で示す)にも、ノード
N5の電位は検知信号BBEの立下りに応答してハイレ
ベルに固定されるので、検知信号BBEがある期間ハイ
レベルとされた後ローレベルに固定されると、ノードN
5,N3,およびN1の電位がハイレベルに固定され、
ノードN2およびN4の電位がローレベルに固定され
て、リングオシレータ1の発振は停止される。
【0036】このように、リングオシレータ1は、検知
信号BBEがハイレベルである期間、すなわち、半導体
基板130の電位VSBが所定電位v2よりも高い範囲に
ある期間だけ発振動作を実行し、検知信号BBEがロー
レベルである期間、すなわち、半導体基板130の電位
SBが所定電位v1よりも低い範囲にある期間には、発
振動作を停止する。
【0037】したがって、検知信号BBE(図6
(a))がローレベルである期間には、リングオシレー
タ1が発振せず常時ハイレベルの信号を出力するので
(図6(b)参照)、インバータ4からチャージポンプ
回路2に与えられる信号は、図6(c)に示されるよう
にローレベルの電位に固定され、検知信号BBEがハイ
レベルである期間には、リングオシレータ1が発振し
て、一定周期でレベル反転する信号を出力するので(図
6(b))、インバータ4からチャージポンプ回路2に
与えられる信号は、図6(c)に示されるようにリング
オシレータ1の発振周期と同じ周期で、リングオシレー
タ1の出力信号と相補なレベル変化を示す。
【0038】図6には、インバータ4の出力信号が、イ
ンバータ4による信号遅延時間を無視して示してある。
【0039】次に、チャージポンプ回路2の動作につい
て説明する。
【0040】なお、以下の説明において、ハイレベルの
電位およびローレベルの電位はそれぞれ、電源電位Vc
c(>0:通常5V程度)および接地電位0Vに対応す
るものとする。
【0041】インバータ4の出力電位がハイレベルから
ローレベルに切換わると、ノードN12の電位(図6
(d))は、キャパシタC1のカップリングによって上
昇し始める。これによってノードN12の電位がトラン
ジスタQ2のしきい値電圧Vth(通常0.8V程度)
に達すると、トランジスタQ2がON状態となってノー
ドN12を接地する。これによって、ノードN12の電
位は0Vとなる。
【0042】このとき、トランジスタQ1は、ソースお
よびドレインにそれぞれノードN12の電位0V以上の
電位および半導体基板130の0V以下の電位を受ける
ので、OFF状態となる。
【0043】したがって、インバータ4の出力電位がハ
イレベルである期間には、キャパシタC1が電源電圧V
ccで充電されるとともに、ノードN12から正の電荷
が除去される。
【0044】インバータ4の出力電位がハイレベルから
ローレベルに切換わるとキャパシタC1の放電によっ
て、キャパシタC1からノードN12に負の電荷が供給
される。これによってノードN12の電位は、図6
(d)に示されるように、負に低下し、トランジスタQ
1のゲート電位、すなわち、半導体基板130の電位V
SBよりもトランジスタQ1のしきい値電圧Vthだけ低
い電位に達する。このためトランジスタQ1はON状態
となってノードN12を半導体基板130に電気的に接
続する。
【0045】一方、トランジスタQ2は、ノードN12
の電位低下によってOFF状態となるので、ノードN1
2は接地から電気的に遮断される。
【0046】したがって、キャパシタC1からノードN
12に供給された負の電荷はすべてトランジスタQ1を
介して半導体基板130に供給される。
【0047】この結果、インバータ4の出力電位がロー
レベルである期間には、インバータの出力電位がハイレ
ベルである期間にキャパシタC1に蓄積された、電源電
位Vccに相当する量の負の電荷がノードN12および
トランジスタQ1を介して半導体基板130に与えられ
る。
【0048】リングオシレータ1が発振している期間に
は、インバータ4の出力電位がハイレベルおよびローレ
ベルを交互にとるので、チャージポンプ回路2における
このような、キャパシタC1の充電および放電ならびに
これに伴うトランジスタQ1,Q2のスイッチング動作
が繰返される。
【0049】したがって、半導体基板130の電位が所
定の電位v2よりも高く検知信号BBEがハイレベルで
ある期間には、チャージポンプ回路2から半導体基板1
30に一定周期で一定量の負の電荷が供給される。この
ため、半導体基板130の電位VSBは、図6(e)に示
されるように、一定周期で低下および上昇をくり返しな
がら、徐々に所定電位v1に近付く。
【0050】一方、リングオシレータ1が発振していな
い期間、すなわち、インバータ4の出力電位がローレベ
ルに固定されている期間には、キャパシタC1は完全に
放電された状態に固定されるので、ノードN12の電位
は図6(d)に示されるように0Vに固定される。した
がって、トランジスタQ1およびQ2はともにOFF状
態に固定される。
【0051】このため、半導体基板130の電位が所定
電位v1よりも低い期間には、チャージポンプ回路2は
動作せず、それゆえチャージポンプ回路2から半導体基
板130に負電荷は供給されない。このため、基板電位
SBは、図6(e)に示されるように、時間とともに単
調に上昇する。
【0052】したがって、半導体基板130の電位が所
定電位v2よりも高くなると、リングオシレータ1およ
びチャージポンプ回路2が動作して、半導体基板130
にバックバイアス電圧発生回路から負電荷が供給される
ので、半導体基板130の電位は低下し、これによって
半導体基板130の電位が所定電位v1よりも低くなる
と、リングオシレータ1およびチャージポンプ回路2が
動作しなくなり半導体基板130にバックバイアス電圧
発生回路から負電荷がまったく供給されなくなるので、
半導体基板130の電位は上昇する。このような、半導
体基板130の電位の所定電位v1よりも低い電位への
変動および所定電位v2よりも高い電位への変動にそれ
ぞれ応答して半導体基板130への負電荷の供給および
その停止が繰返されることにより、半導体基板130の
電位は常に所定の電位範囲v1〜v2に保持される。
(図6(e)参照) 一般に、所定の電位範囲、v1〜v2は、たとえば図1
0における電位範囲、すなわち、−V1〜−V2の範囲
内の値に設定される。
【0053】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
バックバイアス電圧発生回路は、半導体基板130の電
位が所定の負電位v2よりも高い場合にこの半導体基板
130に負電荷を供給し、半導体基板130の電位が所
定電位v1よりも低い場合にはこの半導体基板130に
負電荷を供給しないように構成される。
【0054】すなわち、図5を参照して、半導体基板1
30への負電荷の供給を直接担うチャージポンプ回路2
を駆動するためのリングオシレータ1が、基板電位検知
回路3の出力信号BBEに応答して、図6(b)に示さ
れるように、間欠的に発振するので、チャージポンプ回
路2は、半導体基板130に負電荷を供給するための動
作を実行している状態および停止している状態を交互に
とる。
【0055】しかしながら、バックバイアス電圧発生回
路がこのような極端に異なる状態を交互にとると、半導
体基板が所望の電位に安定に制御されにくいという問題
が生じる。
【0056】以下、この問題について図5および図6を
参照しながら、前記所望の電位が図6の電位v1である
ものとして説明する。
【0057】半導体基板130の電位が所定電位v1よ
りも低くなり検知信号BBEがハイレベルからローレベ
ルに切換わると、リングオシレータ1が発振動作を停止
するのでチャージポンプ回路2から半導体基板130へ
の負電荷の供給量が、リングオシレータ1の発振周波数
およびキャパシタC1の容量ならびにトランジスタQ1
のしきい値電圧によって決定される量(>0)から0に
変化する。このように、半導体基板130への負電荷の
供給量が急激に極端に減少すると、半導体基板130の
電位VSBが一時的に、本来安定すべき電位v1よりも高
い電位に上昇する、いわゆるオーバシュートが生じる。
【0058】逆に、半導体基板130の電位が所定電位
v2よりも高くなり検知信号BBEがローレベルからハ
イレベルに切換わると、リングオシレータ1が発振動作
を再開するので、チャージポンプ回路2から半導体基板
130への電荷供給量が瞬時に、0から、リングオシレ
ータ1の発振周波数およびキャパシタC1の容量ならび
にトランジスタQ1のしきい値電圧によって決定される
量(>0)に変化する。このように、半導体基板130
への負電荷の供給量が急激に極端に増大すると、半導体
基板130の電位VSBが、本来安定すべき電位v1より
も低い電位まで一時的に低下する、いわゆるアンダーシ
ュートが生じる。
【0059】このため、実際には、半導体基板130の
電位VSBは、図6(e)に示されるように、検知信号B
BEのレベルの切換わりに応答して迅速に所定電位v1
に安定しない、すなわち、所定電位v1を中心とする滑
らかな変化を示さない。つまり、半導体基板130の電
位は、所定電位v1を中心にかなり広い範囲で過渡的に
変動する。
【0060】このように、従来のバックバイアス電圧発
生回路によれば、半導体基板への負電荷の供給が間欠的
に行われるので、半導体基板の電位が所定の電位に高精
度に制御されなかった。
【0061】それゆえに、本発明の目的は、上記への問
題点を解決し、半導体基板の電位を所望の電位に高精度
に制御できるバックバイアス電圧発生装置を提供するこ
とである。
【0062】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明にかかるバックバイアス電圧発生装
置は、出力周波数可変の発信手段と、発信手段の出力信
号に応答して半導体基板に、あらかじめ定められた極性
の電荷を、発信手段の出力周波数に応じた量だけ供給す
る電荷供給手段と、半導体基板の電位が所望の電位をこ
えたことを検知する検知手段と、検知手段の検知出力に
応答して発信手段の発信周波数を変化させる周波数制御
手段とを備える。
【0063】電荷供給手段が半導体基板に供給する電荷
の極性は、この所望の電位に応じて決定される。
【0064】
【作用】本発明に係るバックバイアス電圧発生装置は、
上記のように、電荷供給手段を駆動する発信手段の出力
周波数を半導体基板の電位に応じて制御する手段を含
む。このため、電荷供給手段によって半導体基板に供給
される電荷の量が、半導体基板の電位に応じて、0を含
まない範囲で制御される。
【0065】
【実施例】図1は、本発明の一実施例のバックバイアス
電圧発生回路の構成を示す回路図である。
【0066】図2は、本実施例のバックバイアス電圧発
生回路の動作および、このバックバイアス電圧発生回路
の出力を受ける半導体基板の電位の変化を示すタイミン
グチャート図である。
【0067】以下、図1および図2を参照しながら、本
実施例のバックバイアス電圧発生回路の構成および動作
について説明する。
【0068】図1を参照して、このバックバイアス電圧
発生回路は、リングオシレータ1と、チャージポンプ回
路2と、このバックバイアス電圧発生回路の出力VBB
受ける半導体基板(図示せず)の電位VSBを検知する基
板電位検知回路3と、インバータ4とに加えて、基板電
位検知回路3の出力信号BBEをゲートに受けるNチャ
ネルMOSトランジスタQ3とを含む。チャージポンプ
回路2および基板電位検知回路3の構成および動作は、
図5に示される従来のバックバイアス電圧発生回路にお
けるそれと同様であるので説明を省略する。
【0069】本実施例において、リングオシレータ1
は、図5のリングオシレータ1と異なり、基板電位検知
回路3からの検知信号BBEを受けるNANDゲートを
含まず、複数のインバータ11〜14,16間の接続点
N1〜N5のうちの2つの接続点N1およびN3間に、
前述のトランジスタQ3が接続される。
【0070】したがって、検知信号BBEがハイレベル
となると、トランジスタQ3がON状態となる。これに
よって、ノードN1とノードN3とが短絡されるので、
リングオシレータ1の出力信号としてインバータ13の
出力信号がインバータ4に入力される。つまり、インバ
ータ11および12はこのリングオシレータ1の動作に
は関与せず、トランジスタQ3の導通によって電気的に
接続された3つのインバータ13,14,16のみがリ
ングオシレータ1の動作に関与する。
【0071】したがって、リングオシレータ1は、環状
接続された3つのインバータによって構成される場合と
同じ波形の信号を出力する。
【0072】既に説明されたように、リングオシレータ
の発振周期は、このリングオシレータを構成する反転器
の信号遅延時間の総和に相当する長さとなる。このた
め、検知信号BBEがハイレベルである期間には、リン
グオシレータ1の発振周期は3つのインバータ13,1
4,16の信号遅延時間の総和に相当する長さとなる。
【0073】一方、検知信号BBEがローレベルである
期間には、トランジスタQ3がOFF状態となる。この
ため、ノードN11とノードN3とは電気的に切離され
るので、5つのインバータ11〜14,16がすべてリ
ングオシレータ1の動作に関与する。すなわち、リング
オシレータ1は、5つの環状に接続されたインバータに
よって構成された回路として動作する。
【0074】したがって、検知信号BBEがローレベル
である期間には、リングオシレータ1の発振周期は、5
つのインバータ11〜14,16の信号遅延時間の総和
に相当する長さとなる。
【0075】このように、本実施例では、従来と異な
り、検知信号BBEがローレベルである期間、すなわ
ち、半導体基板の電位が所定電位v1よりも低い期間に
も、リングオシレータ1は発振動作を停止せず、リング
オシレータ1の発振周期・周波数が、検知信号BBEが
ローレベルである期間とハイレベルである期間とで切換
わる。
【0076】リングオシレータ1の動作に関与するイン
バータの数は、前述のように、検知信号BBEがハイレ
ベルである期間の方が検知信号BBEがローレベルであ
る期間よりも、少なくなるので、検知信号BBEがハイ
レベルであるときのリングオシレータ1の発振周期・周
波数は、検知信号BBEがローレベルであるときのリン
グオシレータ1の発振周期・周波数よりも短く・高くな
る。(図2(a),(b)参照) したがって、インバータ4からチャージポンプ回路2へ
の入力信号、図2(c)に示されるように、検知信号B
BEがハイレベルである期間には、低い周波数を示し、
検知信号BBEがローレベルである期間には高い周波数
を示す。
【0077】インバータ4の出力周波数が高いほど、チ
ャージポンプ回路2におけるキャパシタC1の充電/放
電の繰返し周期およびトランジスタQ1,Q2のON/
OFFの切換わり周期が短くなる。このため、チャージ
ポンプ回路2から半導体基板への負電荷の供給量は、イ
ンバータ4の出力周波数が高いほど、すなわち、リング
オシレータ1の発振周波数が高いほど多くなる。
【0078】したがって、チャージポンプ回路2から半
導体基板への負電荷の供給量は、半導体基板の電位VSB
が所定電位v2よりも高く検知信号BBEがハイレベル
である期間には、多く、半導体基板の電位VSBが所定電
位v1よりも低く検知信号BBEがローレベルである期
間には、少ない。
【0079】このように、本実施例では、従来と異な
り、チャージポンプ回路2から半導体基板への負電荷の
供給量が、検知信号BBEのハイレベルからローレベル
への切換わりに応答して0とならず、それまでよりも少
ない量(>0)に制限されるだけである。このため、図
2(e)に示されるように、半導体基板の電位VSBが所
定電位v1よりも低くなると、検知信号BBEのローレ
ベルへの切換わりに応答して、半導体基板への負電荷の
供給量が制限されるので、半導体基板の電位VSBは、ト
ランジスタQ1のON/OFFの周期に応じた周期、す
なわち、リングオシレータ1の発振周期に応じた周期
で、狭い範囲での上昇および低下を繰返す。
【0080】この結果、半導体基板の電位VSBは、その
平均レベルがv1となるように制御される。
【0081】半導体基板への正の電荷の供給量が何らか
の原因でそれまでよりも増大すると、リングオシレータ
1の発振周波数が低い場合のチャージポンプ回路2から
半導体基板への負電荷供給量では、半導体基板の電位V
SBはもはや所定電位v1付近に制御されなくなり、この
発振周波数に応じた周期で上昇および低下を繰返しなが
ら徐々に所定電位v1から離れる。この結果半導体基板
の電位VSBが所定電位v2に達すると、検知信号BBE
がローレベルからハイレベルに切換わるので、リングオ
シレータ1の発振周波数の上昇によって、チャージポン
プ回路2から半導体基板に供給される負電荷量が増大す
る。この結果、半導体基板の電位VSBはこのときのリン
グオシレータ1の発振周波数に応じた周期で低下および
上昇を小刻みに繰返しながら低下し、いずれ、所定電位
v1以下に戻る。
【0082】半導体基板の電位VSBが所定電位v1以下
に戻ると、検知信号BBEが再びローレベルに切換わる
のでリングオシレータ1の発振周波数が再び低下し、半
導体基板の電位VSBは前述のような、所定電位v1を中
心とする微小な変動を繰返すことによって、所定電位v
1に保持される。
【0083】以後、半導体基板への正の電荷の供給量が
増大し、半導体基板の電位VSBが所定電位v2まで上昇
すれば、前述のように、リングオシレータ1の発振周波
数が再び増大してチャージポンプ回路2から半導体基板
への負電荷の供給量を増加させるので、半導体基板の電
位VSBは所定電位v1付近に制御される。
【0084】このように、本実施例では、検知信号BB
Eのレベルの切換わりに応答して、チャージポンプ回路
2から半導体基板への負電荷の供給量(>0)が従来よ
りも小さい範囲で切換えられるので、所定電位v1を所
望の電位に設定すれば半導体基板の電位VSBは従来より
も精度よく所望の電位に制御される。
【0085】上記実施例では、リングオシレータの発振
周波数を検知信号BBEのレベルの切換わりに応答して
切換えるために、リングオシレータ1の動作に関与する
インバータの数を検知信号BBEの切換わりに応答して
3個から5個または5個から3個に切換えた。しかしな
がら、半導体基板の電位VSBが所定電位v1よりも低い
ときにリングオシレータ1の動作に関与する反転器の数
および、半導体基板の電位VSBが所定電位v2よりも高
いときにインバータ1の動作に関与する反転器の数はそ
れぞれ、上記実施例における数に限定されず、任意の数
および、この数よりも任意の偶数だけ多い数であればよ
い。
【0086】図3は、本発明の他の実施例のバックバイ
アス電圧発生回路の構成を示す回路図である。
【0087】図3を参照して、このバックバイアス電圧
発生回路は、リングオシレータ1と、チャージポンプ回
路2と、基板電位検知回路3と、リングオシレータ1の
出力信号を反転および増幅してチャージポンプ回路2に
与えるためのインバータ4とに加えて、リングオシレー
タ1を駆動する電源VDとリングオシレータ1との間に
接続されたPチャネルMOSトランジスタQ4を含む。
【0088】本実施例におけるチャージポンプ回路2お
よび基板電位検知回路3の構成および動作は先の実施例
の場合と同様であるので説明は省略する。
【0089】図3には、リングオシレータ1は3つのイ
ンバータ17〜19の環状接続回路によって構成される
場合が例示される。
【0090】本実施例では、先の実施例の場合と異な
り、リングオシレータ1を構成するインバータ17〜1
9を駆動する電源VDが、基板電位検知回路3の出力信
号BBEをゲートに受けるトランジスタQ4を介してこ
れらのインバータ17〜19に接続される。
【0091】このような電源VDは、図1および図5に
おいては図を簡略化するため省略された。
【0092】一般に、インバータや論理ゲート回路の信
号遅延時間は、これを駆動する電源電圧が高いほど短く
なることが知られている。
【0093】図4は、インバータの回路構成例として、
CMOSインバータの一般的な回路構成を示す。
【0094】図4を参照して、CMOSインバータは、
一般に、所定の正の電位を供給する電位源VDと接地と
の間に互いに直列に接続された、PチャネルMOSトラ
ンジスタ1000およびNチャネルMOSトランジスタ
2000を含む。トランジスタ1000および2000
の接続点がこのインバータの出力端であり、トランジス
タ1000および2000のゲートがこのインバータの
入力端であり前段の回路の出力信号を共通に受ける。
【0095】前段の回路の出力電位VINがローレベルか
らハイレベルに切換わると、トランジスタ1000がO
N状態からOFF状態となる。一方、トランジスタ20
00がOFF状態からON状態となってノードNから電
荷を引抜くので、このインバータの出力電位はハイレベ
ルからローレベルに切換わる。
【0096】逆に、前段の回路の出力電位VINがハイレ
ベルからローレベルに切換わると、トランジスタ200
0がON状態からOFF状態に切換わる。一方、トラン
ジスタ1000がOFF状態からON状態に切換わって
ノードNに電位源VDから電荷を供給するので、このイ
ンバータの出力電位がローレベルからハイレベルに切換
わる。
【0097】電位源VDの電位が低いと、前段の回路
(図示せず)の出力電位VINがローレベルである場合、
トランジスタ1000のソースおよびドレイン間電圧
(VD−VIN)が小さいので、トランジスタ1000の
ON抵抗は大きい。このため、前段の回路の出力電位V
INのハイレベルからローレベルへの切換わりに応答して
トランジスタ1000を介して電位源VDからこのイン
バータINVの出力端に流込む電流は小さい。したがっ
て、このインバータの出力電位VOUTがローレベルか
らハイレベルに切換わるのに時間がかかる。すなわち、
このインバータの信号遅延時間が長くなる。
【0098】再度図3を参照して、本実施例では、トラ
ンジスタQ4のしきい値電圧は、ハイレベルの検知信号
BBE電圧および、ローレベルの検知信号BBE電圧の
いずれよりも高く設定される。したがって、検知信号B
BEがローレベルである場合と、ハイレベルである場合
とで、トランジスタQ4は異なるON抵抗で導通する。
【0099】つまり、検知信号BBEがハイレベルであ
る場合には、検知信号BBEがローレベルである場合に
比べ、電源VccからトランジスタQ4を介してインバ
ータ17〜19に供給される電流が小さくなる。このた
め、検知信号BBEがハイレベルである場合にトランジ
スタQ4を介してインバータ17〜19に与えられる駆
動電圧は、検知信号BBEがローレベルである場合のそ
れよりも低い。
【0100】したがって、検知信号BBEがローレベル
である場合には、リングオシレータ1を構成する各イン
バータ17〜19の信号遅延時間が、検知信号BBEが
ハイレベルである場合よりも長くなる。この結果、リン
グオシレータ1の発振周波数は、先の実施例の場合と同
様に、検知信号BBEのハイレベルからローレベルへの
切換わりに応答して低くなる。したがって、本実施例に
よっても、先の実施例の場合と同様の効果が得られる。
【0101】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、バック
バイアス電圧発生装置の発振手段の発振動作を半導体基
板の電位にかかわらず続行させ、かつ、この発振手段の
出力周波数を半導体基板の電位に応じて切換えることに
より、バックバイアス電圧発生装置によって半導体基板
に供給される負電荷の量を適性に制限することができ
る。この結果、半導体基板の電位が、従来よりも安定に
所望の電位に制御される。それゆえ、本発明に係るバッ
クバイアス電圧発生装置がDRAM等の半導体基板に用
いられれば、より安定した回路動作を行なう半導体集積
回路装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のバックバイアス電圧発生回
路の構成を示す回路図である。
【図2】図1のバックバイアス電圧発生回路の動作を説
明するためのタイミングチャート図である。
【図3】本発明の他の実施例のバックバイアス電圧発生
回路の構成を示す回路図である。
【図4】CMOSインバータの一般的な回路構成を示す
図である。
【図5】従来のバックバイアス電圧発生回路の構成を示
す回路図である。
【図6】図5のバックバイアス電圧発生回路の動作を説
明するためのタイミングチャート図である。
【図7】図5のリングオシレータ1の動作を説明するた
めのタイミングチャート図である。
【図8】バックバイアス電圧発生回路を有する半導体集
積回路装置の全体構成を示すブロック図である。
【図9】MOS半導体集積回路装置の部分断面図であ
る。
【図10】半導体基板の電位と、この半導体基板上に形
成されたMOSトランジスタのしきい値電圧との関係を
示すグラフである。
【符号の説明】
1 リングオシレータ 2 チャージポンプ回路 3 基板電位検知回路 11〜19,4 インバータ Q1〜Q3 NチャネルMOSトランジスタ Q4 PチャネルMOSトランジスタ なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 19/094

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の電位を所望の電位に保持す
    るためのバックバイアス電圧発生装置であって、 出力周波数可変の発振手段と、 前記発振手段の出力信号に応答して、前記半導体基板
    に、前記出力信号の周波数に応じた量の電荷を供給する
    電荷供給手段と、 前記半導体基板の電位が前記所望の電位をこえたことを
    検知する手段と、 前記検知手段の検知出力に応答して、前記発振手段の出
    力周波数を変化させる周波数制御手段とを備えた、バッ
    クバイアス電圧発生装置。
JP4145809A 1992-06-05 1992-06-05 バックバイアス電圧発生装置 Withdrawn JPH05342868A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4145809A JPH05342868A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 バックバイアス電圧発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4145809A JPH05342868A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 バックバイアス電圧発生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05342868A true JPH05342868A (ja) 1993-12-24

Family

ID=15393645

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4145809A Withdrawn JPH05342868A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 バックバイアス電圧発生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05342868A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6320457B1 (en) 1999-06-29 2001-11-20 Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. High level voltage generator
US7030682B2 (en) 2002-09-11 2006-04-18 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Voltage detection circuit and internal voltage generating circuit comprising it

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6320457B1 (en) 1999-06-29 2001-11-20 Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. High level voltage generator
US7030682B2 (en) 2002-09-11 2006-04-18 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Voltage detection circuit and internal voltage generating circuit comprising it

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3625851B2 (ja) レベルシフタ回路
KR100218040B1 (ko) 반도체장치 및 비교회로
KR100618518B1 (ko) 리셋 회로
US4920282A (en) Dynamic latch circuit for preventing short-circuit current from flowing during absence of clock pulses when under test
US5196996A (en) High voltage generating circuit for semiconductor devices having a charge pump for eliminating diode threshold voltage losses
JPH064181A (ja) パワーオンリセット信号発生装置
JP2724919B2 (ja) 基板バイアス発生装置
GB2249412A (en) Substrate voltage generator for a semiconductor device
JP2002076882A (ja) 半導体集積回路装置
JP2004128950A (ja) パワーオンリセット回路
US20050258911A1 (en) Ring oscillation circuit
JP3652793B2 (ja) 半導体装置の電圧変換回路
JPS61222318A (ja) パワ−オンリセツト回路
JPH05342868A (ja) バックバイアス電圧発生装置
KR0172242B1 (ko) 고전압 발생회로
JP4266364B2 (ja) 発振回路
JP3080063B2 (ja) インバータ回路
EP0109004B1 (en) Low power clock generator
US6198344B1 (en) Back bias voltage level sensing circuit
JP2990160B1 (ja) 電圧発生回路
JPH10247690A (ja) 低電圧動作発振器
JP3185431B2 (ja) 負電圧発生回路
KR100348301B1 (ko) 파워 온 리셋 회로
KR100453887B1 (ko) 링 오실레이터
JP2008066930A (ja) 発振回路

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990831