JPH0534024B2 - - Google Patents

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JPH0534024B2
JPH0534024B2 JP1278684A JP27868489A JPH0534024B2 JP H0534024 B2 JPH0534024 B2 JP H0534024B2 JP 1278684 A JP1278684 A JP 1278684A JP 27868489 A JP27868489 A JP 27868489A JP H0534024 B2 JPH0534024 B2 JP H0534024B2
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JP
Japan
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autoantibodies
immune complexes
adsorption
adsorbent
plasma
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JP1278684A
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JPH03236857A (ja
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Naokuni Yamawaki
Shozo Suzuki
Tadaaki Furuta
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳现な説明】
本発明は、生䜓免疫機胜に起因する各皮疟患ず
密接な関係をも぀ず考えられおいる自己抗䜓およ
びたたは免疫耇合䜓が特異的に吞着陀去された
血液たたは血挿を補造する方法に関する。 呚知の劂く、血液䞭に発珟する自己抗䜓およ
びたたは免疫耇合䜓は、癌、免疫増殖性症候
矀、慢性関節リりマチ、党身性゚リテマトヌデス
等の自己免疫疟患、あるいはアレルギヌ、臓噚移
怍時の拒絶反応等の生䜓免疫機胜に関係した疟患
および珟象の原因あるいは進行ず密接な関係をも
぀おいるず考えられおいる。 そこで、血液、血挿等の䜓液成分から、䞊蚘自
己抗䜓およびたたは免疫耇合䜓を特異的に吞着
陀去するこずによ぀お、䞊蚘の劂き疟患の進行を
防止し、症状を軜枛せしめ、さらには治癒を早め
るこずが期埅されおいた。 埓来、このような目的に䟛し埗る吞着材ずしお
は、プロテむンを䞍溶性担䜓に固定させた吞着
材、アクリル酞゚ステル系倚孔性暹脂䟋えば
XAD−、ロヌムアンドハヌス瀟補あるいは
カルボキシメチルセルロヌス等の陜むオン亀換䜓
が提案されおいる。 しかしながら、プロテむンを䞍溶性担䜓に固
定された吞着材は、自己抗䜓およびたたは免疫
耇合䜓に察し特異的吞着機胜を有するものの、黄
色ブドり球菌由来の生理掻性タンパク質であるた
め、原料確保が困難で補品コストがかかるずいう
䞍利点があり、たた、掻性が䞍安定なため、固定
化時の取り扱い、固定化埌の保存等による倱掻を
起こし易い欠点があり、さらに、䜓液に接觊せし
めお䜿甚する際に、プロテむン溶出による匊害
が生じる危険があり、加えお、倱掻を抑え぀぀滅
菌するこずが困難であるずいう難点があ぀た。 たた、アクリル酞゚ステル系倚孔性暹脂および
カルボキシメチルセルロヌスは、吞着胜が小さ
く、その䞊、吞着特異性が䜎いずいう欠点があ
り、さらに䜓液䞭のアルブミンをも吞着するの
で、浞透圧の異垞をきたし、安党な治療噚ずしお
利甚するこずは䞍可胜であ぀た。 本発明の目的は、䞊蚘の劂き埓来技術に基づく
自己抗䜓およびたたは免疫耇合䜓の吞着材の問
題点に鑑み、䞀般的に普及可胜であり、自己抗䜓
およびたたは免疫耇合䜓を高掻性か぀特異的に
吞着し、安定な掻性を保持し、安党性があり、滅
菌操䜜も簡易に行うこずができ、䜓液浄化あるい
は再生甚に適した吞着材を利甚しお、自己抗䜓お
よびたたは免疫耇合䜓が遞択的に陀去された血
液たたは血挿を補造する方法を提䟛せんずするも
のである。 本発明者らは、䞊蚘目的に沿぀お鋭意研究した
結果、各皮の化合物を䞍溶性担䜓に結合し、自己
抗䜓および免疫耇合䜓に察する結合掻性を評䟡し
たずころ、実に驚くべきこずには、䞍溶性担䜓が
結合した疎氎性アミノ酞たたはその誘導䜓が、ア
ルブミンをほずんど吞着せず、極めお高掻性か぀
特異的に自己抗䜓、免疫耇合䜓を吞着するこずを
芋出し、本発明を完成するに至぀た。 すなわち、本発明は、25℃における察生理食塩
氎溶解床が100moldl以䞋である疎氎性アミ
ノ酞たたはその誘導䜓およびたたは該疎氎性ア
ミノ酞たたはその誘導䜓を含むオリゎマヌが氎䞍
溶性担䜓mlあたり0.1〜30mg結合されおなる吞
着材に、自己抗䜓およびたたは免疫耇合䜓が共
存する血液たたは血挿を流すこずを特城ずする自
己抗䜓およびたたは免疫耇合䜓が遞択的に陀去
された血液たたは血挿を補造する方法に係る。 本発明で察象ずする吞着物質は、自己抗䜓およ
びたたは免疫耇合䜓であるが、より詳现に説明
するず、リりマチ因子、抗栞抗䜓、抗DNA抗䜓、
抗リンパ球抗䜓、抗赀血球抗䜓、抗血小板抗䜓、
アセチルコリンレセプタヌ抗䜓、血枅脱髄抗䜓、
抗サむログロブリン抗䜓、抗マむクロゟヌム抗
䜓、抗倧腞抗䜓等の自己抗䜓、自己抗䜓の還元生
成物、化孊修食生成物等のむムノグロブリン誘導
䜓、自己抗䜓間たたは自己抗䜓ず他の物質、特に
抗原および抗原様物質ずの耇合䜓等である。これ
らの䞭でも特に本発明の察象ずする吞着物質ずし
お奜たしいものは、自己免疫疟患の原因および進
行ず深い関わりをも぀自己抗䜓および免疫耇合䜓
である。 本発明に甚いる疎氎性アミノ酞たたはその誘導
䜓ずは、察生理食塩氎溶解床100ミリモルdl以
䞋25℃、より奜たしくは30ミリモルdl以䞋
の化合物をいう。察生理食塩氎溶解床が100ミリ
モルdlより倧きい化合物は、芪氎性が高くなり
すぎ、自己抗䜓およびたたは免疫耇合䜓に察す
る芪和力が䜎䞋する結果、吞着胜が極端に䜎䞋す
る。たた、より芪氎的なアルブミンに察する芪和
力が生じお、アルブミンをも非特異的に吞着する
ようになり奜たしくない。 疎氎性アミノ酞およびその誘導䜓ずは、
Tanford.NozakiJ.Am.Chem.Soc.、184 4240
1962、J.Biol.Chem.246 22111971〔タンフ
オヌド、ノザキゞダヌナル・オブ・アメリカ
ン・ケミカル・゜サ゚テむ、184、42401962、
ゞダヌナル・オブ・バむオロゞカル・ケミストリ
ã‚€246、22111971〕により定矩された疎氎性尺
床でみお、1500calmol以䞊のアミノ酞および
その誘導䜓で、察生理食塩氎溶解床100ミリモ
ルdl以䞋の化合物を意味する。䟋えば、リゞ
ン、バリン、ロむシン、チロシン、プニルアラ
ニン、む゜ロむシン、トリプトフアンおよびその
誘導䜓等である。これらの疎氎性アミノ酞および
その誘導䜓の䞭では、トリプトフアンおよびその
誘導䜓が特に良奜な結果を䞎える。たた、アミノ
酞は、の立䜓配座を特に限定するこずなく䜿
甚するこずができる。 疎氎性アミノ酞たたはその誘導䜓のうち、䞍溶
性担䜓に結合した状態で非解難性、䞡むオン性、
カチオン性の化合物が、自己抗䜓およびたたは
免疫耇合䜓をより遞択的に吞着するので、アニオ
ン性の化合物よりは奜たしい。アニオン性の化合
物は、アルブミン分子が自己抗䜓および免疫耇合
䜓より電気的に陰性であるこずより圓然予想され
る結果に反しお、アルブミンに芪和性であり、自
己抗䜓およびたたは免疫耇合䜓の吞着量が䜎䞋
した。䟋えば、プニルアラニンメチル゚ステ
ル、プニルアラニン、チロシンは、その疎氎性
に倧きな盞違がないが、そのアミノ基で䞍溶性担
䜓に共有結合し、自己抗䜓吞着胜を評䟡した時、
プニルアラニンメチル゚ステルプニルアラ
ニンチロシンの序列になり、プニルアラニ
ン、チロシンは、吞着胜が䜎䞋するこずにその実
䟋をみるこずができる。たた、非芳銙族化合物も
同様の結果を瀺した。特にアニオン性基ずしお、
スルフオン酞基を有し、より芪氎性した化合物
は、自己抗䜓およびたたは免疫耇合䜓よりアル
ブミンに芪和的であり、アルブミン吞着材ずしお
䜜甚した。これは化合物の電荷ずアルブミン、分
子内のミクロな環境の電荷ずの盞互䜜甚によるも
のず掚定される。 以䞊の実隓結果よりみお、本発明の䜜甚メカニ
ズムは、䞍溶性担䜓に結合した疎氎性化合物ず自
己抗䜓およびたたは免疫耇合䜓の疎氎性盞互䜜
甚力Van der Waals力に基づくものず考え
られる。たた、遠達力ずしおの電荷間盞互䜜甚力
クヌロン力が二次的に䜜甚しおいるものず掚
定される。 本発明の疎氎性アミノ酞たたはその誘導䜓を含
むオリゎマヌは、分子量1000以䞋のオリゎマヌで
ある。これによりプロテむン分子量42000の
ような倩然高分子に比范しお固定化時の取り扱
い、固定化埌の保存も容易に行えるものである。
たた、圓該物質が䞍溶性担䜓から溶出した堎合に
も、分子量䞇以䞋のオリゎマヌは、生䜓に察す
る抗原性が無芖できるほど小さく安党であり、滅
菌操䜜も容易に行えるものである。該オリゎマヌ
は、疎氎性化合物モノマヌ単独たたは他の化合物
ずの共重合により埗られる。疎氎性アミノ酞たた
はその誘導䜓モノマヌずしおは、䟋えば、トリプ
トフアン等を甚いるこずができる。 本発明で甚いられる䞍溶性担䜓は、芪氎性担
䜓、疎氎性担䜓いずれも䜿甚できるが、疎氎性担
䜓を甚いる堎合には、時に担䜓ぞのアルブミンの
非特異的吞着が生じるため、芪氎性担䜓の方が奜
たしい結果を䞎える。 䞍溶性担䜓の圢状は、粒子状、繊維状、䞭空糞
状、膜状等いずれの公知の圢状も甚いうるが、疎
氎性化合物の保持量、吞着材ずしおの取り扱い性
よりみお、粒子状、繊維状のものが奜たしい。 粒子状担䜓ずしおは、平均粒埄150Όないし
2500Όの範囲にあるこずが奜たしい、平均粒埄は
JIS−−8801に芏定されるフルむを甚いお流氎
䞭で分玚した埌、各玚の䞊限粒埄ず䞋限粒埄の䞭
間倀を各玚の粒埄ずし、その重量平均ずしお平均
粒埄を算出する。たた、粒子圢状は球圢が奜たし
いが、特に限定されるものではない。平均粒埄が
2500Ό以䞊では、自己抗䜓およびたたは免疫耇
合䜓の吞着量及び吞着速床が䜎䞋するし、150ÎŒ
以䞋では、凝固系の掻性化、血球粘着をおこしや
すい。䜿いうる粒子状担䜓ずしおは、アガロヌス
系、デキストラン系、セルロヌス系、ポリアクリ
ルアミド系、ガラス系、掻性炭系の担䜓である
が、ゲル構造を有する芪氎性担䜓が良奜な結果を
䞎える。たた、通垞固定化酵玠、アフむニテむク
ロマトグラフむに甚いられる公知の担䜓は、特別
な限定なく䜿甚するこずができる。 粒子状担䜓ずしおは、倚孔性粒子、特に倚孔性
重合䜓を甚いるこずもできる。本発明で甚いられ
る倚孔性重合䜓粒子は、その衚面に疎氎性化合物
を固定化しうるものであり、平均孔系300Åない
し9000Å、より奜たしくは1000Åないし6000Åの
範囲にあるものである。重合䜓組成は、ポリアミ
ド系、ポリ゚ステル系、ポリりレタン系、ビニル
化合物の重合䜓等、倚孔性構造をずりうる公知の
重合䜓を甚いるこずができるが、特に芪氎性モノ
マヌにより芪氎化したビニル化合物系倚孔性重合
䜓粒子が奜たしい結果を䞎える。 該倚孔性構造は、平均粒埄300Åないし9000Å
範囲にあるのが奜たしいが、平均孔埄が小さすぎ
る堎合には、吞着される自己抗䜓およびたたは
免疫耇合䜓の量が少なく、倧きすぎる堎合には、
重合䜓粒子の匷床が䜎䞋し、か぀衚面積が枛少す
るため実甚的ではない。 平均孔埄の枬定は氎銀圧入匏ポロシメヌタヌに
よ぀た。この方法は、倚孔性物質に氎銀を圧入し
おゆき、浞入した氎銀量から気孔量を、圧入に芁
する圧力から孔埄を求める方法であり、40Å以䞊
の孔を枬定するこずができる。本発明の孔ずは、
孔埄が40Å以䞊の衚面からの連通孔ず定矩する。
平均孔埄は、孔埄を、ポロシメヌタヌで枬定し
た环積気孔量をずしたずき、dV log 
の倀が最倧ずなるずきのの倀ずする。 繊維状担䜓を甚いる堎合には、その繊維圢が
0.02デニヌルないし10デニヌル、より奜たしくは
0.1デニヌルないしデニヌルの範囲にあるもの
が良い。繊維埄が倧きすぎる堎合には、自己抗䜓
およびたたは免疫耇合䜓の吞着量および吞着速
床が䜎䞋するし、小さすぎる堎合には、凝固系の
掻性化、血球粘着、目づたりをおこしやすい。甚
いうる繊維状担䜓ずしおは、再生セルロヌス系繊
維、ナむロン、アクリル、ポリ゚テル等公知の繊
維を䞀般に甚いるこずができる。 疎氎性アミノ酞たたはその誘導䜓を䞍溶性担䜓
の衚面に固定する方法は、共有結合、むオン結
合、物理吞着、包埋あるいは重合䜓衚面ぞの沈柱
䞍溶化等あらゆる公知の方法を甚いるこずができ
るが、疎氎性アミノ酞たたはその誘導䜓の溶出性
から考えるず、共有結合により、固定、䞍溶化し
お甚いるこずが奜たしい。そのため通垞固定化酵
玠、アフむニテむクロマトグラフむで甚いられる
公知の䞍溶性担䜓の掻性化方法および疎氎性化合
物ずの結合方法を甚いるこずができる。たた、必
芁に倧じお䞍溶性担䜓ず疎氎性アミノ酞たたはそ
の誘導䜓の間に任意の長さの分子スペヌサヌ
を導入しお䜿甚するこずもできる。䟋えば、アガ
ロヌスのヒドロキシル基ずヘキサメチレンゞむ゜
シアナヌトの片偎のむ゜シアナヌト基を反応、結
合させ、残぀たむ゜シアナヌト基ず疎氎性アミノ
酞たたはその誘導䜓のアミノ基、ヒドロキシル
基、スルフヒドリル基、カルボキシル基等を反
応、結合させるごずく実斜するこずができる。ス
ペヌサヌ長さずしおは、スペヌサヌのないものか
ら、その䞭に含たれる原子数で20たでが特に奜た
しい結果を䞎える。 本発明で䞍溶性担䜓に結合しおいる疎氎性アミ
ノ酞たたはその誘導䜓の量は、䞍溶性担䜓ml圓
たり0.1mgないし30mgの範囲である。より奜たし
くは0.5mgないし15mgの範囲である。保持量が0.1
mgmlを䞋たわるず自己抗䜓およびたたは免疫
耇合䜓の吞着量が極床に䜎䞋するし、30mgmlを
䞊たわるず吞着特異性が䜎䞋し奜たしくない。 本発明に䜿甚する自己抗䜓およびたたは免疫
耇合䜓の吞着装眮は、䞊述の劂き自己抗䜓およ
びたたは免疫耇合䜓の吞着材を、䜓液の導出入
口を備えた容噚内に充填保持させおなるものであ
る。 第図においお、は本発明に䜿甚する自己抗
䜓およびたたは免疫耇合䜓の吞着装眮の䟋を
瀺すものであり、円筒の䞀端開口郚に、内偎に
フむルタヌを匵぀たパツキングを介しお䜓液
導入口を有するキダツプをネゞ嵌合し、円筒
の他端開口郚に内偎にフむルタヌ′を匵぀た
パツキング′を介しお䜓液導出口を有するキ
ダツプをネゞ嵌合しお容噚を圢成し、フむルタ
ヌおよび′の間〓に吞着材を充填保持させお
吞着材局を圢成しおなるものである。 吞着材局には、本発明の該吞着材を単独で充
填しおもよく、他の吞着材ず混合もしくは積局し
おもよい。他の吞着材ずしおは、䟋えばDNA等
の他の悪性物質抗原の吞着材や、幅広い吞着
胜を有する掻性炭等を甚いるこずができる。これ
により吞着材の盞乗効果によるより広範な臚床効
果が期埅できる。吞着材局の容積は、䜓倖埪環
に甚いる堎合、50〜400ml皋床が適圓である。 本発明の装眮を䜓倖埪環で甚いる堎合には、倧
略次の二通りの方法がある。䞀぀には、䜓内から
取り出した血液を遠心分離機もしくは膜型血挿分
離噚を䜿甚しお、血挿成分の血球成分ずに分離し
た埌、血挿成分を該装眮に通過させ、浄化した
埌、血球成分ず合わせお䜓内にもどす方法であ
り、他の䞀぀は䜓内から取り出した血液を盎接該
装眮に通過させ、浄化する方法である。 たた、血液もしくは血挿の通過速床に぀いお
は、該吞着材の吞着胜率が非垞に高いため、吞着
材の粒床を粗くするこずができ、たた充填床を䜎
くできるので、吞着材局の圢状の劂䜕にかかわり
なく、高い通過速床を䞎えるこずができる。その
ため倚量の䜓液凊理をするこずができる。 䜓液の通液方法ずしおは、臚床䞊の必芁に応
じ、あるいは蚭備の装眮状況に応じお、連続的に
通液しおもよいし、たた断続的に通液䜿甚しおも
よい。 本発明の方法は、以䞊述べおきたように、䜓液
䞭の自己抗䜓およびたたは免疫耇合䜓を高率か
぀特異的に吞着陀去し、非垞にコンパクトである
ず共に簡䟿か぀安党である。たた、滅菌操䜜も容
易か぀確実に実斜できるずいうメリツトも䜵せも
぀おいる。 本発明は、自己血挿等の䜓液を浄化、再生する
䞀般的な甚法に適甚可胜であり、生䜓免疫機胜に
関係した疟患の安党で確実な治療、特に慢性関節
リりマチ、党身性゚リテマトヌデス等の自己免疫
疟患の治療に有効である。 たた、本発明の吞着材は、装眮に充填しお治療
噚ずしお甚いられるにずどたらず、むムノグロブ
リン、自己抗䜓、むムノグロブリン誘導䜓、むム
ノグロブリン耇合䜓の分離、粟補甚吞着材および
これらの枬定甚基材ずしおも極めお有効に利甚で
きる。 以䞋、実斜䟋により、本発明の実斜の態様をよ
り詳现に説明する。 参考䟋  CNBr掻性化セフアロヌズ4Bスり゚ヌデン、
フアルマシア瀟補、平均粒埄260Όに、通垞の
方法によ぀お各皮の芳銙族環および疎氎性アミノ
酞たたはその誘導䜓を含む疎氎性化合物を結合せ
しめ、過剰の掻性基を゚タノヌルアミンでブロツ
キングした。保持量は、残䜙疎氎性化合物の玚
アミノ基を−プニルスピロ〔フラン−
3H1′−フタラン〕−3′−ゞオン“フルラ
ム ”ロシナ瀟補ず反応結合させ、475〜490n
の蛍光励起波390nで枬定し、別に未掻
性化セフアロヌズ4Bで実隓した物理吞着量をさ
し匕いお算出した。 ゚タノヌルアミンブロツキング埌の吞着材を、
PH−0.1M酢酞バツフアヌ、PH8.5−0.1Mホり酞
バツフアヌでくり返し掗浄埌、生理食塩氎で掗
浄、氎切りしお実隓に䟛した。 吞着実隓は、ヒト血挿容ず吞着材容を混合
し、37℃、時間むンキナベヌトした。吞着埌の
グロブリン、アルブミン量をテストキツト
〔GBテスト ワコヌ、和光玔薬工業(æ ª)補〕
にお枬定した。たた、未掻性化セフアロヌズを甚
いお吞着実隓を行い、コントロヌルずした。結果
を衚−に瀺した。衚−より少なくずも぀の
芳銙族環を含む疎氎性化合物が、特異的か぀高率
にグロブリンを吞着するこずが明らかである。
【衚】 さらに吞着実隓埌の吞着材トリプタミンセ
フアロヌズ4Bmlを甚いお、吞着したグロブ
リンのむムノグロブリンクラス別定量を行぀た。
吞着材を氷冷したPBSで回掗浄、脱氎埌、50
mlを氷冷した0.1Mグリシン塩酞緩衝液PH2.5
で吞着したグロブリンを溶離した。溶離液をシン
グルラゞアルむムノデむフナヌゞペンSRID
におグロブリンクラス別定量を行぀た。SRIDは
(æ ª)医孊生物孊研究所補のプレヌトを甚いた。怜出
されたグロブリンクラス別の量は、むムノグロブ
リンがmg、むムノグロブリンが0.6mg、む
ムノグロブリンが1.4mgであ぀た。これにより
本発明の吞着材が、むムノグロブリンをそのクラ
スに係わりなく高掻性に吞着するこずが刀る。 参考䟋  疎氎性化合物ずしお、シクロヘキシルアミンお
よびむ゜ロむシンメチル゚ステルを甚いたこず以
倖は、参考䟋ず同様にしお吞着実隓を行぀たず
ころ、シクロヘキシルアミンでグロブリン吞着率
12、アルブミン吞着率、む゜ロむシンメチ
ル゚ステルにおグロブリン吞着率25、アルブミ
ン吞着率ずい぀た良奜な結果が埗られた。 参考䟋  疎氎性化合物の代わりに芪氎性化合物を甚い
お、参考䟋ず同様の実隓を行぀た。結果を衚−
に瀺した。これより芪氎性化合物が、グロブリ
ンの吞着胜、吞着特異性においお著しく劣るこず
は明らかである。
【衚】 実斜䟋  疎氎性化合物ずしおトリプトフアン、トリプト
フアンメチル゚ステル、トリプタミン、−プ
ニルアラニンメチル゚ステルを、ヒト血挿の代わ
りにヒト慢性関節リりマチ患者血挿を甚いる以倖
は、参考䟋ず同様を実隓を行぀た。慢性関節リ
りマチの悪性物質であるリりマチ因子自己抗
䜓、免疫耇合䜓の吞着陀去胜を枬定した。リり
マチ因子の枬定は、ラテツクス凝集テスト、受身
感䜜血球凝集テストにお行぀た。 ラテツクス凝集テストは、ポリスチレンラテツ
クス粒子にヒト−γ−グロブリンを吞着させたも
のに、リりマチ因子を含む患者血挿を䜜甚させる
ず、ラテツクス粒子が凝集する性質を怜出法ずし
お枬定するものであり、通垞血挿の垌釈系列を䜜
成しお、ラテツクス粒子が凝集しなくなる血挿垌
釈倍率でリりマチ因子濃床を評䟡するものであ
る。リりマチ因子を高濃床に含む血挿は、陰性に
なる垌釈倍率が高くなり、䜎濃床の血挿は逆に䜎
くなる。 受身感䜜血球凝集テストは、ヒツゞ赀血球にり
サギ−γ−グロブリンを吞着させたものであり、
他はラテツクス凝集テストず同じである。䞀般
に、受身感䜜血球凝集テストの法がラテツクス凝
集テストよりリりマチ因子特異性が高いずされお
いる。 グリシン食塩緩衝液で垌釈系列を䜜成しお、ラ
テツクス凝集テストにおリりマチ因子の陰性にな
る垌釈倍率を求めた。ラテツクス凝集テストは、
日本凍結也燥研究所のキツトを甚いお行぀た。同
様に受身感䜜血球凝集テスト〔RAHAテスト、
富士臓噚補薬(æ ª)補〕にお評䟡した。 たた、免疫耇合䜓の枬定は、ポリ゚チレングリ
コヌル、補䜓溶血法によ぀た。この方法はポリ゚
チレングリコヌルで沈降分取した免疫耇合䜓を、
ヒト健康人血枅䞭の補䜓ず反応させ、残䜙の補䜓
量を抗䜓を結合した赀血球の溶血量で枬定するこ
ずにより、免疫耇合䜓量を評䟡するものである。
この方法の操䜜方法、条件は以䞋の通りである。 (1) 怜䜓0.3mlを分離管に泚ぐ。0.2M EDTA50ÎŒ
を加え撹拌する。ほう酞バツフア−PBS
50Όを加え撹拌する。12.5PEGポリ゚チレン
グリコヌルMw7500を0.1ml加え撹拌し、
℃90min静眮する。 (2) ℃、170010min遠心し、埗られた沈柱を
2.5PEG1.0mlで掗う。170015min遠心し、
䞊枅を排出する。 (3) 37℃のGVB++䟡陜むオンを含むれラチン
ベロナヌルバツフアヌ30Όを加え、沈柱を
溶解する。補䜓源ずしおプヌル健康人血枅10ÎŒ
加える。37℃、30min、免疫耇合䜓ず補䜓ず
を反応させる。 (4) 1.5×108mlEA抗䜓感䜜赀血球1.0mlを加
え、37℃60min浞ずうさせお、残存補䜓による
溶血反応を促進させる。 (5) 反応埌、℃の生食氎6.5mlを加えお遠心し、
䞊枅の吞光床OD414を枬定する。 (6) 察照健康人血枅に察する溶血の阻止率を
算出し、単䜍をPEG−c.c.ずする。 〔阻止率察照−怜䜓吞光床察照吞光床×100〕 〔陀去率未凊理−凊理血挿阻止率未凊理血挿阻止
率×100〕 なお、EAは日本凍結也燥研究所補の補䜓䟡枬
定甚感䜜赀血球KWを甚いた。たた、グロブ
リンは参考䟋で甚いた方法によ぀お枬定した。 未掻性化セフアロヌズを参考䟋ず同様にコン
トロヌルずしお甚い、結果はコントロヌルをず
した堎合の陀去率で衚−に瀺した。 衚−より、疎氎性アミノ酞およびその誘導䜓
であるトリプトフアン、トリプトフアンメチル゚
ステル、トリプタミン、−プニルアラニンメ
チル゚ステルがグロブリン、リりマチ因子、免疫
耇合䜓を特異的か぀高率に吞着陀去するこずが明
らかである。
【衚】 䞊衚より、疎氎性アミノ酞およびその誘導䜓
が、グロブリンを特異的か぀高率に吞着するこ
ず、さらに、より高率か぀特異的にリりマチ因
子、免疫耇合䜓を吞着するこずは明らかである。 比范䟋  プロテむン−セフアロヌズCL−4Bスり゚
ヌデン、フアルマシア瀟補を甚いお、実斜䟋
ず同様の実隓を行぀た。グロブリンの定量は、高
速液䜓クロマトグラフカラム3000SW2本東掋
曹達補を甚いお行぀た。たた、保存安定性を評
䟡するため、プロテむン−セフアロヌズCL−
4Bを生理食塩液に懞濁し、100℃、60分凊理した
ものを甚いお、同様の実隓を行぀た。コントロヌ
ルをセフアロヌズCL−4Bずした。結果を衚−
に瀺した。
【衚】 䞊衚より明らかなように、プロテむン−セフ
アロヌズは、疎氎性アミノ酞およびその誘導䜓に
比し、陀去率が䜎く、熱凊理した時、特異性が䜎
䞋しお奜たしいものではない。 実斜䟋  リりマチ患者血挿の代わりに、党身補゚リテマ
トヌデス患者血挿を甚いる以倖は、実斜䟋ず同
様に実斜した。結果を衚−に瀺した。
【衚】 䞊衚より、疎氎性アミノ酞およびその誘導䜓
が、党身性゚リテマトヌデス患者血挿䞭の免疫耇
合䜓および抗DNA抗䜓を、より高率か぀特異的
に吞着するこずは明らかである。 なお、抗DNA抗䜓の枬定は、ホルマリン固定
ニワトリ血球にDNAを感䜜したものに、抗DNA
抗䜓を含む患者血挿を䜜甚させるず、ニワトリ血
球が凝集する性質を怜出法ずしお枬定するもので
ある。他はラテツクス凝集テストず同様にしお抗
DNA抗䜓量を枬定する。枬定はDNAテストキツ
ト富士臓噚補薬(æ ª)を甚いお行぀た。 実斜䟋  、トリプトフアン、、プニルアラニ
ンず、リゞンのオリゎペプチドを−
カルボン酞無氎物法にお、−ヘキシルアミンを
開始剀に甚いお合成した。リゞンのε−アミノ基
は予めカルボベンゟキシ基で保護し、オリゎペプ
チド合成埌垞法により陀去した。生成したオリゎ
ペプチドの重合床数平均は末端アミノ基を参
考䟋ず同様に蛍光分析により求めた。各オリゎ
マヌを掻性化CH−セフアロヌズ4Bに垞法により
結合し、グリシンバツフアヌでブロツキング埌掗
浄し、実斜䟋ず同様の実隓を行぀た。たた、コ
ントロヌルを゚タノヌルアミンでブロツクした
CH−Sepharose4Bずした。結果を衚−に瀺し
た。
【衚】 䞊衚より、疎氎性アミノ酞を含むオリゎペプチ
ドが、グロブリン、さらにはリりマチ因子、免疫
耇合䜓を特異的に吞着陀去するこずは明らかであ
る。 参考䟋  ビニル化合物系倚孔性重合䜓ずしお、ヒドロキ
シル゚チルメタアクリレヌト−゚チレングリコヌ
ルゞメタアクリレヌト−グレシゞルメタアクリレ
ヌトよりなる䞉元共重合䜓の平均粒埄、平均孔埄
が皮々異なる重合䜓を甚いお実隓を行぀た。重合
䜓䞭の゚ポキシ密床は1molである。疎氎性ア
ミノ酞の誘導䜓ずしお、−トリプトフアンメチ
ル゚ステルを甚い、垞法により固定した。未反応
゚ポキシドぱタノヌルアミンを甚いおブロツク
した。保持量は4.3mgmlレゞンであ぀た。コン
トロヌルずしお゚ポキシドを党量゚タノヌルアミ
ンでブロツクしたものを甚いた。参考䟋ず同様
に十分に掗浄したものを実隓に䟛した。該吞着材
mlを第図の劂き容噚内に収玍し、グロブリン
の陀去装眮を䜜成した。 第図に瀺す実隓系を甚いおグロブリンの吞着
実隓を行぀た。 すなわち、容噚ずヒト健康人血液を25
ml入れ、ポンプにより毎分mlの流速で汲み
出し、むムノグロブリンの陀去装眮に送り、ド
リツプチダンバヌおよびサンプリング口
を経お、容噚に返送されるようにチナヌブ
を配蚭した。なお、血液䞭にはヘパリン
を添加した。 䞊蚘装眮により、血液を、時間埪環させた
埌、血液をサンプリングし、血挿䞭ののグロブリ
ン量を枬定した。結果を衚−に瀺した。 いずれの堎合も、埪環の前埌で癜血球、血小板
の枛少は少なか぀た。
【衚】 参考䟋  0.5デニヌルのベンベルグ長繊維旭化成工業
補を甚いお、垞法によりCNBr掻性化し、−
トリプトフアンメチル゚ステルを固定した。ブロ
ツキング、掗浄は参考䟋によ぀た。保持量は
9.8mgベンベルグであ぀た。該吞着材を甚い
お、実斜䟋ず同様の実隓を行぀た。第図の容
噚には、該吞着材をベンベルグ也燥重量
収玍した。充填密床0.2ml。別にコントロ
ヌルずしお未凊理ベンベルグを甚いお比范した。
結果を衚−に瀺した。たた、埪環の前埌で癜血
球、血小板の枛少は比范的少なか぀た。
【衚】 実斜䟋  CNBr掻性化セフアロヌズ4Bスり゚ヌデン、
フアルマシア瀟補に、通垞の方法により、疎氎
性アミノ酞である−トリプトフアン、−プ
ニルアラニンを固定し吞着材ずした。ブロツキン
グ、掗浄は参考䟋ず同様に行い、保持量の枬定
も同様に行぀た。保持量は、−トリプトフアン
が2.3mgmlセフアロヌズ湿最カラム容量、
−プニルアラニンが、2.0mgmlセフアロヌズ
であ぀た。 吞着実隓は、重症筋無力症患者血挿容に察し
氎切りした吞着材容を混合し、37℃、時間、
振ずうしながら、むンキナベヌトした。吞着埌の
血挿䞭、孔アセチルコリンレセプタヌ抗䜓自己
抗䜓をリンドストロムLindstromの抗䜓
法にお枬定した。たた、未掻性化セフアロヌズ
4Bを甚いお吞着実隓を行い、コントロヌルずし
た。 結果は、コントロヌルをずした堎合の陀去率
で衚−に瀺した。衚−より、セフアロヌズ
4Bに−トリプトフアン、−プニルアラニ
ンを固定化した吞着材が、重症筋無力症の自己抗
䜓である抗アセチルコリンレセプタヌ抗䜓を遞択
的、か぀高率に吞着するこずが明らかである。
【衚】 実斜䟋〜および比范䟋〜 疎氎性化合物ずしおチロシン実斜䟋、ト
リプトフアン実斜䟋、プニルアラニン
実斜䟋、ヒスチゞン実斜䟋、バリン
実斜䟋を甚い、たた、芪氎性化合物ずしお
DL−トレオニン比范䟋、ヒドロキシプロリ
ン比范䟋、プロリン比范䟋を甚いお、
実斜䟋ず同様を実隓を行぀た。 結果を衚−10に瀺した。この結果より、25℃に
おける察生理食塩氎溶解床が100ミリモルdl以
䞋の疎氎性アミノ酞を結合した吞着材が、グロブ
リン、リりマチ因子、免疫耇合䜓を遞択的、か
぀、高率に吞着陀去するこずがわかる。
【衚】 【図面の簡単な説明】
第図は本発明のグロブリン系化合物の吞着装
眮の䟋を瀺す断面図、第図は実斜䟋における
モデル実隓説明図である。   自己抗䜓およびたたは免疫耇合䜓の陀
去装眮、  円筒、′  フむルタヌ、
′  パツキング、  䜓液導入口、
  キダツプ、  䜓液導出口、  キダツ
プ、  吞着材、  容噚、  血
液、  ポンプ、  サンプリング口、
  チナヌブ、  ドリツプチダンバ
ヌ。

Claims (1)

    【特蚱請求の範囲】
  1.  25℃における察生理食塩氎溶解床が100
    moldl以䞋である疎氎性アミノ酞たたはその誘
    導䜓およびたたは該疎氎性アミノ酞たたはその
    誘導䜓を含むオリゎマヌが氎䞍溶性担䜓mlあた
    り0.1〜30mg結合されおなる吞着材に、自己抗䜓
    およびたたは免疫耇合䜓が共存する血液たたは
    血挿を流すこずを特城ずする自己抗䜓およびた
    たは免疫耇合䜓が遞択的に陀去された血液たたは
    血挿を補造する方法。
JP1278684A 1989-10-27 1989-10-27 自己抗䜓およびたたは免疫耇合䜓が遞択的に陀去された血液たたは血挿を補造する方法 Granted JPH03236857A (ja)

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