JPH05339581A - バインダーピッチの製造方法 - Google Patents

バインダーピッチの製造方法

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JPH05339581A
JPH05339581A JP15530092A JP15530092A JPH05339581A JP H05339581 A JPH05339581 A JP H05339581A JP 15530092 A JP15530092 A JP 15530092A JP 15530092 A JP15530092 A JP 15530092A JP H05339581 A JPH05339581 A JP H05339581A
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JP
Japan
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pitch
binder pitch
mechanical energy
softening point
temperature
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JP15530092A
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English (en)
Inventor
Shoichi Hashiguchi
正一 橋口
Masami Kiuchi
正美 木内
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Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 真比重、固定炭素が高く、電極の成形性も良
好であるバインダーピッチを得る。 【構成】 ピッチ類を、溶融又は溶解した状態で、ピッ
チ類1kgに対して10ワット以上の機械的エネルギー
を付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】本発明はバインダーピッチの製造方
法に関するものである。さらに詳しくは製鋼用黒鉛電極
およびアルミ用電極に使用される、比重が高く、電極の
成形性も良好なバインダーピッチの製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、バインダーピッチは、コールター
ル、および石油系重質油を処理することにより製造さ
れ、製鋼用黒鉛電極、アルミ電解用電極用バインダーと
して使用されている。一般に、電極は所定の割合に粉
砕、篩別後、粒度配合したコークス粒と粉を加熱、混合
しながら、バインダーピッチを適当量添加、ねつ合後、
成型して製造される。該成型体は焼成、また黒鉛電極で
は必要に応じて含浸後、さらに黒鉛化して製品を製造し
ている。
【0003】このバインダーピッチの役割は、コークス
とねつ合時に充分濡れてコークス表面を覆い、成型時に
成型しやすく、成型体中でコークス同志を強く接着し、
形を保持するものである。さらに、成型体を焼成する際
に、バインダーピッチは、炭素分として残存しコークス
同志を強固に結合し、強度を保つとともに気孔等の欠陥
を減少させ、成型体の緻密性を保つためにも重要な役割
を果たしている。
【0004】すなわちバインダーピッチの役割は成型の
し易さ、製品電極の特性を保持するために重要である。
一方、電極は高温で使用されるために低消耗のものが要
求され、さらには機械的強度が強いものが望まれてお
り、そのために嵩密度が高く、緻密なものが要求されて
いる。
【0005】電極は焼成、黒鉛化されて製品になるが、
生電極の段階で嵩密度が高いと製品である電極も嵩密度
が高くなる。生電極の嵩密度はコークスの比重、気孔率
等のコークス特性、ピッチの比重、またコークス、バイ
ンダーピッチの配合割合、粒度分布、ねつ合温度、ねつ
合時間等のねつ合条件によって変わるものであるが、バ
インダーピッチの比重を少しでも高くすることができれ
ば、生電極の比重、嵩密度は高くでき、製品の電極の嵩
密度も高くなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般にバインダーピッ
チとコークスのねつ合は、バインダーピッチの軟化点以
上の高温で行われるので、ねつ合を長時間行うとバイン
ダーピッチ中の低沸点留分が揮発し、粘度が上昇し、ペ
ーストが硬くなって成型しにくくなるといわれている。
特に黒鉛電極では押し出し成型をするために押し出し機
の能力を超えてしまう、また無理に成型したとしても表
面がかすれたり、歪みが残留し、焼成、黒鉛化時に割れ
る、欠陥として残り、特性が低下する等の原因になる。
【0007】アルミ電極においては振動成型、モールド
成型時にしまりが悪く、特性低下の原因ともなる。そう
した中、バインダーピッチ中のメソフェーズは溶融せず
に、固体として存在しているためにバインダー成分とし
て働かないのみでなく、メソフェーズが存在すると軟化
点が上昇する。そのために同じ軟化点にするためにはオ
イル等の粘度を低下させる成分を添加する必要がある。
しかしこれらのオイル等は沸点が低いので、揮発しやす
く、成型時に粘度が上昇しやすく、成型しにくくなり、
生電極の嵩密度が低下するといわれており、メソフェー
ズは存在しないほうが良いといわれている。
【0008】一方高嵩密度の電極を得るためには、焼成
時の残炭分が高いほうが良いといわれている。すなわち
バインダーピッチは成型体焼成時に炭化され、コークス
同志を強く接着させ、気孔等の欠陥を少なくする必要が
あるために、バインダーピッチの固定炭素は高いものが
望まれている。特に近年コークス炉の大型化に伴い、コ
ールタールが軽質化し、バインダーピッチも固定炭素も
低く、比重も小さくなっており、さらに固定炭素が高
く、比重の大きいピッチが要望されている。
【0009】この要望を満たすための方法の一つとし
て、ピッチを充分に熟成する方法が考えられるが、この
方法ではバインダーピッチ中のメソフェーズが生成し、
先の成型性と相反することとなり不都合である。そのた
め、種々の添加剤を添加する方法も提案されているが、
添加という工程が増え、手間がかかるとともに、装置が
煩雑になり、コストが高くなるという問題がある。
【0010】また、比重の高いコールタールのみを選択
してバインダーピッチを製造する等の方法も提案されて
いるが、タンクを仕分ける必要があり、コークス炉を特
有の操業をする必要があり、かつコークス炉から製出し
たタールを分ける必要がある、等非常に操作が煩わし
く、コストが高くなる等の問題がある。このような理由
から、もっと簡単で固定炭素、比重が高く、成形性の良
好なバインダーピッチの製造方法が望まれている。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
上記状況に鑑み、鋭意検討した結果、ピッチ類に一定以
上の機械的エネルギーを付与しながら処理するとピッチ
類の比重が大きくなるとの知見を得、本発明の完成に至
った。すなわち、本発明の要旨は、ピッチ類を、溶融又
は溶解した状態で、ピッチ類1kgに対して10ワット
以上の機械的エネルギーを付与することを特徴とするバ
インダーピッチの製造方法にある。
【0012】以下本発明を詳細に説明する。本発明に使
用されるピッチ類としては、石油系重質油、その接触分
解油またはコールタール蒸留残油、それらの水素添加分
解油等の熱処理生成物、ナフタリン等の低分子化合物を
触媒の存在下重縮合したピッチ等、が挙げられるが、こ
れらはメソフェーズを含んでいてもよい。
【0013】また、用いる機械的エネルギーとしては、
超音波、撹拌等があるが、それぞれ一種の機械的エネル
ギーでも良いが、各種機械的エネルギーを組み合わせて
使用してもよく、該ピッチ類に大きなせん断力がかかる
ものが望ましい。メソフェーズを含まないピッチ類を熱
処理すると分解、重縮合反応により環化が進み、芳香族
縮合環が大きくなって、高分子化が進んでくる。芳香族
縮合環が大きくなると平面方向の分子の広がりがでてく
るためにファン・デア・ワールス力により分子間の相互
作用が大きくなって分子が積層し、分子が自由に動けな
くなり、トルエン、キノリン等の溶媒に溶けなくなる、
熱にも溶けなくなり、いわゆるメソフェーズを生成し、
さらに高分子化が進むと完全に固化してコークスとな
る。
【0014】また、分子の積層状態は静置状態で行った
場合に、より発達する。すなわち分子が乱流状態にあれ
ば、常時分子が移動しているので積層する確率は低くな
ってくるが、静置状態で処理すると分子が大きくは動か
ずにファン・デア・ワールス力が働き、分子の積層が発
達してくる。そのために分子の積層状態が発達してくる
と分子が自由に動けなくなり、分子同志が剛直な状態で
存在し、充分密に詰まっていない部分が多くなってく
る。
【0015】また、分子の積層状態を分散させ、分子が
自由に動けるようにすると、分子はどこでも入り、分子
は充分密に存在するようになり、密度も向上してくる。
またピッチ類の軟化点も同じ分子量において、分子の積
層状態が発達した方が自由に動けないために高くなって
くる。しかし分子が積層せず、自由に動くことができれ
ば、軟化点は低くなり、同じ軟化点にするためには熱処
理の程度をもっと進めることができることになる。
【0016】熱処理の程度を高くできれば、ピッチ類の
比重、固定炭素は高くなってくる。ピッチ類に機械的エ
ネルギーを付与すれば、分子の積層が乱され、分子が積
層せずに処理することができるようになる。本発明にお
ける機械的エネルギーは、ピッチ類を溶融又は溶解した
状態でメソフェーズを積層することなく分子を分散せし
めるものであり、また、メソフェーズを含有するピッチ
類を用いる場合には、ピッチ中で積層しているメソフェ
ーズを分散させるものである。したがって、付与される
エネルギーはピッチ類をメソフェーズを積層することの
ない程度以上のもの、すなわち、ピッチ類のキログラム
当たり10ワット以上のエネルギーが必要であり、さら
に好ましくは20ワット以上、最も好ましくは30ワッ
ト以上である。
【0017】これらのエネルギーは短時間で与えられて
も良いが、長時間かけて与えても良く、ピッチ類を処理
時にメソフェーズを積層することがないものであれば良
い。また、低いエネルギーのものを長時間付与しても良
いが、エネルギー効率が悪い、分子の分散効率が悪く熱
処理を早くできずに時間がかかる、コストが高くなる、
等の問題があるので、高いエネルギーを短時間に付与す
るのが好ましく、ピッチ類1kgに対して総和で40ワ
ット以上のエネルギーを付与した方が良く、さらに好ま
しくは60ワット以上、最も好ましくは80ワット以上
である。
【0018】また、該機械的エネルギーの伝播効率を良
くするとともに、該ピッチ類の粘度を下げ、分子を自由
に動けるようにし、さらにはメソフェーズが分散しやす
くするために溶媒を添加してもよく、トルエン、キノリ
ン、コールタール蒸留時の留出油等の芳香族系溶媒、ヘ
キサン、灯油等の脂肪族系溶媒、シクロヘキサン等の環
状化合物、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン
類、エタノール、グリコール等のアルコール類、エステ
ル類でも良いが、該ピッチ類を少しでも溶かす方が分子
の分散効果が大きいので該ピッチ類を溶かすものが好ま
しく、芳香族系溶媒、ケトン類が好ましく、最も好まし
くは芳香族系溶媒である。
【0019】特に該ピッチ類を5%以上溶かす溶媒が好
ましく、さらには10%以上溶かすものが良く、最も好
ましくは15%以上のものである。添加する溶媒の沸
点、または50%留出温度(以下平均沸点という。)が
低いとピッチ類の溶解度が低い、また熱処理時に揮発す
るので平均沸点はある程度以上のものが好ましく、該ピ
ッチ類の軟化点以上のものが好ましく、さらには150
℃以上のものが好ましく、最も好ましくは180℃以上
である。
【0020】一方、平均沸点が高すぎると熱処理後に該
溶媒を除去して軟化点を調整する時に高温で処理する必
要があり、熱処理ピッチが変質する恐れがあるので、該
溶媒の平均沸点は450℃以下のものが好ましく、さら
には400℃以下であり、最も好ましくは360℃以下
である。また、添加する溶媒の量は該ピッチ類を熱処理
中に分子が積層せずに、分散するほどの量であれば良い
が、あまり添加量が多すぎると熱処理が充分進まず処理
に時間がかかる、軟化点が調整しにくくなるので、多す
ぎてもメリットが小さく、溶媒の添加量は該ピッチ類に
対して20倍量以下が好ましく、さらに好ましくは10
倍量以下であり、最も好ましくは5倍量以下である。
【0021】また、溶媒の添加量が少ない時には処理温
度を高くして処理すれば良く、オイルを添加する必要が
特にないが、溶媒を添加すると該ピッチ類の軟化点を下
げて分子もしくはメソフェーズを動きやすくする効果も
あり、ピッチ類の変質防止にもなるので、溶媒は少量添
加してもよい。添加量は熱処理温度にもよるが、該ピッ
チ類に対して5%以上が好ましく、さらには10%以上
が好ましい。
【0022】また、処理する温度としては溶媒を添加し
た場合は室温でも可能であるが、加温下処理した方が粘
度が低下し、分子もしくはメソフェーズの分散効果が大
きいので好ましいが、熱処理温度が高すぎると溶媒が蒸
発して溶媒の添加効果がなくなる、ピッチ類が変質する
等の問題があるので、溶媒を添加した場合は常圧下では
その溶媒の沸点付近で処理することができる。もし溶媒
の沸点以上で処理する場合は加圧下で処理することもで
き、分子もしくはメソフェーズの分散効果は高温ほど大
きいので好ましく、150℃以上が好ましく、さらには
200℃以上が好ましい。
【0023】また、ピッチ類単味で処理する場合はピッ
チ類の軟化点以上の温度であればよいが、軟化点に近い
温度では粘度が高く、エネルギーの伝播効率が悪い、さ
らには分子の動きが悪くもしくはメソフェーズの配向が
強く、分子もしくはメソフェーズが充分に分散できない
ので、処理する温度はメソフェーズが自由に動ける温度
以上が必要、ピッチ類のR&B法による軟化点(JIS
2425)より50℃以上の温度、さらに好ましくは
80℃以上であり、最も好ましくは100℃以上であ
る。
【0024】また該ピッチ類の熱処理はあまり高温では
軽沸点留分が揮発し、軟化点が高くなる、ピッチ類が
重、縮合する等ピッチ類が変質する等の問題があるの
で、処理は500℃以下でするのが好ましく、さらに好
ましくは450℃以下であり、最も好ましくは400℃
以下である。また該ピッチ類を高温で処理するときは該
ピッチ類が揮発しないように加圧下処理することも可能
であり、還流下処理することも可能である。
【0025】また熱処理するときの雰囲気は大気開放状
態で行っても良いが、密閉状態で自生圧下処理すること
もでき、窒素、アゴン等の不活性ガス中で処理仕手もよ
く、常圧下手もよく、加圧下でも良い。また該ピッチ類
の粘度が低い方が機械的エネルギーの伝播がしやすく、
分子もしくはメソフェーズも自由に動け、分子もしくは
メソフェーズの分散効果が大きいので好ましく、該ピッ
チ類単味を加熱、溶融して粘度を下げることもできる
し、該ピッチ類に溶媒を添加して粘度を下げることもで
きる。
【0026】これらはどの方法でも特に問わないが、該
ピッチ類、溶媒との混合物等の粘度が3000センチポ
イズ以下が分子もしくはメソフェーズの分散効果が大き
いので好ましく、さらには2000センチポイズ以下が
好ましく、最も好ましくは1000センチポイズ以下で
ある。またこれらのピッチ類、溶媒との混合物等の粘度
が低すぎると溶媒の添加量が多く、後で軟化点調整をす
るときに溶媒を大量に除去する必要があるためにコスト
が高くなる、また高温で処理する必要があるために粘度
が高くなる等ピッチ類が変質する等の問題があるので粘
度はある程度以上である方が良く、好ましくは1センチ
ポイズ以上であり、さらに好ましくは5センチポイズ以
上であり、最も好ましくは10センチポイズ以上であ
る。
【0027】これらピッチ類、溶媒との混合物等の粘度
は処理温度、溶媒の種類、溶媒の量等で決まるものであ
り、これらを調整して粘度をコントロールすることがで
きる。またピッチ等の瀝青物が高分子化し、分子が積層
してくると分子が配向し、電子密度も配向するとともに
電子密度の濃度も増加してくる、そのために分子が積層
すると、光の反射率が大きくなってくる。すなわちメソ
フェーズが発達してくると該ピッチ類の光の反射率が大
きくなってくる。また逆に反射率を小さくすれば、分子
の積層状態が小さくなり、分子がランダムに存在するこ
とになり、メソフェーズの量も少なくなってくる。
【0028】もし該ピッチ類の平均反射率を小さくでき
れば、生成したピッチ類は分子の配向が少ないものにな
り、メソフェーズも少なくなり、分子が自由に動けるよ
うになるので好ましい。これらの反射率は常法に従い、
偏光顕微鏡下で測定されるが油浸状態で測定することも
できるが、空気中乾式の状態で測定することもでき、該
ピッチ類の反射率が適当な大きさになるように測定する
ことができるものであるが、ピッチ類はオイル等に溶け
る恐れもあるので、オイル等に溶ける時には油浸で測定
するよりは乾式で測定した方が良い。また測定倍率は特
に問わないが分子もしくはメソフェーズの配向が観測さ
れる倍率が好ましく、50倍以上が好ましく、さらには
100倍以上が好ましい。また測定の数点の測定点の平
均をとって該ピッチ類の代表値とした方が良く、好まし
くは5点以上、さらには10点以上が好ましく、最も好
ましくは20点以上測定して平均値を該ピッチ類の反射
率とした方が良い。
【0029】このようにして測定した反射率が低くなる
ように熱処理することができるものであり、そのように
なるように機械的エネルギーを付与することができるも
のである。これらの熱処理はオートクレーブ、スタテッ
クミキサー等の連続装置で処理することもできるが、バ
ッチ式に熱処理することも可能である。
【0030】また処理時間は機械的エネルギー、熱処理
温度、溶媒の量、種によっても異なるが、重、縮合した
分子が充分分散もしくはメソフェーズが消失するほどの
時間であれば良く、10時間以内であれば良く、さらに
は5時間以内が好ましく、最も好ましくは3時間以内で
ある。機械的エネルギーは該ピッチ類を溶融後、溶媒を
添加前に付与することもできるが、溶媒を添加後付与す
ることもできる。また溶媒を添加中に付与することもで
きる。さらには該ピッチ類の粉末を溶媒に分散、溶解後
に付与することもでき、溶解を促進するためにエネルギ
ーを付与しながら溶媒を分散することもでき、それらを
組み合わせることも可能であり、分子もしくはメソフェ
ーズの分散が最も効率良くできるように組み合わせるこ
とができる。
【0031】このようにして製造したピッチ類は真比重
が高く、電極の成形性も良好であり、電極の嵩比重も向
上するものである。
【0032】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに詳細に説明
する。 (実施例1)偏光顕微鏡下倍率200倍でメソフェーズ
が観察されないバインダーピッチ(軟化点(R&B);
111℃,トルエン不溶分;34.7%,キノリン不溶
分;12.1%,真比重;1.317、乾式法により倍
率200倍で測定した反射率は0.35)にその軟化点
より120℃高い温度で、150ワット/kgの機械的
エネルギーを付与しながら熱処理し、該ピッチに対して
キログラム当たり75ワットの機械的エネルギーを付与
した。その結果軟化点は113℃(R&B)で、真比重
は1.327であった。
【0033】(実施例2)実施例1と同じバインダーピ
ッチに265℃の温度で、150ワット/kgの機械的
エネルギーを付与しながら熱処理し、該ピッチに対して
キログラム当たり75ワットの機械的エネルギーを付与
した。その結果軟化点は114℃(R&B)で、真比重
は1.329であった。
【0034】(実施例3)実施例1と同じバインダーピ
ッチに平均沸点250℃の芳香族系オイルを10%添加
後、その軟化点より100℃高い温度で、150ワット
/kgの機械的エネルギーを付与しながら熱処理し、該
ピッチに対してキログラム当たり75ワットの機械的エ
ネルギーを付与した後に該オイルを除去してバインダー
ピッチを得た。その結果軟化点は112℃で真比重は
1.325であった。
【0035】(実施例4)実施例1と同じバインダーピ
ッチをその軟化点より130℃高い温度で、150ワッ
ト/kgの機械的エネルギーを付与しながら熱処理し、
該ピッチに対してキログラム当たり75ワットの機械的
エネルギーを付与した。その結果軟化点は114℃で真
比重は1.326であり、乾式法により倍率200倍で
測定した反射率は0.30であった。
【0036】(実施例5)実施例1と同じバインダーピ
ッチに265℃の温度で、150ワット/kgの機械的
エネルギーを付与しながら熱処理し、該ピッチに対して
キログラム当たり75ワットの機械的エネルギーを付与
した。その結果軟化点は113℃(R&B)で、真比重
は1.329であり、乾式で測定した反射率は0.29
であった。
【0037】(比較例1)実施例1と同じバインダーピ
ッチにその軟化点より120℃高い温度で、15ワット
/kgの機械的エネルギーを付与しながら熱処理し、該
ピッチに対してキログラム当たり7.5ワットの機械的
エネルギーを付与した。その結果軟化点は112℃で真
比重は1.317であった。
【0038】(比較例2)実施例1と同じバインダーピ
ッチに265℃の温度で、15ワット/kgの機械的エ
ネルギーを付与しながら熱処理し、該ピッチに対してキ
ログラム当たり7.5ワットの機械的エネルギーを付与
した。その結果軟化点は114℃で真比重は1.318
であった。
【0039】(比較例3)実施例1と同じバインダーピ
ッチに平均沸点250℃の芳香族系オイルを10%添加
後、その軟化点より100℃高い温度で、15ワット/
kgの機械的エネルギーを付与しながら熱処理し、該ピ
ッチに対してキログラム当たり7.5ワットの機械的エ
ネルギーを付与した。その結果軟化点は113℃で真比
重は1.319であった。
【0040】(比較例4)実施例1と同じバインダーピ
ッチにその軟化点より130℃高い温度で、15ワット
/kgの機械的エネルギーを付与しながら熱処理し、該
ピッチに対してキログラム当たり7.5ワットの機械的
エネルギーを付与した。その結果軟化点は114℃で真
比重は1.319であり、乾式で測定した反射率は0.
35であった。
【0041】(比較例5)実施例1と同じバインダーピ
ッチに265℃の温度で、15ワット/kgの機械的エ
ネルギーを付与しながら熱処理し、該ピッチに対してキ
ログラム当たり7.5ワットの機械的エネルギーを付与
した。その結果軟化点は113℃(R&B)で、真比重
は1.318であり、乾式で測定した反射率は0.35
であった。
【0042】(実施例6)偏光顕微鏡下倍率200倍で
観察した時にメソフェーズ量を5%含むバインダーピッ
チ(軟化点(R&B);112℃,トルエン不溶分(T
I);34.5%,キノリン不溶分(QI);11.4
%,固定炭素;56.0%,乾式法により倍率200倍
で測定した反射率が0.6%)に50%留出温度が25
0℃の芳香族系オイル10%を添加し、加熱、溶融後、
245℃の温度で還流下30分間、150ワット/kg
の機械的エネルギーを付与しながら熱処理し、該バイン
ダーピッチに対してキログラム当たり75ワットの機械
的エネルギーを付与した後に、添加した溶媒を除去して
軟化点の調製を行った。
【0043】生成したバインダーピッチの軟化点(R&
B)は113℃であり、トルエン不溶分(TI)は3
4.8%、キノリン不溶分(QI)は11.8%、固定
炭素は56.9%であった。また偏光顕微鏡下倍率20
0倍で観察した結果、メソフェーズの量は1%以下であ
った。また市販のタール系ニードルコークスを粒度配合
後、加熱、混合しながら、生成したバインダーピッチ3
0部を添加、ねつ合後、押し出し成型により成型体を得
た。成型圧力は70kg/cm3 であった。また押し出
し成型体の嵩密度は1.681g/cm3 であった。
【0044】(実施例7)実施例6と同じバインダーピ
ッチに50%留出温度が250℃の芳香族系オイル10
%を添加し、加熱、溶融後、255℃の温度で還流下3
0分間、150ワット/kgの機械的エネルギーを付与
しながら熱処理し、該バインダーピッチに対してキログ
ラム当たり75ワットの機械的エネルギーを付与した後
に、添加した溶媒を除去して軟化点の調製を行った。
【0045】生成したバインダーピッチの軟化点(R&
B)は111℃であり、トルエン不溶分(TI)は3
5.0%、キノリン不溶分(QI)は12.1%、固定
炭素は57.0%であった。また偏光顕微鏡下倍率20
0倍で観察した結果、メソフェーズの量は1%以下であ
った。また市販のタール系ニードルコークスを粒度配合
後、加熱、混合しながら、生成したバインダーピッチ3
0部を添加、ねつ合後、押し出し成型により成型体を得
た。成型圧力は72kg/cm3 であった。また押し出
し成型体の嵩密度は1.679g/cm3 であった。
【0046】(実施例8)実施例6と同じバインダーピ
ッチに50%留出温度が250℃の芳香族系オイル10
%を添加し、加熱、溶融後、230℃の温度で還流下2
5分間、600ワット/kgの機械的エネルギーを付与
しながら熱処理し、該バインダーピッチに対してキログ
ラム当たり250ワットの機械的エネルギーを付与した
後に、添加した溶媒を除去して軟化点の調製を行った。
【0047】生成したバインダーピッチの軟化点(R&
B)は112℃であり、トルエン不溶分(TI)は3
4.7%、キノリン不溶分(QI)は11.8%、固定
炭素は56.8%であった。また偏光顕微鏡下倍率20
0倍で観察した結果、メソフェーズの量は1%以下であ
った。また市販のタール系ニードルコークスを粒度配合
後、加熱、混合しながら、生成したバインダーピッチ3
0部を添加、ねつ合後、押し出し成型により成型体を得
た。成型圧力は68kg/cm3 であった。また押し出
し成型体の嵩密度は1.680g/cm3 であった。
【0048】(実施例9)実施例6と同じバインダーピ
ッチに50%留出温度が250℃の芳香族系オイル10
%を添加し、加熱、溶融後、265℃の温度で還流下3
0分間、150ワット/kgの機械的エネルギーを付与
しながら熱処理し、該バインダーピッチに対してキログ
ラム当たり75ワットの機械的エネルギーを付与した後
に、添加した溶媒を除去して軟化点の調製を行った。
【0049】生成したバインダーピッチの軟化点(R&
B)は114℃であり、トルエン不溶分(TI)は3
4.9%、キノリン不溶分(QI)は12.0%、固定
炭素は57.1%であった。また偏光顕微鏡下倍率20
0倍で観察した結果、メソフェーズの量は1%以下であ
った。また市販のタール系ニードルコークスを粒度配合
後、加熱、混合しながら、生成したバインダーピッチ3
0部を添加、ねつ合後、押し出し成型により成型体を得
た。成型圧力は65kg/cm3 であった。また押し出
し成型体の嵩密度は1.681g/cm3 であった。
【0050】(実施例10)実施例1と同じバインダー
ピッチを加熱、溶融後、280℃の温度で還流下25分
間、600ワット/kgの機械的エネルギーを付与しな
がら熱処理し、該バインダーピッチに対してキログラム
当たり250ワットの機械的エネルギーを付与した。生
成したバインダーピッチの軟化点(R&B)は113℃
であり、トルエン不溶分(TI)は35.1%、キノリ
ン不溶分(QI)は12.1%、固定炭素は57.2%
であった。また偏光顕微鏡下倍率200倍で観察した結
果、メソフェーズの量は1%以下であった。
【0051】また市販のタール系ニードルコークスを粒
度配合後、加熱、混合しながら、生成したバインダーピ
ッチ30部を添加、ねつ合後、押し出し成型により成型
体を得た。成型圧力は67kg/cm3 であった。また
押し出し成型体の嵩密度は1.679g/cm3 であっ
た。
【0052】(実施例11)実施例6と同じバインダー
ピッチを加熱、溶融後、280℃の温度で還流下30分
間、150ワット/kgの機械的エネルギーを付与しな
がら熱処理し、該バインダーピッチに対してキログラム
当たり75ワットの機械的エネルギーを付与した。生成
したバインダーピッチの軟化点(R&B)は110℃で
あり、トルエン不溶分(TI)は34.5%、キノリン
不溶分(QI)は11.6%、固定炭素は57.3%で
あった。また偏光顕微鏡下倍率200倍で観察した結
果、メソフェーズの量は1%以下であった。また市販の
タール系ニードルコークスを粒度配合後、加熱、混合し
ながら、生成したバインダーピッチ30部を添加、ねつ
合後、押し出し成型により成型体を得た。成型圧力は6
9kg/cm3 であった。また押し出し成型体の嵩密度
は1.682g/cm3 であった。
【0053】(実施例12)実施例6と同じバインダー
ピッチを加熱、溶融後、280℃の温度で還流下30分
間、150ワット/kgの機械的エネルギーを付与しな
がら熱処理し、該バインダーピッチに対してキログラム
当たり75ワットの機械的エネルギーを付与した。生成
したバインダーピッチの乾式法により倍率200倍で測
定した生成ピッチの平均反射率は0.47%であった。
また偏光顕微鏡下倍率200倍で観察した結果、メソフ
ェーズの量は1%以下であった。また市販のタール系ニ
ードルコークスを粒度配合後、加熱、混合しながら、生
成したバインダーピッチ30部を添加、ねつ合後、押し
出し成型により成型体を得た。成型圧力は70kg/c
3 であった。また押し出し成型体の嵩密度は1.68
2g/cm3 であった。
【0054】(実施例13)実施例6と同じバインダー
ピッチに50%留出温度が250℃の芳香族系オイル1
0%を添加し、加熱、溶融後、255℃の温度で還流下
25分間、600ワット/kgの機械的エネルギーを付
与しながら熱処理し、該バインダーピッチに対してキロ
グラム当たり250ワットの機械的エネルギーを付与し
た後に、添加した溶媒を除去して軟化点の調製を行っ
た。
【0055】生成したバインダーピッチの乾式法により
倍率200倍で測定した生成ピッチの平均反射率は0.
45%であった。また偏光顕微鏡下倍率200倍で観察
した結果、メソフェーズの量は1%以下であった。また
市販のタール系ニードルコークスを粒度配合後、加熱、
混合しながら、生成したバインダーピッチ30部を添
加、ねつ合後、押し出し成型により成型体を得た。成型
圧力は67kg/cm3 であった。また押し出し成型体
の嵩密度は1.684g/cm3 であった。
【0056】(比較例6)実施例6と同じバインダーピ
ッチに50%留出温度が250℃の芳香族系オイル10
%を添加し、加熱、溶融後、245℃の温度で還流下3
0分間、15ワット/kgの機械的エネルギーを付与し
ながら熱処理し、該バインダーピッチに対してキログラ
ム当たり7.5ワットの機械的エネルギーを付与した後
に、添加した溶媒を除去して軟化点の調製を行った。
【0057】生成したバインダーピッチの軟化点(R&
B)は111℃であり、トルエン不溶分(TI)は3
4.7%、キノリン不溶分(QI)は11.8%、固定
炭素は56.1%であった。また偏光顕微鏡下倍率20
0倍で観察した結果、メソフェーズの量は5%と変化が
なかった。また市販のタール系ニードルコークスを粒度
配合後、加熱、混合しながら、生成したバインダーピッ
チ30部を添加、ねつ合後、押し出し成型により成型体
を得た。成型圧力は77kg/cm3 であった。また押
し出し成型体の嵩密度は1.666g/cm3 であっ
た。
【0058】(比較例7)実施例6と同じバインダーピ
ッチに50%留出温度が250℃の芳香族系オイル10
%を添加し、加熱、溶融後、255℃の温度で還流下3
0分間、15ワット/kgの機械的エネルギーを付与し
ながら熱処理し、該バインダーピッチに対してキログラ
ム当たり7.5ワットの機械的エネルギーを付与した後
に、添加した溶媒を除去して軟化点の調製を行った。
【0059】生成したバインダーピッチの軟化点(R&
B)は113℃であり、トルエン不溶分(TI)は3
4.5%、キノリン不溶分(QI)は11.7%、固定
炭素は56.2%であった。また偏光顕微鏡下倍率20
0倍で観察した結果、メソフェーズの量は5%と変化が
なかった。また市販のタール系ニードルコークスを粒度
配合後、加熱、混合しながら、生成したバインダーピッ
チ30部を添加、ねつ合後、押し出し成型により成型体
を得た。成型圧力は79kg/cm3 であった。また押
し出し成型体の嵩密度は1.660g/cm3 であっ
た。
【0060】(比較例8)実施例6と同じバインダーピ
ッチに50%留出温度が250℃の芳香族系オイル10
%を添加し、加熱、溶融後、150℃の温度で還流下3
0分間、15ワット/kgの機械的エネルギーを付与し
ながら熱処理し、該バインダーピッチに対してキログラ
ム当たり7.5ワットの機械的エネルギーを付与した後
に、添加した溶媒を除去して軟化点の調製を行った。
【0061】生成したバインダーピッチの軟化点(R&
B)は112℃であり、トルエン不溶分(TI)は3
4.6%、キノリン不溶分(QI)は11.7%、固定
炭素は56.0%であった。また偏光顕微鏡下倍率20
0倍で観察した結果、メソフェーズの量は5%と変化が
なかった。また市販のタール系ニードルコークスを粒度
配合後、加熱、混合しながら、生成したバインダーピッ
チ30部を添加、ねつ合後、押し出し成型により成型体
を得た。成型圧力は79kg/cm3 であった。また押
し出し成型体の嵩密度は1.659g/cm3 であっ
た。
【0062】(比較例9)実施例6と同じバインダーピ
ッチを加熱、溶融後、280℃の温度で還流下25分
間、15ワット/kgの機械的エネルギーを付与しなが
ら熱処理し、該バインダーピッチに対してキログラム当
たり6.3ワットの機械的エネルギーを付与した。生成
したバインダーピッチの軟化点(R&B)は114℃で
あり、トルエン不溶分(TI)は35.3%、キノリン
不溶分(QI)は12.2%、固定炭素は56.4%で
あった。また偏光顕微鏡下倍率200倍で観察した結
果、メソフェーズの量は5%と変化がなかった。
【0063】また市販のタール系ニードルコークスを粒
度配合後、加熱、混合しながら、生成したバインダーピ
ッチ30部を添加、ねつ合後、押し出し成型により成型
体を得た。成型圧力は81kg/cm3 であった。また
押し出し成型体の嵩密度は1.657g/cm3 であっ
た。
【0064】(比較例10)実施例6と同じバインダー
ピッチを加熱、溶融後、280℃の温度で還流下30分
間、15ワット/kgの機械的エネルギーを付与しなが
ら熱処理し、該バインダーピッチに対してキログラム当
たり7.5ワットの機械的エネルギーを付与した。生成
したバインダーピッチの軟化点(R&B)は113℃で
あり、トルエン不溶分(TI)は35.5%、キノリン
不溶分(QI)は12.0%、固定炭素は56.3%で
あり、乾式法により倍率200倍で測定した生成ピッチ
の平均反射率は0.60%であった。また偏光顕微鏡下
で観察した結果、メソフェーズの量は5%と変わらなか
った。
【0065】また市販のタール系ニードルコークスを粒
度配合後、加熱、混合しながら、生成したバインダーピ
ッチ30部を添加、ねつ合後、押し出し成型により成型
体を得た。成型圧力は87kg/cm3 であった。また
押し出し成型体の嵩密度は1.655g/cm3 であっ
た。
【0066】(比較例11)実施例6と同じバインダー
ピッチに50%留出温度が250℃の芳香族系オイル1
0%を添加し、加熱、溶融後、255℃の温度で還流下
25分間、15ワット/kgの機械的エネルギーを付与
しながら熱処理し、該バインダーピッチに対してキログ
ラム当たり7.5ワットの機械的エネルギーを付与した
後に、添加した溶媒を除去して軟化点の調製を行った。
生成したバインダーピッチの軟化点(R&B)は112
℃であり、トルエン不溶分(TI)は34.6%、キノ
リン不溶分(QI)は11.8%、固定炭素は56.2
%であり、乾式法により倍率200倍で測定した生成ピ
ッチの平均反射率は0.60%であった。また偏光顕微
鏡下で観察した結果、メソフェーズの量は5%と変わら
なかった。
【0067】また市販のタール系ニードルコークスを粒
度配合後、加熱、混合しながら、生成したバインダーピ
ッチ30部を添加、ねつ合後、押し出し成型により成型
体を得た。成型圧力は79kg/cm3 であった。また
押し出し成型体の嵩密度は1.658g/cm3 であっ
た。
【0068】
【発明の効果】本発明方法によれば、成型性が良く、生
電極の嵩密度を向上させる、固定炭素、真比重が高いバ
インダーピッチを簡単に製造でき、電極特性を向上しう
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピッチ類を、溶融又は溶解した状態で、
    ピッチ類1kgに対して10ワット以上の機械的エネル
    ギーを付与することを特徴とするバインダーピッチの製
    造方法。
JP15530092A 1992-06-15 1992-06-15 バインダーピッチの製造方法 Pending JPH05339581A (ja)

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JP15530092A JPH05339581A (ja) 1992-06-15 1992-06-15 バインダーピッチの製造方法

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