JPH0533941A - バツチ型複合加熱装置 - Google Patents

バツチ型複合加熱装置

Info

Publication number
JPH0533941A
JPH0533941A JP3192248A JP19224891A JPH0533941A JP H0533941 A JPH0533941 A JP H0533941A JP 3192248 A JP3192248 A JP 3192248A JP 19224891 A JP19224891 A JP 19224891A JP H0533941 A JPH0533941 A JP H0533941A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
package
hot air
heating
microwave
heated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3192248A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07117246B2 (ja
Inventor
Hideki Tsukamoto
秀貴 塚本
Hiroshi Matsuo
宏 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUJI MC KK
Original Assignee
FUJI MC KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUJI MC KK filed Critical FUJI MC KK
Priority to JP3192248A priority Critical patent/JPH07117246B2/ja
Publication of JPH0533941A publication Critical patent/JPH0533941A/ja
Publication of JPH07117246B2 publication Critical patent/JPH07117246B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的に厚肉の食材を表面から内部に至るま
で、高品質でしかも高速で焼き上げ、且つ、パッケージ
を調理容器として用いることを可能としたパッケージ及
びその装置の提供。 【構成】 装置本体はキャビネットからなり、パッケー
ジ載置台、加熱空間、及び出し入れ口を有する。被加熱
物が収められたパッケージは加熱空間内で加熱される。
加熱には、熱風噴射とマイクロ波が併用される。熱風噴
射加熱はパッケージの方へ導びかれた熱風を、パッケー
ジに設けられたオリフィスにより熱風噴射とし、パッケ
ージ内部に加熱室を形成することによる。本発明ではパ
ッケージを調理容器として用いることを可能にするた
め、パッケージにはオリフッスを設け、さらにまた、そ
のパッケージをマイクロ波透過性材料で形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食材に加熱処理を行う
ためのバッチ型加熱装置及びパッケージに関するもので
あり、特に、加熱処理にマイクロ波加熱と熱風噴射加熱
とを併用して加熱処理を高速且つ高品質に行うことを可
能とし、更にこのパッケージを調理容器としても使用で
きることを可能にするような装置及びパッケージに関す
る。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波のみを利用した従来の加熱装
置、例えば電子レンジのようなものは、食材を温めるの
には適しているが、食材の表面し上げはうまくできなか
った。一方、コンベクション機能あるいは熱風噴射機能
のみを利用した従来の加熱装置は、表面し上げには適し
ているが、調理に長時間を費やした。このように、従来
の加熱装置では、例えば比較的に厚肉の被加熱物を、表
面から内部に至るまで、高品質でしかも高速で焼き上げ
ることができなかった。
【0003】また、従来のバッチ型式の加熱装置では、
包装容器の耐熱性が低い等の理由から、食材を他の適当
な調理容器に移し変えてからでなければ加熱できなかっ
た。このため、加熱をする際に余計な手間がかかり、し
かも、一般に加熱後の食材は再び他の包装容器に移し変
えられるため、加熱された食材が冷却されて味が落ちる
という欠点もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこれら従来の
加熱装置の持つ欠点、即ち、マイクロ波加熱装置、ある
いはコンベクション機能または熱噴射風機能を単体で利
用した場合にそれぞれが有する欠点を補完し、且つ、包
装容器であるパッケージを調理容器としても使用できる
ようにして、加熱処理に必要な手間を省こうとするもの
である。更に、本発明では、これら装置とパッケージと
により、加熱処理がより効果的且つ容易に行われるよう
改良を加えた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の加熱装置の本体
を構成するキャビネットは、被加熱物が収められたパッ
ケージを載置するためのパッケージ載置台と、このパッ
ケージ載置台を内部に配置するような加熱空間、及びこ
の加熱空間に対してパッケージを出し入れするための出
し入れ口を有する。パッケージ載置台上に載置されたパ
ッケージは、この出し入れ口から加熱空間内に直接ある
いは間接的に収納される。パッケージの加熱空間への収
納は、パッケージを載置したパッケージ載置台の昇降手
段による上下方向移動、あるいはパッケージ載置台のス
ライド手段による左右方向移動による。なお、パッケー
ジの出し入れ口内部がすぐ加熱空間となっている場合も
あり、この場合にはパッケージ載置台の移動は必要とさ
れない。
【0006】パッケージが加熱空間内に収納された後、
加熱処理が行われる。本発明による装置では、パッケー
ジ内の被加熱物に対する加熱処理を、熱風、特に熱風噴
射と、マイクロ波を併用して行う。これらを併用するこ
とにより、高速且つ高品質な加熱処理が可能となる。熱
風噴射加熱を行うには、まず熱風が必要である。熱風
は、キャビネット内に設けられた熱風手段により発生さ
れる。熱風手段により発生されたこの熱風は、キャビネ
ットの加熱空間内に設けられたフード手段によってパッ
ケージ載置台に載置されたパッケージの方へ向けられ
る。パッケージの近接に配置されたフード手段からの熱
風は、パッケージに設けられたオリフィスを通過するこ
とによって熱風噴射とされ、パッケージ内部に導入され
る。この熱風噴射によりパッケージ内部には加熱室が形
成され、その結果熱風噴射加熱が行われることになる。
なお、フード手段とパッケージとを近接させるため、本
発明では2つの方法を用いた。1つは、フード手段自体
を移動させ、パッケージが載置されたパッケージ載置台
は固定しておく方法であり、もう1つはフード手段は固
定し、パッケージが載置されたパッケージ載置台をフー
ド手段に近づける方法である。いづれを用いるかは、前
に述べたパッケージの加熱空間内への収納方法の相違に
よる。一方マイクロ波加熱に必要なマイクロ波はキャビ
ネット内のマイクロ波手段により発生され、そうして加
熱空間に設けられたマイクロ波を照射するためのマイク
ロ波照射口からパッケージ内の被加熱物に照射される。
【0007】本発明によるパッケージは、パッケージ内
部の被加熱物に対するこれら熱風噴射加熱及びマイクロ
波加熱が可能になるよう、言い換えれば、被加熱物を収
容したパッケージ自体を調理容器としても使用可能とな
るよう構成した。第1に、熱風噴射加熱を可能にするた
め、パッケージに多数のオリフィスを設けた。これらオ
リフィスは、熱風噴射用オリフィスと熱風排出用オリフ
ィスとに分けられる。熱風噴射用オリフィスは、パッケ
ージの近接に配置されたフード手段からの熱風を熱風噴
射とし、パッケージ内部に加熱室を形成するのに役立
つ。熱風排出用オリフィスは被加熱物に噴射された使用
済みの熱風を排出するのに役立つ。第2に、マイクロ波
照射により加熱を行うため、パッケージを熱容量が小さ
なマイクロ波透過性材料で形成した。パッケージをこの
ように構成し、またこのような材質で作ることにより、
本発明では、パッケージを調理容器として使用すること
ができた。
【0008】更に本発明では、加熱処理をより効果的に
行うため、あるいはまた加熱処理をより容易にすべく、
改良を加えた。まず加熱処理、特に熱風噴射による加熱
処理をより効果的に行うため、フード手段がパッケージ
の上半分に覆い被さるよう装置を構成した。装置をこの
ように構成することにより、熱風噴射加熱の際、フード
手段からの熱風の横漏れが防止され、よりよくパッケー
ジ31内部に加熱室が形成されることになる。これに対
応してパッケージにも改良を加えた。パッケージを上部
蓋と本体とから構成し、上蓋に熱風噴射用オリフィス、
本体の側面周囲下方には熱風排出用オリフィスを設け
た。オリフィスをこのような位置に設けることにより、
熱風噴射はもれなくパッケージ内部に導かれ、且つその
熱風噴射の全てが有効に加熱に役立つ。また、上蓋を2
重構造にすることにより熱風を整流し、加熱処理がより
実効的に行われるようにすることもできる。
【0009】任意ではあるが、本発明の装置の操作によ
る加熱処理を容易にすべく、パッケージ側面に加熱に必
要な情報を含んだバーコードをプリントし、且つこのバ
ーコードを読み出すための読み取り手段を本発明の装置
を設けることもできる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明による装置の1実施例の透し
図であり、図1の線A−Aによる断面図が図2に、図1
の線B−Bによる断面図が図3に示されている。本発明
の加熱装置の本体を構成するキャビネット1の下方部側
面には、被加熱物24が収められたパッケージ31を載
置するための上下方向移動可能なパッケージ載置台、即
ち昇降式底板4と、この昇降式底板4上に被加熱物24
が収納されたパッケージ31を載置するするための出し
入れ口2が設けられている。また、キャビネット1の中
段には、パッケージ31を収納し、パッケージ31内部
の被加熱物24に対して加熱処理を行うための加熱空間
11が設けられている。加熱空間11へのパッケージ3
1の収納は、出し入れ口2から挿入し、昇降式底板4上
に載置したパッケージ31を昇降式底板4によって上下
方向移動させることによる。昇降式底板4のこの上下方
向移動は、キャビネット1の出し入れ口2の奥に設けら
れた底板昇降用モータ5によるものであり、またこの移
動は4本のスラドシャフト3に沿って行われる。図1に
示した実施例では、加熱空間11への収納を上下方向移
動により行うものであるが、図4〜図8に示したよう
に、左右方向の移動によって行ってもよい。図4は他の
実施例による装置全体の透かし図である。図4の実施例
では、キャビネット1下方に設けられたスライドレール
ガイド22上のパッケージ載置台、即ち底板23を、ド
ロワー21によって外部に引き出し、この底板23上に
パッケージ31を載置し、再びキャビネット1内にこれ
を押し込むこという操作による。図5及び図6は、図4
の線D−Dに沿った垂直断面図であり、図5は底板23
がドロワー21によって外部に引き出された状態、図6
は底板23がキャビネット内部に押し込まれた状態を示
す。また、図7及び図8は、図4の線C−Cに沿った垂
直断面図であり、図7は底板23がドロワー21によっ
て外部に引き出された状態、図8は底板23がキャビネ
ット1内部に押し込まれた状態を示す。一方、このよう
な操作を全く必要としないものもある。図9、図10に
示された他の実施例では、キャビネット下方側面に設け
られた前扉32を開くと、すぐその場所が加熱空間11
であるため、図1〜図3あるいは図4〜図8の装置のよ
うな操作が必要とされない。なお、図9は、図1の装置
の線B−Bに沿った垂直断面図、あるいは図4の装置の
線D−Dに沿った装置の垂直断面図に対応する垂直断面
図、図10は、図1の装置の線A−Aに沿った垂直断面
図、あるいは図4の装置の線C−Cに沿った装置の垂直
断面図に対応する垂直断面図である。
【0011】パッケージ31が加熱空間11内に収納さ
れた後、加熱処理が行われる。加熱処理には、熱風とマ
イクロ波とが併用される。これら2つを併用することに
より、従来装置の欠点は克服され、高速且つ高品質な加
熱処理が可能となる。再び図1を参照して説明する。ま
ず熱風噴射加熱を行うには熱風が必要である。この熱風
は、キャビネット1内の上方に設けられた熱風用ファン
モーター押さえスプリング37によって上下移動可能に
吊り下げられた熱風用ファンモーター7と、この熱風用
ファンモーター7の側部に装着されたヒーター6によっ
て発生される。熱風に必要な空気は、外部と通じた換気
用ギュラリー40からキャビネット1上方内部室に導入
され、更に熱風用ファンモーター7側部に設けられた通
気パイプ38の換気ルーバー42から熱風用ファンモー
ター7へと導入される。これら一連の熱風手段によって
発生された熱風は、加熱空間11内に設けられたフード
8と整流板41からなるフード手段により、昇降式底板
4に載置されたパッケージ31の方へと導かれる。熱風
噴射加熱に必要な熱風噴射をつくり出すには、フード手
段とパッケージ31とを近接させ、フード手段から導か
れた熱風をパッケージ31に設けられたオリフィスを通
過させなければならない。フード手段とパッケージ31
とを近接させるため、本発明では2つの方法を用いた。
1つはフード手段は動かさず、パッケージ31を載置し
たパッケージ載置台をフード手段に近づけるという方法
であり、もう1つは、フード手段自体をパッケージ31
に近づけるという方法である。フード手段及びパッケー
ジ載置台両方を移動させることも可能であろうが、今回
はこの2つの方法を用いた。これらの2つの方法のう
ち、いづれを用いるかは、前に述べたパッケージ31の
加熱空間11内への収納方法の相違による。図1に示し
た実施例は、パッケージ31を載置したパッケージ載置
台、即ち図1で言えば昇降式底板4を移動させるものに
該当する。図1に示された装置では、これは容易に達成
され得る。パッケージ31の加熱空間11への収納を、
昇降式底板4の上下方向移動によって行うようにしたか
らであり、パッケージ31がフード手段に近づくような
位置まで昇降式底板4を引き上げることにより、容易に
達成されるのである。図4〜図8及び図9〜図10に示
した実施例は、フード手段自体を移動させるものであ
る。図4〜図8及び図9〜図10においてフード手段の
昇降は、キャビネット1上部に設けられたフード昇降用
モータ27によってなされる。フード手段とパッケージ
31とをこれらの方法により近接させ、フード手段から
導かれた熱風をパッケージ31に設けられたオリフィス
により熱風噴射とする。この熱風噴射によりパッケージ
31内部には加熱室が形成され、熱風噴射加熱が可能と
なる。パッケージ31内部の被加熱物24に噴射された
熱風はその後、加熱空間11下方部に設けられた熱風排
出口43から排気室39によって通気パイプ38に導か
れ、通気パイプ38に設けられた換気ルーバー42から
換気用ギャラリー40を経て外部に排出される。なお、
熱風用ファンモーター7と通気パイプ38下方部には、
熱風用ファンモーター押さえスプリング37によって上
下移動可能に吊り下げられているため、過剰な落下を防
止すべく熱風用ファンモーターストッパー45、通気パ
イプストッパー44が設けられている。一方、マイクロ
波加熱は、マグネトロン9によって発生されたマイクロ
波を、キャビネット1中間部に設けた導波管12を通じ
て、加熱空間下方部のマイクロ波照射口10から放射す
ることにより行う。本明細書では、マグネトロン9と導
波管12等、マイクロ波加熱に必要なものをマイクロ波
手段と呼んだ。ただしこれにはマイクロ波照射口10は
含まれない。
【0012】本発明によるパッケージ31は、上記のよ
うな本発明の装置に対応して形成される。本発明による
パッケージ31は、、パッケージ31内部の被加熱物2
4に対するこれら熱風噴射加熱及びマイクロ波加熱を可
能にするため、言い換えれば、被加熱物を収容したパッ
ケージ自体を調理容器としても使用可能となるよう形成
される。まず熱風噴射加熱を可能にするため、パッケー
ジ31に多数のオリフィスを設けた。これらオリフィス
は、図11、図12に示されるように、熱風噴射用オリ
フィス25と熱風排出用オリフィス26とに分けられ
る。熱風噴射用オリフィス25は、パッケージ31に近
接したフード手段からの熱風を熱風噴射とし、パッケー
ジ31内部に加熱室を形成するのに役立つ。熱風排出用
オリフィス26は、被加熱物31に噴射された使用済み
の熱風を排出するのに役立つ。第2に、マイクロ波照射
により加熱を可能にするため、パッケージ31を熱容量
が小さなマイクロ波透過性材料で形成した。パッケージ
31をこのような構造及び材質にすることにより、本発
明では、パッケージ31を調理容器としても使用するこ
とが可能となる。
【0013】以上述べてきたような本発明の装置及びパ
ッケージ31により、本発明の目的は十分に達成され得
る。しかしながら、本発明では、加熱処理をより効果的
にすべく、更にまた加熱処理をより容易にすべく、装置
及びパッケージ31に更に改良を加えた。まず加熱処
理、特に熱風噴射による加熱処理をより効果的に行うた
め、フード手段がパッケージの上半分に覆い被さるよう
装置を構成した。フード手段からの熱風の横漏れを防
ぎ、フード手段からの熱風が、パッケージ31内に熱噴
噴射として有効に導入されるのを可能とするためであ
る。この結果、パッケージ31内部にはより好ましい加
熱室が形成され、熱風噴射加熱が効果的に行われる。こ
のような装置の構造に対応し、パッケージ31にも改良
を加えた。図11〜図16に示したように、パッケージ
31を上蓋34と本体35とから構成し、上蓋34には
熱風噴射用オリフィス25、本体35の側面周囲下方に
は熱風排出用オリフィス26を設けた。熱風噴射用オリ
フィス25を上蓋34に設けたのは、パッケージ上半分
に覆い被せたフード手段からの熱風が外部漏れるのを防
ぐためであり、熱風排出用オリフィス26を本体35の
側面周囲下方に設けたのは、熱風噴射用オリフィス25
を通過した熱風噴射がパッケージに形成された加熱室の
上下方向によりよく行き渡るようにするためである。ま
た、熱風噴射用オリフィス25が重ならないよう配置し
て上蓋を2重構造にすることにより、整流効果が生ま
れ、より効果的に熱風噴射加熱を行うこともできる。2
重構造の上蓋34の例を図15、図16に示した。この
ように装置及びパッケージ31を構成することにより、
熱風噴射加熱はさらに効果的に行われ得る。
【0014】図9〜図10に示した装置のように、パッ
ケージ31を載置したターンテーブル36をキャビネッ
ト1下方に設けられたターンテーブル回転モータ37に
よってターンテーブル回転シャフト47を通じて回転さ
せてもよい。パッケージ31内部の被加熱物24に対し
て、より均一に加熱処理を行うためである。なお、ター
ンテーブル36の回転速度は調整可能なものとするのが
望ましいであろう。また、図4の実施例に示した本発明
による装置の下方に設けた外容器46を準備することに
より、パッケージ31の取り出し操作を火傷の心配もな
く容易に行うこともできる。
【0015】本発明の装置の操作による加熱処理を容易
にすべくバーコードを使用することもできる。図11、
図12に示されているように、パッケージ31の側面
に、加熱に必要な様々な情報、例えば本調理装置の出力
エネルギー量、調理時間等を含むバーコード33をプリ
ントし、このバーコード33を本発明の装置内部に備え
られた読み取り機器(図示せず)により読み出すことも
可能である。
【0016】
【発明の効果】本発明により、例えば比較的に厚肉の被
加熱物を、表面から内部に至るまで、高品質でしかも高
速で焼き上げることが可能となった。また、包装容器で
あるパッケージそれ自体の内部を加熱室とすることによ
り調理容器としても使用でき、加熱処理に必要な手間を
省くことができる。更に、本発明の装置及びパッケージ
を用いれば、加熱処理、特に熱風噴射加熱をより効果的
に行うことができる。
【0017】また、パッケージそれ自体内部に加熱室が
形成されるため、装置側でオリフィス出口から食材まで
の高さを調節する必要がなくなる。即ち、食材の大きさ
や種類に応じて、それを収容するパッケージを適当に設
計して、パッケージに設けた熱風噴射用オリフィスから
内部に収納した食材表面までの距離等を適切なものとし
ておけばよいのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による装置の透し図。
【図2】図2は、図1の線A−Aに沿った装置の垂直断
面図。
【図3】図3は、図1の線B−Bに沿った装置の垂直断
面図。
【図4】図4は、本発明の他の実施例による装置の透し
図。
【図5】図5は、図4の線D−Dに沿った装置の垂直断
面図であり、底板が引き出された状態を示す図。
【図6】図6は、図4の線D−Dに沿った装置の垂直断
面図であり、底板が押し込まれた状態を示す図。
【図7】図7は、図4の線C−Cに沿った装置の垂直断
面図であり、底板が引き出された状態を示す図。
【図8】図8は、図4の線C−Cに沿った装置の垂直断
面図であり、底板が押し込まれた状態を示す図。
【図9】図9は、図1の装置の線B−Bに沿った垂直断
面図、あるいは図4の装置の線D−Dに沿った装置の垂
直断面図に対応した他の実施例における垂直断面図。
【図10】図10は、図1の装置の線A−Aに沿った垂
直断面図、あるいは図4の装置の線C−Cに沿った装置
の垂直断面図に対応した他の実施例における垂直断面
図。
【図11】図11は、本発明の装置により加熱処理する
のに適したパッケージの一例を示す図。
【図12】図12は、本発明の装置により加熱処理する
のに適したパッケージの一例を示す図。
【図13】図13は、図11に示したパッケージの線G
−Gに沿った垂直断面図。
【図14】図14は、図12に示したパッケージの線H
−Hに沿った垂直断面図。
【図15】図15は、本発明による図13のパッケージ
の上蓋を二重構造にしたものを示す図。
【図16】図16は、本発明による図15のパッケージ
の上蓋を二重構造にしたものを示す図。
【符号の説明】
1 キャビネット 2 出し入れ口 3 スライドガイドシャフト 4 昇降式底板 5 底板昇降用モータ 6 ヒーター 7 熱風用ファンモータ 8 フード 9 マグネトロン 10 マイクロ波照射口 11 加熱空間 12 導管 21 ドロワー 22 スライドレールガイド 23 底板 24 被加熱物 25 熱風噴射用オリフィス 26 熱風排出用オリフィス 27 フード昇降用モータ 31 パッケージ 33 バーコード 34 パッケージ上蓋 35 パッケージ本体 36 ターンテーブル 37 熱風用ファンモーター押さえスプリング 38 通気パイプ 39 排気室 40 換気ギャラリー 41 整流板 42 換気ルーバー 43 熱風排出口 44 通気パイプストッパー 45 熱風用ファンモーターストッパー 46 外容器 47 回転シャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F24C 7/02 551 K 9141−3L H05B 6/64 J 8815−3K 11/00 Z 8815−3K

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波加熱と熱風噴射加熱とを併用
    するバッチ型複合加熱装置において、被加熱物が収めら
    れたパッケージを載置するためのパッケージ載置台、該
    パッケージ載置台を配置する加熱空間、及び該加熱空間
    に対して前記パッケージを出し入れするのに役立つ出し
    入れ口を有するキャビネットを備え、 前記キャビネット内には、前記パッケージ内の被加熱物
    に対して熱風噴射加熱を行うようにする熱風手段及び、
    前記パッケージ内の被加熱物に対してマイクロ波加熱を
    行うようにするマイクロ波手段が設けられており、 前記キャビネット内の前記加熱空間には、前記熱風手段
    によって発生された熱風を前記パッケージ載置台上に配
    置されたパッケージの方へ向けるためのフード手段と、
    パッケージ内の被加熱物に対して前記マイクロ波手段か
    ら発生されたマイクロ波を照射するためのマイクロ波照
    射口とが設けられており、 前記熱風噴射加熱は、前記フード手段と前記パッケージ
    載置台に載置された前記パッケージとを近接させて前記
    フード手段からの熱風をパッケージに設けたオリフィス
    を用いて熱風噴射とし、この熱風噴射によりパッケージ
    内部に加熱室を形成することにより行われ、 前記マイクロ波加熱は、前記マイクロ波手段によって発
    生されたマイクロ波を前記マイクロ波照射口から前記パ
    ッケージ内部の前記被加熱物に照射することにより行わ
    れることを特徴とするバッチ型複合加熱装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のバッチ型複合加熱装置に
    おいて、前記パッケージは前記キャビネット内部に設け
    られた昇降手段によるパッケージ載置台の上下方向移動
    によって前記加熱空間へ収納され、且つ前記フード手段
    はこの前記キャビネット内部に設けられた昇降手段によ
    るパッケージ載置台の上下方向移動によって前記パッケ
    ージ載置台に載置されたパッケージに近接されるような
    バッチ型複合加熱装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のバッチ型複合加熱装置に
    おいて、前記フード手段は、前記キャビネット内部に設
    けられた昇降手段による前記フード手段の上下方向移動
    によって前記パッケージ載置台に載置されたパッケージ
    に近接されるようなバッチ型複合加熱装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のバッチ型複合加熱装置に
    おいて、前記パッケージは前記キャビネット下方に設け
    られたスライド手段による左右方向移動によって前記加
    熱空間内に収納されるようなバッチ型複合加熱装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のバッチ型複合加熱装置に
    おいて、更に、前記パッケージ側面にプリントされたバ
    ーコードを読み取るための読み取り手段を備えるバッチ
    型複合加熱装置。
  6. 【請求項6】 被加熱物が収容されたパッケージ自体を
    調理容器として使用するようなパッケージにおいて、前
    記パッケージは、熱風噴射用オリフィス及び熱風排出用
    オリフィスを備えており、前記パッケージ内の前記被加
    熱物は、 前記熱風噴射用オリフィスより前記パッケージ内の被加
    熱物に対して熱風を衝突させ、且つ、衝突後の熱風を前
    記熱風排出用オリフィスから排出し、 更に前記パッケージに対してマイクロ波照射を行うこと
    によって調理されることを特徴とするパッケージ。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のパッケージににおいて、
    前記パッケージは上部蓋と本体とからなり、前記蓋には
    熱風噴射用オリフィスが、そして前記本体の側面周囲下
    方には熱風排出用オリフィスが設けられており、このパ
    ッケージは熱容量が小さなマイクロ波透過材料で形成さ
    れているパッケージ。
  8. 【請求項8】 請求項6記載のパッケージにおいて、前
    記パッケージ側面に、バーコードがプリントされている
    ようなパッケージ。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のパッケージにおいて、前
    記パッケージ蓋を2重構造とすることによって整流効果
    を持たせたパッケージ。
JP3192248A 1991-07-31 1991-07-31 バッチ型複合加熱装置 Expired - Fee Related JPH07117246B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3192248A JPH07117246B2 (ja) 1991-07-31 1991-07-31 バッチ型複合加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3192248A JPH07117246B2 (ja) 1991-07-31 1991-07-31 バッチ型複合加熱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0533941A true JPH0533941A (ja) 1993-02-09
JPH07117246B2 JPH07117246B2 (ja) 1995-12-18

Family

ID=16288136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3192248A Expired - Fee Related JPH07117246B2 (ja) 1991-07-31 1991-07-31 バッチ型複合加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07117246B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998021969A1 (fr) * 1996-11-21 1998-05-28 Nissei Kabushiki Kaisha Procede pour fabriquer des gateaux cuits au four moules
WO2006084402A1 (de) * 2005-02-10 2006-08-17 Karl Keller Verfahren zum haltbarmachen von lebensmitteln
CN106983350A (zh) * 2017-03-26 2017-07-28 无锡飞述科技有限公司 一种食品加工设备与方法
WO2021020343A1 (ja) * 2019-07-31 2021-02-04 シャープ株式会社 加熱調理器

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998021969A1 (fr) * 1996-11-21 1998-05-28 Nissei Kabushiki Kaisha Procede pour fabriquer des gateaux cuits au four moules
US6063422A (en) * 1996-11-21 2000-05-16 Nissei Kabushiki Kaisha Method of manufacturing molded baked snacks
WO2006084402A1 (de) * 2005-02-10 2006-08-17 Karl Keller Verfahren zum haltbarmachen von lebensmitteln
US10155602B2 (en) 2005-02-10 2018-12-18 Conagra Foods Rdm, Inc. Magnetron control system and associated methodology
CN106983350A (zh) * 2017-03-26 2017-07-28 无锡飞述科技有限公司 一种食品加工设备与方法
WO2021020343A1 (ja) * 2019-07-31 2021-02-04 シャープ株式会社 加熱調理器
CN114144620A (zh) * 2019-07-31 2022-03-04 夏普株式会社 加热烹调器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07117246B2 (ja) 1995-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5245150A (en) Selective reheating device for food products
US3783219A (en) Air cooled microwave cooking oven and door
CA2864422C (en) Conveyor oven
US4211909A (en) Combination microwave and gas oven
US4349713A (en) Combined cooking and serving microwave apparatus
JPH04211895A (ja) 食品の温度及び表面組織を調節する方法及び装置
JP2004333109A (ja) 加熱調理器
US4219716A (en) Bottom entry oven
JPH0533941A (ja) バツチ型複合加熱装置
CA1152573A (en) Combination microwave/forced convection oven with a microwave transparent container
KR20000075155A (ko) 히터를 가지는 전자렌지
EP0436618B1 (en) Microwave-powered heating chamber
USRE31637E (en) Combination microwave and gas oven
US11825586B2 (en) Heating cooking apparatus
JPH0533938A (ja) バツチ型の複合加熱装置
KR100443454B1 (ko) 전기오븐
EP1447004B1 (en) Improvements in an apparatus for heating a food product
KR102521330B1 (ko) 팥죽 분말 제조 방법 및 그 장치
CN100414177C (zh) 具备烤鸡蛋装置的电子微波炉
CN211062126U (zh) 烹饪装置和自动贩卖机
JPH08270951A (ja) オーブン機能付き電子レンジ
JPH0533940A (ja) コンベヤ型複合加熱装置
JP2007127382A (ja) 加熱調理器
US20220330394A1 (en) Heating cooking apparatus
NL8102278A (nl) Hoogfrequentie-verhittingsinrichting.

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081218

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081218

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091218

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees