JPH05339105A - 薫蒸装置及びその薫蒸装置を用いたオゾン薫蒸方法 - Google Patents
薫蒸装置及びその薫蒸装置を用いたオゾン薫蒸方法Info
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Abstract
燻蒸を採用することを前提としつつ、他の薫蒸ガスにも
効果的に用いることが可能な機能性、汎用性に優れた燻
蒸装置を提供し、更に、その燻蒸装置を用いて処理時間
の大幅な短縮化を図る等のより有効的な処理操作を可能
とさせたオゾン薫蒸方法を提供する。 【構成】導入口と排出口及び圧力調整手段を設けた加圧
排出方式のガス蓄積容体を形設し、ガス蓄積容体の導入
口へガス供給装置を接続させると共に排出口へ弁操作手
段と接続させた弁機構を設け、圧力調整手段へ排出口よ
り薫蒸ガスを強制排出させるための駆動装置を接続させ
て燻蒸装置を形成すると共に、薫蒸室内へ加湿装置を設
けると共にガス蓄積容体を配設し、ガス蓄積容体内へガ
ス供給装置によりオゾンガスを蓄積させ、加湿装置によ
り薫蒸室内を加湿させて高湿度状態を維持させ、この状
態で弁機構を弁操作手段により選択的に開閉させると同
時に駆動装置を作動させて必要容量のオゾンガスを瞬時
に強制排出させ、短時間で殺菌脱臭処理に必要な湿度条
件とオゾンガスの濃度条件を得る。
Description
可能な薫蒸装置及びその薫蒸装置にオゾンガスを用いた
オゾン薫蒸方法に関するものであり、詳細には、薫蒸室
内に搬入可能な加圧排出方式のガス蓄積容体を設けて機
能的な構造とさせた燻蒸装置と、その装置を用いて薫蒸
室内の壁面等の構成材料や薫蒸室内に収容した被処理物
に高湿度の条件下で高濃度のオゾンガスを接触させて殺
菌脱臭処理を行うオゾン薫蒸方法に関するものである。
おける殺菌処理には、ホルムアルデヒドガスの薫蒸又は
過酢酸、逆性石鹸、或はアルコールの噴霧等が行われて
おり、又、これ等の薬品の内、逆性石鹸やアルコール等
は殺菌作用が弱いことから、一般的な殺菌処理にはホル
ムアルデヒドガスの薫蒸、所謂ホルマリン薫蒸が多く行
われている。
る(実際的な使用においては殺菌効果を疑う指摘もあ
る)反面、毒性、刺激性、腐食性が強いという難点があ
るため、密閉化させた薫蒸室内へホルマリン液をガス化
させて注入し、一定時間を経て薫蒸室内の壁面等の構成
材料や薫蒸室内に収容した被処理物の殺菌処理を行い、
薫蒸室内のガス濃度を監視して、最終的に、中和剤であ
るアンモニアガスを注入させて残存するホルムアルデヒ
ドガスを無害化させており、これ等の処理操作は、実際
に装置化されて行われている。
材に吸着されるために正確なガス濃度が把握されず、そ
の結果、アンモニアガスによる中和を完全に行うことが
困難であり、又、実際には、消毒時にホルムアルデヒド
ガス濃度が過多(空間27mにホルマリン水100ml
以上など)の場合においては、素材表面上にホルマリン
重合物が残って中和後もなかなかホルマリン臭が消えな
かったり、更に、反応時における発熱反応のために火災
等の危険性がある等の問題点があった。
ホルマリン薫蒸における処理後の刺激臭の残存等の問題
点を全て解消させるために殺菌効果に加えて脱臭効果を
も有し且つホルムアルデヒドガスよりも低濃度で殺菌効
果が得られるオゾン燻蒸を採用することを前提としつ
つ、他の薫蒸ガスにも効果的に用いることが可能な機能
性、汎用性に優れた燻蒸装置を提供するものであり、更
に、本発明の他の目的は、その燻蒸装置を用いて処理時
間の大幅な短縮化を図る等のより有効的な処理操作を可
能とさせたオゾン薫蒸方法を提供する目的である。
装置を用いたオゾン薫蒸方法を開示するにあたり、以下
の課題を解決する必要がある。
る薫蒸室が、特殊な専用施設として構築されている場合
を除き、密閉化が可能なあらゆる室内空間を利用するこ
とができるため、薫蒸室との接続に工夫を要したり、搬
入に困難な大型の装置を用いることは不便であり、従っ
て、本発明で提供すべき薫蒸装置は薫蒸室との接続が容
易であると共に搬入等の容易な機能的な装置構造とする
ことが好ましい。
ン薫蒸を実施するに際しては、オゾンによる殺菌効果の
向上に配慮する必要があるが、オゾンは高湿度の条件下
で殺菌効果が向上すること、特に、特定の微生物や菌類
を被処理物とした殺菌処理においては湿度条件が不可避
であることが知られており、従って、本発明で提供すべ
きオゾン薫蒸方法は加湿装置との併用を前提とし乍ら、
その際、処理操作が可能な限り短時間で行える薫蒸方法
を提供しなければならない。
する課題を具体的に提示する従来の一般的なオゾン薫蒸
装置とオゾン薫蒸方法を図5乃至図8に示す。
ン薫蒸装置101であり、密閉空間とした薫蒸室A内
へ、例えば、無声放電式のオゾン発生装置、加湿装置、
オゾン分解処理装置等から構成させたオゾン薫蒸装置1
01を配設し、薫蒸室A内の雰囲気をオゾン薫蒸装置1
01を介して一定時間循環させて薫蒸室A内の壁面等の
構成材料や薫蒸室A内に収容した被処理物Bを殺菌する
ものであり、一方、図6示したものは、外部循環方式の
オゾン薫蒸装置102であり、密閉空間とした薫蒸室A
の外部へオゾン発生装置、加湿装置から成るオゾン薫蒸
装置102を配管系を介して配設すると共に、薫蒸室A
の内部へはオゾン分解処理装置103を配設し、室内の
雰囲気をオゾン薫蒸装置102内を介して一定時間循環
させて薫蒸室A内の壁面等の構成材料や薫蒸室A内に収
容した被処理物Bを殺菌するものである。
02の内、内部循環方式のオゾン薫蒸装置101では高
湿度と高濃度のオゾンガスが充満する雰囲気中で使用さ
れるためにシーリング等の装置の腐食対策が必要である
と共に、原料ガスの生成装置、コンプレッサー、冷却手
段等を必要とする等の装置構成が複雑化するために全体
構造が大型化し、一方、外部循環方式のオゾン薫蒸装置
102では外気中で使用されるために装置自体の特別な
腐食対策は不要であるが、薫蒸室A内の密閉性を維持す
るためのシーリングや薫蒸室Aの構造に制限される配管
系の接続方法に工夫を要するものである。
て、前述のオゾン薫蒸装置101.102等の従来型の
薫蒸装置を使用することにより可能な二種類のオゾン薫
蒸方法を示したものであり、図中の(a)は薫蒸室A内
の湿度、(b)は薫蒸室A内のオゾン濃度を示してい
る。
処理物B等に対するオゾンの殺菌効果を向上させるため
には、薫蒸室A内へ高湿度の条件下で最適濃度のオゾン
ガスを注入させる必要があり、処理時間を短縮させるに
は、この状態をできる限り短時間で実現することであ
る。
せてオゾンの濃度条件を得た後に加湿を開始させて一定
時間を経て湿度条件を得るオゾン→加湿方式の薫蒸方法
であるが、オゾン濃度(b)が条件に達するまでの時間
に加えて、更に湿度(a)が条件に達するまでの時間を
要するので処理時間は長くなる。
同時に加湿を開始させて、一定時間を経てオゾンの濃度
条件と湿度条件を共に得るオゾン・加湿同時方式の薫蒸
方法であるが、雰囲気中の水分でオゾンの分解反応が促
進されるため、図7の方法よりもオゾン濃度(b)が条
件に達するまでの時間が長くなり、その結果、処理時間
の短縮には全く貢献しないものである。
への薫蒸ガスの供給を加圧排出方式のガス蓄積容体から
行うことにより、外部循環方式の如く薫蒸室との接続方
法で工夫する必要性をなくし、又、薫蒸室内へはガス蓄
積容体のみを搬入するだけで所定の処理操作が行える等
の機能的な構造とさせると共に、同時に、ガス供給装置
を薫蒸室外に配設させる構造とさせたことにより加湿装
置と併用するオゾン薫蒸におけるガス供給装置(オゾン
発生装置)の腐食対策を不要とさせるものである。
おいて開示させた薫蒸装置を用いることにより、加湿装
置で湿度条件を得た直後に、予めガス蓄積容体内に蓄積
させた高濃度のオゾンガスを瞬時に強制排出させて、オ
ゾン生成の際の分解反応に左右されることなく、極く短
時間で殺菌脱臭処理に必要な湿度条件とオゾンの濃度条
件を効果的に得ることを実現させたものである。
載の構成は、導入口と排出口及び圧力調整手段を設けた
加圧排出方式のガス蓄積容体を形設し、ガス蓄積容体の
導入口へはガス供給装置を接続させると共に排出口へは
適宜な弁操作手段と接続させた弁機構を設け、ガス蓄積
容体の圧力調整手段へ排出口より薫蒸ガスを強制排出さ
せるための駆動装置を接続させた構成であり、特許請求
の範囲の請求項2に記載の構成は、薫蒸室内へ加湿装置
を設けると共に可撓性容器としたガス蓄積容体を薫蒸室
外から配設し、ガス蓄積容体内へはオゾン発生装置とし
たガス供給装置によりオゾンガスを蓄積させ、加湿装置
により薫蒸室内を加湿させて高湿度状態を維持させ、こ
の状態で弁機構を弁操作手段により選択的に開閉させる
と同時に駆動装置を作動させて必要容量のオゾンガスを
瞬時に強制排出させることにより、短時間で殺菌脱臭処
理に必要な湿度条件とオゾンガスの濃度条件を得る構成
である。
の図面により説明する。
り、図2は、本発明の薫蒸装置に用いる加圧排出方式の
ガス蓄積容体の概要図であり、図3は、本発明の薫蒸装
置をオゾン薫蒸装置として用いた際の概要図であり、図
4は、本発明の薫蒸装置を用いたオゾン薫蒸方法の説明
図であり、図5は、従来の内部方式のオゾン薫蒸装置の
概要図であり、図6は、従来の外部方式のオゾン薫蒸装
置の概要図であり、図7は、従来のオゾン→加湿方式の
オゾン薫蒸方法の説明図であり、図8は、従来のオゾン
・加湿同時方式のオゾン薫蒸方法の説明図である。
場、貯蔵庫等における薫蒸装置1及びその薫蒸装置1を
用いたオゾン薫蒸方法に関するものであり、特許請求の
範囲の請求項1に記載のものは、密閉空間とした薫蒸室
A内へ最適濃度の薫蒸ガスを注入させて殺菌処理、脱臭
処理等の反応処理を行う薫蒸装置1であって、導入口2
aと排出口2b及び適宜な圧力調整手段2cを設けた加
圧排出方式のガス蓄積容体2を形設し、該ガス蓄積容体
2の導入口2aへはガス供給装置3を接続させると共に
排出口2bへは適宜な弁操作手段8と接続させた弁機構
4を設け、該ガス蓄積容体2の圧力調整手段2cへ前記
排出口2bより薫蒸ガスを強制排出させるための駆動装
置5を接続させたものであり、特許請求の範囲の請求項
2に記載のものは、特許請求の範囲の請求項1に記載の
薫蒸装置1を用いたオゾン薫蒸方法であって、前記薫蒸
室A内へ加湿装置6を設けると共に必要容量の条件を満
たす単数又は複数個の可撓性容器としたガス蓄積容体2
を薫蒸室A外から配設し、該夫々のガス蓄積容体2内へ
はオゾン発生装置としたガス供給装置3により適宜な濃
度のオゾンガスを蓄積させると共に、前記加湿装置6に
より薫蒸室A内を加湿させて高湿度状態を維持させ、こ
の状態で前記弁機構4を弁操作手段8により選択的に開
閉させると同時に駆動装置5を作動させて必要容量のオ
ゾンガスを強制排出させることにより、短時間で殺菌脱
臭処理に必要な湿度条件とオゾンガスの濃度条件を得る
ものである。
に記載の薫蒸装置1は、図1に図示の如く、処理操作の
過程で薫蒸ガスのリークを防止するために薫蒸室A内を
密閉させ、該薫蒸室A内へ反応処理に最適な濃度の薫蒸
ガスを注入させることにより、該薫蒸室A内の微生物の
付着した壁面等の構成材料や薫蒸室A内に収容した実験
器具等の被処理物Bの殺菌処理、脱臭処理等を行うもの
である。
施設、食品工場、貯蔵庫等における密閉可能な種々の室
内空間であり、該薫蒸室Aは単数室でも複数室でも構わ
なく、更に、異なった体積の複数室を対象とさせても良
いものである。
を蓄積できる導入口2a及び排出口2bを有したガスバ
リア性、耐食性のガス蓄積容体2を形設し、該ガス蓄積
容体2の導入口2aへは適宜な配管により薫蒸ガスを生
成又は供給させるガス供給装置3を接続させると共に、
前記ガス蓄積容体2の排出口2bへは、例えば、適宜な
弁操作手段8と電気的に接続させた電磁弁等の弁機構4
を設けたものである。
く、薫蒸用ガスに対するガスバリア性及び湿度に対する
耐食性等の性質を有した袋状の可撓性容器等で形設さ
れ、該ガス蓄積容体2へは補助バッグ等の内部容量に変
化を与える適宜な圧力調整手段2cを設け、該ガス蓄積
容体2を単数又は複数個用いることにより処理操作に必
要な容量を確保するものである。尚、図2に図示のガス
蓄積容体2においては、図1及び図3に図示した弁機構
4は導入口2aと排出口2bの内部に設けた逆止弁とし
て省略されている。
調整手段2cへは排出口2bより薫蒸ガスを強制排出さ
せるために圧縮空気を送り込む圧力ポンプ等の駆動装置
5を接続させたものであり、又、該駆動装置5を圧力ポ
ンプとした際には、図示の如く、薫蒸室A内の雰囲気を
引くことにより密閉手段に悪影響を与える薫蒸室A内の
気圧の変動を防止させるが、影響度や操作性等を鑑みて
外気を引くことも可能である。
に用いるには、前記ガス供給装置3によりガス蓄積容体
2内に薫蒸ガスを蓄積させると共に、例えば、該ガス蓄
積容体2のみを薫蒸室A内へ配設させ、薫蒸室A外に操
作部(図示せず)を配設させた弁操作手段8と駆動装置
5の操作により排出口2bの開口と同時に圧力調整手段
2cを作動させて薫蒸室A内の雰囲気中に薫蒸ガスを強
制排出させるものである。
のものは、特許請求の範囲の請求項1に記載の薫蒸装置
1を用いたオゾン薫蒸方法である。
て用いるには、図3に図示の如く、前記ガス供給装置3
を酸素等の原料ガスを導入して連続的にオゾン生成を行
う無声放電式等のオゾン発生装置とさせるものであり、
一方、薫蒸室A内には湿度条件を得るための加湿装置6
を配設させると共に、処理後の未反応のオゾンガスを分
解処理させるために触媒等を用いた排ガス処理装置7を
配設させるものである。
の体積に応じた必要容量の条件を満たす単数又は複数個
の耐オゾン性のフッ素系樹脂等から成るオゾンバックと
して形設され、該夫々のガス蓄積容体2内へはオゾン発
生装置としたガス供給装置3により適宜な濃度のオゾン
ガスを蓄積させて用いるものである。尚、図示のもの
は、50m3の体積の薫蒸室A内に100lの容量のガ
ス蓄積容体2を3個用いた例を示している。
置1を用いてガス蓄積容体2を薫蒸室A外から薫蒸室A
内に配設させると共に、図4に図示の如く、先ず、薫蒸
室A外のガス供給装置3であるオゾン発生装置と薫蒸室
A内の加湿装置6を同時に作動させる。
蓄積容体2内には高濃度のオゾンガスが蓄積され、一
方、前記薫蒸室A内の湿度(a)は徐々に上昇して90
‰RH程度の高湿度状態となり、殺菌処理に必要な湿度
条件が得られる。この状態で、前記ガス供給装置3を停
止すると共に、加湿装置6はそのまま作動させて薫蒸室
A内の高湿度を維持させる。
2bの弁機構4を弁操作手段8により選択的に開閉(実
施例ではS1〜S3の全てを開弁)させると共に圧力調
整手段2cと接続させた駆動装置5を作動させると、該
夫々のガス蓄積容体2内の必要容量のオゾンガスが瞬時
に強制排出される。このオゾンガスは高濃度のオゾンガ
スであり、従って、オゾンガスの短時間の注入で薫蒸室
A内のオゾン濃度(b)は急上昇し、従来例と比較して
極く短時間で湿度条件とオゾンの濃度条件が得られるも
のである。
度のオゾンガスが薫蒸室A内の壁面等の構成材料や被処
理物Bに接触し、一定時間を経て殺菌脱臭処理が行わ
れ、その後は、前記加湿装置6を停止させると共に、排
ガス処理装置7を作動させて未反応のオゾンガスを分解
処理させるものである。
の薫蒸装置1及びその薫蒸装置1を用いた特許請求の範
囲の請求項2に記載のオゾン薫蒸方法と従来のオゾン薫
蒸装置及びそのオゾン薫蒸装置を用いたオゾン薫蒸方法
との比較例を[表1]及び[表2]に示す。
構成材料の腐食が低減されたのは、処理時間の短縮に伴
い、薫蒸室A内の構成材料とオゾンガスとの接触時間が
大幅に短縮されたことに起因するものであり、即ち、高
湿度条件下における酸化による腐食が低減されたもので
ある。
せたことにより、従来のホルマリン薫蒸における処理後
の刺激臭の残存等の問題点を全て解消させて安全性や処
理能力の向上を実現させたことは勿論のこと、本発明で
開示させた薫蒸装置は、薫蒸室内への薫蒸ガスの供給を
加圧排出方式のガス蓄積容体から行うことにより、薫蒸
室との接続方法で工夫する必要がなく、薫蒸室内へはガ
ス蓄積容体のみを搬入するだけで所定の処理操作が行
え、又、ガス供給装置を薫蒸室外に配設させる構造とさ
せて装置本体の薫蒸ガス等による腐食対策を不要とさせ
ただけでなく、あらゆる薫蒸ガスに効果的に用いること
が可能な機能性、汎用性に優れたものであり、一方、本
発明で開示させたオゾン薫蒸方法は、前述の装置を用い
ることにより、加湿装置で湿度条件を得た直後に、予め
ガス蓄積容体内に蓄積させた高濃度のオゾンガスを瞬時
に強制排出させて、極く短時間で殺菌脱臭処理に必要な
湿度条件とオゾンの濃度条件を効果的に得るので、処理
時間の短縮化とそれに伴う薫蒸室内の構成部材の耐久性
の向上等にも貢献する画期的な方法である。
蓄積容体の概要図である。
た際の概要図である。
明図である。
る。
る。
明図である。
の説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】密閉空間とした薫蒸室内へ最適濃度の薫蒸
ガスを注入させて殺菌処理、脱臭処理等の反応処理を行
う薫蒸装置であって、導入口と排出口及び適宜な圧力調
整手段を設けた加圧排出方式のガス蓄積容体を形設し、
該ガス蓄積容体の導入口へはガス供給装置を接続させる
と共に排出口へは適宜な弁操作手段と接続させた弁機構
を設け、該ガス蓄積容体の適宜な圧力調整手段へ前記排
出口より薫蒸ガスを強制排出させるための駆動装置を接
続させたことを特徴とする薫蒸装置。 - 【請求項2】特許請求の範囲の請求項1に記載の薫蒸装
置を用いたオゾン薫蒸方法であって、前記薫蒸室内へ加
湿装置を設けると共に必要容量の条件を満たす単数又は
複数個の可撓性容器としたガス蓄積容体を薫蒸室外から
配設し、該夫々のガス蓄積容体内へはオゾン発生装置と
したガス供給装置により適宜な濃度のオゾンガスを蓄積
させると共に、前記加湿装置により薫蒸室内を加湿させ
て高湿度状態を維持させ、この状態で前記弁機構を弁操
作手段により選択的に開閉させると同時に駆動装置を作
動させて必要容量のオゾンガスを瞬時に強制排出させる
ことにより、短時間で殺菌脱臭処理に必要な湿度条件と
オゾンガスの濃度条件を得ることを特徴とするオゾン薫
蒸方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17150792A JP3502111B2 (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 薫蒸装置及びその薫蒸装置を用いたオゾン薫蒸方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000093747A (ja) * | 1998-09-25 | 2000-04-04 | Paruzaa Corporation:Kk | 消毒ガス無害化脱臭方法および装置 |
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-
1992
- 1992-06-08 JP JP17150792A patent/JP3502111B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2000093747A (ja) * | 1998-09-25 | 2000-04-04 | Paruzaa Corporation:Kk | 消毒ガス無害化脱臭方法および装置 |
US20130276357A1 (en) * | 2010-09-08 | 2013-10-24 | Medizone International Inc. | Combating insect infestations |
CN114874304A (zh) * | 2022-06-20 | 2022-08-09 | 湖州安然生物医药科技有限公司 | 一种蚕丝胶蛋白提取工艺 |
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