JPH05337783A - 荷積み荷下ろしパレットのドアの自動開放装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は電気浸食機械加工センターでの物品
荷積み荷下ろしパレットのドアの自動開放装置を提供す
る。 【構成】 本発明のパレットドアの自動開放装置は、容
器又はタンク２０がドア２１の形式の少なくとも１つの
側壁を有し、ドア２１を容器２０の受け部に対し開放及
び閉鎖するためドア２１を直線運動で案内する手段３
と、ドア２１を閉鎖位置で密閉状にロックする手段４と
を備えている。本発明装置は工作機械また通常機械加工
部署に適用される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、例えば電気浸食機械加
工部署において物品を収容する荷積み及び荷下ろしパレ
ットのドアのための自動開放装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】少なくとも１つの工作機械を含む大きな
構成部品を機械加工するための作動部署において、大き
な構成部品を、担持部署もしくは工作機械の外側の場所
からその作業台まで又はその逆に、運搬することは困難
であるが、その理由はこれら構成部品が非常に嵩張り及
び／又は非常に重くそのため正確に位置させることがで
きないクレーンその他のような複雑な装置を必要とする
からである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】この問題は、この種の
工作機械の作業台がたな板又は容器を含み最近は大きな
構成部品を上方から位置決めしなければならず、クレー
ンの使用を必要とするため、少なくとも１つの工作機械
を用い電気浸食によって大きな構成部品を機械加工する
時に、特に厳しいものとなる。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、例えば電気浸
食機械加工センターにおける構成物品を収容する荷積み
及び荷下ろしパレットのドアのための新規な自動開放装
置を提供するが、この装置は、容器又はタンク、すなわ
ち工作機械作業台がドア形式の少なくとも１つの側壁を
有し、ドアを容器の受け部に対し直線状の開放及び閉鎖
運動をさせるよう案内する手段と、ドアを閉鎖位置に密
閉状態にロックする（鎖錠する）手段とを備えている。

【０００５】さらに詳細には、容器に対するドアの直線
案内運動をする手段は、(a) 固定された本体に配設され
た少なくとも１つのモータであって、ドアの両側に取付
けられたラックと噛み合う組のピニオンのような１つ又
は複数の伝動手段に直接又はチェーンを介して連結され
た出力シャフトを有し、この出力シャフトが重力又はモ
ータの回転を介して動くようになっている、少なくとも
１つのモータと、(b) 運動の方向を決定する、ドア又は
容器の雄雌結合の案内、とからなっている。

【０００６】さらに詳細には、ドアをその閉鎖された位
置で容器に対して密閉状にロックする手段は、固定され
た本体に配設されまたドアを押圧し容器の対面位置に配
された周縁圧力接合部に衝突した時ドアをシールするピ
ストンを有している、多数の油圧シリンダである。

【０００７】

【実施例】本発明は、例えば電気浸食機械加工センター
において物品を保持する荷積み及び荷下ろしパレットの
ドアのための自動開放装置に関する。

【０００８】図面に示されるようなこの種の工作機械
（ＭＨ）は作動ヘッド又はブリッジ１の下方にタンク／
作業台２を具備している。

【０００９】本発明によれば図面に示されるように、タ
ンク又は作業台２は少なくとも１つのドアの形式の側壁
２１を有し、残りの壁２０は固定されて動かず工作機械
ＭＨの固定本体に取付けられている。

【００１０】ドア２１又は現存する各ドア２１は、タン
ク又は容器２０の受け部に対しドアを直線状に案内する
手段３とドアをその閉鎖された位置でタンク又は容器２
０に対し密閉状にロックする手段４とを具備している。

【００１１】ドア２１は直線状に案内されるように、２
つの末端開放位置と閉鎖位置との間を上下に又は横方向
に移動する。

【００１２】本発明によれば図面に示されるように、タ
ンク又は作業台２０の受け部に対しドア２１を直線状に
案内する手段３は少なくとも１つのモータ３１であり、
このモータ３１は多数ピニオン３１１に結合された出力
駆動シャフトを有し、ピニオン３１１は伝動チェーン３
１２と噛み合い、伝動チェーン３１２はドア２１に設け
られたラック３１５，３１６と噛み合う対応ピニオン３
１３，３１４に運動を伝達する。

【００１３】本発明は図面に示されるように、ドア２１
をタンク又は作業台２０の支持部で密閉状にロックする
手段は工作機械ＭＨの固定された本体に配設された多数
の油圧シリンダ４であり、各シリンダは、圧力ヘッド４
１１を備えたピストン４１を有し、圧力ヘッド４１１は
ドア２１に当接しそれにより接合部をシールする閉鎖接
合部４２と共働してドアをタンク又は作業台２０に対し
シールする。

【００１４】この閉鎖位置と開放位置とは、本実施例で
は、適当数の圧力ワッシャ４３（図４参照）及び与えら
れた予荷重をもたらす装置と共働して作動流体（油圧作
動）によって決定される。

【００１５】限定されない好適な実施例では、固定され
た本体とタンク又は作業台２０とに対するドア２１の直
線状の案内運動は、図３に示されるように、ドア２１に
蟻継ぎ又は同様の案内２１１を形成し合致する形状の与
えられているピストン４１のヘッド４１１を受け入れる
ようにすることにより、行われる。

【図面の簡単な説明】

【図１】例えば電気浸食機械加工部署において構成部品
を保持する荷積み荷下ろしパレットのドア又はゲートの
ための自動開放装置が取付けられ、この自動開放装置が
タンク又は作業台に組込まれている、工作機械（スペイ
ンの略語ＭＨ）の前面全体図である。

【図２】図１に示される工作機械（ＭＨ）の、ヘッドも
しくはブリッジを省略し構造と細部を示すため一部を切
断した、全体側面図である。

【図３】本発明のさらに詳細には電気浸食機械加工部署
における、構成部品を保持する荷積み荷下ろしパレット
のドアのための自動開放装置の、図１と図２に示される
工作機械（ＭＨ）に取付けられたところを示す切断平面
図である。

【図４】ドアと容器又は作業台の受け部との間のロック
手段の好適な構造の切断詳細図である。

【符号の説明】

１…ヘッド（ブリッジ） ２…作業台 ３…ドア案内手段 ４…ドア密閉ロック手段（シリンダ） ２０…タンク又は作業台 ２１…ドア ３１…モータ ４１…ピストン ２１１…案内 ３１１…ピニオン ３１２…チェーン ４１１…圧力ヘッド

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 例えば電気浸食機械加工部署における物
   品を収容している荷積み荷下ろしパレットのドアのため
   の自動開放装置において、容器又はタンクがドア形式の
   少なくとも１つの側壁を有し、ドアを容器の支持部に対
   し開放及び閉鎖するよう直線運動で案内する手段と、ド
   アをその閉鎖された位置にロックする手段とを備えてい
   ることを特徴とするドアの自動開放装置。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の、例えば電気浸食機械
   加工部署における物品を収容している荷積み荷下ろしパ
   レットのドアのための自動開放装置において、ドアを容
   器に対し直線運動で案内する手段が、 (a) 固定された本体に配設されかつ出力シャフトを有す
   る少なくとも１つのモータであって、前記出力シャフト
   が直接又はチェーンを介して、ドアの両側に取付けられ
   たラックと噛み合う組のピニオンのような１つ又は複数
   の伝動手段に連結され、重力を介し又は前記モータの回
   転を介して運動するようになっている、少なくとも１つ
   のモータと、 (b) 運動の方向を決定する、ドア又は容器の雄雌結合の
   案内、 とからなっていることを特徴とするドアの自動開放装
   置。
3. 【請求項３】 請求項１又は２に記載の、例えば電気浸
   食機械加工部署における物品を収容している荷積み荷下
   ろしパレットのドアのための自動開放装置において、ド
   アを閉鎖位置にある時容器に対し密閉状にロックする手
   段が、固定された本体に配設されかつピストンを有する
   多数の油圧シリンダであり、前記ピストンが、ドアを押
   圧しまた前記ピストンが容器の対面位置に配設された周
   縁圧力接合部に衝突した時ドアをシールするようにして
   いることを特徴とするドアの自動開放装置。