JPH05337770A - 工具ホルダーおよびツールシャンク - Google Patents

工具ホルダーおよびツールシャンク

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JPH05337770A
JPH05337770A JP14594492A JP14594492A JPH05337770A JP H05337770 A JPH05337770 A JP H05337770A JP 14594492 A JP14594492 A JP 14594492A JP 14594492 A JP14594492 A JP 14594492A JP H05337770 A JPH05337770 A JP H05337770A
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JP
Japan
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tool
tool holder
shank
holder
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP14594492A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Sakakiyama
敏明 榊山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUDOO KK
Fudow Co Ltd
Original Assignee
FUDOO KK
Fudow Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、従来の鋼鉄製に比べ広い取付けス
ペースを必要とせず、しかも軽量にして、強度的な面お
よび性能上の面から充分に満足できる工具ホルダーおよ
びツールシャンクを提供するものである。 【構成】 工作機械の切削工具取付け用の工具ホルダー
およびツールシャンクであって、強化合成樹脂成形材料
で構成した構造からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械のマシニング
センタ等に使用する切削工具を取り付ける工具ホルダ−
およびツ−ルシャンクに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マシニングセンタ等に使用される
工具ホルダ−およびツ−ルシャンクはクロムモリブデン
鋼等の鋼鉄製のものが一般に使用されている。近年マシ
ニングセンタ等の工作機械は作業の迅速化が求められて
おり、これに伴い作業効率を上げるべく工具交換時間の
短縮化が必要となって来ている。しかしながら、従来切
削工具を取り付ける工具ホルダ−およびツ−ルシャンク
は鋼鉄等で作製されているために重量が大であり、工具
ホルダ−を多数本収納している工具マガジン自体の回転
速度,搬送速度を上げるには駆動動力の増大を必要と
し、製作コストの上昇を招くのみならず、その取り付け
スペ−スを広くする必要があるなどの問題点から自ずと
限度があり、現在市場から要求されている作業速度に適
合するような速度に短縮することは現状では極めて困難
である。
【0003】一方、最近の工作機械はセラミック、炭素
繊維複合材料等の加工材料にも適合するような工作機械
が市場で要求されている。これら加工材料に適合させる
ためには、機械主軸側の工具ホルダ−を装着するスピン
ドルの回転数の高速化が必要となっている。
【0004】一方切削工具を取り付ける工具ホルダ−自
体が鋼鉄で作製されているためスピンドルの始動、停止
時および正逆回転切り替えの際、慣性モ−メントが大き
いためスピンドルの回転軸を支えている軸受部にかかる
負荷が大きくなり、現在市場から要求されている多様化
材料の加工に適合させるために必要な高速回転は極めて
困難である。そのため、従来使用されている鋼鉄製の工
具ホルダ−を装着したスピンドルを高速回転させるため
には、回転軸を支えている軸受部の厚肉化が必要であ
り、製作コストの上昇を招くのみならず、その取り付け
スペ−スを広くする必要があるなどの問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】上記したように、従
来使用されている鋼鉄製の工具ホルダ−の場合、工具マ
ガジンの回転速度、搬送速度を速めようとすると駆動動
力の増大を必要とし、製作コストの上昇を招くのみなら
ず、その取り付けスペ−スを広くする必要があるなどの
問題点がある。また、工具ホルダ−を装着したスピンド
ルを高速回転させるためには、回転軸を支えている軸受
部の厚肉化が必要であり、製作コストの上昇を招くのみ
ならず、その取り付けスペ−スを広くする必要があるな
どの問題点がある。本発明は上記の実情に鑑み、広い取
り付けスペ−スを必要とせずしかも軽量にして、強度的
な面および性能上の面から十分に満足できる工具ホルダ
ーおよびツ−ルシャンクを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような現
状に鑑み、切削工具を取り付ける工具ホルダ−およびツ
−ルシャンクに関し、その強度上の点を含め多角的な観
点から、その材料等につき鋭意検討を重ねた結果、強化
合成樹脂材料で成形加工した工具ホルダ−およびツ−ル
シャンクが、強度的な面および性能上の面から本目的に
好適な材料であることを見いだした。
【0007】すなわち,本発明は,強化合成樹脂材料で
構成してなる工作機械に使用される切削工具を取り付け
るための工具ホルダ−および工具ホルダ−のツ−ルシャ
ンクに係るものである。
【0008】本発明は工具ホルダーおよびツールシャン
クを強化合成樹脂で構成したことにより、スピンドルか
ら工具ホルダーを着脱する際に鋼鉄材料との摩耗、摩擦
特性が優れており相互の摩耗損失の改善ができスピンド
ルと工具本体の着脱作動が円滑に行える。
【0009】また、機械主軸側の工具ホルダ−を装着す
るスピンドルの回転速度も加工材料の多様化により高速
回転が要求されるが、本発明においては工具ホルダ−が
強化合成樹脂材料で構成されているため工具ホルダ−自
体の軽量化が図られ、その慣性モ−メントを減少させる
ことができるために回転軸を支えている軸受部の負荷を
削減でき、駆動源動力の増大をもたらすことなくスピン
ドルの回転速度を向上させることができる。本発明の工
具ホルダ−およびツ−ルシャンクを構成する材料は低帯
電性に優れているため、ツ−ルポット部の防塵目的に用
いるには好適である。
【0010】以下に、本発明に係る工具ホルダ−および
ツ−ルシャンクにつき、その作用等を図面により詳細に
説明する。
【0011】添付図面の第1図は本発明に係る切削工具
を取り付ける工具ホルダ−の1例を示す。工具ホルダ−
の切削工具取り付け部(4)の形状は各種あり、また、
工具ホルダ−のツ−ルシャンク(1)、(2)の形式は
JIS規格(B6339)、日本工作機械工業会規格
(MAS403)に定められ統一さており、その形式に
よりツ−ルシャンクの大きさは種々のものがある。本発
明の工具ホルダ−の場合には第3図(6)(6′)およ
び第5図(6)、(6′)の斜線部に示すように金属材
料を工具ホルダ−の一部分に補強材として埋設すること
も差し支えない。また、工具ホルダ−の本体テ−パ部
(1)にプルスタッド(5)を埋設することにより、工
具ホルダ−とプルスタッド(5)とを一体化することも
できる。
【0012】第2図は本発明に係る工具ホルダ−のツ−
ルシャンクを示し、テ−パ部(1)、フランジ部(2)
で構成されてる。また、ツ−ルシャンクの形状は第5図
に示す工具ホルダ−の切削工具取り付け部(4)、プル
スタッド(5)を除いた部分を表している。
【0013】本発明のツ−ルシャンクの場合には、第4
図(6)の斜線部に示すように金属材料をツ−ルシャン
クの一部分に補強材として埋設して、プルスタッド
(5)を取り付けても差し支えないが、第6図の斜線部
に示すようにプルスタッド(5)を合成樹脂本体部に埋
設することにより、ツ−ルシャンクとプルスタッド
(5)とを一体化することができる。勿論、本発明の工
具ホルダ−およびツ−ルシャンクに金属材料を埋設する
場合には強化合成樹脂本体部との剥離、回り、抜け等の
防止を図る必要がある。
【0014】また、強化合成樹脂材料で構成された工具
ホルダ−およびツ−ルシャンクの寸法精度を図るため、
成形後に研磨等の機械加工を行う場合もある。
【0015】本発明において、工具ホルダ−を構成する
強化合成樹脂材料としては、パルプ、綿等の天然繊維、
炭素繊維、またはガラス繊維等の織物またはそれらの織
布の細片を強化基材とする熱硬化性樹脂、たとえばフェ
ノ−ル系樹脂、エポキシ系樹脂の成形品が挙げられ、こ
れら成形品は耐クリ−プ性、引っ張り強度等の機械強度
に優れているのみならず、寸法精度、熱膨張係数、耐摩
耗性、耐熱性、耐油性、低帯電性などにも優れており、
本発明の工具ホルダ−およびツ−ルシャンクを構成する
材料として好適である。
【0016】これらの樹脂には、それ自体公知のその他
の充填材、補強材、添加剤等を使用することも差し支え
ない。 強化合成樹脂材料を用いた工具ホルダ−および
ツ−ルシャンクの製作は、通常の熱硬化性合成樹脂の成
形に使用する方法、すなわち射出成形、圧縮成形、トラ
ンスファ−成形、積層成形等が適用されるが、工具ホル
ダ−およびツ−ルシャンクの寸法精度、強度等などの点
を考慮したときは圧縮成形が好ましい。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、工具ホルダ−およびツ
−ルシャンク自体が強化合成樹脂材料で構成されている
ため、以下に示す如きの効果がある。
【0018】(1) 従来の鋼鉄製に比べ1/3〜1/5に
軽量化されており、工具ホルダ−を収納している工具マ
ガジン自体の回転速度、搬送速度を過大な駆動エネルギ
−または駆動軸を必要としないで、現在市場から要求さ
れている作業速度に適合させることが容易である。
【0019】(2)工具マガジンの工具ホルダ−を収納す
るツ−ルポット部には、機械加工に必要な切削工具を取
り付けた工具ホルダ−と、機械加工に不必要な工具ホル
ダ−をツ−ルポット部の防塵目的のために取り付けられ
ているが、本発明のツ−ルシャンクをその目的に用いる
ことにより、工具マガジン自体の軽量化が可能となり駆
動エネルギ−の削減と作業速度の効率化を図ることが容
易となる。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】側面図 第1図は、本発明の工具ホルダ−の一例を示す。
【0021】
【図2】側面図 第2図は、本発明の工具ホルダ−のツ−ルシャンクを示
す。
【0022】
【図3】断面図 第3図は、本発明に係る工具ホルダ−の切削工具取り付
け部(4)およびプルスタッド取り付けネジ部(3)の
1部に斜線部で示す金属材料(6)、(6′)を埋設し
た1例の断面図を示す。
【0023】
【図4】断面図 第4図は、本発明のツ−ルシャンクのプルスタッド取り
付けネジ部(3)に金属材料(6)を埋設した一例の断
面図を示す。
【0024】
【図5】部分断面図 第5図は、本発明に係る工具ホルダ−の例の部分断面図
を示す。
【0025】
【図6】部分断面図 第6図は、本発明に係る防塵目的に用いるツ−ルシャン
クにプルスタッド(5)を埋設した一体化した例の部分
断面図を示す。
【0026】
【符号の説明】
1・・ツ−ルシャンクのテ−パ部 2・・ツ−ルシャンクのフランジ部 3・・ツ−ルシャンクのプルスタッド取り付けネジ部 4・・工具ホルダ−の切削工具取り付け部 5・・プルスタッド 6,6′・・埋設した金属材料

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強化合成樹脂成形材料で構成してなる工
    作機械の切削工具を取り付ける工具ホルダ−およびツー
    ルシャンク
JP14594492A 1992-06-05 1992-06-05 工具ホルダーおよびツールシャンク Pending JPH05337770A (ja)

Priority Applications (1)

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JP14594492A JPH05337770A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 工具ホルダーおよびツールシャンク

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JP14594492A JPH05337770A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 工具ホルダーおよびツールシャンク

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JPH05337770A true JPH05337770A (ja) 1993-12-21

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JP14594492A Pending JPH05337770A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 工具ホルダーおよびツールシャンク

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004042146A (ja) * 2002-07-08 2004-02-12 Fudow Co Ltd 工具ホルダー保持具構成材料、及び工具ホルダー保持具
JP2006520695A (ja) * 2003-03-01 2006-09-14 オエステルレ,ヘルマン 工具受容要素およびその位置決めのためのアダプター
US20130216318A1 (en) * 2010-08-05 2013-08-22 Guehring Ohg Machining tool
JP2014014883A (ja) * 2012-07-06 2014-01-30 Toshiba Mach Co Ltd スピンドル装置、これを備えた工作機械および工具ホルダ
JP2015030079A (ja) * 2013-08-06 2015-02-16 セイコーインスツル株式会社 クイル装置、及び研削加工装置

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