JPH05337750A - 抜管装置 - Google Patents

抜管装置

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JPH05337750A
JPH05337750A JP16435792A JP16435792A JPH05337750A JP H05337750 A JPH05337750 A JP H05337750A JP 16435792 A JP16435792 A JP 16435792A JP 16435792 A JP16435792 A JP 16435792A JP H05337750 A JPH05337750 A JP H05337750A
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heating coil
heating
pipe
cooling
frequency induction
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Takijiro Shimamoto
滝二郎 島本
Junichi Takatsuki
順一 高月
Tsukasa Maenozono
司 前之園
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Dai Ichi High Frequency Co Ltd
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Dai Ichi High Frequency Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 抜管する管内面を局部的に効率よくかつ均一
に加熱したのち、直ちに冷却し管の固着接合部を収縮弛
緩させる。 【構成】 ボディ3の先端中央に突設された管内挿入可
能な高周波誘導加熱コイル4と、ボディ3の先端外周寄
りに突設されたコイル位置決め棒7と、ボディ3の先端
中央に上記加熱コイル4の外周に嵌脱可能又は固定的に
突設された冷却ノズル8とを具えている。このような装
置において、加熱コイル4をボイラーチューブ2内に挿
入し高周波誘導加熱を行ったのち、冷却ノズルにより管
内面を冷却することにより、ボイラーチューブ2の固着
接合部を収縮弛緩させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蒸気ボイラーの蒸気ド
ラム,水ドラム等のボイラーチューブの取り替え用に好
適な抜管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、蒸気ボイラーの蒸気ドラム,水ド
ラム等に拡管によって固着接合されているボイラーチュ
ーブの取り替えは、可燃ガスによって管内面の拡管部を
加熱し、その後空気又は水によって急冷し管を収縮弛緩
させてチューブを抜管しており、加熱にあたっては、プ
ロパン,アセチレン等の加燃ガスにより加熱施工される
以外他の熱源は適用されていない。
【0003】このように、従来は拡管部を弛緩させるの
に可燃ガスによる加熱のみで行っており、そのため、ボ
イラーチューブ等の例えば内径20mmの比較的小径管で
は拡管部のみ内側より有効にかつ均一に加熱できず、ま
た可燃ガスでは温度管理が正確に行われず、ドラム胴板
など不必要な箇所まで加熱し、ドラム胴板の材質劣化を
生ずるおそれがある等の不具合があり、更に加燃ガスで
は局部的に熱を集中できないことから加熱時間が長くか
かり、工数増大を招くばかりでなく、管を急熱,急冷す
ることで収縮弛緩を狙うため効率が悪いという不都合が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、管内面を局部的に効率
よくかつ均一に加熱することができるとともに、加熱工
数低減が可能であり、また規定の加熱条件に正確に制御
でき周囲部材を不必要に加熱せずその品質劣化が防止で
き、更に加熱,冷却工程をシーケンスに従い行って抜管
工数の低減が可能となる抜管装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、ボ
ディの先端中央に突設された管内挿入可能な高周波誘導
加熱コイルと、上記ボディの先端外周寄りに突設された
コイル位置決め棒と、上記ボディの先端中央に上記加熱
コイルの外周に嵌脱可能又は固定的に突設された冷却ノ
ズルとを具え、上記加熱コイルを抜取管内に挿入し高周
波誘導加熱を行ったのち上記冷却ノズルにより管内面を
冷却することを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明抜管装置においては、高周波誘導加熱コ
イルを抜取管内に挿入し、高周波誘導加熱により管内面
を局部的に効率よくかつ均一に加熱したのち、直ちに冷
却ノズルにより冷却用空気又は水を管内面に噴出し、管
の固着接合部分を急速に収縮弛緩させる。
【0007】
【実施例】本発明抜管装置の一実施例を図面について説
明すると、図1は本抜管装置の正面図で、同図(I) は高
周波誘導加熱コイルのみの場合、同図(II) は冷却ノズ
ルを嵌着した場合を示し、図2は本抜管装置の作動シー
ケンスの説明図である。
【0008】まず図1(I) において、蒸気ドラム又は水
ドラムのドラム胴板1には複数本の小径のボイラーチュ
ーブ2が植込まれ拡管によって固着されている。このボ
イラーチューブ2を加熱したのち冷却して抜管するため
の本抜管装置は、角柱形のボディ3の内部に図示せざる
整合トランスが収納されるとともに、同ボディ3の先端
中央に抜管されるボイラーチューブ2内に挿入可能な高
周波誘導加熱コイル4が突設され、基部が整合トランス
に接続されている。この加熱コイル4は、小径のボイラ
ーチューブ2内に挿入するため小径のソレノイド型又は
ヘアピン型が用いられ、図示はソレノイド型であり、ま
た通常この加熱コイル4は銅管で構成され水冷却されて
おり、ボディ3の基部には冷却水出入口5が設けられて
いる。更にボディ3の基部中央には整合トランスを図示
せざる高周波電源に接続する電源ケーブル6が連結され
ており、高周波電源の周波数は、コイル形状,整合トラ
ンスの小型化から比較的高い50〜100kHz程度が
望ましい。なおボディ3の先端の外周寄りには、その先
端をドラム胴板1の表面にあてる複数本のコイル位置決
め棒7が突設されており、高周波誘導加熱コイル4のチ
ューブ内挿入深さを適宜規定するべく、突き出し長さが
調節できるようになっている。
【0009】次に図1(II)において、ボディ3の先端中
央に、上記の高周波誘導加熱コイル4の外周に同軸的に
嵌脱可能又は固定的に、空気冷却用の冷却ノズル8が突
設されるとともに、同冷却ノズル8の先端域には多数個
の空気噴出口9が穿設されており、また基部には冷却空
気供給口10が設けられている。なおこの冷却ノズル8
は、ボイラーチューブ2の内径が極めて小径の場合、加
熱コイル4の外周に固定的に取付けず、加熱後直ちにこ
の冷却ノズル8を外嵌し冷却する方法が妥当であり、本
例はこのような場合を示している。更にこの冷却ノズル
8は水冷却用のものにしてもよい。
【0010】このような装置において、ボイラーチュー
ブ2の拡管部を高周波誘導加熱コイル4により加熱した
のち、冷却ノズル8により冷却する作動シーケンスを、
図2も参照して説明する。始めに予めボイラーチューブ
2に熱電対を取付けるとともに、コイル位置決め棒7の
突き出し長さを調節して加熱コイル挿入深さを調節し、
また高周波出力を調整し所定の加熱温度例えば10秒程
度で約400〜450℃に加熱できることを確認する。
次に高周波誘導加熱コイル4を抜管されるボイラーチュ
ーブ2に挿入し、電源用スタートボタンを押す。これに
よりボイラーチューブ2は急速に加熱され規定した加熱
時間に達すると電源が切れる。すると冷却ノズル8の空
気噴出口9から空気が噴出してボイラーチューブ2を冷
却し、一定時間後に空気の供給が止まり、当該ボイラー
チューブ2の抜管準備作業が終了する。次いで加熱する
ボイラーチューブ2に加熱コイルを挿入し上記一連の工
程を順次繰り返す。
【0011】かくしてこのような装置によれば、高周波
誘導加熱コイル4により誘導加熱を行うため、ボイラー
チューブ2内面を局部的に効率よく均一加熱することが
でき、それにより工数低減が可能となるとともに、ガス
加熱作業の熟練作業者が不要となり、かつ狭隘なボイラ
ードラム内でのガス加熱作業がなくなり作業環境が改善
される。また加熱部の温度を計測し定められた条件にセ
ットすれば規定の加熱条件に正確に制御でき、ドラム胴
板1を不必要に過熱せずその品質劣化が防止できる。更
に高周波誘導加熱コイル4及び冷却ノズル8の挿入深さ
を調節し拡管部を有効に加熱及び冷却できるため、ボイ
ラーチューブ2の収縮弛緩が容易となり、なお高周波誘
導加熱コイル4及び冷却ノズル8の挿入,加熱,冷却の
一連の工程をシーケンスに従い行わせることにより、連
続抜管処理が可能となる。
【0012】
【発明の効果】要するに本発明によれば、ボディの先端
中央に突設された管内挿入可能な高周波誘導加熱コイル
と、上記ボディの先端外周寄りに突設されたコイル位置
決め棒と、上記ボディの先端中央に上記加熱コイルの外
周に嵌脱可能又は固定的に突設された冷却ノズルとを具
え、上記加熱コイルを抜取管内に挿入し高周波誘導加熱
を行ったのち上記冷却ノズルにより管内面を冷却するこ
とにより、管内面を局部的に効率よくかつ均一に加熱す
ることができるとともに、加熱工数低減が可能であり、
また規定の加熱条件に正確に制御でき周囲部材を不必要
に加熱せずその品質劣化が防止でき、更に加熱,冷却工
程をシーケンスに従い行って抜管工数の低減が可能とな
る抜管装置を得るから、本発明は産業上極めて有益なも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明抜管装置の一実施例の正面図で、同図
(I) は高周波誘導加熱コイルのみの場合、同図(II)は冷
却ノズルを嵌着した場合を示す。
【図2】同上装置の作動シーケンスの説明図である。
【符号の説明】
1 ドラム胴板 2 ボイラーチューブ 3 ボディ 4 高周波誘導加熱コイル 5 冷却水出入口 6 電源ケーブル 7 コイル位置決め棒 8 冷却ノズル 9 空気噴出口 10 冷却空気供給口
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月20日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 抜管装置
【特許請求の範囲】
【請求項】 ボディの先端中央に突設された管内挿入
可能な高周波誘導加熱コイルと、上記ボディの先端外周
寄りに突設されたコイル位置決め棒と、上記ボディの先
端中央に上記加熱コイルの外周に嵌脱可能又は固定的に
突設された冷却ノズルとを具え、上記加熱コイルを抜取
管内に挿入し高周波誘導加熱を行ったのち上記冷却ノズ
ルにより管内面を冷却することを特徴とする抜管装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蒸気ボイラーの蒸気ド
ラム,水ドラム等のボイラーチューブの取り替え用に好
適な抜管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、蒸気ボイラーの蒸気ドラム,水ド
ラム等に拡管によって固着接合されているボイラーチュ
ーブの取り替えは、可燃ガスによって管内面の拡管部を
加熱し、その後空気又は水によって急冷し管を収縮弛緩
させてチューブを抜管しており、加熱にあたっては、プ
ロパン,アセチレン等の燃ガスにより加熱施工される
以外他の熱源は適用されていない。
【0003】このように、従来は拡管部を弛緩させるの
に可燃ガスによる加熱のみで行っており、そのため、ボ
イラーチューブ等の例えば内径20mmの比較的小径管
では拡管部のみ内側より有効にかつ均一に加熱できず、
また可燃ガスでは温度管理が正確に行われず、ドラム胴
板など不必要な箇所まで加熱し、ドラム胴板の材質劣化
を生ずるおそれがある等の不具合があり、更に燃ガス
では局部的に熱を集中できないことから加熱時間が長く
かかり、工数増大を招くばかりでなく、管を急熱,急冷
することで収縮弛緩を狙うため効率が悪いという不都合
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、管内面を局部的に効率
よくかつ均一に加熱することができるとともに、加熱工
数低減が可能であり、また規定の加熱条件に正確に制御
でき周囲部材を不必要に加熱せずその品質劣化が防止で
き、更に加熱工程のみ、又は加熱,冷却工程をシーケン
スに従い行って抜管工数の低減が可能となる抜管装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、
ディの先端中央に突設された管内挿入可能な高周波誘導
加熱コイルと、上記ボディの先端外周寄りに突設された
コイル位置を決め棒とを具え、上記加熱コイルを抜取管
内に挿入し高周波誘導加熱を行うことと、ボディの先端
中央に突設された管内挿入可能な高周波誘導加熱コイル
と、上記ボディの先端外周寄りに突設されたコイル位置
決め棒と、上記ボディの先端中央に上記加熱コイルの外
周に嵌脱可能又は固定的に突設された冷却ノズルとを具
え、上記加熱コイルを抜取管内に挿入し高周波誘導加熱
を行ったのち上記冷却ノズルにより管内面を冷却するこ
、それぞれ特徴とする。
【0006】
【作用】本発明抜管装置においては、高周波誘導加熱コ
イルを抜取管内に挿入し、高周波誘導加熱により管内面
を局部的に効率よくかつ均一に加熱したのち、材料によ
り急冷却できない場合は自然放熱により管の固着接合部
分を収縮弛緩させ、急冷却可能な材料の場合は直ちに冷
却ノズルにより冷却用空気又は水を管内面に噴出し、管
の固着接合部分を急速に収縮弛緩させる。
【0007】
【実施例】本発明抜管装置の一実施例を図面について説
明すると、図1は本抜管装置の正面図で、同図(I)は
高周波誘導加熱コイルのみの場合、同図(II)は冷却
ノズルを嵌着した場合を示し、図2は本抜管装置の加熱
工程の作動シーケンスの説明図、は本抜管装置の
熱,冷却工程の作動シーケンスの説明図である。
【0008】まず図1(I)において、蒸気ドラム又は
水ドラムのドラム胴板1には複数本の小径のボイラーチ
ューブ2が植込まれ拡管によって固着されている。この
ボイラーチューブ2を加熱したのち冷却して抜管するた
めの本抜管装置は、角柱形のボディ3の内部に図示せざ
る整合トランスが収納されるとともに、同ボディ3の先
端中央に抜管されるボイラーチューブ2内に挿入可能な
高周波誘導加熱コイル4が突設され、基部が整合トラン
スに接続されている。この加熱コイル4は、小径のボイ
ラーチューブ2内に挿入するため小径のソレノイド型又
はヘアピン型が用いられ、図示はソレノイド型であり、
また通常この加熱コイル4は銅管で構成され水冷却され
ており、ボディ3の基部には冷却水出入口5が設けられ
ている。更にボディ3の基部中央には整合トランスを図
示せざる高周波電源に接続する電源ケーブル6が連結さ
れており、高周波電源の周波数は、コイル形状,整合ト
ランスの小型化から比較的高い50〜100kHz程度
が望ましい。なおボディ3の先端の外周寄りには、その
先端をドラム胴板1の表面にあてる複数本のコイル位置
決め棒7が突設されており、高周波誘導加熱コイル4の
チューブ内挿入深さを適宜規定するべく、突き出し長さ
が調節できるようになっている。
【0009】次に図1(II)において、ボディ3の先
端中央に、上記の高周波誘導加熱コイル4の外周に同軸
的に嵌脱可能又は固定的に、空気冷却用の冷却ノズル8
が突設されるとともに、同冷却ノズル8の先端域には多
数個の空気噴出口9が穿設されており、また基部には冷
却空気供給口10が設けられている。なおこの冷却ノズ
ル8は、ボイラーチューブ2の内径が極めて小径の場
合、加熱コイル4の外周に固定的に取付けず、加熱後直
ちにこの冷却ノズル8を外嵌し冷却する方法が妥当であ
り、本例はこのような場合を示している。更にこの冷却
ノズル8は水冷却用のものにしてもよい。
【0010】このような装置において、ボイラーチュー
ブ2の拡管部を高周波誘導加熱コイル4により加熱した
のち、自然放熱する場合の作動シーケンスを、図2も参
照して説明する。始めに予めボイラーチューブ2に熱電
対を取付けるとともに、コイル位置決め棒7の突き出し
長さを調節して加熱コイル挿入深さを調節し、また高周
波出力を調整し所定の加熱温度例えば10秒程度で約4
00〜450℃に加熱できることを確認する。次に高周
波誘導加熱コイル4を抜管されるボイラーチューブ2に
挿入し、電源用スタートボタンを押す。これによりボイ
ラーチューブ2は急速に加熱され規定した加熱時間に達
すると電源が切れる。すると当該ボイラーチューブ2の
抜管準備作業が終了する。次にボイラーチューブ2の拡
管部を高周波誘導加熱コイル4により加熱したのち、冷
却ノズル8により冷却する作動シーケンスを図3も参照
して説明する。この場合も上記同様な加熱工程により、
ボイラーチューブ2は急速に加熱され規定した加熱時間
に達すると電源が切れ、すると冷却ノズル8の空気噴出
口9から空気が噴出してボイラーチューブ2を冷却し、
一定時間後に空気の供給が止まり、当該ボイラーチュー
ブ2の抜管準備作業が終了する。次いで加熱するボイラ
ーチューブ2に加熱コイルを挿入し上記一連の工程を順
次繰り返す。
【0011】かくしてこのような装置によれば、高周波
誘導加熱コイル4により誘導加熱を行うため、ボイラー
チューブ2内面を局部的に効率よく均一加熱することが
でき、それにより工数低減が可能となるとともに、ガス
加熱作業の熟練作業者が不要となり、かつ狭隘なボイラ
ードラム内でのガス加熱作業がなくなり作業環境が改善
される。また加熱部の温度を計測し定められた条件にセ
ットすれば規定の加熱条件に正確に制御でき、ドラム胴
板1を不必要に過熱せずその品質劣化が防止できる。更
に高周波誘導加熱コイル4及び冷却ノズル8の挿入深さ
を調節し拡管部を有効に加熱及び冷却できるため、ボイ
ラーチューブ2の収縮弛緩が容易となり、なお高周波誘
導加熱コイル4及び冷却ノズル8の挿入,加熱,冷却の
一連の工程をシーケンスに従い行わせることにより、連
続抜管処理が可能となる。
【0012】
【発明の効果】要するに本発明によれば、ボディの先端
中央に突設された管内挿入可能な高周波誘導加熱コイル
と、上記ボディの先端外周寄りに突設されたコイル位置
決め棒とを具え、上記加熱コイルを抜取管内に挿入し高
周波誘加熱を行うことと、ボディの先端中央に突設され
た管内挿入可能な高周波誘導加熱コイルと、上記ボディ
の先端外周寄りに突設されたコイル位置決め棒と、上記
ボディの先端中央に上記加熱コイルの外周に嵌脱可能又
は固定的に突設された冷却ノズルとを具え、上記加熱コ
イルを抜取管内に挿入し高周波誘導加熱を行ったのち上
記冷却ノズルにより管内面を冷却することにより、管
内面を局部的に効率よくかつ均一に加熱することができ
るとともに、加熱工数低減が可能であり、また規定の加
熱条件に正確に制御でき周囲部材を不必要に加熱せずそ
の品質劣化が防止でき、更に加熱工程のみ、又は加熱
冷却工程をシーケンスに従い行って抜管工数の低減が可
能となる抜管装置を得るから、本発明は産業上極めて有
益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明抜管装置の一実施例の正面図で、同図
(I)は高周波誘導加熱コイルのみの場合、同図(I
I)は冷却ノズルを嵌着した場合を示す。
【図2】同上装置の加熱工程の作動シーケンスの説明図
である。
【図3】同上装置の加熱,冷却工程の作動シーケンスの
説明図である。
【符号の説明】 1 ドラム胴板 2 ボイラーチューブ 3 ボディ 4 高周波誘導加熱コイル 5 冷却水出入口 6 電源ケーブル 7 コイル位置決め棒 8 冷却ノズル 9 空気噴出口 10 冷却空気供給口
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】追加
【補正内容】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前之園 司 神奈川県川崎市川崎区殿町2丁目8番3号 第一高周波工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディの先端中央に突設された管内挿入
    可能な高周波誘導加熱コイルと、上記ボディの先端外周
    寄りに突設されたコイル位置決め棒と、上記ボディの先
    端中央に上記加熱コイルの外周に嵌脱可能又は固定的に
    突設された冷却ノズルとを具え、上記加熱コイルを抜取
    管内に挿入し高周波誘導加熱を行ったのち上記冷却ノズ
    ルにより管内面を冷却することを特徴とする抜管装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6778057B2 (en) 2001-10-10 2004-08-17 Dai-Ichi High Frequency Co., Ltd. Inductor for heating inner-circumference of hole
JP2021023904A (ja) * 2019-08-08 2021-02-22 第一高周波工業株式会社 焼き締めボルトの冷却用ノズル

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6778057B2 (en) 2001-10-10 2004-08-17 Dai-Ichi High Frequency Co., Ltd. Inductor for heating inner-circumference of hole
JP2021023904A (ja) * 2019-08-08 2021-02-22 第一高周波工業株式会社 焼き締めボルトの冷却用ノズル

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