JPH0533553Y2 - - Google Patents

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JPH0533553Y2
JPH0533553Y2 JP2140687U JP2140687U JPH0533553Y2 JP H0533553 Y2 JPH0533553 Y2 JP H0533553Y2 JP 2140687 U JP2140687 U JP 2140687U JP 2140687 U JP2140687 U JP 2140687U JP H0533553 Y2 JPH0533553 Y2 JP H0533553Y2
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JP
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bell mouth
floating
elastic rubber
rubber
mooring
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JP2140687U
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は、浮体式海洋構造物のベルマウスに関
する。 〔従来の技術〕 浮桟橋や消波堤として用いる大型の浮体式海洋
構造物は、海底のアンカとチエンまたはワイヤに
よる係留索によつて緊張連結して用いるものであ
り、従来例を図面を用いて説明する。第3図は全
体斜視図、第4図は要部拡大断面図である。 図において、1は浮体式海洋構造物(以下浮体
と云う)、2はアンカ、3はこの浮体1とアンカ
2を連結して浮体1を定置させる係留索であり、
下端はアンカ2に上端は浮体1の貫通穴4を通つ
て上面の支点5に連結してある。 上記貫通穴4の下部開口には第4図に示す如く
通常ベルマウス6とよばれる広口がつけてあり、
ラツパ形のベルの形状をしている。これは浮体1
の定置時に係留索3を引いて緊張状態で定置する
ために定置時には係留索3の引出しによる強力な
動的な圧力が係り、定置後には浮遊による移動に
よつて常に圧力が加わるために係留索3が切断す
る虞れがある。そのためにできるだけ接触抵抗の
少ない形状とするために上記したようなベルの形
状の開口となつている。 〔考案が解決しようとする問題点〕 以上説明したようなベルマウスでも未だ充分で
はなく、係留索が切断してしまう問題があり、さ
らにベルマウスも係留索によつて常に摩擦をうけ
て摩耗するために非常に肉厚に仕上げなければな
らない等の問題がある。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案は、ベルマウスの表面に未加硫のゴムを
厚肉に接着して加圧加硫することにより反発係数
0.2〜0.3の弾性ゴム体部を全一体に形成したこと
を特徴とする。 〔作用〕 ベルマウスの表面を均一に補修した後に接着剤
処理を行ない、未加硫ゴムを肉厚に接着して加圧
加硫することにより反発係数0.2〜0.3程度の弾性
ゴム体部とするもので、浮体の定置時における係
留索の移動による摩擦抵抗に耐えると共に定置後
の浮遊による係留索との接触圧に対しても充分抵
抗できることになり、係留索およびベルマウスの
耐久性が格段に向上することになる。 〔実施例〕 以下に本考案の一実施例を図面を用いて説明す
る。 第1図は要部断面図であり、図において7はベ
ルマウス本体であり、表面に錆落し、脱油を行な
い、さらに必要に応じて表面の均一化を行なう。 このようにしたベルマウス本体7の表面にプラ
イマおよび塩化ゴム系接着剤等による接着剤処理
を施す。そこで、加硫剤を加えた未加硫ゴムを薄
く張り、それを複数層重ねて肉厚のゴム層を形成
する。このようにゴム層を形成したベルマウスに
約5Kg/1cm2程度の圧力をかけて加硫することに
より、弾性力があつてしかもベルマウス本体7に
強固に接着した弾性ゴム体部8を形成する。な
お、上記肉厚のゴム層は薄い層を積層したが、直
接厚いゴム層を接着しても無論よい。 以上の構成によると、弾性ゴム体部8はラツパ
状の変形した曲面上に均一でしかも全一体に強固
に密着固定し、しかも充分な厚さによつて大きな
弾性力を有することになる。以下にその密着効果
について説明する。 ゴムの圧縮形態は、受圧面積APと力が作用し
ない自由面積(AF)(自由ににげられる面積)と
により 形状率KS=AP/AF で表わされ、KSが大きくなると圧縮剛性が増大
する。 そこで、本考案のような弾性ゴム体部8に加わ
る力が係留索のように動的なものと静的なものと
が混在しているような場合には加圧力が一義的に
定義できないためにゴムによる衝撃緩和を重視し
て自由面積AFを小さくして形状率KSを大きくし
た。 次に、上記弾性ゴム体部8の厚肉による効果
は、弾性ゴム体部8にはたらく係留索3による摩
擦に対抗する抵抗性は、ゴム材質(ポリマ)や配
合内容のみならず、特に動的挙動を伴なう環境下
においてはゴムの厚さにも依存性があり、押圧力
によるすいへいの摩耗現象の場合は係留索3が弾
性ゴム体部8に衝突と接触を繰返したとき弾性ゴ
ム体部8の緩和機能が効果を現わす。このために
は弾性ゴム体部8の反発弾性が十分に期待できる
厚みでなくてはならない。 そこでゴムの反発弾性の実験結果を表および第
2図に示す。
〔考案の効果〕
以上説明した本考案によると、浮体のベルマウ
スの表面に未加硫ゴムを厚肉に接着して加圧加硫
することによつて弾性ゴム体部を形成したことに
より、ベルマウスの表面に充分な弾性力を有する
弾性ゴム体部を強固に密着させることができ、係
留索の動的および静的な力に対して充分に対坑す
ることができて係留索およびベルマウスの耐久性
を大きく向上させることができることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は反発弾性を示すグラフ、第3図は浮体の斜視
図、第4図は従来例の断面図である。 1……浮体式海洋構造物、2……アンカ、3…
…係留索、4……貫通穴、7……ベルマウス本
体、8……弾性ゴム体部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 浮体式海洋構造物にあけた貫通穴にアンカに接
    続したチエンまたはワイヤによる係留索の上端を
    通してその端部を上面の支点に係止し、上記貫通
    穴の下部をラツパ状の開口とした浮体式海洋構造
    物のベルマウスにおいて、 ベルマウスの表面に未加硫のゴムを厚肉に接着
    して加圧加硫することにより反発係数0.2〜0.3の
    弾性ゴム体部を全一体に形成したことを特徴とす
    る浮体式海洋構造物のベルマウス。
JP2140687U 1987-02-18 1987-02-18 Expired - Lifetime JPH0533553Y2 (ja)

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JPS63165321U JPS63165321U (ja) 1988-10-27
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