JPH05334822A - 磁気ヘッドの位置決め駆動機構 - Google Patents

磁気ヘッドの位置決め駆動機構

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JPH05334822A
JPH05334822A JP16195392A JP16195392A JPH05334822A JP H05334822 A JPH05334822 A JP H05334822A JP 16195392 A JP16195392 A JP 16195392A JP 16195392 A JP16195392 A JP 16195392A JP H05334822 A JPH05334822 A JP H05334822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
head
stepping motor
steel belt
drive mechanism
Prior art date
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Pending
Application number
JP16195392A
Other languages
English (en)
Inventor
Fujio Yamazaki
不二夫 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Electronics Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
Priority to JP16195392A priority Critical patent/JPH05334822A/ja
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  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロータリ方式のHDAに対するサーボ信号の
書込みに使用する、経済性のあるヘッドの位置決め駆動
機構を提供する。 【構成】 ベース板51に、ステッピングモータ521 より
なる駆動部52、減速ギヤ53、スクリュウねじ552 と移動
子554 よりなる直線移動部55、2個のローラー561,562
とスチールベルト563 、および誘導ピン566 よりなる回
動部56などを配設する。 【効果】 従来の駆動機構に必要とされたレーザ測長器
が不要となり、位置決め駆動機構が経済的に構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ヘッドディスクアッ
センブリに対するサーボ信号の書込みにおける、磁気ヘ
ッドの位置決め駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置に使用されるハード磁気デ
ィスク(以下単にディスク)は、磁気ヘッド(以下単に
ヘッド)と組合わされてヘッドディスクアッセンブリ
(HDA)が構成され、ディスクに対して、トラックに
対するヘッドの位置制御などのためにサーボ信号が設定
される。HDAにおいて、磁気ヘッドの移動方法にはリ
ニア方式とロータリ方式があるが、最近では後者が専ら
使用されている。図3(a) はロータリ方式のHDA1の
構成を示し、スピンドル12にn枚のディスク11-1,11-2,
……11-nが一定の間隔で積層され、これらに対する2n
個のヘッド13……がそれぞれの支持アーム14の先端に固
定され、各支持アームの後端が共通の回転軸15に取り付
けられている。HDA1は図3(a) に点線で示したドラ
イバ2に装着され、スピンドル12を駆動モータ21に結合
して各ディスク11を回転する。一方、回転軸15をVCM
モータ22に結合し、各ヘッド13を円弧状に移動(ロータ
リ方式)し、所望のトラックをシークする。この場合、
ヘッド13はディスクより読み取ったサーボ信号によりV
CMモータ22を制御し、トラックに正しく追従してデー
タのアクセスがなされる。
【0003】さてHAD1におけるサーボ信号の設定方
式には、いずれかの1枚のディスク11にサーボ信号を設
定して共通に使用するサーボ面方式や、各ディスクにそ
れぞれ設定するデータ面サーボ方式などがあり、いずれ
の方式もサーボ信号はサーボライターにより書込みされ
る。図3(b) は、サーボライターに設けられた、ヘッド
13に対するロータリ方式の駆動機構3を示す。駆動機構
3は前記したドライバ2と同一のVCMモータを内蔵し
た駆動部31と、アクチュエータ32、およびその先端に固
定された誘導ピン33よりなる。また、ディスク11に対し
てヘッド13を正確に位置決めするために、アクチュエー
タ32に取り付けたミラー41と、適当な位置に固定された
レーザ測長器42よりなるレーザ式の測長系4が設けられ
ている。サーボ信号の設定においては、駆動機構3の下
部にHDA1を置き、誘導ピン33を支持アーム14の側面
に当接させる。駆動部31に駆動電流を供給してアクチュ
エータ33を矢印Aのように回動すると、誘導ピン33が支
持アーム14の側面を押圧し、ヘッド13はディスク11の表
面を矢印Cのように円弧状に移動する。測長系4により
アクチュエータ33の位置を測定しながら、駆動電流を調
整してヘッド13が所定の位置に位置決めされ、図示しな
い書込み回路によりサーボ信号の書込みがなされる。な
お上記においては、誘導ピン33はアクチュエータ32に固
定されているが、これをHDA1の回転軸15の適当な箇
所に取り付け、アクチュエータ32には誘導ピンが嵌入す
るばねを設ける方法も行われているが、両者には大きい
差異はない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて上記のヘッド移動
方式においては、駆動機構3はレーザ式の測長系4が必
要とされている。しかし、測長系4のレーザ測長器42は
高価であるばかりでなく、取り扱いには不便な点がある
ので、これを必要としない駆動機構が望ましい。この
点、高精度の部材を使用し、これに適当な制御方法を組
み合わせれば、測長系4を使用せず、経済性のある駆動
機構を構成することが可能と考えられる。この発明は以
上の考えによりなされたもので、測長系を必要としない
経済性のある、ヘッドの位置決め駆動機構を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記のHD
Aに対するヘッドの位置決め駆動機構であって、駆動部
と直線移動部および回動部とにより構成される。駆動部
はステッピングモータよりなり、直線移動部は、ステッ
ピングモータに結合されたスクリュウねじと、スクリュ
ウねじに嵌合し、スライドレールに沿って直線移動する
移動子よりなる。また、回動部は、移動子に係合したス
チールベルトと、スチールベルトを展張する2個のロー
ラー、および、2個のうちの一方のローラーに取り付け
られ、磁気ヘッドの支持アームに係合する誘導ピンより
なる。
【0006】
【作用】上記の位置決め駆動機構においては、駆動部の
ステッピングモータの回転は直線移動部のスクリュウね
じを回転し、これに嵌合した移動子がスライドレールに
沿って直線移動する。この直線移動により、移動子に係
合したスチールベルトが移動し、これを展長している2
個のローラーを回転させる。ローラーの回転により、一
方のローラーに取り付けられた誘導ピンが円弧状に回動
し、これに係合している支持アームをシーク移動する。
以上において、微小角度送りのステッピングモータと、
微小送りのスクリュウねじにより、メカ的な連結をでき
る限り少なくし、高精度な位置決めを行う。さらにこの
直線送り機構部に、ローラーとスチールベルトを組み合
わせた回転機構部を組み合わせることにより、さらに、
メカ的な分解能を上げ、微小等角度送りにて、ヘッドは
高精度に位置決めされるものである。
【0007】
【実施例】図1はこの発明の磁気ヘッドの位置決め駆動
機構の一実施例における平面図を示す。図1に示す駆動
機構5においては、ベース板51に、ステッピングモータ
521 と、軸受け551 に軸支されたスクリュウねじ552
と、これに嵌合してスライドレール553 に沿って直線移
動する移動子554 よりなる直線移動部55とが、直線上に
配置される。ステッピングモータ521 は、カップリング
54によりスクリュウねじ552 に結合される。以上に対し
て回動部56が設けられる。回動部56は、図示の位置に設
けた2個のローラー561,562 に、伸縮が極めて微小で無
視できるスチールベルト563 を巻き掛けて滑りが発生し
ないような強度で展長し、スプリング564 により矢印F
の方向に付勢する。スチールベルト563 を移動子554 に
固定するとともに、ローラー562 の回転軸に支持棒565
を固定し、その先端に誘導ピン566 を取り付けて構成さ
れる。
【0008】図2は、ヘッド13を駆動するための、駆動
機構5に対するHDA1の装着方法を示す。共通ベース
6に対して駆動機構5を、支持部材61により適当な高さ
に固定する。駆動機構5の下側にHDA1を配置して、
支持アーム14の側面に誘導ピン566 を接触させる。図2
により、HDA1のヘッド13の駆動方法を説明する。駆
動部52のステッピングモータ521 の回転は、直線移動部
55のスクリュウねじ552 を回転し、これに嵌合した移動
子554 がスライドレール553 に沿って直線移動する。こ
の場合、高分解能のステッピングモータとステッパ及び
リードスクリュウにより移動子554は微小なピッチで移
動することができる。この直線移動により、移動子554
に係合したスチールベルト563 が移動し、これを展長し
ている2個のローラー561,562 を回転させる。スチール
ベルト563 はスプリング564 により矢印Fの方向に付勢
されているので、移動子554 にはバックラッシュが発生
せず、移動子554 は高精度で移動することができる。両
ローラーの回転により、一方のローラー561 に取り付け
られた誘導ピン566 が円弧状に回動し、これに接触して
いる支持アーム14がやはり円弧状、すなわちロータリ式
に回動する。上記において、ステッピングモータ521 の
回転角度は、送りパルス量によりカウントされ、移動子
554 の移動距離または誘導ピン566 の回動角度が高精度
で送れ、この送りパルス量を参照してヘッド13がディス
ク11の所定の位置に位置決めされる。以上における、移
動子554 の微小な移動と、スプリング564 による移動子
554のバックラッシュの防止、および伸縮のないスチー
ルベルト561 の採用などにより、ヘッド13が高精度で位
置決めされるものである。
【0009】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明による位
置決め駆動機構においては、ステッピングモータの送り
パルス量によるHDAのヘッド位置を参照して、ステッ
ピングモータを制御し、その回転を減速して移動子を微
小なピッチで直線移動させる。直線移動は回動部のスチ
ールベルトによりローラーの回転動作に正確に変換さ
れ、ローラーに取り付けられた誘導ピンにより支持アー
ムをロータリ移動するもので、従来の駆動機構に必要と
されたレーザ測長器が不要となり、ロータリ方式のHD
Aに対して経済性のあるヘッドの位置決め駆動機構を提
供できる効果には大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示す。
【図2】 駆動機構に対するHDAの装着方法と、磁気
ヘッドの駆動方法の説明図である。
【図3】 (a) はロータリ方式のHDAの構成図、(b)
は従来のロータリ方式の駆動機構の外観図である。
【符号の説明】
1…ヘッドディスクアッセンブリ(HDA)、11…磁気
ディスク(ディスク) 12…スピンドル、13…磁気ヘッド(ヘッド)、14…支持
アーム、15…回転軸、2…ドライバ、21…駆動モータ、
22…VCMモータ、3…駆動機構、31…駆動部、32…ア
クチュエータ、33…誘導ピン、4…レーザ式の測長系、
41…ミラー、42…レーザ測長器、5…この発明の駆動機
構、51…ベース板、52…駆動部、521 …ステッピングモ
ータ、54…カップリング、55…直線移動部、551 …軸受
け、552 …スクリュウねじ、553 …スライドレール、55
4 …移動子、56…回動部、561,562 …ローラー、563 …
スチールベルト、564 …スプリング、565 …支持棒、56
6 …誘導ピン、6…共通ベース、61…支持部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の磁気ディスクと、回転軸に対して
    それぞれの支持アームにより共通に支持された複数の磁
    気ヘッドとよりなる、ロータリ方式のヘッドディスクア
    ッセンブリに対するサーボ信号の書込みにおいて、ステ
    ッピングモータと、このステッピングモータに結合され
    たスクリュウねじ、および該スクリュウねじに嵌合し、
    スライドレールに沿って直線移動する移動子よりなる直
    線移動部、ならびに該移動子に係合したスチールベルト
    と、該スチールベルトを展張する2個のローラー、およ
    び、該2個のうちの一方のローラーに取り付けられ、前
    記磁気ヘッドの支持アームに係合する誘導ピンよりなる
    回動部とにより構成されたことを特徴とする、磁気ヘッ
    ドの位置決め駆動機構。
JP16195392A 1992-05-28 1992-05-28 磁気ヘッドの位置決め駆動機構 Pending JPH05334822A (ja)

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