JPH05333126A - マルチチャネル磁束計測装置 - Google Patents

マルチチャネル磁束計測装置

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JPH05333126A
JPH05333126A JP4135487A JP13548792A JPH05333126A JP H05333126 A JPH05333126 A JP H05333126A JP 4135487 A JP4135487 A JP 4135487A JP 13548792 A JP13548792 A JP 13548792A JP H05333126 A JPH05333126 A JP H05333126A
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Japan
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magnetic flux
parallel
channel
counter
serial
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Withdrawn
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JP4135487A
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Inventor
Takao Goto
隆男 後藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】SQUIDを用いた複数の磁束センサにより一
度に多数の異なる領域からの磁界を検出するマルチチャ
ネル磁束計測装置に関し、チャネル数が増えても大規模
な回路を必要とせず、バイアス周波数を低くしてマルチ
プレクサの高周波動作を不要とする。 【構成】1〜Nチャネルの磁束センサ1の出力毎に、磁
束計測のダイナミックレンジに対応したビット数より少
ない所定ビット数nで飽和する複数のカウンタ7を設け
る。カウンタ7は(2n −1)グループ、例えばn=2
ビットでは3グルーブに分け、マルチプレクサ5がバイ
アス電流の1.5周期毎の各グループ毎にずらしたタイ
ミングでカウンタ値を並直変換して転送する。転送され
た直列データはデマルチプレクサ5で並列データに変換
され、ダイナミックレンジに応じたビット数の累積加算
器8で各グループ毎に累積加算され、各チャネル1〜n
の磁束信号を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超伝導量子干渉計(以
下「SQUID」という;SuperconductingQUantum Int
erference Devices)を用いた複数の磁束センサにより
一度に多数の異なる領域からの磁界を検出するマルチチ
ャネル磁束計測装置に関する。近年、生体などから発生
する微小磁界の測定にSQUIDを利用した高感度な磁
束計測装置が利用されている。特に、脳及び心臓の磁界
分布を測定することにより、磁界を発生させている電流
源の推定が可能であり、これは診断上、非常に有意義な
情報を提供すると共に生体内の神経活動の解明に役立つ
ことが指摘されている。
【0002】このような磁界分布の測定は1チャネルの
磁束計測装置を使用し、各部位ごとの時系列データを順
番に測定することで可能である。しかし、1チャネルで
は測定に時間がかかり、被験者が疲労してしまうこと、
異なる場所の磁界を同時に測定できないため高い精度で
電流源の推定ができないことなどの問題点がある。この
ため磁束センサを複数個並べ、同時に各部位の磁界を測
定できるマルチチャネル磁束計測装置が必要とされる。
【0003】
【従来の技術】従来、SQUIDを用いたマルチチャネ
ル磁束計測においては、1チャネルの磁束センサに対
し、得られる検出信号を磁界信号に変換する処理回路も
1チャネル分ずつ設け、マルチチャネル化を計ったもの
(H.E.Hoening et al.,Biomagnetic multichannel syst
em with integrated SQUIDs and first order gradiome
ters operating in a shielded room,Cryogenics,vol.2
9,August,pp809-813,1989)や、各々のSQUIDを異
なる周波数でドライブし、多重化して複数のSQUID
出力線を1本にすることによりシステムを簡略化する方
法も提案されている(Furukawa et al.,Japanese Journ
al of Apply Physics,vol.28,No.3,March,989,pp L456-
L458)。
【0004】これら方法は、いずれもSQUID出力が
微小なアナログ信号となるアナログ動作のSQUIDを
用いている。これに対しパルス出力の得られるディジタ
ルSQUIDを用いた磁束測定装置としては、2接合量
子干渉素子からなるSQUIDを交流バイアスし、パル
ス出力するSQUID(特願昭62−125469号)
や、アナログ動作するdcSQUIDの電圧出力を、超
伝導コンパレータもしくは1ビットのAD変換器に加
え、パルス出力を得るもの(D.Drung,Cryogenics,vol.2
6,pp623-627,1986)が知られており、出力S/N比を高
くできるという特徴がある。
【0005】ディジタルSQUIDを用いたマルチチャ
ネル化の方法としては、各チャネルのディジタルSQU
IDの出力を、一定期間毎にマルチプレクサで切り換
え、単一の処理回路で磁束信号に変換していく方法(特
願平1−178851号)や、超伝導フィードバック回
路を用いて磁束から電気の変換に必要な機能すべてをワ
ンチップ上に集積化したワンチップSQUID(N.Fuji
maki et al.,"A Single-Chip SQUID Magnetometer",IEE
E Trans.Electron Device,vol.35,No.12 pp2412-2418,1
988 )を用いて、複数のワンチップSQUIDを一定期
間毎に選択回路により切り換え、磁束信号を得るものが
ある。
【0006】これらのマルチチャネル化の方法では、S
QUIDからのパルス出力を順次選択するチャネルのス
キャニングを行っており、SQUIDのパルス出力は離
散的に抽出される。従って、磁束変化に対し検出間隔を
生じて応答の面で問題があり、このためバイアス周波数
を非常に高くしなければならない。例えば、100チャ
ネルのマルチチャネル磁束計測装置を考えた場合、1チ
ャネルの場合よりもバイアス周波数を2桁近く上げなけ
ればならない。
【0007】図9は、このような問題点を改善する従来
のマルチチャネル磁束計測装置を示す。図9において、
1はディジタルSQUIDを用いた磁束センサ、2はバ
イアス電流源として動作する発振器、3は制御回路、4
は並直変換を行うマルチプレクサ、5は直並変換を行う
デマルチプレクサ、6は信号処理回路であり、磁束セン
サ1および信号処理回路6はNチャネル分設けられてい
る。
【0008】図10は動作波形を示したもので、バイア
ス周波数が低くとも各チャネル1〜Nの応答に問題がな
いようにするため、N個の磁束センサ1には単一の発振
器2から共通にバイアス電流aを与え、全て磁束センサ
1は並列に常に動作するようにしている。1〜Nチャネ
ルの磁束センサ1がバイアス電流の正負の後半の1/4
サイクルの期間に同期して一斉にパルス出力b1,b
2,・・・bN を出力する度に、1/4サイクルのパル
ス出力期間に亘りマルチプレクサ4で全てのチャネル1
〜Nを順番に選択して直列データに変換し、デマルチプ
レクサ5で再び並列データに変換し、磁束センサ1と同
じN台のカウンタ6によって磁束信号d1,d2,・・
・dN を得ている。
【0009】しかし、図9、図10のマルチチャネル化
の方法では、パルス出力毎に1/4サイクルの出力期間
に亘ってマルチプレクサ4で全てのチャネル1〜Nを選
択する必要があるため、マルチプレクサ4には高速な動
作が要求される。例えば、バイアス周波数が10MHz
の場合、1〜Nの全てのチャネルは T/4=25ns の間に切り換えなければならない。すると、100チャ
ネルの場合、1チャネル当たり0.25nsの時間しか
割り当てられず、マルチプレクサ4には4GHzの高速
動作が要求される。
【0010】またディジタルSQUIDの感度は、バイ
アス周波数の平方根に比例するため、感度を上げるため
にはバイアス周波数をできるだけ高くする必要があり、
マルチプレクサ4を更に高い周波数で動作させなくては
ならない。更にマルチプレクサ4としては液体ヘリウム
中などの極低温環境の超伝導状態で動作するジョセフソ
ンシフトレジスタを使用しており、動作速度は同じであ
るが常温環境にあるデマルチプレクサ5に比べバイアス
電流がかなり増加し、回路構成も相当に複雑化する。
【0011】一方、図11に示すように磁束センサ1の
出力に、磁束信号の観測に必要なだけのダイナミックレ
ンジを有する例えば16ビット以上のカウンタ7を設
け、カウンタ7の出力c1〜cN をマルチプレクサ4で
切り換えて多重化する装置も考えられている。この場
合、カウンタ7は極低温環境で動作するジョセフソンカ
ウンタで構成するため、数千ゲートの非常に大規模なも
のとなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように従来技術に
よって100チャネル以上のマルチチャネル磁束計測装
置を実現させるには、マルチプレクサを数GHz以上の
高周波で動作させる必要があるため、マルチプレクサの
出力ケーブルは非常に帯域の広いものが必要になり、ケ
ーブルよりノイズが混入し易く、高感度な磁束センサに
誤動作を生じさせる原因となる。
【0013】またマルチプレクサには数GHz以上の高
周波のクロックを与えるため、クロックからのノイズの
影響も生じる。更にマルチプレクサ出力は数mVと微小
なため、これを増幅する必要があるが、この増幅器に対
する条件も周波数が高くなるにつれ厳しくなり、構成が
困難なものとなる。
【0014】一方、図11のように磁束センサの出力に
カウンタを設ける装置では、ジョセフソンカウンタの回
路規模が大きくなり、同時にジョセフソンカウンタを駆
動するバイアス電流も1チャネル当たり少なくとも数A
必要とすることからバイアス電流が大幅に増加する。こ
のためカウンタバイアス電流による磁界ノイズが大きく
なり、高感度なSQUID磁束センサに誤動作を生じさ
せる原因となる。
【0015】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、大規模な回路を必要とせず、各チャ
ネルの応答に問題がなく、チャネル数が増えても、ま
た、バイアス周波数が高くとも、マルチプレクサに対し
て高周波動作が要求されないディジタルSQUIDを用
いたマルチチャネル磁束計測装置を提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。まず本発明は、発振器2からの交流バイアス
電流aを与えることによって検出磁束に応じたパルス出
力が得られるディジタルSQUIDを用いた磁束センサ
1を複数設けたマルチチャネル磁束計測装置を対象とす
る。
【0017】このようなマルチチャネル磁束計測装置に
つき本発明にあっては、磁束センサ1の出力毎に設けら
れ、磁束計測のダイナミックレンジに対応したビット数
より少ない規定ビット数で飽和する複数のカウンタ7
と、カウンタ7の各カウンタ値をシリアルデータに変換
して出力する並直変換手段(マルチプレクサ)4と、並
直変換手段4から転送された直列データを並列データに
変換する直並変換手段(デマルチプレクサ)5と、直並
変換手段5の並列出力毎に設けられ、ダイナミックレン
ジに対応したビット数を備えた複数の累積加算器8と、
カウンタ7が飽和する前に並直変換手段4により各カウ
ンタ値を直列転送して直並変換手段5により並列データ
に戻し、累積加算器8の各々で加算させて各磁束センサ
1毎の磁束信号を得る制御回路3とを備えたことを特徴
とする。
【0018】一般的には、制御回路3はカウンタ7のビ
ット数をnとするとき、1〜Nチャネルを(2n −1)
以下のグループに分け、各グループ毎にバイアス電流の
1/4周期に亘る並直転送期間を重複しないようずらし
てして設定したことを特徴とする。例えばカウンタ7の
ビット数nをn=2ビットとした場合、チャネル1〜N
の3つずつを1単位とする整数をM(但し、M=0,
1,・・・N−2)とするとき、 (3M+1)のチャネル番号1,4,・・・3M+1・
・・N−2をもつ第1グループ; (3M+2)のチャネル番号2,5,・・・3M+2・
・・N−1をもつ第2グループ; (3M)のチャネル番号3,6,・・・3M・・Nをも
つ第3グループ; に分ける。そして、各グループ毎にバイアス電流aに同
期した1/4周期のパルス出力期間を重複しないように
ずらして設定し、各パルス出力期間毎に直並変換手段4
および並直変換手段5を制御して同一グループに属する
カウンタ7のカウンタ値を対応する累積加算器8に順次
転送して加算させることを特徴とする。
【0019】
【作用】このような構成を備えた本発明のマルチチャネ
ル磁束計測装置によれば次の作用が得られる。本発明で
は、磁束計測に必要なダイナミックレンジに対応したビ
ット数が例えば16ビット以上であったとしても、磁束
センサ1に続いて設けたカウンタ7は、16ビットより
少ない例えば2ビットカウンタとする。
【0020】このカウンタ7のカウンタ値は、各グルー
プ毎にバイアス電流aの半周期T/2ずらし、且つ飽和
する前にバイアス電流aのT/4周期に亘りマルチプレ
クサ4により直列データに変換されて転送される。具体
的には例えばカウンタ7をn=2ビットとした場合、1
〜Nチャネルを3グループに分け、各グループ毎にT/
2周期ずらして順番に並直変換して転送する。
【0021】このためSQUIDを用いた磁束センサ1
はバイアス電流の加わっている間は絶えず動作している
ので、応答上の問題は生じない。またセンサ出力の並直
変換による転送は、従来のようにバイアス電流の半周期
T/2毎ではなく、カウンタ7のビット数をnとする
と、1グループは T×{(2n −1)/n} 周期毎に行う。例えばカウンタ7をn=2ビットとした
場合、転送周期を1.5Tに延ばすことができる。
【0022】これをクロック周波数で見ると、従来装置
に比べ本発明による並直転送のクロック周波数は、 n/(2n −1) に下げることができる。例えばカウンタ7をn=2ビッ
トとした場合、従来装置に比べクロック周波数を2/3
に下げることができる。
【0023】カウンタ7のビット数は増加するほどクロ
ック周波数は低くてよいが、回路規模と合わせて最適に
選ばれる。マルチプレクサ4で多重化された直列データ
はデマルチプレクサ5によって並列データに変換され、
各チャネル1〜N毎に設けられた累積加算器8によって
前回までのカウント値の合計と加算され、必要なだけの
ダイナミックレンジをもった磁束信号に変換される。
【0024】
【実施例】図2は本発明の一実施例を示した実施例構成
図であり、超伝導フィードバック回路を含むSQUID
磁束センサを複数備えたマルチチャネル磁束計測装置を
例にとっている。図2において、1はSQUIDを用い
た磁束センサであり、チャネル1〜NのN個設けてお
り、生体からの微小磁束を検出して電気信号に変換す
る。2はバイアス電流源として動作する発振器であり、
SQUIDを用いた磁束センサ1のそれぞれをパルス動
作させるため、所定周波数のバイアス電流aを供給す
る。
【0025】チャネル1〜nの磁束センサ1は発振器2
からのバイアス電流aを共通に受けることで全て同期し
たパルス動作を行い、それぞれの検出磁束に対応したパ
ルス出力b1,b2,・・・bN を出力する。7はチャ
ネル1〜N毎に設けられたカウンタであり、磁束センサ
1からの出力に応じ正のパルスが入力されると1つカウ
ントアップし、負のパルスが入力されると1つカウント
ダウンされる。このカウンタ7は本発明にあっては、計
測する磁束信号のダイナミックレンジ分のビット数を必
要とせず、例えば磁束信号の計測に必要なダイナミック
レンジ分のビット数が16ビットであったとすると、カ
ウンタ7は16ビットより少ない例えばn=2ビットで
飽和するものを使用する。
【0026】カウンタ7は磁束センサ1と共に液体ヘリ
ウムによる極低温部に収納されているため、ジョセフソ
ン集積回路により2ビットカウンタを実現しており、各
カウンタ7に対してはバイアス電流源11よりカウンタ
駆動のためのバイアス電流の供給を受けている。カウン
タ7に続いてはマルチプレクサ(並直変換手段)として
動作するジョセフソンシフトレジスタ10が設けられ
る。ジョセフソンシフトレジスタ10は極低温部に収納
されていることから、ジョセフソン集積回路で構成され
ており、バイアス電流源10によりマルチプレクサとし
ての動作に必要なバイアス電流の供給を受け、また制御
回路3により各カウンタ7のカウンタ値C1,C2,・
・・CN の並列データを直列データに変換して出力する
動作を行う。
【0027】ジョセフソンシフトレジスタ10で直列デ
ータに変換されたカウンタ値C1〜CN は前置増幅器1
4で増幅された後、直並変換手段として動作するデマル
チプレクサ5に入力される。ここで、ジョセフソンシフ
トレジスタ10の出力は数mVと小さいため、前置増幅
器14で増幅することで、デマルチプレクサ5で処理可
能な信号レベルに増幅している。
【0028】デマルチプレクサ5は制御回路3によりジ
ョセフソンシフトレジスタ10における並直変換動作に
同期して直並変換動作を受け、直列データとして順次入
力するカウンタ値C1〜CN を並列出力端子に順次分配
する。デマルチプレクサ5に続いてはチャネル1〜N毎
にデコーダ15が設けられている。デコーダ15の機能
は後述する。デコーダ15に続いてはチャネル1〜Nに
対応して累積加算器8が設けられる。累積加算器8はデ
マルチプレクサで並列データに変換されたチャネル1〜
Nのカウント値C1〜CN を元に加算していくもので、
累積加算器8は計測する磁束信号のダイナミック分のビ
ット数を必要とする。
【0029】例えば、この実施例にあっては、磁束信号
のダイナミックレンジ分の16ビット構成のものを用い
る。累積加算器8で加算されたカウント値は磁束信号d
1,d2,・・・dN としてチャネル1〜N毎に出力さ
れる。更に、13はカウンタであり、チャネル1〜N毎
に設けた2ビットのカウンタ7のカウントサイクルを計
数し、制御回路3にトリガ信号を与えると共に発振器2
及びバイアス電流源11に同期パルス信号を与える。
【0030】次に図3のタイミングチャートを参照して
図2の実施例における動作をその原理と共に説明する。
まず発振器2からはチャネル1〜Nの磁束センサ1に対
し、図3に示す所定周波数のバイアス電流aを共通に供
給し、全チャネルの磁束センサ1を同期して動作してい
る。
【0031】このようなバイアス電流aの供給に対し磁
束センサ1のそれぞれはセンサ出力b1〜bN を生ず
る。図3にあっては、チャネル1,2,3,・・・,3
M+1,3M+2,3M,・・・の3つ単位に磁束セン
サ1のセンサ出力b1,b2,b3,・・・b3M+1,b
3M+2,b3Mを示し、またカウンタ7のカウンタ出力のタ
イミングc1,c2,c3,・・・c3M+1,c3M+2,c
3M,・・・を示している。
【0032】本発明において、2ビットのカウンタ7を
用いたマルチプレクサとして機能するジョセフソンシフ
トレジスタ10により並列カウントデータc1〜cN
直列データに変換して転送する原理はチャネル1〜Nを
(2n −1)=3で与えられる3つ置きの3グループに
分け、2ビットで構成された各カウンタ7が桁溢れする
前にバイアス電流aの周期をTとすると、T/4周期に
亘って並列データに変換して転送する。
【0033】これを図3において具体的に説明すると次
のようになる。チャネル1〜Nの磁束センサ1からのパ
ルス出力b1〜bN を計数するカウンタ7が桁溢れしな
いバイアス電流aのサイクルは3サイクルである。この
カウンタ7が桁溢れしない3サイクルの区間は図4に取
り出して示すように、カウンタ7の計数値が(1,0,
−1,−2)の4状態のいずれかを取り得る1.5Tの
A区間と、カウンタ7の計数値が(2,1,0,−1)
の4状態のいずれかを取り得る1.5TのB区間に分け
られ、これが順番に繰り返される。
【0034】ここで、磁束センサ1からの正パルスはバ
イアス電流aの正の半サイクルの斜線部で示す後半部分
に同期して発生し、一方、負パルスはバイアス電流aの
負の半サイクルの斜線部の後半の区間に同期して発生す
る。このため、A区間にあっては、カウンタ7が初期状
態で0であり、且つ1.5Tの区間で正パルスが1つ発
生した場合にはカウンタ値は0+1+0=1となり、負
パルスが1つ正パルスが1つ生じた場合には−1+1+
0=0となり、負パルスが2つ正パルスが1つ生じた場
合には−1+1−1=−1となり、更に負パルスのみが
2つ生じた場合には−1+0−1=−2となる。
【0035】次のB区間にあっては、正パルスの発生区
間が2つ、負パルスの発生区間が1であることから、カ
ウンタ7の取り得る状態は(2,1,0,−1)のいず
れかとなる。このような3サイクルにおけるA区間とB
区間に対応して図3のカウンタ出力c1〜cN は例えば
カウンタ出力c1に示すように時刻t0 でカウンタ7を
イニシャルリセットしたとすると1.5TのA区間とB
区間毎にリセットを受ける。
【0036】更に、3グループに分けたカウンタ出力c
1〜cN の並直変換による多重化は各グループ毎にバイ
アス電流aの半周期分だけずらして行っている。即ち、
第1グループはチャネル1,4,7,・・・,3M+
1,・・・N−2で構成され、第2グループはチャネル
2,5,8,・・・,3M+2,・・・N−1で構成さ
れ、更に第3グループはチャネル3,6,9,・・・,
3M,・・・Nで構成される。
【0037】そして、各グループにおける1.5Tの計
数区間を経過したリセットタイミングの直前にカウンタ
7のカウント値をジョセフソンシフトレジスタ10に転
送し、ジョセフソンシフトレジスタ10はカウンタリセ
ットに続くT/4区間に亘り各グループに属するチャネ
ルのカウント値を並列データに変換して転送する。図3
について具体的に見ると、マルチプレクサ4の制御信号
として第1グループのリセットタイミングt0 に続くT
/4のグループ番号「1」の区間に、このグループに属
するチャネル1,4,・・・3M+1,・・・N−2の
カウント値C1,C4,・・・C3M+1,・・・CN-2
直列データに変換して転送する。
【0038】続いてバイアス電流aの周期Tが過ぎたグ
ループ番号「2」のタイミングで次の第2グループに属
するチャネル2,5,・・・3M+2,・・・N−1に
属するカウント値を直列データに変換してT/4区間に
亘り転送する。更にグループ番号「3」に示すようにチ
ャネル3,6,・・・3M,・・・Nに属するカウンタ
値をT/4区間に亘り並列データに変換して転送する。
【0039】このため、図2の実施例にあっては、従
来、バイアス電流aの周期T毎にT/4区間に亘り全チ
ャネルのカウント値を並列データに変換して転送してい
た場合に比べ、T/4区間に切り換えるチャネル数を3
分の1に減らすことができる。また、3サイクルに2回
切り換えることからジョセフソンシフトレジスタ10の
並直変換動作に使用するクロック周波数は従来装置の2
/3に減らすことができる。
【0040】一般的に説明するならば、nビットのカウ
ンタ7を使用する場合、ジョセフソンシフト10で実現
されるマルチプレクサのクロック周波数は n/(2n −1) とすることができる。ここで、カウンタ7のビット数n
を増加するほどマルチプレクサを動作するクロック周波
数は低くできるが、カウンタ7のビット数を増加すると
ジョセフソンカウンタで実現されるカウンタ7の回路構
成が複雑化し、且つバイアス電流源11からのバイアス
電流も増加することから、回路規模と合わせた最適なビ
ット数nを選ぶことになる。
【0041】以上のようにしてジョセフソンシフトレジ
スタ10による多重化されたカウンタ値c1〜cN の直
列データは前置増幅器14で増幅された後、デマルチプ
レクサ5によって並列データに変換され、各チャネル毎
に設けられた累積加算器8により前回までのカウント値
の合計と加算され、必要なダイナミックレンジをもった
磁束信号d1〜dN に変換される。
【0042】ここで、デマルチプレクサ5に続いて設け
られたデコーダ15は図4に示したように3サイクルの
前半のA区間と後半のB区間でカウンタ7が取り得る状
態が異なることから、このA区間とB区間に応じた2ビ
ットのカウント値の解読を行う。まず、図4のA区間に
ついては図5(a)に示す変換特性がデコーダ15のそ
れぞれに設定されており、2ビットのカウンタ出力に対
応してA区間で取り得る計数値(デシマル表示)に変換
される。一方、B区間については、図5(b)に示す変
換特性が設定され、同じカウンタ7の2ビット出力に対
し異なったデコーダ出力(デシマル表示)に変換する。
【0043】このデコーダ15における図5(a)と図
5(b)の特性は、例えば図3の時刻t0 でイニシャル
リセットをした直後がA区間であったならば、最初、図
5(a)に示すA区間の変換特性を設定し、次の1.5
T後のタイミングで図5(b)のB区間の特性に切り換
える処理を一義的に繰り返すだけで良い。図6は図2の
実施例に示した磁束センサ1の実施例構成図である。
【0044】図6はワンチップ磁束センサを例にとって
おり、52は一対のコイルを備えたピックアップコイル
であり、ループ内に交差する測定磁束を検出する。ピッ
クアップコイル52は入力コイル53と共に超伝導ルー
プを構成している。入力コイル53はSQUIDの一部
を構成し、ピックアップコイル52との超伝導ループに
生じた磁束をセンサに取り込む。
【0045】SQUID51は2接合量子化干渉素子を
交流電流aでバイアスするものが用いられ、超伝導ルー
プ34にジョセフソン接合J1 ,J2 及び超伝導インダ
クタンス54を設けている。SQUID51は入力コイ
ル53から結合係数M1 により受けた測定磁束と超伝導
インダクタンス70から受けたフィードバック磁束との
差を交流バイアス電流aによりパルス化して入力磁束と
フィードバック磁束の差が0となるようなパルス列bと
して取り出される。
【0046】フィードバック回路としては、SQUID
51から送られてくるパルスを磁束量子に変換する書込
ゲート60と、書込ゲート60を通過したパルスを磁束
量子に変換して蓄える超伝導インダクタンス70で構成
される。書込ゲート60はジョセフソン接合J3 ,J4
及びインダクタンス61を備えた超伝導ループで構成さ
れる。超伝導インダクタンス70に書込ゲート60を介
して変換して蓄えられた磁束量子は磁気結合されたフィ
ードバックループを通じてフィードバック磁束としてS
QUID51の入力側に戻される。
【0047】このため、書込ゲート60及び超伝導イン
ダクタンス70でなるフィードバック回路はSQUID
51から出力されるパルスを計測し、この計測結果に応
じた磁束量子をSQUID51の入力側にフィードバッ
クすることになる。従って、、フィードバックループは
ピックアップコイル52が拾った測定磁束を常にフィー
ドバック磁束で打ち消すように動作し、フィードバック
量を見ると測定磁束の大きさが分かることになる。
【0048】図7は本発明の他の実施例を示した実施例
構成図であり、チャネル1〜N毎に設けた磁束センサ1
として、図8に取り出して示す超伝導フィードバック回
路を含まない磁束センサ1aを使用し、フィードバック
回路については極低温部から外して室温側に設けた構成
としている。そのため、磁束センサ1a内のフィードバ
ックコイル55に入力磁束を打ち消す向きの電流を流す
ため、室温側回路においてチャネル1〜Nの累積加算器
8の出力に各チャネル1〜N毎にD/Aコンバータ16
を設け、累積加算器8からのディジタル出力をアナログ
信号に変換した後、フィードバック抵抗17により電流
に変換して磁束センサ1aにフィードバックしている。
尚、他の構成及び動作は図2の実施例と同じである。
【0049】このような図7の実施例によれば、フィー
ドバック電流用の信号線がチャネル数分だけ必要となる
が、極低温部に設けた磁束センサ1aが簡単にでき、ま
た室温側に設けたフィードバック抵抗17の抵抗値を変
えるだけで各チャネル当りの磁束センサ1aに対するフ
ィードバック量を変えることができ、測定レンジを矯正
できる利点がある。
【0050】更に本発明の他の実施例としては、図5に
示したフィードバック回路を内蔵した磁束センサ1と図
7に示したフィードバック回路を室温側に設けた磁束セ
ンサ1aをチャネル1〜Nの中に適宜に組み合わせて使
用するようにしても良い。また、上記の実施例にあって
は、カウンタ7を2ビット構成とした場合、チャネル1
〜Nを3つ置きの3グループに分けて順次並列転送して
いるが、チャネル数が増加するとT/2周期に並列転送
する1グループのチャネル数が増加してしまうため、チ
ャネル1〜Nを複数の上位グループに分け、各上位グル
ープの中を図2または図7に示すように3グループに分
け、上位グループ毎にマルチプレクサとして動作するジ
ョセフソンシフトレジスタ10とデマルチプレクサ5を
設けるようにしても良い。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、マ
ルチチャネルを構成する複数の磁束センサの出力をチャ
ネル毎に設けたビット数の少ないカウンタで計数した後
にマルチプレクサにより直列データに変換して転送し、
デマルチプレクサにより元の並列データに戻して累積加
算器によってチャネル毎に所定のダイナミックレンジを
得るように加算することで、マルチプレクサのクロック
周波数を下げることができ、マルチプレクサからの出力
ケーブルの周波数特性を緩和してノイズ混入を防ぎ、ま
たクロック周波数に起因したノイズの影響も低減でき
る。
【0052】更にマルチプレクサ出力を増幅する増幅器
の周波数条件も緩和できる。また、磁束センサの出力パ
ルスをビット数の少ないカウンタで計数していることか
ら、カウンタをジョセフソンカウンタで構成しても回路
規模がさほど大きくならず、カウンタを駆動するバイア
ス電流も低減できることで磁気ノイズを減らして誤動作
の少ない高性能のマルチチャネル磁束計測装置を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の実施例構成図
【図3】図4の実施例の動作を示したタイミングチャー
【図4】図3のバイアス電流の3サイクル区間でカウン
タ計数値が異なる値をとる1.5サイクルの2区間の説
明図
【図5】図4のデコーダの変換表の説明図
【図6】図2の実施例で用いるディジタルSQUIDの
実施例回路図
【図7】本発明の他の実施例を示した実施例構成図
【図8】図8の実施例で用いるディジタルSQUIDの
実施例回路図
【図9】先行装置の説明図
【図10】図9の先行装置のタイミングチャート
【図11】磁束センサに続いてカウンタを設けた先行装
置の説明図
【符号の説明】
1,1a:磁束センサ 2:発振器 3:制御回路 4:マルチプレクサ(並直変換手段) 5:デマルチプレクサ(直並変換手段) 7:カウンタ 8:累積加算器 10:ジョセフソンシフトレジスタ 11:バイアス電流源 12:バイアス電流源 13:カウンタ 14:前置増幅器 15:デコーダ 16:DAコンバータ 17:フィードバック抵抗 51:SQUID 52:ピックアップコイル 53:入力コイル 55:フィードバックコイル 60:書込ゲート 70:超伝導インダクタンス

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発振器(2)からの交流バイアス電流を与
    えることによって検出磁束に応じたパルス出力が得られ
    るディジタルSQUIDを用いた磁束センサ(1)を複
    数設けたマルチチャネル磁束計測装置に於いて、 前記磁束センサ(1)の出力毎に設けられ、磁束計測の
    ダイナミックレンジに対応したビット数より少ない規定
    ビット数で飽和する複数のカウンタ(7)と、 該カウンタ(7)の各カウンタ値を直列データに変換し
    て出力する並直変換手段(4)と、 該並直変換手段(4)から転送された直列データを並列
    データに変換する直並変換手段(5)と、 該直並変換手段(5)の並列出力毎に設けられ、前記ダ
    イナミックレンジに対応したビット数を備えた複数の累
    積加算器(8)と、 前記カウンタ(7)が飽和する前に前記並直変換手段
    (4)により各カウンタ値を直列転送して前記直並変換
    手段(5)により並列データに戻し、前記累積加算器
    (8)の各々で加算させて各磁束センサ(1)毎の磁束
    信号を得る制御回路(3)と、を備えたことを特徴とす
    るマルチチャネル磁束計測装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のマルチチャネル磁束計測装
    置に於いて、 前記制御回路(3)は前記カウンタ(7)のビット数を
    nとするとき、1〜Nチャネルを(2n −1)以下のグ
    ループに分けて各グループ毎にバイアス電流の1/4周
    期に渡る並直転送機関設定すると共に各グループの並直
    転送期間が重複しないようにずらして設定したことを特
    徴とするマルチチャネル磁束計測装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のマルチチャネル磁束計測装
    置に於いて、 前記制御回路(3)は、カウンタ(7)のビット数をn
    =2ビットとした場合、チャネル1〜Nの3つずつを1
    単位とする整数ををM(但し、M=0,1,・・・N−
    2)とするとき、(3M+1)のチャネル番号をもつ第
    1グループ、(3M+2)のチャネル番号をもつ第2グ
    ループ、(3M)のチャネル番号をもつ第3グループの
    3つのグループに分け、該グループ毎に前記バイアス電
    流に同期した1/4周期のパルス出力期間を半周期ずつ
    ずらして設定し、各パルス出力期間毎に前記直並変換手
    段(4)および並直変換手段(5)を制御して同一グル
    ープに属するカウンタ(7)のカウンタ値を対応する前
    記累積加算器(8)に順次転送して加算させることを特
    徴とするマルチチャネル磁束計測装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載のマルチチャネル磁束計測装
    置に於いて、 前記カウンタ(7)と累積加算器(8)を複数グループ
    に分け、各グループ毎に前記並直変換手段(4)および
    直並変換手段(5)を設けたことを特徴とするマルチチ
    ャネル磁束計測装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載のマルチチャネル磁束計測装
    置に於いて、 前記磁束センサ(1)の各々が超伝導回路で構成するフ
    ィードバック回路を含むことを特徴とするマルチチャネ
    ル磁束計測装置。
  6. 【請求項6】請求項4記載のマルチチャネル磁束計測装
    置に於いて、 前記フィードバック回路は、超伝導インダクタンスと、
    該超伝導インダクタンスに磁束量子を蓄える超伝導ゲー
    トから成ることを特徴とするマルチチャネル磁束計測装
    置。
  7. 【請求項7】請求項1記載のマルチチャネル磁束計測装
    置に於いて、前記累積加算器(8)の出力に更にDAコ
    ンバータ(10)を各々設け、該DAコンバータ(1
    0)の出力を対応する前記磁束センサ(1)の各々にフ
    ィードバックして入力磁束を打ち消す向きに加えること
    を特徴とするマルチチャネル磁束計測装置。
  8. 【請求項8】請求項1記載のマルチチャネル磁束計測装
    置に於いて、前記並直変換手段(49はジョセフソン集
    積回路から成るシフトレジスタであり、極低温の超伝導
    状態で動作することを特徴とするマルチチャネル磁束計
    測装置。
JP4135487A 1992-05-28 1992-05-28 マルチチャネル磁束計測装置 Withdrawn JPH05333126A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008161408A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Yokogawa Electric Corp マルチトリガ処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008161408A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Yokogawa Electric Corp マルチトリガ処理装置

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