JPH0533224Y2 - - Google Patents

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JPH0533224Y2
JPH0533224Y2 JP1986071557U JP7155786U JPH0533224Y2 JP H0533224 Y2 JPH0533224 Y2 JP H0533224Y2 JP 1986071557 U JP1986071557 U JP 1986071557U JP 7155786 U JP7155786 U JP 7155786U JP H0533224 Y2 JPH0533224 Y2 JP H0533224Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は切断材料を所望の寸法に切断するこ
とができる定寸切断機能を有する切断機に関する
ものである。
〔従来の技術〕
第8図に示すように、従来の定寸切断機能を有
する切断機は、切断材料Aが当接する固定面1A
を有する切断材料Aを固定するバイス1と、この
バイス1が取り付けられた切断機体体2と、この
切断機本体2に設けられたテーブル面3と、この
テーブル面3に対し直交方向に移動するように設
けられた切断刃物4と、前記切断機本体2に固定
された支持杆5と、この支持杆5に摺動自在に取
り付けられた支持部材6と、この支持部材6に摺
動固定自在に支持され前記切断材料Aの切断寸法
を定めるストツパー7とから成つている。
なお、8は前記ストツパー7が一端に固着され
た支持シャフトであり、9は前記支持部材6およ
び前記支持シヤフト8を所望摺動位置に固定する
ロツクハンドルである。
この従来の定寸切断機能を有する切断機は、以
上のように構成されているので、前記ストツパー
7を前記切断材料Aの所望の切断寸法に定規等に
より位置決めし、前記ロツクハンドル9により固
定する。
しかる後、前記切断材料Aの側面を前記固定バ
イス1の固定面1Aに当接させると共に、切断材
料Aの端面を前記ストツパー7に当接させ、前記
切断刃物4により前記切断材料Aの切断を行なつ
ていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述した従来の定寸切断機能を有する切断機で
は、定規を当ててその目盛を直読しながらストツ
パー7を位置決めし、切断材料Aの定寸切断を行
なつていたので、前記定規の当て方が悪いと測定
誤差が生じ、切断材料Aの切断精度が悪くなると
いう問題点を有していた。さらに、定規を用意し
たり、あるいは正確に定規を当てることが要求さ
れるため、切断作業に労力や時間が掛かり、作業
が煩雑になるという問題点を有していた。また、
切断機を定寸切断として使用しない場合は、スト
ツパー7が邪魔になつたり、あるいは切断材料A
が不安定になり、作業が困難になるという問題点
も有していた。
〔考案の目的〕
この考案は、上述の問題点に鑑み、切断材料の
定寸切断作業が容易、かつ、確実にできる定寸切
断機能を有する切断機を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は上述の目的を達成するため、切断材
料Aをバイス10で固定して載置するテーブル面
12およびこのテーブル面12に対して直交方向
に移動する切断刃物13を設けた切断機本体11
と、前述切断材料の先端方向に設けて切断寸法を
定め、また、切断材料の先端部側を載置して支持
する定寸切断機能を有するスライドベツド14と
よりなり、このスライドベツド14は、前記切断
機本体11に一端部が摺動固定自在に取り付けら
れた2本の支持杆17,17の他端に、支持部材
18,18を立設し、この支持部材18,18の
上端部に、切断材料の先端部側を載置して支持す
るローラ16を設け、また、切断材料の先端方向
に回動させると切断材料の先端が当接するように
なり、前記と反対方向に回動させると前記ローラ
16よりも下方位置となるストツパー15を設
け、前記支持杆17に前記切断材料の切断寸法を
示す目盛Bを設けて構成した定寸切断機能を有す
る切断機としたものである。
〔作用〕
この考案によれば、前記スライドベツド14を
前記のように構成したので、切断材料Aの定寸切
断を行う場合には、ストツパー15を切断材料の
先端方向の回動させ、支持杆17に設けた目盛り
Bを見なから、2本の支持杆17,17を摺動さ
せて、切断材料が所望の接断寸法位置でストツパ
ー15に当接させるようにする。
また、切断材料Aの定寸切断を行わない場合に
は、ストツパー15を切断材料の先端方向と反対
方向に回動させると、このストツパー15は前記
ローラ16よりも下方位置となり、したがつて、
切断材料は、ストツパー15に当接しなく、ロー
ラ16に載置されてスムーズに摺動し、任意の寸
法に切断されるようになる。
〔実施例〕
この考案の一実施例を第1図乃至第7図に基づ
いて説明する。すなわち、この考案の定寸切断機
能を有する切断機は、切断材料Aをバイス10で
固定して載置するテーブル面12およびこのテー
ブル面12に対して直交方向に移動する切断刃物
13を設けた切断機本体11と、前記切断材料の
先端方向に設けて切断寸法を定め、また、切断材
料の先端部側を載置して支持する定寸切断機能を
有するスライドベツド14とよりなり、このスラ
イドベツド14は、前記切断機本体11に一端部
が摺動固定自在に取り付けられた2本の支持杆1
7,17の他端に、支持部材18,18を立設
し、この支持部材18,18の上端部に、切断材
料の先端部側を載置して支持するローラ16を設
け、また、切断材料の先端方向に回動させると切
断材料の先端が当接するようになり、前記と反対
方向に回動させると前記ローラ16よりも下方位
置となるストツパー15を設け、前記支持杆17
に前記切断材料の切断寸法を示す目盛Bを設けて
構成したものである。
前記ストパー15はコ字形状をしており、その
両端部には取付孔15Aが穿設されると共に、中
央部には切断材料Aの端部が当接する当接部15
Bが形成されている。
前記ローラ16は円柱形状をしており、その両
端面16Aの中心に捩子穴16Bが穿設されてい
る。
前記スライドベツド14を構成する支持杆17
は、その中央部を屈曲してコ字状に形成され、こ
の屈曲部17Aには一対の前記支持部材18の下
端部が溶接などで固着されている。さらに、前記
屈曲部17Aと支持杆17の両端との間は直線状
の長杆部17Bが形成され、この長杆部17Bは
切断機本体11に設けられた孔11Aに摺動自在
に遊挿されている。そして、一方の長杆部17B
の上部周面にはストツパー15の位置を示す目盛
Bが刻設されている。
前記一対の支持部材18は縦長長方形状をして
おり、その上端寄りには、ストツパ15およびロ
ーラー16の取り付け用捩子19が挿通する孔1
8Aがそれぞれ穿設されている。而して、この一
対の孔18Aの間には前記ストツパー15が、そ
の取付孔15に挿通された前記捩子19により前
記切断材料Aの先端方向(テーブル面12に対し
垂直方向)に回動自在に取り付けられると共に、
前記取付孔15A間にはローラ16はその捩子穴
16Bに前記捩子19を螺合して回動自在に取り
付けられている。
また、前記スライドベツド14を構成する支持
杆17の長杆部17Bが摺動自在に遊挿された、
切断機本体11に設けられた孔11Aの部分に
は、前記スライドベツド14を固定するロツクレ
バー20が設けられ、前記支持部材18の上部に
はストツパー15の回転を阻止する係止部18B
が設けられている。そして、このように構成され
たスライドベツド14は、通常、第5図に示すよ
うに断機本体11に収納されている。
従つて、切断材料Aの定寸切断時は、第6図に
示すように、前記スライドベツド14を切断機本
体11より手前に引き出し、支持杆17の長杆部
17Bに刻設された目盛Bを見ながらストツパー
15の位置を定め、ロツクレバー20の操作によ
り長杆部17Bを締め付け、ストツパー15を固
定する。その際、ストツパー15は支持部材18
の係止部18Bに係止され、ストツパー15の当
接部15Bは、切断材料Aの端面に向けられてい
る。
次に、切断材料Aの端面をストツパー15の当
接部15Bに当接させ、しかる後、切断材料Aの
側面を1対のバイス10で挟持して固定し、前記
切断刃物13によりこの切断材料Aの切断を行な
う。
切断材料の定寸切断以外の切断時には、第7図
に示すように、前記ストツパー15を切断材料A
の端面と反対方向、すなわち、時計回りに回転さ
せ下方に下げる。而して、前記ローラ16がスト
ツパー15の上方に位置するようになるため、切
断材料Aはローラー16により支持され、安定し
た状態で切断が行なわれると共に、切断材料Aの
移動をスムーズに行なうことができる。
なお、ストツパー15およびローラ16の回動
をスムーズにするため、前記支持部材18の孔1
8Aの内面に円筒状のブシユを嵌め込んでもよ
い。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案の定寸切断機能
を有する切断機は、切断材料Aをバイス10で固
定して載置するテーブル面12およびテーブル面
12に対して直交方向に移動する切断刃物13を
設けた切断機本体11と、前記切断材料の先端方
向に設けて切断寸法を定め、また、切断材料の先
端部側を載置して支持する定寸切断機能を有する
スライドベツド14とよりなり、このスライドベ
ツド14は、前記切断機本体11に一端部が摺動
固定自在に取り付けられた2本の支持杆17,1
7の他端に、支持部材18,18を立設し、この
支持部材18,18の上端部に、切断材料の先端
部側を載置して支持するローラ16を設け、ま
た、切断材料の先端方向に回動させると切断材料
の先端が当接するようになり、前記と反対方向に
回動させると前記ローラ16よりも下方位置とな
るストツパー15を設け、前記支持杆17に前記
切断材料の切断寸法を示す目盛Bを設けて構成し
たので、切断材料Aの定寸切断を行う場合には、
ストツパー15を切断材料の先端方向に回動さ
せ、支持杆17に設けた目盛Bを見ながら、2本
の支持杆17,17を摺動させて、切断材料が所
望の接断寸法位置でストツパー15に当節させる
ようにしたので、ストツパーの位置決めが容易、
かつ、確実になり、切断材料の定寸切断作業の能
率が向上し、切断精度も良くなる。
また、切断材料Aの定寸切断を行わない場合に
は、ストツパー15を切断材料の先端方向と反対
方向に回動させると、このストツパー15は前記
ローラ16よりも下方位置となり、したがつて、
切断材料は、ストツパー15に当接しなく、ロー
ラ16に載置されてスムーズに摺動し、任意の寸
法に切断されるようになる。
さらに、切断材料の移動がローラー16上で行
なえるので、この切断材料の移動がスムーズで、
容易になると共に、作業能率の向上および安全性
が向上できる。
また、このスライドベツド14は、これを構成
する各部品は極めて簡単な形状を有し、コンパク
トにまとまつているのでメンテナンスが容易にで
き、また、この切断機を使用しないときには、ス
ライドベツド14が邪魔にならないように、切断
機本体11に収納することができる等の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図はこの考案に係る定寸切断機
能を有する切断機の一実施例を示すもので、第1
図はこの切断機を構成するスライドベツド部の斜
視図、第2図はストツパーの平面図、第3図のス
トツパーの正面図、第4図はローラーの断面図、
第5図はスライドベツドをこの切断機に収納した
状態を示す図、第6図は切断材料の定寸切断時に
おける切断機の斜視図、第7図は切断材料の定寸
切断時でない場合における切断機の斜視図、第8
図は従来例における切断機の定寸切断装置の平面
図である。 図中、10……固定バイス、11……切断機本
体、12……テーブル面、13……切断刃物、1
4……スライドベツド、15……ストツパー、1
6……ローラー、17……支持杆、18……支持
部材、A……切断材料、B……目盛。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 切断材料Aをバイス10で固定して載置するテ
    ーブル面12およびこのテーブル面12に対して
    直交方向に移動する切断刃物13を設けた切断機
    本体11と、 前記切断材料の先端方向に設けて切断寸法を定
    め、また、切断材料の先端部側を載置して支持す
    る定寸切断機能を有するスライドベツド14とよ
    りなり、 このスライドベツド14は、前記切断機本体1
    1に一端部が摺動固定自在に取り付けられた2本
    の支持杆17,17の他端に、支持部材18,1
    8を立設し、この支持部材18,18の上端部
    に、切断材料の先端部側を載置して支持するロー
    ラー16を設け、また、切断材料の先端方向に回
    動させると切断材料の先端が当接するようにな
    り、前記と反対方向に回動させると前記ローラー
    16よりも下方位置となるストツパー15を設
    け、前記支持杆17に前記切断材料の切断寸法を
    示す目盛Bを設けて構成したことを特徴とする定
    寸切断機能を有する切断機。
JP1986071557U 1986-05-13 1986-05-13 Expired - Lifetime JPH0533224Y2 (ja)

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JPS62184925U JPS62184925U (ja) 1987-11-25
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JPS62184925U (ja) 1987-11-25

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