JPH05332164A - 再生式ガスタービン - Google Patents

再生式ガスタービン

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JPH05332164A
JPH05332164A JP14044092A JP14044092A JPH05332164A JP H05332164 A JPH05332164 A JP H05332164A JP 14044092 A JP14044092 A JP 14044092A JP 14044092 A JP14044092 A JP 14044092A JP H05332164 A JPH05332164 A JP H05332164A
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JP
Japan
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air
heat exchanger
cooling
turbine
compressor
Prior art date
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Pending
Application number
JP14044092A
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English (en)
Inventor
Shoichi Obata
正一 小幡
Kunio Ohori
邦夫 大堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高出力を損なわずに熱交換器の耐久性を向上
させる。 【構成】 圧縮機2により圧縮された空気Aをタービン
駆動後の燃焼ガスGにより加熱するための熱交換器21
を有した再生式ガスタービンにおいて、圧縮機2の吐出
口22と熱交換器21の空気入口23との間に、圧縮後
の空気Aを適宜冷却するための冷却手段24を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱交換器を備えた再生
式ガスタービンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、再生式ガスタービン
は、ガスタービンのサイクル中に熱交換器1を設けたも
のであり、圧縮機2により圧縮された空気Aを、タービ
ン3を駆動して排出される燃焼ガスGにより加熱するよ
うになっている。この加熱された空気Aは燃焼器4によ
りさらに高温に加熱され、タービン3を高速回転させ
る。すなわち熱交換器1により圧縮空気Aを予熱するこ
とで、燃焼器4での燃料の燃焼による加熱を少なくして
熱効率を向上させるものである。タービン3における発
生動力は、圧縮機駆動動力との差が有効出力として取り
出されて、負荷5に対して仕事を行う。
【0003】熱交換器1は、図5に示すように、燃焼ガ
スGの入口6及び出口7を備えたハウジング8と、ハウ
ジング8内に収容保持された多数の伝熱管9とで構成さ
れ、伝熱管9の空気入口10から入った空気Aが、伝熱
管9の管壁を介してハウジング8内の高温な燃焼ガスG
と熱交換され、空気出口11から出るようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで近来にあって
は、高出力のガスタービンとするために、より高温高圧
の燃焼ガスGをタービン3に供給していく傾向にある。
このため熱交換器1の伝熱管9の管壁が材質の耐熱温度
を越えてしまい、耐久性が悪化するという問題があっ
た。
【0005】この対策として、管壁温度を下げるべく燃
焼ガスGの温度を抑えるようにすると、本来の目的であ
る高出力が得られなくなってしまう。
【0006】そこで本発明は、上記事情に鑑み、熱交換
器の耐久性を向上させ、しかも高出力を損なうことのな
い再生式ガスタービンを提供すべく創案されたものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧縮機により
圧縮された空気をタービン駆動後の燃焼ガスにより加熱
するための熱交換器を有した再生式ガスタービンにおい
て、圧縮機の吐出口と熱交換器の空気入口との間に、圧
縮後の空気を適宜冷却するための冷却手段を設けたもの
である。
【0008】また上記冷却手段は、空気に水を噴霧する
ことで冷却する水冷却器であることが望ましい。
【0009】
【作用】上記構成によって、冷却手段は、熱交換器に入
る空気の温度を低下させることにより伝熱要素の壁温を
下げる。
【0010】また冷却手段として水冷却器を備えた構成
によって、圧縮空気のボリュームが増加され、出力向上
に寄与する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。
【0012】図1は、本発明に係わる再生式ガスタービ
ンの一実施例を示したものである。この再生式ガスター
ビンは、従来同様に熱交換器21を備えたものであっ
て、圧縮機2の吐出口22と熱交換器21の空気入口2
3との間に、圧縮後の空気Aを適宜冷却するための冷却
手段24が設けられて構成されている。
【0013】熱交換器21は、圧縮機22により圧縮さ
れた空気Aをタービン駆動後の燃焼ガスGにより加熱す
るようになっており、ガス入口25及びガス出口26を
それぞれ下端部及び上端部に備えたハウジング27と、
ハウジング27内に設けられた多数の空気導通用伝熱管
で成る集合管28とで構成されている。集合管28の空
気入口23はハウジング27のガス出口26側に、空気
出口29はハウジング27のガス入口25側にそれぞれ
設けられ、流入した空気Aを伝熱管壁を介して高温な燃
焼ガスGと熱交換させることにより適宜加熱するように
なっている。
【0014】冷却手段24は、本実施例にあっては空気
Aに水Wを供給し、噴霧30を形成させることでこれを
冷却する水冷却器として構成されている。この水冷却器
は、圧縮機2の吐出口22と熱交換器21の空気入口2
3とを結ぶ空気通路31の途中に設けられた冷却室32
と、冷却室32内に噴霧30用の水Wを供給するための
ポンプ33及び水噴射ノズル34とで形成されている。
すなわち圧縮された空気Aを冷却室32内に導くと共
に、その圧縮空気Aに対してポンプ33で加圧した水W
を直接吹き付けるようになっている。
【0015】この他、熱交換器21の空気出口29とタ
ービン3のガス入口35との間には、熱交換器21にお
いて予熱された圧縮空気Aを所定温度まで加熱するため
の燃焼器36が設けられている。この燃焼器36は、熱
交換器21の空気出口29とタービン3のガス入口35
とを結ぶガス通路37の途中に設けられた外筒38と、
外筒38内に設けられたライナー39と、ライナー39
の上流側端部に取り付けられた燃料噴射ノズル40とで
構成されている。そして燃料噴射ノズル40から燃料F
を噴き出してライナー39内で燃焼させることにより、
高温な燃焼ガスGを生成するようになっている。
【0016】次に本実施例の作用を説明する。
【0017】圧縮機2により圧縮された空気Aは、空気
通路31を通って冷却室32に入る。冷却室32にはポ
ンプ33で加圧された水Wがノズル34からの噴霧30
として供給されており、圧縮空気Aはこの噴霧30によ
り冷却される。噴霧30は一部気化されて圧縮空気Aと
共に熱交換器21の空気入口23へ導入される。水蒸気
が混入されてボリュームアップした圧縮空気Aは、熱交
換器21の集合管28の伝熱管内を通る過程で、燃焼ガ
スGの排気熱により加熱される。
【0018】この加熱過程は、図2に示すように、圧縮
空気Aが熱交換の直前で一旦冷却されることで、熱効率
の点では従来のもの(図中破線にて示す)よりも曲折し
た形になるが、熱交換器21に導入される燃焼ガスG
は、タービン駆動後であっても充分高温であり、その圧
縮空気Aは熱交換器21により速やかに所望の温度まで
昇温される。そして熱交換器21における燃焼ガスGの
温度及び圧縮空気Aの温度は、従来よりも全体として低
下することになる。
【0019】熱交換器21で予熱された圧縮空気Aは、
燃焼器36における燃料燃焼により高温に加熱され、タ
ービン3に供給されてこれを回転駆動する。タービン3
は圧縮機駆動動力を差し引いた有効出力をもって、負荷
5に対する仕事を行う。
【0020】このように、圧縮機2の吐出口22と熱交
換器21の空気入口23との間に、水噴霧30により冷
却する水冷却器を設けて、圧縮後の空気Aを適宜冷却し
てから熱交換器21に導くようにしたので、伝熱要素で
ある伝熱管壁の温度を耐熱限界温度よりも低く保つこと
ができ、熱交換器21の耐久性向上が達成される。また
タービン3に供給する燃焼ガスGの温度は従来と変わる
ことなく高温にすることができ、出力の低下をまねくこ
とがない、そして圧縮空気Aの温度は、図3に示すよう
に、噴霧量(Φ;空気流量に対する冷却水量の割合)に
比例して降下させることができ、伝熱管壁の温度もこの
圧縮空気Aの降下温度ΔTに従って低下するものであ
る。例えば、空気流量に対し2 %の水を噴射することに
より、熱交換器21の空気入口23の空気温度は75K下
降し、伝熱管の温度は50K低下するようになる。従っ
て、噴霧量Φを制御することにより、簡単に所望の降下
温度ΔTが得られるものである。
【0021】また本実施例にあっては、水噴霧30を直
接空気に吹き付けて冷却するようにしたので、簡単な構
成にて効率よく適確に圧縮空気Aの温度を下げることが
できると共に、水の気化により圧縮空気Aのボリューム
がアップし、タービン3を駆動させるためのエネルギー
が増加して、タービン出力の向上に寄与できる。
【0022】さらに燃焼器36においては、高温燃焼の
ためにライナー39の壁体を冷却する必要があるが、噴
霧冷却により圧縮空気Aの最終的な予熱温度を低下させ
れば、ライナー39に対する冷却の一助になる。
【0023】なお図1においては、冷却器を空気通路3
1の途中に設けるとしたが、熱交換器21の空気入口2
3に併設するようにしてもよい。また冷却手段24とし
ては水冷却器に限らず、圧縮空気Aを適宜冷却できるも
のであれば、どのような機構のものでも構わない。
【0024】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0025】(1) 請求項1記載の構成によれば、圧縮空
気の温度を下げることで熱交換器の伝熱要素の壁温を低
下させることができ、タービン出力の低下なく耐久性の
向上が達成される。
【0026】(2) 請求項2記載の構成によれば、さら
に、圧縮空気のボリュームが増えることで出力を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる再生式ガスタービンの一実施例
を示した構成図である。
【図2】図1の作用を説明するための圧縮空気及び燃焼
ガスの温度変移図である。
【図3】図1の作用効果を説明するための噴霧量と降下
温度との関係図である。
【図4】従来の再生式ガスタービンを示した構成図であ
る。
【図5】図4中の熱交換器を示した斜視図である。
【符号の説明】
2 圧縮機 21 熱交換器 22 吐出口 23 空気入口 24 冷却手段 A 圧縮空気(圧縮された空気) G 燃焼ガス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機により圧縮された空気をタービン
    駆動後の燃焼ガスにより加熱するための熱交換器を有し
    た再生式ガスタービンにおいて、上記圧縮機の吐出口と
    上記熱交換器の空気入口との間に、圧縮後の空気を適宜
    冷却するための冷却手段を設けたことを特徴とする再生
    式ガスタービン。
  2. 【請求項2】 上記冷却手段が、空気に水を噴霧するこ
    とで冷却する水冷却器である請求項1記載の再生式ガス
    タービン。
JP14044092A 1992-06-01 1992-06-01 再生式ガスタービン Pending JPH05332164A (ja)

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