JPH053292B2 - - Google Patents
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- JPH053292B2 JPH053292B2 JP1077105A JP7710589A JPH053292B2 JP H053292 B2 JPH053292 B2 JP H053292B2 JP 1077105 A JP1077105 A JP 1077105A JP 7710589 A JP7710589 A JP 7710589A JP H053292 B2 JPH053292 B2 JP H053292B2
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Landscapes
- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、血圧測定等に用いて好適なフラツ
シユデバイスに関する。
シユデバイスに関する。
この発明は、流体入口と出口を連通する毛細管
を有する連絡手段と、流体入口と出口を連通する
迂回路手段と、少なくとも1つの当起部を有し、
迂回路手段を開閉封止する弾性管と、この弾性管
の突起部にその一部を係合して突起部を引つ張る
ことにより迂回路手段を開閉する迂回路開閉手段
と、流体入口又は出口を有し、迂回路開閉手段の
一部を取付ける取付部及び迂回路開閉手段の移動
量を制限するストツプ手段が配設された第1ハウ
ジングと、流体出口又は入口を有し、第1ハウジ
ングと共に連絡手段を内封固定する第2ハウジン
グとを備え、迂回路開閉手段の一部は第1ハウジ
ングと第2ハウジングの接合した空所に位置する
ようにすることにより、血圧測定回路内の気泡を
取り除きやすくすると共にフラツシユ操作による
過度の取扱いによつてフラツシユ機構が破壊され
ることを保護し、しかも部品点数を少なくして構
造の簡単化、低廉化、操作性の向上を図るように
したものである。
を有する連絡手段と、流体入口と出口を連通する
迂回路手段と、少なくとも1つの当起部を有し、
迂回路手段を開閉封止する弾性管と、この弾性管
の突起部にその一部を係合して突起部を引つ張る
ことにより迂回路手段を開閉する迂回路開閉手段
と、流体入口又は出口を有し、迂回路開閉手段の
一部を取付ける取付部及び迂回路開閉手段の移動
量を制限するストツプ手段が配設された第1ハウ
ジングと、流体出口又は入口を有し、第1ハウジ
ングと共に連絡手段を内封固定する第2ハウジン
グとを備え、迂回路開閉手段の一部は第1ハウジ
ングと第2ハウジングの接合した空所に位置する
ようにすることにより、血圧測定回路内の気泡を
取り除きやすくすると共にフラツシユ操作による
過度の取扱いによつてフラツシユ機構が破壊され
ることを保護し、しかも部品点数を少なくして構
造の簡単化、低廉化、操作性の向上を図るように
したものである。
一般に血圧値を知ることは血流量の測定とあわ
せ、血液循環系の血行力学の解明・診断には欠か
すことのできない生体情報である。血圧測定法に
は大別して観血式と非観血式の2種類があり、観
血式血圧測定法は直接法ともいわれ、その名の示
すように、血管を切開或いは針を血管を刺して、
血圧とその変動を直接圧力計に導き測定する装置
で、第9図はその一例を示すものである。
せ、血液循環系の血行力学の解明・診断には欠か
すことのできない生体情報である。血圧測定法に
は大別して観血式と非観血式の2種類があり、観
血式血圧測定法は直接法ともいわれ、その名の示
すように、血管を切開或いは針を血管を刺して、
血圧とその変動を直接圧力計に導き測定する装置
で、第9図はその一例を示すものである。
同図において、1は人体、2はカテーテル、3
は血圧トランスジユーサ、4はモニタ、5はフラ
ツシユデバイス、6は液体供給源である。液体供
給源6からカテーテル2に至るまでの通路は通常
生理的食塩水等の液体が充填されており、カテー
テル2は血圧測定時において血管内に留置され、
所定部位の測定を行う。人体1からの血圧パルス
はカテーテル2中の液体を媒体として血圧トラン
スジユーサ3まで伝達し、この血圧トランスジユ
ーサ3において伝搬圧を電気信号に変換し、モニ
タ4や記録計(図示せず)に出力する。
は血圧トランスジユーサ、4はモニタ、5はフラ
ツシユデバイス、6は液体供給源である。液体供
給源6からカテーテル2に至るまでの通路は通常
生理的食塩水等の液体が充填されており、カテー
テル2は血圧測定時において血管内に留置され、
所定部位の測定を行う。人体1からの血圧パルス
はカテーテル2中の液体を媒体として血圧トラン
スジユーサ3まで伝達し、この血圧トランスジユ
ーサ3において伝搬圧を電気信号に変換し、モニ
タ4や記録計(図示せず)に出力する。
このような観血的血圧測定において、体内(血
管内)留置のカテーテル2内外に血液凝固を生じ
る恐れがある。血液凝固を生じると、血圧波が忠
実に伝搬せずに正確な血圧測定ができなくなり、
患者等の正確な状態を把握できないことになる。
そのため、従来より第9図の如く液体供給源6と
人体1の間にいわゆるフラツシユデバイス5を導
入し、液体供給源6に約300mmHgの圧力をかけて
非常にゆつくりした流量(成人の場合は約3ml/
h)のパリン等を常時流して血液凝固の防止を行
つている。
管内)留置のカテーテル2内外に血液凝固を生じ
る恐れがある。血液凝固を生じると、血圧波が忠
実に伝搬せずに正確な血圧測定ができなくなり、
患者等の正確な状態を把握できないことになる。
そのため、従来より第9図の如く液体供給源6と
人体1の間にいわゆるフラツシユデバイス5を導
入し、液体供給源6に約300mmHgの圧力をかけて
非常にゆつくりした流量(成人の場合は約3ml/
h)のパリン等を常時流して血液凝固の防止を行
つている。
また、カテーテル2や血圧トランスジユーサ3
等に空気が残存していても血圧波が忠実に伝搬し
ないため、カテーテル2を人体1に挿入する前に
装置から空気を完全に除去する必要がある。そこ
で、必要な時に一度に大量の液を装置に流し、そ
の勢いで空気を完全に除去すると同時に装置全体
を短時間で液充填することや装置内の洗浄ができ
るようにフラツシユデバイス5を構成している。
等に空気が残存していても血圧波が忠実に伝搬し
ないため、カテーテル2を人体1に挿入する前に
装置から空気を完全に除去する必要がある。そこ
で、必要な時に一度に大量の液を装置に流し、そ
の勢いで空気を完全に除去すると同時に装置全体
を短時間で液充填することや装置内の洗浄ができ
るようにフラツシユデバイス5を構成している。
第10図は斯るフラツシユデバイス5の構成の
一例を示すもので、組立ては以下のようにして行
う。すなわち復元可能な弾性材料等で作られたゴ
ム管10中へキヤピラリ11を圧入して、ゴム管
10の一端12をハウジング13の管状部14へ
押し込む。管状部材15をゴム管10の他端16
へ押し込みながら回転させ管状部材15のフラン
ジ部17とハウジング13の溝穴18をつがわせ
て固定後接着する。そしてハウジング13の頂部
につまみ19をはめ込んでフラツシユデバイス5
を完成させる。
一例を示すもので、組立ては以下のようにして行
う。すなわち復元可能な弾性材料等で作られたゴ
ム管10中へキヤピラリ11を圧入して、ゴム管
10の一端12をハウジング13の管状部14へ
押し込む。管状部材15をゴム管10の他端16
へ押し込みながら回転させ管状部材15のフラン
ジ部17とハウジング13の溝穴18をつがわせ
て固定後接着する。そしてハウジング13の頂部
につまみ19をはめ込んでフラツシユデバイス5
を完成させる。
第11図はこのようにして完成したフラツシユ
デバイス5を示すもので、第11図Aはその平面
図、第11図Bはその正面図、第11図Cはその
側面図である。
デバイス5を示すもので、第11図Aはその平面
図、第11図Bはその正面図、第11図Cはその
側面図である。
次のこのようなフラツシユデバイス5の動作を
第12図及び第13図を参照して説明する。な
お、第12図A及び第13図Aは第11図Aにお
いて線A−Aを切断して示す断面図、第12図B
及び第13図Bは第11図Bにおいて線B−Bを
切断して示す断面図である。
第12図及び第13図を参照して説明する。な
お、第12図A及び第13図Aは第11図Aにお
いて線A−Aを切断して示す断面図、第12図B
及び第13図Bは第11図Bにおいて線B−Bを
切断して示す断面図である。
例えば第9図の如くシステムを組んで血圧測定
を行う場合、液体供給源6(第9図)に約300mm
Hgの圧力をかける。通常フラツシユデバイス5
は第12図に示すように、キヤピラリ11の外面
とゴム管10の内面が密着しているため、流体供
給源6より来る流体は管状部材15を通り、キヤ
ピラリ11の毛細管20の流量制限を受けながら
通過し、チユーブ21、次いで血圧トランスジユ
ーサ3及びカテーテル2(共に第9図)を経由し
て人体1へ入る。この時の流量で流すことを低速
フラツシユと云い、一般に成人で約3ml/hとさ
れている。
を行う場合、液体供給源6(第9図)に約300mm
Hgの圧力をかける。通常フラツシユデバイス5
は第12図に示すように、キヤピラリ11の外面
とゴム管10の内面が密着しているため、流体供
給源6より来る流体は管状部材15を通り、キヤ
ピラリ11の毛細管20の流量制限を受けながら
通過し、チユーブ21、次いで血圧トランスジユ
ーサ3及びカテーテル2(共に第9図)を経由し
て人体1へ入る。この時の流量で流すことを低速
フラツシユと云い、一般に成人で約3ml/hとさ
れている。
また、上述の如く大流量によつて気泡の除去や
装置内の洗浄を必要とするとき、つまり急速フラ
ツシユを必要とするときは、第12図Bの如くつ
まみ19をx方向より両側からつまんで第13図
のようにゴム管10を変形させ、キヤピラリ11
の外側に新たな迂回路22を形成する。この迂回
路22は毛細管20と比較して非常に大きな流路
であり、大量の流体が通過可能となる。そして、
約300mmHgで加圧状態である流体供給源6からの
流体は環状部材15、迂回路22及びチユーブ2
1を通つて勢いよく流れる。
装置内の洗浄を必要とするとき、つまり急速フラ
ツシユを必要とするときは、第12図Bの如くつ
まみ19をx方向より両側からつまんで第13図
のようにゴム管10を変形させ、キヤピラリ11
の外側に新たな迂回路22を形成する。この迂回
路22は毛細管20と比較して非常に大きな流路
であり、大量の流体が通過可能となる。そして、
約300mmHgで加圧状態である流体供給源6からの
流体は環状部材15、迂回路22及びチユーブ2
1を通つて勢いよく流れる。
ところで、上述の如き構成のフラツシユデバイ
ス5の場合、急速フラツシユを得るときには、つ
まみ19をつまんで、つまみ19をゴム管10の
接する箇所で応力をかけ、ゴム管10を変形さ
せ、このときゴム管10の下部側を引つ張つて伸
ばし、上部側をたるませて迂回路22を形成して
いるので次のような問題点がある。
ス5の場合、急速フラツシユを得るときには、つ
まみ19をつまんで、つまみ19をゴム管10の
接する箇所で応力をかけ、ゴム管10を変形さ
せ、このときゴム管10の下部側を引つ張つて伸
ばし、上部側をたるませて迂回路22を形成して
いるので次のような問題点がある。
すなわち、キヤピラリ11はゴム管10に圧入
しているので、ゴム管10の一部を伸ばして他の
一部に迂回路を作りにくく、ゴム管10へのつま
み応力方向とゴム管10の変形方向が一致してい
てないので余計な力を必要とする。また、つまみ
19がゴム管10に接してからの移動量が少ない
ので、操作性が悪い。更につまみ19への過度の
つまみ応力によつてゴム管10に亀裂等の損傷を
生じる。
しているので、ゴム管10の一部を伸ばして他の
一部に迂回路を作りにくく、ゴム管10へのつま
み応力方向とゴム管10の変形方向が一致してい
てないので余計な力を必要とする。また、つまみ
19がゴム管10に接してからの移動量が少ない
ので、操作性が悪い。更につまみ19への過度の
つまみ応力によつてゴム管10に亀裂等の損傷を
生じる。
また、特開昭59−83873号公報及び特開昭62−
281694号公報にも同様のフラツシユデバイスが記
載されているが、これ等の場合急速フラツシユを
得るときの操作部分の過度の引つ張り等の応力に
より操作部分や封止部分に損傷を生じる欠点があ
る。
281694号公報にも同様のフラツシユデバイスが記
載されているが、これ等の場合急速フラツシユを
得るときの操作部分の過度の引つ張り等の応力に
より操作部分や封止部分に損傷を生じる欠点があ
る。
また、米国特許第4341224号及び第4291702号に
は弁体がハウジング内の弁座に対向して配設され
ているフラツシユデバイスが示されているが、こ
の場合、フラツシユデバイスを構成する部品が多
く、形状が複雑であるため高価となると共にハウ
ジング内の流路も均一形状でないため気泡が残存
しやすい欠点等がある。
は弁体がハウジング内の弁座に対向して配設され
ているフラツシユデバイスが示されているが、こ
の場合、フラツシユデバイスを構成する部品が多
く、形状が複雑であるため高価となると共にハウ
ジング内の流路も均一形状でないため気泡が残存
しやすい欠点等がある。
この発明は斯る点に鑑みてなされたもので、上
述の欠点を一掃し得るフラツシユデバイスを提供
するものである。
述の欠点を一掃し得るフラツシユデバイスを提供
するものである。
この発明によるフラツシユデバイスは、流体入
口と出口を連通する毛細管53を有する連絡手段
30と、流体入口と出口を連通する迂回路手段5
5,56と、少なくとも1つの突起部36を有
し、迂回路手段55,56を開閉封止する弾性管
34と、この弾性管34の突起部36にその一部
37を係合して突起部36を伸縮させることによ
り迂回路手段55,56を開閉する迂回路開閉手
段35,44と、流体入口又は出口を有し、迂回
路開閉手段35,44の一部38を取付ける取付
部39及び迂回路開閉手段35,44の移動量を
制限するストツプ手段41,42が配設された第
1ハウジング31と、流体出口又は入口を有し、
第1ハウジング31と共に連絡手段30を内封す
る第2ハウジング45とを備え、迂回路開閉手段
35,44の一部は第1ハウジング31と第2ハ
ウジング45の接合した空所に位置するように構
成する。
口と出口を連通する毛細管53を有する連絡手段
30と、流体入口と出口を連通する迂回路手段5
5,56と、少なくとも1つの突起部36を有
し、迂回路手段55,56を開閉封止する弾性管
34と、この弾性管34の突起部36にその一部
37を係合して突起部36を伸縮させることによ
り迂回路手段55,56を開閉する迂回路開閉手
段35,44と、流体入口又は出口を有し、迂回
路開閉手段35,44の一部38を取付ける取付
部39及び迂回路開閉手段35,44の移動量を
制限するストツプ手段41,42が配設された第
1ハウジング31と、流体出口又は入口を有し、
第1ハウジング31と共に連絡手段30を内封す
る第2ハウジング45とを備え、迂回路開閉手段
35,44の一部は第1ハウジング31と第2ハ
ウジング45の接合した空所に位置するように構
成する。
斯る構成により、フラツシユ時の過度な取扱い
でもフラツシユ機構の破壊等の心配がなく、比較
的小さな力でフラツシユが行え、操作性がよい。
また、急速フラツシユのための迂回路の開閉が確
実である。また、部品点数が少ない上に簡単な構
造のため安価である。更に機構部品がハウジング
内に収納されているので、堅牢である。
でもフラツシユ機構の破壊等の心配がなく、比較
的小さな力でフラツシユが行え、操作性がよい。
また、急速フラツシユのための迂回路の開閉が確
実である。また、部品点数が少ない上に簡単な構
造のため安価である。更に機構部品がハウジング
内に収納されているので、堅牢である。
以下、この発明の一実施例を第1図〜第8図に
基づいて詳しく説明する。
基づいて詳しく説明する。
第1図は本実施例の分解斜視図を示すもので、
同図において、30はキヤピラリ、31は第1ハ
ウジングであつて、キヤピラリ30の底部32を
第1ハウジング31の管状部分33へ例えば接着
剤により固定してキヤピラリ30を第1ハウジン
グ31に取り付ける。34は例えばシリコンゴム
から成る復元可能な弾性管、35はヒンジであつ
て、弾性管34はその底部に突起部36を有し、
この突起部36をヒンジ35の穴37に挿入して
結合させ、第1ハウジング31の管状部分33の
所にセツトする。このとき、第1ハウジング31
の管状部分33を弾性管34の一端に圧入し、ヒ
ンジ35の支点部38を第1ハウジング31の溝
39へ嵌入し、ヒンジ35のスライド部40を第
1ハウジング31の台座41及び42間に形成さ
れた溝43へ挿入する。
同図において、30はキヤピラリ、31は第1ハ
ウジングであつて、キヤピラリ30の底部32を
第1ハウジング31の管状部分33へ例えば接着
剤により固定してキヤピラリ30を第1ハウジン
グ31に取り付ける。34は例えばシリコンゴム
から成る復元可能な弾性管、35はヒンジであつ
て、弾性管34はその底部に突起部36を有し、
この突起部36をヒンジ35の穴37に挿入して
結合させ、第1ハウジング31の管状部分33の
所にセツトする。このとき、第1ハウジング31
の管状部分33を弾性管34の一端に圧入し、ヒ
ンジ35の支点部38を第1ハウジング31の溝
39へ嵌入し、ヒンジ35のスライド部40を第
1ハウジング31の台座41及び42間に形成さ
れた溝43へ挿入する。
44はスライドボタン、45は第2ハウジング
であつて、スライドボタン44の先端部46を第
1ハウジング31の溝43へ位置させ、スライド
ボタン44の両側にあるストツパ47(1つのみ
図示してある)を第1ハウジング31の溝48及
び第2ハウジング45の溝(図示せず)に納まる
ようにしておく。そして、第2ハウジング45の
管状部分49を弾性管34の他端に圧入し、例え
ば第1ハウジング31の斜線で示す側部50に接
着剤を塗布し、第1ハウジング31と第2ハウジ
ング45を接着固定する。また、接続チユーブ5
1も第1ハウジング31へ接着固定する。
であつて、スライドボタン44の先端部46を第
1ハウジング31の溝43へ位置させ、スライド
ボタン44の両側にあるストツパ47(1つのみ
図示してある)を第1ハウジング31の溝48及
び第2ハウジング45の溝(図示せず)に納まる
ようにしておく。そして、第2ハウジング45の
管状部分49を弾性管34の他端に圧入し、例え
ば第1ハウジング31の斜線で示す側部50に接
着剤を塗布し、第1ハウジング31と第2ハウジ
ング45を接着固定する。また、接続チユーブ5
1も第1ハウジング31へ接着固定する。
第2図はこのようにして完成したこの発明によ
るフラツシユデバイスを示すもので、第2図Aは
その平面図、第2図Bはその正面図である。使用
するときには第9図の如く液体供給源6と血圧ト
ランスジユーサ3との間に配置して使用する。
るフラツシユデバイスを示すもので、第2図Aは
その平面図、第2図Bはその正面図である。使用
するときには第9図の如く液体供給源6と血圧ト
ランスジユーサ3との間に配置して使用する。
上述の如く低速フラツシユの状態ではキヤピラ
リ内の毛細管を通じてのみの流れであるため、流
速はごく微量であり、例えば成人用のフラツシユ
デバイスで約3c.c./hである。このときのこの発
明によるフラツシユデバイスの内部の状態を第3
図に示す。同図において、第3図Aは第2図Bに
おいて線B−Bを切断して示す断面図、第3図B
は第2図Aにおいて線C−Cを切断して示す断面
図である。
リ内の毛細管を通じてのみの流れであるため、流
速はごく微量であり、例えば成人用のフラツシユ
デバイスで約3c.c./hである。このときのこの発
明によるフラツシユデバイスの内部の状態を第3
図に示す。同図において、第3図Aは第2図Bに
おいて線B−Bを切断して示す断面図、第3図B
は第2図Aにおいて線C−Cを切断して示す断面
図である。
第3図において、低速フラツシユの状態である
のでスライドボタン31は何も押されず、従つて
ヒンジ35は延びた状態で弾性管34の突起部3
6は下方に引つぱられない。この結果弾性管34
の内面と管状部材33,49及びキヤピラリ30
の外面との接触面52が密着し、液体封止状態に
なつている。従つて、液体は毛細管53を通して
図中矢印aから矢印bへ流れるのみである。
のでスライドボタン31は何も押されず、従つて
ヒンジ35は延びた状態で弾性管34の突起部3
6は下方に引つぱられない。この結果弾性管34
の内面と管状部材33,49及びキヤピラリ30
の外面との接触面52が密着し、液体封止状態に
なつている。従つて、液体は毛細管53を通して
図中矢印aから矢印bへ流れるのみである。
一方、気泡の除去や系内の洗浄を行うときは、
第2図A中矢印A方向へスライドボタン44を押
して急速フラツシユを行う。この急速フラツシユ
をするためにスライドボタン44を押した状態を
第4図に示す。同図において、第4図Aは第2図
Bにおいて線B−Bを切断して示す断面図、第4
図Bは第2図Aにおいて線C−Cを切断して示す
断面図である。
第2図A中矢印A方向へスライドボタン44を押
して急速フラツシユを行う。この急速フラツシユ
をするためにスライドボタン44を押した状態を
第4図に示す。同図において、第4図Aは第2図
Bにおいて線B−Bを切断して示す断面図、第4
図Bは第2図Aにおいて線C−Cを切断して示す
断面図である。
スライドボタン44を押すとその先端部46に
ヒンジ35のスライド部40が押されて移動し、
これに伴つてヒンジ35が支点部38を回転中心
軸として接続部54の所で第4図Aに示すように
折り曲がり、これによつて弾性管34の突起部3
6が下方に引つぱられる。すると、キヤピラリ3
0及び管状部分33の外面に毛細管53と比較し
て非常に大きなすき間ができ迂回路55,56が
形成される。そして、加圧状態の液体供給源から
は液体が勢いよく第4図Bに矢印Cで示すように
迂回路55,56を通つて血圧トランスジユーサ
の方へ流れる。
ヒンジ35のスライド部40が押されて移動し、
これに伴つてヒンジ35が支点部38を回転中心
軸として接続部54の所で第4図Aに示すように
折り曲がり、これによつて弾性管34の突起部3
6が下方に引つぱられる。すると、キヤピラリ3
0及び管状部分33の外面に毛細管53と比較し
て非常に大きなすき間ができ迂回路55,56が
形成される。そして、加圧状態の液体供給源から
は液体が勢いよく第4図Bに矢印Cで示すように
迂回路55,56を通つて血圧トランスジユーサ
の方へ流れる。
このように本実施例では急速フラツシユ時の操
作はスライドボタン44を押すだけで弾性管34
を容易に変形させることができるので操作性がよ
く、しかもその変形はは弾性管34の突起部36
に対する引つ張り応力によるものなので無理なく
すき間すなわち迂回路55,56を形成できる。
また、応力作用方向とすき間が作られる方向が一
致しているので従来に比し、比較的小さな力で確
実に迂回路55,56を確保できる。
作はスライドボタン44を押すだけで弾性管34
を容易に変形させることができるので操作性がよ
く、しかもその変形はは弾性管34の突起部36
に対する引つ張り応力によるものなので無理なく
すき間すなわち迂回路55,56を形成できる。
また、応力作用方向とすき間が作られる方向が一
致しているので従来に比し、比較的小さな力で確
実に迂回路55,56を確保できる。
更にスライドボタン44を一杯に押すとき、第
1ハウジング31の台座41,42が一種のスト
ツパの役割を果たすので、常に一定の急速フラツ
シユ量を与えることができ、しかも急速フラツシ
ユ時の過度の応力によつて弾性管34等の亀裂や
液もれ等が起きる心配がない。また、急速フラツ
シユに関する機構の破壊防止のため機構部品をハ
ウジング内に収容しているので堅牢である。
1ハウジング31の台座41,42が一種のスト
ツパの役割を果たすので、常に一定の急速フラツ
シユ量を与えることができ、しかも急速フラツシ
ユ時の過度の応力によつて弾性管34等の亀裂や
液もれ等が起きる心配がない。また、急速フラツ
シユに関する機構の破壊防止のため機構部品をハ
ウジング内に収容しているので堅牢である。
第5図〜第8図はこの発明の夫々他の実施例を
示すもので、各図において、第1図〜第4図と対
応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は
省略する。
示すもので、各図において、第1図〜第4図と対
応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は
省略する。
第5図はスライドボタンとヒンジを一体化して
フツシユボタン60を構成した場合である。フツ
シユボタン60を押すとそのヒンジ61が弾性管
34の突起部36を下方に引つ張ることになる。
フツシユボタン60を構成した場合である。フツ
シユボタン60を押すとそのヒンジ61が弾性管
34の突起部36を下方に引つ張ることになる。
第6図はヒンジの代りにレバー62を使用した
場合で、レバー62の一端を第1ハウジング31
側に回動可能に取付け、レバー62の他端側のス
ライドボタン44で押すようにする。スライドボ
タン44を押すことによりレバー62が支点部6
3を支点として時計方向に回動して弾性管34の
突起部36を下方に引つ張ることになる。
場合で、レバー62の一端を第1ハウジング31
側に回動可能に取付け、レバー62の他端側のス
ライドボタン44で押すようにする。スライドボ
タン44を押すことによりレバー62が支点部6
3を支点として時計方向に回動して弾性管34の
突起部36を下方に引つ張ることになる。
第7図はレバーとスライドボタンの代りにプツ
シユレバー64を使用した場合で、プツシユレバ
ー64を押すと、そのレバー部65が弾性管34
の突起部36を下方に引つ張ることになる。
シユレバー64を使用した場合で、プツシユレバ
ー64を押すと、そのレバー部65が弾性管34
の突起部36を下方に引つ張ることになる。
第8図は急速フラツシユの迂回路66を毛細管
53と共にキヤピラリ67内に配置し、キヤピラ
リ67と第1ハウジング31を接着固定したもの
である。
53と共にキヤピラリ67内に配置し、キヤピラ
リ67と第1ハウジング31を接着固定したもの
である。
なお、上述の実施例では、ヒンジ35等の迂回
路開閉手段の取付箇所と迂回路開閉手段の移動量
を制限するストツプ手段としての台座41,42
は共に第1ハウジング31内に設ける場合に付い
て説明したが、迂回路開閉手段の取付部としての
溝39等は第1ハウジング31に配置し、ストツ
プ手段としての台座41,42は第2ハウジング
45に配置するようにしてもよい。
路開閉手段の取付箇所と迂回路開閉手段の移動量
を制限するストツプ手段としての台座41,42
は共に第1ハウジング31内に設ける場合に付い
て説明したが、迂回路開閉手段の取付部としての
溝39等は第1ハウジング31に配置し、ストツ
プ手段としての台座41,42は第2ハウジング
45に配置するようにしてもよい。
上述の如くこの発明によれば、第1及び第2ハ
ウジング内に設けられた弾性管の突起部と迂回路
開閉手段を係合させ、迂回路開閉手段により弾性
管の突起部を伸縮させることにより弾性管近傍に
流体入口と出口を連通する迂回路を形成すると共
に迂回路開閉手段の移動量をストツプ手段で制限
するようにしたので、フラツシユ操作時の過度な
取扱いでもフラツシユ機構である弾性管等が破壊
されるようなことがない。また、比較的小さな力
でフラツシユを行うことができ、操作性がよい。
また、急速フラツシユのための迂回路の開閉が確
実である。また、部品点数が少ない上に簡単な構
造のため安価でしかも機構部品が実質的にハウジ
ング内に収納されているので堅牢である。
ウジング内に設けられた弾性管の突起部と迂回路
開閉手段を係合させ、迂回路開閉手段により弾性
管の突起部を伸縮させることにより弾性管近傍に
流体入口と出口を連通する迂回路を形成すると共
に迂回路開閉手段の移動量をストツプ手段で制限
するようにしたので、フラツシユ操作時の過度な
取扱いでもフラツシユ機構である弾性管等が破壊
されるようなことがない。また、比較的小さな力
でフラツシユを行うことができ、操作性がよい。
また、急速フラツシユのための迂回路の開閉が確
実である。また、部品点数が少ない上に簡単な構
造のため安価でしかも機構部品が実質的にハウジ
ング内に収納されているので堅牢である。
第1図はこの発明の一実施例を示す分解斜視
図、第2図はこの発明によるフラツシユデバイス
の平面図及び正面図、第3図は第2図B及び第2
図Aにおいて夫々線B−B及び線C−Cを切断し
て示す断面図、第4図は第2図B及び第2図Aに
おいて夫々線B−B及び線C−Cを切断して示す
断面図、第5図〜第8図は夫々この発明の他の実
施例を示す断面図、第9図は慣用の観血的血圧測
定の構成図、第10図は従来のフラツシユデバイ
スの分解斜視図、第11図は従来のフラツシユデ
バイスの平面図、正面図及び側面図、第12図は
第11図A及び第11図Bにおいて夫々線A−A
及び線B−Bで切断して示す断面図、第13図は
第11図A及び第11図Bにおいて夫々線A−A
及び線B−Bで切断して示す断面図である。 30はキヤピラリ、31は第1ハウジング、3
4は弾性管、35はヒンジ、36は突起部、37
は穴、38は支点部、39は溝、40はスライド
部、41,42は台座、44はスライドボタン、
45は第2ハウジング、51は接続チユーブであ
る。
図、第2図はこの発明によるフラツシユデバイス
の平面図及び正面図、第3図は第2図B及び第2
図Aにおいて夫々線B−B及び線C−Cを切断し
て示す断面図、第4図は第2図B及び第2図Aに
おいて夫々線B−B及び線C−Cを切断して示す
断面図、第5図〜第8図は夫々この発明の他の実
施例を示す断面図、第9図は慣用の観血的血圧測
定の構成図、第10図は従来のフラツシユデバイ
スの分解斜視図、第11図は従来のフラツシユデ
バイスの平面図、正面図及び側面図、第12図は
第11図A及び第11図Bにおいて夫々線A−A
及び線B−Bで切断して示す断面図、第13図は
第11図A及び第11図Bにおいて夫々線A−A
及び線B−Bで切断して示す断面図である。 30はキヤピラリ、31は第1ハウジング、3
4は弾性管、35はヒンジ、36は突起部、37
は穴、38は支点部、39は溝、40はスライド
部、41,42は台座、44はスライドボタン、
45は第2ハウジング、51は接続チユーブであ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 流体入口と出口を連通する毛細管を有する連
絡手段と、 流体入口と出口を連通する迂回路手段と、 少なくとも1つの突起部を有し、上記迂回路手
段を開閉封止する弾性管と、 該弾性管の突起部にその一部を係合して上記突
起部を引つ張ることにより上記迂回路手段を開閉
する迂回路開閉手段と、 流体入口又は出口を有し、上記迂回路開閉手段
の一部を取付ける取付部及び上記迂回路開閉手段
の移動量を制限するストツプ手段が配設された第
1ハウジングと、 流体出口又は入口を有し、第1ハウジングと共
に上記連絡手段を内封固定する第2ハウジングと を備え、上記迂回路開閉手段の一部は上記第1ハ
ウジングと上記第2ハウジングの接合した空所に
位置することを特徴とするフラツシユデバイス。 2 迂回路開閉手段の取付部は第1ハウジング
に、ストツプ手段は第2ハウジングに配置されて
いる請求項1記載のフラツシユデバイス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1077105A JPH02255121A (ja) | 1989-03-29 | 1989-03-29 | フラッシュデバイス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1077105A JPH02255121A (ja) | 1989-03-29 | 1989-03-29 | フラッシュデバイス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02255121A JPH02255121A (ja) | 1990-10-15 |
JPH053292B2 true JPH053292B2 (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=13624502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1077105A Granted JPH02255121A (ja) | 1989-03-29 | 1989-03-29 | フラッシュデバイス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02255121A (ja) |
-
1989
- 1989-03-29 JP JP1077105A patent/JPH02255121A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02255121A (ja) | 1990-10-15 |
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