JPH0532901Y2 - - Google Patents

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JPH0532901Y2
JPH0532901Y2 JP1987013159U JP1315987U JPH0532901Y2 JP H0532901 Y2 JPH0532901 Y2 JP H0532901Y2 JP 1987013159 U JP1987013159 U JP 1987013159U JP 1315987 U JP1315987 U JP 1315987U JP H0532901 Y2 JPH0532901 Y2 JP H0532901Y2
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electric wire
wire cable
diameter
metal fiber
braid
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、金属シールドを有する電線ケーブル
に関し、より具体的には、屈曲や捩れを受ける移
動の電線ケーブルにおける金属シールド材の改良
に関する。
[従来の技術と考案が解決しようとする課題] 従来、超音波診断装置や、ロボツト又は工作機
械における運動部と固定部との間に配線されるい
わゆる移動用のケーブルにおいては、常に屈曲と
捩れを受けるためその対策が必要とされるのはも
ちろん、電極障害(EMI)対策も必要とされ、
そのためにアルミテープ巻き、銅テープ巻、鉄テ
ープ巻、銅メツシユや軟銅線の網組や横巻として
シールドが設けられていたが、次のような問題点
があつた。
EMI対策としてテープ巻きを行つたり、シ
ールド網組密度を大にしたりした場合、電線ケ
ーブルの曲げ剛性が大きくなり柔軟性が悪くな
る。
ロボツトや工作機械のように可動部や屈曲や
捩れをを受けるとシールドに断線が生ずる。
本考案は、上記の実情に鑑みてなされたもので
あつて、その目的とするところは、前述した従来
技術の問題点を解消し、可撓性があつて断線もし
にくい移動用金属繊維シールド電線ケーブルを提
供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案により提供する移動用金属繊維シールド
電線ケーブルは、電線ケーブルのシールド材とし
て20μm以下(ただし4μm以上)の極細径の金属
繊維を用いたことを特徴とする。
ここで、金属繊維の径を20μm以下に限定した
理由は、後述するように20μmを越えると金属繊
維シールドの可撓性が悪くなり使用過程での断線
の発生が早まるためである。また、4μm以上とし
たのは、4μmを下回る径の金属繊維は実際上製造
が困難であると考えられるからである。
なお、金属繊維の材質としては、ステンレス、
銅、鋼、ニツケル等が使用可能である。
なおまた、金属繊維のシールド材としての使用
形態としては、種々の形態が考えられ、例えば、
金属繊維を編んでテープ状としたものを電線ケー
ブルに巻付けてもよく、現用の銅線網組の中に混
ぜてもよく、導体として使用してもよく、あるい
は横巻シールドとしてもよい。
[実施例] 第1図は、本考案に係る移動用金属繊維シール
ド電線ケーブルの一実施例を示すもので、このよ
うな電線ケーブルは、超音波診断装置、ロボツ
ト、工作機械等の可動部や屈曲を受ける場所に使
用されるものである。
しかして、電線ケーブルは、導体1と絶縁体2
とからなる線心上にバインドテープ3が巻回さ
れ、その上にシールド材として20μm以下の極細
径の金属繊維の編組4が設けられ、さらにその上
にシース5が設けられたものである。
第2図は、上記のようなを構成の電線ケーブル
で、捩じりと屈曲を繰り返した場合における金属
繊維編組4の断線にいたる回数を金属繊維の径と
の関係で示した特性線図である。かかる捩じりと
屈曲は、第3図のようにして行つた。第3図にお
いて、6が試料となる電線ケーブルで、その一端
に上下に往復駆動する治具7に固定し、他端を±
180°往復回転駆動する治具8に固定し、治具7の
上下動により屈曲を繰り返し、治具8の往復回転
により捩れを繰り返してみた。その結果、第2図
に示すように、金属繊維の径が100μmでは10000
回と意外に早く断線することが判明した。また、
金属繊維の径が40μmでも40000回で断線してしま
い、とても実用化できなかつた。ところが、
20μmの径からなる金属繊維の場合には、80000回
まで断線せず、捩れ、屈曲に十分に耐え、実用化
が可能であることが判明した。また、20μm以下
であれば、断線時回数がなお上に引き上げること
が可能であることが判明した。
本考案は、かかる知見に基づいて、20μm以下
の径からなる金属繊維を用いてシールドとしての
編組を形成したものである。ただし、4μmより細
い径の金属繊維を製造することは困難であるた
め、実際上は4〜20μmの範囲で金属繊維の径を
選択すればよいことが理解されよう。
また、かかる極細径の金属繊維で編組を構成し
た場合には、編組密度が大きくなつてシールド効
果の向上に寄与でき、しかも、編組密度が大きく
なつても可撓性が損なわれることが無くなるので
ある。
[考案の効果] 以上説明したような本考案の移動用金属繊維シ
ールド電線ケーブルによれば、20μm以下(ただ
し4μm以上)の極細径の金属繊維にてシールドを
構成したので、シールド編組密度を大きくでき、
しかもそのようにシールド編組密度を大きくして
も可撓性が損なわれず、且つまた、この種の移動
用電線ケーブルにおいて宿命的に屈曲・捩れを
100000回という驚異的な回数で繰り返し受けても
断線せず、長期的に信頼性のあるこの種の移動用
シールド付電線ケーブルを提供できるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る移動用金属繊維シール
ド電線ケーブルの一実施例を示す横断面説明図、
第2図は、金属繊維シールド付の電線ケーブルに
おけるシールド断線時回数を金属繊維径との関係
で示した特性線図、第3図は、同上のデータを得
るために行われた金属繊維シールド付電線ケーブ
ルに対する捩じり・屈曲試験状況を示す説明図で
ある。 符号において、1は導体、2は絶縁体、3はバ
インドテープ、4は金属繊維の編組、5はシース
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電線ケーブルのシールド材として20μm以下
    (ただし4μm以上)の極細径の金属繊維を用いた
    ことを特徴とする移動用金属繊維シールド電線ケ
    ーブル。
JP1987013159U 1987-01-30 1987-01-30 Expired - Lifetime JPH0532901Y2 (ja)

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JPS63121331U JPS63121331U (ja) 1988-08-05
JPH0532901Y2 true JPH0532901Y2 (ja) 1993-08-23

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JPS60136010U (ja) * 1984-02-21 1985-09-10 荏原電線株式会社 デイジタル機器用のシ−ルドケ−ブル

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JPS63121331U (ja) 1988-08-05

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