JPH053283Y2 - - Google Patents

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JPH053283Y2
JPH053283Y2 JP2692089U JP2692089U JPH053283Y2 JP H053283 Y2 JPH053283 Y2 JP H053283Y2 JP 2692089 U JP2692089 U JP 2692089U JP 2692089 U JP2692089 U JP 2692089U JP H053283 Y2 JPH053283 Y2 JP H053283Y2
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rolls
roll
wood
belt
drive motor
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  • Debarking, Splitting, And Disintegration Of Timber (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は木材皮剥装置に関するものである。
[従来の技術及び本考案が解決しようとする課
題] 良質のチツプを製造する為には、予め原料木材
の樹皮を除去して置くことが望ましいが、幹が曲
がつている樹木、節のあるもの又は端材等の比較
的短いもの等については、樹皮の除去を容易に行
うことが出来ないか、又は除去作業に手間がかか
りその結果コスト高になり勝ちとなる等の欠点が
あるので、この様な理由によりこの種の樹木を原
料木材として使用しないときは、大切な資源が有
効に利用されないこととなり、又、樹皮が完全に
除去されていない原料木材を使用してチツプを製
造するときは品質の低下を来す等の問題があつ
た。
本考案は上記の様な従来の問題点に鑑み、幹が
曲がつている樹木、節のあるもの又は端材等の比
較的短いもの等の樹皮を短時間のうちに能率良く
完全に除去することが出来る皮剥装置を提供せん
とするものである。
[課題を解決する為の手段] 上記目的を達成する為、本考案は、互いに間隔
を隔てて対設した左右両側板1,1′に取付けた
軸受5に支持させて周面に皮剥刃4,4′を突設
した複数のロール3,3′を作業前面を低く反対
面を高く弧面状に配設すると共に各ロール3,
3′を一個置きに選択して形成した二組のロール
群に夫々ベルト8,8′を張設し、之等二組のロ
ール群をベルト10,10′,12,12′により
駆動モーター13に連係させたものである。
[作用] 本考案に係る木材皮剥装置は上記の用に構成さ
れているから、駆動モーター13に通電すること
により凡てのロール3,3′を後方送り回転(図
面第2図に於て左回転)させてから、左右両側板
1,1′とその内側に配設した複数のロール3…
…3,3′……3′とにより形成された木材収容部
イイに、該収容部イからこぼれ落ちない範囲の複
数本の幹が曲がつている樹木、節のあるもの又は
端材等の比較的短いもの等の様な原料木材を投入
すれば、各原料木材の表面はロール3,3′の周
面に突設した皮剥刃4,4′で掻き削られ、之と
同時に後方へ送られ勝ちに回転させられるので、
複数本の原料木材は互いにぶつかり合つて樹幹の
表面が相互に擦れ合うので、この様な皮剥刃4,
4′による掻き削り作用と樹幹相互の摩擦作用と
により樹皮は除去され、除去された樹皮は各ロー
ル3とロール3′との間から下方へ落下するもの
であるが、この様にして樹皮が除去される過程に
於ては、皮剥刃4,4′が樹幹に食い込んだり、
又は原料木材がロールの軸心と直交する方向に転
位してロールとロールとの間に挾まつたりするこ
ともあり得るが、之により二組のロール群のうち
の何れか一方のロール群のロールが停止しても、
二組のロール群は動力の伝達経路が互いに異なる
ので、他の一組のロール群のロールは停止するこ
となく回転し、この回転しているロールにより原
料木材は直ちに跳ね上げられる為、一方のロール
群のロールは瞬間的に停止するだけで引き続き回
転するので、ロールの回転が完全に停止してしま
う虞なく原料木材の樹皮は効率良く除去されて行
くもので、この様にして樹皮がきれいに除去され
たら、次に駆動モーター13を逆回転させること
により凡てのロール3,3′を前方送り回転(図
面第2図に於て右回転)させれば、ロール3,
3′は作業前面を低く反対面を高く弧面状に配設
されているので、収容部イに収容されている樹皮
の除去された原料木材は本装置の前方へ自動的に
送り出されるものである。
[実施例] 本考案の実施例を図面に付き説明すれば下記の
通りである。
図中1,1′は互いに間隔を隔てて対設した左
右両側板で、夫々機枠2に固定してある。3……
3,3′……3′は周面に皮剥刃4,4′を突設し
た複数のロールで、前記左右両側1,1′に取付
けた軸受5にその軸6を支持させて作業前面を低
く反対面を高く弧面状に配設すると共に各ロール
を一個置きに選択して形成した二組のロール群、
即ち、前側(図面第3図に於て右側、図面第4図
に於て左側)から2番面、4番目、6番目及び8
番目に夫々当たるロール3……3群と同様に前側
から1番目、3番目、5番目及び7番目に夫々当
たるロール3′……3′群とに区別し、前者のロー
ル3……3群については、図面第3図に示す様に
左側板1の外側に突出させた各ロール3……3の
軸6端に設けた互いに隣接するスプロケツト7…
…7にチエーンベルト8……8を張設して連結
し、そして、前側から2番目に当たるロール3の
軸6端に設けたスプロケツト9をチエーンベルト
10により減速機11に連係させ、更にこの減速
機11をVベルト12により駆動モーター13に
連係させてあり、又、上記後者のロール3′……
3′群については、図面第4図に示す様に右側板
1′の外側に突出させた各ロール3′……3′の軸
6端に設けた互いに隣接するスプロケツト7′…
…7′にチエーンベルト8′……8′を張設して連
結し、そして、図面第3図に示す様に左側板1の
外側に突出させた前側から7番目に当たるロール
3′の軸6端に設けたスプロケツト9′をチエーン
ベルト10′により減速機11′に連係させ、更に
この減速機11′をVベルト12′により駆動モー
ター13に連係させることにより、凡てのロール
3……3,3′……3′が同一方向に回転する様に
してある。
尚、図面に示す皮剥刃4は最も前側のロール
3′の周面に設けた皮剥刃を除いて凡て鋸歯状の
皮剥刃で、各ロール3……3,3′……3′の周面
に多数突設してあり、又、最も前側のロール3′
の周面には、左右両側板1,1′とその内側に上
記の様に配設した複数のロール3……3,3′…
…3′とにより形成された木材収容部イに投入さ
れる原料木材に対する後方送り込み作用又は前方
送り出し作用を主として有する突条型の皮剥刃
4′を軸心と並行に固定してあるが、之等皮剥刃
4,4′の形状は図面に示したものに限定される
ものではない。又、図面中には上記木材収容部イ
に収容された原料木材が皮剥処理中にこぼれ落ち
ることを防止する為、弧面状に配設した複数のロ
ール3……3,3′……3′に於ける最も前側のロ
ール3′と最も後側のロール3の上部延長線上に
夫々着脱自在又は固定状態にこぼれ防止板14,
14′を設けてあるが、複数のロールを図面に示
した状態よりも更に深い弧面状に配設した場合に
は之等こぼれ防止板14,14′を設けなくても
実施出来る可能性があるものと思われる。
又、この実施例に於ては単一の駆動モーター1
3を使用しているが、減速機11又は11′をV
ベルト12又は12′により駆動モーター13に
連係させてあるから、二組のロール群のうちの何
れかのロール群に過大な負荷がかかつた場合には
当該一組のロール群に対応するVベルト12又は
12′がスリツプして当該一組のロール群のロー
ルは停止するが、この場合他の一組のロール群の
ロールは回転し続けるから、二組のロール群は駆
動モーター13と減速機11,11′とを介して
一連に連結されてはいるが、過大な負荷がかかつ
たときの動作は一連的ではない。このことは駆動
モーターを二個使用した場合にはより一層明瞭と
なる。即ち、減速機11又は11′をベルトを介
して各別に異なる駆動モーターに連係させてもよ
いが、経済性の点から上記実施例の様に単一の駆
動モーターを使用するのが通常であろう。又、減
速機付き駆動モーターを使用すれば減速機は当然
必要なくなるので、上記スプロケツト9又は9′
をベルトにより該減速機付き駆動モーターに直接
連係させることになる。この場合連係用のベルト
は、単一の駆動モーターで実施する場合はVベル
ト等のスリツプ可能なベツトが使用され、駆動モ
ーターを二個使用する場合はVベルト等スリツプ
可能なベルトであつてもチエーンベルトであつて
も実施出来る可能性はある。
[考案の効果] 本考案は上記の様に左右両側板とその内側に配
設した複数のロールとにより形成された木材収容
部に複数本の原料木材を投入し、この原料木材の
表面を同一方向に回転する複数のロールの周面に
突設した皮剥刃で掻き削り、之と同時に回転力を
与えて相互に擦り合させることにより、皮剥刃に
よる掻き削り作用と樹幹相互の摩擦作用とにより
樹皮を除去するものであるから、幹が曲がつてい
る樹木、節のあるもの又は端材等の比較的短いも
の等についても、之等原料木材を複数本まとめて
上記木材収容部に投入して稼動させれば、通常で
は樹皮の除去を容易に行うことが出来ないか、又
は除去作業に手間がかかる幹が曲がつている樹木
とか節のあるもの又は端材等の比較的短いもの等
についても能率良く容易に皮剥処理を行うことが
出来るものである。又、一般にこの種の構造の装
置に於ては、樹皮が除去される過程で皮剥刃が樹
幹に食い込んだり、又は原料木材がロールの軸心
と直交する方向に転位してロールとロールとの間
に挾まり、為に凡てのロールが完全に停止してし
まう虞があるが、本考案は複数のロールを弧面状
に配設すると共に各ロールを一個置きに選択して
形成した二組のロール群に夫々ベルトを張設し、
之等二組のロール群をベルトにより駆動モーター
に連係させることにより、二組のロール群の動力
の伝達経路を互いに異なる経路としたから、上記
の様な場合に於て二組のロール群のうちの何れか
一方のロール群のロールが停止しても、他の一組
のロール群のロールは停止することなく回転し、
この回転しているロールにより原料木材は直ちに
跳ね上げられる為、一方のロール群のロールは瞬
間的に停止するだけで引き続き回転するので、ロ
ールの回転が完全に停止してしまう虞なく原料木
材の樹皮は効率良く除去されるものである。更
に、複数のロールは作業前面を低く反対面を高く
配設されているので、皮剥処理が終了した階段で
駆動モーターを逆回転させれば樹皮の除去された
原料木材は本装置の前方へ自動的に送り出される
から、原料木材を木材収容部に投入し易いと同時
に皮剥処理後の取出しも極めて容易に行われる等
の特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る装置の平面図。第2図は
第1図に示すA−A線の断面図。第3図は本考案
に係る装置の左側面図。第4図は同上右側面図で
ある。 図中、1,1′は左右両側板。3,3′はロー
ル。4,4′は皮剥刃。5は軸受。8,8′,1
0,10′はチエーンベルト。12,12′はVベ
ルト。13は駆動モーター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに間隔を隔てて対設した左右両側板に取付
    けた軸受に支持させて周面に皮剥刃を突設した複
    数のロールを作業前面を低く反対面を高く弧面状
    に配設すると共に各ロールを一個置きに選択して
    形成した二組のロール群に夫々ベルトを張設し、
    之等二組のロール群をベルトにより駆動モーター
    に連係させてなる木材皮剥装置。
JP2692089U 1989-03-09 1989-03-09 Expired - Lifetime JPH053283Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2692089U JPH053283Y2 (ja) 1989-03-09 1989-03-09

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JP2692089U JPH053283Y2 (ja) 1989-03-09 1989-03-09

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Publication Number Publication Date
JPH02117103U JPH02117103U (ja) 1990-09-19
JPH053283Y2 true JPH053283Y2 (ja) 1993-01-27

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