JPH05327026A - 赤外発光ダイオード - Google Patents

赤外発光ダイオード

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JPH05327026A
JPH05327026A JP4130567A JP13056792A JPH05327026A JP H05327026 A JPH05327026 A JP H05327026A JP 4130567 A JP4130567 A JP 4130567A JP 13056792 A JP13056792 A JP 13056792A JP H05327026 A JPH05327026 A JP H05327026A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
package
emitting diode
light emitting
infrared light
diode chip
Prior art date
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Pending
Application number
JP4130567A
Other languages
English (en)
Inventor
Junzo Ishizaki
順三 石崎
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】パッケージを小型化且つ薄型化しながらもパッ
ケージセンターから約±30°の領域において放射強度
が一様にピーク値を示すような指向特性を有する赤外発
光ダイオードを提供する。 【構成】赤外発光ダイオードチップ1およびこれを取着
したリードフレーム4を、光散乱効果を有するフィラー
6を含有した透光性樹脂5により被覆する。この透光性
樹脂を矩形状の小型で薄型のパッケージ構造に形成す
る。赤外発光ダイオードチップからの発光がフィラーに
より散乱されてチップの電極に対向するパッケージセン
ター部に回り込む。この光散乱効果により、略矩形状の
バッケージコーナー部におけるレンズ効果および空気と
樹脂との境界面での反射光が各々著しく低減する。従っ
て、パッケージセンターから約±30°の指向角の領域
において放射強度が一様にピーク値となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として各種電子機器
に用いられる光半導体装置、特に広指向性を必要とする
エンコーダ等に用いて顕著な効果を得られる赤外発光ダ
イオードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】斯かる従来の広指向性赤外発光ダイオー
ドのパッケージ構造は、図3に示すように、赤外発光ダ
イオードチップ(1)をリードフレーム(4)のヘッダ
ー部上にボンディング等により取り付け、一般に透光性
樹脂(3)を用いてトランスファモールド或いは注型に
より赤外発光ダイオードチップ(1)等の周囲に集光レ
ンズを形成するよう略半球形状に被覆し、パッケージを
形成した構成になっている。このような赤外発光ダイオ
ードの放射強度の指向特性は、図4に示すように、金ワ
イヤ等によりリードフレーム(4)のリード端子に接続
される赤外発光ダイオードチップ(1)のアノード電極
(2)部分の影響により、このアノード電極(2)に対
向するパッケージセンター付近の放射強度が大きく低下
するとともに、パッケージセンター付近に対し±40°
〜50°の指向角付近に放射強度のピーク値を有する指
向性となる傾向にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の赤
外発光ダイオードの主な用途であるエンコーダ等におい
ては、センター付近から約±30°の領域において放射
強度が一様となるような指向特性を有する赤外発光ダイ
オードを用いるのが理想的である。然し乍ら、従来の広
指向性赤外発光ダイオードは、前述のようにパッケージ
センター付近の放射強度が大きく低下し且つセンター付
近に対し±40°〜50°の指向角付近に放射強度のピ
ーク値を有しているために、高精度のエンコーダ等を得
られない問題がある。また、図5のような略半球状のパ
ッケージ構造であるために、光学系の曲率等によって近
年のデバイスの小型化および薄型化の要望に対して自ず
と限度がある。
【0004】また、小型化且つ薄型化を図るために、透
光性樹脂(4)によるパッケージ構造を図5に示すよう
に略矩形状のフラットな形状にした場合には、赤外発光
ダイオードチップ(1)のアノード電極(2)部分の影
響と、空気と樹脂(3)との境界面での反射光(L1)
が赤外発光ダイオードチップ(1)の裏側に回り込むこ
ととにより、これの指向特性を示した図6のように、バ
ッケージセンター付近の放射強度が大きく低下するとと
もに、赤外発光ダイオードチップ(1)に対し約±50
°方向に位置するパッケージコーナー部(31)による
レンズ効果により光(L2)が集光されるために、パッ
ケージセンターに対し約±50°の指向角に放射強度の
ピーク値が存在する。従って、指向特性が悪くなってエ
ンコーダ等には到底適用できないものとなる。
【0005】そこで本発明は、パッケージを小型化且つ
薄型化しながらもパッケージセンターから約±30°の
領域において放射強度が一様にピーク値を示すような指
向特性を有する赤外発光ダイオードを提供することを技
術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した課題
を達成するための技術的手段として、赤外発光ダイオー
ドを次のように構成した。即ち、赤外発光ダイオードチ
ップおよびこれを取着したリードフレームを透光性樹脂
により被覆してなる赤外発光ダイオードにおいて、前記
透光性樹脂に、光散乱効果を有するフィラーを含有し、
該透光性樹脂を略矩形のパッケージ構造に形成したこと
を特徴として構成されている。
【0007】
【作用】赤外発光ダイオードチップから発する光は、透
光性樹脂内に含有する光散乱効果を有するフィラーによ
り散乱されるので、この散乱光が赤外発光ダイオードチ
ップのアノード電極に対向するパッケージセンター付近
へも回り込み、また、略矩形状のパッケージ構造とした
透光性樹脂によるパッケージコーナー部において、光散
乱効果により集光現象が発生しない。従って、略矩形状
の小型化且つ薄型化したパッケージ構造を備えながらも
パッケージセンターから約±30°の領域において放射
強度が一様ににピーク値となる高放射強度で広指向特性
を有する赤外発光ダイオードを得られる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例について図面
を参照しながら詳述する。図1は本発明の一実施例を示
し、同図において図3および図5と同一若しくは同等の
ものには同一の符号を付してその説明を省略する。そし
て、透光性樹脂(5)に、光散乱効果を有するフィラー
(6)を含有させ、このフィラー(6)を含有した透光
性樹脂(5)を略矩形のパッケージ構造に形成してリー
ドフレーム(4)および赤外発光ダイオードチップ
(1)を被覆封止した構成となっている。
【0009】従って、赤外発光ダイオードチップ(1)
からの発光は、透光性樹脂(5)内に含有する光散乱効
果を有するフィラー(6)により散乱されるので、この
散乱光が赤外発光ダイオードチップ(1)のアノード電
極(2)に対向するパッケージセンター付近にも回り込
んで出射し、また、略矩形状のパッケージ構造とした透
光性樹脂(5)によるパッケージコーナー部におけるレ
ンズ効果も光散乱効果により著しく低減されて集光現象
が殆ど発生しない。更に、空気と樹脂(5)との境界面
での反射光も光散乱効果により格段に低減する。従っ
て、略矩形状の小型化且つ薄型化したパッケージ構造を
備えながらも、これの指向特性を示した図2の実線の特
性曲線のように、パッケージセンターから約±30°の
領域において放射強度が略一様にピーク値となる高放射
強度で広指向特性を有するものとなる。図2には、比較
のために、前記実施例の赤外発光ダイオードの指向特性
のピーク放射強度を100パーセンとした時の図3およ
び図5の各赤外発光ダイオードの各々の指向特性を1線
鎖線および2点鎖線でそれぞれ示してある。この比較か
ら明らかなように、パッケージセンターから±30°の
領域の放射強度が格段に大きくなり、特にエンコーダ等
に最適のものとなる。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明の赤外発光ダイオー
ドによると、パッケージを構成する透光性樹脂に光散乱
効果を有するフィラーを含有するのみの簡単な構成によ
り、パッケージ構造を略矩形状として小型化且つ薄型化
を図りながらも、パッケージセンターから約±30°の
指向角の領域において放射強度が略一様にピーク値とな
る指向特性を有し、特に、エンコーダ等に適用して最適
のものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の縦断面図である。
【図2】同上の指向特性図である。
【図3】従来の広指向性赤外発光ダイオードの縦断面図
である。
【図4】同上の指向特性図である。
【図5】従来の他の広指向性赤外発光ダイオードの縦断
面図である。
【図6】同上の指向特性図である。
【符号の説明】
1 赤外発光ダイオードチップ 4 リードフレーム 5 透光性樹脂 6 フィラー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外発光ダイオードチップおよびこれを
    取着したリードフレームを透光性樹脂により被覆してな
    る赤外発光ダイオードにおいて、前記透光性樹脂に、光
    散乱効果を有するフィラーを含有し、該透光性樹脂を略
    矩形のパッケージ構造に形成したことを特徴とする赤外
    発光ダイオード。
JP4130567A 1992-05-22 1992-05-22 赤外発光ダイオード Pending JPH05327026A (ja)

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JP4130567A JPH05327026A (ja) 1992-05-22 1992-05-22 赤外発光ダイオード

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1997004509A2 (de) * 1995-07-19 1997-02-06 Siemens Aktiengesellschaft Halbleiterlaserchip und infrarot-emitter-bauelement
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WO2017131361A3 (ko) * 2016-01-29 2018-08-02 주식회사 효성 희토류 금속 산화물 입자가 포함된 적외선 led 패키지

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