JPH05326131A - ロール装置 - Google Patents

ロール装置

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JPH05326131A
JPH05326131A JP12732692A JP12732692A JPH05326131A JP H05326131 A JPH05326131 A JP H05326131A JP 12732692 A JP12732692 A JP 12732692A JP 12732692 A JP12732692 A JP 12732692A JP H05326131 A JPH05326131 A JP H05326131A
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roller
shaft
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electromagnetic coil
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Yoshio Baida
芳男 倍田
Masaaki Tanaka
正昭 田中
Kenji Kataoka
憲二 片岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ローラ内部から冷却できるように構成し、短
時間に冷却できるロール装置を得る。 【構成】 中空のローラ1の両側に中空の第1、第2筒
体2、3をそれぞれ一体的に連設する。ローラ1の内部
に固定軸4を配置する。固定軸4に一方側軸端部4aか
ら他方側軸端部4b近傍まで延在する軸方向に形成され
た導入孔16を設ける。固定軸4の他方側軸端部4bの
ベアリング10より内方で導入孔16と連通して形成さ
れ、導入孔16を流通する冷却媒体を固定軸4の他方側
軸端部4bと第2筒体3との間に形成される空間14に
導出させる導出孔17を設ける。ローラ1と電磁コイル
5との間に流通路18を形成する。固定軸4に一方側軸
端部4aと第1筒体2との間に流通路18を流通した冷
却媒体を外部に導出する導出路19を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はローラ内に配置された
電磁コイルによってローラを誘導加熱するロール装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図26は例えば実公昭58−48797
号公報に開示された従来のロール装置を示し、図26に
おいて、1は中空のローラであり、1aはローラ1の内
面、1bはローラ1の外面である。2,3はローラ1の
両側にそれぞれ一体的に連設された中空の第1,第2筒
体、4はローラ1の内部に配置された固定軸であり、一
方側軸端部4aが第1筒体2内を挿通して外部に延在
し、他方側軸端部4bが第2筒体3内に挿通している。
5は固定軸4に鉄心6を介して巻装された電磁コイルで
あり、ローラ1と同心的に配置されている。5aはこの
電磁コイル5の外面である。7,8は第1,第2筒体
2,3の外周側にそれぞれ配設された軸受機構であり、
それぞれベアリング7a,8aと軸受台7b,8bとで
構成され、ローラ1を支持すると共にローラ1を回転自
在に支承する。9は第1筒体2と固定軸4の一方側軸端
部4aとの間に配設されたベアリング、10は第2筒体
3と固定軸4の他方側軸端部4bとの間に配設されたベ
アリングである。そして、これらベアリング9,10、
第1,第2筒体2,3を介して固定軸4は軸受機構7,
8に支持される。11は第1筒体2内を挿通して外部に
延在する固定軸4の一方側軸端部4aの回動を阻止する
基台である。12はローラ1の内面1aと電磁コイル5
の外面5aと間に形成される空間、13,14は第1,
第2筒体2,3と固定軸4の両軸端部4a,4bと間に
それぞれ形成される空間である。
【0003】次に動作について説明する。電源をONし
て図示されないリード線を通じて電磁コイル5を励磁す
ることにより、ローラ1が誘導加熱されローラ1は高温
となる。そのローラ1は両側に連設された第1、第2筒
体2,3の外周側に配置した軸受機構7,8により回転
自在に支承されている。ローラ1内の固定軸はベアリン
グ9,10を配置したことにより軸受機構7,8にロー
ラ1と共にその荷重が支持され、固定軸4の回動は外部
に配置した基台11によって阻止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来装置では、ローラ1と電磁コイル5の間に形成さ
れる空間12および第1,第2筒体2,3と固定軸4の
両軸端部4a,4bとの間にそれぞれ形成される空間1
3,14が、両側のベアリング9,10により密閉され
るため、誘導加熱により加熱されたローラ1からの放熱
により空間12の空気温度はローラ1とほぼ同じ温度に
なり、その空間12に囲まれた電磁コイル5は周囲空気
温度が高いために放熱を行いにくく高温となる問題点が
あった。また、ローラ1を冷却する際は、ローラ1の近
傍に図示しないファンを設置し、そのファンからの風を
ローラ1の外面1bに送風し、ローラ1の外面1bから
冷却するようになっている。しかし、ローラ1と電磁コ
イル5との間に形成される空間12が密閉されているた
め、電磁コイル5の周囲温度が高く、電磁コイル5の外
面5aからの放熱がほとんど行われず、電磁コイル5の
温度がなかなか下がらない。そのため、ローラ1の内面
1aは高温のままの電磁コイル5の外面5aからの輻射
を受け、ローラ1は外面1bからは放熱されるものの内
面1aからは加熱されるので、ファンによる冷却時間が
長くかかっていた。したがって、電源をOFFしても、
ローラ1に曲がりが生じないよう、ローラ1が低温にな
るまで長時間ローラ1を回転させ、ファンからの風をロ
ーラ1の外面1bに送風し続けなければならない。ま
た、高温のフィルムを通した後、低温のフィルムを通す
場合は、ローラ1の温度を下げるための段取り替えに時
間がかかるという問題点があった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、短時間に冷却できるロール装
置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るロール装
置は、中空のローラの両側にそれぞれ一体的に連設され
た中空の第1,第2筒体と、ローラの内部に配置され、
一方側軸端部が第1筒体内を挿通して外部に延在し、電
磁コイルが巻装される固定軸と、固定軸の他方側軸端部
と第2筒体との間に配置されたベアリングと、固定軸に
軸方向に形成され、一方側軸端部の端部から他方側軸端
部の端部近傍まで延在する冷却媒体の導入孔と、固定軸
の他方側軸端部のベアリングより内方で導入孔と連通し
て形成され、導入孔を流通する冷却媒体を固定軸の他方
側軸端部と第2筒体との間に形成される空間に導出させ
る導出孔と、ローラと電磁コイルとの間に形成される流
通路と、固定軸の一方側軸端部と第1筒体との間に形成
され、流通路を流通した冷却媒体を外部に導出する導出
路とを設けたものである。
【0007】また、中空のローラの両側にそれぞれ一体
的に連設された中空の第1,第2筒体と、ローラの内部
に配置され、一方側軸端部が第1筒体内を挿通して外部
に延在し、積層された鉄心を介して電磁コイルが巻装さ
れる固定軸と、固定軸の他方側軸端部と第2筒体との間
に配置されたベアリングと、固定軸に軸方向に形成さ
れ、一方側軸端部の端部から他方側軸端部の端部近傍ま
で延在する冷却媒体の導入孔と、固定軸の他方側軸端部
のベアリングより内方で導入孔と連通して形成され、導
入孔を流通する冷却媒体を固定軸の他方側軸端部と第2
筒体との間に形成される空間に導出させる導出孔と、ロ
ーラと電磁コイルとの間に形成される流通路と、固定軸
の一方側軸端部と第1筒体との間に形成され、流通路を
流通した冷却媒体を外部に導出する導出路と、電磁コイ
ルと鉄心との間に形成される分岐流通路とを設けたもの
である。
【0008】また、中空のローラの両側にそれぞれ一体
的に連設された中空の第1,第2筒体と、ローラの内部
に配置され、一方側軸端部が第1筒体内を挿通して外部
に延在し、積層された鉄心を介して電磁コイルが巻装さ
れる固定軸と、固定軸の他方側軸端部と第2筒体との間
に配置されたベアリングと、固定軸に軸方向に形成さ
れ、一方側軸端部の端部から他方側軸端部の端部近傍ま
で延在する冷却媒体の導入孔と、固定軸の他方側軸端部
のベアリングより内方で導入孔と連通して形成され、導
入孔を流通する冷却媒体を固定軸の他方側軸端部と第2
筒体との間に形成される空間に導出させる導出孔と、ロ
ーラと電磁コイルとの間に形成される流通路と、固定軸
の一方側軸端部と第1筒体との間に形成され、流通路を
流通した冷却媒体を外部に導出する導出路と、鉄心と固
定軸との間に形成される分岐流通路とを設けたものであ
る。
【0009】また、中空のローラの両側にそれぞれ一体
的に連設された中空の第1,第2筒体と、ローラの内部
に配置され、一方側軸端部が第1筒体内を挿通して外部
に延在し、電磁コイルが複数層にわたって巻装される固
定軸と、固定軸の他方側軸端部と第2筒体との間に配置
されたベアリングと、固定軸内に軸方向に形成され、一
方側軸端部から他方側軸端部の端部近傍まで延在する冷
却媒体の導入孔と、固定軸の他方側軸端部にベアリング
より内方で導入孔と連通して形成され、導入孔を流通す
る冷却媒体を固定軸の他方側軸端部と第2筒体との間に
形成される空間に導出させる導出孔と、ローラと電磁コ
イルとの間に形成される流通路と、固定軸の一方側軸端
部と第1筒体との間に形成され、流通路を流通した冷却
媒体を外部に導出する導出路と、電磁コイルの層間に形
成されるコイル層間流通路とを設けたものである。
【0010】また、中空のローラの両側にそれぞれ一体
的に連設された中空の第1,第2筒体と、ローラの内部
に配置され、一方側軸端部が第1筒体内を挿通して外部
に延在し、電磁コイルが巻装される固定軸と、固定軸の
他方側軸端部と第2筒体との間に配置されたベアリング
と、固定軸に軸方向に形成され、一方側軸端部の端部か
ら他方側軸端部の端部近傍まで延在する冷却媒体の導入
孔と、固定軸の他方側軸端部のベアリングより内方で導
入孔と連通して形成され、導入孔を流通する冷却媒体を
固定軸の他方側軸端部と第2筒体との間に形成される空
間に導出させる導出孔と、ローラと電磁コイルとの間に
形成される流通路と、固定軸の一方側軸端部と第1筒体
との間に形成され、流通路を流通した冷却媒体を外部に
導出する導出路と、電磁コイルの導体の内部に形成され
るコイル内通風路とを設けたものである。
【0011】また、中空のローラの両側にそれぞれ一体
的に連設された中空の第1,第2筒体と、ローラの内部
に配置され、一方側軸端部が第1筒体内を挿通して外部
に延在し、電磁コイルが巻装される固定軸と、固定軸の
他方側軸端部と第2筒体との間に配置されたベアリング
と、固定軸に軸方向に形成され、一方側軸端部の端部か
ら他方側軸端部の端部近傍まで延在する冷却媒体の導入
孔と、固定軸の他方側軸端部のベアリングより内方で導
入孔と連通して形成され、導入孔を流通する冷却媒体を
固定軸の他方側軸端部と第2筒体との間に形成される空
間に導出させる導出孔と、ローラと電磁コイルとの間に
形成される流通路と、固定軸の一方側軸端部と第1筒体
との間に形成され、流通路を流通した冷却媒体を外部に
導出する導出路と、導入孔に配置された導入ファンとを
設けたものである。
【0012】また、中空のローラの両側にそれぞれ一体
的に連設された中空の第1,第2筒体と、ローラの内部
に配置され、一方側軸端部が第1筒体内を挿通して外部
に延在し、電磁コイルが巻装される固定軸と、固定軸の
他方側軸端部と第2筒体との間に配置されたベアリング
と、固定軸に軸方向に形成され、一方側軸端部の端部か
ら他方側軸端部の端部近傍まで延在する冷却媒体の導入
孔と、固定軸の他方側軸端部のベアリングより内方で導
入孔と連通して形成され、導入孔を流通する冷却媒体を
固定軸の他方側軸端部と第2筒体との間に形成される空
間に導出させる導出孔と、ローラと電磁コイルとの間に
形成される流通路と、固定軸の一方側軸端部と第1筒体
との間に形成され、流通路を流通した冷却媒体を外部に
導出する導出路と、導出路に配置された送出手段とを設
けたものである。
【0013】また、中空のローラの両側にそれぞれ一体
的に連設された中空の第1,第2筒体と、ローラの内部
に配置され、一方側軸端部が第1筒体内を挿通して外部
に延在し、電磁コイルが巻装される固定軸と、電磁コイ
ルの周囲を覆うモールドと、固定軸の他方側軸端部と第
2筒体との間に配置されたベアリングと、固定軸に軸方
向に形成され、一方側軸端部の端部から他方側軸端部の
端部近傍まで延在する冷却媒体の導入孔と、固定軸の他
方側軸端部のベアリングより内方で導入孔と連通して形
成され、導入孔を流通する冷却媒体を固定軸の他方側軸
端部と第2筒体との間に形成される空間に導出させる導
出孔と、ローラと電磁コイルとの間に形成される流通路
と、固定軸の一方側軸端部と第1筒体との間に形成さ
れ、流通路を流通した冷却媒体を外部に導出する導出路
と、導出路内の冷却媒体の流れを規制するシールと、導
出路から導出する冷却媒体を回収するガイドとを設けた
ものである。
【0014】また、中空のローラの両側にそれぞれ一体
的に連設された中空の第1,第2筒体と、ローラの内部
に配置され、一方側軸端部が第1筒体内を挿通して外部
に延在し、電磁コイルが巻装される固定軸と、固定軸の
他方側軸端部と第2筒体との間に配置されたベアリング
と、固定軸の他方側軸端部に配設した回転式コネクタ
と、固定軸の他方側軸端部と一体的に連接した回転式コ
ネクタの固定部の取付台と、第2筒体と一体的に連接し
た回転式コネクタの回転部の支え台と、第2筒体と一体
的に回転式コネクタを囲繞するように連接されたカバー
体と、固定軸内に軸方向に貫通して形成された冷却媒体
の導入孔と、回転式コネクタと取付台との間に形成さ
れ、導入孔と連通するる第1の通風路と,固定軸の他方
側軸端部のベアリングと第2筒体との間に形成され、第
1の通風路と連通し、導入孔を流通する冷却媒体を固定
軸の他方側軸端部と第2筒体との間に形成される空間に
導出させる第2の通風路と、ローラと電磁コイルとの間
に形成される流通路と、固定軸の一方側軸端部と第1筒
体との間に形成され、流通路を流通した冷却媒体を外部
に導出する導出路とを設けたものである。
【0015】また、中空のローラの両側にそれぞれ一体
的に連設された中空の第1,第2筒体と、ローラの内部
に配置され、一方側軸端部が第1筒体内を挿通して外部
に延在し、電磁コイルが巻装される固定軸と、固定軸の
他方側軸端部と第2筒体との間に配置されたベアリング
と、固定軸に軸方向に形成され、一方側軸端部の端部か
ら他方側軸端部の端部近傍まで延在する冷却媒体の導入
孔と、固定軸の他方側軸端部の上記ベアリングより内方
で導入孔と連通して形成され、導入孔を流通する冷却媒
体を固定軸の他方側軸端部と第2筒体との間に形成され
る空間に導出させる導出孔と、ローラと電磁コイルとの
間に形成される流通路と、固定軸の一方側軸端部と第1
筒体との間に形成され、流通路を流通した冷却媒体を外
部に導出する導出路と、導出孔から導出する冷却媒体の
一部を流入させるよう固定軸と電磁コイルとの間に軸方
向に形成された通風路と、電磁コイル部に通風路と連通
して半径方向に形成される半径方向流通路とを設けたも
のである。
【0016】また、中空のローラの両側にそれぞれ一体
的に連設された中空の第1,第2筒体と、ローラの内部
に配置され、一方側軸端部が第1筒体内を挿通して外部
に延在し、電磁コイルが巻装される固定軸と、固定軸の
他方側軸端部と第2筒体との間に配置されたベアリング
と、固定軸に軸方向に形成され、一方側軸端部の端部か
ら他方側軸端部の端部近傍まで延在する冷却媒体の導入
孔と、固定軸の他方側軸端部のベアリングより内方で導
入孔と連通して形成され、導入孔を流通する冷却媒体を
固定軸の他方側軸端部と第2筒体との間に形成される空
間に導出させる導出孔と、ローラと上記電磁コイルとの
間に形成される流通路と、固定軸の一方側軸端部と第1
筒体との間に形成され、流通路を流通した冷却媒体を外
部に導出する導出路と、固定軸に形成され、導入孔を流
通する冷却媒体の一部を導入する通風孔と、電磁コイル
部に通風孔と連通して半径方向に形成され、導入孔から
流通路まで電磁コイル部の半径方向に冷却媒体を通す半
径方向通風路とを設けたものである。
【0017】また、中空のローラの両側にそれぞれ一体
的に連設された中空の第1,第2筒体と、ローラの内部
に配置され、一方側軸端部が第1筒体内を挿通して外部
に延在し、電磁コイルが巻装される固定軸と、固定軸に
沿って電磁コイルの内部を挿通して配設されたヒートパ
イプとを設けたものである。
【0018】また、中空のローラの両側にそれぞれ一体
的に連設された中空の第1,第2筒体と、ローラの内部
に配置され、一方側軸端部が第1筒体内を挿通して外部
に延在し、電磁コイルが巻装される固定軸と、固定軸の
他方側軸端部と第2筒体との間に配置されたベアリング
と、固定軸に軸方向に形成され、一方側軸端部の端部か
ら他方側軸端部の端部近傍まで延在する冷却媒体の導入
孔と、固定軸の他方側軸端部のベアリングより内方で導
入孔と連通して形成され、導入孔を流通する冷却媒体を
固定軸の他方側軸端部と第2筒体との間に形成される空
間に導出させる導出孔と、ローラと電磁コイルとの間に
形成される流通路と、固定軸の一方側軸端部と第1筒体
との間に形成され、流通路を流通した冷却媒体を外部に
導出する導出路と、一方側が固定軸に沿って電磁コイル
の内部を挿通して配設され、他方側がローラ端部近傍に
延在するヒートパイプとを設けたものである。
【0019】また、中空のローラの両側にそれぞれ一体
的に連設された中空の第1,第2筒体と、ローラの内部
に配置され、一方側軸端部が第1筒体内を挿通して外部
に延在し、電磁コイルが複数層に巻装される固定軸と、
固定軸の他方側軸端部と第2筒体との間に配置されたベ
アリングと、固定軸内に軸方向に形成され、一方側軸端
部の端部から他方側軸端部の端部近傍まで延在する冷却
媒体の導入孔と、固定軸の他方側軸端部のベアリングよ
り内方で導入孔と連通して形成され、導入孔を流通する
冷却媒体を固定軸の他方側軸端部と第2筒体との間に形
成される空間に導出させる導出孔と、ローラと電磁コイ
ルとの間に形成される流通路と、固定軸の一方側軸端部
と第1筒体との間に形成され、流通路を流通した冷却媒
体を外部に導出する導出路と、電磁コイル内を電磁コイ
ルの巻回方向に螺旋状に形成される通風路とを設けたも
のである。
【0020】また、電磁コイルの周囲を覆うモールドを
有する構成において、冷却液体を流通させてローラ内部
を冷却させた後、冷却気体を流通させて冷却または乾燥
させるようにしたものである。
【0021】また、中空のローラの両側にそれぞれ一体
的に連設された中空の第1,第2筒体と、ローラの内部
に配置され、一方側軸端部が第1筒体内を挿通して外部
に延在し、電磁コイルが巻装される固定軸と、第1,第
2筒体とローラとを連結する第1,第2フランジにそれ
ぞれ形成された第1,第2通風孔とを設けたものであ
る。
【0022】
【作用】この発明におけるロール装置は、導入孔を流通
する冷却媒体が、導出孔から固定軸の他方側軸端部と第
2筒体との間に形成される空間に導出され、ローラと電
磁コイルとの間に形成される流通路を経て導出路から外
部へ導出される。このような冷却媒体の流通によりロー
ル装置の冷却が行われる。
【0023】また、導入孔を流通する冷却媒体が、導出
孔から固定軸の他方側軸端部と第2筒体との間に形成さ
れる空間に導出され、ローラと電磁コイルとの間に形成
される流通路並びに電磁コイルと鉄心との間に形成され
る分岐流通路を経て導出路から外部へ導出される。これ
らのような冷却媒体の流通によりロール装置の冷却が行
われる。
【0024】また、導入孔を流通する冷却媒体が、導出
孔から固定軸の他方側軸端部と第2筒体との間に形成さ
れる空間に導出され、ローラと電磁コイルとの間に形成
される流通路並びに鉄心と固定軸との間に形成される分
岐流通路を経て導出路から外部へ導出される。これらの
ような冷却媒体の流通によりロール装置の冷却が行われ
る。
【0025】また、導入孔を流通する冷却媒体が、導出
孔から固定軸の他方側軸端部と第2筒体との間に形成さ
れる空間に導出され、ローラと電磁コイルとの間に形成
される流通路並びに電磁コイルの層間に形成されるコイ
ル層間流通路を経て導出路から外部へ導出される。これ
らのような冷却媒体の流通によりロール装置の冷却が行
われる。
【0026】また、導入孔を流通する冷却媒体が、導出
孔から固定軸の他方側軸端部と第2筒体との間に形成さ
れる空間に導出され、ローラと電磁コイルとの間に形成
される流通路並びに電磁コイルの導体の内部に形成され
るコイル内通風路を経て導出路から外部へ導出される。
これらのような冷却媒体の流通によりロール装置の冷却
が行われる。
【0027】また、導入孔に配置した導入ファンにより
導入孔を流通する冷却媒体の流量が増大され、その冷却
媒体が、導出孔から固定軸の他方側軸端部と第2筒体と
の間に形成される空間に導出され、ローラと電磁コイル
との間に形成される流通路を経て導出路から外部へ導出
される。このような冷却媒体の流通によりロール装置の
冷却が行われる。
【0028】また、導出路に配置した送出手段によりロ
ーラ内を流通する冷却媒体の流量が増大され、その冷却
媒体が、導出孔から固定軸の他方側軸端部と第2筒体と
の間に形成される空間に導出され、ローラと電磁コイル
との間に形成される流通路を経て導出路から外部へ導出
される。このような冷却媒体の流通によりロール装置の
冷却が行われる。
【0029】また、導入孔を流通する冷却媒体が、導出
孔から固定軸の他方側軸端部と第2筒体との間に形成さ
れる空間に導出され、ローラと電磁コイルとの間に形成
される流通路を流通し、シールにより導出路内の冷却媒
体の流れを規制し、その導出路から導出する冷却媒体を
ガイドにより回収する。このような冷却媒体の流通によ
りロール装置の冷却が行われる。
【0030】また、導入孔を流通する冷却媒体が、固定
軸の他方側軸端部から回転式コネクタと取付台との間に
形成される第1の通風路を流通し、その第1の通風路か
ら固定軸の他方側軸端部のベアリングと第2筒体との間
に形成される第2の通風路を流通し、その第2の通風路
から固定軸の他方側軸端部と第2筒体との間に形成され
る空間に導出され、さらに、冷却媒体がローラと電磁コ
イルとの間に形成される流通路を流通し、導出路から外
部へ導出される。このような冷却媒体の流通により、回
転式コネクタを含めたロール装置の冷却が行われる。
【0031】また、導入孔を流通する冷却媒体が、導出
孔から固定軸の他方側軸端部と第2筒体との間に形成さ
れる空間に導出され、ローラと電磁コイルとの間に形成
される流通路並びに固定軸と電磁コイルとの間に形成さ
れた軸方向の通風路、この通風路と連通する電磁コイル
部に形成された半径方向流通路を経て導出路から外部へ
導出される。これらのような冷却媒体の流通によりロー
ル装置の冷却が行われる。
【0032】また、導入孔を流通する冷却媒体が、導出
孔から固定軸の他方側軸端部と第2筒体との間に形成さ
れる空間に導出され、ローラと電磁コイルとの間に形成
される流通路並びに固定軸に形成された通風孔、この通
風孔と連通する電磁コイル部に形成された半径方向流通
路を経て導出路から外部へ導出される。これらのような
冷却媒体の流通によりロール装置の冷却が行われる。
【0033】また、固定軸に平行に電磁コイルの内部を
挿通して配設されたヒートパイプにより、電磁コイルの
内部の熱をローラ端部側に熱輸送され、電磁コイルの内
部の冷却が行われる。
【0034】また、導入孔を流通する冷却媒体が、導出
孔から固定軸の他方側軸端部と第2筒体との間に形成さ
れる空間に導出され、ローラと電磁コイルとの間に形成
される流通路を経て導出路から外部へ導出される。ま
た、固定軸の他方側軸端部と第2筒体との間に形成され
る空間に導出された冷却媒体はヒートパイプの他方側を
冷却することにより、電磁コイルの内部の熱をローラ端
部側に熱輸送され、電磁コイルの内部の冷却が行われ。
これらのような冷却媒体の流通によりロール装置の冷却
が行われる。
【0035】また、導入孔を流通する冷却媒体が、導出
孔から固定軸の他方側軸端部と第2筒体との間に形成さ
れる空間に導出され、ローラと電磁コイルとの間に形成
される流通路並びに電磁コイル内を電磁コイルの巻回方
向に螺旋状に形成される通風路を経て導出路から外部へ
導出される。これらのような冷却媒体の流通によりロー
ル装置の冷却が行われる。
【0036】また、電磁コイルの周囲を覆うモールドを
有する構成において、冷却液体を流通させてローラ内部
を冷却させた後、冷却気体を流通させて冷却または乾燥
させる。これらのような冷却媒体の流通によりロール装
置の冷却が行われる。
【0037】また、ローラと第2筒体とを連結する第2
フランジに形成した第2通風孔から冷却媒体が流入し、
ローラと電磁コイルとの間を流通してローラと第1筒体
とを連結する第1フランジに形成した第1通風孔から流
出する。このような冷却媒体の流通によりロール装置の
冷却が行われる。
【0038】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図1に基ずいて
説明する。図1において、1は中空のローラであり、1
aはローラ1の内面、1bはローラ1の外面である。
2,3はローラ1の両側にそれぞれ一体的に連設された
中空の第1,第2筒体、4はローラ1の内部に配置され
た固定軸であり、一方側軸端部4aが第1筒体2内を挿
通して外部に延在し、他方側軸端部4bが第2筒体3内
に挿通している。5は固定軸4に鉄心6を介して巻装さ
れた電磁コイルであり、ローラ1と同心的に配置されて
いる。5aは電磁コイル5の外面、7,8は第1,第2
筒体2,3の外周側にそれぞれ配設された軸受機構であ
り、それぞれベアリング7a,8aと軸受台7b,8b
とで構成されており、ローラ1を支持すると共にローラ
1を回転自在に支承する。9は第1筒体2と固定軸4の
一方側軸端部4aとの間に配設されたベアリング、10
は第2筒体3と固定軸4の他方側軸端部4bとの間に配
設されたベアリングであり、これらベアリング9,1
0、第1,第2筒体2,3を介して固定軸4は軸受機構
7,8に支持される。14は第2筒体3と固定軸4の他
方側軸端部4bと間にそれぞれ形成される空間、15は
第1筒体2内を挿通して外部に延在する固定軸4の一方
側軸端部4aの回動を阻止すると共に固定支持する基
台、16は固定軸4に軸方向に形成され、一方側軸端部
4aの端部から他方側軸端部4bの端部近傍まで延在す
る冷却媒体の導入孔、17は固定軸4の他方側軸端部4
bのベアリング10より内方で導入孔16と連通して形
成され、導入孔16を流通する冷却媒体を固定軸4の他
方側軸端部4bと第2筒体3との間に形成される空間1
4に導出させる導出孔、18はローラ1の内面1aと電
磁コイル5の外面5aと間に形成される流通路、19は
固定軸4の一方側軸端部4aと第1筒体2との間に形成
され、流通路18を流通した冷却媒体を外部に導出する
導出路である。
【0039】次に、動作について説明する。電源をON
して図示されないリード線を通じて電磁コイル5を励磁
することにより、ローラ1が誘導加熱され、ローラ1は
高温となる。そのローラ1は両側に連設された第1,第
2筒体2,3の外周側に配置した軸受機構7,8により
回転自在に支承されている。ローラ1内の固定軸4の他
方側軸端部4bはベアリング10、第2筒体3を介して
軸受機構8によりその荷重が支持され、固定軸4の一方
側軸端部4aは外部に配置した基台11によりその荷重
が支持されて固定され、固定軸4の回動は外部に配置し
た基台15によって阻止される。
【0040】ところで、電源をOFFしてロール1を冷
却する際、固定軸4の一方側軸端部4aの端部から例え
ば冷却風などの冷却媒体を図示しない冷却媒体供給装置
により導入孔16内に導入する。導入孔16内に導入し
た冷却媒体は固定軸4の一方側軸端部4aから固定軸4
の他方側軸端部4b近傍へ流通する。固定軸4の他方側
軸端部4b近傍へ流通した冷却媒体は、固定軸4の他方
側軸端部4bのベアリング10より内方で導入孔16と
連通して形成された導出孔17から固定軸4の他方側軸
端部4bと第2筒体3との間に形成される空間14に導
出する。固定軸4の他方側軸端部4bと第2筒体3との
間に形成される空間14に導出した冷却媒体は、ローラ
1の内面1aと電磁コイル5の外面5aとの間に形成さ
れる流通路18を第1筒体2側に向かって流通し、ロー
ラ1の内面1aおよび電磁コイル5の外面5aから熱を
奪い、高温となったローラ1並びに電磁コイル5を冷却
する。ローラ1並びに電磁コイル5を冷却した後の冷却
媒体は、第1筒体2と固定軸4の一方側軸端部4aとの
間に形成される導出路19からロール装置の外部に導出
する。したがって、従来のように、ローラ1と電磁コイ
ル5の間の空間16が密閉状態ではなく、冷たい冷却媒
体を外部から送り込むことができるので、ローラ1の内
面1aと電磁コイル5の外面5aが常に冷たい冷却媒体
に接することができ、ロール装置を内部から冷却するこ
とができる。その結果、電源をOFFした後、ローラ1
の温度を下げてローラ1の回転を停止できるまでの時間
を大幅短縮でき、また、段取り替えが早くできるといっ
た効果を奏する。
【0041】実施例2.この発明の実施例2を図2に基
ずいて説明する。図2は要部断面図であり、図2におい
て、1〜4,7,8,10,14〜19は上述した実施
例1の構成と同様である。21は固定軸4に積層された
鉄心20を介して巻装された電磁コイルであり、ローラ
1と同心的に配置されている。22,23はそれぞれ電
磁コイル21の端部に固定された鋼板、24,25はそ
れぞれ鋼板22,23に設けた導入孔および導出孔であ
り、26は鉄心20と電磁コイル21の間に設けられ、
導入孔24と導出孔25とを連通させる分岐流通路であ
る。
【0042】次に、動作について説明する。この実施例
2においても、上記実施例1と同様に、ローラ1内が冷
却媒体により内部から冷却される。固定軸4の他方側軸
端部4bと第2筒体3との間に形成される空間14に導
出した冷却媒体は、ローラ1の内面1aと電磁コイル2
1の外面との間に形成される流通路18を第1筒体2側
に向かって流通し、ローラ1の内面1aおよび電磁コイ
ル21の外面から熱を奪い、高温となったローラ1並び
に電磁コイル21を冷却すると同時に、冷却媒体は導入
孔24から分岐流通路26を通って導出孔25へ流出
し、この際、高温となった電磁コイル21を内面からも
冷却する。その結果、温度が下がりにくい電磁コイル2
1を外面からも、内面からも冷却することができ、より
効果的な冷却が行える。
【0043】実施例3.この発明の実施例3を図3,図
4に基ずいて説明する。図3は要部断面図であり、図4
は図3A−A線における断面図である。これら各図にお
いて、1〜4,7,8,10,14〜19は上述した実
施例1の構成と同様である。28は固定軸4に積層され
た鉄心27を介して巻装された電磁コイルであり、ロー
ラ1と同心的に配置されている。29,30はそれぞれ
電磁コイル28の端部に固定された鋼板、31,32は
それぞれ鋼板29,30に設けた導入孔および導出孔で
あり、33は固定軸4と鉄心27の間に設けられ、導入
孔31と導出孔32とを連通させる分岐流通路である。
【0044】次に、動作について説明する。この実施例
3においても、上記実施例1と同様に、ローラ1内が冷
却媒体により内部から冷却される。固定軸4の他方側軸
端部4bと第2筒体3との間に形成される空間14に導
出した冷却媒体は、ローラ1の内面1aと電磁コイル2
8の外面との間に形成される流通路18を第1筒体2側
に向かって流通し、ローラ1の内面1aおよび電磁コイ
ル28の外面から熱を奪い、高温となったローラ1並び
に電磁コイル28を冷却すると同時に、冷却媒体は導入
孔31から分岐流通路33を通って導出孔32へ流出
し、この際、高温となった電磁コイル28により加熱さ
れた鉄心27を内部から冷却する。その結果、ローラ、
電磁コイル28とともに鉄心27も冷却することがで
き、より一層効果的な冷却が行える。
【0045】実施例4.この発明の実施例4を図5,図
6に基ずいて説明する。図5は要部断面図であり、図6
は図5B−B線における断面図である。これら各図にお
いて、1〜4,6〜8,10,14〜19は上述した実
施例1の構成と同様である。34は固定軸4に積層され
た鉄心6を介して巻装された下部電磁コイルであり、ロ
ーラ1と同心的に配置されている。35は下部電磁コイ
ル34とたとえば固定具(図示せず)により空間を介し
て配置された上部電磁コイルであり、ローラ1と同心的
に配置されている。36,37はそれぞれ電磁コイル3
4,35の端部に固定された鋼板、38,39はそれぞ
れ鋼板36,37に設けた導入孔および導出孔であり、
40は下部電磁コイル34と上部電磁コイル35の間に
設けられ導入孔38と導出孔39とを連通させるコイル
層間流通路である。
【0046】次に、動作について説明する。この実施例
4においても、上記実施例1と同様に、ローラ1内が冷
却媒体により内部から冷却される。固定軸4の他方側軸
端部4bと第2筒体3との間に形成される空間14に導
出した冷却媒体は、ローラ1の内面1aと電磁コイル3
5の外面との間に形成される流通路18を第1筒体2側
に向かって流通し、ローラ1の内面1aおよび電磁コイ
ル35の外面から熱を奪い、高温となったローラ1並び
に電磁コイル34,35を冷却すると同時に、冷却媒体
は導入孔38からコイル層間流通路40を通って導出孔
39へ流出し、この際、高温となった電磁コイル34,
35を内部からも冷却する。その結果、温度が下がりに
くい電磁コイル34,35を外面からも、コイル内部か
らも冷却することができ、上記各実施例よりさらに効果
的な冷却が行える。
【0047】実施例5.この発明の実施例5を図7,図
8に基ずいて説明する。図7は要部断面図であり、図8
はコイル断面図である。これら各図において、1〜8,
10,14〜19は上述した実施例1の構成と同様であ
る。41は固定軸4に積層された鉄心6を介して巻装さ
れた電磁コイル5のコイル導体であり、電磁コイル5は
ローラ1と同心的に配置されている。42はコイル導体
41の内部にコイル導体の巻線方向に設けられたコイル
内通風路である。
【0048】次に、動作について説明する。この実施例
5においても、上記実施例1と同様に、ローラ1内が冷
却媒体により内部から冷却される。固定軸4の他方側軸
端部4bと第2筒体3との間に形成される空間14に導
出した冷却媒体は、ローラ1の内面1aと電磁コイル5
の外面5aとの間に形成される流通路18を第1筒体2
側に向かって流通し、ローラ1の内面1aおよび電磁コ
イル5の外面5aから熱を奪い、高温となったローラ1
並びに電磁コイル5を冷却する。さらにコイル導体41
の内部に設けたコイル内流通路42にも冷却媒体を流通
させることにより,電磁コイル5は内部からも冷却され
る。その結果、温度が下がりにくい電磁コイルを外面か
らも、コイル内部からも冷却することができ、電磁コイ
ル5の導体を直接冷却でき、冷却特性の極めて優れたロ
ール装置が得られる。
【0049】実施例6.この発明の実施例6を図9,図
10に基ずいて説明する。図9は要部断面図であり、図
10は要部拡大断面図である。これら各図において、1
〜8,10,14〜19は上述した実施例1の構成と同
様である。43は固定軸4の内部の導入孔16に設けら
れた導入ファンである。
【0050】次に、動作について説明する。この実施例
6においても、上記実施例1と同様に、ローラ1内が冷
却媒体により内部から冷却される。導入孔16に設けた
導入ファンを回転させることにより、ローラ1の内部を
流通する冷却媒体の流量を大幅に増やすことができ、冷
却能力の高いロール装置ょ得ることができる。
【0051】実施例7.また、この発明の実施例7を図
11に基ずいて説明する。図11は要部断面図であり、
図11において、1〜8,10,14〜19は上述した
実施例1の構成と同様である。44は導出路19に配置
された送出手段であり、図は一例として中空のローラ1
と一体的に回転する中空の第1筒体2の内面側に設けら
れた送出ファンで構成された場合を示し、いわゆる軸流
ファンを構成するものである。
【0052】次に、動作について説明する。この実施例
7においても、上記実施例1と同様に、ローラ1内が冷
却媒体により内部から冷却される。ローラ1の回転に伴
って送出ファンから成る送出手段44は回転することと
なり、ローラ1の内部を流通する冷却媒体の流量が大幅
に増え、より効果的な冷却が行える。また、送出ファン
から成る送出手段44はローラ1の回転と共に回るの
で、送出ファンを回転させるための別個の電源を必要と
しない。
【0053】実施例8.この発明の実施例8を図12に
基づいて説明する。この実施例8においては、中空のロ
ーラ1と一体的に回転する中空の第1筒体2の内面側に
螺旋構造体から成る送出手段44とし、螺旋流を発生さ
せる軸流ファン構成としてもよく、上記実施例7と同様
の効果を奏する。
【0054】実施例9.この発明の実施例9を図13に
基づいて説明する。この実施例9においては、上記実施
例6における導入ファン43と上記実施例7における送
出手段44とを併用した構造としたものであり、両者の
相乗効果によりさらに効果的な冷却作用を行わせること
ができる。
【0055】実施例10.この発明の実施例10を図1
4に基づいて説明する。この実施例10においては、上
記実施例6における導入ファン43と上記実施例8にお
ける送出手段44とを併用した構造としたものであり、
両者の相乗効果によりさらに効果的な冷却作用を行わせ
ることができる。
【0056】実施例11 .この発明の実施例11を図
15に基ずいて説明する。図15において、1は中空の
ローラであり、1aはローラ1の内面、1bはローラ1
の外面である。2,3はローラ1の両側にそれぞれ一体
的に連設された中空の第1,第2筒体、4はローラ1の
内部に配置された固定軸であり、一方側軸端部4aが第
1筒体2内を挿通して外部に延在し、他方側軸端部4b
が第2筒体3内に挿通している。5は固定軸4に鉄心6
を介して巻装された電磁コイルであり、ローラ1と同心
的に配置されている。7,8は第1,第2筒体2,3の
外周側にそれぞれ配設された軸受機構であり、それぞれ
ベアリング7a,8aと軸受台7b,8bとで構成され
ており、ローラ1を支持すると共にローラ1を回転自在
に支承する。9は第1筒体2と固定軸4の一方側軸端部
4aとの間に配設されたベアリング、10は第2筒体3
と固定軸4の他方側軸端部4bとの間に配設されたベア
リングであり、これらのベアリング9,10、第1,第
2筒体2,3を介して固定軸4は軸受機構7,8に支持
される。14は第2筒体3と固定軸4の他方側軸端部4
bと間にそれぞれ形成される空間、15は第1筒体2内
を挿通して外部に延在する固定軸4の一方側軸端部4a
の回動を阻止すると共に固定支持する基台、16は固定
軸4に軸方向に形成され、一方側軸端部4aの端部から
他方側軸端部4bの端部近傍まで延在する冷却媒体の導
入孔、17は固定軸4の他方側軸端部4bのベアリング
10より内方で導入孔16と連通して形成され、導入孔
16を流通する冷却媒体を固定軸4の他方側軸端部4b
と第2筒体3との間に形成される空間14に導出させる
導出孔、18はローラ1の内面1aと電磁コイル5の外
面との間に形成される流通路、19は固定軸4の一方側
軸端部4aと第1筒体2との間に形成され、流通路18
を流通した冷却媒体を外部に導出する導出路である。4
5は電磁コイル5の外周と流通路18から密閉的に覆う
熱伝導性のモールド材、46は第1筒体2と固定軸4の
間に設けられ、導出路19内の冷却媒体の流れを規制す
るシール、47は導出路19より導出する冷却媒体が飛
散しないようにすると共にその冷却媒体を回収するガイ
ドである。
【0057】次に、動作について説明する。電源をON
して図示されないリード線を通じて電磁コイル5を励磁
することにより、ローラ1が誘導加熱され、ローラ1は
高温となる。そのローラ1は両側に連設された第1,第
2筒体2,3の外周側に配置した軸受機構7,8により
回転自在に支承されている。ローラ1内の固定軸4の他
方側軸端部4bはベアリング10、第2筒体3を介して
軸受機構8によりその荷重が支持され、固定軸4の一方
側軸端部4aは外部に配置した基台11によりその荷重
が支持されて固定され、固定軸4の回動は外部に配置し
た基台15によって阻止される。
【0058】ところで、電源をOFFしてロール1を冷
却する際、固定軸4の一方側軸端部4aの端部から例え
ば水などの高い冷却能力を有する冷却媒体を図示しない
冷却媒体供給装置により導入孔16内に導入する。この
導入孔16内に導入した冷却媒体は固定軸4の一方側軸
端部4aから固定軸4の他方側軸端部4b近傍へ流通す
る。固定軸4の他方側軸端部4b近傍へ流通した冷却媒
体は、固定軸4の他方側軸端部4bのベアリング10よ
り内方で導入孔16と連通して形成された導出孔17か
ら固定軸4の他方側軸端部4bと第2筒体3との間に形
成される空間14に導出する。固定軸4の他方側軸端部
4bと第2筒体3との間に形成される空間14に導出し
た冷却媒体は、ローラ1の内面1aと電磁コイル5の外
面との間に形成される流通路18を第1筒体2側に向か
って流通し、ローラ1の内面1aおよび電磁コイル5か
らモールド材45を介して熱を奪い、高温となったロー
ラ1並びに電磁コイル5を冷却する。ローラ1並びに電
磁コイル5を冷却した後の冷却媒体は、第1筒体2と固
定軸4の一方側軸端部4aとの間に形成される導出路1
9からロール装置の外部に導出する。したがって、従来
のように、ローラ1と電磁コイル5の間の空間16が密
閉状態ではなく、冷たい冷却媒体を外部から送り込むこ
とができるので、ローラ1の内面1aと電磁コイル5の
外面が常に冷たい冷却媒体に接することができロール装
置を内部から冷却することができる。その結果、電源を
OFFした後、ローラ1の温度を下げてローラ1の回転
を停止できるまでの時間を大幅短縮でき、また、段取り
替えが早くできるといった効果を奏する。電磁コイル5
をモールド材45で密閉的に覆ったので電磁コイル5を
流通路18を通る冷却媒体から完全に隔離されるので、
たとえば冷却媒体として冷却能力の高い水を使ったとし
ても電磁コイルの絶縁が悪化するということもなく、効
果的に電磁コイルの冷却を行うことができる。また、第
1筒体2と固定軸4との間にシールを設けたので、冷却
媒体を必要以上に流れないように規制することができ
る。また、ガイド47を設けたので,導出路19より導
出した冷却媒体が飛散しないようにすることができると
共に冷却に用いた冷却媒体を回収し、再利用することが
できる。
【0059】実施例12.この発明の実施例12を図1
6,図17に基ずいて説明する。図16は要部断面図で
あり、図17は要部拡大断面図である。これら各図にお
いて、1〜8,10,14,15,17〜19は上述し
た実施例1の構成と同様である。161は固定軸4内に
軸方向貫通して形成された導入孔である。48はローラ
1の温度を検出し、その温度信号を伝達する温度センサ
線であり、ローラ1、第2筒体3と共に一体的に回転す
る。49は固定軸4の他方側軸端部4bに配設され、た
とえば内部に電気伝導性の良好な水銀などが封入され、
温度信号をロール装置の回転部から固定部に伝達する回
転式コネクタであり、回転式コネクタ49の回転側49
aに温度センサ線48が接続される。50は一方端が回
転式コネクタ49の固定部49bに接続され、固定軸4
の内部を挿通して固定軸の一方側軸端部4aよりロール
装置の外部に出て、他方端がローラ1の温度を制御する
制御機器に接続される補償導線、51は回転式コネクタ
49の固定部49bを固定軸4に固定するための取付
台、52は回転式コネクタ49の回転部49aをローラ
1並びに第2筒体3と一体的に回転するように回転部4
9aを支える支え台、53はこれら温度センサ線48、
回転式コネクタ49、取付台51、支え台52を囲繞す
るように配設され、第2筒体3と一体的に固定されたカ
バー体である。54は回転式コネクタ49と取付台51
との間に形成され、導入孔161と連通する第1の通風
路であり、円周方向に複数設けられ、図は一例として、
凹溝から成る場合を示している。55は第2筒体3とベ
アリング10との間に形成され、第1の通風路54と連
通する第2の通風路であり、円周方向に複数設けられ、
図は一例として凹溝から成る場合を示している。これら
カバー体53、各通風路54,55により、固定軸4の
内部に形成された導入孔161と固定軸4の他方側軸端
部4bと第2筒体3との間に形成される空間14とを連
通させる通風路が形成される。
【0060】次に、動作について説明する。電源をON
して図示されないリード線を通じて電磁コイル5を励磁
することにより、ローラ1が誘導加熱され、ローラ1は
高温となる。高温となったローラ1の温度は図示されな
い温度検出センサにより検出される。取付台51により
回転式コネクタ49の固定部49bを固定軸4に一体的
に固定し、支え台52により回転式コネクタ49の回転
部49aを回転する第2筒体3と一体的に回転するよう
にしたので、回転式コネクタ49により、回転する温度
センサ線48の温度信号が固定側の補償導線50に伝え
られる。この温度信号は図示されない制御盤へと伝えら
れ、制御盤によりローラ1の温度は制御される。
【0061】この実施例12においても、上記実施例と
同様に、ローラ1内が冷却媒体により内部から冷却され
る。電源をOFFしてロール1を冷却する際、固定軸4
の一方側軸端部4aの端部から例えば冷却風などの冷却
媒体を図示しない冷却媒体供給装置により導入孔161
内に導入する。導入孔161内に導入した冷却媒体は固
定軸4の一方側軸端部4aから固定軸4の他方側軸端部
4bへ流通する。固定軸4の他方側軸端部4bへ流通し
た冷却媒体は、回転式コネクタ49と取付台51との間
に形成した第1の通風路54からカバー体53の内部に
導出し、この際回転式コネクタ49を冷却する。このの
ち、冷却媒体はカバー体53から第2筒体3とベアリン
グ10の間に形成された第2の通風路55を経て固定軸
4の他方側軸端部4bと第2筒体3との間に形成される
空間14に導出する。固定軸4の他方側軸端部4bと第
2筒体3との間に形成される空間14に導出した冷却媒
体はローラ1の内面1aと電磁コイル5の外面5aとの
間に形成される流通路18を第1筒体2側に向かって流
通し、ローラ1の内面1aおよび電磁コイル5の外面5
aから熱を奪い、高温となったローラ1並びに電磁コイ
ル5を冷却する。ローラ1並びに電磁コイル5を冷却し
た後の冷却媒体は、第1筒体2と固定軸4の一方側軸端
部4aとの間に形成される導出路19からロール装置の
外部に導出される。したがって、従来のように、ローラ
1と電磁コイル5の間の空間12が密閉状態ではなく、
冷たい冷却媒体を外部から送り込むことができるので、
回転式コネクタ49、ローラ1の内面1aと電磁コイル
5の外面5aが常に冷たい冷却媒体に接することがで
き、ロール装置を内部から冷却することができる。その
結果電源をOFFした後、ローラ1の温度を下げてロー
ラ1の回転を停止できるまでの時間を大幅短縮でき、ま
た段取り替えが早くできるといった効果を奏する。ま
た,熱容量の小さい回転式コネクタ49を先に冷却する
ようにしたので、回転式コネクタ49は常に冷たい冷却
媒体に接することができ、また、回転式コネクタ49を
冷却した後の冷却媒体もほとんど温度が上がらないた
め、ローラ1と電磁コイル5も冷たい冷却媒体により冷
却を確実に行うことができる。
【0062】実施例13.また、上記実施例12におけ
る各通風路54,55は凹溝から成る場合について述べ
たが、図示しないが、軸方向に貫通する溝により各通風
路54,55を構成してもよく、冷却媒体の流通性がさ
らに向上する。
【0063】実施例14.この発明の実施例14を図1
8に基ずいて説明する。図18は要部断面図であり、図
18において、1〜4,7,8,10,14,15,1
7〜19は上述した実施例1の構成と同様である。57
は固定軸4に鉄心56を介して巻装された電磁コイルで
あり、ローラ1と同心的に配置されている。58,59
はそれぞれ電磁コイル57の端部に固定された鋼板、6
0は鋼板58に設けた導入孔、61は鉄心56と固定軸
4の間に軸方向に設けた通風路、62は鉄心56と電磁
コイル57の内部に通風路61と連通して半径方向に形
成された半径方向通風路である。
【0064】次に、動作について説明する。この実施例
14においても、上記実施例と同様に、ローラ1内が冷
却媒体により内部から冷却される。固定軸4の他方側軸
端部4bと第2筒体3との間に形成される空間14に導
出した冷却媒体は、ローラ1の内面1aと電磁コイル5
7の外面との間に形成される流通路18を第1筒体2側
に向かって流通し、ローラ1の内面1aおよび電磁コイ
ル57の外面から熱を奪い、高温となったローラ1並び
に電磁コイル57を冷却すると同時に、冷却媒体は導入
孔60から通風路61、半径方向通風路62を通って流
出し、この際、高温となった鉄心56、電磁コイル57
を冷却する。その結果、温度が下がりにくい電磁コイル
57を外面からも、内部の半径方向からも冷却すること
ができ、より効果的な冷却が行える。
【0065】実施例15.また、上記実施例14におけ
る通風路61は電磁コイル57と鉄心56との間に設け
てもよく、上記実施例14と同様の効果を奏する。
【0066】実施例16.この発明の実施例16を図1
9に基ずいて説明する。図19は要部断面図であり、図
19において、1〜4,7,8,10,14,15,1
7〜19は上述した実施例1の構成と同様である。64
は固定軸4に鉄心63を介して巻装された電磁コイルで
あり、ローラ1と同心的に配置されている。65,66
はそれぞれ電磁コイル64の端部に固定された鋼板、6
7は固定軸4に半径方向に設けた通風孔であり、導入孔
16を流通する冷却媒体の一部を導入する。68は通風
孔67から流通路18まで鉄心63と電磁コイル64の
内部に半径方向に形成された半径方向通風路である。
【0067】次に、動作について説明する。この実施例
16においても,上記実施例と同様に、ローラ1内が冷
却媒体により内部から冷却される。固定軸4の他方側軸
端部4bと第2筒体3との間に形成される空間14に導
出した冷却媒体は、ローラ1の内面1aと電磁コイル6
4の外面との間に形成される流通路18を第1筒体2側
に向かって流通し、ローラ1の内面1aおよび電磁コイ
ル64の外面から熱を奪い、高温となったローラ1並び
に電磁コイル5を冷却すると同時に、冷却媒体は導入孔
67から流通路68を通って流出し、この際、高温とな
った鉄心63、電磁コイル64を直接冷却でき、温度が
下がりにくい電磁コイル64を外面からも、内部からも
冷却することができ、より冷却効果の高いロール装置を
得ることができる。
【0068】実施例17.この発明の実施例17を図2
0に基ずいて説明する。図20は要部断面図であり、図
20において、1,3〜6,8,10は上記実施例1の
構成とどうようである。69は中央部69aが固定軸4
に沿って電磁コイル5の内部を挿通して配設され、両端
部69bがローラ1の端部近傍に延在するように配設し
たヒートパイプである。
【0069】次に、動作について説明する。電源をON
して図示されないリード線を通じて電磁コイル5を励磁
することにより、ローラ1が誘導加熱され、ローラ1は
高温となるとともに、電磁コイル5も高温となる。電磁
コイル5の熱はヒートパイプ69の中央部69aから両
端部69bへ熱輸送され、ローラ1の端部近傍で放熱さ
れる。このため、ローラ1の端部からの放熱による温度
低下は緩和され,ローラ1の表面温度分布の均一化が図
られ、ローラ1によって加工される物の品質を上げるこ
とができる。また、装置を停止してロールを冷却する場
合は、電磁コイル5部の熱がヒートパイプ69により、
ローラ1の端部近傍に熱輸送され、電磁コイル5を冷却
することができる特有の効果を有する。
【0070】実施例18.また、上記実施例17におけ
るヒートパイプ69は少なくとも何れか一方の端部69
bがローラ1の端部近傍に延在しておればよく、所期の
目的を達成することができる。
【0071】実施例19.この発明の実施例19を図2
1に基ずいて説明する。図21は要部断面図であり、図
21において、1〜8,10,14,15,17〜19
は上述した実施例1の構成と同様である。70は一方側
70aが固定軸4に沿って電磁コイル5の内部を挿通し
て配設され、、他方側70bがローラ1の端部近傍に延
在するよう配設したヒートパイプである。
【0072】次に、動作について説明する。この実施例
19においても、上記実施例と同様に、ローラ1内が冷
却媒体により内部から冷却される。固定軸4の他方側軸
端部4bと第2筒体3との間に形成される空間14に導
出した冷却媒体は、ローラ1の内面1aと電磁コイル5
の外面5aとの間に形成される流通路18を第1筒体2
側に向かって流通し、ローラ1の内面1aおよび電磁コ
イル5の外面5aから熱を奪い、高温となったローラ1
並びに電磁コイル5を冷却すると同時に、高温となった
鉄心6、電磁コイル5の熱はヒートパイプ70の一方端
に伝導し、ヒートパイプの一方端から他方端へ伝わった
熱はローラ1と固定軸4の間の流通路を通る冷却媒体に
より冷却される。その結果、温度が下がりにくい電磁コ
イル5を外面からも、内部からも冷却することができ、
且つヒートパイプ70により、電磁コイル5部の熱を速
やかにヒートパイプ70の他方側70bに熱輸送し、冷
却媒体により冷却され、短時間に冷却を完了することが
できる。
【0073】実施例20.また、上記実施例19におけ
るヒートパイプ70は少なくとも何れか一方の他方70
bがローラ1の端部近傍に延在しておればよく、所期の
目的を達成することができる。
【0074】実施例21.この発明の実施例21を図2
2〜図24基ずいて説明する。図22は要部断面図、図
23は図22C−C線における断面図、図24は図22
D−D線における断面図である。これら各図において、
1〜4,7,8,10,14,15,17〜19は上述
した実施例1の構成と同様である。72は固定軸4に鉄
心71を介して巻装された電磁コイルであり、ローラ1
と同心的に配置されている。73,74はそれぞれ電磁
コイル72の端部に固定された鋼板、75,76はそれ
ぞれ鋼板73,74に設けた導入孔および導出孔、77
は電磁コイル72の内部にその電磁コイル72の巻回方
向に螺旋上に設けられ、導入孔75と導出孔76とに連
通する通風路である。
【0075】次に、動作について説明する。この実施例
21においても、上記実施例と同様に、ローラ1内が冷
却媒体により内部から冷却される。固定軸4の他方側軸
端部4bと第2筒体3との間に形成される空間14に導
出した冷却媒体は、ローラ1の内面1aと電磁コイル7
2の外面との間に形成される流通路18を第1筒体2側
に向かって流通し、ローラ1の内面1aおよび電磁コイ
ル72の外面から熱を奪い、高温となったローラ1並び
に電磁コイル72を冷却すると同時に、冷却媒体は導入
孔75から通風路77を通って導出孔76へ流出し、こ
の際、高温となった電磁コイル72を内部からも冷却す
る。その結果、温度が下がりにくい電磁コイル72を外
面からも、内部からも冷却することができ、より効果的
な冷却が行える。また、通風路77は電磁コイル72の
巻回方向に螺旋上に形成しているため、電磁コイル72
の巻線時に通風路77を設けることが容易であり、より
安価に製作することができる。
【0076】実施例22.上記実施例11において、た
とえば冷却能力の高い水から成る冷却液体を固定軸4の
一方側軸端部4aの端部から導入孔16内に導入し、固
定軸4の他方側軸端部4b近傍の導出孔17から固定軸
4の他方側軸端部4bと第2筒体3との間に形成される
空間14に導出し、ローラ1の内面1aと電磁コイル5
の外面との間に形成される流通路18を第1筒体2側に
向かって流通させ、ローラ1の内面1aおよび電磁コイ
ル5からモールド材45を介して熱を奪い、高温となっ
たローラ1並びに電磁コイル5を冷却する。ローラ1並
びに電磁コイル5を冷却した後の冷却液体は、ガイド4
7により回収される。次いで、たとえば空気などの冷却
気体を固定軸4の一方側軸端部4aの端部から導入孔1
6内に導入し、固定軸4の他方側軸端部4b近傍の導出
孔17から固定軸4の他方側軸端部4bと第2筒体3と
の間に形成される空間14に導出し、ローラ1の内面1
aと電磁コイル5の外面との間に形成される流通路18
を第1筒体2側に向かって流通させ、ローラ1の内面1
aおよび電磁コイル5からモールド材45を介してさら
に熱を奪うと共に、水から成る冷却液体により濡れぬロ
ーラ1並びに電磁コイル5外周側のモールド材45など
を乾燥する。この冷却気体の通風は乾燥のみを目的とし
ても良いことは勿論のことである。また、冷却媒体の組
合せは水と空気の組合せに限定されるものではなく、ド
ライアイス、窒素ガスなど複数の冷却媒体を組合せて冷
却あるいは乾燥を行うようにしても良い。
【0077】実施例23.この発明の実施例23を図2
5に基ずいて説明する。図25において1〜6,15,
18は上述した実施例1の構成と同様である。78,7
9は中空のローラ1と中空の第1,第2筒体2,3とを
一体的に連結する第1,第2フランジ、80は第1フラ
ンジ78に形成された第1通風孔、81は第2フランジ
79に形成された第2通風孔である。
【0078】次に、動作について説明する。この実施例
23においても、上記実施例と同様に、ローラ1内が冷
却媒体により内部から冷却される。第2筒体3側の第1
フランジ78に形成した第1通風孔80からロール1の
内部に導入した冷却媒体は、ローラ1の内面1aと電磁
コイル5の外面5aとの間に形成される流通路18を第
1筒体2側に向かって流通し、ローラ1の内面1aおよ
び電磁コイル5の外面5aから熱を奪い、高温となった
ローラ1並びに電磁コイル5を冷却すると同時に冷却媒
体は第2フランジ79に形成した第2通風孔81から外
部へ流出する。その結果、温度が下がりにくい電磁コイ
ル5を外面からも冷却することができ、より効果的な冷
却が行える。このように、第1,第2フランジ78,7
9にそれぞれ第1,第2通風孔80,81を設けただけ
の簡単な構成なので、安価に製作できる。
【0079】実施例24.また、ローラ1の外部よりフ
ァン(図示せず)などにより冷却媒体を強制的に導入す
ることにより、上記実施例23よりさらに効果的な冷却
が行え、しかも低圧損であるので冷却風量を大きくでき
る効果を有する。
【0080】実施例25.また、上記実施例6〜10は
上記実施例2〜5,11〜16,19〜22にもそれぞ
れ適用可能なことは言うまでもない。
【0081】
【発明の効果】この発明は以上説明したとおり、固定軸
の一方側軸端部の端部より冷却媒体をその固定軸に形成
した導入孔に導入し、固定軸の他方側軸端部のベアリン
グより内方に形成した導入孔からその他方側軸端部と第
2筒体との間に形成される空間に導出させ、ローラと電
磁コイルとの間に形成される流通路に冷却媒体を流通さ
せ、固定軸の一方側軸端部と第1筒体との間に形成され
る導出路から流通路を流通した冷却媒体を外部に導出す
るようにしたので、ローラを内部から冷却でき、極めて
短時間で効率の良い冷却を行うことができるロール装置
を得ることができる。
【0082】また、電磁コイルと鉄心との間に形成され
る分岐流通路に冷却媒体を流通するようにしたので、電
磁コイルを外面からも内面からも冷却でき、極めて短時
間で効率の良い冷却を行うことができるロール装置を得
ることができる。
【0083】また、鉄心と固定軸の間に形成される分岐
流通路に冷却媒体を流通するようにしたので、電磁コイ
ルとともに鉄心も冷却でき、極めて短時間で効率の良い
冷却を行うことができるロール装置を得ることができ
る。
【0084】また、電磁コイルの層間に形成されるコイ
ル層間流通路に冷却媒体を流通するようにしたので、電
磁コイルを外面からも内部からも冷却でき、極めて短時
間で効率の良い冷却を行うことができるロール装置を得
ることができる。
【0085】また、電磁コイル導体の内部に形成される
コイル内流通路に冷却媒体を流通するようにしたので、
電磁コイルを外面からも内部からも冷却でき、極めて短
時間で効率の良い冷却を行うことができるロール装置を
得ることができる。
【0086】また、固定軸に形成した導入孔に導入ファ
ンを設けたので、ローラの内部を流通する冷却媒体の流
量を大幅に増やすことができるので、極めて短時間で効
率の良い冷却を行うことができるロール装置を得ること
ができる。
【0087】また、固定軸の一方側軸端部と第1筒体の
間の導出路に送出手段を設けたことにより、ローラの内
部を流通する冷却媒体の流量を大幅に増やすことができ
るので、極めて短時間で効率の良い冷却を行うことがで
きるロール装置を得ることができる。
【0088】また、電磁コイルの周囲をモールド材によ
り覆い、導出路内の冷却媒体の流れをシールにより規制
し、導出路から導出する冷却媒体をガイドにより回収す
るようにしたので、たとえば水のように冷却能力の高い
冷却媒体を用いて冷却できるので、極めて短時間で効率
の良い冷却を行うことができるロール装置を得ることが
できる。また、ガイドを設けているので、冷却媒体の飛
散を防止することができるとともに、冷却に用いた冷却
媒体を回収し、再利用することができる。
【0089】また、内部に貫通する導入孔が形成された
固定軸の他方側軸端部に回転式コネクタを配設し、回転
式コネクタ内に導入孔と連通する第1の通風路を形成
し、固定軸の他方側軸端部のベアリングと第2筒体との
間に、第1通風路と連通すると共に固定軸の他方側軸端
部と第2筒体との間に形成される空間とを連通する第2
の通風路を設けることにより、熱容量の小さい回転式コ
ネクタを冷却した後、ロール内部を冷却するようにした
ので,回転式コネクタを効果的に冷却できると共に、ロ
ーラ、電磁コイルも効率の良い冷却を行うことができる
ロール装置を得ることができる。
【0090】また、固定軸と電磁コイルとの間に軸方向
の通風路を形成し、電磁コイル部にその軸方向の通風路
と連通する半径方向に形成される半径方向通風路を設け
たので、電磁コイルを外面からも内部からも冷却でき、
極めて短時間で効率の良い冷却を行うことができるロー
ル装置を得ることができる。
【0091】また,固定軸に導入孔を流通する冷却媒体
の一部を導入する通風孔を形成し、電磁コイル部にその
通風孔として半径方向に形成される半径方向流通路を設
け、冷却媒体を半径方向からも流通するようにしたの
で、電磁コイルを外面からも内部からも冷却でき、極め
て短時間で効率の良い冷却を行うことができるロール装
置を得ることができる。
【0092】また、電磁コイルの内部にヒートパイプを
配設し,電磁コイルの熱をローラの端部近傍で放熱する
ようにしたので、電磁コイルが効果的に冷却されるとと
もにローラの端部からの放熱による温度低下を緩和し、
ローラの表面温度分布の均一性の優れたロール装置を得
ることができる。
【0093】また、ヒートパイプの端部に伝わった熱を
冷却媒体により冷却するようにしたので、電磁コイルを
外面からも内部からも冷却でき、極めて短時間で効率の
良い冷却を行うことができるロール装置を得ることがで
きる。
【0094】また、電磁コイルの巻回方向に螺旋状に形
成される通風路に冷却媒体を流通するようにしたので、
電磁コイルを外面からも内部からも冷却できるロール装
置を安価に得ることができる。
【0095】また,複数の冷却媒体を用いることによ
り、たとえば冷却能力の高い冷却媒体と乾燥能力の高い
冷却媒体の組み合わせにより、急速な冷却ならびに乾燥
を行うことができるロール装置を得ることができる。
【0096】また、第1,第2筒体とローラとを連結す
る第1,第2フランジにそれぞれ第1,第2通風孔を設
けたので、ローラ内ならびに電磁コイルを効果的に冷却
することができるロール装置を安価に得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1によるロール装置を示す断
面図である。
【図2】この発明の実施例2によるロール装置を示す要
部断面図である。
【図3】この発明の実施例3によるロール装置を示す要
部断面図である。
【図4】この発明の実施例3によるロール装置を示す図
3A−A線における断面図である。
【図5】この発明の実施例4によるロール装置を示す要
部断面図である。
【図6】この発明の実施例4によるロール装置を示す図
5B−B線における断面図である。
【図7】この発明の実施例5によるロール装置を示す要
部断面図である。
【図8】この発明の実施例5によるロール装置における
コイルを示す断面図である。
【図9】この発明の実施例6によるロール装置を示す要
部断面図である。
【図10】この発明の実施例6によるロール装置を示す
要部拡大断面図である。
【図11】この発明の実施例7によるロール装置を示す
要部断面図である。
【図12】この発明の実施例8によるロール装置を示す
要部拡大断面図である。
【図13】この発明の実施例9によるロール装置を示す
要部拡大断面図である。
【図14】この発明の実施例10によるロール装置を示
す要部拡大断面図である。
【図15】この発明の実施例11によるロール装置を示
す要部断面図である。
【図16】この発明の実施例12によるロール装置を示
す要部断面図である。
【図17】この発明の実施例12によるロール装置を示
す要部拡大断面図である。
【図18】この発明の実施例14によるロール装置を示
す要部断面図である。
【図19】この発明の実施例16によるロール装置を示
す要部断面図である。
【図20】この発明の実施例17によるロール装置を示
す要部拡大断面図である。
【図21】この発明の実施例19によるロール装置を示
す要部断面図である。
【図22】この発明の実施例21によるロール装置を示
す要部断面図である。
【図23】この発明の実施例21によるロール装置を示
す図22C−C線における断面図である。
【図24】この発明の実施例21によるロール装置を示
す図22D−D線における断面図である。
【図25】この発明の実施例23によるロール装置を示
す要部断面図である。
【図26】従来の実施例を示すロール装置を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 ローラ 2 第1筒体 3 第2筒体 4 固定軸 5 電磁コイル 10 ベアリング 14 空間 16 導入孔 17 導出孔 18 流通路 19 導出路 20 鉄心 21 電磁コイル 26 分岐流通路 27 鉄心 28 電磁コイル 33 分岐流通路 34 電磁コイル 35 電磁コイル 40 コイル層間流通路 41 コイル導体 42 コイル内通風路 43 導入ファン 44 導出手段 45 モールド材 46 シール 47 ガイド 49 回転式コネクタ 51 取付台 52 支え台 53 カバー体 54 第1の通風路 55 第2の通風路 57 電磁コイル 61 通風路 62 半径方向通風路 64 電磁コイル 67 通風孔 68 半径方向通風路 69 ヒートパイプ 70 ヒートパイプ 72 電磁コイル 77 通風路 78 第1フランジ 79 第2フランジ 80 第1通風孔 81 第2通風孔

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空のローラの両側にそれぞれ一体的に
    連設された中空の第1,第2筒体と、上記ローラの内部
    に配置され、一方側軸端部が上記第1筒体内を挿通して
    外部に延在し、電磁コイルが巻装される固定軸と、上記
    固定軸の他方側軸端部と上記第2筒体との間に配置され
    たベアリングと、上記固定軸に軸方向に形成され、一方
    側軸端部の端部から他方側軸端部の端部近傍まで延在す
    る冷却媒体の導入孔と、上記固定軸の他方側軸端部の上
    記ベアリングより内方で上記導入孔と連通して形成さ
    れ、上記導入孔を流通する冷却媒体を上記固定軸の他方
    側軸端部と上記第2筒体との間に形成される空間に導出
    させる導出孔と、上記ローラと上記電磁コイルとの間に
    形成される流通路と、上記固定軸の一方側軸端部と上記
    第1筒体との間に形成され、上記流通路を流通した冷却
    媒体を外部に導出する導出路とを備えたことを特徴とす
    るロール装置。
  2. 【請求項2】 中空のローラの両側にそれぞれ一体的に
    連設された中空の第1,第2筒体と、上記ローラの内部
    に配置され、一方側軸端部が上記第1筒体内を挿通して
    外部に延在し、積層された鉄心を介して電磁コイルが巻
    装される固定軸と、上記固定軸の他方側軸端部と上記第
    2筒体との間に配置されたベアリングと、上記固定軸に
    軸方向に形成され、一方側軸端部の端部から他方側軸端
    部の端部近傍まで延在する冷却媒体の導入孔と、上記固
    定軸の他方側軸端部の上記ベアリングより内方で上記導
    入孔と連通して形成され、上記導入孔を流通する冷却媒
    体を上記固定軸の他方側軸端部と上記第2筒体との間に
    形成される空間に導出させる導出孔と、上記ローラと上
    記電磁コイルとの間に形成される流通路と、上記固定軸
    の一方側軸端部と上記第1筒体との間に形成され、上記
    流通路を流通した冷却媒体を外部に導出する導出路と、
    上記電磁コイルと上記鉄心との間に形成される分岐流通
    路とを備えたことを特徴とするロール装置。
  3. 【請求項3】 中空のローラの両側にそれぞれ一体的に
    連設された中空の第1,第2筒体と、上記ローラの内部
    に配置され、一方側軸端部が上記第1筒体内を挿通して
    外部に延在し、積層された鉄心を介して電磁コイルが巻
    装される固定軸と、上記固定軸の他方側軸端部と上記第
    2筒体との間に配置されたベアリングと、上記固定軸に
    軸方向に形成され、一方側軸端部の端部から他方側軸端
    部の端部近傍まで延在する冷却媒体の導入孔と、上記固
    定軸の他方側軸端部の上記ベアリングより内方で上記導
    入孔と連通して形成され、上記導入孔を流通する冷却媒
    体を上記固定軸の他方側軸端部と上記第2筒体との間に
    形成される空間に導出させる導出孔と、上記ローラと上
    記電磁コイルとの間に形成される流通路と、上記固定軸
    の一方側軸端部と上記第1筒体との間に形成され、上記
    流通路を流通した冷却媒体を外部に導出する導出路と、
    上記鉄心と上記固定軸との間に形成される分岐流通路と
    を備えたことを特徴とするロール装置。
  4. 【請求項4】 中空のローラの両側にそれぞれ一体的に
    連設された中空の第1,第2筒体と、上記ローラの内部
    に配置され、一方側軸端部が上記第1筒体内を挿通して
    外部に延在し、電磁コイルが複数層にわたって巻装され
    る固定軸と、上記固定軸の他方側軸端部と上記第2筒体
    との間に配置されたベアリングと、上記固定軸に軸方向
    に形成され、一方側軸端部の端部から他方側軸端部の端
    部近傍まで延在する冷却媒体の導入孔と、上記固定軸の
    他方側軸端部の上記ベアリングより内方で上記導入孔と
    連通して形成され、上記導入孔を流通する冷却媒体を上
    記固定軸の他方側軸端部と上記第2筒体との間に形成さ
    れる空間に導出させる導出孔と、上記ローラと上記電磁
    コイルとの間に形成される流通路と、上記固定軸の一方
    側軸端部と上記第1筒体との間に形成され、上記流通路
    を流通した冷却媒体を外部に導出する導出路と、上記電
    磁コイルの層間に形成されるコイル層間流通路とを備え
    たことを特徴とするロール装置。
  5. 【請求項5】 中空のローラの両側にそれぞれ一体的に
    連設された中空の第1,第2筒体と、上記ローラの内部
    に配置され、一方側軸端部が上記第1筒体内を挿通して
    外部に延在し、電磁コイルが巻装される固定軸と、上記
    固定軸の他方側軸端部と上記第2筒体との間に配置され
    たベアリングと、上記固定軸に軸方向に形成され、一方
    側軸端部の端部から他方側軸端部の端部近傍まで延在す
    る冷却媒体の導入孔と、上記固定軸の他方側軸端部の上
    記ベアリングより内方で上記導入孔と連通して形成さ
    れ、上記導入孔を流通する冷却媒体を上記固定軸の他方
    側軸端部と上記第2筒体との間に形成される空間に導出
    させる導出孔と、上記ローラと上記電磁コイルとの間に
    形成される流通路と、上記固定軸の一方側軸端部と上記
    第1筒体との間に形成され、上記流通路を流通した冷却
    媒体を外部に導出する導出路と、上記電磁コイルの導体
    の内部に形成されるコイル内通風路とを備えたことを特
    徴とするロール装置。
  6. 【請求項6】 中空のローラの両側にそれぞれ一体的に
    連設された中空の第1,第2筒体と、上記ローラの内部
    に配置され、一方側軸端部が上記第1筒体内を挿通して
    外部に延在し、電磁コイルが巻装される固定軸と、上記
    固定軸の他方側軸端部と上記第2筒体との間に配置され
    たベアリングと、上記固定軸に軸方向に形成され、一方
    側軸端部の端部から他方側軸端部の端部近傍まで延在す
    る冷却媒体の導入孔と、上記固定軸の他方側軸端部の上
    記ベアリングより内方で上記導入孔と連通して形成さ
    れ、上記導入孔を流通する冷却媒体を上記固定軸の他方
    側軸端部と上記第2筒体との間に形成される空間に導出
    させる導出孔と、上記ローラと上記電磁コイルとの間に
    形成される流通路と、上記固定軸の一方側軸端部と上記
    第1筒体との間に形成され、上記流通路を流通した冷却
    媒体を外部に導出する導出路と、上記導入孔に配置され
    た導入ファンとを備えたことを特徴とするロール装置。
  7. 【請求項7】 中空のローラの両側にそれぞれ一体的に
    連設された中空の第1,第2筒体と、上記ローラの内部
    に配置され、一方側軸端部が上記第1筒体内を挿通して
    外部に延在し、電磁コイルが巻装される固定軸と、上記
    固定軸の他方側軸端部と上記第2筒体との間に配置され
    たベアリングと、上記固定軸に軸方向に形成され、一方
    側軸端部の端部から他方側軸端部の端部近傍まで延在す
    る冷却媒体の導入孔と、上記固定軸の他方側軸端部の上
    記ベアリングより内方で上記導入孔と連通して形成さ
    れ、上記導入孔を流通する冷却媒体を上記固定軸の他方
    側軸端部と上記第2筒体との間に形成される空間に導出
    させる導出孔と、上記ローラと上記電磁コイルとの間に
    形成される流通路と、上記固定軸の一方側軸端部と上記
    第1筒体との間に形成され、上記流通路を流通した冷却
    媒体を外部に導出する導出路と、上記導出路に配置され
    た送出手段とを備えたことを特徴とするロール装置。
  8. 【請求項8】 中空のローラの両側にそれぞれ一体的に
    連設された中空の第1,第2筒体と、上記ローラの内部
    に配置され、一方側軸端部が上記第1筒体内を挿通して
    外部に延在し、電磁コイルが巻装される固定軸と、上記
    電磁コイルの周囲を覆うモールド材と、上記固定軸の他
    方側軸端部と上記第2筒体との間に配置されたベアリン
    グと、上記固定軸に軸方向に形成され、一方側軸端部の
    端部から他方側軸端部の端部近傍まで延在する冷却媒体
    の導入孔と、上記固定軸の他方側軸端部の上記ベアリン
    グより内方で上記導入孔と連通して形成され、上記導入
    孔を流通する冷却媒体を上記固定軸の他方側軸端部と上
    記第2筒体との間に形成される空間に導出させる導出孔
    と、上記ローラと上記電磁コイルとの間に形成される流
    通路と、上記固定軸の一方側軸端部と上記第1筒体との
    間に形成され、上記流通路を流通した冷却媒体を外部に
    導出する導出路と、上記導出路内の冷却媒体の流れを規
    制するシールと、上記導出路から導出する冷却媒体を回
    収するガイドとを備えたことを特徴とするロール装置。
  9. 【請求項9】 中空のローラの両側にそれぞれ一体的に
    連設された中空の第1,第2筒体と、上記ローラの内部
    に配置され、一方側軸端部が上記第1筒体内を挿通して
    外部に延在し、電磁コイルが巻装される固定軸と、上記
    固定軸の他方側軸端部と上記第2筒体との間に配置され
    たベアリングと、上記固定軸の他方側軸端部に配設した
    回転式コネクタと、上記固定軸の他方側軸端部と一体的
    に連接した上記回転式コネクタの固定部の取付台と、上
    記第2筒体と一体的に連接した上記回転式コネクタの回
    転部の支え台と、上記第2筒体と一体的に上記回転式コ
    ネクタを囲繞するように連接されたカバー体と、上記固
    定軸内に軸方向に貫通して形成された冷却媒体の導入孔
    と、上記回転式コネクタと上記取付台との間に形成さ
    れ、上記導入孔と連通する第1の通風路と、上記固定軸
    の他方側軸端部の上記ベアリングと上記第2筒体との間
    に形成され、上記第1の通風路と連通し、上記導入孔を
    流通する冷却媒体を上記固定軸の他方側軸端部と上記第
    2筒体との間に形成される空間に導出させる第2の通風
    路と、上記ローラと上記電磁コイルとの間に形成される
    流通路と、上記固定軸の一方側軸端部と上記第1筒体と
    の間に形成され、上記流通路を流通した冷却媒体を外部
    に導出する導出路とを備えたことを特徴とするロール装
    置。
  10. 【請求項10】 中空のローラの両側にそれぞれ一体的
    に連設された中空の第1,第2筒体と、上記ローラの内
    部に配置され、一方側軸端部が上記第1筒体内を挿通し
    て外部に延在し、電磁コイルが巻装される固定軸と、上
    記固定軸の他方側軸端部と上記第2筒体との間に配置さ
    れたベアリングと、上記固定軸に軸方向に形成され、一
    方側軸端部の端部から他方側軸端部の端部近傍まで延在
    する冷却媒体の導入孔と、上記固定軸の他方側軸端部の
    上記ベアリングより内方で上記導入孔と連通して形成さ
    れ、上記導入孔を流通する冷却媒体を上記固定軸の他方
    側軸端部と上記第2筒体との間に形成される空間に導出
    させる導出孔と、上記ローラと上記電磁コイルとの間に
    形成される流通路と、上記固定軸の一方側軸端部と上記
    第1筒体との間に形成され、上記流通路を流通した冷却
    媒体を外部に導出する導出路と、上記導出孔から導出す
    る冷却媒体の一部を流入させるよう上記固定軸と上記電
    磁コイルとの間に軸方向に形成された通風路と、上記電
    磁コイル部に上記通風路と連通して半径方向に形成され
    る半径方向通風路とを備えたことを特徴とするロール装
    置。
  11. 【請求項11】 中空のローラの両側にそれぞれ一体的
    に連設された中空の第1,第2筒体と、上記ローラの内
    部に配置され、一方側軸端部が上記第1筒体内を挿通し
    て外部に延在し、電磁コイルが巻装される固定軸と、上
    記固定軸の他方側軸端部と上記第2筒体との間に配置さ
    れたベアリングと、上記固定軸に軸方向に形成され、一
    方側軸端部の端部から他方側軸端部の端部近傍まで延在
    する冷却媒体の導入孔と、上記固定軸の他方側軸端部の
    上記ベアリングより内方で上記導入孔と連通して形成さ
    れ、上記導入孔を流通する冷却媒体を上記固定軸の他方
    側軸端部と上記第2筒体との間に形成される空間に導出
    させる導出孔と、上記ローラと上記電磁コイルとの間に
    形成される流通路と、上記固定軸の一方側軸端部と上記
    第1筒体との間に形成され、上記流通路を流通した冷却
    媒体を外部に導出する導出路と、上記固定軸に形成さ
    れ、上記導入孔を流通する冷却媒体の一部を導入する通
    風孔と、上記電磁コイル部に上記通風孔と連通して半径
    方向に形成され、上記導入孔から上記流通路まで上記電
    磁コイル部の半径方向に冷却媒体を通す半径方向通風路
    とを備えたことを特徴とするロール装置。
  12. 【請求項12】 中空のローラの両側にそれぞれ一体的
    に連設された中空の第1,第2筒体と、上記ローラの内
    部に配置され、一方側軸端部が上記第1筒体内を挿通し
    て外部に延在し、電磁コイルが巻装される固定軸と、上
    記固定軸に沿って上記電磁コイルの内部を挿通して配設
    されたヒートパイプとを備えたことを特徴とするロール
    装置。
  13. 【請求項13】 中空のローラの両側にそれぞれ一体的
    に連設された中空の第1,第2筒体と、上記ローラの内
    部に配置され、一方側軸端部が上記第1筒体内を挿通し
    て外部に延在し、電磁コイルが巻装される固定軸と、上
    記固定軸の他方側軸端部と上記第2筒体との間に配置さ
    れたベアリングと、上記固定軸に軸方向に形成され、一
    方側軸端部の端部から他方側軸端部の端部近傍まで延在
    する冷却媒体の導入孔と、上記固定軸の他方側軸端部の
    上記ベアリングより内方で上記導入孔と連通して形成さ
    れ、上記導入孔を流通する冷却媒体を上記固定軸の他方
    側軸端部と上記第2筒体との間に形成される空間に導出
    させる導出孔と、上記ローラと上記電磁コイルとの間に
    形成される流通路と、上記固定軸の一方側軸端部と上記
    第1筒体との間に形成され、上記流通路を流通した冷却
    媒体を外部に導出する導出路と、一方側が上記固定軸に
    沿って上記電磁コイルの内部を挿通して配設され、他方
    側が上記ローラ端部近傍に延在するヒートパイプとを備
    えたことを特徴とするロール装置。
  14. 【請求項14】 中空のローラの両側にそれぞれ一体的
    に連設された中空の第1,第2筒体と、上記ローラの内
    部に配置され、一方側軸端部が上記第1筒体内を挿通し
    て外部に延在し、電磁コイルが複数層に巻装される固定
    軸と、上記固定軸の他方側軸端部と上記第2筒体との間
    に配置されたベアリングと、上記固定軸内に軸方向に形
    成され、一方側軸端部の端部から他方側軸端部の端部近
    傍まで延在する冷却媒体の導入孔と、上記固定軸の他方
    側軸端部の上記ベアリングより内方で上記導入孔と連通
    して形成され、上記導入孔を流通する冷却媒体を上記固
    定軸の他方側軸端部と上記第2筒体との間に形成される
    空間に導出させる導出孔と、上記ローラと上記電磁コイ
    ルとの間に形成される流通路と、上記固定軸の一方側軸
    端部と上記第1筒体との間に形成され、上記流通路を流
    通した冷却媒体を外部に導出する導出路と、上記電磁コ
    イル内を電磁コイルの巻回方向に螺旋状に形成される通
    風路とを備えたことを特徴とするロール装置。
  15. 【請求項15】 請求項8において、冷却液体を流通さ
    せてローラ内部を冷却させた後、冷却気体を流通させて
    上記ローラ内部を冷却または乾燥させることを特徴とす
    るロール装置。
  16. 【請求項16】 中空のローラの両側にそれぞれ一体的
    に連設された中空の第1,第2筒体と、上記ローラの内
    部に配置され、一方側軸端部が上記第1筒体内を挿通し
    て外部に延在し、電磁コイルが巻装される固定軸と、上
    記第1,第2筒体と上記ローラとを連結する第1,第2
    フランジにそれぞれ形成された第1,第2通風孔とを備
    えたことを特徴とするロール装置。
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