JPH05325746A - 抵抗遮断形パッファ式ガス遮断器の短絡遮断試験方法 - Google Patents

抵抗遮断形パッファ式ガス遮断器の短絡遮断試験方法

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JPH05325746A
JPH05325746A JP13213392A JP13213392A JPH05325746A JP H05325746 A JPH05325746 A JP H05325746A JP 13213392 A JP13213392 A JP 13213392A JP 13213392 A JP13213392 A JP 13213392A JP H05325746 A JPH05325746 A JP H05325746A
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JP
Japan
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circuit breaker
resistance
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breaker
contact
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Application number
JP13213392A
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English (en)
Inventor
Toshikazu Sato
敏和 佐藤
Hitoshi Mizoguchi
均 溝口
Hisatoshi Ikeda
久利 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、抵抗接点付きのパッファ式ガス遮断
器に対して信頼性の高い短絡試験を行うことができる抵
抗遮断形パッファ式ガス遮断器の短絡遮断試験方法を提
供することにある。 【構成】本発明のパッファ式ガス遮断器の短絡遮断試験
方法は、短絡発電機を投入器を介して2つの変圧器に接
続し第1の変圧器は補助遮断器を介して供試遮断器の主
接点側端子に接続し、第2の変圧器は抵抗接点側端子に
接続し、さらに主接点側端子と抵抗側端子間に補助遮断
器を接続し、また主接点側端子には過渡回復電圧を発生
する電圧源を接続することにより実用性能の検証に有効
な短絡遮断試験方法を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電力系統の変電所あるい
は開閉所に用いられる遮断器、特に抵抗遮断形パッファ
式ガス遮断器の短絡遮断試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電力系統の短絡容量の増大に伴い遮断器
に要求される遮断容量も増加の一途を辿っている。この
ため遮断器の端子での短絡事故遮断の遮断性能を検証す
る端子短絡故障試験には一般に合成試験が行われてい
る。この合成試験は低い給与電圧で短絡電流を短絡発電
機から供給し、遮断後の回復電圧は予め充電したコンデ
ンサバンクから印加する。
【0003】一方、電流注入法は過渡回復電圧が電流零
点と独立して印加する電圧重畳法と異なる試験方法で、
電流の零点近傍でコンデンサの放電による高周波電流を
重畳する。この電流零点で遮断すると自動的に過渡回復
電圧が印加されるので、電流零点近傍では直接試験と等
価性が高いとされている。しかしながら、電流注入法は
大容量のコンデンサを必要とするので、容量の大きい遮
断器では全点で試験するのが困難になり部分試験を行う
場合が多い。
【0004】近年、都市における発電所の建設難による
電力不足を補うために、遠く離れた過疎地に発電所を建
設し長距離送電線で都市へ電力を送る1000kV級の
UHV送電が計画されている。これに伴いUHV系統の
変電所開閉機器に関する研究も進められている。UHV
電圧の絶縁距離を確保するには密閉型の開閉機器が採用
され、遮断器としてもタンク型の多点切りパッファ式ガ
ス遮断器が採用されている。
【0005】ところで、UHV系統では、遮断器は抵抗
遮断方式が採用されている。これは開閉サージの値を
1.5〜1.7pu以下とするため500〜700Ωの
抵抗を用いた抵抗遮断によって遮断サージを押える必要
があるからである。そして、タンク形の遮断器では遮断
抵抗と抵抗接点は主接点と同一タンク内に納められ、主
接点と抵抗接点はその構造上並列にし、同一方向から接
点を駆動する方法がとられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、主接
点と抵抗接点を有する遮断器の遮断責務は従来の遮断器
とは異なる。つまり、図3に示すように、抵抗接点があ
るため電流遮断後の主接点に現れる過渡回復電圧(TR
V)V1 と抵抗接点に現れる過渡回復電圧(TRV)V
2 は異なるので、遮断試験も従来とは違った方法で行う
必要がある。なお、図3のI1 は主接点を流れる電流、
2 は抵抗接点を流れる電流である。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は抵抗接点付きのパッファ式ガス遮断器に
対して信頼性の高い短絡試験を行うことができる抵抗遮
断形パッファ式ガス遮断器の短絡遮断試験方法を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、遮断抵抗を抵抗接点を介して主接点に並
列に接続し、この主接点は固定電極と可動電極からな
り、可動電極の後方に設けられたパッファシリンダ内の
ガス圧力を高めて電極間に発生するアークにガスを吹き
付け消弧するパッファ式ガス遮断器の短絡遮断試験方法
において、短絡発電機の出力を投入器を介して第1及び
第2の変圧器の1次側に接続し、前記第1の変圧器の2
次側を補助遮断器を介して前記遮断器の主接点側端子に
接続し、前記第2の変圧器の2次側を前記遮断器の抵抗
接点側の端子に接続し、前記遮断器の主接点側端子と抵
抗接点側端子間に補助遮断器を接続し、また前記遮断器
の他側の導出端子を接地して成り、前記主接点への短絡
電流を前記第1の変圧器から供給し、前記主接点遮断後
に前記補助遮断器を遮断して予め充電されたコンデンサ
から遮断電流の零点近傍で前記主接点に電圧を印加する
と共に前記第2の変圧器から前記抵抗接点に前記遮断抵
抗を介して電流を供給し、その電流を遮断した後電圧を
供給することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によると、短絡発電機を投入器を介して
2つの変圧器に接続し第1の変圧器は補助遮断器を介し
て供試遮断器の主接点側端子に接続し、第2の変圧器は
抵抗接点側端子に接続し、さらに主接点側端子と抵抗側
端子間に補助遮断器を接続し、また主接点側端子には過
渡回復電圧を発生する電圧源を接続することにより、実
用性能の検証に有効な短絡遮断試験方法を提供すること
ができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の回路構成図である。
【0011】同図に示すように、短絡発電機1は投入器
2を介して、第1の変圧器3あるいは第2の変圧器4に
接続され、第1の変圧器3の2次側は第1の補助遮断器
5を介して供試遮断器12に設けたブッシング13に接
続される。第2の変圧器4の2次側は供試遮断器12に
設けたブッシング14に接続される。第2の補助遮断器
6はブッシング13と14間に接続される。電圧源30
はブッシング13に接続される。供試遮断器12は抵抗
接点8と遮断抵抗9が直接に接続され、さらに遮断抵抗
9の端子9aと主接点7の端子7bが共にアース端子1
0に接続される。主接点7の端子7aはブッシング13
に、また抵抗接点8の端子8aはブッシング14に接続
される。そして、主接点7、抵抗接点8、遮断抵抗9は
接地タンク12内に収納される。主接点7は図示しない
固定電極と可動電極を備えており、可動電極を駆動する
操作機構で可動電極の後方に設けられたパッファシリン
ダを駆動し、パッファシリンダに挿入されたパッファピ
ストンとの間でパッファ室のガス圧力を上昇させ、この
ガスを電極間に発生したアークに吹き付けて消弧する方
式をとっている。次に、本実施例の作用について説明す
る。
【0012】まず、補助遮断器5,6をすべて閉じた状
態で投入器2を投入すると、発電機1より数十KAの短
絡電流が供試遮断器12の主接点7に流れる。供試遮断
器12に開極指令が与えられると、同時に補助遮断器
5,6にも開極指令を与える。主接点7の電流は図2の
1 に相当し、その電流の零点であるA点で電流が遮断
されると同時に電流源30からV1 に相当するV1 が印
加される。その具体的方法は、主コンデンサ24を充電
ユニット26で予め充電しておき、主接点7あるいは抵
抗接点8を流れる電流を検出器27で検出し、電流零点
でパルス発生器28より信号を出してギャップ25を動
作させ主コンデンサ24より電圧を印加するものであ
る。そして遮断後の過渡回復電圧を模擬するためにリア
クトル23と抵抗21、波形調整用コンデンサ22で波
形を調整する。抵抗接点8には図2に示すように、主接
点7に流れていた電流I1 が遮断されたA点以後電流I
2 が流れ始め、電流零点Bで遮断され、その後は変圧器
4から電圧が供給される。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば短
絡発電機を投入器を介して2つの変圧器に接続し第1の
変圧器は補助遮断器を介して供試遮断器の主接点側端子
に接続し、第2の変圧器は抵抗接点側端子に接続し、さ
らに主接点側端子と抵抗側端子間に補助遮断器を接続
し、また主接点側端子には過渡回復電圧を発生する電圧
源を接続することにより、実用性能の検証に有効な短絡
遮断試験方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の短絡遮断試験の回路図。
【図2】本発明の短絡遮断試験における電圧、電流の関
係を説明するための波形図。
【図3】従来の抵抗遮断形パッファ式ガス遮断器の短絡
遮断試験における電圧、電流の関係を説明するための波
形図。
【符号の説明】
1…発電機、2…投入器、3…第1の変圧器、4…第2
の変圧器、5…第1の補助遮断器、6…第2の補助遮断
器、7…主接点、8…抵抗接点、9…遮断抵抗、10…
接地端子、11…タンク、12…供試遮断器、13,1
4…端子、30…電圧源。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮断抵抗を抵抗接点を介して主接点に並
    列に接続し、この主接点は固定電極と可動電極からな
    り、可動電極の後方に設けられたパッファシリンダ内の
    ガス圧力を高めて電極間に発生するアークにガスを吹き
    付け消弧するパッファ式ガス遮断器の短絡遮断試験方法
    において、短絡発電機の出力を投入器を介して第1及び
    第2の変圧器の1次側に接続し、前記第1の変圧器の2
    次側を補助遮断器を介して前記遮断器の主接点側端子に
    接続し、前記第2の変圧器の2次側を前記遮断器の抵抗
    接点側の端子に接続し、前記遮断器の主接点側端子と抵
    抗接点側端子間に補助遮断器を接続し、また前記遮断器
    の他側の導出端子を接地して成り、前記主接点への短絡
    電流を前記第1の変圧器から供給し、前記主接点遮断後
    に前記補助遮断器を遮断して予め充電されたコンデンサ
    から遮断電流の零点近傍で前記主接点に電圧を印加する
    と共に前記第2の変圧器から前記抵抗接点に前記遮断抵
    抗を介して電流を供給し、その電流を遮断した後電圧を
    供給することを特徴とする抵抗遮断形パッファ式ガス遮
    断器の短絡遮断試験方法。
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